JP2530819Y2 - 乗物用座席におけるアームレストの連結構造 - Google Patents

乗物用座席におけるアームレストの連結構造

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JP2530819Y2
JP2530819Y2 JP11228890U JP11228890U JP2530819Y2 JP 2530819 Y2 JP2530819 Y2 JP 2530819Y2 JP 11228890 U JP11228890 U JP 11228890U JP 11228890 U JP11228890 U JP 11228890U JP 2530819 Y2 JP2530819 Y2 JP 2530819Y2
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善多佳 杉山
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天龍工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、乗物用座席において使用されているアーム
レストの連結構造に関し、特にこのアームレストがシー
トバックの傾動に伴ってその位置を変えられるようにし
た連結構造に関するものである。
(従来の技術) バスや列車あるいは船舶等の乗物において採用されて
いる座席にあっては、シートに着座した使用者が肘を載
せて安楽な姿勢を保つことができるようにしたアームレ
ストが使用されている。このアームレストは、シートの
側方に位置する側板上に配置されるものであることが一
般的であるが、従来のアームレストはその側板上に固定
的に設けられているものであった。
このように、アームレストが側板上に設けてあると、
特にシートバックがリクライニングされるものである場
合には非常に都合の悪いことになる。すなわち、シート
バックが通常の使用状態にある場合には、これに背をも
たれかけている使用者の肘は丁度アームレスト上にくる
から何等問題はないが、シートバックが後方に倒された
場合には使用者の肘が後方下部に位置するのにアームレ
ストは前方上部に位置したままとなるから、使用者はこ
の側板上に固定されているアームレストを十分使用する
ことができないのである。
中でも、例えば近年の夜間走行をも行なう長距離バス
にあっては、シートバックを後方へ大きく倒して仮寝台
を構成するようにすることが行われているが、このよう
にシートバックを後方に大きく倒した場合には、側板上
に固定されているアームレストは使用者の肘とは大きく
離れてしまうことになって、何等の役にも立たないもの
となってしまうのである。
そこで、本考案者等は、アームレストを常に有効なも
のとするためにはどうしたらよいかについて検討を重ね
てきた結果、このアームレストをシートバックの傾動に
追随させることが良い結果を生むことを新規に知見し
て、本考案を完成したのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は以上のような経緯に基づいてなされたもの
で、その解決しようとする課題は、アームレストとシー
トバックとの連動である。
そして、本考案の目的とするところは、シートバック
の傾動中心を側板枠の上端にするとともに、アームレス
トをこの側板枠とシートバックフレーム間に連結するこ
とにより、シートバックを後方に大きく倒した場合でも
アームレストが使用者の使用位置にくるようにすること
のできる連結構造を簡単な構成によって提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本考案の採った手段
は、実施例において使用する符号を付して説明すると、 「シート(10)の側方に位置する側板(22)上にアー
ムレスト(40)を配置した乗物用座席(100)におい
て、 側板(22)のための側板枠(21)の上端に連結軸(2
3)を取付けて、この連結軸(23)にシートバックフレ
ーム(31)の中間部に一体化した第一連結アーム(32)
を回動自在に連結するとともに、このシートバックフレ
ーム(31)の下端部に回動自在に取付けた第二連結アー
ム(33)をシート(10)のためのクッションフレーム
(11)の後端部に回動自在に連結し、さらにこのクッシ
ョンフレーム(11)を二本の支持アーム(12)によって
側板枠(21)の上端側に対して揺動自在に支持して、 アームレスト(40)の前端を、側板枠(21)の前端に
一体的に設けた支持ブラケット(24)に回動自在に連結
するとともに、このアームレスト(40)の後端を、シー
トバックフレーム(31)の第一連結アーム(32)の上側
に設けた軸支部(34)に回動自在に連結したことを特徴
とするアームレスト(40)の連結構造」 である。
(考案の作用) 以上のように構成した本考案の連結構造による作用を
以下に詳述する。
まず、シート(10)のクッションフレーム(11)とシ
ートバック(30)のシートバックフレーム(31)とを、
第2図に示すように、シートフレーム(20)に対してそ
れぞれ前述したように連結したから、これらのシート
(10)及びシートバック(30)は次のように連動するも
のである。すなわち、シートバックフレーム(31)につ
いてみてみると、このシートバックフレーム(31)は、
これと一体的な第一連結アーム(32)の先端がシートフ
レーム(20)を構成している側板枠(21)の上端に設け
た連結軸(23)に回動自在に連結してあるから、この連
結軸(23)つまり側板枠(21)の上部を中心に回動する
ものである。また、このシートバックフレーム(31)
は、その下端に連結してある第二連結アーム(33)によ
ってシート(10)を構成しているクッションフレーム
(11)の後端と連結されているから、シート(10)とシ
ートバック(30)とは互いに連動し得るものとなってい
る。さらに、シート(10)のクッションフレーム(11)
は、これに連結した二本の支持アーム(12)によって側
板枠(21)に支持してあるから、このクッションフレー
ム(11)は側板枠(21)の上端部を中心に揺りかごのよ
うに揺動するものとなっている。
従って、シート(10)上に着座してシートバック(3
0)に背をもたれかけている使用者が、各シート(10)
及びシートバック(30)のロック状態を後述のアームレ
スト(40)におけるスイッチボックス(43)内のスイッ
チを操作することによって解除して、主としてシートバ
ック(30)に背中によって力を入れれば、シートバック
(30)は後方に大きく倒れるとともに、シート(10)も
第2図に示した位置から前方側へ揺動するのである。
このときに、アームレスト(40)は、次のようにシー
トバック(30)に追随するのである。つまり、シートバ
ック(30)を大きく倒さない第2図に示した場合におい
ては、アームレスト(40)はシートフレーム(20)の側
板枠(21)に固定した側板(22)の真上に少し隙間を開
けた状態で位置しているのであるが、このアームレスト
(40)は、その後方連結部(42)をシートバックフレー
ム(31)に設けた軸支部(34)に連結してあるから、シ
ートバック(30)を後方に大きく倒してもこれに追随す
るのである。そして、このアームレスト(40)は、最終
的に第1図に示したような状態になるのである。
特に、後述する実施例において示したアームレスト
(40)は、第3図にても示すように、上方に湾曲する弓
形のものとしてあるから、シートバック(30)を後方に
倒した場合には、使用者の肘はこのアームレスト(40)
の後端部上に載置し得るものとなるのである。なお、シ
ートバック(30)が通常の倒さない位置にある場合に
は、使用者の肘はアームレスト(40)の上方に突出して
いる中央部上に載置されるものである。
勿論、このアームレスト(40)がシートバック(30)
に追随するにあたっては、最初は第2図に示したように
このアームレスト(40)と側板枠(21)間に隙間がある
が、この隙間はアームレスト(40)が第1図に示したよ
うになるに従って小さくなるものである。アームレスト
(40)の前方連結部(41)が側板枠(21)に固定した支
持ブラケット(24)に連結されているからである。そし
て、以上のことが可能なように、側板枠(21)に固定さ
れる側板(22)は、第1図に示したような形状のものに
形成してあるから、何等障害物とはならないものであ
る。
(実施例) 次に、本考案に係るアームレスト(40)の連結構造
を、図面に示した実施例に従って説明する。
第1図には、本考案に係るアームレスト(40)の連結
構造を採用した乗物用座席(100)が示してあり、この
乗物用座席(100)は、シートフレーム(20)に対して
シート(10)及びシートバック(30)を支持して構成し
たものである。そして、この乗物用座席(100)のシー
ト(10)の左右両側には側板(22)が取付けてあり、こ
れら各側板(22)の上方側にアームレスト(40)がそれ
ぞれ配置してある。
シートフレーム(20)は、第2図に示したように、床
面上に固定される支持脚に対して一対の側板枠(21)を
固定的に設けたものであり、これら各側板枠(21)の先
端部にはアームレスト(40)の前方連結部(41)を連結
するための支持ブラケット(24)が一体的に設けてあ
る。また、各側板枠(21)に対しては、例えば第1図に
て示したような形状の側板(22)が一体的に取付けられ
るものである。そして、各側板枠(21)の上端部には、
第2図に示したように、シートバック(30)のシートバ
ックフレーム(31)を連結するための連結軸(23)が設
けてある。
このようなシートフレーム(20)の各側板枠(21)に
対しては、まずシートバック(30)のシートバックフレ
ーム(31)が次のように連結される。すなわち、第2図
にて示したように、シートバックフレーム(31)の中間
部には前方に延びる第一連結アーム(32)が一体的に設
けてあり、この第一連結アーム(32)の先端はシートフ
レーム(20)側の連結軸(23)に回動可能に連結してあ
るのである。また、このシートバックフレーム(31)の
下端には略三日月形状の第二連結アーム(33)が回動自
在に連結してあり、この第二連結アーム(33)の先端は
シート(10)側のクッションフレーム(11)の後端に回
動自在に連結してある。さらに、このシートバックフレ
ーム(31)の上述した第一連結アーム(32)の連結部よ
り上方に位置する部分には、アームレスト(40)の後方
連結部(42)を回動自在に連結するための軸支部(34)
が形成してある。
一方、シート(10)を構成しているクッションフレー
ム(11)は、略中央部及び後部に二本の支持アーム(1
2)をそれぞれ回動自在に連結するとともに、これら各
支持アーム(12)の上端を側板枠(21)の上端部に回動
自在に連結することにより、各側板枠(21)の上端部に
対して揺動自在に連結してある。なお、本実施例におい
ては、このクッションフレーム(11)を側板枠(21)に
対して支持する支持アーム(12)としての三本のものが
使用してあり、その内の一本がシートバックフレーム
(31)のための第一連結アーム(32)の前端に回動自在
に連結してあって、これによりこのシート(10)のシー
トバック(30)に対する連動がより円滑に行えるように
してある。
さて、アームレスト(40)であるが、本実施例におけ
るアームレスト(40)は、第3図に示すように、上方に
凸となる弓状のものとして形成してあり、図示した左右
両端部にはそれぞれ前方連結部(41)及び後方連結部
(42)が形成してある。そして、このアームレスト(4
0)の前方連結部(41)は、第2図にて示したように、
各側板枠(21)の前端に一体的に取付けた支持ブラケッ
ト(24)に回動自在に連結されるものであり、一方アー
ムレスト(40)の後方連結部(42)は各シートバックフ
レーム(31)の側面に設けた軸支部(34)に回動自在に
連結されるものである。
なお、本実施例におけるアームレスト(40)は、第4
図〜第7図に示すように、全体として略箱型のものであ
って、その一部にはシート(10)及びシートバック(3
0)の固定位置を解除する図示しない装置、またシート
(10)及びシートバック(30)を元位置に復帰させるた
めの図示しない装置の操作を行う各種のスイッチを収納
したスイッチボックス(43)が設けられるものである。
また、箱型に形成されるこのアームレスト(40)は、例
えば第5図に示すように、内部に補強プレート(44)を
入れることによって補強したものである。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案においては、上記実施例に
おいて例示した如く、 「シート(10)の側方に位置する側板(22)上にアー
ムレスト(40)を配置した乗物用座席(100)におい
て、 側板(22)のための側板枠(21)の上端に連結軸(2
3)を取付けて、この連結軸(23)にシートバックフレ
ーム(31)の中間部に一体化した第一連結アーム(32)
を回動自在に連結するとともに、このシートバックフレ
ーム(31)の下端部に回動自在に取付けた第二連結アー
ム(33)をシート(10)のためのクッションフレーム
(11)の後端部に回動自在に連結し、さらにこのクッシ
ョンフレーム(11)を二本の支持アーム(12)によって
側板枠(21)の上端側に対して揺動自在に支持して、 アームレスト(40)の前端を、側板枠(21)の前端に
一体的に設けた支持ブラケット(24)に回動自在に連結
するとともに、このアームレスト(40)の後端を、シー
トバックフレーム(31)の第一連結アーム(32)の上側
に設けた軸支部(34)に回動自在に連結したこと」 にその構成上の特徴があり、これにより、シートバック
の傾動中心を側板枠の上端にするとともに、アームレス
トをこの側板枠とシートバックフレーム間に連結するこ
とにより、シートバックを後方に大きく倒した場合でも
アームレストが使用者の使用位置にくるようにすること
のできる連結構造を簡単な構成によって提供することが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアームレストの連結構造を採用し
た乗物用座席の斜視図、第2図はこの乗物用座席の枠組
構造を示す側面図、第3図はアームレストの拡大側面
図、第4図はこのアームレストのさらに拡大正面図、第
5図は第3図のV−V線に沿ってみた拡大断面図、第6
図は第3図のVI−VI線に沿ってみた拡大断面図、第7図
は第4図の矢視VIIの部分拡大図である。 符号の説明 100…乗物用座席、10…シート、11…クッションフレー
ム、12…支持アーム、20…シートフレーム、21…側板
枠、22…側板、23…連結軸、24…支持ブラケット、30…
シートバック、31…シートバックフレーム、32…第一連
結アーム、33…第二連結アーム、34…軸支部、40…アー
ムレスト、41…前方連結部、42…後方連結部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの側方に位置する側板上にアームレ
    ストを配置した乗物用座席において、 前記側板のための側板枠の上端に連結軸を取付けて、こ
    の連結軸にシートバックフレームの中間部に一体化した
    第一連結アームを回動自在に連結するとともに、このシ
    ートバックフレームの下端部に回動自在に取付けた第二
    連結アームを前記シートのためのクッションフレームの
    後端部に回動自在に連結し、さらにこのクッションフレ
    ームを二本の支持アームによって前記側板枠の上端側に
    対して揺動自在に支持して、 前記アームレストの前端を、前記側板枠の前端に一体的
    に設けた支持ブラケットに回動自在に連結するととも
    に、このアームレストの後端を、前記シートバックフレ
    ームの前記第一連結アームの上側に設けた軸支部に回動
    自在に連結したことを特徴とするアームレストの連結構
    造。
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