JP2530310Y2 - Ｏ２ センサ一体化フランジ付き触媒コンバータ - Google Patents
Ｏ２ センサ一体化フランジ付き触媒コンバータInfo
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- JP2530310Y2 JP2530310Y2 JP3407391U JP3407391U JP2530310Y2 JP 2530310 Y2 JP2530310 Y2 JP 2530310Y2 JP 3407391 U JP3407391 U JP 3407391U JP 3407391 U JP3407391 U JP 3407391U JP 2530310 Y2 JP2530310 Y2 JP 2530310Y2
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- Japan
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- sensor
- converter
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、排気マニホールドへの
コンバータ取付用フランジにＯ2 センサの取付部を設け
たＯ2 センサ一体化フランジ付き触媒コンバータに関す
る。
コンバータ取付用フランジにＯ2 センサの取付部を設け
たＯ2 センサ一体化フランジ付き触媒コンバータに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、車両排気系には、エンジンから
吐出された排気ガスを浄化するための触媒コンバータが
装着されている。斯かる触媒コンバータは、触媒を利用
して排気ガス中の一酸化炭素と炭化水素を酸化し、無害
な炭酸ガスと水蒸気とに変えるものである。そして、従
来では、車両排気系に排気ガス中の酸素濃度を検出する
Ｏ2 センサを装着し、触媒による酸化還元反応に必要な
酸素量が不足すると、Ｏ2 センサの信号を入力した制御
手段からの指令でイジェクターが触媒コンバータ内に二
次空気を供給し、酸化還元反応の促進を図っている。
吐出された排気ガスを浄化するための触媒コンバータが
装着されている。斯かる触媒コンバータは、触媒を利用
して排気ガス中の一酸化炭素と炭化水素を酸化し、無害
な炭酸ガスと水蒸気とに変えるものである。そして、従
来では、車両排気系に排気ガス中の酸素濃度を検出する
Ｏ2 センサを装着し、触媒による酸化還元反応に必要な
酸素量が不足すると、Ｏ2 センサの信号を入力した制御
手段からの指令でイジェクターが触媒コンバータ内に二
次空気を供給し、酸化還元反応の促進を図っている。
【０００３】図８はデュアル排気マニホールド１の下流
端にプリコンバータ３を直接接続した従来の車両排気系
を示し、斯かる排気系では、プリコンバータ３で一次的
に排気ガス中の一酸化炭素と炭化水素を酸化し排気温度
を上昇させて、下流側に装着したメインコンバータ内の
触媒の活性化温度を高め、排気ガス浄化の促進を図って
いる。
端にプリコンバータ３を直接接続した従来の車両排気系
を示し、斯かる排気系では、プリコンバータ３で一次的
に排気ガス中の一酸化炭素と炭化水素を酸化し排気温度
を上昇させて、下流側に装着したメインコンバータ内の
触媒の活性化温度を高め、排気ガス浄化の促進を図って
いる。
【０００４】而して、上記排気系では、従来、図９に示
すようにプリコンバータ３のシェル５にボス取付孔７を
穿設し、当該ボス取付孔７にＯ2 センサの取付用ボス９
を溶着していた。そして、Ｏ2 センサを取付用ボス９に
挿入，螺着してその挿入側端部を触媒担体１１の上流側
端面１１ａ近傍に望ませ、その検出値に基づき下流側の
メインコンバータ内に二次空気を導入させている。尚、
図中、符号１３はプリコンバータ３の取付用フランジで
ある。
すようにプリコンバータ３のシェル５にボス取付孔７を
穿設し、当該ボス取付孔７にＯ2 センサの取付用ボス９
を溶着していた。そして、Ｏ2 センサを取付用ボス９に
挿入，螺着してその挿入側端部を触媒担体１１の上流側
端面１１ａ近傍に望ませ、その検出値に基づき下流側の
メインコンバータ内に二次空気を導入させている。尚、
図中、符号１３はプリコンバータ３の取付用フランジで
ある。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、斯様にＯ
2 センサを触媒担体１１の上流側端面１１ａ近傍に取り
付けた従来構造にあっては、排気マニホールド１から流
入してきた排気ガスに対し、触媒担体１１の上流側端面
１１ａに当たって跳ね返った排気ガスが干渉して正確に
酸素濃度が検出できないといった不具合が指摘されてい
る。即ち、触媒担体１１に当たって跳ね返ってくる排気
ガスは、触媒担体１１の上流側端面１１ａ側の触媒の働
きによって酸素濃度が多少変化しており、又、触媒担体
１１が流路抵抗となって斯かる排気ガスが上流側端面１
１ａ側のシェル５内に滞留しているため、この排気ガス
が排気マニホールド１から流入してきた新たな排気ガス
に影響を及ぼし、排気ガス中の正確な酸素濃度が検出で
きなかった。
2 センサを触媒担体１１の上流側端面１１ａ近傍に取り
付けた従来構造にあっては、排気マニホールド１から流
入してきた排気ガスに対し、触媒担体１１の上流側端面
１１ａに当たって跳ね返った排気ガスが干渉して正確に
酸素濃度が検出できないといった不具合が指摘されてい
る。即ち、触媒担体１１に当たって跳ね返ってくる排気
ガスは、触媒担体１１の上流側端面１１ａ側の触媒の働
きによって酸素濃度が多少変化しており、又、触媒担体
１１が流路抵抗となって斯かる排気ガスが上流側端面１
１ａ側のシェル５内に滞留しているため、この排気ガス
が排気マニホールド１から流入してきた新たな排気ガス
に影響を及ぼし、排気ガス中の正確な酸素濃度が検出で
きなかった。
【０００６】又、実開昭６３−７１４０９号公報には、
図１０に示すように、デュアル排気マニホールド１５の
下流端の集合部に設けた取付フランジ１７にＯ2 センサ
の取付用ボス部１９を一体に形成し、当該取付用ボス部
１９にＯ2 センサを取り付ける構造が開示されている。
而して、斯様に排気マニホールド１５側の取付フランジ
１７にＯ2 センサを取り付けて触媒担体との距離を確保
すれば、触媒担体の上流側端面に当たって跳ね返った排
気ガスと排気マニホールド１５からの新たな排気ガスと
の干渉を防止することは可能となる。
図１０に示すように、デュアル排気マニホールド１５の
下流端の集合部に設けた取付フランジ１７にＯ2 センサ
の取付用ボス部１９を一体に形成し、当該取付用ボス部
１９にＯ2 センサを取り付ける構造が開示されている。
而して、斯様に排気マニホールド１５側の取付フランジ
１７にＯ2 センサを取り付けて触媒担体との距離を確保
すれば、触媒担体の上流側端面に当たって跳ね返った排
気ガスと排気マニホールド１５からの新たな排気ガスと
の干渉を防止することは可能となる。
【０００７】然し、Ｏ2 センサは上記取付用ボス部１９
を介して排気マニホールド１５の各排気流路１５ａ，１
５ｂ中に跨がって装着されるため、両排気流路１５ａ，
１５ｂから触媒コンバータ内に流入した排気ガス中のト
ータルの酸素濃度が触媒コンバータでの酸化還元反応に
とって十分なものであっても、仮に一方の排気流路１５
ａ中の排気ガスの酸素濃度が不足気味であるときには、
当該排気流路１５ａ中の排気ガスが酸素不足である旨を
Ｏ2 センサが検出してしまう虞がある。
を介して排気マニホールド１５の各排気流路１５ａ，１
５ｂ中に跨がって装着されるため、両排気流路１５ａ，
１５ｂから触媒コンバータ内に流入した排気ガス中のト
ータルの酸素濃度が触媒コンバータでの酸化還元反応に
とって十分なものであっても、仮に一方の排気流路１５
ａ中の排気ガスの酸素濃度が不足気味であるときには、
当該排気流路１５ａ中の排気ガスが酸素不足である旨を
Ｏ2 センサが検出してしまう虞がある。
【０００８】従って、Ｏ2 センサはデュアル化した排気
マニホールド１５の出口集合部の下流側に装着すること
が好ましい。然し、図９の如くＯ2 センサをプリコンバ
ータ３のシェル５に挿着したのでは、排気ガス中の正確
な酸素濃度が検出できない。本考案は斯かる実情に鑑み
案出されたもので、排気マニホールドの出口集合部の下
流側に接続するコンバータ取付用フランジに着目し、斯
かる取付用フランジにＯ2 センサの取付部を設けること
によって、Ｏ2 センサによる排気ガス中の正確な酸素濃
度の検出を可能にしたＯ2 センサ一体化フランジ付き触
媒コンバータを提供することを目的とする。
マニホールド１５の出口集合部の下流側に装着すること
が好ましい。然し、図９の如くＯ2 センサをプリコンバ
ータ３のシェル５に挿着したのでは、排気ガス中の正確
な酸素濃度が検出できない。本考案は斯かる実情に鑑み
案出されたもので、排気マニホールドの出口集合部の下
流側に接続するコンバータ取付用フランジに着目し、斯
かる取付用フランジにＯ2 センサの取付部を設けること
によって、Ｏ2 センサによる排気ガス中の正確な酸素濃
度の検出を可能にしたＯ2 センサ一体化フランジ付き触
媒コンバータを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本考案に係るＯ2 センサ一体化フランジ付き触媒コ
ンバータは、デュアル排気マニホールドの下流端にコン
バータ取付用フランジを介して触媒コンバータを直接接
続した車両排気系に於て、触媒コンバータのシェルの上
流側端部にＯ2 センサ挿通用の切欠きを設けると共に、
コンバータ取付用フランジに、当該切欠きを覆ってシェ
ルの外周に当接するＯ2 センサ取付用ボス部を一体に設
けたものである。
め、本考案に係るＯ2 センサ一体化フランジ付き触媒コ
ンバータは、デュアル排気マニホールドの下流端にコン
バータ取付用フランジを介して触媒コンバータを直接接
続した車両排気系に於て、触媒コンバータのシェルの上
流側端部にＯ2 センサ挿通用の切欠きを設けると共に、
コンバータ取付用フランジに、当該切欠きを覆ってシェ
ルの外周に当接するＯ2 センサ取付用ボス部を一体に設
けたものである。
【００１０】
【作用】本考案によれば、Ｏ2 センサ取付用ボス部にＯ
2 センサを取り付けることにより、Ｏ2 センサがコンバ
ータ取付用フランジに取り付き、そして、当該Ｏ2 セン
サが排気マニホールドから流入してきた排気ガス中の酸
素濃度を検出する。そして、触媒コンバータ内に流入し
た排気ガスが触媒担体の上流側端面に当たってその一部
が跳ね返っても、本考案は、従来例に比しＯ2 センサか
ら上流側端面までの距離を長く確保しているため、排気
マニホールドから流入してきた排気ガスに対し、触媒担
体の上流側端面に当たって跳ね返った排気ガスが干渉す
る虞が軽減され、而も、上流側端面側のシェル内に滞留
した排気ガスによってＯ2 センサが影響を受ける虞も少
なく、更に、本考案は、Ｏ2 センサをデュアル化した排
気マニホールドの出口集合部の下流側に装着したもので
あることも相俟って、Ｏ2 センサが排気ガス中の酸素濃
度を正確に検出することとなる。
2 センサを取り付けることにより、Ｏ2 センサがコンバ
ータ取付用フランジに取り付き、そして、当該Ｏ2 セン
サが排気マニホールドから流入してきた排気ガス中の酸
素濃度を検出する。そして、触媒コンバータ内に流入し
た排気ガスが触媒担体の上流側端面に当たってその一部
が跳ね返っても、本考案は、従来例に比しＯ2 センサか
ら上流側端面までの距離を長く確保しているため、排気
マニホールドから流入してきた排気ガスに対し、触媒担
体の上流側端面に当たって跳ね返った排気ガスが干渉す
る虞が軽減され、而も、上流側端面側のシェル内に滞留
した排気ガスによってＯ2 センサが影響を受ける虞も少
なく、更に、本考案は、Ｏ2 センサをデュアル化した排
気マニホールドの出口集合部の下流側に装着したもので
あることも相俟って、Ｏ2 センサが排気ガス中の酸素濃
度を正確に検出することとなる。
【００１１】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。尚、図８及び図９に示す従来例と同一のも
のは同一符号を以って表示する。図１に於て、符号２１
はプリコンバータで、当該プリコンバータ２１は、図８
に示す従来のプリコンバータ３と同様、上下一対の分割
シェル２３ａ，２３ｂを最中合わせして形成したシェル
２３内に触媒担体１１が組み込まれており、その上流側
端部に取り付けたコンバータ取付用フランジ（以下「取
付用フランジ」という）２５を介して、デュアル排気マ
ニホールド１の下流端に接続されるようになっている。
そして、図２及び図３に示すように、分割シェル２３ａ
の上流側端部には、Ｏ2 センサを挿通するＵ字状の切欠
き２７が形成されている。
に説明する。尚、図８及び図９に示す従来例と同一のも
のは同一符号を以って表示する。図１に於て、符号２１
はプリコンバータで、当該プリコンバータ２１は、図８
に示す従来のプリコンバータ３と同様、上下一対の分割
シェル２３ａ，２３ｂを最中合わせして形成したシェル
２３内に触媒担体１１が組み込まれており、その上流側
端部に取り付けたコンバータ取付用フランジ（以下「取
付用フランジ」という）２５を介して、デュアル排気マ
ニホールド１の下流端に接続されるようになっている。
そして、図２及び図３に示すように、分割シェル２３ａ
の上流側端部には、Ｏ2 センサを挿通するＵ字状の切欠
き２７が形成されている。
【００１２】一方、図４及び図５に示すように、取付用
フランジ２５の上面２５ａには、断面六角形状のＯ2 セ
ンサ取付用ボス部（以下「ボス部」という）２９が、取
付用フランジ２５の外縁部２５ｂと取付孔３１との間に
一体に突設されており、その中央には図６の如く内周が
螺刻されたＯ2 センサ取付孔３３が形成されている。
又、当該ボス部２９には、図７の如く取付用フランジ２
５をシェル２３の上流側端部に取り付けた際に、上記分
割シェル２３ａの外周に当接する当接面２９ａが分割シ
ェル２３ａの上流側端部の外形形状に沿って形成されて
おり、当該当接面２９ａが分割シェル２３ａの外周に当
接することによって、ボス部２９が上記切欠き２７を覆
うようになっている。
フランジ２５の上面２５ａには、断面六角形状のＯ2 セ
ンサ取付用ボス部（以下「ボス部」という）２９が、取
付用フランジ２５の外縁部２５ｂと取付孔３１との間に
一体に突設されており、その中央には図６の如く内周が
螺刻されたＯ2 センサ取付孔３３が形成されている。
又、当該ボス部２９には、図７の如く取付用フランジ２
５をシェル２３の上流側端部に取り付けた際に、上記分
割シェル２３ａの外周に当接する当接面２９ａが分割シ
ェル２３ａの上流側端部の外形形状に沿って形成されて
おり、当該当接面２９ａが分割シェル２３ａの外周に当
接することによって、ボス部２９が上記切欠き２７を覆
うようになっている。
【００１３】そして、斯様にボス部２９で切欠き２７を
覆い乍ら、取付用フランジ２５とボス部２９をシェル２
３の外周に溶接してＯ2 センサをボス部２９のＯ2 セン
サ取付孔３３に螺着すれば、Ｏ2 センサが切欠き２７を
挿通してその挿入側端部がシェル２３内に突出し、Ｏ2
センサがプリコンバータ２１に取り付くこととなる。本
実施例はこのように構成されているから、取付用フラン
ジ２５を介してプリコンバータ２１を排気マニホールド
１の下流端に直接接続し、ボス部２９にＯ2センサを挿
入，螺着すれば、Ｏ2 センサがコンバータ取付用フラン
ジ２５に取り付き、当該Ｏ2 センサが排気マニホールド
１から流入してきた排気ガス中の酸素濃度を検出する。
そして、当該Ｏ2 センサの検出値に基づき、下流側のメ
インコンバータ内に二次空気が導入されることとなる。
覆い乍ら、取付用フランジ２５とボス部２９をシェル２
３の外周に溶接してＯ2 センサをボス部２９のＯ2 セン
サ取付孔３３に螺着すれば、Ｏ2 センサが切欠き２７を
挿通してその挿入側端部がシェル２３内に突出し、Ｏ2
センサがプリコンバータ２１に取り付くこととなる。本
実施例はこのように構成されているから、取付用フラン
ジ２５を介してプリコンバータ２１を排気マニホールド
１の下流端に直接接続し、ボス部２９にＯ2センサを挿
入，螺着すれば、Ｏ2 センサがコンバータ取付用フラン
ジ２５に取り付き、当該Ｏ2 センサが排気マニホールド
１から流入してきた排気ガス中の酸素濃度を検出する。
そして、当該Ｏ2 センサの検出値に基づき、下流側のメ
インコンバータ内に二次空気が導入されることとなる。
【００１４】又、このとき、プリコンバータ２１内に流
入した排気ガスが触媒担体１１の上流側端面１１ａに当
たってその一部が跳ね返っても、本実施例は、図９に示
す従来例に比しＯ2 センサと上流側端面１１ａとの距離
を長く確保しているため、触媒担体１１の上流側端面１
１ａに当たって跳ね返った排気ガスと、新たに排気マニ
ホールド１から流入してきた排気ガスとの干渉が軽減さ
れると共に、上流側端面１１ａ側のシェル２３内に滞留
した排気ガスによってＯ2 センサが影響を受ける虞も少
なく、而も、本実施例は、図１０に示す従来例に比しＯ
2 センサをデュアル化した排気マニホールド１の出口集
合部の下流側に装着したものであることも相俟って、Ｏ
2 センサが排気ガス中の酸素濃度を正確に検出する。
入した排気ガスが触媒担体１１の上流側端面１１ａに当
たってその一部が跳ね返っても、本実施例は、図９に示
す従来例に比しＯ2 センサと上流側端面１１ａとの距離
を長く確保しているため、触媒担体１１の上流側端面１
１ａに当たって跳ね返った排気ガスと、新たに排気マニ
ホールド１から流入してきた排気ガスとの干渉が軽減さ
れると共に、上流側端面１１ａ側のシェル２３内に滞留
した排気ガスによってＯ2 センサが影響を受ける虞も少
なく、而も、本実施例は、図１０に示す従来例に比しＯ
2 センサをデュアル化した排気マニホールド１の出口集
合部の下流側に装着したものであることも相俟って、Ｏ
2 センサが排気ガス中の酸素濃度を正確に検出する。
【００１５】従って、本実施例によれば、従来に比しＯ
2 センサによる排気ガス中の正確な酸素濃度の検出が可
能となり、排気ガスの浄化が確実に図れることとなっ
た。又、本実施例によれば、図９の如き別部品のボス９
を別途用意してこれをシェルに溶接する必要がなくな
り、ボスの部品点数の削減とその取付工数の削減が図ら
れることとなった。加えて、本実施例によれば、取付用
フランジ２５に一体にボス部２９を突設することによ
り、取付用フランジ２５の剛性の向上が図られるといっ
た副次的な効果も期待できる利点を有する。
2 センサによる排気ガス中の正確な酸素濃度の検出が可
能となり、排気ガスの浄化が確実に図れることとなっ
た。又、本実施例によれば、図９の如き別部品のボス９
を別途用意してこれをシェルに溶接する必要がなくな
り、ボスの部品点数の削減とその取付工数の削減が図ら
れることとなった。加えて、本実施例によれば、取付用
フランジ２５に一体にボス部２９を突設することによ
り、取付用フランジ２５の剛性の向上が図られるといっ
た副次的な効果も期待できる利点を有する。
【００１６】尚、上記実施例では、本考案をプリコンバ
ータに適用したものであるが、本考案は排気マニホール
ドに直接接続されるマニホールドコンバータにも適用で
きるものである。
ータに適用したものであるが、本考案は排気マニホール
ドに直接接続されるマニホールドコンバータにも適用で
きるものである。
【００１７】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、従
来に比しＯ2 センサによる排気ガス中の正確な酸素濃度
の検出が可能となり、排気ガスの浄化が確実に図れるこ
ととなった。又、本考案によれば、図９に示す従来の如
く別部品のボスを別途用意してこれを触媒コンバータの
シェルに溶接する必要がなくなり、部品点数の削減と取
付工数の削減が図られることとなった。
来に比しＯ2 センサによる排気ガス中の正確な酸素濃度
の検出が可能となり、排気ガスの浄化が確実に図れるこ
ととなった。又、本考案によれば、図９に示す従来の如
く別部品のボスを別途用意してこれを触媒コンバータの
シェルに溶接する必要がなくなり、部品点数の削減と取
付工数の削減が図られることとなった。
【００１８】加えて、本考案によれば、取付用フランジ
にボス部を一体に突設することにより、取付用フランジ
の剛性の向上が図れるといった副次的な効果が得られる
利点を有する。
にボス部を一体に突設することにより、取付用フランジ
の剛性の向上が図れるといった副次的な効果が得られる
利点を有する。
【図１】本考案の一実施例に係るプリコンバータの側面
図である。
図である。
【図２】分割シェルの平面図である。
【図３】プリコンバータのシェルの側面図である。
【図４】取付用フランジの平面図である。
【図５】取付用フランジの正面図である。
【図６】図５のVI−VI線断面図である。
【図７】プリコンバータの平面図である。
【図８】従来の車両排気系の部分斜視図である。
【図９】Ｏ2 センサ取付用のボスを設けた従来のプリコ
ンバータの部分斜視図である。
ンバータの部分斜視図である。
【図１０】排気マニホールドの下流端の集合部に設けた
取付フランジの斜視図である。
取付フランジの斜視図である。
１１ 触媒担体 ２１ プリコンバータ ２３ シェル ２５ 取付用フランジ ２７ 切欠き ２９ ボス部
Claims (1)
- 【請求項１】 デュアル排気マニホールド（１）の下流
端にコンバータ取付用フランジ（２５）を介して触媒コ
ンバータを直接接続した車両排気系に於て、触媒コンバ
ータのシェル（２３）の上流側端部にＯ2 センサ挿通用
の切欠き（２７）を設けると共に、コンバータ取付用フ
ランジ（２５）に、当該切欠き（２７）を覆ってシェル
（２３）の外周に当接するＯ2 センサ取付用ボス部（２
９）を一体に設けたことを特徴とするＯ2 センサ一体化
フランジ付き触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3407391U JP2530310Y2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | Ｏ２ センサ一体化フランジ付き触媒コンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3407391U JP2530310Y2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | Ｏ２ センサ一体化フランジ付き触媒コンバータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04127829U JPH04127829U (ja) | 1992-11-20 |
| JP2530310Y2 true JP2530310Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31916570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3407391U Expired - Fee Related JP2530310Y2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | Ｏ２ センサ一体化フランジ付き触媒コンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530310Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3355807B2 (ja) * | 1994-09-19 | 2002-12-09 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の酸素センサ付触媒コンバータ装置 |
| JP2011208572A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Kubota Corp | ディーゼルエンジンの排気処理装置 |
| JP6708103B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2020-06-10 | 三菱自動車工業株式会社 | 排気管の接続部材 |
| JP2018084220A (ja) * | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関の排気系構造 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3407391U patent/JP2530310Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04127829U (ja) | 1992-11-20 |
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