JP2539650B2 - 転写画像形成方法 - Google Patents

転写画像形成方法

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JP2539650B2 JP62328615A JP32861587A JP2539650B2 JP 2539650 B2 JP2539650 B2 JP 2539650B2 JP 62328615 A JP62328615 A JP 62328615A JP 32861587 A JP32861587 A JP 32861587A JP 2539650 B2 JP2539650 B2 JP 2539650B2
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    • G03C11/00Auxiliary processes in photography

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー印刷における色校正用のカラープル
ーフを用いる転写画像形成方法に関し、詳しくは、画像
部分のみを転写することにより、印刷物の画像品質に近
似した転写画像を得ることのできる転写画像形成方法に
関する。
[従来の技術] 多色刷印刷における本印刷の前工程として行なわれる
校正刷りの手間と時間の節約に色校正用のカラーシート
(以下、「カラープルーフ」と称する)が用いられるの
は当分野においてよく知られている。
色校正用のカラープルーフを用いて多色転写画像を作
成する方法としては、例えば特開昭47−41830号公報に
記載の、着色画像を直接最終受像紙に転写積層するいわ
ゆる直接転写方式、例えば特開昭59−97140号公報に記
載の、着色画像を一時、仮の受像シーン上に転写積層し
た後、これを再度、最終受像紙上に転写する、いわゆる
間接転写方式、また、特開昭56−501217号公報に記載
の、着色感光層を受像紙に転写した後に画像を形成する
工程をくり返す方式等が挙げられる。
[発明が解決しようとする問題点] 前記の方式はいずれも転写画像を含む被転写材料表面
が熱可塑性有機重合体層で被覆されるため、得られた画
像表面の光沢度が高過ぎ、本印刷における印刷物の画像
品質とは異なった印象を与えるという難点を有してい
る。
本来、カラープルーフは最終印刷物の画像再現を予測
するべく使用されるものであるから、カラープルーフの
画像は印刷物のそれに出来るだけ近似したものであるこ
とが強く望まれている。このため被転写材料上に形成さ
れた着色画像の画像表面に、表面が粗面化されたいわゆ
るマット化シートを重ね合わせて加熱、加圧されたニッ
プロール間を通過させることにより画像の表面光沢を減
ずるという作業が行われているが、なお、これらの工程
は作業者にとって煩わしい;光沢度の異なる様々な印刷
用紙上の印刷画像との近似性を考えた場合は、粗面化の
程度の異なる多数枚のマット化シートを用意する必要が
ある;また、たとえマット化により画像表面の光沢度が
減じられたとしても、得られた画像表面は熱可塑性有機
重合体層で被覆されているため、印刷用紙上にインキの
みで形成された印刷画像との異和感は払拭しきれない;
等の問題点を残している。
本発明は、上記問題点を解決すべく、画像部分のみを
被転写材料上に転写すること、すなわち、被転写材料の
非画像部表面を露出させることにより、印刷用紙上にイ
ンキのみで形成された印刷画像品質に極めて近い画像品
質を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の上記目的は、支持体上に、少なくとも活性光
線の照射により現像液に対して可溶化する感光性組成物
及び着色剤を含有する着色感光層を1層有する着色画像
形成材料に少なくとも像様露光及び現像処理を行うこと
により形成された前記支持体上の現像液によって溶出除
去されなかった未露光着色画像部分を、該支持体より離
型させてカラープルーフィングシートの最終被転写材料
に直接転写させることを特徴とする転写画像形成方法を
提供することによって達成された。
以下、本発明をさらに詳説する。
本発明においては支持体上に感光性組成物と着色剤を
含有する着色感光層を有する着色画像形成材料は、色分
解マスクを通して像様露光された後現像され、着色画像
が形成されるが、支持体上に得られた着色画像からは画
像部のみが直接、被転写材料上に転写、積層される。す
なわち、実質的に画像を形成する着色画像層のみが転
写、積層される。この場合、被転写面上への転写を効率
良く行い、画像転写後の支持体の剥離を容易にするため
に、支持体表面に適当な撥油性物質による離型処理をほ
どこすか、あるいは支持体上に離型層を設けることが好
ましい。
このような撥油性物質としては、例えばシリコーン樹
脂、フッ素樹脂、フッ素系界面活性剤、ポリオレフィ
ン、ポリアミド等を用いることができ、また離型層とし
ては、例えばアルコール可溶性ポリアミド、アルコール
可溶性ナイロン、スチレンと無水マレイン酸との共重合
体の部分エステル化樹脂とメトキシメチル化ナイロンと
のブレンド物、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリレート、ポ
リメチルメタアクリレートとアクリレートの共重合体、
ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合
体、ポリビニルブチラート、セルローズアセテートフタ
レート、メチルセルロース、エチルセルロース、二酢酸
セルロース、三酢酸セルロース、ポリビニルアルコー
ル、ブチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、シアノエチルセルロー
ス、セルロースアセテート、セルローストリアセテー
ト、セルロースアセテートブチレート、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースヘキサヒドロフタレート、もしくはこ
れらの混合物等が使用し得る。
離型層の厚さは好ましくは0.01μm〜10μmの範囲で
あり、特に好ましくは0.1μm〜5μmの範囲である。
離型性を高めるため、特に好ましい態様としては支持
体の厚さより薄いポリプロピレン層またはポリエチレン
層を設ける例が挙げられる。
支持体上にポリプロピレン層、またはポリエチレン層
を設ける方法としては、1)ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化
ビニル、エポキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂、天然ゴ
ム、合成ゴムなどを有機溶剤に溶解した溶液を接着剤と
して用い、支持体上にこれら接着剤を塗布し、熱風また
は加熱によって乾燥した後、ポリプロピレンフィルム、
またはポリエチレンフィルムを重ね合せ、加熱下に圧着
してラミネートする、いわゆる乾式ラミネート法;2)エ
チレンと酢酸ビニルの共重合物、エチレンとアクリル酸
エステルの共重合物、ポリアミド樹脂、石油樹脂、ロジ
ン類、ワックス類又はこれらの混合物を接着剤とし、こ
れら接着剤をそのまま加熱して溶融状態に保ちながら、
支持体上にドクターブレード法、ロールコート法、グラ
ビヤ法、リバースロール法等で塗布した後、ただちに、
ポリプロピレンフィルム、またはポリエチレンフィルム
を貼り合わせて、必要に応じて高温加熱してから冷却す
ることによりラミネートする、いわゆるホットメルトラ
ミネート法;3)ポリプロピレン、またはポリエチレンを
溶融状態に保ち、押出し機によりフィルム状に押出し、
これが溶融状態にあるうちに、支持体を圧着してラミネ
ートする、いわゆる押出しラミネート法;4)溶融押出し
法で支持体となるフィルムを成形する際、複数基の押出
し機を用い、溶融状態のポリプロピレン、またはポリエ
チレンとともに、一回の成形により、支持体フィルム上
にポリプロピレン層、またはポリエチレン層を形成す
る、いわゆる共押出し法等が挙げられる。
本発明に使用される着色画像形成材料の透明支持体と
しては、ポリエステルフィルム、特に二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムが水、熱に対する寸法安定
性の点で好ましいが、アセテートフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリエチレンフィルム等も使用し得る。
本発明に用いられる着色画像形成材料の着色感光層は
像様露光に続く現像により画像状に除去され着色画像を
形成するものである。
上記感光層は通常結合剤を含むが、このような結合剤
としては、皮膜形成性かつ溶媒可溶性であり、現像液で
溶解しない膨潤しうる高分子化合物が用いられるが、本
発明においては着色画像の被転写材料への転写性、すな
わち熱融着性能の点から、少なくとも一種類のフェノー
ル類と活性カルボニル化合物との重縮合により得られる
ノボラック樹脂が好ましい。
上記フェノール類は、芳香族性の環に結合する水素原
子の少なくとも1つが水素基で置換された化合物すべて
を含み、具体的には例えばフェノール、o−クレゾー
ル、m−クレゾール、p−クレゾール、3,5−キシレノ
ール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、カルバ
クロール、チモール、カテコール、レゾルシン、ヒドロ
キノン、ピロガロール、フロログルシン、アルキル基
(炭素原子数1〜8個)置換フェノール等が挙げられ
る。
上記活性カルボニル化合物には、例えばアルデヒド、
ケトンなどが含まれ、具体的には例えばホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、アクロレイ
ン、フルフラール、アセトン等が挙げられる。
上記ノボラック樹脂としては、フェノールホルムアル
デヒドノボラック樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒ
ドノボラック樹脂、フェノール・m−クレゾール・ホル
ムアルデヒド共重縮合体樹脂、フェノール・p−クレゾ
ール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、m−クレゾー
ル・p−クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹
脂、o−クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド共重縮合体樹脂、フェノール・o−クレゾール・m−
クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、フェノ
ール・o−クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデ
ヒド共重縮合体樹脂、フェノール・m−クレゾール・p
−クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂等が挙
げられる。
好ましいノボラック樹脂はフェノールホルムアルデヒ
ドノボラック樹脂であり、重量平均分子量Mwが3500〜50
0、数平均分子量Mnが1000〜200の範囲のものが好まし
い。
上記ノボラック樹脂の分子量の測定は、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー法)によって行う。
数平均分子量Mnおよび重量平均分子量Mwの算出は、柘植
盛雄、宮林達也、田中誠之著“日本化学会誌"800頁〜80
5頁(1972年)に記載の方法により、オリゴマー領域の
ピークを均す(ピークの山と谷の中心を結ぶ)方法にて
行うものとする。
また、前記ノボラック樹脂において、その合成に用い
られた異なるフェノール類の量比を確認する方法として
は、熱分解ガスクロマトグラフィー(PGC)を用いる。
熱分解ガスクロマトグラフィーについては、その原理、
装置および実験条件が、例えば、日本化学会編、柘植
新著新実験講座、第19巻、高分子化学[I]474〜485頁
(丸善1978年発行)等に記載されており、熱分解ガスク
ロマトグラフィーによるノボラック樹脂の定性分析法
は、柘植盛雄、田中 隆、田中誠之著“分析化学”第18
巻、47〜52頁(1969年)に記載された方法に準じるもの
とする。
前記着色感光層中には着色剤として染料、顔料が添加
される。特に、色校正に使用する場合、そこに要求され
る常色即ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと
一致した色調の顔料、染料が必要となるが、その他金属
粉、白色顔料、螢光顔料なども使われる。本発明におい
ては、下記のようなこの技術分野で公知の多くの顔料お
よび染料を使用することができる。
(C.Iはカラーインデックスを意味する)。
ビクトリアピュアブルー(C.I 42595) オーラミン(C.I 41000) カチロンブリリアントフラビン(C.Iベーシック13) ローダミン6GCP(C.I 45160) ローダミンB(C.I 45170) サフラニンOK70:100(C.I 50240) エリオグラウシンX(C.I 42080) ファーストブラックHB(C.I 26150) No.1201リオノールイエロー(C.I 21090) リオノールイエローGRO(C.I 21090) シムラーファーストイエロー8GF(C.I 21105) ベンジジンイエロー4T−564D(C.I 21095) シムラーファーストレッド4015(C.I 12355) リオノールレッド7B4401(C.I 15830) ファーストゲンブルーTGR−L(C.I 74160) リオノールブルーSM(C.I 26150) 三菱カーボンブラックMA−100 三菱カーボンブラック#30,#40,#50 本発明に用いる着色感光層の着色剤/結合剤の比率
は、目標とする光学濃度と着色感光層の現像液に対する
除去性を考慮して同業者に公知の方法により定めること
ができる。例えば、染料の場合、その含有量は重量で5
%〜75%、顔料の場合、その含有量は重量で5%〜90%
が適当である。
また、着色感光層の膜厚は目標とする光学濃度、着色
感光層に用いられる着色剤の種類(染料、顔料、カーボ
ンブラック)およびその含有率により同業者に公知の方
法により定めることができるが、許容範囲内であれば着
色感光層の膜厚はできるだけ薄い方が解像力は高くな
り、画像品質は良好である。従って、該膜厚は0.1g/m2/
5g/m2の範囲で使用されるのが通常である。
前記着色感光層中には感光性組成物、好ましくはキノ
ンジアジド化合物が含有される。
上記キノンジアジド化合物としては具体的には、1,2
−ベンゾキノンジアジド−4−スルホニルクロライド、
1,2−ナフトキノンジアジド−4−マニホニルクロライ
ド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロ
ライド、1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニル
クロライドのいずれかと水酸基および/またはアミノ基
含有化合とを縮合させた化合物が好適に用いられる。
上記水酸基含有化合物としては、例えばトリヒドロキ
シベンゾフェノン、ジヒドロキシアントラキノン、ビス
フェノールA、フェノールノボラック樹脂、レゾルシン
ベンゾアルデヒド縮合樹脂、ピロガロールアセトン縮合
樹脂等がある。また、上記アミノ基含有化合物として
は、例えばアニリン、p−アミノジフェニルアミン、p
−アミノベンゾフェノン、4,4′−ジアミノジフェニル
アミン、4,4−ジアミノベンゾフェノン等がある。
上記、キノンジアジド化合物に関しては、さらにJ.KO
SAR著“Light Sensitive System"(Wiley & Sons,NewY
ork,1965)および永松,乾著“感光性高分子”(講談
社、1977)の記載にしたがうことができる。
着色感光層中には、以上に説明した各素材のほか、必
要に応じてさらに可塑剤、塗布性向上剤等を添加するこ
ともできる。
可塑剤としては各種抵抗分子化合物類、例えばフタル
酸エステル類、トリフェニルホスフェート類、マレイン
酸エステル類、塗布性向上剤としては界面活性剤、例え
ばフッ素系界面活性剤、エチルセルロースポリアルキレ
ンエーテル等に代表されるノニオン活性剤等を挙げるこ
とができる。
上記着色画像形成材料を像様露光後現像し、形成され
た着色画像を転写する被転写材料としては、アート紙、
コート紙、上質紙、合成紙等、一般の印刷用紙を用いる
ことができる。
以上説明したように、上記構成の着色画像形成材料を
像様露光後現像を行い、形成された着色画像の画像部の
みを被転写材料上に転写することにより、印刷用紙上に
インキのみで形成された印刷画像品質に極めて近い画像
品質を得ることが可能となるが、印刷物の中には、稀に
ではあるが、ポスター、展示用等を目的としてオフセッ
ト印刷により印刷用紙上にカラーインキ画像を形成した
後、いわゆるニスがけを行い、印刷画像上に透明でかつ
光沢のある被膜層を付与することにより高い光沢を与え
るものもある。
このような印刷画像との近似を図る場合には、本発明
の転写画像形成方法により被転写材料上に多色転写画像
を形成した後、該多色転写画像上に透明ポリマー層を加
圧、または加圧かつ加熱により転写することにより、多
色転写画像上に透明ポリマー層を附与し、転写画像に高
い光沢を与えることも可能である。
上記透明ポリマー層は支持体上に予め塗設された形態
で様いられるのが望ましく、また、該透明ポリマー層に
使用される材料としては透明熱可塑性ポリマーが好まし
く、具体的にはアクリルホモポリマーおよびコポリマ
ー、たとえばポリ(メタクリル酸、ソブチル)およびア
クリル−スチレンコポリマー;ビニルポリマーおよびコ
ポリマー、たとえばポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、酢
酸ビニル−クロトン酸コポリマー;塩化ビニリデン−ア
クリロニトリルコポリマー、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルホルマールおよびスチレン−ブタジエンコポリ
マー;ポリエステル、たとえばポリエチレングリコール
テトラフタレートおよびポリ1,4−ブタンジオールイソ
フタレート;ポリカーボネート、たとえばビスフェノー
ル−Aポリカーボネート;ならびにセルロース樹脂、た
とえば硝酸セルロース、酢酸セルロースおよび酢酸酪酸
セルロース等があげられる。
上記透明ポリマー層は、フタレート、たとえばフタル
酸ジオクチルおよびフタル酸ジフェニル等の可塑剤、4,
4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸誘導
体、クマリン誘導体などの螢光増白剤、界面活性剤及び
二酸化チタン、アルミナ、炭酸カルシウム、ポリエチレ
ンビーズ粉末等の艶消剤等を含有することもできる。
上記透明ポリマー層の厚さは3〜25μmの範囲が好ま
しい。
上記透明ポリマー層を塗設する支持体としては、透明
ポリマー層を剥離可能な表面を持つ、すなわち離型性表
面を有する支持体であることが好ましく、支持体および
離型性表面形成の具体例としては、前記、着色画像形成
材料の支持体、および離型性表面形成方法の具体例とし
て挙げたものが同様に挙げられる。
被転写材料上の多色転写画像上に上記透明ポリマー層
を転写するためには、被転写材料の画像面と、離型性表
面を有する支持体上に透明ポリマー層を塗設した、いわ
ゆる透明ポリマー層附与材料の透明ポリマー層面とを密
着し、加圧または加圧かつ加熱の処理を行った後、支持
体の剥離を行えば良い。
[実施例] (実施例1) 厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に厚さ25μmのポリプロピレンフィルムを乾式ラミネー
ト法によりラミネートした支持体のポリプロピレン表面
上に下記組成の着色感光性組成物分散液をワイヤーバー
を用い、乾燥膜厚が1μmになるように塗布した後、乾
燥し、4色の着色画像形成材料を作成した。
t−ブチルフェノール−ナフトキノン−1,2−ジアジド
スルホン酸エステル 0.616g フェノールホルムアルデヒドノボラック樹脂(Mw:960、
Mn:496) 4.384g 下記顔料エチルセロソルブ 39.6 g フッ素系界面活性剤(3M社製FC−430) 0.25 g (顔 料) ブラック:カーボンブラックMA−100(三菱化成製) 0.99g シアン:シアニンブルー4920(大日精化製) 0.55g マゼンタ:セイカファーストカーミン1483(大日精化
製) 0.68g イエロー:セイカファーストイエローH−7055(大日精
化製) 0.68g 以上により得られた4色の着色画像形成材料のポリエ
チレンテレフタレートフィルム面に各色の色分解網ポジ
フィルムを重ね合わせ、4KWメタルハライドランプで50c
mの距離から20秒間画像露光を行い下記現像液に30秒間
浸漬することにより現像を行い、4色の着色画像を形成
した。
(現像液) Na2CO3 15g 界面活性剤(花王アトラス社製ペレックスNBL) 50g 蒸留水 1000g 次にブラック色画像の画像面とアート紙とを密着し、
90℃に加熱された1対のニップロール間を5Kg/cm2の加
圧条件下にて50cm/分の速度で通過させた後、支持体の
剥離を行った。剥離は容易に行われ、アート紙上にブラ
ック色画像が転写された。
引き続きシアン、マゼンタ、イエローの順に着色画像
の転写を行い、アート紙上に4色から成るカラープルー
フィング画像が得られた。アート紙上には着色画像部分
のみが転写し、すなわち、非画像部分の紙面は露出し、
得られたカラープルーフィング画像は通常のオフセット
印刷により作成された印刷物の画像品質に酷似したもの
であった。
(比較例1) 下記組成の離型層溶液を厚さ75μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム上に乾燥膜厚が0.5μmになるよ
うに塗布し、離型性表面を有する支持体を作成した。
(離型層溶液) トレジンF−30(アルコール可溶性ナイロン、東レ製)
10g メタノール 90g 次に下記組成の4色の着色感光性組成物分散液を調製
し、乾燥膜厚が1μmになるように離型層上に塗布し、
4色の画像形成材料を作成した。
t−ブチルフェノール−ナフトキノン−1,2−ジアジド
スルホン酸エステル 0.616g フェノール・m−クレゾール・p−クレゾール(モル比
20:48:32)・ホルムアルデヒド 4.384g ノボラック樹脂(重量平均分子量:6685、数平均分子量:
1233) 下記顔料 エチルセロソルブ 39.6 g フッ素系界面活性剤(3M社製、FC−430) 0.25 g (顔 料) ブラック:カーボンブラックMA−100(三菱化成製)0.9
9g シアン:シアニンブルー4920(大日精化製) 0.55g マゼンタ:セイカファーストカーミン1483(大日精化
製) 0.68g イエロー:セイカファーストイエローH−7055(大日精
化製) 0.68g 得られた4色の着色画像形成材料の着色感光層面に各
色の色分解網ポジフィルムを重ね合わせ、4KWメタルハ
ライドランプで50cmの距離から60秒間画像露光を行い、
SDR−1(コニカPS版現像液:コニカ(株)製)の21倍
希釈液に30秒間浸漬することにより現像を行い、4色の
着色画像を形成した。
次に、別のポリエチレンテレフタレートフィルム上に
下記組成の画像受容層溶液を乾燥膜厚20μmになるよう
に塗布、乾燥し、画像受容シートを作成した。
(画像受容層溶液) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(組成比75:25、日信
化学社製MPR−T−5) 18 g ペンタエリスリトールテトラアクリレート 11 g ミヒラーズケトン 0.1 g ベンゾフェノン 0.64 g パラメトキシフェノール 0.018g メチルエチルケトン 44 g 先に得たイエロー色画像を画像受容シートの画像受容
層面に密着し、90℃に加熱されている一対のニップロー
ル間を5Kg/cm2の加圧条件下にて50cm/分の速度で通過さ
せることにより、イエロー色画像を画像受容層上に転写
し、色画像側のポリエチレンテレフタレートフィルムを
剥離した。
引き続き、マゼンタ、シアン、ブラックの順に着色画
像の転写を行い、画像受容シートの画像面側をアート紙
に密着させ、上記同条件下にて一対のニップロール間を
通過させた後、画像受容シートのポリエチレンテレフタ
レートフィルム面に4KWメタルハライドランプで50cmの
距離から30秒間全面露光を与え、その後、画像受容シー
トのポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離した。
アート紙上に多色カラープルーフィング画像が形成さ
れたが、得られた画像は画像受容層である透明樹脂層で
全面が被覆されているため、画像表面の光沢度が高過
ぎ、通常のオフセット印刷で得られる印刷物の画像品質
とは異和感を感じさせるものであった。
(実施例2) いわゆるニスがけを行なった高光沢のポスター用オフ
セット印刷画像に近似したカラープルーフィング画像を
形成するために以下の操作を行なった。
実施例1と同様にして着色画像形成材料を作成し、実
施例1と同様の操作により露光、現像、転写処理を行な
い、アート紙上にカラープルーフィング画像を形成し
た。
次に、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に厚さ25μmのポリプロピレンフィルムを乾式ラ
ミネート方によりラミネートした支持体のポリプロピレ
ン表面上に下記組成の溶液をワイヤーバーを用い、乾燥
膜厚が20μmになるように塗布、乾燥し、透明ポリマー
層附与材料を作成した。
ポリメタクリル酸イソブチル(デュポン製、エルバサイ
ト2045) 15 g 2−エチルヘキシルベンジルフタレート(モンサント
製、サンティサイザー261) 4 g シリコン系界面活性剤(ダウコーニング製、DC−510)
0.03g アセトン 100 g 上記作成した透明ポリマー層附与材料の透明ポリマー
層面とアート紙上に形成されたカラープルーフィング画
像の画像面とを密着し、90℃に加熱された一対のニップ
ロール間を5Kg/cm2の加圧条件下にて、50cm/分の速度で
通過させることにより、アート紙上に形成されたカラー
プルーフィング画像上に透明ポリマー層を転写し、透明
ポリマー層附与材料の支持体を剥離した。
アート紙上のカラープルーフィング画像は高い光沢を
示し、ニスがけを行なった高光沢のポスター用オフセッ
ト印刷画像に極めて酷似したものであった。
[発明の効果] 以上詳しく説明したように、本発明の転写画像形成方
法によれば、被転写材料上に着色画像の画像部のみを転
写することにより、通常のオフセット印刷画像品質に著
しく近似した転写画像を形成することができるととも
に、転写画像上に透明ポリマー層を転写することによ
り、いわゆるニスがけを行なった高光沢のオフセット印
刷画像品質に近似した画像を形成することも可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 邦夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 井手 廣司 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 間山 進也 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 増田 哲也 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成工業株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−97140(JP,A) 特開 平1−116539(JP,A) 特開 平1−116540(JP,A) 特開 昭63−2037(JP,A) 特開 昭64−112244(JP,A) 特開 平1−169450(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、少なくとも活性光線の照射に
    より現像液に対して可溶化する感光性組成物及び着色剤
    を含有する着色感光層を1層有する着色画像形成材料に
    少なくとも像様露光及び現像処理を行うことにより形成
    された前記支持体上の現像液によって溶出除去されなか
    った未露光着色画像部分を、該支持体より離型させてカ
    ラープルーフィングシートの最終転写材料に直接転写さ
    せることを特徴とする転写画像形成方法。
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