JP2532793Y2 - ブリッジ型センサ - Google Patents

ブリッジ型センサ

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JP2532793Y2
JP2532793Y2 JP1990121162U JP12116290U JP2532793Y2 JP 2532793 Y2 JP2532793 Y2 JP 2532793Y2 JP 1990121162 U JP1990121162 U JP 1990121162U JP 12116290 U JP12116290 U JP 12116290U JP 2532793 Y2 JP2532793 Y2 JP 2532793Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案はブリッジ構成のセンサにおいて、断線による
信頼性低下を回避することを目的とし、 第1の直列ブリッジ素子と第2の直列ブリッジ素子を
電源とアースの間に並列に接続し、各直列ブリッジ素子
の中間接続点から第1および第2の出力を生ずるブリッ
ジ型センサにおいて、各直列ブリッジ素子を独立した配
線で電源およびアースに接続するように構成する。また
各直列ブリッジ素子を独立した配線で電源およびアース
に接続すると共に、各直列ブリッジ素子の同電位側端部
をそれぞれブリッジ内配線で直接接続したり、更には直
列ブリッジ素子の同電位側端部を接続するブリッジ内配
線に微小抵抗を挿入することで実用性を高める。
〔産業上の利用分野〕
本考案は断線に対する信頼性を高めたブリッジ型セン
サに関する。
〔従来の技術〕
物理量を電気量に変換するセンサには各種の方式があ
るが、温度に対する安定性という面からブリッジ構成の
センサを用いるケースが多い。
ブリッジ型センサは第2図に示すように、第1の直列
ブリッジ素子Ra,Rbと第2の直列ブリッジ素子Rc,Rdを電
源VccとアースGNDの間に並列に接続し、各直列ブリッジ
素子の中間接続点から第1、第2の出力A1,A2を生ずる
ようにしている。このセンサ1の出力A1,A2は基準レベ
ル(GND)から浮いているため、本来の信号を取り出す
には差動アンプ2で両者の差(A1-A2)を求める必要が
ある。
ブリッジ型センサ1は素子Ra〜Rdの1つでも損傷(オ
ープンまたはショート)すると正常に機能しないので、
ウインドウコンパレータ3でこれを監視する。つまりブ
リッジ素子の1つがショートまたはオープンすると、出
力A1,A2の一方がVccまたはGNDになるため差動増幅器2
の出力は異常に大きな、逆に小さな値になる。そこでウ
インドウコンパレータ3は正常と判定できる大小2つの
しきい値を設定し、差動出力がその範囲内にあれば正
常、外れたら異常とするダイアグノーシス出力を出す。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、ブリッジ素子Ra〜Rdが正常でも、Vcc
またはGNDに接続する配線(一般にボンディングワイ
ヤ)が断線すると、センサ出力は正常に見えても実際に
はセンサとして機能しない不良が生ずる。つまりVcc側
断線時にはA1,A2共にGNDになり、逆にGND側断線時にはA
1,A2共にVccになり、差動出力(A1-A2)としては正常な
範囲に含まれる。しかし、これではブリッジ素子の値が
変化しても出力が変化しないため、センサとしての機能
は全く失われている。
本考案はこのような断線に対する信頼性を向上させよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1の直列ブリッジ素子と第2の直列ブリ
ッジ素子を電源とアースの間に並列に接続し、各直列ブ
リッジ素子の中間接続点から第1および第2の出力を生
ずるブリッジ型センサにおいて、各直列ブリッジ素子を
独立した配線で電源およびアースに接続することを第1
の特徴としている。
また各直列ブリッジ素子を独立した配線で電源および
アースに接続すると共に、各直列ブリッジ素子の同電位
側端部をそれぞれブリッジ内配線で直接接続することを
第2の特徴とし、さらに直列ブリッジ素子の同電位側端
部を接続するブリッジ内配線に微小抵抗を挿入すること
を第3の特徴としている。
〔作用〕
本考案の第1の特徴によると、電源側の(アース側に
ついても同様)の一方の配線が断線すると出力に大きな
差が生じるためセンサ異常を検出できる。従って、セン
サ異常を知らずに使用する信頼性の低下を回避できる。
本考案の第2の特徴によると、電源側(アース側につ
いても同様)の一方の配線が断線しても他方の配線によ
って接続状態が維持される、このため一方の配線の断線
によってセンサ異常となることを回避でき、信頼性が向
上する。
本考案の第3の特徴は、第2の特徴によっては不可能
な個々の配線の導通チェックを、微小抵抗の使用により
可能としたものである。従って、この配線チェックによ
り完全な良品だけを出荷することができ、また使用中に
配線が1本断線してもセンサ不良とはならないため、最
も信頼性が高くなる。
〔実施例〕
第1図は本考案の異なる実施例を示す等価回路図で、
(1)〜(3)はそれぞれ第1〜第3の特徴に対応した
第1〜第3方式である。
第1方式は第1の直列ブリッジ素子Ra,Rbを配線B11で
電源Vccに接続すると共に、配線B12でアースGND接続し
ている。また第2の直列ブリッジ素子Rc,Rdは別の配線B
21で電源Vccに接続すると共に、別の配線B22でアースGN
Dに接続している。
具体的な構造としては、ブリッジ素子Ra〜Rdは例えば
半導体基板に形成された拡散抵抗である。そして、各素
子間の接続は該基板の拡散層又は導電パターンによって
行われ、該基板と外部との接続にはパッドPが使用され
る。VccとGNDは基板外にあり、配線B11,B12,B21,B22は
全てボンディングワイヤである。
第2方式は第1の直列ブリッジ素子Rc,Rbと第2の直
列ブリッジ素子Rc,Rdの同電位側の端部をそれぞれブリ
ッジ内配線C1,C2で直接接続した上で、第1方式と同様
にVcc側を独立した配線B11,B21で接続し、またGND側を
独立した配線B12,B22で接続してある。ブリッジ内配線C
1,C2は基板の拡散層又は導電パターンであり、ボンディ
ングワイヤではない。
第3方式はこのブリッジ内配線C1,C2の途中に微小抵
抗r1,r2を挿入したものである。この微小抵抗rの値は
ブリッジ素子Rの1/100〜1/10000程度の微小なものであ
り、基板の拡散抵抗として実現される。
全ての配線が正常に接続されていると、第1〜第3方
式の出力A1,A2は全く同じ値になる。
これに対し1本の配線例えばB11が断線すると、第1
方式では出力A1がGNDに固定される。このとき第2方式
は正常時と変らないが、第3方式は微小抵抗r1による電
圧降下分だけ出力A1が変化する。この変化分はオフセッ
トとなるが、その値が測定上無視できない問題はない。
無視できない場合でも適切なオフセット補正を行えば一
時的なものであるため、問題は残らない。他の配線につ
いても同様である。
第1、第3方式では配線Bの断線チェックを両端のパ
ッドP,P間の導通の有無で行うことができる。第2方式
はブリッジ内配線Cによって一方の配線の断線が他方の
配線によってマスクされるため、導通チェックではどち
らか一方の配線の断線の有無は判別できない。
第3図はセンサ信号処理回路の具体例である。差動増
幅器2は2段のオペアンプG1,G2を使用し、その出力を
コンデンサCとオペアンプG3を用いたDCカット部4に入
力すると共に、前述のウインドウコンパレータ3に分岐
入力する。センサ1の正異常はダイアグ入力でトランジ
スタTRをオンにし(通常動作時はオフ)、一方のセンサ
出力A1を強制的に接地することでチェックできる。
つまり、第4図に示すウインドウコンパレータ3は2
つのしきい値Vr1,Vr2をそれぞれ使用したコンパレータ3
1,32で差動増幅器2の出力V0=A1−A2監視し、Vr1<V0
<Vr2であれば正常、そうでなければ異常出力を出す。
この場合、センサ出力A1が0Vになれば入力V0はVr1<V0
<Vr2の範囲を外れるので、このときウインドウコンパ
レータ3が異常出力を出せばダイアグノーシス機能は正
常ということになる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ブリッジ型センサ
の断線による信頼性低下を回避することができる。即
ち、本考案の第1の特徴によれば、電源側、アース側の
一方の配線が断線すると出力に大きな差が生じるためセ
ンサ異常を検出できる。従って、センサ異常を知らずに
使用する信頼性の低下を回避できる。また本考案の第2
の特徴によれば、電源側、アース側の一方の配線が断線
しても他方の配線によって接続状態が維持される。この
ため一方の配線の断線によってセンサ異常となることを
回避でき、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、 第2図はセンサ信号処理回路の概略構成図、 第3図は第2図の詳細図、 第4図はウインドウコンパレータの構成図である。 図中、Ra〜Rdはブリッジ素子、A1,A2は出力端、B11,B21
は電源側配線、B12,B22はアース側配線、C1,C2はブリッ
ジ内配線、r1,r2は微小抵抗である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の直列ブリッジ素子(Ra,Rb)と第2
    の直列ブリッジ素子(Rc,Rd)を電源(Vcc)とアース
    (GND)の間に並列に接続し、各直列ブリッジ素子の中
    間接続点(A1,A2)から第1および第2の出力を生ずる
    ブリッジ型センサにおいて、 前記第1の直列ブリッジ素子と前記第2の直列ブリッジ
    素子のそれぞれが独立して形成され、各直列ブリッジ素
    子が個別に電源およびアースに接続してなることを特徴
    とするブリッジ型センサ。
  2. 【請求項2】第1の直列ブリッジ素子(Ra,Rb)と第2
    の直列ブリッジ素子(Rc,Rd)を電源(Vcc)とアース
    (GND)の間に並列に接続し、各直列ブリッジ素子の中
    間接続点(A1,A2)から第1および第2の出力を生ずる
    ブリッジ型センサにおいて、 各直列ブリッジ素子の電源側およびアース側の同電位側
    端部がそれぞれブリッジ内配線(C)で直接接続され、
    前記第1の直列ブリッジ素子と前記第2の直列ブリッジ
    素子のそれぞれが独立した配線で電源およびアースに接
    続されることを特徴とするブリッジ型センサ。
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336660A (en) * 1976-09-17 1978-04-05 Hitachi Ltd Method of trimming function of bridge sensor
JPS57184977A (en) * 1981-04-03 1982-11-13 Lucas Industries Ltd Method of compensating temperature of resistance bridge circuit

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