JP2545082Y2 - シリンダ錠のカバー自動復帰装置 - Google Patents

シリンダ錠のカバー自動復帰装置

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JP2545082Y2
JP2545082Y2 JP6967791U JP6967791U JP2545082Y2 JP 2545082 Y2 JP2545082 Y2 JP 2545082Y2 JP 6967791 U JP6967791 U JP 6967791U JP 6967791 U JP6967791 U JP 6967791U JP 2545082 Y2 JP2545082 Y2 JP 2545082Y2
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JP
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dog
cover
key
contact surface
spring
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JP6967791U
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JPH0521064U (ja
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卓朗 尾沢
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Alpha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はキーの抜き取り後、カ
バーが自動的に閉鎖位置に戻るシリンダ錠のカバー自動
復帰装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開昭56−124140号公
報又は実開昭57−157657号公報に示されるよう
にキーの抜き取り後、カバーが自動的に閉鎖位置に戻る
シリンダ錠は公知である。このシリンダ錠は自動車のト
ランクリッドに取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリンダ錠では部品数が多く、製造コストが増加する欠
点がある。
【0004】そこで、この考案は部品数の少ないシリン
ダ錠のカバー自動復帰装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案によるシリンダ
錠のカバー自動復帰装置はケース内に回転可能に配置さ
れたキーシリンダと、 カム突起を有しかつケースに回
転可能に軸着されたカバーと、開放されたカバーを閉鎖
方向に付勢するトーションスプリングと、キーシリンダ
内に径方向に滑動可能に配置されかつ第1の当接面、第
2の当接面及びキー孔を有するドグと、ドグを径方向に
押圧するドグスプリングとを備えている。トーションス
プリングの弾力に抗してカバーを閉鎖位置から開放位置
に移動したとき、トーションスプリングの引張力に抗し
てカバーのカム突起が第1の当接面を軸方向に乗り越え
て、ドグの第1の当接面に係止される。キーシリンダ内
にキーを挿入したとき、ドグスプリングの弾力に抗して
僅かにドグが径方向に移動しかつカバーのカム突起がド
グの第2の当接面に係止される。その後、キーをキーシ
リンダから抜いたとき、トーションスプリングの弾力に
よりカバーのカム突起がドグスプリングの弾力に抗して
ドグを移動させ、カバーが閉鎖位置に自動的に復帰す
る。
【0006】
【作用】カバーを手動で閉鎖位置から開放位置に移動さ
せると、カバーはトーションスプリングの弾力に抗して
開放位置に移動され、トーションスプリングの引張力に
抗してカバーのカム突起が第1の当接面を軸方向に乗り
越えて、ドグの第1の当接面に係止される。これによ
り、カバーは開放位置に保持される。このとき、ドグは
カバーのカム突起により円弧方向の押圧力を受けるが、
径方向の押圧力は受けない。
【0007】キーをキーシリンダ内に挿入すると、挿入
されるキーによりドグはドグスプリングの弾力に抗して
僅かに径方向に移動される。このとき、カバーのカム突
起はドグの第1の当接面から外れて、第2の当接面に接
触する。ここで、キーシリンダを回転してシリンダ錠を
操作することができる。キーシリンダを初期の位置に戻
した後、キーを抜き取ると、トーションスプリングの弾
力のもとでカバーの係止部によりドグはドグスプリング
の弾力に抗して径方向に移動される。これにより、ドグ
とカバーの係止部との係合が解除され、カバーは閉鎖位
置に戻される。カバーの係止部との係合が解除されたド
グはドグスプリングにより初期の位置に戻される。
【0008】
【実施例】以下、この考案によるシリンダ錠のカバー自
動復帰装置の実施例を図1〜図9について説明する。
【0009】図1に示すように、シリンダ錠のカバー自
動復帰装置はケース1の開口部1a内に回転可能に配置
されたキーシリンダ2と、 カム突起4を有しかつケー
ス1にシャフト5により回転可能に軸着されたカバー3
と、開放されたカバー3を閉鎖方向に付勢するトーショ
ンスプリング6と、キーシリンダ2内に径方向に滑動可
能に配置されかつ第1の当接面8、第2の当接面9及び
キー孔10を有するドグ7と、ドグ7を径方向に押圧す
るドグスプリング11とを備えている。図示しないが、
キーシリンダ2には公知のように複数のタンブラが滑動
可能に設けられ、ケース1のタンブラ溝に係合可能に配
置される。キーシリンダ2の頭部20には切欠部22が
設けられたフランジ21が形成される。ドグ7は頭部2
0に設けられた凹部23内に径方向に滑動可能に配置さ
れる。ドグ7の第1の当接面8と第2の当接面9は切欠
部22内に配置される。ドグ7には肩部7a、7bが設け
られ、頭部20に形成された凹部24と25内に配置さ
れたスプリング11の端部が当接する。このため、ドグ
7は切欠部22に向かってスプリング11により付勢さ
れる。ドグ7とスプリング11の脱落を防止するため、
頭部20にはキャップ30が装着される。また、ドグ7
は第1の当接面8と第2の当接面9を形成する突起7c
が形成され、突起7cはキーシリンダ2の軸方向に突出
する。また、ドグ7に形成されたキー孔10内にはキー
孔10内に挿入されるキー40に当接する内側突起7d
が形成されている。
【0010】図11に示すように、カバー3にはボスと
して形成されたシャフト5と、ガイド突起31と、カム
突起4が設けられる。シャフト5は図3に示すようにケ
ース1の貫通孔1bを貫通してワッシャ33が固定さ
れ、ワッシャ33とケース1との間にトーションスプリ
ング6が配置されている。このため、カバー3はトーシ
ョンスプリング6により閉鎖方向に付勢されると共に、
ケース1に向かって押圧される。カバー3のガイド突起
31はケース1の円弧状の溝1c内に配置され、カバー
3が所定の円弧運動を行うように案内する。カバー3に
設けられたカム突起4は傾斜面4aと、傾斜面4aの最大
突出部に形成された平坦面4bと、平坦面4bの端部に形
成された円弧状の係止部4cとが設けられる。図1に示
すように、ケース1には開口部1aに連絡する円弧状の
溝1dと1eが形成されている。カバー3が閉鎖位置にあ
るとき、カム突起4は溝1d内に配置され、カバー3が
開放位置にあるとき、カム突起4は溝1e内に配置され
ている。
【0011】上記の構成において、カバー3を手動で図
6の閉鎖位置から図7の開放位置に移動させると、カバ
ー3はトーションスプリング6の弾力に抗して開放位置
に移動され、トーションスプリング6の引張力に抗して
カバー3のカム突起4が傾斜面4aによりドグ7の突起
7cを乗り越えて、係止部4cがドグ7の第1の当接面8
に係止される。これにより、カバー3は開放位置に保持
される。このとき、ドグ7はカバー3のカム突起4によ
り円弧方向の押圧力を受けるが、径方向の押圧力は受け
ない。係止部4cが第1の当接面8に係止していると
き、係止部4cは円弧状に形成されているので、手動で
強制的にカバー3を開放位置から閉鎖位置に戻すことが
できる。
【0012】キー40をキーシリンダ2内に挿入する
と、図8に示すように挿入されるキー4が内側突起7d
に当接することによりドグ7はドグスプリング11の弾
力に抗して僅かに径方向に移動される。このとき、カバ
ー3のカム突起4の係止部4cはドグ7の第1の当接面
8から外れて、第2の当接面9に接触する。ここで、図
9に示すようにキーシリンダ2を回転してシリンダ錠を
操作すると、カム突起4の係止部4cを頭部20のフラ
ンジ21の外周面に沿って相対的に移動することができ
る。キーシリンダ2を初期の回転位置に戻した後、キー
40を抜き取ると、図10に示すようにトーションスプ
リング6の弾力のもとでカバー3の係止部4cによりド
グ7はドグスプリング11の弾力に抗して径方向に移動
される。これにより、ドグ7とカバー3の係止部との係
合が解除され、カバー3は閉鎖位置に戻される。カバー
3の係止部4cとの係合が解除されたドグ7はドグスプ
リング11により初期の位置に戻される。
【0013】この考案の実施態様は上記の実施例に限定
されず変更が可能である。例えば、フランジ21を切欠
部22の片側に設けた例を示したが、キー40をキーシ
リンダ2内に挿入した後、左右いずれの方向にも回転で
きるように、フランジ21を切欠部22の両側に設けて
もよい。
【0014】
【考案の効果】上記のように、この考案では、部品数の
少ないシリンダ錠のカバー自動復帰装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるシリンダ錠のカバー自動復帰装
置の分解斜視図
【図2】シリンダ錠の断面図
【図3】カバーの部分断面図
【図4】カバーを開放位置に移動した状態を示すシリン
ダ錠の正面図
【図5】カバーの係止部を示す側面図
【図6】カバーが閉鎖位置にある状態を示す正面図
【図7】手動によりカバーを開放位置に移動した状態を
示す正面図
【図8】キーをキーシリンダ内に挿入した状態を示す正
面図
【図9】キーシリンダを回転した状態を示す正面図
【図10】キーをキーシリンダから抜いた状態を示す正
面図
【図11】カバーの側面図
【符号の説明】
1..ケース、2..キーシリンダ、3..カバー、
4..カム突起、6..トーションスプリング、7..
ドグ、8..第1の当接面、9..第2の当接面、1
0..キー孔、11..ドグスプリング、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に回転可能に配置されたキーシリ
    ンダと、 カム突起を有しかつケースに回転可能に軸着されたカバ
    ーと、 開放されたカバーを閉鎖方向に付勢するトーションスプ
    リングと、 キーシリンダ内に径方向に滑動可能に配置されかつ第1
    の当接面、第2の当接面及びキー孔を有するドグと、 ドグを径方向に押圧するドグスプリングとを備え、 トーションスプリングの弾力に抗してカバーを閉鎖位置
    から開放位置に移動したとき、トーションスプリングの
    引張力に抗してカバーのカム突起が第1の当接面を軸方
    向に乗り越えて、ドグの第1の当接面に係止され、 キーシリンダ内にキーを挿入したとき、ドグスプリング
    の弾力に抗して僅かにドグが径方向に移動しかつカバー
    のカム突起がドグの第2の当接面に係止され、 その後、キーをキーシリンダから抜いたとき、トーショ
    ンスプリングの弾力によりカバーのカム突起がドグスプ
    リングの弾力に抗してドグを移動させ、カバーが閉鎖位
    置に自動的に復帰することを特徴とするシリンダ錠のカ
    バー自動復帰装置。
JP6967791U 1991-08-31 1991-08-31 シリンダ錠のカバー自動復帰装置 Expired - Lifetime JP2545082Y2 (ja)

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JPH0521064U JPH0521064U (ja) 1993-03-19
JP2545082Y2 true JP2545082Y2 (ja) 1997-08-25

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