JP2530574Y2 - サーマルプリンタの上板取付装置 - Google Patents

サーマルプリンタの上板取付装置

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JP2530574Y2
JP2530574Y2 JP1946291U JP1946291U JP2530574Y2 JP 2530574 Y2 JP2530574 Y2 JP 2530574Y2 JP 1946291 U JP1946291 U JP 1946291U JP 1946291 U JP1946291 U JP 1946291U JP 2530574 Y2 JP2530574 Y2 JP 2530574Y2
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JP
Japan
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leaf spring
platen
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JP1946291U
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JPH04115673U (ja
Inventor
泰 浜辺
弘之 中森
宏二 長谷川
高一 松本
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】〔考案の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本考案は、サーマルプリンタにお
けるサーマルヘッド押圧用の板ばねを装着した上板の取
付装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来のサーマルプリンタは、特開平1−
226375号公報に示されるように、本体フレームに
プラテンが回転自在に軸支され、このプラテンにサーマ
ルヘッドが当接され、このサーマルヘッドの上側に上板
(公報中では上ケースとある)が配置され、この上板と
サーマルヘッドとの間に設けられたばねにより、サーマ
ルヘッドをプラテンに押圧している。
【0004】このようなサーマルプリンタは、本体フレ
ームの一側の軸穴から他側の軸穴に挿入された枢軸によ
り、前記サーマルヘッドの回動基部とともに上板の回動
基部を軸支している。
【0005】また、ねじにより上板を本体フレームに固
定することもある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来の上
板取付手段では、上板を本体フレームに固定するための
枢軸や、ねじ等の部品が必要となり、コスト高になると
ともに、上板の脱着に手間がかかる欠点がある。
【0007】本考案は、このような点に鑑みなされたも
ので、板ばねの反力を利用して上板を本体フレームに簡
単に固定できるようにすることを目的とするものであ
る。
【0008】〔考案の構成〕
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、本体フレーム
11と、この本体フレーム11に回転自在に設けられたプラ
テン14と、このプラテン14に当接されたサーマルヘッド
21と、このサーマルヘッド21をプラテン側に押圧してい
る板ばね31と、この板ばね31のヘッド押圧部32を前方に
突出した状態でこの板ばね31の後部に位置する取付基部
33を保持して本体フレーム11に固定された上板41とを備
えたサーマルプリンタにおいて、本体フレーム11の上部
に一体に設けられ、前記上板41の前部48を上側から係止
した前側係止部53と、この上板41の前部48および本体フ
レーム11の前側係止部53に設けられ、相互に嵌合して上
板41の前部48を固定した嵌合部49,54と、上板41の後部
50に対して本体フレーム11に一体に設けられ、上板41の
後部50を下側から係止した後側係止部56とを有するサー
マルプリンタの上板取付装置である。
【0010】
【作用】本考案は、上板41の前部48を前側係止部53の下
側に挿入すると、上板41に取付けられている板ばね31の
ヘッド押圧部32に働く上向きの反力により、上板41の前
部48が押上げられて、前側係止部53により係止される。
このとき、嵌合部49,54が嵌合して、上板41の水平方向
のずれが防止される。一方、前記板ばね31の先端部に作
用される上向き反力により、前側係止部53を支点として
上板41の後部50が下方へ押圧され、後側係止部56により
下側から係止される。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図4に示される一実
施例、図5または図6に示される変形例を参照して詳細
に説明する。
【0012】図1に示されるように、本体フレーム11の
下部に紙ガイド12が一体に設けられ、この紙ガイド12の
上側に給紙間隙13を介してプラテン14が配置され、プラ
テン軸15により本体フレーム11に回転自在に設けられて
いる。プラテン軸15は図示しないモータにより駆動さ
れ、プラテン14を回転する。
【0013】このプラテン14にサーマルヘッド21が当接
されている。このサーマルヘッド21は放熱板22の下面に
一体的に取付けられている。
【0014】この放熱板22は、サーマルヘッド21と密着
した放熱板本体23と、前記本体フレーム11に装着された
ピン24に嵌合された軸受部25とが、アルミニウム押出材
により一体成形されたものであり、ピン24を支点として
本体フレーム11に揺動自在に軸支され、板ばね31により
プラテン側に押圧されている。
【0015】この板ばね31は、そのヘッド押圧部32を前
方に突出した状態で、後部に位置する取付基部33が後述
する手段により上板41に保持されている。この上板41は
後述する手段により本体フレーム11の上部に固定されて
いる。
【0016】そうして、板ばね31のヘッド押圧部32によ
り放熱板22の前端部が押下げられ、サーマルヘッド21が
プラテン14に押付けられている。
【0017】次に、図2および図3は、前記板ばね31の
取付構造を示す。すなわち、長穴42が形成された上板41
の後部中央43が下側に折曲され、上板41の下面より下側
に折曲された長穴42の一部が差込溝44となっている。こ
の差込溝44に、上板41の下面に密着された板ばね31の取
付基部33の中央突片34が挿入されている。
【0018】上板41には、差込溝44より後方に左右突片
45が突設され、この左右突片45の下面に凸部46が突設さ
れている。この凸部46により板ばね31の後部に突設され
た左右突片35の後端が、前記差込溝44より後方で押下げ
られている。
【0019】さらに、板ばね31および上板41の密着部分
に位置決め部としての穴36と突起47とが設けられ、この
穴36と突起47とが相互に嵌合して板ばね31を位置決めし
ている。
【0020】そうして、この板ばね31の取付方法は、上
板41の差込溝44に板ばね31の中央突片34を挿入するとと
もに、この板ばね31の左右突片35の後端を上板41の凸部
46上に押上げ、この凸部46により板ばね31の中央突片34
を上板41の差込溝44に押付けることにより、上板41と板
ばね31の取付基部33とを密着させる。
【0021】同時に、板ばね31および上板41の密着部分
に設けられた穴36および突起47が相互に嵌合して板ばね
31を位置決めすることにより、前記差込溝44での嵌合状
態が固定される。
【0022】以上の板ばね取付動作は瞬時になされ、ね
じを使用することなく、板ばね31を上板41にワンタッチ
で取付けることができる。
【0023】次に、図4は前記上板41の取付構造を示
す。すなわち、本体フレーム11の上部に切欠溝51が形成
され、この切欠溝51の前側に凹溝52が設けられ、この凹
溝52の上側に前側係止部53が本体フレーム11と一体に設
けられ、この前側係止部53によって、前記板ばね31の反
力により押上げられた上板41の前部48が上側から係止さ
れている。この上板41の前部48および本体フレーム11の
前側係止部53に嵌合部としての穴49および突起54が設け
られ、この穴49および突起54が相互に嵌合して上板41の
水平方向のずれが防止されている。
【0024】さらに、本体フレーム11の切欠溝51の後側
にΩ形に形成されたΩ溝55が前記凹溝52に対向して設け
られ、このΩ溝55に上板41の後部50が嵌合されている。
Ω溝55の入口部には、上板41の後部50を下側から係止す
る後側係止部56と、上側の押え部57とが設けられてい
る。Ω溝55の内部には、右下がりの下側傾斜面58と左下
がりの上側傾斜面59とが設けられている。
【0025】そうして、この上板41の取付方法は、上板
41の後部50を右下がり傾斜状態でΩ溝55の奥まで挿入
し、次に上板41の前部48を切欠溝51の最下段部51a まで
下げ、左下がり傾斜状態にした上板41を左方へずらし、
上板41の前部48を凹溝52へ挿入する。
【0026】このとき、図1に示されるように上板41に
取付けられている板ばね31のヘッド押圧部32には上向き
の反力が作用しているので、図4に示されるように、上
板41の前部48は、前記板ばね31の反力により押上げられ
て、前側係止部53により係止されるとともに、穴49およ
び突起54の嵌合により本体フレーム11に固定される。
【0027】一方、前記板ばね31の先端部に作用される
上向き反力により、上板41の後部50は、前側係止部53を
支点として下方へ押圧されるが、前記Ω溝55の入口部に
設けられた後側係止部56により下側から係止される。
【0028】なお、以上の実施例では本体フレーム11に
Ω溝55を形成したが、このΩ溝55に代えて、図5に示さ
れるような凹溝55a を形成し、この凹溝55a の下側に設
けられた後側係止部56a により上板41の後部50を下側か
ら係止するようにしても良い。また、図6に示されるよ
うな切欠部55b を形成して、この切欠部55b の底部に設
けられた後側係止部56b により上板41の後部50を下側か
ら係止するようにしても良い。
【0029】
【考案の効果】本考案によれば、板ばねのヘッド押圧部
を前方に突出した状態でこの板ばねの後部に位置する取
付基部を保持した上板の前部を、本体フレームに設けた
前側係止部により上側から係止し、この上板の前部およ
び本体フレームの前側係止部に設けた嵌合部により上板
の前部を固定し、上板の後部を本体フレームの後側係止
部により下側から係止したから、従来のように枢軸やね
じ等の部品を使用することなく、板ばねの反力を利用し
て上板を本体フレームに簡単に固定でき、部品点数と製
造工数とを削減でき、コストダウンを図れるとともに、
上板の脱着を短時間で簡単に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の上板取付装置を備えたサーマルプリン
タの一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案に係る上板と板ばねとの取付を示す下面
図である。
【図3】同上上板の取付を示す上面図である。
【図4】同上上板の取付部分を拡大した断面図である。
【図5】同上上板の後側係止部の他の例を示す断面図で
ある。
【図6】同上上板の後側係止部のさらに別の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
11 本体フレーム 14 プラテン 21 サーマルヘッド 31 板ばね 32 ヘッド押圧部 33 取付基部 41 上板 48 前部 49,54 嵌合部としての穴および突起 50 後部 53 前側係止部 56 後側係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松本 高一 東京都練馬区東大泉一丁目19番43号 株 式会社タムラ製作所内 (56)参考文献 特開 平1−226376(JP,A) 実開 平4−107054(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームと、この本体フレームに回
    転自在に設けられたプラテンと、このプラテンに当接さ
    れたサーマルヘッドと、このサーマルヘッドをプラテン
    側に押圧している板ばねと、この板ばねのヘッド押圧部
    を前方に突出した状態でこの板ばねの後部に位置する取
    付基部を保持して本体フレームに固定された上板とを備
    えたサーマルプリンタにおいて、本体フレームの上部に
    一体に設けられ、前記上板の前部を上側から係止した前
    側係止部と、この上板の前部および本体フレームの前側
    係止部に設けられ、相互に嵌合して上板の前部を固定し
    た嵌合部と、上板の後部に対して本体フレームに一体に
    設けられ、上板の後部を下側から係止した後側係止部と
    を有することを特徴とするサーマルプリンタの上板取付
    装置。
JP1946291U 1991-03-28 1991-03-28 サーマルプリンタの上板取付装置 Expired - Lifetime JP2530574Y2 (ja)

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JPH04115673U JPH04115673U (ja) 1992-10-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08337029A (ja) * 1995-06-13 1996-12-24 Seiko Instr Inc ラインサーマルプリンタ
JP2012210748A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルヘッドおよびそれを用いたプリンタ

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