JP2551754Y2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両

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JP2551754Y2
JP2551754Y2 JP5851092U JP5851092U JP2551754Y2 JP 2551754 Y2 JP2551754 Y2 JP 2551754Y2 JP 5851092 U JP5851092 U JP 5851092U JP 5851092 U JP5851092 U JP 5851092U JP 2551754 Y2 JP2551754 Y2 JP 2551754Y2
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motor
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利恭 長谷川
勝 飯田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧式無段変速装置と
ギア伝動装置を並設して択一的に選択して動力を取り出
せるトランスミッションを装備した作業車両の構成に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンからの動力を油圧式
無段変速装置からなるトランスミッションに入力して変
速して走行駆動し、トランスミッションから突出した動
力取出軸より作業機を駆動する作業車両の構成は公知と
なっているのである。このような技術において、動力取
出軸はトランスミッション内においてエンジンに直結さ
れ、スロットルレバーの回動によりエンジンの回転に同
期した回転数が調節され、走行装置は油圧式無段変速装
置により変速されていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、車両の走行速
度に同期した回転が必要な耕耘装置や噴霧装置等の作業
機を駆動する場合は、走行変速装置が油圧式無段変速装
置の場合には、変速レバーを調整して車両の走行速度が
一定になるようにする必要があるが、オペレーターの手
動操作だけでは困難な為、走行速度をエンジン回転に同
期した一定速度に保つためには油圧式無段変速装置にク
ルーズコントロール機構を設ける必要があったのであ
る。本考案は耕耘装置や噴霧装置の場合には、ギア伝動
装置を介して後輪4を、エンジン回転に同期した一定速
度で駆動し、耕耘装置や噴霧装置の回転は走行油圧モー
ターM1により無段変速可能としたものである。また、
モア装置を作業機として装着したような場合に、油圧式
無段変速装置を介して後輪4を駆動し、走行速度の変速
を自由としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。エンジンEと駆動輪との間に、油圧ポンプPと走
行油圧モーターM1により構成した油圧式無段変速装置
と、油圧式無段変速装置を介さないギア伝動装置の2系
統を並列に配置し、油圧式無段変速装置とギア伝動装置
のどちらかを、切換レバー32により択一選択して駆動
可能としたトランスミッションTにおいて、該油圧式無
段変速装置の走行油圧モーターM1の他に、前記油圧ポ
ンプPから圧油を供給可能とした作業機駆動用油圧モー
ターM2を装備し、切換レバー32によりトランスミッ
ションTがギア伝動装置に切り換えられた場合には、油
圧式無段変速装置の油圧ポンプPより作業機駆動用油圧
モーターM2へ圧油を送油可能としたものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。切換レバー32を、図1
に示す、(イ)位置に回動すると、切換バルブ33は、
図3において、a側に切り換えられて、油圧式無段変速
装置の油圧ポンプPで発生した圧油を走行油圧モーター
M1側に送油して、変速レバー13と可動斜板 12によ
り無段変速した回転で後輪4を駆動すると共に、ミッド
PTO軸27を駆動し、ミッドPTO軸27はエンジン
回転に同期した一定回転でミッドマウント作業機6を駆
動できるのである。そして、切換レバー32を、図1に
示す、(ロ)側に切り換えると、クラッチ歯19aとク
ラッチ歯15aが噛合されて、機械的にモーター軸16
へエンジン動力が伝達される。同時に、切換バルブ33
は、図3のb側に切り換えられて走行油圧モーターM1
は回転自在とし、圧油を作業機駆動用油圧モーターM2
側に送油して、リアPTO軸34を無段変速して駆動す
るのである。そして、ミッドPTO軸27には動力を伝
えず、車両速度はエンジン回転に同期した一定速度で走
行し、リアPTO軸34は作業機により相違する所望の
回転数で、作業機を駆動するのであるのである。
【0006】
【実施例】考案が解決する課題及び解決するための手段
は以上の如くであり、次に本考案の実施例を説明する。
図1はトランスミッションを搭載した作業車両の側面
図、図2は本考案の動力伝達機構を示すスケルトン図、
図3は油圧回路図である。
【0007】作業車両の全体構成から説明する。エンジ
ンEが機体前部のボンネット1内に配置され、該エンジ
ンEの出力軸よりユニバーサルジョイント2を介して機
体後部に配置したトランスミッションTの入力軸3に動
力が伝達され、該トランスミッションTにて変速され
て、後輪4、前輪5、ミッドマウント作業機6としての
モア、リア作業機7としてのロータリー耕耘装置を駆動
可能としているのである。
【0008】前記トランスミッションTの構成及び動力
伝達機構を図2により詳述する。エンジンEからの動力
は、メインクラッチ10よりユニバーサルジョイント2
を介してトランスミッションTの入力軸3に伝えられ
る。該入力軸3は油圧式無段変速装置の可変容量型とし
た油圧ポンプPのポンプ軸となっており、油圧ポンプP
はミッションケース9内における入力軸3上には出退自
在に嵌挿したピストンを収納するシリンダーブロック1
1が外嵌され、該ピストンの頭部は可動斜板12に当接
されて、該可動斜板12は、変速レバー13の回動によ
り傾倒され、この傾倒により、油圧ポンプPより圧油が
吐出される方向と吐出量が変更されるのである。
【0009】前記シリンダーブロック11の外周には歯
車14が固設され、シリンダーブロック17上に遊嵌し
た歯車15と噛合され、該歯車15の側面にはクラッチ
歯15aが形成されて、シリンダーブロック17上を軸
方向に摺動可能に外嵌した摺動体19のクラッチ歯19
aと噛合可能とし、該クラッチ歯19aとクラッチ歯1
5aとを噛合させることによりシリンダーブロック17
を介してモーター軸16を入力軸3に直結できるのであ
る。該シリンダーブロック17は、モーター軸16上に
外嵌されてピストン20・20・・・を出退自在に嵌装
して、該ピストン頭部を固定斜板21に当接させて固定
容量型の走行油圧モーターM1を形成しており、前記油
圧ポンプPから送油された圧油によりモーター軸16を
駆動可能として、油圧的にも、かつ前述のように機械的
にも駆動可能としているのである。
【0010】該モーター軸16の後端からは、ベベルギ
アを介してデフ装置D1に動力を伝えて後輪4を駆動
し、モーター軸16の前端には前輪駆動クラッチ部材2
4が摺動自在かつ、相対回転不能に配置され、前輪駆動
軸31上に固設したクラッチ歯車29と噛合可能であ
り、該前輪駆動クラッチ部材24は図1に示すように切
換レバー32を回動することにより(イ)位置で前輪5
が駆動され、(ロ)位置で前輪5の駆動が切れるように
切換可能としているのである。前記前輪駆動軸31端に
はユニバーサルジョイント30を介して前デフ装置D2
に動力が伝えられて前輪5を駆動可能としているのであ
る。
【0011】前記シリンダーブロック11の歯車14に
より常時駆動されるよう連動連結した歯車25がミッド
PTO軸27に遊嵌配置されており、また、その側面に
クラッチ歯25aが形成されている。ミッドPTO軸2
7上にはミッドPTOクラッチ部材26が摺動自在でか
つ相対回転不能に配置されており、その側面には前記ク
ラッチ歯25aに噛合可能なクラッチ歯26aが形成さ
れている。該ミッドPTO軸27のミッションケース9
外の端部からはユニバーサルジョイント28を介してミ
ッドマウント作業機6であるモアに動力を伝えることを
可能としているのである。
【0012】また、リア作業機7を駆動する為の作業機
駆動用油圧モーターM2がミッションケース29の後面
に装着されている。作業機駆動用油圧モーターM2は固
定容量型に構成され、そのシリンダーブロックにリアP
TO軸34を固着している。前記走行油圧モーターM1
と該作業機駆動用油圧モーターM2は図3に示すよう
に、切換バルブ33に対して並列に接続され、該切換バ
ルブ33に油圧ポンプP7を接続して、油圧ポンプPか
らの圧油が切換バルブ33を介して走行油圧モーターM
1または作業機駆動用油圧モーターM2に選択的に送油
可能としており、該切換バルブ33は図1に示すよう
に、前記切換レバー32の回動により、図3に示すa位
置・b位置に切り換えられるように構成しているのであ
る。
【0013】このように構成することにより、切換レバ
ー32を(イ)位置に回動すると、クラッチ歯19aと
クラッチ歯15aとの噛合は外れて、機械的にはモータ
ー軸16へ動力が伝達されず、切換バルブ33はa位置
に切り換えられて油圧ポンプPの圧油を走行油圧モータ
ーM1側に送油して走行油圧モーターM1を駆動して、
油圧によりモーター軸16を駆動できるようにするので
ある。そして、ミッドPTOクラッチ部材26が歯車に
係合して、ミッドPTO軸27をエンジン回転数に同期
した回転で駆動してミッドマウント作業機6を駆動し、
一方、前輪駆動クラッチ部材24は歯車29との係合が
断たれる為、前輪5は駆動されず後輪4のみの駆動とな
り、変速レバー13を回動して車両は油圧式無段変速装
置により無段階に変速されるのである。
【0014】そして、切換レバー32を(ロ)側に切り
換えると、クラッチ歯19aとクラッチ歯15aが噛合
されて、入力軸3からシリンダーブロック11、歯車1
4、歯車15、摺動体19、シリンダーブロック17を
介してモーター軸16へ機械的にエンジン動力が伝達さ
れ、同時に、切換バルブ33はb位置に切り換えられて
走行油圧モーターM1は回転自在とし、油圧ポンプPの
圧油を作業機駆動用油圧モーターM2側に送油してリア
PTO軸34を駆動しているのである。そして、ミッド
PTOクラッチ部材26と歯車25との係合が外れてミ
ッドPTO軸27には動力を伝えず、また前輪駆動クラ
ッチ部材24がクラッチ歯車29に噛合してユニバーサ
ルジョイント30を介して前輪5を駆動し、4輪駆動と
するのである。よって、走行速度はエンジンEの回転数
を変更するスロットルレバーを回動することにより変更
でき、スロットルレバーを所定位置に保持すれば、一定
速度で走行し、走行速度に同期した回転数でリア作業機
7を駆動するのである。
【0015】
【表1】
【0016】以上の構成をまとめたものが上記表1であ
る。なお、摺動体19、前輪駆動クラッチ部材24、ミ
ッドPTOクラッチ部材26は実施例では機械式クラッ
チに構成され、切換レバー32に対し機械的なリンク手
段をもって連動連係したものであるが、これを油圧式ク
ラッチに構成し、油圧的に連動連係するように構成して
も構わない。
【0017】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。第1に、トランスミッションの動力の伝達方式を、切換
レバー32の操作により、油圧式無段変速装置又はギア
伝動装置を選択できるようにしたものであって、モアを
装着した刈り取り作業等では、切換レバー32により走
行速度を、油圧式無段変速装置を選択し、走行速度を無
段変速可能とすることが出来るのである。 第2に、耕耘や噴霧作業等では切換レバー32を操作し
て、ギア伝動装置を選択し、ギア伝動装置により走行速
度をエンジン回転に同期した一定速度にすると共に、耕
耘や噴霧を行う作業機は走行油圧モーターM1により駆
動し、変速レバー13により可動斜板12を回動して走
行油圧モーターM1の回転数を変速し、所望の作業を回
転数を得ることが出来るのである。 第3に、切換レバー32の切換により、作業に合わせて
トランスミッション及び作業機の駆動方式を選択できる
ようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスミッションを搭載した作業車両の側面
図である。
【図2】本考案の動力伝達機構を示すスケルトン図であ
る。
【図3】油圧回路図である。
【符号の説明】
T トランスミッション P 油圧ポンプ M1 走行油圧モーター M2 作業機駆動用油圧モーター 14・15 歯車 19 摺動体 32 切換レバー 33 切換バルブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンEと駆動輪との間に、油圧ポン
    プPと走行油圧モーターM1により構成した油圧式無段
    変速装置と、油圧式無段変速装置を介さないギア伝動装
    置の2系統を並列に配置し、油圧式無段変速装置とギア
    伝動装置のどちらかを、切換レバー32により択一選択
    して駆動可能としたトランスミッションTにおいて、該
    油圧式無段変速装置の走行油圧モーターM1の他に、前
    記油圧ポンプPから圧油を供給可能とした作業機駆動用
    油圧モーターM2を装備し、切換レバー32によりトラ
    ンスミッションTがギア伝動装置に切り換えられた場合
    には、油圧式無段変速装置の油圧ポンプPより作業機駆
    動用油圧モーターM2へ圧油を送油すべく構成したこと
    を特徴とする作業車両。
JP5851092U 1992-08-20 1992-08-20 作業車両 Expired - Lifetime JP2551754Y2 (ja)

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JPH0618050U JPH0618050U (ja) 1994-03-08
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