JP2539777Y2 - 耐火ケーブル用分岐部 - Google Patents
耐火ケーブル用分岐部Info
- Publication number
- JP2539777Y2 JP2539777Y2 JP1988079971U JP7997188U JP2539777Y2 JP 2539777 Y2 JP2539777 Y2 JP 2539777Y2 JP 1988079971 U JP1988079971 U JP 1988079971U JP 7997188 U JP7997188 U JP 7997188U JP 2539777 Y2 JP2539777 Y2 JP 2539777Y2
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- Japan
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- resistant
- fire
- branch
- cable
- mold
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- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は耐火ケーブル用分岐部に関し、特に、絶縁性
能を大幅に向上した耐火ケーブル用分岐部に関する。
能を大幅に向上した耐火ケーブル用分岐部に関する。
従来の耐火ケーブル用分岐部として、例えば、第2図
に示すものがあり、3本の耐火ケーブル10、10a、10bを
T型の分岐接続金具1によって分岐したものである。こ
の分岐部は耐火ケーブル10のシース9を剥離して絶縁体
5を露出し、更に、絶縁体5を剥離して導体上耐火層4
および導体3を露出して分岐接続金具1のスリーブ1a内
に挿入すると共に圧着している。また、分岐接続金具1
および各導体1の露出部を包囲しながらそれぞれの耐火
層4に達するようにマイカテープ等の耐火テープ2が巻
き付けられている。更に、この分岐接続部の外周に絶縁
層6を形成し、全体を防水するために防水層7をそれぞ
れシース9にかけて形成している。
に示すものがあり、3本の耐火ケーブル10、10a、10bを
T型の分岐接続金具1によって分岐したものである。こ
の分岐部は耐火ケーブル10のシース9を剥離して絶縁体
5を露出し、更に、絶縁体5を剥離して導体上耐火層4
および導体3を露出して分岐接続金具1のスリーブ1a内
に挿入すると共に圧着している。また、分岐接続金具1
および各導体1の露出部を包囲しながらそれぞれの耐火
層4に達するようにマイカテープ等の耐火テープ2が巻
き付けられている。更に、この分岐接続部の外周に絶縁
層6を形成し、全体を防水するために防水層7をそれぞ
れシース9にかけて形成している。
このような分岐部によると、火災が発生しても、防水
層7および絶縁層6は炎焼するが、耐火材からなる耐火
テープ2の層は炎焼を逃れるため、絶縁層として機能を
保ち、火災後も規定時間の通電が可能となる。
層7および絶縁層6は炎焼するが、耐火材からなる耐火
テープ2の層は炎焼を逃れるため、絶縁層として機能を
保ち、火災後も規定時間の通電が可能となる。
しかし、従来の耐火ケーブル用分岐部によると、分岐
接続金具の外周への耐火テープの巻き付けが非常に困難
であるため、高い絶縁性能を得ることができず、高圧用
(例えば、600V以上)の分岐部としては使用することが
できないという不都合がある。また、テープ巻作業が困
難なため、作業性および信頼性が低いという不都合があ
る。
接続金具の外周への耐火テープの巻き付けが非常に困難
であるため、高い絶縁性能を得ることができず、高圧用
(例えば、600V以上)の分岐部としては使用することが
できないという不都合がある。また、テープ巻作業が困
難なため、作業性および信頼性が低いという不都合があ
る。
従って、本考案の目的は絶縁性能を大幅に向上して高
圧の分岐部として使用することができ、さらに信頼性お
よび作業性を向上することがでる耐火ケーブル用分岐部
を提供することである。
圧の分岐部として使用することができ、さらに信頼性お
よび作業性を向上することがでる耐火ケーブル用分岐部
を提供することである。
本考案は以上述べた目的を実現するため、分岐接続金
具上に耐熱セラミックスをモールドした耐火ケーブル用
分岐部を提供するものである。
具上に耐熱セラミックスをモールドした耐火ケーブル用
分岐部を提供するものである。
即ち、本考案の耐火ケーブル用分岐部は、例えば、マ
イカ粉と特殊ガラス等より成る耐熱セラミックスを分岐
接続金具上に焼結モールドしたものであり、このモール
ドから導体上耐火層にかけてマイカテープ等の耐火テー
プが巻き付けられている。このため、絶縁抜けのない確
実な絶縁を行うことができ、絶縁性能を大幅に向上する
ことができる。従って、高圧用の分岐部として使用する
ことができる。また、テープ巻作業が減少するため、作
業性および信頼性が向上する。
イカ粉と特殊ガラス等より成る耐熱セラミックスを分岐
接続金具上に焼結モールドしたものであり、このモール
ドから導体上耐火層にかけてマイカテープ等の耐火テー
プが巻き付けられている。このため、絶縁抜けのない確
実な絶縁を行うことができ、絶縁性能を大幅に向上する
ことができる。従って、高圧用の分岐部として使用する
ことができる。また、テープ巻作業が減少するため、作
業性および信頼性が向上する。
以下、本考案の耐火ケーブル用分岐部を詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示し、3本の耐火ケーブ
ル10、10a、10bを分岐接続金具1によって分岐したT分
岐接続部を示す。この分岐接続部は耐火ケーブル10、10
a、10bのシース9を剥離して絶縁体5を露出し、更に、
絶縁体5を剥離して導体上耐火層4および導体3を露出
して分岐接続金具1のスリーブ1a内に挿入すると共に圧
着している。分岐接続金具1はスリーブ1a以外の外周に
マイカ粉と特殊ガラスを焼結した耐熱性セラミックスの
モールド8が成型されている。導体3を圧着接続した
後、スリーブ1aの外周、即ち、モールド8の端部からそ
れぞれ耐火層4にかけて従来使用したマイカテープ等の
耐火テープ2が巻回される。更に、前記耐火テープ2の
巻回層を覆うようにして、前記モールド8の端部から絶
縁体5にかけて接続部絶縁層6を、前記モールド8と同
じ厚さで設け、また、この分岐部を防水するために接続
部防水層7がシース9から全体を覆うようにして設けら
れている。尚、耐熱性セラミックスのモールド8は、こ
れに限定するものではなく、例えば、マイカ粉を溶剤に
溶かして成型しても良い。
ル10、10a、10bを分岐接続金具1によって分岐したT分
岐接続部を示す。この分岐接続部は耐火ケーブル10、10
a、10bのシース9を剥離して絶縁体5を露出し、更に、
絶縁体5を剥離して導体上耐火層4および導体3を露出
して分岐接続金具1のスリーブ1a内に挿入すると共に圧
着している。分岐接続金具1はスリーブ1a以外の外周に
マイカ粉と特殊ガラスを焼結した耐熱性セラミックスの
モールド8が成型されている。導体3を圧着接続した
後、スリーブ1aの外周、即ち、モールド8の端部からそ
れぞれ耐火層4にかけて従来使用したマイカテープ等の
耐火テープ2が巻回される。更に、前記耐火テープ2の
巻回層を覆うようにして、前記モールド8の端部から絶
縁体5にかけて接続部絶縁層6を、前記モールド8と同
じ厚さで設け、また、この分岐部を防水するために接続
部防水層7がシース9から全体を覆うようにして設けら
れている。尚、耐熱性セラミックスのモールド8は、こ
れに限定するものではなく、例えば、マイカ粉を溶剤に
溶かして成型しても良い。
このように接続金具1上に耐熱性セラミックスがモー
ルドされているため、本来の耐火性能を低下させること
なく、高い絶縁性能を得ることができ、高圧の分岐部に
十分適用することが可能となる。また、テープ巻き等の
煩わしい作業が減少するため、作業効率を向上し、信頼
性を高めることができる。
ルドされているため、本来の耐火性能を低下させること
なく、高い絶縁性能を得ることができ、高圧の分岐部に
十分適用することが可能となる。また、テープ巻き等の
煩わしい作業が減少するため、作業効率を向上し、信頼
性を高めることができる。
尚、上記実施例はT型分岐の例を説明したが、これに
限定するものではなく、例えば、Y型、H型、X型等の
分岐部でも良く、種々の分岐部に適用することができ
る。
限定するものではなく、例えば、Y型、H型、X型等の
分岐部でも良く、種々の分岐部に適用することができ
る。
以上説明した通り、本考案の耐火ケーブル用分岐部に
よると、分岐接続金具上に耐熱性セラミックスをモール
ドしたため、絶縁性能を大幅に向上して高圧の分岐部と
して使用することができ、また、作業性および信頼性を
向上することができる。
よると、分岐接続金具上に耐熱性セラミックスをモール
ドしたため、絶縁性能を大幅に向上して高圧の分岐部と
して使用することができ、また、作業性および信頼性を
向上することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2図は従来
の耐火ケーブル用分岐部を示す説明図。 符号の説明 1……分岐接続金具、2……耐火テープ 3……ケーブル導体 4……導体上耐火層 5……ケーブル絶縁体 6……接続部絶縁層 7……接続部防水層 8……耐熱性セラミックスのモールド 10、10a、10b……耐火ケーブル
の耐火ケーブル用分岐部を示す説明図。 符号の説明 1……分岐接続金具、2……耐火テープ 3……ケーブル導体 4……導体上耐火層 5……ケーブル絶縁体 6……接続部絶縁層 7……接続部防水層 8……耐熱性セラミックスのモールド 10、10a、10b……耐火ケーブル
Claims (3)
- 【請求項1】導体上に耐火層を有する複数の耐火ケーブ
ルを分岐接続金具を介して接続した耐火ケーブル用分岐
部において、 前記分岐接続金具の各端部に形成されたケーブル導体接
続スリーブにかからないようにして該分岐接続金具上に
耐熱性セラミックスのモールドが施され、該モールドの
端部から前記耐火層にかけて耐火テープが巻回され、該
耐火テープの巻回層を覆うようにして、前記モールドの
端部からケーブル絶縁体にかけて接続部絶縁層が前記モ
ールドと略同じ厚さに施されていることを特徴とする耐
火ケーブル用分岐部。 - 【請求項2】前記耐熱性セラミックスのモールドは、マ
イカ粉と特殊ガラスを焼結して成型する請求項第1項記
載の耐火ケーブル用分岐部。 - 【請求項3】前記耐熱性セラミックスのモールドは、マ
イカ粉を溶剤に溶かして成型する請求項第1項記載の耐
火ケーブル用分岐部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988079971U JP2539777Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 耐火ケーブル用分岐部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988079971U JP2539777Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 耐火ケーブル用分岐部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH021869U JPH021869U (ja) | 1990-01-09 |
JP2539777Y2 true JP2539777Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=31304818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988079971U Expired - Lifetime JP2539777Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | 耐火ケーブル用分岐部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539777Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000350347A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-12-15 | Sumiden Asahi Industries Ltd | 耐火ケーブル接続部 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654839U (ja) * | 1979-10-01 | 1981-05-13 | ||
JPS59155832U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-19 | 三菱電線工業株式会社 | 耐火電線の接続部 |
-
1988
- 1988-06-15 JP JP1988079971U patent/JP2539777Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH021869U (ja) | 1990-01-09 |
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