JP2548602Y2 - スロットルボディの保温装置 - Google Patents

スロットルボディの保温装置

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JP2548602Y2
JP2548602Y2 JP7698091U JP7698091U JP2548602Y2 JP 2548602 Y2 JP2548602 Y2 JP 2548602Y2 JP 7698091 U JP7698091 U JP 7698091U JP 7698091 U JP7698091 U JP 7698091U JP 2548602 Y2 JP2548602 Y2 JP 2548602Y2
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JP
Japan
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passage
air bypass
throttle body
main intake
intake passage
Prior art date
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JP7698091U
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JPH0521155U (ja
Inventor
昌則 塘
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の吸気装置に使
用する、スロットルボディの保温装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車やオートバイに使用されるスロッ
トルバルブは、エンジンの低負荷運転中に凍結してエン
ジンの制御に支障をきたす虞があるため、従来より何ら
かの凍結防止対策がとられていた。たとえば、特開昭55
-125349 号公報において開示されているように、スロッ
トルバルブの案内筒外面に受熱部を設け、その受熱部の
熱伝導部材を介してエンジンの発熱部に連結することに
より、エンジンの熱を受熱部の熱伝導部材を介してスロ
ットルバルブの案内筒に伝導して、スロットルバルブの
凍結を防止しようとするものがあった。この凍結防止対
策はオートバイにおいては有効であったが、自動車に応
用するには構成上困難があった。
【0003】自動車のスロットルボディに収納されたス
ロットルバルブの凍結防止対策として、図3および図4
において示す構成のスロットルボディ保温装置がある。
同図において、1はスロットルボディで、スロットルボ
ディ1の中心部には図面に示さないエアクリーナに接続
されるメイン吸気通路2が設けられている。このメイン
吸気通路2には、このメイン吸気通路2の中心を横断す
る軸X−Xの回りに回動して吸気流量を調整するスロッ
トルバルブ3が配設されている。
【0004】メイン吸気通路2にはアイドリング回転数
制御のためのエアバイパス通路4が接続されている。エ
アバイパス通路4は、アイドリング時のバイパスエア流
量確保のため、メイン吸気通路2の両側部に振り分けら
れたエアバイパス側部通路4a,4bに接続されてい
る。エアバイパス通路4にはアイドリング回転数制御弁
5が設けられている。そしてこのアイドリング回転数制
御弁5に水やごみ等が入りにくくするために、エアバイ
パス通路4の入口近傍に邪魔板6が取付けられている。
さらにスロットルバルブ3の凍結防止対策として、エア
バイパス通路4に対してエアクリーナよりに、メイン吸
気通路2の下面に近接させて温水加熱室7が設けられて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成において、前述のようにアイドリング時のバイパスエ
ア流量確保のために設けられたエアバイパス側部通路4
a,4bの存在のため温水加熱室7がメイン吸気通路2に
近接できる面積が斜線で示すように制限されていた。し
たがって、この温水加熱室7による凍結対策の効果は半
減し、他の部分にも温水を回す追加対策が必要となるこ
とが多かった。
【0006】本考案の目的は、上記欠点に鑑みなされた
ものでスロットルバルブの凍結対策の効果を改善し、か
つ余分な追加対策を不要とするスロットルボディの保温
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、スロットルバルブを内装した
メイン吸気通路にアイドリング回転数制御用のエアバイ
パス通路を連通させるとともに、前記メイン吸気通路に
近接させて加熱流体室を設けたスロットルボディの保温
装置において、前記エアバイパス通路を前記メイン吸気
通路の一部に偏らせて連通させ、前記スロットルボディ
の該エアバイパス通路のない部分に、前記加熱流体室
を、エアバイパス通路を取り囲み、かつエアバイパス通
路の長さ方向にも延びるように設けたことを特徴とする
構成とした。
【0008】
【作用】上記のように、エアバイパス通路をメイン吸気
通路の一部に偏らせて連通させ、スロットルボディのエ
アバイパス通路のない部分に加熱流体室を設け、この加
熱流体室がエアバイパス通路を取り囲み、かつエアバイ
パス通路の長さ方向にも延びるように設けたことによ
り、加熱流体室の容積とメイン吸気通路への熱交換をす
る面積を大きくすることができ、その部分をスロットル
バルブの前後にわたって拡大することができるから、
ロットルバルブの凍結対策の効果を改善することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1および図2に
もとづいて説明する。なお、前出の図と同一の部材につ
いては同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0010】エアバイパス通路4はメイン吸気通路2の
一部に偏らせて連通させてあり、これによって生ずる、
スロットルボディ1のエアバイパス通路4のない部分
に、加熱流体室であるところの温水加熱室7を、エアバ
イパス通路4を取り囲み、かつエアバイパス通路4の長
さ方向にも延びるように設けてある。エアバイパス通路
4は、図2の上右側のみに開口したエアバイパス側部通
路4cに接続される。このエアバイパス側部通路4cの
通路面積は、メイン吸気通路2に対して半径方向に、す
なわち、外側方向に拡大されている。これにより、バイ
パスエアの通路面積を、前述した図3および図4のもの
と同程度にすることができる。
【0011】温水加熱室7は、メイン吸気通路2の下半
周部に近接して設けられ、その形状は図2に示すよう
に、下方から見てL字形に形成されている。すなわち
水加熱室7は、スロットルバルブ3よりエアクリーナ寄
りでメイン吸気通路2を横断する方向に形成された部分
7aと、前述のメイン吸気通路2の他側すなわち、図2
における左側で、スロットルバルブ3をメイン吸気通路
2に沿った前後方向に挟む部分7bとから形成されてい
る。また、これらの両部分7a,7bは垂直方向に所定
の深さを持って形成されている。これにより温水加熱室
7は、エアバイパス通路4を取り囲み、かつエアバイパ
ス通路4の長さ方向にも延びることになる。温水加熱室
7の両部分7a,7bには外部の温水源と連通する配管
8が接続され、温水が循環できるように構成されてい
る。
【0012】以上のような構成としたことにより、外部
の温水源から配管8を通り温水加熱室7に導入された温
水によって、温水加熱室7に近接したメイン吸気通路2
およびスロットルバルブ3が加熱される。したがって、
アイドリング状態等におけるスロットルバルブ3の凍結
を効率的に防止することができる。
【0013】以上説明した実施例においては、スロット
ルボディの保温手段として、温水を用いた温水加熱室を
例にとり説明したが、温かい油を用いた油加熱室を実施
例と同様に形成してもよい。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
では、エアバイパス通路をメイン吸気通路の一部に偏ら
せて連通させたことにより、スロットルボディのエアバ
イパス通路のない部分に加熱流体室を、エアバイパス通
路を取り囲み、かつエアバイパス通路の長さ方向にも延
びるように設けることができることになる。これによっ
て、加熱流体室を拡大することができ、メイン吸気通路
受熱面積を増大させることができる。特に、スロット
ルバルブに対応する部位をカバーするように拡大できた
ことにより、スロットルバルブの凍結を未然に防止する
ことができるスロットルボディの保温装置を提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の概略底面図である。
【図3】従来技術を示す断面図である。
【図4】図3の概略底面図である。
【符号の説明】
1 スロットルボディ 2 メイン吸気通路 3 スロットルバルブ 4 エアバイパス通路 4c エアバイパス側部通路 7 温水加熱室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブを内装したメイン吸気
    通路にアイドリング回転数制御用のエアバイパス通路を
    連通させるとともに、前記メイン吸気通路に近接させて
    加熱流体室を設けたスロットルボディの保温装置におい
    て、前記エアバイパス通路を前記メイン吸気通路の一部
    に偏らせて連通させ、前記スロットルボディの該エアバ
    イパス通路のない部分に、前記加熱流体室を、エアバイ
    パス通路を取り囲み、かつエアバイパス通路の長さ方向
    にも延びるように設けたことを特徴とするスロットルボ
    ディの保温装置。
JP7698091U 1991-08-29 1991-08-29 スロットルボディの保温装置 Expired - Lifetime JP2548602Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0521155U JPH0521155U (ja) 1993-03-19
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