JP2534817Y2 - 通電記録装置 - Google Patents

通電記録装置

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JP2534817Y2
JP2534817Y2 JP1991005400U JP540091U JP2534817Y2 JP 2534817 Y2 JP2534817 Y2 JP 2534817Y2 JP 1991005400 U JP1991005400 U JP 1991005400U JP 540091 U JP540091 U JP 540091U JP 2534817 Y2 JP2534817 Y2 JP 2534817Y2
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common electrode
ink sheet
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layer
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勝明 宮脇
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Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンピュータの出力装
置やファクシミリ等に利用され、複数の記録電極を少な
くとも抵抗層とインク層からなるインクシートと記録紙
を挟んでプラテンに圧接し、前記インクシートの抵抗層
と接する共通電極との間に通電することにより前記イン
クシートを発熱させて記録紙に転写を行う通電記録装置
に関し、より詳細には、インクシートと電極との接触圧
を均一にする通電記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通電記録装置として、特開昭64
─87276号公報に開示されているものがある。この
通電転写記録装置は、通電転写記録ヘッドによる通電転
写リボンフィルム及び紙とプラテンとの圧着と共通電極
のピンチローラ側への圧着を解除できるように構成さ
れ、通電転写リボンフィルムに皺が発生したときであっ
ても、上記圧着を解除することでスタビライザーの作用
によって皺を除去するものである。また、記録時に通電
転写リボンに生じた弛みも、記録処理後の圧着解除によ
りこれを除去することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
開示されている通電転写記録装置にあっては、通電転写
リボンフィルムをローラの表面に圧着或いは解除できる
ように共通電極を設けているので、通電転写リボンフィ
ルムの皺、弛み発生のトラブル対策としては有効である
が、記録紙がA3サイズ等の幅広対応の装置では、記録
幅(印字幅)が広いため通電転写フィルムとローラの圧
接力が幅方向で不均一となって、濃度ムラという画像ト
ラブルを発生させる問題点があった。
【0004】例えば、一般的に共通電極が回転自在にホ
ルダーに保持され、ピンチローラの何れかの一端或いは
両端をスプリング等の加圧部材で加圧するようにした方
式を用いた場合に、端部を押圧しているため端部の圧接
力に対して中央部の圧接力が低くなり、インクシートに
対して共通電極全体を均一に圧接することができなかっ
た。その結果、インクシートと共通電極の接触抵抗がラ
イン方向で異なり、記録紙上で濃度ムラとなって転写さ
れてしまうという問題点があった。尚、この濃度ムラ発
生は印字幅が広くなるほど顕著となる。
【0005】本考案は、上記に鑑みてなされたものであ
って、特に幅広印字幅の記録装置において共通電極とイ
ンクシートの接触抵抗を均一にして濃度ムラを排除し、
画像品質の向上を図ることを目的とする。
【0006】本考案は、上記の目的を達成するために、
複数の記録電極を少なくとも抵抗層とインク層からなる
インクシートと記録紙を挟んでプラテンに圧接し、前記
インクシートの抵抗層と接する単一の共通電極との間に
通電することにより前記インクシートを発熱させて記録
紙に転写を行う通電記録装置において、前記共通電極を
複数の位置で加圧する、それぞれ独立の加圧力発生源を
有した複数の加圧手段を設け、前記共通電極と前記イン
クシートの抵抗層との接触圧を均一にする通電記憶装置
を提供するものである。
【0007】
【作用】本考案による通電記録装置にあっては、共通電
極を複数の位置で加圧するように構成した加圧手段によ
り、共通電極とインクシートの抵抗層との接触面におけ
る端部及び中央部での接触圧が均一となる。その結果、
インクシートのインクを均一に溶融或いは昇華すること
ができるので濃度ムラの発生を抑制する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は、本考案の通電記録装置の主要構成
図であり、101は抵抗層とインク層からなるロール紙
状のインクシート、102はカットされたシート状の記
録紙、103は記録紙102を巻き付けるように下方よ
り支持する平滑性の高い表面を有するプラテンローラ、
104はプラテンローラ103上のインクシート101
に圧力をかけながら通電を行う通電ヘッド、105は通
電ヘッド104を下方向へ加圧するスプリング、106
はスプリング105で通電ヘッド104を加圧するため
のヘッド加圧レバー、107は未使用のインクシート1
01が巻き付けられ、所定方向へ供給を行う供給インク
ローラ、108は転写処理後のインクシート101を巻
き取る巻取りインクローラ、109〜111はインクシ
ート101に適度な張力を加えながら搬送するテンショ
ンローラ、112はインクシート101に通電したとき
の接地側となる共通電極、113は記録紙102をセッ
トするための給紙台、114は記録紙102を搬送する
送りローラ、115は送りローラ114と対向して配置
されるピンチローラ、116はインクシート101を下
方から支持する共通電極112と対向して配置された下
受けローラである。
【0009】以上のように構成された通電記録装置にお
いて、インクシート101は供給インクローラ107よ
りテンションローラ109〜111によって張力を与え
ながら、通電ヘッド104とプラテンローラ103の間
を通り、更に共通電極112と下受けローラ116の間
を通って巻取りインクローラ108によって巻きとられ
る。一方、記録紙102は給紙台113に沿って差し込
まれ、送りローラ114とピンチローラ115によりプ
ラテンローラ103とインクシート101の間に搬送さ
れる。
【0010】この通電記録装置にあっては、インクシー
ト101と記録紙102を重ね合わせ、通電ヘッド10
4と共通電極112をインクシート101の抵抗層と圧
接しながら電源(図示せず)によりパルス電圧を印加す
ると、インクシート101には主にインク層に電流が流
れ、通電ヘッド104の接触面積を共通電極112に対
してかなり小さくしているため、通電ヘッド104直下
の電流密度が大となり発熱する。この発熱によりインク
シート101のインクが溶けて記録紙102に転写され
る。
【0011】図2は、本考案による通電記録装置におけ
る共通電極112の加圧機構を示す説明図であり、20
1は共通電極112上部を加圧するための加圧板、20
2は加圧板201に加圧力を与える共通電極加圧レバ
ー、203は共通電極加圧レバー202の加圧支点とな
る支点軸、204は共通電極112に対し加圧力を設定
するスプリング、205は加圧板201と共通電極加圧
レバー202を連結する支点ピンである。
【0012】図3は、上記図2において示した共通電極
加圧レバー202を等ピッチ間隔で複数位置に設けた全
体を示す平面図である。
【0013】このように、共通電極112を複数の加圧
部材で加圧するようにしたため、共通電極112は下受
けローラ116に対して両端部と中央部との接触圧の差
がなくなり、均一で安定した接地面積が得られ、優れた
帰路電極として機能する。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案の通電記録装置によ
れば、複数の記録電極を少なくとも抵抗層とインク層か
らなるインクシートと記録紙を挟んでプラテンに圧接
し、前記インクシートの抵抗層と接する共通電極との間
に通電することにより前記インクシートを発熱させて記
録紙に転写を行う通電記録装置において、前記共通電極
を複数の位置で加圧する加圧手段を設け、前記共通電極
と前記インクシートの抵抗層との接触圧を均一にしたた
め、特に幅広印字幅の記録装置において共通電極とイン
クシートの接触抵抗を均等にして濃度ムラを排除し、画
像品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による通電記録装置の概略構成を示す説
明図である。
【図2】本考案による通電記録装置の共通電極における
加圧部の構成を示す説明図である。
【図3】本考案による通電記録装置の共通電極における
加圧部の全体を示す平面図である。
【符号の説明】
101 インクシート 102
記録紙 103 プラテンローラ 104
通電ヘッド 112 共通電極 201
加圧板 202 共通電極加圧レバー 203
支点軸 204 スプリング 205
支点ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録電極を少なくとも抵抗層とイ
    ンク層からなるインクシートと記録紙を挟んでプラテン
    に圧接し、前記インクシートの抵抗層と接する単一の
    通電極との間に通電することにより前記インクシートを
    発熱させて記録紙に転写を行う通電記録装置において、 前記共通電極を複数の位置で加圧する、それぞれ独立の
    加圧力発生源を有した複数の加圧手段を設け、前記共通
    電極と前記インクシートの抵抗層との接触圧を均一にす
    ることを特徴とする通電記憶装置。
JP1991005400U 1991-01-19 1991-01-19 通電記録装置 Expired - Lifetime JP2534817Y2 (ja)

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JP1991005400U JP2534817Y2 (ja) 1991-01-19 1991-01-19 通電記録装置

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JPH0498144U JPH0498144U (ja) 1992-08-25
JP2534817Y2 true JP2534817Y2 (ja) 1997-05-07

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ID=11610100

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042947A (ja) * 1973-08-20 1975-04-18
JPS55159987A (en) * 1979-06-01 1980-12-12 Nec Corp Adjusting mechanism for pressing device of recording head
JPS6120758A (ja) * 1984-07-10 1986-01-29 Toshiba Corp 画像形成装置

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JPH0498144U (ja) 1992-08-25

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