JP2540967Y2 - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2540967Y2
JP2540967Y2 JP1991039463U JP3946391U JP2540967Y2 JP 2540967 Y2 JP2540967 Y2 JP 2540967Y2 JP 1991039463 U JP1991039463 U JP 1991039463U JP 3946391 U JP3946391 U JP 3946391U JP 2540967 Y2 JP2540967 Y2 JP 2540967Y2
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electric
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喜久男 舘
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株式会社 不二工機
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、容量性圧力変換器を有す
る圧力センサであって、
【0002】電気回路への電気コネクタの接続、組付性
の改善およびハウジングへ装着後、調整可能な電気回路
及び調整孔付電気コネクタを有する容量性圧力変換器を
備える圧力センサに関するものである。
【0003】
【従来の技術】圧力変換器を含む圧力センサは公知であ
って例えば米国特許、第4875135号に記載されて
いる。図7A,Bは従来の圧力センサの断面図でハウジ
ング1内に容量性圧力変換器2、電気回路3、コネクタ
端子を有するカップ形コネクタ体部4とを備えている。
【0004】電気回路3は、フレキシブル基板5に電子
部品を装着し変換器2の反対側面2.2に配置され、相
互および変換器端子6と電気的に結合している。フレキ
シブル基板の反対側端部5.2はチャンバ7内のコネク
タ体部の底の下に横たわる様に折曲げられコネクタ端子
8に電気的に結合し、かつ、電子部品が実装されてい
た。
【0005】また、センサはセンサハウジング1への装
着後に変換器2に対する電気回路3の較正を可能にする
様にコネクタのハウジングの外側の一端に開口部9を有
していた。該開口部9からプローブにて調整を行なった
後、ゴム材料等により管状部分のみ密封していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の圧力センサ
は、コネクタ端子へフレキシブル基板を折曲げて結合し
固着する構造のため、コネクタ体部4にある端子8とフ
レキシブル基板5とを半田付等による固着作業をしなけ
ればならないという生産作業上の欠点を有していた。さ
らにセンサを適正に較正して較正後にセンサを密封する
構造のため、密封剤の封入、硬化の工程が短縮できない
という生産作業上の欠点も有していた。また電気信号の
較正用の孔が該コネクタのハウジングの外側に設けられ
ているため、密封した部分が、主用途である自動車に使
用した場合、周囲の温度、湿度、振動、油性塵埃などの
悪影響にさらされていた。そのため密封剤の経日的な劣
化等により電気回路の作動に不具合を生ずるなどの欠点
を有していた。
【0007】本案の目的は先行技術におけるそれらの欠
点を解消することにある。更に詳しくいえば、圧力セン
サの構造を改良することにより、組付作業を簡易にする
ことで価格の低減を計り、耐環境性の改良による品質の
向上をさせた圧力センサを得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本案の圧力センサは、圧力流体入口を有するハウジ
ング、前記ハウジング内に配置される圧力感知素子と両
面に電気部品を実装した電気回路基板を有する電気回
路、及び、ハウジング上部に配置固定した電気コネクタ
体部とを備え、前記圧力感知素子を前記ハウジング内の
下部に支持し、該圧力感知素子と前記電気回路基板との
間に電気絶縁材料の中空の支持部材を配置し、前記電気
回路基板の上面に前記電気コネクタ体部のフランジ部を
配置して前記ハウジングと電気コネクタとの間に前記中
空の支持部材を介在させて圧力感知素子と電気回路基板
とを挟持保持すると共に、前記電気コネクタ体部のガイ
ド筒内の底面にコネクタ端子を支持し、該コネクタ端子
が前記電気回路基板と嵌脱可能に電気接点接触で接続さ
れ、前記ガイド筒内の底面に前記電気回路の電気回路信
号を調整する調整孔を設けたことを特徴としている。
【0009】
【0010】これにより、変換器と一体になった電気回
路と、電気コネクタは、独立した部品として取り扱うこ
とが可能となり、生産のうえで組付作業が簡易化される
利点をもつ。
【0011】さらに本案は前記電気コネクタのハウジン
グ筒内のコネクタ端子が、外部へ引出される底面に電気
回路の電気信号の調整孔を設けることで使用時の周辺の
悪環境から調整孔を保護するとともに、調整孔の封止も
ゴム栓等による簡易構成を可能とする利点をもつ。
【0012】
【作用】従って本案は以上のような手段を有するから、
圧力流体入口にかかる流体の圧力変化により、容量性圧
力変換器はその容量を変化して電気回路に伝え、電気回
路は変化した圧力に相当する電気信号を生じて例えば圧
縮機等を制御する。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本案を詳細に説明する。
本案の圧力センサ11の平面図を図1に、外観図を図2
に示し、該センサの断面図が図3、図4に示されてい
る。ハウジング12には、圧力導入口13を通じて受圧
する平坦な円板形状の容量性圧力変換器14のダイヤフ
ラム15が、ガスケット16等で気密シールされ、支持
部材17、コネクタ体部18のフランジ部18.4が変
換器14と重なるように配置され、ハウジングの縁部1
2.1をかしめ等により固着している。
【0014】圧力変換器14はアルミナ等のセラミック
材料のダイヤフラム15を有し、該ダイヤフラム15は
ガラスシール材等によりセラミック基部19に対して所
定の間隔を設け、対向面に配置される。ダイヤフラム1
5とセラミック基部19の対向面には加えられる圧力に
よって変化する静電容量を有するコンデンサが金属被覆
で形成されている。
【0015】変換器14の出力は、セラミック基部19
を通って反対側面19.1から金属端子20,21とし
て引き出され、変換器の反対側面19.1と対向して配
置される中空円板形状の支持部材17によって所定の間
隔をへて、電気回路22に電気的に接続される。支持部
材は、ポリブチレンテレフタレート等の電気絶縁材料に
よって形成され、変換器14と電気回路22の位置が定
まるよう溝部を有している。電気回路は、容量性変換器
に加えられる圧力に相当する電気信号を出力するような
電気回路を備えている。
【0016】この回路は例えば特開平2−78912で
開示されているため回路の総ての詳細はここに記載せ
ず、回路は、集積回路ユニット、抵抗器、コンデンサ等
の回路の構成要素を有することが認められる。本実施例
では、電気回路22は、耐熱、耐湿度の特性が良好なセ
ラミック材料の両面スルーホールの電気回路基板23を
有している。
【0017】センサは、支持部材17に対向して重なる
関係に配置されるガラスで補強されたポリブチレンテレ
フタレートの様な電気絶縁材料のコネクタ体部18を有
している。
【0018】このコネクタ体部は、外部へ信号の受け渡
しをする複数のコネクタ端子24,25,26を被うコ
ネクタ嵌合の着脱用のガイド筒部18.1と抜け防止用
凸部18.2,18.3とを外周に有し、支持部材17
と、電気回路基板23とに、重なるところまで一体成形
で延びるフランジ部分18.4とを有するカップ形であ
る。
【0019】コネクタ体部の空室27と支持部材17の
中空部分28とに電気回路22の電気部品が実装されて
いる。本案によると電気回路22と複数のコネクタ端子
24,25,26との電気的な結合は、嵌合、脱去が可
能なコネクタにより行なわれる。
【0020】図3、図4に示す実施例では、電気回路と
接続されるコネクタ端子24,25,26は円形もしく
は平板形の凸形ピン形状をしており、電気回路基板23
に実装されている凹形のコネクタ29,30,31と結
合するように構成される。コネクタの配置は図示される
ように個々に独立した位置でも、一ケ所に集中して配置
してもよい。また図5に示す実施例ではコネクタ端子と
かしめ等により結合されたばね性を有するベリリウム銅
の様な平板形のレバー32が電気回路基板の一面23.
1と平行になるように曲がっており、その先端には円錐
凸形の電気接点33を有し、電気回路基板23に設けら
れた金属箔電極と接合されている。尚、この構成の場
合、好ましくは電気接点33と金属箔電極には金メッ等
の表面美装をほどこせば接触信頼性の面からもよい。ま
た、図6に示す実施例では、コネクタ端子とかしめ等に
より結合されていて先端部にばね性のあるくびれ部分を
有するレバー34と、支持部材17に設けられた穴部1
7.1に、電気回路基板23より突出された接触子35
とが、挿入することで電気的結合をする構成としたもの
である。
【0021】本案によると、センサは、容量性のもので
あるため、変換器14に対する電気回路22の調整は外
部電界や浮遊容量の影響をさけるためハウジング12へ
装着後に行う必要がある。このため図3、図4に示すよ
うに、コネクタ体部18の外部の位置へ延びる複数のコ
ネクタ端子24,25,26の突き出る面18.5から
内側反対面18.6まで複数の調整孔36,37を有し
ている。この配置では、電気回路22の半固定ボリウム
38,39を調整孔36,37を通して外部より回転ド
ライバー(図示していない。)を挿入し、周知の態様で
電気回路22を調整するように構成されている。調整す
べき個所は圧力対出力電圧との関係を決定するため少な
くとも2ケ所必要である。また、この調整作業は、圧力
を印加しながら行うためセンサ11のコネクタ体部に結
合する外部カプラー40のハウジング40A内にコネク
タ端子24,25,26と嵌合するコネクタ端子41,
42,43とドライバー挿入口が構成されている。
【0022】また、電気回路22の構成によっては機械
的な調整によらず、外部から電気的な較正により行うと
きもある。その場合でも上記調整孔に電気接点プローブ
を挿入して周知の態様で較正することが可能である。
【0023】また更には、電気回路22の構成によって
は、機械的な調整によらず外部からレーザービームによ
るトリミングを行うときもある。その場合でも、前記の
事例と同様に調整孔の形状やレイアウトをアレンジする
ことで可能である。調整が終了したら調整孔には抜け止
め突起部を持ち複数の調整孔に対し栓ができるゴム栓4
4を挿入し、密封するように構成される。また更には、
図5に示されるように、調整孔は、蓋45をしたのちゴ
ム材料等の封止剤46で密封する構成としてもよい。
【0024】
【考案の効果】本案の構造では特に大量生産の組立工程
において先行技術の欠点にみられたような電気回路とコ
ネクタ端子との電気的結合に必要な半田付作業等が不用
となり自動組立装置での組付けを容易にかつ確実に固定
的に結合されるように構成される。
【0025】また、前記ハウジング内に電気絶縁材料の
中空の支持部材を配置し、かつ、該支持部材を前記ハウ
ジングと前記コネクタとの間に介在させて前記ハウジン
グと前記コネクタとで前記圧力感知素子と前記電気回路
基板とを挟持保持したことによって、圧力感知素子と電
気回路基板とが電気絶縁状態で、しかも、組立時の歪等
を生じることなく、所定間隔でしっかりと位置固定され
る。更に、電気回路の電気回路信号を調整するための調
整孔をコネクタ体部のガイド筒内に構成したので、図6
に示されているように、圧力センサの使用時において該
ガイド筒が外部カプラー40のハウジングやブッシング
47、48、49等の被われることによって前記調整孔
が外部から遮断されて、該調整孔が周囲の温度、湿度、
振動、油性塵埃などの悪影響にさらされないで、品質面
での向上が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案センサの平面図。
【図2】本案センサの外観図。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図。
【図4】図1の4−4線に沿う断面図。
【図5】本案センサの他の実施例の要部の断面図。
【図6】本案センサの更に他の実施例の断面図。
【図7】従来のセンサの断面図。
【符号の説明】
12 ハウジング 13 圧力流伝入口 14 圧力感知素子 17 支持部材 22 電気回路 23 電気回路基板 24,25,26 コネクタ端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−190731(JP,A) 特開 昭59−208432(JP,A) 特開 平1−300092(JP,A) 特開 昭58−198739(JP,A) 特開 昭62−267636(JP,A) 実開 平2−146731(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力流体入口を有するハウジング、前記ハ
    ウジング内に配置される圧力感知素子と両面に電気部品
    を実装した電気回路基板を有する電気回路、及び、ハウ
    ジング上部に配置固定した電気コネクタ体部とを備えた
    圧力センサにおいて、 前記圧力感知素子を前記ハウジング内の下部に支持し、
    該圧力感知素子と前記電気回路基板との間に電気絶縁材
    料の中空の支持部材を配置し、前記電気回路基板の上面
    に前記電気コネクタ体部のフランジ部を配置して、前記
    ハウジングと電気コネクタとの間に前記中空の支持部材
    を介在させて圧力感知素子と電気回路基板とを挟持保持
    すると共に、前記電気コネクタ体部のガイド筒内の底面
    にコネクタ端子を支持し、該コネクタ端子が前記電気回
    路基板と嵌脱可能に電気接点接触で接続され、前記ガイ
    ド筒内の底面に前記電気回路の電気回路信号を調整する
    調整孔を設けたことを特徴とする圧力センサ。
JP1991039463U 1991-05-29 1991-05-29 圧力センサ Expired - Lifetime JP2540967Y2 (ja)

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JPH04134044U JPH04134044U (ja) 1992-12-14
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