JPS6329823Y2 - - Google Patents

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JPS6329823Y2
JPS6329823Y2 JP1983111020U JP11102083U JPS6329823Y2 JP S6329823 Y2 JPS6329823 Y2 JP S6329823Y2 JP 1983111020 U JP1983111020 U JP 1983111020U JP 11102083 U JP11102083 U JP 11102083U JP S6329823 Y2 JPS6329823 Y2 JP S6329823Y2
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frame
sash
sash frame
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JP1983111020U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建物の開口部に設置されているサ
ツシ枠を取外すことなくそのままの状態にして、
当該既設のサツシ枠上に、新規サツシ枠の室内側
に延長して形成したカバー片を被せて取付けるよ
うにした改装サツシに関するものである。
近年、アルミニウム製サツシは著しく広く普及
しており、住宅やビルを問わず建物のほとんどの
開口部に取付けられるようになつている。
しかし、一般に耐食性のすぐれたアルミニウム
製サツシ(そのほか、一時的に鉄製サツシが使用
されていたこともある。)であつても、塩風や酸
性雨等にさらされることが多いため長年の使用に
よつて汚損や腐食が進行したり、タイト材が劣化
損耗して気密および水密性能が低下してくること
は避けられない。そのため、このような古くなつ
たサツシを新しくて性能のよいサツシに取替えた
いという要求が出てくる。
このような要求に対し、既設サツシを取外して
新規サツシを新たに設置しようとする場合には、
既設サツシの取外しに伴つて建物の内外装をも更
新あるいは手直しする必要があるため、煩雑な作
業を必要とすると共に工事日数がかかり、費用も
嵩むという問題点があつた。
そこで、このような問題点を解消するために、
既設サツシ枠を取外すことなくそのままの状態に
し、この既設サツシ枠の見込み面に、新規サツシ
枠の室内側に延長したカバー片を被せて固定し、
新規サツシ枠外周と建物開口部との間でシールし
てサツシの気密性および水密性を高めるようにし
た改装サツシの開発もなされた。
しかしながら、このような従来の改装サツシに
あつては、暴風雨時などにおいて上記シールを境
とする室外側大気圧Poと室内側大気圧Piとの間
に大きな差が生じた場合に、前記圧力差によつて
室外側の大気がシール材の〓間から室内側に流れ
込み、この大気と共に雨水が室内側に浸入してし
まうという問題点があつた。
この考案は、上述したような従来の問題点に着
目してなされたもので、既設のサツシ枠上に新規
サツシ枠を設置した改装サツシにおいて、たとえ
暴風雨時等において室外側と室内側との圧力差が
大きくなつたときでも、シール部分より室内側に
雨水等が浸入するのを防ぐことができるようにし
た改装サツシを提供することを目的とするもので
ある。
すなわち、この考案は、既設サツシ枠の見込み
面に、新規サツシ枠の室内側に延長したカバー片
を被せて固定し、前記既設サツシ枠と、前記新規
サツシ枠の室内側カバー片との間に形成された上
下左右の空間を相互に連通して、前記空間部分の
うち上部空間の室外側をシールするとともに、新
規サツシ枠の外周部分に形成された開口部を介し
て、前記空間と大気とを連通して成ることを特徴
としている。
以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
し、1は柱、2は鴨居、3は敷居、4は建物の開
口部を囲むようにして後述の新規サツシ枠を取付
けた後に室内側に設けられる額縁などの内装材で
ある。そして、第1図に示すように、鴨居2の下
部側には、既設サツシ枠の上枠10が固定してあ
り、敷居3の上部側には、既設サツシ枠の下枠2
0が固定してある。また、第2図に示すように、
柱1の開口部側には、既設サツシ枠の左枠30お
よび右枠40が各々固定してある。
さらに、前記柱1、鴨居2および敷居3の各室
外面側には前記上枠10、左枠30および右枠4
0の取付け片を覆うようにして外装材5が設けて
ある。
そして、既設サツシ上枠10は、障子溝15,
15、左右枠30,40を連結するためのビスホ
ール16,16などを備えており、下枠20は、
障子レール25,25、左右枠30,40を連結
するためのビスホール26,26、水切り片27
などを備えている。また、左右枠30,40は、
障子の戸当り面35,45を備えている。
既設サツシ枠は上記したような上下枠10,2
0および左右枠30,40より形成されたもので
あり、この既設サツシ枠を取り外すことなく新規
サツシ枠が取り付けられる。この新規サツシ枠
は、上下枠50,60および左右枠70,80を
連結して構成されている。
これらのうち、上枠50は、補強用中空部5
1、網戸レール52、障子90を案内する障子レ
ール53,53、左右枠70,80を固定するた
めのビスホール54,54を備え、さらに、垂下
壁55を介して室内側に延長したカバー片56、
左右枠70,80のカバー片76,86を固定す
るためのビスホール57,57、内装材4との当
接片58などを備えている。
また、下枠60は、補強用中空部61、網戸レ
ール62、障子90を案内する障子レール63,
63、左右枠70,80を固定するためのビスホ
ール64,64を備え、さらに、立上り壁65を
介して室内側に延長したカバー片66、左右枠7
0,80のカバー片76,86を固定するための
ビスホール67,67、内装材4との当接片68
などを備えている。
さらにまた、左右枠70,80は、それぞれ補
強用中空部71,81、障子90の戸当り壁7
2,82、障子90との気密材嵌合部73,83
を備え、さらに、段付部75,85を介して室内
側に延長したカバー片76,86、内装材4との
当接片78,88などを備えている。
このような構成の新規サツシは、室内側に延長
して形成した各カバー片56,66,76,86
を適宜のスペーサ91,92,93,94を介し
て既設サツシの上下左右枠10,20,30,4
0の見込み面に被せ、上部カバー片56の部分に
おいてねじ101,101により鴨居2側に固定
し、下部カバー片66の部分においてねじ102
により敷居3側に固定し、左右カバー片76,8
6の部分においてねじ103,104によりそれ
ぞれ左右の柱1側に固定している。
この固定した状態において、既設サツシの上下
左右枠10,20,30,40と、新規サツシの
カバー片56,66,76,86との間に形成さ
れた空間111,112,113,114は相互
に連通した状態となつており、左右および下部の
空間112,113,114はその室外側で新規
サツシ枠と外装材5との間に各々形成された開口
部122,123,124を介して大気と連通し
ているが、上部の空間111は、新規サツシ上枠
50の上面と外装材5との間に設けたコーキング
用バツクアツプ材120およびコーキング材12
1によつて、その室外側において大気と遮断され
ている。なお、内装材4は新規サツシの取付け後
において鴨居2、敷居3および左右の柱1の内面
側に設けられるものであり、これによつて既設サ
ツシ枠は外部からほとんど見えなくなる。
このような構成の改装サツシにおいて、例えば
暴風雨の際に室外側大気圧Poと室内側大気圧Pi
との差が大きくなり、雨が障子90に吹きつける
ようなときに、上下左右の空間111,112,
113,114は相互に連通しかつ室外側とも連
通しているためにいずれも室外側大気圧Poと同
じであり、コーキング材121の室内外側で圧力
差がないため、コーキング材121の〓間を通し
て空気の流れを生ずることがほとんどなく、した
がつて雨水が室内側に浸入するというおそれが非
常に小さい。
また、図示例の場合、左右の空間113,11
4も開口部123,124を介して大気と直接連
通しているが、この場合、外装材5と左右枠7
0,80との間がせまく、かつ空間113,11
4の室内外方向の奥行きも大きいため、雨水が室
内側に浸入するおそれは非常に小さい。
第3図はこの考案の他の実施例を示す図であつ
て、新規サツシ下枠60の補強用中空部61の室
内側縦面61aと、既設サツシ下枠20の室外側
縦面20aとを直接当接させて強度的な安定を得
るようにすると共に、既設サツシ枠10,20,
30,40と新規サツシ枠50,60,70,8
0との間で各々形成された空間111,112,
113,114を相互に連通しかつ前記空間11
1,112,113,114を前記新規サツシ左
右枠70,80と外装材5との間に形成された開
口部123,124を介して大気と連通した場合
を示している。
このようにしたときでも雨水が室内側に浸入す
るおそれを非常に小さくすることができると共
に、新規サツシ下枠60の支持を既設サツシ下枠
20の室外側縦面20aによつて良好に行うこと
ができるようになる。
第4図はこの考案のさらに他の実施例を示す図
であつて、新規サツシ下枠60の底面側より下向
きに延長片69を形成し、この延長片69の下端
を水切り片27の上面で支持させ、延長片69の
下半部長手方向適所には、部分的に切欠いて形成
される開口部122を設け、前記各開口部12
2,123,124を介して前記相互に連通した
空間111,112,113,114を大気と連
通させた場合を示している。
このようにしたときでも雨水が室内側に浸入す
るおそれを非常に小さくすることができると共
に、新規サツシ下枠60の支持を延長片69を介
して水切り片27上で良好に行うことができるよ
うになる。
以上説明してきたように、この考案による改装
用サツシでは、既設サツシ枠の見込み面に、新規
サツシ枠の室内側に延長したカバー片を被せて固
定し、前記既設サツシ枠と、前記新規サツシ枠の
室内側カバー片との間に形成された上下左右の空
間を相互に連通して、前記空間のうち上部空間の
室外側をシールするとともに、新規サツシ枠の外
周部分に形成された開口部を介して、前記空間と
大気とを連通して成る構成としたから、たとえ暴
風雨時等において室外側と室内側との圧力差が大
きくなつたときでも、既設サツシ枠と新規サツシ
枠の室内側に延長したカバー片とで形成された上
記空間は常に室外側圧力と同じになつているた
め、上部空間を室外側と遮断するコーキング材の
室内外面における圧力は等しくなり、したがつて
コーキング材の〓間部分で空気の流れを生ずるこ
とがないため当該〓間部分から雨水が浸入するの
を防止することが可能であり、また、万一、空間
内に雨水が浸入しても、空間内は大気圧と等圧で
あるから、当該空間内に雨水が滞留することがな
く、雨水は一たん既設サツシ下枠へ落ち且つ下方
開口部から速かに外部へ流出していくので改装サ
ツシの水密性能を著しく向上させることができる
という非常に優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例によ
る改装サツシの各々縦断面図および水平断面図、
第3図および第4図はこの考案の他の実施例によ
る改装サツシの各々縦断面図である。 1……柱、2……鴨居、3……敷居、4……内
装材、5……外装材、10……既設サツシ上枠、
20……既設サツシ下枠、30……既設サツシ左
枠、40……既設サツシ右枠、50……新規サツ
シ上枠、56……カバー片、60……新規サツシ
下枠、66……カバー片、70……新規サツシ左
枠、76……カバー片、80……新規サツシ右
枠、86……カバー片、111,112,11
3,114……空間、121……コーキング材、
122,123,124……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 既設サツシ枠の見込み面に、新規サツシ枠の室
    内側に延長したカバー片を被せて固定し、前記既
    設サツシ枠と、前記新規サツシ枠の室内側カバー
    片との間に形成された上下左右の空間を相互に連
    通して、前記空間のうち上部空間の室外側をシー
    ルするとともに、新規サツシ枠の外周部分に形成
    された開口部を介して、前記空間と大気とを連通
    して成ることを特徴とする改装サツシ。
JP11102083U 1983-07-19 1983-07-19 改装サツシ Granted JPS6019672U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11102083U JPS6019672U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 改装サツシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11102083U JPS6019672U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 改装サツシ

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Publication Number Publication Date
JPS6019672U JPS6019672U (ja) 1985-02-09
JPS6329823Y2 true JPS6329823Y2 (ja) 1988-08-10

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ID=30257964

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11102083U Granted JPS6019672U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 改装サツシ

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JPS6019672U (ja) 1985-02-09

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