JP2547469Y2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP2547469Y2
JP2547469Y2 JP9847891U JP9847891U JP2547469Y2 JP 2547469 Y2 JP2547469 Y2 JP 2547469Y2 JP 9847891 U JP9847891 U JP 9847891U JP 9847891 U JP9847891 U JP 9847891U JP 2547469 Y2 JP2547469 Y2 JP 2547469Y2
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roll
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博己 加藤
仁 近藤
眞史 齋藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、感光体ドラムに形成さ
れたトナー像をコロナ放電によりロール紙に転写する複
写機に関し、詳しくは、コロナ放電を行なう転写部位に
ロール紙をガイドするためのガイド機構に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来より、複写機として、
感光体ドラムにトナー像を形成すると共に、ロール紙を
搬送手段によりガイド部材に沿わせながら転写チャージ
ャに対向する転写部位まで搬送し、転写チャージャのコ
ロナ放電によりトナー像をロール紙に転写するものがあ
る。
【0003】ところで、ロール紙は、転写部位に送り込
まれる際に、感光体ドラムと転写チャージャとの間に平
行に、つまり感光体ドラムの外周面に密着するように送
り込まれることが望ましい。しかし、ロール紙は、ロー
ル芯に巻かれているのでカール癖が生じており、このカ
ール癖が、感光体ドラムの外周面に搬送された際に、感
光体ドラムの外周面から離反する方向へ浮いてしまう。
このような浮いたロール紙にコロナ放電を行なうと、転
写不良が生じるという問題がある。
【0004】こうした問題に対処するために、実公昭5
6−282号公報に記載されているように、ガイド部材
のガイド面を、感光体ドラムの外周面に対して所定の角
度をなすように設置し、カール癖の部分であっても、感
光体ドラムの外周面に密着するように構成したものがあ
る。しかし、この従来の技術では、ロール紙が感光体ド
ラムに対して所定角度で当たり、しかもガイド面に十分
に沿わないので、しわになり易く、用紙詰まりになると
いう問題がある。
【0005】また、他の従来の技術として、ガイド部材
を可動するソレノイド等の駆動機構を備え、ガイド部材
をカール癖等に応じて可動させるものがある。しかし、
この従来の技術では、駆動機構やこれを制御するための
電子制御装置等を用いており、構成が複雑になるという
問題がある。
【0006】本考案は、上記従来の技術の問題点を解決
するものであり、ロール紙を転写部位に搬送する際に、
簡単な機構でもって、しわになったりすることがなく、
これに伴う転写不良をなくした複写機を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本考案は、ロール芯に巻かれ、カール癖のつ
いたロール紙に画像を転写する複写機において、感光体
ドラムと、この感光体ドラムに対して所定間隔隔てて設
置され、該感光体ドラムに当接したロール紙にコロナ放
電を行なうことによって、感光体ドラム上のトナー像を
ロール紙上に転写させる転写チャージャ機構と、上記感
光体ドラムと転写チャージャ機構との間のコロナ放電が
なされる転写部位に、上記ロール紙をガイド面に沿わせ
て搬送する搬送手段と、を備え、上記ガイド面は、上記
カール癖のついたロール紙の凸側の面をガイドする位置
に配置されて、ロール紙の搬送方向に平行で、かつロー
ル紙に直交する断面における形状がロール芯の半径とほ
ぼ等しい又はそれ以下の所定の半径を有する凹形状の
面で形成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案の複写機では、感光体ドラムにトナー像
を形成し、カール芯に巻かれてカール癖のついたロール
紙をガイド面により転写チャージャ機構に対向する転写
部位まで案内して、転写チャージャ機構のコロナ放電に
よりトナー像をロール紙に転写する。このようにロール
紙を案内するガイド面は、カール癖のついたロール紙の
凹側の面をガイドする位置に配置され、かつロール芯の
半径とほぼ等しい又はそれ以下の所定の半径を有する凹
形状の曲面に形成されている。したがって、ロール紙の
カール癖は、凹側のガイド面に沿うことになるので、ロ
ール紙自体に、いわゆるこしができ、しわになり難くな
る。その結果、カール癖になっているロール紙が転写部
位付近でしわになったりすることがないので、これに伴
う転写不良をなくすことができる。
【0009】
【実施例】以上説明した本考案の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本考案の好適な実施例について説
明する。図1は複写機の構成を概略的に示す図である。
複写機は、原稿Gを光学的に読み取る原稿読取部1と、
この原稿読取部1にて読み取られた内容を複写倍率変更
機構50を介してロール紙Pに転写する記録部300
と、を備えている。
【0010】上記原稿読取部1は、原稿Gを静電吸着し
た状態にて搬送する原稿搬送用ドラム10と、原稿搬送
用ドラム10をドラム駆動用モータ41の駆動力でロー
ラ42及びベルト45を介して駆動するドラム駆動機構
40と、上記原稿搬送用ドラム10付近まで原稿Gを搬
送する原稿導入機構110と、原稿搬送用ドラム10の
外周面に原稿Gを密着案内する原稿回転搬送機構150
と、原稿Gを露光するための原稿照明機構260と、上
記原稿搬送用ドラム10に巻回された原稿Gを排出また
は繰り返して複写するかを選択する原稿排出機構200
と、を備えている。
【0011】上記複写倍率変更機構50は、倍率変更用
レンズ53をスライド部55を介してレンズ用モータ5
7により水平方向へ駆動するレンズ駆動機構51と、原
稿側ミラー61及び記録側ミラー63をミラー可動部6
5を介してミラー用モータ67により上下方向へ駆動す
るミラー駆動機構60と、を備えている。
【0012】上記記録部300は、図2及び図3でさら
に詳細に示すように、モータ等の駆動機構320により
回転駆動される感光体ドラム310と、感光体ドラム3
10の付近までロール紙Pを搬送するロール紙ガイド機
構330と、感光体ドラム310の外周面を均一に帯電
するようにコロナ放電する帯電チャージャ機構360
と、原稿読取部1側からの反射光を複写倍率変更機構5
0及びスリット401を介して感光体ドラム310に対
して照射する露光部400と、感光体ドラム310の外
周面にトナーを付着させる現像機構410と、転写前ラ
ンプ機構420と、感光体ドラム310の外周面のトナ
ー像をロール紙Pに転写するようにコロナ放電する転写
・分離チャージャ機構430と、感光体ドラム310か
らロール紙Pを引き離す分離搬送機構480と、ロール
紙Pのトナー像を熱定着する定着機構490と、感光体
ドラム310上の帯電状態を除去し、次の複写を準備す
るための除電チャージャ機構500と、感光体ドラム3
10上に残留したトナーを除去する清掃機構510と、
を備えている。
【0013】転写・分離チャージャ機構430は、シー
ルドケース本体445に転写チャージャワイヤ441a
及び分離チャージャワイヤ443aを架設した転写・分
離チャージャ部441と、この転写・分離チャージャ部
441を板ばね450を介して取り付ける支持部材43
1とを備えており、シールドケース本体445の側部が
後述する上ガイド面459に形成されている。
【0014】上記分離搬送機構480は、感光体ドラム
310と同期して図示時計方向へ回転し、かつ外周部の
透孔を通じて吸引ファン(図示省略)に連通する密閉室
485を形成する分離搬送ローラ481と、分離搬送ロ
ーラ481内に設けられ、吸引ファンに連通している吸
引通路483と、を備えている。また、感光体ドラム3
10の外周には、感光体ドラム310の外周面に対して
補助的に除電するための各種のランプ、つまり、転写前
ランプ機構420、疲労ランプ495等が設置されてい
る。上記転写前ランプ機構420は、ケース本体421
内にランプ423を収納し、ランプカバー425にて覆
っている構成であり、上記ケース本体421の側面部が
後述する下ガイド面429に形成されている。
【0015】次に、上記複写機の一連の複写動作につい
て説明する。まず、原稿Gを原稿読取部1の原稿挿入口
に挿入すると、原稿Gが原稿導入機構110により原稿
搬送用ドラム10の入口付近まで搬送されて、一旦ここ
で待機する。原稿Gが所定位置まで送られたとき、原稿
センサ(図示省略)により原稿Gが検出され、この検出
信号が電子制御回路(図示省略)を介して、記録部30
0のロール紙ガイド機構330を作動させて、ロール紙
Pが感光体ドラム310付近まで搬送されて準備され
る。その後、原稿G及びロール紙Pが同期して搬送され
ながら、露光及び転写動作が連動して行われる。まず、
原稿読取部1では、原稿Gが原稿搬送用ドラム10に静
電力にて吸着されつつ、原稿回転搬送機構150の従動
ローラ部160により原稿搬送用ドラム10上に押えつ
けられて巻き付けられながら搬送される。原稿回転搬送
機構150の搬送途中には、原稿照明機構260が設け
られており、原稿照明機構260から光が原稿Gに向け
て照射される。原稿Gからの反射光は、光路Kを介して
複写倍率変更機構50の原稿側ミラー61、倍率変更用
レンズ53、記録側ミラー63を介して記録部300側
へ達する。
【0016】一方、記録部300側では、感光体ドラム
310は、駆動機構320に回転駆動されつつ、帯電チ
ャージャ機構360のコロナ放電により均一にプラス帯
電される。プラス帯電した感光体ドラム310の外周面
には、露光部400のスリット401を介して光路Kか
らの反射光が照射され、反射光の照射された部分の帯電
電荷が除去されて静電潜像が形成される。この静電潜像
には、現像機構410によりマイナスに帯電したトナー
が付着されて、トナー像が形成される。そして、ロール
紙Pをロール紙ガイド機構330により送り込んでトナ
ー像に重ねながら、ロール紙Pの裏から転写・分離チャ
ージャ機構430によるコロナ放電でロール紙Pにプラ
ス電荷を与え、トナー像をロール紙Pに静電力により転
写する。そして、転写後のロール紙Pは、分離搬送機構
480の吸引通路483を通じて感光体ドラム310か
ら引き離すように吸引され、さらに分離搬送ローラ48
1の外周面に吸引密着させつつ分離搬送ローラ481の
回転に伴って排出される。分離搬送機構480により排
出されたロール紙Pは、定着機構490によりトナー像
が熱定着されて複写機外へ排出される。
【0017】なお、転写後の感光体ドラム310の外周
面の潜像電荷は、除電チャージャ機構500により除電
される。さらに、転写されずに感光体ドラム310上に
残留したトナーは、清掃機構510の回転ブラシ520
により除去され、さらにトナー回収機構(図示省略)に
よて回収される。こうした一連の複写動作により、ロー
ル紙Pに原稿Gの内容が複写されるが、原稿Gの複写を
1回だけで終了するときには、原稿Gが原稿排出機構2
00により複写機の外へ排出され、一方、複数枚複写す
るときには、原稿Gが原稿搬送用ドラム10に巻き付け
られた状態を維持して上述の複写動作が繰り返される。
【0018】次に、本考案の特徴的な構成であるロール
紙ガイド機構330について図2及び図3等を用いて説
明する。ロール紙ガイド機構330は、図示右巻きに設
置されたロール紙Pを感光体ドラム310と転写・分離
チャージャ機構430の間のコロナ放電の行なわれる転
写部位に搬送するように、各種ローラやガイド部材によ
り構成されている。なお、ロール紙Pは、複数種類が設
置されており、コントロールパネルの指令に基づいて原
稿Gのサイズに合わせて交換可能に設けられている。
【0019】すなわち、ロール紙ガイド機構330は、
各種ローラとして、ロール紙Pの搬送経路S4に沿っ
て、ガイドローラ331と、第1搬送ローラ333及び
第1従動ローラ335と、第2搬送ローラ337及び第
2従動ローラ339とを備えており、また、ガイド部材
として、下ガイド板341と、下ガイド板341と対向
設置された上ガイド板343と、転写前ランプ機構42
0のケース本体421の側壁に形成された下ガイド面4
29と、転写・分離チャージャ機構430のケース本体
445の側部に形成された上ガイド面459と、を備え
ている。
【0020】なお、上記第1搬送ローラ333と第2搬
送ローラ337との間には、カッタ353が設置されて
いる。このカッタ353は、電子制御回路により原稿読
取部1側の原稿センサやコントロールパネルから出力さ
れる信号に基づいて、ロール紙Pを所定長さ搬送したと
きに、ロール紙Pをカットする。
【0021】こうしたロール紙ガイド機構330の構成
により、右巻きに設置されたロール紙Pは、モータ(図
示省略)の回転駆動力を受けた第1搬送ローラ333及
び第2搬送ローラ337の回転駆動力により、第1従動
ローラ335及び第2従動ローラ339と共に搬送さ
れ、下ガイド板341及び上ガイド板343に案内さ
れ、さらに下ガイド面429に沿って案内されながら、
上記転写部位に送り込まれる。このときのロール紙Pの
搬送速度は、感光体ドラム310の回転速度と同期して
いる。
【0022】そして、ロール紙Pには、転写・分離チャ
ージャ機構430のコロナ放電により感光体ドラム31
0上のトナー像が転写される。その後、ロール紙Pが分
離搬送機構480に到ると、分離搬送機構480により
吸引され、さらにこの吸着状態にて分離搬送ローラ48
1の回転搬送力により定着機構490へ搬送される。な
お、ロール紙Pは、右巻きに設置され、右巻のカール癖
がついているので、転写後に感光体ドラム310から離
反する方向へ容易に分離する。
【0023】このように、ロール紙Pは、ロール紙ガイ
ド機構330により搬送されるが、転写部位の直前の搬
送経路では、図3及び図4に示すように、下ガイド面4
29に沿って案内される。下ガイド面429は、カール
癖のついたロール紙Pの凹側の面をガイドする位置に配
置されるとともに、ロール紙Pの搬送方向に平行で、か
つロール紙Pに直交する断面における形状が、所定の半
径R4を有する凹形状の曲面に形成されている。上記所
定の半径R4は、ロール芯Paの半径R5とほぼ等しい
又はそれ以下の半径である。また、転写・分離チャージ
ャ機構430の上ガイド面459は、下ガイド面429
に対して所定間隙を隔てて上記下ガイド面429とほぼ
同一の形状に形成されている。
【0024】まず、下ガイド面429が上記凹形状の
面に形成されているのは、以下の理由による。すなわ
ち、ロール紙Pは、ロール芯Paに巻かれるとカール癖
が生じる。カール癖の部分の半径は、ロール芯Paに近
付くほど、そして、ロール芯Paの半径R5が小さくな
るほど小さくなる。なお、こうしたロール紙Pのカール
癖の部分の半径は、ロール紙Pの種類やロール芯Paの
半径R5により異なるが、これを実験的に求めると、ロ
ール芯Paの半径R5とほぼ等しくなるが、最大でも、
半径R5の1.5倍程度である。
【0025】こうしたカール癖のついたロール紙Pを下
ガイド面429に沿わせて案内すると、図5に示すよう
に、ロール紙Pは、ロール外周部のさほど大きなカール
癖となっていない部分では下ガイド面429に沿うよう
に僅かに曲げられるので、ロール紙P自体にしわができ
難くするような、いわゆるこしができた状態にて転写部
位に搬送される。また、ロール紙Pは、ロール芯Pa付
近の最大のカール癖となっている部分では、そのまま下
ガイド面429に倣ってスムーズに案内される。
【0026】しかも、ロール紙Pが離される下ガイド面
429の先端部に接する面は、感光体ドラム310の転
写部位に接する面に対して微小な角度となるように設け
られている。この所定角度は、例えば、20゜前後であ
る。したがって、ロール紙Pの先端部が、感光体ドラム
310の外周面に接触する際に、カール癖で浮き上がる
ことなく、しかも、感光体ドラム310に当たる角度は
さほど大きな角度でないので、折れ曲がったり、しわを
生じたりしない。
【0027】このように、ロール紙Pは、下ガイド面4
29により、こしのある状態にて感光体ドラム310の
外周面に対してスムーズに案内されるので、折れ曲がっ
たり、しわを生じたりしない。
【0028】また、ロール紙Pは、下ガイド面429に
より、コロナ放電の行なわれる転写部位に案内される際
に、転写部位の手前で感光体ドラム310の外周面に接
触する。ここで、転写・分離チャージャ機構430によ
るコロナ放電の強度を図4に合わせて記載すると、コロ
ナ放電の強度分布は、転写部位の範囲内において、転写
チャージャワイヤ441aのある位置にて最大値とな
り、この最大値からコロナ放電のない部位までの距離L
5が6mm程度である。したがって、ロール紙Pは、コ
ロナ放電の領域より手前側の位置で感光体ドラム310
に接触するように送り込まれ、そして、コロナ放電の領
域に達して、この位置にて感光体ドラム310に接触支
持された安定した状態にてコロナ放電されるので、良好
な転写が行われる。
【0029】また、カール癖のあるロール紙を案内する
機構がガイド面の形状だけであるので、構成も簡単であ
る。
【0030】また、上記実施例では、下ガイド面429
が曲面になっていると共に、上ガイド板343に対する
間隔が広くとられている。したがって、下ガイド面42
9に沿って搬送されているロール紙Pがカッタ353に
よりカットされたときに、転写部位側のロール紙P部分
が引っ張られても、下ガイド面429に沿っていたロー
ル紙Pの曲面状態の部分が平面状態(破線の状態)にな
るだけで、転写部位付近のロール紙Pは移動しない。つ
まり、下ガイド面429の曲面に沿ったロール紙Pの部
分がカットに伴う引張りや振動を吸収する作用をする。
したがって、ロール紙Pのカットに伴う転写不良を生じ
ない。
【0031】なお、上記実施例において、下ガイド面4
29は、カール癖で曲がったロール紙Pをそのまま沿わ
せるか、さらに曲げる形状であればよく、したがって、
その形状は、R4=R5の式をほぼ満たすか、R4<R
5である。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の複写機で
は、ロール芯にまかれカール癖のついたロール紙をガイ
ドするガイド面は、カール癖のついたロール紙の凸側の
面をガイドする位置に配置されて、ロール紙の搬送方向
に平行で、かつロール紙のロール芯の半径とほぼ同一の
大きさの半径を有する凹形状の曲面に形成されているの
で、ロール紙のカール癖の部分がガイド面に沿うと、ロ
ール紙自体にしわができ難くするような、いわゆるこし
ができる。その結果、カール状態になっているロール紙
にしわができることがないので、これに伴う転写不良を
なくすことができる。
【0033】また、カール癖のあるロール紙を案内する
機構がガイド面の形状だけであるので、構成も簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる複写機を示す概略構成
図。
【図2】同実施例にかかる記録部を示す構成図
【図3】同実施例にかかる記録部の要部を示す構成図。
【図4】同実施例にかかる転写・分離チャージャ機構の
周辺部を示す断面図。
【図5】ガイド面の作用を説明する説明図。
【符号の説明】
1…原稿読取部 10…原稿搬送用ドラム 40…ドラム駆動機構 50…複写倍率変更機構 110…原稿導入機構 150…原稿回転搬送機構 160…従動ローラ部 200…原稿排出機構 260…原稿照明機構 300…記録部 310…感光体ドラム 320…駆動機構 330…ロール紙ガイド機構 331…ガイドローラ 333…第1搬送ローラ 335…第1従動ローラ 337…第2搬送ローラ 339…第2従動ローラ 341…下ガイド板 343…上ガイド板 353…カッタ 360…帯電チャージャ機構 400…露光部 410…現像機構 420…転写前ランプ機構 421…ケース本体 423…ランプ 425…ランプカバー 429…下ガイド面 430…転写・分離チャージャ機構 431…支持部材 440…転写・分離チャージャ部 441a…転写チャージャワイヤ 443a…分離チャージャワイヤ 445…シールドケース本体 450…板ばね 459…上ガイド面 480…分離搬送機構 481…分離搬送ローラ 483…吸引通路 485…密閉室 490…定着機構 500…除電チャージャ機構 510…清掃機構 520…回転ブラシ Pa…ロール芯 R4…半径 R5…半径 S4…搬送経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 齋藤 眞史 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社 彦根地区事 業所内 (72)考案者 山口 康成 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社 彦根地区事 業所内 (56)参考文献 特開 昭59−100474(JP,A) 実開 昭60−8952(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール芯に巻かれ、カール癖のついた
    ール紙に画像を転写する複写機において、 感光体ドラムと、 この感光体ドラムに対して所定間隔隔てて設置され、該
    感光体ドラムに当接したロール紙にコロナ放電を行なう
    ことによって、感光体ドラム上のトナー像をロール紙上
    に転写させる転写チャージャ機構と、 上記感光体ドラムと転写チャージャ機構との間のコロナ
    放電がなされる転写部位に、上記ロール紙をガイド面に
    沿わせて搬送する搬送手段と、 を備え、 上記ガイド面は、上記カール癖のついたロール紙の凸側
    の面をガイドする位置に配置されて、ロール紙の搬送方
    向に平行で、かつロール紙に直交する断面における形状
    がロール芯の半径とほぼ等しい又はそれ以下の所定の半
    径を有する凹形状の曲面で形成されていることを特徴と
    する複写機。
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