JP2537080Y2 - 引出し構造 - Google Patents

引出し構造

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JP2537080Y2
JP2537080Y2 JP2247292U JP2247292U JP2537080Y2 JP 2537080 Y2 JP2537080 Y2 JP 2537080Y2 JP 2247292 U JP2247292 U JP 2247292U JP 2247292 U JP2247292 U JP 2247292U JP 2537080 Y2 JP2537080 Y2 JP 2537080Y2
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JP
Japan
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plate
drawer
rail
side plate
groove
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JP2247292U
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JPH0572241U (ja
Inventor
富由 石原
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レールを側板の外側に
一体形成した引出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からレールを側板に一体形成した引
出しは、各種提供されている。例えば、実公昭46−1
6591号公報にて開示される如く、側板の前端から後
端にかけて断面コ字形のレールを一体形成し、該レール
の凹溝内に引出し後方へ突出する補強レールの前部を挿
入し固着した構造の引出しが提供されている。
【0003】しかし、側板の一部を外側方へ膨出させて
レールを形成した場合、引出し内部には前記レールによ
って凹溝が形成される。この凹溝が存在すると、引出し
内部にファイル等を収容する際に、ファイル等のコーナ
ー部が凹溝に引っ掛かり、収容作業に支障を来すととも
に、塵くずが溜まり易く、また外観性を損なうといった
問題を有する。
【0004】尚、ファイル等のコーナー部が凹溝に引っ
掛からないように、凹溝の底面角部を傾斜させた工夫も
一部にはなされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、側板とレールとを一
体形成したにも係わらず、レールによって形成される凹
溝が引出し内部に露出することなく、側板内面が事実上
フラットになった引出し構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、少なくとも底板、両側板及び後板を有し、
両側板の前端部間に前板裏カバーを内装してなる引出し
において、両側板の前端から後板より後方へ延びたレー
ルを、該側板の一部を外側方へ膨出させて一体突設する
とともに、前記レールによって引出し内部に形成された
凹溝を閉塞すべく該側板内面と略面一となしてカバー部
材を取付けてなる引出し構造を構成した。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の引出し構造
は、側板の一部を外側方へ膨出させてレールを一体形成
した際に形成される凹溝を、側板内面と略面一となるよ
うにカバー部材で閉塞したことにより、該凹溝が引出し
内部に露出しないので、塵くずが溜まることがなく、ま
た外観性が向上するのみならず、ファイル等を引出し内
部に収容する際に、ファイル等のコーナー部をカバー部
材でスムースに摺動案内することを可能となしている。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1は本考案の引出しの代表的
実施例を示し、図2は要部の分解斜視図を示し、図中1
は側板、2は側板1に一体形成したレール、3はレール
2によって形成される凹溝を閉塞するカバー部材をそれ
ぞれ示している。
【0009】本考案に係る引出しは、スチール板をプレ
ス折曲加工して形成した胴板4を合成樹脂製の前板5に
嵌合且つビス止めするとともに、両側板1,1の前端部
間に前板裏カバー6を装着したものである。ここで、前
記胴板4は、底板7の両側縁に側板1,1を折曲形成し
て立起させるとともに、後縁に後板8を折曲形成して両
側板1,1の後端間に立起させて、側板1の後縁に内向
き折曲形成した固定片9に固着したものである。また、
胴板4の内部であって両側板1,1の前端部間に前板裏
カバー6を固着している。この前板裏カバー6の上縁を
前板5の上部に係止するとともに、下端部を底板7とと
もに前板5の下部にビス止めして、胴板4と前板5を連
結している。
【0010】前記レール2は、側板1の上下中間部を外
側方へ膨出させるとともに、後板8から後方へ略同一断
面形状となして延長して一体形成したものである。ま
た、後板8から後方へ延長したレール2の上下には側板
1から延設した補強片10,10が一体形成されてい
る。
【0011】前記カバー部材3は、図3〜図5に示すよ
うに前記側板1の前後長さと略同一の長さを有し且つ前
記レール2によって形成される凹溝11の上下幅と同一
若しくは若干狭い上下幅を有するカバー部12と、前記
後板8より後方へ突出したレール2の長さと略同一の長
さを有し且つ上下補強片10,10の上下縁間の幅と略
同一の上下幅を有する固定部13とからなる。前記カバ
ー部12の上下縁には一側面側へ鋭角に折曲形成した補
強縁14,14を設けて、該カバー部12の湾曲及び捩
じれを防止している。
【0012】そして、図2及び図6に示す如く前記カバ
ー部材3をそのカバー部12側からレール2の後端より
凹溝11内に挿入し、先端を側板1と前板裏カバー6と
の間に嵌挿して引出し内部に位置する凹溝11をカバー
部12で閉塞し且つ側板1の内面とカバー部12の内面
が略面一となした状態で、図7に示す如く固定部13を
前記補強片10,10の内面側に接合状態で固定する。
この際、カバー部12の補強縁14,14は、図6に示
す如く凹溝11内に位置し、断面略コ字形のレール2と
側板1との連設部に形成した外側方への膨出部15の内
側面に当接し、正確に位置決めされている。前記膨出部
15は、図示しないキャビネット等の内側面等からなる
引出し支持部に突設したローラ上にレール2を載置し、
引出しを前後に移動する際の該引出しの横振れを防止す
るためと、レール2の補強を兼ねて設けられたものであ
り、その断面形状は図示したような湾曲形状や直線状に
傾斜した形状等が適宜採用される。
【0013】前述のカバー部材3の取付状態にあって
は、カバー部12の先端が側板1と前板裏カバー6との
間の凹溝11内に嵌合するとともに、固定部13が補強
片10,10に固着しているので、引出し内側へ外れる
ことがなく、また補強縁14,14が凹溝11内であっ
て膨出部15,15の内面に当接しているので、外側へ
移動することがないのである。
【0014】また、後板8から後方へ突出したレール2
の上下補強片10,10にカバー部材3の固定部13を
固着して筒状となっているので、該レール2の後方突出
部の強度が著しく高くなるのである。
【0015】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の引出し構造によ
れば、少なくとも底板、両側板及び後板を有し、両側板
の前端部間に前板裏カバーを内装してなる引出しにおい
て、両側板の前端から後板より後方へ延びたレールを、
該側板の一部を外側方へ膨出させて一体突設するととも
に、前記レールによって引出し内部に形成された凹溝を
閉塞すべく該側板内面と略面一となしてカバー部材を取
付けてなるので、側板とレールとを一体形成したにも係
わらず、レールによって形成される凹溝がカバー部材で
閉塞されて引出し内部に露出することなく、側板内面が
事実上フラットにすることができ、それにより凹溝内に
塵くずが溜まることがなく、また外観性が向上するのみ
ならず、ファイル等を引出し内部に収容する際に、ファ
イル等のコーナー部をカバー部材でスムースに摺動案内
することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る引出しの全体斜視図である。
【図2】要部の分解斜視図である。
【図3】カバー部材の一部省略側面図である。
【図4】同じく一部省略平面図である。
【図5】図3のX−X線断面図である。
【図6】引出しの部分縦断背面図である。
【図7】引出しの部分背面図である。
【符号の説明】
1 側板 2 レール 3 カバー部材 4 胴板 5 前板 6 前板裏カバー 7 底板 8 後板 9 固定片 10 補強片 11 凹溝 12 カバー部 13 固定部 14 補強縁 15 膨出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも底板、両側板及び後板を有
    し、両側板の前端部間に前板裏カバーを内装してなる引
    出しにおいて、両側板の前端から後板より後方へ延びた
    レールを、該側板の一部を外側方へ膨出させて一体突設
    するとともに、前記レールによって引出し内部に形成さ
    れた凹溝を閉塞すべく該側板内面と略面一となしてカバ
    ー部材を取付けたことを特徴とする引出し構造。
JP2247292U 1992-03-12 1992-03-12 引出し構造 Expired - Lifetime JP2537080Y2 (ja)

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JPH0572241U JPH0572241U (ja) 1993-10-05
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JPH0572241U (ja) 1993-10-05

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