JP2543702B2 - 高品位感熱記録シ−ト及びその製造方法 - Google Patents

高品位感熱記録シ−ト及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は画質,感度が著しく向上しかつ均質な表面光
沢の優れ又は艶消し調面である高品位感熱記録シートに
関するものである。
(従来の技術) 一般に感熱記録シートは,紙、フイルム等の支持体上
に熱発色性組成物を主成分とする感熱発色層を設けたも
のであり,熱ヘッド,熱ペン,レーザーなどにより加熱
することにより発色画像を記録するものである。感熱記
録方式は,他の記録方式と対比して比較的簡単な装置で
短時間に記録が得られること,騒音の発生と環境汚染が
少ないこと,コストが安いことなどの利点があるため,
ファクシミリ,レコーダー,プリンター,券売機,ラベ
ルなど多くの用途に広く利用されている。
一方,機器の多品種化及び高品位化により機器に適合
する感熱記録シートの要求も増々高くなりつつある。例
えば階調画像を出力できるCRT画面コピー用プリンタ
ー,あるいは高コントラストが要求される計測用プリン
ターあるいはラベルプリンターなどに用いられるもので
は優れた画質(ドット再現性)が要求されると同時に感
熱記録シートの均質な光沢が好まれる傾向にある。逆に
ファクシミリーあるいは一般のプリンターのように文字
画像が主であるような機器に対しては文字の読み易さが
主眼となるため表面光沢が少なく画質,感度の優れた感
熱記録シートが必要とされる。更に,全ての機器に共通
して機器の低電力化及び高解像化が進み,これら機器に
対応するための高感度化、高画質化が必要とされ,更に
外観の上で均質で且つ光沢調あるいは艶消し調表面を有
するものを用途により選択できることが切望されてい
た。
このような感熱記録シートは従来紙等の支持体上に感
熱発色層を塗布し,乾燥後表面平滑性を高め画質,感度
が向上するようにスーパーカレンダーのような平滑化処
理を施して製造されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら,このような製造方法によっては満足さ
れるような高画質,高感度で均質な表面光沢を有する感
熱記録シートあるいは高画質,高感度で均質な艶消し調
表面を有する感熱記録シートを得ることは困難であっ
た。
表面平滑性を高めサーマルヘッドとの接触を良くし,
画質,感度を向上させる方策として種々提案されてい
る。例えばスーパーカレンダー処理を行いBekk平滑度を
200秒−1000秒にする方法(特公昭52−20142号),ワッ
クスを配合したアンダーコート層を設けた上に感熱記録
層を設け更にスーパーカレンダー処理により表面粗さRz
を2μm以下にする方法(特開昭59−204594),加熱し
た金属ロールを用いたスーパーカレンダー処理を行い光
学的表面粗さRpを3.5μm以下にする方法(特開昭61−2
37683),あるいはベンド方式のブレードコーティング
法で感熱記録層を塗工し乾燥して表面粗さRaを1.2μm
以下にする方法(特開昭55−156086)などがある。
しかし,これらの方策を用いてもまだ十分な画質,感
度を与えるための平滑性を得ることができず,更に,こ
れら平滑性のための指標もまだ十分には画質に対応して
いなかった。
また,感熱記録シートの外観を向上させる試みも多く
行われている。例えば,カレンダー処理時の地肌汚れ及
び光沢ムラを防止するための感熱記録層の原料処方(特
公昭50−14531,特公昭51−5947,特開昭56−46786,特開
昭60−64888など),あるいはカレンダー処理条件(特
公昭59−155094)などが提案されているが,カレンダー
処理のような平滑化処理では支持体の地合いのムラある
いは感熱記録層の塗工ムラによると思える光沢ムラを無
くすことは困難であり,それ故,均質な光沢の優れた感
熱記録シートを得ることはできなかった。逆に均質な艶
消し調面を得るには,カレンダーのような平滑化処理を
行わないか,あるいは必要最小限に限定するなどの処理
が用いられるが,これらの処理では得られた感熱記録シ
ートは逆に平滑性が低下し,画質,感度が劣ったものと
なった。
(問題を解決するための手段) 本発明者等は,このような画質,感度が優れ,且つ,
均質な光沢調あるいは艶消し調面を有する高品位感熱記
録シートを得るため鋭意研究した結果,本発明に到達し
たものである。
尚,本発明における粗さ曲線及び接触率は以下の方法
により求めたものである。
粗さ曲線:JIS−B−0601にもとづき,触針先端曲率半
径5μmを用い測定針圧4mN(0.4gf),走査速度0.3mm/
秒,測定長さ2.5mm,カツトオフ値0.8mmにより測定し,
チャートに記録したものであり,測定装置として東京精
密(株)社製サーフコム1500Aを使用した。その測定例
として別紙図2が示される。
接触率:粗さ曲線の上に引いた中心線(直線の両側の
面積が等しくなるような線)に平行な直線が粗さ曲線を
横切る長さの割合であり,別紙図2におけるL1,L2,・・
・,Ln及びLとから次式であらわされる。
本発明は、 1.支持体上に加熱により発色する一層または二層以上の
感熱記録層において、感熱記録層の表面平滑化がJIS−
B−0601法に基づく粗さ曲線において、中心線に平行
で、且つ、粗さ曲線と接触率が10%で交わる直線から1.
5μm内側に中心線と平行に引いた直線と粗さ曲線との
接触率が80%以上である平滑面で有ることを特徴とする
高品位感熱記録シート。
2.粗さ曲線と接触率が10%で交わる直線から1.5μm内
側に中心線と平行に引いた直線と粗さ曲線との接触率が
90%以上である平滑面で有ることを特徴とする上記1記
載の高品位感熱記録シート。
3.得られた感熱記録シート表面の光沢度が30%以下の艶
消し状であることを特徴とする上記1記載の高品位感熱
記録シート。
4.支持体上に、加熱により発色する感熱記録層を設けた
感熱記録シートの最外表面層を形成する際、JIS−B−0
601法に基づく粗さ曲線の中心線と平行で且つ粗さ曲線
と接触率が90%となる直線から表面側に1.5μmの位置
に中心線に平行に引いた直線との接触率が20%以下であ
る平滑表面を有する平滑体表面に、湿潤状態(可塑性の
ある状態)の最外表面層を接合し、接合した状態で乾燥
し最外表面層を乾燥状態(可塑性の無い状態)とした
後、最外表面層を平滑体表面から剥離することを特徴と
する高品位感熱記録シートの製造方法。
5.最外表面層の湿潤状態が半乾燥状態であることを特徴
とする上記4記載の高品位感熱記録シートの製造方法。
6.最外表面層の湿潤状態が乾燥した表面に溶媒を塗布し
て再湿潤した状態であることを特徴とする上記4記載の
高品位感熱記録シートの製造方法。
7.最外表面層の湿潤状態が乾燥した表面に更に感熱記録
層塗液又は保護層塗液を塗布して再湿潤した状態である
ことを特徴とする上記4記載の高品位感熱記録シートの
製造方法。
8.支持体が通気度が300秒以下の下塗紙であることを特
徴とする上記4記載の高品位感熱記録シートの製造方
法。
9.感熱記録層が異なった色相に発色する複数の感熱記録
層からなることを特徴とする上記4記載の高品位感熱記
録シートの製造方法。
である。
本発明の感熱記録シートに用いられる支持体として
は,上質紙,片艶紙,コート紙,合成紙等の紙類,ポリ
エチレンテレフタレート,ポリエチレン,ポリプロピレ
ン等のプラスチックフイルム等があげられる。
本発明で用いられる熱発色性材料としては,(1)フ
ルオラン系,トリフェニルメタン系,スピロピラン系,
オーラミン系,フェノチアジン系などのロイコ染料およ
び加熱時にこれらと反応して発色させる顕色剤との組合
せ,(2)レゾルシンとニトロソ化合物との組合せのよ
うなオキサジン染料を形成するもの,あるいはアゾ染料
を形成するもの,(3)ジアゾニウム塩とカップラーに
よりアゾ染料を形成するもの,(4)第2級アルコール
性水酸基を有する化合物と金属無機塩類または金属の酢
酸塩類とを組合せた成分を含有するもの,(5)炭水化
物と脱水剤との組合せ,(6)長鎖脂肪酸金属塩とフェ
ノール性物質との組合せ,(7)有機酸重金属塩とアル
カリ土類金属硫化物との組合せ,(8)有機酸重金属塩
と有機キレート剤との組合せ,(9)重金属シュウ酸塩
と硫黄化合物との組合せ,(10)脂肪酸金属塩と芳香属
ポリヒドロキシ化合物との組合せ,(11)有機酸貴金属
塩と有機ポリヒドロキシ化合物との組合せ,(12)有機
酸貴金属塩と芳香族有機還元剤との組合せ,(13)高級
脂肪酸重金属塩とジアルキルジチオカルバミン酸亜鉛と
の組合せなどが挙げられるが,これらの組み合わせに限
定されるものではなく加熱により発色する組成物であれ
ば良い。
このようなロイコ染料としては,たとえば、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルフタ
リド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−アミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−6−ニトロフタリド、3,3−ビス(p−ジメ
チルアミノフェニル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリ
ド、3−ジメチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−N−エチル−N−ペンチルアミノ−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−N−メチル−N−シ
クロヘキシルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−o−クロロフェ
ニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−o−
クロロフェニルアミノフルオラン、3−N−エチル−N
−p−トリル−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
p−n−ブチルフェニルアミノフルオラン、3−N−メ
チル−N−プロピルアミノ−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−o−フル
オロフェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−トリフルオロメチルフェニルアミノフルオラン、3
−N−エチル−p−トルイジノ−7−メチルフェニルア
ミノフルオラン、ローダミンBラクタム、3−メチルス
ピロジナフトロピラン、3−エチルスピロジナフトピラ
ン、3−ベンジルスピロナフトピランなどがあげられ
る。
又、前記の顕色剤としては、たとえば4−フェニルフ
ェノール、4−ヒドロキシアセトキノン、2,2′−ジヒ
ドロキシジフェニル、n−ブチルビス(4−ヒドロキシ
フェニル)アセテート、メチルビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)アセテート、iso−ブチルビス(4−ヒドロキ
シフェニル)アセテート、2,2′−メチレンビス(4−
クロロフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−イソプロピ
リデンジフェノール(別名ビスフェノールA)、4,
4′、−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノー
ル)、4,4′−イソプロピリデンビス(2−メチルフェ
ノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1
−フェニルエタン、1,3−ジ{2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−2−プロピル}ベンゼン、4,4′−エチレン
ビス(2−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(6
−t−ブチル−3−メチルフェノール)、レゾルシール
モノベンゾエート、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−シクロヘキサン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−6−ヘプタン、4,4′−シクロヘキシリデ
ンビス(2−イソプロピルフェノール)、4,4′−ジヒ
ドロキシ−ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′
−iso−プロピルオキシ−ジフェニルスルホン、4,4′−
ジヒドロキシ−3,3′−ジアリルジフェニルスルホン、
サリチル酸アニリド、ノボラック型フェノール樹脂、安
息香酸,p−t−ブチル安息香酸、o−クロロ安息香酸、
p−クロロ安息香酸、ジクロロ安息香酸、トリクロロ安
息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息
香酸、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、o−
トルイル酸,m−トルイル酸,p−トルイル酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、没食子酸、トリメリット
酸、サリチル酸、3−エチルサリチル酸、4−エチルサ
リチル酸、3−フェニルサリチル酸、5−フェニルサリ
チル酸、3−ヒドロキシサリチル酸、4−ヒドロキシサ
リチル酸、5−ヒドロキシサリチル酸、6−ヒドロキシ
サリチル酸、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、α−ナ
フトエ酸、β−ナフトエ酸、などがあげられる。
また,前記したような熱発色性成分の他に,混合して
バインダーとしてデンプン類,セルロース類,タンパク
質類等の天然組成物系バインダーあるいはポリビニルア
ルコール,アクリル系,スチレン系などの合成バインダ
ー等水溶性又は有機溶媒溶解性の樹脂類が挙げられる。
また白色度,不透明度を増しサーマルヘッドに対する
走行性を向上させるために顔料として炭酸カルシウム,
炭酸マグネシウム,ケイ酸,ケイ酸アルミニウム,硫酸
バリウム,酸化チタン,酸化亜鉛などの無機顔料あるい
はアクリル系,スチレン系などの有機顔料が用いられ
る。
更に添加剤としてパラフィンワックス,ステアリン酸
アミド,エチレンビスステアロアミド,ステアリン酸亜
鉛,ステアリン酸カルシウムなどの熱可融性物質,ジオ
クチルスルホコハク酸ソーダ,ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダのようなスルホン酸塩あるいはリン酸エステ
ルのような界面活性剤,ベンゾフェノン系,トリアゾー
ル系などの紫外線吸収剤あるいは蛍光染料などを適宜併
用することが出来る。
更に平滑体からの剥離を良くするためのシリコーン
系,フッ素系,ロート油のような剥離剤も好適に使用す
ることができる。
本発明に於て用いられる感熱記録層用塗液はこれら熱
発色性材料,バインダー,顔料,その他添加剤を必要に
応じて適宜組合せることができるが,例えば熱発色性材
料を5〜50%,バインダーを3〜40%,顔料を5〜60
%,その他添加剤を50%以下にすることが好ましい。
又,前記の湿潤に用いられる湿潤液としては,水,ト
ルエン,ミネラルスピリット,ヘキサン等バインダーを
溶解又は湿潤出来るものが適宜選択される。
又,乾燥した感熱記録層の上に更に塗布するのに用い
られる塗液は前記の感熱記録層塗液と同じ配合のものを
使うことができるが,特に保存性を協調するときには,
熱発色性材料を減らしバインダー成分を多くするとか,
耐保存性の強いバインダーを使う,あるいは紫外線吸収
剤を入れるなどの方策が用いられる。逆に,特に感度を
重視するときには感度の高い熱発色性材料を使い比率を
増やす,などの調節が必要に応じて成される。
感熱記録層の塗工量としては特に限定されるものでは
ないが,転写層あるいは再湿潤層も含めた全体として,
乾燥重量で2〜25g/m2,好ましくは4〜15g/m2である。
又,感熱発色性材料を含有しない保護層あるいは感熱
発色材料が少ない層は10g/m2以下,特に5g/m2以下の範
囲が好ましい。
本発明の感熱記録シート表面を製造する方法として,
一般のキャスト法(塗液が可塑性の有る状態で平滑体と
密着させ可塑性が無くなった後剥離する方法)である
が,具体的には次の2つの方法が好適に適用できる。
(A法)平滑体側に転写層を形成した後,支持体側に該
転写層を転写することにより感熱記録シートを得る方法
である。
より具体的には,平滑体上に転写層を塗布し半乾燥状
態あるいは乾燥後,接着性を有する物質を介して支持体
表面あるいは感熱記録層表面に接合し,接合後平滑体表
面から剥離する方法である。このとき転写層は,支持体
が既に感熱層を設けてある支持体を使う場合,必ずしも
熱発色成分を含む必要は無い。最終的に一層中,あるい
は各層中に熱発色性成分を含んでいれば良い。平滑体表
面と支持体を接合後接着剤の乾燥を必要とする場合は,
支持体は透気度300秒以下の通気性のあるものが好まし
く,また乾燥を必要としない接着剤の場合は,通気性の
無いフィルムウのような支持体でも使用可能である。
(B法)支持体に感熱記録層を塗布し,半乾燥状態,乾
燥後再湿潤した状態あるいは乾燥後感熱記録層塗液また
は保護層塗液を塗布した状態で平滑体表面と接合し,接
合したまま乾燥し,乾燥後該平滑体より剥離することに
より平滑表面を有する感熱記録シートを得る方法であ
る。これらの方法の中で生産安定性の面からは感熱記録
層を支持体上に塗布し,一旦乾燥した後で再度塗液を塗
布するという方法が好ましく,このとき平滑体と支持体
の接合部入口において,塗液の継続的な液溜まりができ
るように調節することが好適に行われる。この方法にお
いて支持体は通気性のある紙が適当であり,また顔料,
バインダーを主成分とし塗布量3〜15g/m2程度のアンダ
ーコート層を,更に希望によりバックコート層を設けた
ものでも良い。
前記A法,B法に用いられる平滑体としてはシート状,
ロール状,無端ベルト状の形状で表面がJIS−B−0601
法に基く粗さ曲線の中心線と平行で且つ粗さ曲線と接触
率が90%となる直線から表面側に1.5μmの位置に中心
線に平行に引いた直線との接触率が20%以下,好ましく
は10%以下である平滑表面を有するものが用いられる。
上記の接触率が90%となる直線から表面側に1.5μm
の位置に中心線と平行に引いた直線が粗さ曲線との接触
率が20%を超えたものであるとその平滑体表面と接合し
て乾燥しても高品位の感熱記録シートを得ることができ
ない。
又,これらの平滑体を用いて感熱記録シートを製造す
る際,光沢面を有するものを希望する場合は外観上も光
沢を有する平滑体を用い,艶消し調の感熱記録シートを
希望する場合は表面を化学的な処理あるいはサンドブラ
スト法のような処理により艶消し加工を施したものが用
いられるが,いずれにしても前記の表面平滑度を有する
ものでなければならない。
このような素材としては,PET,PP,PE等のプラスチック
フィルムあるいは金属等であり,表面を金属メッキを施
したものあるいはテフロンなどの樹脂加工したものが好
ましい。また離型性を良くするためシリコーン,フッ
素,界面活性剤,ワックスなどで好適に処理される。本
発明において操作性,耐久性,剥離性などの面より表面
をクロムメッキしたロール状の平滑体が好ましく,更に
クロムメッキ面上にテフロン加工処理したものも,剥離
性の点より優れている。
(作用及び効果) 以上のようにして湿潤状態で平滑体と接合したまま乾
燥することにより得られた感熱記録シートの表面は,感
熱記録層の方面平滑度がJIS−B−0601法に基づく粗さ
曲線の中心線に平行で,且つ,粗さ曲線と接触率が10%
で交わる直線から1.5μm内側に中心線と平行に引いた
直線と粗さ曲線との接触率が80%以上である平滑面にす
ることができ,このような平滑面を有する感熱記録シー
トはサーマルヘッドに対する平滑性が良好であり画質,
感度に優れている。平滑体表面を光沢調あるいは艶消し
調のものを使うことにより、感熱記録シートの画質、感
度を低下させないで均質な光沢調表面あるいは艶消し調
表面の外観を有する感熱記録シートを得ることができ
る。
(実施例) 次に本発明を実施例によって更に具体的に説明する
が,本発明はこれらの実施例の記載に限定されるもので
はない。
本発明の実施例における測定方法は下記の通りであ
る。
1.光沢度:(株)村上色彩研究所製 光沢計GM−3 角
度75゜ 2.画質・感度:松下電子部品(株)製のテスト機を用い
て印加電圧16.0Vパルス幅1.0〜3.4msで作画後マクベス
反射濃度計(RD−914)で画像濃度を測定した。また画
像部について目視及び拡大写真によりドット再現性を評
価した。
3.平滑度:王研式平滑度測定器を使用した。
4.外観:目視により光沢ムラ,地肌汚れを観察し評価し
た。
5.光学的表面粗さRp:(株)東洋精機製作所製マイクロ
トポグラフを使用した。
測定条件:印加圧力 10kgf/cm2 サンプリングタイム1
00ms 6.平均波長Rλa,中心線平均粗さRa及び10点平均粗さRR
Zの値は前記測定装置サーフコム1500Aで出力される値を
用いた。
実施例1 A液・・ロイコ染料10部(3−N−エチル−N−ペン
チルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン:山田化学工業(株)製S−205),P−ヒドロキシ安
息香酸ベンジルエステル20部,ジベンジルテレフタル酸
5部,ステアリン酸亜鉛10部,炭酸カルシウム30部をそ
れぞれ平均粒径2μm以下になるようにサンドグライン
ダーで分散したものと,バインダー20部(酸化デンプン
15部,PVA5部)とを水に混合して固形分濃度23%の感熱
層塗液とした。
第1図に示すようなキャストコーターを用い,支持体
として米坪47g/m2の片艶紙1の光沢面上に前記A液を乾
燥重量が3g/m2になるようにエアーナイフ3で塗布し
た。この後,熱風ドライヤー4に通して乾燥し,次に硬
度90゜のプレスロール5を用いてシリンダーロール8の
平滑表面と接合した。この時プレスロール5とシリンダ
ーロール8の接合入口部において液供給ノズル6から前
記A液が供給され,液溜りが継続的に形成されるように
調整した。また再湿潤液の塗工量は乾燥重量で1g/m
2(下層と合わせて4g/m2)になるようプレス圧を調節し
た。このようにして計量して塗布された感熱記録シート
はシリンダーロール8の平滑な表面と接触したまま熱風
乾燥機9により乾燥し,乾燥後該シリンダーロール8表
面より剥離することにより感熱記録シート10が得られ
た。
本実施例におけるシリンダーロール8の表面(平滑体
表面)はクロムメッキ処理しバフ研磨仕上げをした鏡面
を有するものである。得られた感熱記録シートは粗さ曲
線における接触率10%の直線から1.5μm内側の直線の
上記粗さ曲線との接触率は90%であり,画質及び感度が
優れたものであった。また光沢度は45%であり光沢ムラ
の無い均質な光沢調表面を有していた。評価結果を表1
に示す。
実施例2 実施例1において、平滑体として艶消し調表面を有す
るシリンダーロールを用いた以外は実施例1と全く同様
にして感熱記録シートを得た。このシリンダーロール
は、表面をクロムメッキした後バフ研磨仕上げを行い更
にサンドブラスト処理により艶消し調表面にしたもので
ある。得られた感熱記録シートは粗さ曲線における接触
率10%の直線から1.5μm内側の直線の上記粗さ曲線と
の接触率は93%であり,画質及び感度が優れたものであ
った。また光沢度は17%であり光沢ムラの無い均質な艶
消し調表面を有していた。評価結果を表1に示す。
比較例1 実施例1と同じように、A液を支持体上に乾燥重量6g
/m2になるように塗工し熱風乾燥機で乾燥し、そのまま
巻取った。この感熱記録シート上に更にA液を乾燥重量
2g/m2(下と合せて8g/m2)になるように塗工し熱風乾燥
機で乾燥した。得られた感熱記録シートは平滑性が低か
ったためスーパーカレンダー処理を行い平滑性を高めた
が画質、感度共不十分であった。光沢度は28%でありカ
レンダー処理により発生したと思える地肌汚れ,光沢ム
ラが存在した。感熱記録シートは粗さ曲線における接触
率10%の直線から1.5μm内側の直線の上記粗さ曲線と
の接触率は53%であった。評価結果を表1に示す。
実施例3 B液(転写層塗液)・・ロイコ染料(S−205)5
部、ビスフェノールA20部,エチレンビスステアロアミ
ド25部を,各々平均粒径2μm以下になるようにアトラ
イターで分散したものを混合しバインダーとして10%水
溶液のPVAを30部及び10%水溶液の酸化デンプンを70部
及びスチレンマレイン酸共重合体エマルジョン(35%濃
度)を40部加えた。この混合液に更に顔料として20%濃
度のシリカ分散液を60部添加し、固形分濃度22%の塗液
を調製した。
B液をB−4サイズにカットした光沢面を有する平滑
体(PET75μm厚:東レ(株)製ルミラー)上にワイヤ
ーバーを使いWETで10g/m2になるように塗工した。塗工
後熱風により半乾燥状態(目視及び指触により判断し
た。)にし、片ツヤ紙(米坪47g/m2)上にA液を乾燥重
量で6g/m2塗工してある支持体とゴムローラーを用いて
接合させ接合したまま乾燥した。乾燥後フィルムから転
写層を剥離することにより感熱記録紙が得られた。得ら
れた感熱記録紙は表面性に優れ画質、感度共良好であっ
た。また光沢度は85%であり均質であった。
実施例4 実施例3で用いた平滑体をサンドブラスト処理し艶消
し調表面を持つ平滑体を使用した。この平滑体はJIS−
B−0601法に基く粗さ曲線の中心線と平行で且つ粗さ曲
線と接触率が90%となる直線から表面側に1.5μmの位
置に中心線に平行に引いた直線との接触率が15%であっ
た。その他の条件は実施例3と全く同様にして感熱記録
シートを作製した。得られた感熱記録シートは光沢度15
%の均質な艶消し調表面を有し画質、感度共良好であっ
た。
比較例2 実施例3で用いた平滑体をサンドブラスト処理して艶
消し調表面を持つ平滑体を使用した。この平滑体はJIS
−B−0601法に基く粗さ曲線の中心線と平行で且つ粗さ
曲線と接触率が90%となる直線から表面側に1.5μmの
位置に中心線に平行に引いた直線との接触率が43%であ
った。その他の条件は実施例3と全く同様にして感熱記
録シートを作製した。得られた感熱記録シートの性能評
価結果からも判るように光沢度13%の均質な艶消し調表
面を有していたが、所々剥離不良によると思える転写層
の抜けが存在し、画質、感度共やや劣った結果となっ
た。
実施例5 C液:ロイコ染料10部(S−205)、p−ヒドロキシ
安息香酸ベンジルエステル25部、ジベンジルテレフタレ
ート5部、ステアリン酸亜鉛15部、ケイ酸アルミニウム
30部をそれぞれ平均粒径2μm以下になるようにサンド
グラインダーで分散したものとバインダー20部(PVA10
部、酸化デンプン10部)とを水に混合して固形分濃度22
%の感熱層塗液を調製した。
この塗液Cを第1図に示すようなコーターのコーター
ヘッド3のところで乾燥重量が7g/m2になるように片面
艶出し紙(米坪47g/m2)の光沢面上に塗布し水分が50%
程度になるように熱風ドライヤー4に通して乾燥し、得
られた感熱記録シートの塗布面を、シリンダーロール8
に接合させ接合させた状態で乾燥し、乾燥後ロールより
剥離して感熱記録シートが得られた。
ここで、シリンダーロール7は表面に剥離性を向上さ
せるためフッ素樹脂加工されている。またロールの表面
温度は50〜60℃に調節されていて、更にロールの外側に
乾燥を促進するため熱風機9が設置されている。
このようにして得られた感熱記録シートについて各種
の評価を行い、その結果を表1に示した。その結果から
もわかるように、平滑度が3000秒であり地肌カブリが無
く、画質、感度も優れたものであった。
実施例6 D液:(感熱記録層塗液の調製) ロイコ染料PSD−150(新日曹加工(株))10部,ビス
フェノールA30部,エチレンビスステアリルアマイド10
部,ステアリン酸カルシウム40部をそれぞれ平均粒径2
μm以下になるようにサンドミルで分散したものとバイ
ンダー(ポリビニルアルコール)25部とを水に混合して
感熱記録層塗液Dを得た。
(感熱記録層の形成) 得られた塗液Dを60g/m2の原紙に乾燥塗布量6g/m2
なるように塗布乾燥して感熱記録シートを得た。
E液:(保護層塗液の調製) アクリル系コート剤(F−846 15%水溶液;昭和電
工製)60部と酸化澱粉(MS−3600 15%水溶液、日本食
品製)20部とクレー50%水分散液10部とステアリン酸亜
鉛30%水分散液10部とジメチロール尿素1部とを水に混
合して保護層塗液E液を調製した。
上記のように得られた感熱記録シートの記録層上に前
記組成の保護層塗液Eを乾燥後の塗布量が3g/m2となる
ように塗布した後、塗布面をクロムメッキしたシリンダ
ードライヤーに接合させ、接合した状態で乾燥し、乾燥
後ロールより剥離して保護層被覆感熱記録シートを得
た。
得られたシートの性能評価結果を別紙表1に示した。
得られた感熱記録シートは、水、アルコール、可塑剤
などに対して画像部、非画像部の光学濃度変化が少な
く、保存性が優れていた。また、画質、感度共に、良好
であった。
実施例7 F液(黒色発色第1層感熱記録層成分) ロイコ染料10部(3−N−メチル−N−シクロヘキシ
ルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン:新日曹化工(株)製PSD−150),ビスフェノールA3
0部,ステアリン酸亜鉛20部を各々平均粒径2μm以下
になるようにサンドグラインダーで分散したものを混合
し,次ぎに30%濃度のケイ酸アルミニウム分散液を100
部添加し,更にバインダーとして10%水溶液のPVAを80
部及び10%水溶液を酸化デンプンを70部添加することに
よりF液を作製した。尚,この塗液濃度は20%にして用
いた。
G液(青色発色第2層感熱層成分) ロイコ染料10部(クリスタルバイレットラクトン(CV
L))ビスフェノールA20部、1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸フェニルエステル(大日本インキ(株)製HS−10
94)10部、ステアリン酸亜鉛20部を各々平均粒径2μm
以下になるようにサンドグラインダーで分散したものを
混合し、次に40%濃度の炭酸カルシウム分散液を100部
添加し、更にバインダーとしてPVA10%水溶液を200部添
加することによりG液を調製した。尚、この塗液濃度は
22%とした。
F液を上質紙(米坪53g/m2)に乾燥重量で6g/m2にな
るようエアーナイフコーターにより塗工し黒色発色層を
得た。次に、第2層としてG液を第1層上に乾燥重量で
4g/m2になるようエアーナイフコーターにより塗工し、
塗工後半乾燥状態でクロムメッキした金属ロールにプレ
スロールを用いて接合した。この感熱層は、金属ロール
と接合された状態で乾燥され、乾燥後金属ロールより剥
離して多色発色感熱記録紙がえられた。得られた感熱記
録紙は平滑度は350秒であり、地肌カブリは観察されな
かった。
次に青色発色画像として印加電圧12.0V、パルス幅3.0
ms及び黒色発色画像として印加電圧16.0V、パルス幅2.5
msで作画した結果、青色画像濃度は0.55、黒色画像濃度
は1.37と高濃度であり、またドット再現性も良く、色の
混色もみられなかった。
比較例3 H液・・顔料として酸化ケイ素(ミズカシルP−832:
水沢化学工業(株)製平均粒径2.7μm)50部及び有機
中空顔料(ローペークOP−84J:日本アクリル化学(株)
製平均粒径0.55μm)50部、及びバインダーとしてスチ
レン−ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%)30
部を混合して固形分濃度30%の塗液を調製しアンダーコ
ート層塗液H液とした。H液を米坪45g/m2の上質紙上に
乾燥重量で7g/m2になるよう塗工したものを支持体とし
て用いた以外は比較例1と同じ条件で作成した。
得られたシートの性能評価結果を別表1に示した。
尚,べっひょう1の結果からも判るように平均波長が60
μm以下のものは画質・感度及び外観が優れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に於て使用した感熱記録シート
の製造装置の概念図である。 第2図は粗さ曲線及び接触率算出方法の説明図である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に加熱により発色する一層または
    二層以上の感熱記録層において、感熱記録層の表面平滑
    性がJIS−B−0601法に基づく粗さ曲線において、中心
    線に平行で、且つ、粗さ曲線と接触率が10%で交わる直
    線から1.5μm内側に中心線と平行に引いた直線と粗さ
    曲線との接触率が80%以上である平滑面で有ることを特
    徴とする高品位感熱記録シート。
  2. 【請求項2】粗さ曲線と接触率が10%で交わる直線から
    1.5μm内側に中心線と平行に引いた直線と粗さ曲線と
    の接触率が90%以上である平滑面で有ることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の高品位感熱記録シート。
  3. 【請求項3】得られた感熱記録シート表面の光沢度が30
    %以下の艶消し状であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の高品位感熱記録シート。
  4. 【請求項4】支持体上に、加熱により発色する感熱記録
    層を設けた感熱記録シートの最外表面層を形成する際、
    JIS−B−0601法に基づく粗さ曲線の中心線と平行で且
    つ粗さ曲線と接触率が90%となる直線から表面側に1.5
    μmの位置に中心線に平行に引いた直線との接触率が20
    %以下である平滑表面を有する平滑体表面に、湿潤状態
    (可塑性のある状態)の最外表面層を接合し、接合した
    状態で乾燥し最外表面層を乾燥状態(可塑性の無い状
    態)とした後、最外表面層を平滑体表面から剥離するこ
    とを特徴とする高品位感熱記録シートの製造方法。
  5. 【請求項5】最外表面層の湿潤状態が半乾燥状態である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の高品位感
    熱記録シートの製造方法。
  6. 【請求項6】最外表面層の湿潤状態が乾燥した表面に溶
    媒を塗布して再湿潤した状態であることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項記載の高品位感熱記録シートの製造
    方法。
  7. 【請求項7】最外表面層の湿潤状態が乾燥した表面に更
    に感熱記録層塗液又は保護層塗液を塗布して再湿潤した
    状態であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の高品位感熱記録シートの製造方法。
  8. 【請求項8】支持体が通気度が300秒以下の下塗紙であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の高品位
    感熱記録シートの製造方法。
  9. 【請求項9】感熱記録層が異なった色相に発色する複数
    の感熱記録層からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の高品位感熱記録シートの製造方法。
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