JP2551740Y2 - スライドヒンジ - Google Patents

スライドヒンジ

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JP2551740Y2
JP2551740Y2 JP1991081978U JP8197891U JP2551740Y2 JP 2551740 Y2 JP2551740 Y2 JP 2551740Y2 JP 1991081978 U JP1991081978 U JP 1991081978U JP 8197891 U JP8197891 U JP 8197891U JP 2551740 Y2 JP2551740 Y2 JP 2551740Y2
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door
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義人 佐々木
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    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D7/00Hinges or pivots of special construction
    • E05D7/12Hinges or pivots of special construction to allow easy detachment of the hinge from the wing or the frame
    • E05D7/123Hinges or pivots of special construction to allow easy detachment of the hinge from the wing or the frame specially adapted for cabinets or furniture
    • E05D7/125Hinges or pivots of special construction to allow easy detachment of the hinge from the wing or the frame specially adapted for cabinets or furniture the hinge having two or more pins
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D5/00Construction of single parts, e.g. the parts for attachment
    • E05D5/02Parts for attachment, e.g. flaps
    • E05D5/08Parts for attachment, e.g. flaps of cylindrical shape
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    • E05D7/0407Hinges adjustable relative to the wing or the frame the hinges having two or more pins and being specially adapted for cabinets or furniture
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/20Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はスライドヒンジに関
し、特に家具建具等の扉の開閉用に、扉と筺体とを回動
可能に連結する分割構成されたヒンジである。
【0002】
【従来の技術】台所におけるキッチンセット等の家具用
ヒンジに多く採用されているスライドヒンジは、ヒンジ
構成を分割可能な嵌着部材と被嵌着部材とに分け、予め
被嵌着部材を筺体の内側面に、また嵌着部材を扉の内側
面にそれぞれ取付け、現場において筺体を固定した後、
嵌着部材を被嵌着部材にワンタッチで嵌着係合させてヒ
ンジを完成し、扉が開閉可能に取り付けられるという、
取付作業の簡便・迅速かつ容易性を図ったものである
(特開昭62−189273号公報等参照)。
【0003】すなわち、例えば図13に示したように、
扉14の内側面に固定されるカップ15にリンク16,
17が軸18,19で回動可能に連結され、またそのリ
ンク16,17に軸20,21でアーム22が連結され、
そのアーム22に長手方向で嵌合しネジ29で結合する
調整座23を備えた嵌着部材24と、筺体25の内側面
に固定されるベースプレート26とそれに長手方向で嵌
合しネジ30で結合して前記調整座23が嵌着するプレ
ート27を備えた被嵌着部材28とからなる。
【0004】アーム22と調整座23はそれぞれ断面コ
字形の部材であり、調整座の一端部にはリベット31
が、また他端部には可動部32が回動可能にばね33で
付勢されて軸32aで軸支され、プレート27にはリベ
ット31が摺動するスロープ部34及び係止部35と可
動部32が摺動するテーパー部36、またこの可動部3
2のフック部32bが係脱する係合部37が形成されて
いる。
【0005】そこで、嵌着部材24の調整座23を、そ
のリベット31が被嵌着部材28のプレート27のスロ
ープ部34に、また可動部32がテーパー部36にそれ
ぞれ当接するように平行位置で押し付けると、可動部3
2はばね33の力に抗し回動して開きながらテーパー部
36を移動して開き、また、リベット31は係止部35
に係合するとともに、可動部32のフック部32bが係
合部37に進入することによって、嵌着部材24と被嵌
着部材28の結合がなされ、リンク16,17がそれぞ
れ回動できるからヒンジとして作用できるというもので
ある。
【0006】しかしながら、上記のスライドヒンジは、
扉14にスライドヒンジの主たる構成部分である嵌着部
材24が連結された状態であって、筺体25にはその主
たる構成部分を嵌着する被嵌着部材28のみが取り付け
られていて、作業時には、嵌着部材24を筺体25に取
り付けられた被嵌着部材28に嵌着する組付けが一般的
には面倒であった。すなわち、筺体25は既に固定され
ていて動かすことができず、しかも、筺体25の内部に
取り付けられている被嵌着部材28に、嵌着部材24を
嵌着する作業であるから、扉14を動かすことが必要で
あり、そのため、嵌着部材24を調整しながら被嵌着部
材28に嵌着させるのに手間を要して時間がかかるとい
う問題が生じていた。
【0007】そこで、上記スライドヒンジを少なくとも
3つの部分に分割構成して、扉14にはなるべく少ない
部材を取り付けることとして、作業の簡便迅速化を追及
したものが提供されている(特開昭48−35255号
及び特開昭63−265089号公報等参照)。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、スライ
ドヒンジを3つの部材に分割構成しても、その分割構成
した一部を扉にワンタッチ式に簡便迅速且つ容易に取り
付けることができる構造はなく、扉14の側で左右に回
動させたり(前者)、若しくは楔を打ち込む(後者)こ
とを必要とする等して、依然として手間を要する問題が
あった。
【0009】そこで、この考案は上記事情に鑑みて、ス
ライドヒンジの取り付け作業を、簡便迅速にして嵌め込
むだけの、面倒のないワンタッチ作業で足りるようにす
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案に係る家具用ス
ライドヒンジは、筺体の内側面に直接又は間接に固定す
るアームと、そのアームにリンクで揺動可能に連結した
カップとを有する筺体側部材と、そのカップを嵌め込む
カップ嵌合部を一体形成して扉に固定する固定部材と、
その固定部材に付勢して摺動可能に係合した可動部とを
有する扉側部材とからなり、その可動部はカップを嵌合
する切欠部を備え、その切欠部を一側へ押し可動部を移
動させてカップをカップ嵌合部に嵌合すると、可動部が
復帰移動して切欠部の内奥縁がカップの上縁を押えると
ともに、可動部の側端部がカップの基部を押えるように
したことを特徴とする。
【0011】
【作用】この考案によれば、カップを可動部の切欠部に
嵌め込み、カップ嵌合部に押し込むと、可動部が後退
し、カップがカップ嵌合部に完全に収納されると可動部
が前進し、可動部の切欠部がカップの上縁を押えるとと
もに、可動部の側端部がカップの基部を押えて抜け難く
固定し、ワンタッチ装着でき、また、この状態で可動部
を指先で後退させれば、前記押えが外れ、カップをカッ
プ嵌合部から容易に引き出して、取り外すことも簡単に
できる。
【0012】
【実施例】以下にこの考案の実施例を図面に基づき説明
する。図1に示したように、扉14に扉側部材38が、
また、筺体25に筺体側部材54が、それぞれ取り付け
固定されている。扉側部材38は、図2に示したよう
に、カップ嵌合部39と段差を有して一体形成された長
方形で板状の固定部材40と、固定部材40に冠する可
動部41及び可動部41を一側へ移動可能に付勢する棒
ばね42とからなる。固定部材40は両端部に穿設した
ねじ孔43,43にねじ44,44を挿通して扉14に
固定されている。
【0013】固定部材40は、図2に示したように、そ
の略中央部にカップ嵌合部39の内周部と同じ切欠部4
6が形成され、図3に示したように、その切欠部46に
対面する一側には棒ばね42の端部を挿入する一対の係
止溝47,47が形成されている。係止溝47は固定部
材40の幅方向へ斜めに形成され、その奥に棒ばね42
の端部を係止するストッパー48,48(図2参照。但
し一方は見えない。)が形成されている。さらに、固定
部材40の長手方向両側部には可動部41を長手方向及
び幅方向へ一定量それぞれ移動可能に係合するための段
部49,49が形成されている。
【0014】可動部41は、図2及び図3に示したよう
に、中央部に前記切欠部46と対応する切欠部50が形
成され、その切欠部50に対面する側に棒ばね42を挿
入する円弧溝51とその中央部に切欠部52が形成さ
れ、両端部近傍にねじ孔43と同径の孔45,45が穿
設され、また、長手方向両側部に断面コ字型の係合溝部
53,53が形成されてなる。係合溝部53,53は前
記固定部材40の長手方向両側部の段部49,49を挿
入して可動部41を固定部材40に対して長手方向は勿
論のこと、幅方向へ一定量摺動させる余裕がある。円弧
溝51は、図3に示したように、棒ばね42を裏面から
曲げて挿入し、その両端部を前記ストッパー48,48
にそれぞれ係止させて脱落及び可動部41の長手方向へ
の移動を阻止して収納し、また、切欠部50はその棒ば
ね42の略中央部を露出させてその弾性を損なわないよ
うに保持する。
【0015】図1及び図2に示したように、上記カップ
嵌合部39に嵌合するカップ15をリンク16,17で
揺動可能に連結したアーム1を有する筺体側部材54
が、筺体25に直接又は間接に固定される。このカップ
15はカップ嵌合部39の内部形状と略等しい外部形状
を有し、前記可動部41の側端部裏面に当接する基部5
5,55が形成されている。リンク16,17はU字型
ピン18にて回動可能に連結されるものであって、その
U字型ピン18を挿入するための一対の透孔56,57
がカップ15に穿設されている。リンク16,17は軸
20,21を介してアーム1に連結される。
【0016】図4に示したように、上記カップ15はカ
ップ嵌合部39に嵌着して係合させるのであるが、その
場合、図1に示したような状態で、カップ15を、カッ
プ嵌合部39の真上から嵌合すべく下降させる。つい
で、図5(a)に示したように、カップ15がカップ嵌
合部39に嵌合されると、カップ15の円底部が可動部
41を棒ばね42の力に抗して外側に押す。これによっ
て、図5(b)に示したように、可動部41の切欠部5
0の内周縁がカップ15の外周に接触しながら外側へ移
動し、カップ15はカップ嵌合部39に挿入される。
【0017】そして、図5(c)に示したように、カッ
プ15がカップ嵌合部39内に完全に挿入されると、可
動部41が棒ばね42の力で元の状態に復帰し、切欠部
50の内奥縁がカップ15の上縁を押えるとともに、可
動部41の側端部裏面がカップ15の基部55,55に
当接する。したがって、扉側部材38は筺体側部材に嵌
着して固定され、扉14は筺体25に回動可能に連結さ
れるのである。
【0018】さらに、上記のようにして連結されたカッ
プ15とカップ嵌合部39とを分離するには、可動部4
1を棒ばね42の力に抗して押すと、切欠部50の内奥
縁がカップ15の上縁から離れ、さらに、可動部41の
側端部裏面が基部55,55から離れるから、カップ1
5を上方へ引き抜けば、カップ15はカップ嵌合部39
から外れるのである。
【0019】なお、筺体側部材54は筺体25にアーム
1を固定するだけの構成若しくは前記従来例と同じ構成
であってもよいが、本実施例にあっては、以下のように
構成されている。
【0020】すなわち、図6に示したように、アーム1
には調整座2が嵌合し、アーム1に穿設された長孔1a
と調整座2に穿設された螺孔2aに前後調整ネジ3を螺
入し、かつ、アーム1に穿設した螺孔1bに螺合する左
右調整ネジ4を調整座2のU形溝2bに係合させて、ア
ーム1と調整座2は一体に連結され、また、この調整座
2が嵌着するプレート5はベースプレート6に冠して上
下調整ネジ7で一体に連結されている。
【0021】図7に示したように、前記アーム1は、上
記調整座2に嵌着する所定長で断面凹形の部材であり、
その前端部左右両側面にそれぞれ前記リンク16,17
を軸着するためのそれぞれ一対の透孔1c,1c,1d,1d
を穿設するとともに、それらの下部に段部1e,1eをそ
れぞれ形成し、略中央部上面に左右調整ネジ4を螺合す
る螺孔1bと横方向で上下調整ネジ7の頭部が嵌合する
長角孔1fを有し、後端部上面には前後調整ネジ3を挿
入する長孔1aを長手方向へ穿設してある。左右調整ネ
ジ4は下端部に調整座2のU形溝2bに係合する軸細部
4aを有する。
【0022】調整座2にはラッチ8がシャフト9で回動
可能に、かつ、ばね10で付勢されて連結されている。
上記アーム1の前端部には、前記従来例同様に第1及び
第2リンク16,17の一端部が回動可能に軸着され、
またそれらのリンク16,17にはカップ15が連結さ
れる。
【0023】前記調整座2は、プレート5に嵌着する所
定長で断面凹形の部材であって、前端部左右両側面にリ
ベット11を挿入する一対の透孔2c,2cを、上面に左
右調整ネジ4が係合するU形溝2bをそれぞれ形成し、
略中央部上面に横方向で上下調整ネジ7の頭部が嵌合す
る長孔2dとプレート5のフック部5i,5iを挿入するた
めの一対の長角孔2e,2eをそれぞれ穿設し、後端部左
右両側面にそれぞれラッチ8を軸支するためのシャフト
9が貫通する一対の透孔2f,2fを穿設し、その近傍の
下面左右両側にそれぞれプレート5の第2テーパー部5
g,5gを摺動する絞り部2g,2gを形成し、かつ、その上
面に上記長角孔2e,2eに近接して前後調整ネジ3を螺
合する螺孔2aが穿設されている。
【0024】前記プレート5は、ベースプレート6の凸
部6cに遊嵌する所定長で断面凹形の部材であって、下
面左右両側にそれぞれ一対の翼部5a,5a,5b,5bを形
成するとともに、前端部にそれぞれ下方へ傾斜し、か
つ、上方へ傾斜したく字形のスロープ部5c,5cとそれ
に連続する係止部5d,5dを形成するとともに、上面に
U形溝5eを形成し、上面略中央部に横方向へ上下調整
ネジ7を挿入する長孔5fを穿設し、かつ、後部にそれ
ぞれ第2のテーパー部5g,5gとそれに連続してやや幅
狭にした端部に形成される第1のテーパー部5h,5h
と、その第1のテーパー部5h,5hにそれぞれ一体で上
方へ突出形成されたフック部5i,5iとからなる係合部
5j,5jを備えている。
【0025】前記ラッチ8は、プレート5の第1テーパ
ー部5h,5h間の幅寸法より大でU形に曲げ形成したブ
ラケット8aの後部に、T形のレバー部8bを一体形成し
たものであって、調整座2の後端部側面の透孔2f,2f
にシャフト9を挿通して連結するための一対の挿通孔8
c,8cを有し、調整座2にシャフト9を中心として回動
可能に、かつ、ばね10で付勢して軸支される。
【0026】前記ベースプレート6は、略中央部上面に
螺孔6aを穿設し、前部に垂直壁6iを形成し、後部にテ
ーパー部6bを設けた略長方形の凸部6cを基板6dに一
体形成し、基板6dの前部及び左右両側にそれぞれ木ネ
ジを挿通する透孔6eを穿設し、凸部6cの前部及び左右
両側にそれぞれ対で凹部6f,6g,6hを形成した部材で
あって、前部で一対の凹部6f,6fは調整座2の前端部
が進入するのに支障がないように底面を湾曲させてある
が、その後部の二対の凹部6g,6hはプレート5の翼部
5a,5bを載置するためにそれぞれ底面を同じ深さの平
坦面にしてある。上記テーパー部6bは基板6dの垂直な
側壁から上方へ連続している。さらに、上記垂直壁部6
iは前記プレート5の係止部5d,5dと面一になる位置に
ある。
【0027】そこで、図6に示したように、ベースプレ
ート6にプレート5を冠し、その係合部5j,5jの前側
をベースプレート6のテーパー部6bに続く側壁部に当
接させて上下調整ネジ7で結合するとともに、ばね10
とラッチ8を挿通したシャフト9を調整座2の透孔2f,
2fに挿通し、そのばね10の一端部を調整座2の内部
上面に、他端部をラッチ8のレバー部8bにそれぞれ当
てて、ラッチ8を回動付勢して結合し、アーム1を調整
座2に冠して前後調整ネジ3と左右調整ネジ4で結合す
ることにより、嵌着部材12と被嵌着部材13を形成す
るものである。
【0028】かくして、アーム1とそれに結合された調
整座2とからなる嵌着部材12を、ベースプレート6と
それに結合されたプレート5とからなる被嵌着部材13
に組み付けるには、図8に示したように、プレート5の
上方からアーム1をほぼ平行位で冠するようにして、調
整座2のリベット11をプレート5のスロープ部5c,5
cに、また、調整座2に付勢して軸支されたラッチ8を
第1テーパー部5h,5hにそれぞれ当接させる。
【0029】ついで、図9及び図10に示したように、
嵌着部材12を被嵌着部材13に押し付け、調整座2の
リベット11がスロープ部5c,5cを摺動してその下方
に形成された係止部5d,5dに進入し、ラッチ8が第1
テーパー部5h,5hを摺動すると、ラッチ8はばね10
の付勢力に抗しつつシャフト9を中心として回動しなが
ら開く。
【0030】そして、図11に示したように、リベット
11を中心として嵌着部材12が回動するようにして被
嵌着部材13に押し付けられると、ラッチ8は第1テー
パー部5h,5hを滑り降り、そこでばね10の付勢力で
係合部5j,5jの下面側に回動して入り込み、かくし
て、嵌着部材12は被嵌着部材13と一体的に結合され
る。
【0031】またこの状態では、調整座2の絞り部2g,
2gがベースプレート6のテーパー部6bに続く基板の垂
直側部に当接するとともに、図12に示したように、プ
レート5のフック部5i,5iが調整座2の長角孔2e,2e
にそれぞれ進入するとともに、調整座2のリベット11
がベースプレート6の垂直壁部6iとプレート5の係止
部5d,5dに当接する。したがって、調整座2は、リベ
ット11と絞り部2g,2g及び一対の長角孔2e,2eとそ
れに係合する一対のフック部5i,5iにより、長手方向
の動きが規制されるとともに、ラッチ8が係合する係合
部5j,5jにより、リベット11を中心とする回転方向
の動きが規制されるから、アーム1も同様に規制されて
固定するのである。
【0032】なお、嵌着部材12を被嵌着部材13から
外すには、ラッチ8のレバー部8bをばね10の力に抗
して回動させれば、ラッチ8はプレート5の係合部5j,
5jから第1テーパー部5h,5h側へ回動するので、その
状態で嵌着部材12をリベット11側へ押すとリベット
11は係止部5d,5dから容易に外れる。
【0033】そして、嵌着部材12を扉の内側面に取り
付けた状態を調整したい場合には、前後調整ネジ3を緩
め、アーム1を調整座2の長手方向の前後いずれかに摺
動させた後再びその前後調整ネジ3を締め付け、さら
に、左右調整ネジ4を右回し又は左回しすることによ
り、左右方向の所定の位置に移動させればよい。
【0034】また、被嵌着部材13を筺体の内側面に、
それぞれ取付けた状態を調整したい場合には、上下調整
ネジ7を緩め、プレート5の翼部5a,5a,5b,5bをベ
ースプレート6の凹部6g,6g,6h,6h内で左右方向へ
移動させた後再びその上下調整ネジ7を締め付ければよ
い。
【0035】
【効果】以上に説明したこの考案によれば、扉側固定部
材のカップ嵌合部に筺体側固定部材のカップをワンタッ
チで嵌着できるから、扉の取り付けが極めて簡便迅速か
つ容易にできる。したがって、スライドヒンジを3つの
部分に分割構成した場合に、筺体側で取り付け調整をす
ることなく扉側で調整できて、扉取り付け作業が容易と
なる。しかも、筺体と扉及び筺体側部材の一部を分けて
運搬等ができるので、扉が嵩ばることなく、その占める
スペースが少なくて済み、運搬効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体斜視図。
【図2】図1の要部分解斜視図。
【図3】図2の要部組付け背面図。
【図4】扉側部材と筺体側部材の連結状態の斜視図。
【図5】(a)〜(c)は作用説明断面図。
【図6】筺体側部材を示す一部破断斜視図。
【図7】図6の分解斜視図。
【図8】筺体側部材の作用説明図。
【図9】筺体側部材の作用説明図。
【図10】筺体側部材の作用説明図。
【図11】筺体側部材の作用説明図。
【図12】筺体側部材の作用説明図。
【図13】従来例の断面説明図。
【符号の説明】
1…アーム、14…扉、15…カップ、25…筺体、3
8…扉側部材、39…カップ嵌合部、40…固定部材、
41…可動部、42…棒ばね、46,50…切欠部、5
4…筺体側部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体の内側面に直接又は間接に固定する
    アームと、そのアームにリンクで揺動可能に連結したカ
    ップとを有する筺体側部材と、そのカップを嵌め込むカ
    ップ嵌合部を一体形成して扉に固定する固定部材と、そ
    の固定部材に付勢して摺動可能に係合した可動部とを有
    する扉側部材とからなり、その可動部はカップを嵌合す
    る切欠部を備え、その切欠部を一側へ押し可動部を移動
    させてカップをカップ嵌合部に嵌合すると、可動部が復
    帰移動して切欠部の内奥縁がカップの上縁を押えるとと
    もに、可動部の側端部がカップの基部を押えるようにし
    たことを特徴とするスライドヒンジ。
JP1991081978U 1991-10-09 1991-10-09 スライドヒンジ Expired - Lifetime JP2551740Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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