JP2540928Y2 - 壁埋め込み式空気調和機の雨仕舞装置 - Google Patents

壁埋め込み式空気調和機の雨仕舞装置

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JP2540928Y2
JP2540928Y2 JP1992032009U JP3200992U JP2540928Y2 JP 2540928 Y2 JP2540928 Y2 JP 2540928Y2 JP 1992032009 U JP1992032009 U JP 1992032009U JP 3200992 U JP3200992 U JP 3200992U JP 2540928 Y2 JP2540928 Y2 JP 2540928Y2
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JP
Japan
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frame
air conditioner
tube portion
opening
wall
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JP1992032009U
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JPH0587430U (ja
Inventor
清次 野上
茂男 岡村
Original Assignee
新日軽株式会社
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】
【0001】本考案は、壁開口部を形成する開口枠の屋
外側面に通風性室外パネル付きの枠体を取り付けて、前
記開口部に形成される収納空間に空気調和機本体を収納
してなる壁埋め込み式の空気調和機(以下、エアコンと
いう)の雨仕舞装置に関する。
【0003】
【0002】この種の壁埋め込み式エアコンにおいて
は、枠体がその屋内側端部を開口枠の屋外側面に当接し
て、ねじ止めにより取付けられる。枠体の屋内側端部の
外周面に枠体の中心から遠心方向に延びる取付縁が形成
されて、各枠の取付縁を開口枠の各枠に当接してねじ止
めする場合は、取付縁が開口枠に密着するので、比較的
良好な水密性能が得られる。しかし、平窓の下側に取付
けられる壁埋め込み式エアコンにおいては、エアコン開
口枠の上枠、すなわち、サッシ開口枠の窓台に対する、
平窓に設置されるサッシ窓枠の下枠とエアコン枠体の上
枠との取合いの関係から、枠体の上枠の屋内側端部を窓
台に密着することが困難になり、このような場合はブラ
ケットを介して取付けている。
【0004】
【0003】このような連結構造においては、枠体が屋
外側からねじ止めされる場合と、屋内側からねじ止めさ
れる場合があるが、そのいずれの場合も、毛細管作用に
よる雨水の躯体への浸入を防止することが容易でなく、
雨仕舞のための構造、作業が複雑になる問題があった。
【0005】
【0004】本考案は、壁開口部を形成する開口枠の屋
外側面に通風性室外パネルを有する枠体と、前記開口部
に形成される収納空間に空気調和機本体を収納してなる
壁埋め込み式エアコンにおいて、枠体のとくに上枠と開
口枠の上枠、とくに窓台との間、又は枠体の上枠とサッ
シ窓枠の下枠との間から躯体への雨水浸入を有効に防止
できる埋め込み式エアコンの雨仕舞装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【0005】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案に係る雨仕舞装置は、枠体の上枠の屋内側端
部に角筒部が設けられ、前記角筒部は、これを前記開口
枠を構成する上枠又はその上枠に固着された連結部材も
しくはブラケットに固着されるものであり、前記角筒部
の屋内側壁に上方に開口する樋が形成され、前記角筒部
のみが長手方向に延長され、その延長された部分が前記
枠体を構成する縦枠の対向側面に設けた孔に挿入してあ
り、前記樋の長手方向両端は塞がれており、前記角筒部
の室内側壁に前記樋から前記角筒部内に導水する連通孔
が設けられ、かつ、角筒部の前記縦枠に挿入された部分
における底壁に、前記角筒部に導入された雨水を前記縦
枠内に流下させる排水口が設けられていることを特徴と
している。
【0008】
【0006】
【0009】
【作用】角筒部の屋内側面と、これに当接して連結され
ている窓台、又はその窓台に固着され、前記角筒部に連
結されているブラケット、もしくは窓台に固着されて前
記角筒部に連結されているサッシ下枠との間から万一雨
水が浸入しても、その雨水は枠体の上枠の樋中に流下
し、その樋の端部に設けた連通孔から角筒部内を縦枠内
に導かれ、縦枠内に延長させてある枠体の上枠に設けた
排水口より縦枠内を流下して、排出される。
【0010】
【0007】
【0011】
【実施例】次に、本考案の実施例について、図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1は、平窓の下側に壁埋め込み式エアコ
ンを取付ける場合の基本的構成を概略的に示す分解斜視
図であり、図2は本考案に係る雨仕舞装置の部分を示す
縦断面図、図3はさらに要部を示す破断斜視図、図4は
要部を示す横断面図である。
【0013】
【0008】左右の柱1の間に、下枠2、窓台となる中
枠3及び上枠4を懸架固定して、柱1、下枠2及び中枠
3の間にエアコン取付け用開口部5が、また、柱1、中
枠3及び上枠4の間にサッシ取付け用開口部6が形成さ
れている。エアコン開口部5を形成する開口枠である柱
1、下枠2及び中枠3の屋外側面にはエアコン取付け用
枠体8がねじS1により取付けられ、その枠体の屋外側
部分には吸入口91と吹出口92を有する通風性室外パ
ネル9が固着されている。
【0014】
【0009】室外パネル9を固着した枠体8をエアコン
取付け用開口枠1,2,3に取付けると、室内方向に開
口した収納空間10が形成され、その収納空間にエアコ
ン本体11を収納し、固定した後、吹出口121と吸入
口122を有する通風性室内パネル12をエアコン開口
部5内に収納取付けることにより、エアコンが壁内に埋
め込み式で取付けられる。
【0015】
【0010】前記サッシ取付け用開口部6を形成する開
口枠である柱1、中枠3及び上枠6に、サッシ窓枠13
が、例えば、外付け式に取付けられて、平窓を構成して
いる。このサッシ窓枠には、ガラス障子が引き違い、開
き、嵌め殺し、上げ下げ、辷り出し等の各種窓形式のう
ち、所望の形式で選択的に取付けられるが、本考案の要
部でないので、図1には図示を省略してある。図2は、
ガラス障子d1,d2網戸d3、雨戸d4が建て付けら
れた引き違い窓の場合が示されている。
【0016】
【0011】図2に示された例は、エアコンが和風納ま
りで取付けられる場合のエアコン取付け用枠体8の構造
が示されている。すなわち、この場合の枠体8は、洋風
納まりの場合に単独で使用できる主枠体8aと、和風納
まりの場合に、その主枠体に連結して使用される付加枠
体8bとから構成されている。主枠体8aは、上下左右
の枠材を矩形に組立てて構成され、各枠材の屋内側端部
に連結部c1を有する。この連結部は、主枠体が単独で
使用される場合は、前記エアコン開口枠に対してねじ等
で固定されるために使用され、また、付加枠体8bと連
結して使用される場合は、その付加枠体に対して接続さ
れるために用いられる。
【0017】
【0012】付加枠体8bは、概略角筒状に形成された
上下左右の枠材を矩形に組立てて構成され、各枠材の屋
外側部分には、前記主枠体8aの各枠材に連結するため
の連結部c2が設けられ、また、付加枠体の各枠材の屋
内側部分には、前記エアコン枠体に対してねじ等で固定
するための、前記主枠体の連結部c1に対応する連結部
c3が設けられている。
【0018】
【0013】主枠体8aに付加枠体8bを結合する場合
は、これらの当接部からの雨水の浸入を防止するため、
気密部材smが介在される。
【0019】
【0014】主枠体に付加枠体が結合された図2の場合
は、付加枠体の各枠材の屋内側の連結部c3が、エアコ
ン開口枠を構成する柱1、下枠2及び中枠3に連結され
て、壁Wに取付られている。なお、図示の実施例では、
中枠3が、上側のサッシ窓枠取付け用の窓台となるの
で、サッシ窓枠の下枠131を中枠3に接続する取合い
の関係から、エアコン取付け用枠体8の付加枠体の上枠
81は、ブラケット14を介して、中枠3に連結されて
いる。
【0020】
【0015】ところで、上記付加枠体8bの上枠81に
は、本考案の目的を達成するため、図3に明示されてい
るように、角筒部811の屋内側壁812から室内方向
に延出され、かつ、上方に開口する樋813が形成され
ている。そして、主枠体8aの上枠82及び下枠83
は、縦枠84の内側面に当接して、その縦枠に連結され
る。しかし、付加枠体8bにおいては、下枠85は主枠
体の場合と同様に縦枠8bの内側面861に当接して連
結されているが、上枠81は、これを下枠85よりも長
手方向に延長し、その延長された部分を縦枠86の内側
面に設けた挿入口862から挿入して連結されている。
この場合、図3に示すように、上枠81の延長部分にお
ける角筒部から延出する部分、すなわち、樋813その
他の部分が切除されて、縦枠862に矩形等なるべく加
工し易い形状に形成された挿入口862に容易に挿入で
きるようにしてある。
【0021】
【0016】そして、前記樋813の長手方向端部は詰
め物15により塞がれており、角筒部811の屋内側壁
812には、少なくとも樋813の長手方向端部におい
てその樋813から角筒部内に連通する孔814が形成
してある。また、角筒部811の縦枠86内に挿通され
た部分における屋外側壁815にその角筒部内から外側
に連通する孔816が設けられ、さらに、角筒部の底壁
に縦枠86内側において下方に開口する排水口817が
形成してある。
【0022】
【0017】角筒部811の屋内側壁812から屋外側
壁815までの距離が縦枠86の屋内側壁863と屋外
側壁864までの距離と等しい場合は、排水口817は
上枠81の屋外側壁815付近の内側に設けられるの
で、屋外側壁に連通孔817を設ける余地はない。
【0023】
【0018】エアコン取付け用枠体8の付加枠体8bの
上枠81は、その角筒部811の屋内側壁812を中枠
3に固着されたブラケット14の垂下部にねじS1によ
り連結して固定される。この場合、ブラケット14の垂
下部は、前記樋813の中に垂下される。
【0024】
【0019】また、サッシ窓枠13の下枠131は、上
記のように窓台である中枠3に通常の方法により固定さ
れるが、その下枠の屋内側端部に設けられる水切り縁1
311は、付加枠体の上枠81の屋内側壁の上部に装着
されている気密部材SMと前記ブラケット14との間に
押入圧接して、取付けられる。
【0025】
【0020】このように、サッシ窓枠の下枠131とエ
アコン枠体の上枠81とは、その間に気密部材SMを介
在させて連結されるが、毛細管作用又は気密部材の老化
等により、微量の雨水が浸入することを完全には予防で
きない。しかし、付加枠体の上枠81には、前記樋81
3が形成してあるので、サッシ窓枠の下枠131とエア
コン枠体の上枠81との間から浸入することがある雨水
は、この樋に受け止められる。増水した場合は、図4に
矢印で示すように、その樋に沿って流れ、連通孔814
を経て上枠81の角筒部内をその長手方向に移動し、さ
らに連通孔816から外側に移動し、結局、排水口81
7から縦枠86内を下方に流下して、その下端部から排
水される。
【0026】
【0021】従って、サッシ窓枠13とエアコン枠体8
との間から雨水がエアコン収納空間又は躯体側に浸入す
ることが完全に防止される。
【0027】
【0022】なお、図2において、エアコン枠体の主枠
体8aの屋内側部分の内周には共通の垂直面上において
連続する当接縁821,831が設けてあり、この当接
縁は気密部材smを介してエアコン本体11の外周面に
当接されてエアコン本体を支持している。
【0028】
【0023】上記の実施例は、エアコン枠体8の上側に
サッシ窓枠13が取付けられている場合について図示さ
れ、説明されたが、本考案は、同一の構成で図5に示す
ように、エアコン枠体8の上側にサッシ窓枠が設けられ
ない場合にも、用いることができる。この場合は、中枠
3の屋外側面に付加枠体8bの上枠と等しい長さを有す
る連結部材8cが釘打ち又はねじ止めにより固着され、
その連結部材8cの垂下部が上枠81の屋内側壁812
の室内側面に気密部材SMを介して当接してねじS1に
より連結されている。好ましくは連結部材に形成した水
切り縁818をエアコン枠体の付加枠体の上枠に形成し
た水返し縁819の屋外側面に当接してて、水密性をさ
らに向上させてある。各図においてcmはコーキングで
ある。
【0029】
【0024】上記各図においては、エアコン枠体が主枠
体8aと付加枠体8bとの内外二つの枠体を連結した構
造のものが示されたが、本考案の技術思想は、これらの
枠体が一体に成形されたものに適用することもできる。
【0030】
【0025】
【0031】
【考案の効果】上述のように、本考案によれば、壁開口
部を形成する開口枠の屋外側面に通風性室外パネルを有
する枠体を取付けて前記開口部に形成される収納空間に
空気調和機本体を収納してなる壁埋め込み式エアコンに
おいて、前記枠体のとくに上枠と開口枠の上枠との間、
又は枠体の上枠とサッシ窓枠の下枠との間から躯体への
雨水浸入を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平窓の下側に壁埋め込み式エアコンを取付ける
場合の基本的構成を概略的に示す分解斜視図である。
【図2】本考案に係る雨仕舞装置の部分を示す縦断面図
である。
【図3】さらに要部を示す破断斜視図である。
【図4】要部を示す横断面図である。
【図5】他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,2,3 エアコン開口枠 5 エアコン開口部 1,3,4 サッシ開口枠 6 サッシ開口部 8 エアコン取付け用枠体 9 室外パネル 11 エアコン本体 12 室内パネル 13 サッシ窓枠 81 上枠 813 樋 814 連通孔 816 連通孔 817 排水口 86 縦枠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁開口部を形成する開口枠の屋外側面に
    通風性室外パネルを有する枠体を取り付けて、前記開口
    部に形成される収納空間に空気調和機本体を収納してな
    る壁埋め込み式空気調和機において、 (イ)前記枠体の上枠の屋内側端部に角筒部が設けてあ
    り、 (ロ)前記角筒部は、これを前記開口枠を構成する上枠
    又はその上枠に固着された連結部材もしくはブラケット
    に固着されるものであり、 (ハ)前記角筒部の屋内側面に上方に開口する樋が形成
    され、 (ニ)前記角筒部のみが長手方向に延長され、その延長
    された部分が前記枠体を構成する縦枠の対向側面に設け
    た孔に挿入してあり、 (ホ)前記樋の長手方向両端は塞がれており、 (ヘ)前記角筒部の室内側壁に前記樋から前記角筒部内
    に導水する連通孔が設けられ、かつ、前記角筒部の前記
    縦枠に挿入された部分における底壁に、前記角筒部に導
    入された雨水を前記縦枠内に流下させる排水口が設けら
    れていることを特徴とする壁埋め込み式空気調和機の雨
    仕舞装置。
JP1992032009U 1992-04-16 1992-04-16 壁埋め込み式空気調和機の雨仕舞装置 Expired - Lifetime JP2540928Y2 (ja)

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JPH0587430U JPH0587430U (ja) 1993-11-26
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