JP2528845Y2 - サツシユレスドアのウエザーストリツプ構造 - Google Patents

サツシユレスドアのウエザーストリツプ構造

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JP2528845Y2
JP2528845Y2 JP1988010123U JP1012388U JP2528845Y2 JP 2528845 Y2 JP2528845 Y2 JP 2528845Y2 JP 1988010123 U JP1988010123 U JP 1988010123U JP 1012388 U JP1012388 U JP 1012388U JP 2528845 Y2 JP2528845 Y2 JP 2528845Y2
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door glass
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敏昌 中村
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西川ゴム工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のルーフサイドに取り付け且つドアガ
ラスの吸出し防止機能を備えたウエザーストリツプ構造
に関するものである。
[従来の技術] 従来、自動車のルーフサイドに取り付け且つドアガラ
スの吸出し防止機能を備えたウエザーストリツプとして
は、第1図,第8図乃至第10図に示したものが知らされ
ている。すなわち、ボデイ1のルーフパネル2の両側部
にルーフサイドフレーム3を設けてあり、そのルーフサ
イドフレーム3の端部は車内側に形成したフランジ3aと
そのフランジ3aの外側に繋がる開口周壁3bとを備えてい
る。このルーフサイドフレーム3に取り付けたウエザー
ストリツプ構造は、前記フランジ3aに嵌着したU字状断
面のオープニングトリム14と前記開口周壁3bに沿つて配
置し且つドアガラス6端縁部が当接するスポンジ状弾性
材の中空シール部25と、その中空シール部25の車外側に
おいて自動車の長手方向に沿つて配置した硬質弾性材の
ガイドクリツプ7とよりなり、前記中空シール部25はビ
ス等で開口周壁3bに固定したリテーナ25aに嵌着してあ
り、また前記ガイドグリツプ7は前記リテーナ25aと共
に開口周壁3bに固定したL字状のステー7aに覆着してあ
り、先端は中空シール部25に向かつて鉤状になつてい
る。前記ドアガラス6の端縁はドア開閉時第8図の軌跡
Aを通り、前記ガイドグリツプ7と接触することなく、
ガイドグリツプ7がドア開閉に支障となることはない。
高速走行時は車内外に気圧差が生じ、ドアガラス6の端
縁は第8図の軌跡Bを通って、第10図に示す如く車外側
に扱い出されるが、前記ガイドグリツプ7によつて受け
止めるようにしてあるため、前記ドアガラス6の端縁が
前記中空シール部25と離れることがなく、車内外シー
ル、風切音防止、振動防止上問題となることはない。な
お、ガイドグリツプを設けずに、中空シール部の形状に
よつて、高速走行時においてもドアガラスを中空シール
部で受け止めるようにしたものもある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、以上説明したガイドグリツプ7を開口
周壁3bに固定した従来のウエザーストリツプ構造にあつ
ては、部品点数が多く、部品製造費が嵩むだけでなく、
ルーフサイドへの組立て取り付けに多大の工数を要する
こと、またガイドグリツプを設けず、中空シール部に吸
出し防止機能を持たせた形状にした従来のウエザースト
リツプ構造にあつては、高速走行時の車内外シール、風
切音防止、振動防止が不十分であり、かつ色調を自由に
選択できず、外観がよくないこと等の問題がある。
[問題を解決するための手段] 第1図乃至第7図を参考にして説明する。以上に問題
点を解決するための本考案に係るウエザーストリツプの
構造は、ルーフサイドフレーム3に形成したフランジ3a
に嵌着したオープニングトリム4,14と前記フランジ3aの
外側に繋がる開口周壁3bに取り付け且つドアガラス6端
縁部が当接する中空シール部5,15とよりなるサツシユレ
スドアのウエザーストリツプ構造であつて、開口周壁3b
に沿つて前記中空シール部5,15の基底部5b,15bを高硬度
ソリツドゴムで構成し、且つ自動車の長手方向に沿つ
て、基底部5b,15bの外端に略逆L字状の高硬度ソリツド
ゴム製ドアガラスホルダー8,18を一体に延設すると共に
中空シール部5,15の車内側基端を基底部5b,15b上に設
け、中空シール部5,15にドアガラスホルダー8,18の先端
近傍に設けた突起部8a,18aに対向するコーナー部5d,15d
と、該コーナー部5d,15dを基底部5b,15bの車外側近くに
接続すると共に車内側に湾曲させた支持部5c,15cとを設
定し、ドアガラスの吸い出され時にドアガラス6が対向
する突起部8a,18aとコーナー部5d,15dとの間に挟持され
る如く構成したものである。
本考案のウエザーストリツプ構造の実施態様として、
第2図に示す如く中空シール部5をオープニングトリム
4と一体に形成し、中空シール部5を開口周壁3bに取り
付けるリテーナを省略したものと、第5図に示す如く中
空シール部15をオープニングトリム14と分離し、中空シ
ール部15を開口周壁3bに取り付けたリテーナ15aに嵌着
したものとがある。なお後者の場合前記ドアガラスホル
ダ18には高硬度ソリツド弾性材、中空シール部15のリテ
ーナ15a嵌着部分およびドアガラス6端縁部当接部分に
はスポンジ状弾性材をそれぞれ用いている。
[作用] 以上により、高速走行時に車内外に気圧差が生じてド
アガラス6が車外側に吸出されるようなことがあつて
も、ドアガラスホルダー8,18によつて受け止められると
共に、車内側に湾曲させた支持部5c,15cがドアガラス6
に接触することなくコーナー部5d,15dがドアガラス6の
車内側の面に押付けられ、ドアガラス6の略対向位置を
内外から挟んでいるため、車内外シール、風切音防止、
振動防止上何らの問題を生じることはなく、部分点数が
減少し、組立、取り付け工数も減少し、ウエザーストリ
ツプの車外露出部分の色調を自由に選択することが可能
となるため、外観が向上する。
[実施例] 第1図乃至第7図を参照にして本考案の実施例につい
て説明する。3はルーフサイドフレーム、3aはそのルー
フサイドフレーム3の端部車内側に設けたフランジ、3b
はそのフランジ3aの外側に繋がる開口周壁、4,14はフラ
ンジ3aに嵌着したU字状断面のオープニングトリム、5
b,15bは開口周壁3bに沿つて配置した中空シール部5,15
の基底部で高硬度ソリツドゴムで構成されている。中空
シール部5,15の車内側基端を基底部5b,15b上に設け、中
空シール部5,15にコーナー部5d,15dと支持部5c,15cとを
設定し、ドアガラスの吸い出され時にドアガラス6の車
内側にコーナー部5d,15dを当接させ、コーナー部5d,15d
と基底部5b,15bとの間に車内側に湾曲させた支持部5c,1
5cを形成してある。
なお中空シール部5,15とオープニングトリム4とは第
2図に示すように一体に形成し、中空シール部5をオー
プニングトリム4によつて開口周壁3bに沿つて保持した
ものと、第5図に示すように、オープニングトリム14と
中空シール部15とも別個に製造し、それぞれ別個に保持
したもの、すなわち、中空シール部15をビス等によつて
開口周壁3bに固定したリテーナ15aに嵌着したものとが
ある。
8,18はドアガラスホルダーで、基底部5b,15bの外端に
延設した高硬度ソリツドゴム製で、自動車の長手方向に
配置され、先端近傍には突起部8a,18aが設けられてい
る。オープニングトリムと中空シール部とドアガラスホ
ルダーを構成する材料は、第2図に示す如くオープニン
グトリム4と中空シール部5とが一体のものと、第5図
に示す如くオープニングトリム14と中空シール部15とが
分離したものとがある。
第2図から第4図に示すオープニングトリム4と中空
シール部5とを一体に成形したものは、オープニングト
リム4と中空シール部5の開口周壁3bに沿う部分の一部
をソリツド状弾性材、ドアガラス6に当接する側の部分
をスポンジ状弾性材、および中空シール部5の開口周壁
3bに沿う残りの部分とドアガラスホルダー8とを高硬度
ソリツド状部材で構成し、オープニングトリム4と中空
シール部5の開口周壁3bに沿う部分には一体のインサー
トメタル4aを埋設してある。
また第5図から第7図のオープニングトリム14と中空
シール部15とが分離しているものは、それぞれオープニ
ングトリム14をソリツド状弾性材、中空シール部15のリ
テーナ15aに嵌着する部分とドアガラス6に当接する側
の部分とをスポンジ状弾性材、前記リテーナ15aに嵌着
する部分とドアガラス6に当接する側の部分との間の平
行帯状部分とドアガラスホルダー8とを高硬度ソリツド
状部材で構成し、オープニングトリム14のみにインサー
トメタル14aを埋設してある。
次に作用について説明する。ドアガラス6の、端縁は
ドア開閉時軌跡Aを通り、ドアガラスホルダー8,18と接
触することなく、ドアガラスホルダー8,18がドア開閉に
支障となることはない。高速走行時は車内外に気圧差が
生じ、ドアガラス6の端縁は軌跡Bを通つて、車外側に
吸い出されるが、第2図から第4図に示すものはオープ
ニングトリム4、中空シール部5の開口周壁3bに沿う部
分に一体のインサートメタル4aを埋設してあり、中空シ
ール部5の開口周壁3bに沿う部分の一部とドアガラスホ
ルダー8とを一体の高硬度ソリツド状部材としてあるた
め、また第5図から第7図に示すものは、中空シール部
15をリテーナ15aに嵌着してあり、かつリテーナ15aの嵌
着部分に繋る帯状の部分とドアガラスホルダー8とを一
体の高硬度ソリツド状部材としてあるため、ドアガラス
6の吸い出し荷重に十分耐える強度を持つて、ドアガラ
スホルダー8がドアガラス6を受け止めるようになつて
おり、ドアガラス6の端縁が中空シール部5と離れるこ
となく、車内外シール、風切音防止,振動防止上問題と
なることはない。
[考案の効果] 以上、本考案のウエザーストリツプ構造は中空シール
部5,15の車外側且つ自動車の長手方向に基底部5b,15bと
一体にドアガラスホルダー8,18を設けると共に、ドアガ
ラス6の吸い出され時には、突起部8a,18aとコーナー部
5d,15dとの間にドアガラスが挟まれて、高速走行時のド
アガラス6の吸い出し現象によつて生ずる諸問題に十分
に対応することができると共に、部品点数を低減し、部
品費を削減し、組立、取り付工数を低減することができ
る。その上、車外露出部分であるドアガラスホルダーの
色調を自由に選択することが可能になり、ボデイ1と色
調を調知させることができ外観を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の外観図、第2図は本考案の第1の実施
例を示す第1図のY−Y断面図、第3図はドアガラス非
吸い出し時の第2図相当図、第4図はドアガラス吸い出
し時の第2図相当図である。第5図は本考案の第2の実
施例を示す第1図のY−Y断面図、第6図はドアガラス
非吸い出し時の第6図相当図、第7図はドアガラス吸い
出し時の第5図相当図である。第8図は従来例を示す第
1図のY−Y断面図である。第9図はドアガラス非吸い
出し時の第8図相当図、第10図はガラス吸い出し時の第
8図相当図である。 1……ボデイ 2……ルーフパネル 3……ルーフサイドフレーム 3a……フランジ 3b……開口周壁 4……オープニングトリム 4a……インサートメタル 5……中空シール部 5b……基底部 5c……支持部 5d……コーナー部 6……ドアガラス 7……ガイドグリツプ 7a……ステー 8……ドアガラスホルダー 8a……突起部 14……オープニングトリム 14a……インサートメタル 15……中空シール部 15a……リテーナ 15b……基底部 15c……支持部 15d……コーナー部 18……ドアガラスホルダー 25……中空シール部 25a……リテーナ A……ドア開閉時のドアガラス端縁軌跡 B……高速走行時のドアガラス吸い出し軌跡

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフサイドフレーム(3)に形成したフ
    ランジ(3a)に嵌着したオープニングトリム(4,14)と
    前記フランジ(3a)の外側に繋がる開口周壁(3b)に沿
    つて取り付け且つドアガラス(6)端縁部が当接する中
    空シール部(5,15)とよりなるサツシユレスドアのウエ
    ザーストリツプ構造であつて、開口周壁(3b)に沿つて
    前記中空シール部(5,15)の基底部(5b,15b)を高硬度
    ソリツドゴムで構成し、且つ自動車の長手方向に沿つ
    て、基底部(5b,15b)の外端に略逆L字状の高硬度ソリ
    ツドゴム製ドアガラスホルダー(8,18)を一体に延設す
    ると共に中空シール部(5,15)の両基端を基底部(5b,1
    5b)に設け、中空シール部(5,15)にドアガラスホルダ
    ー(8,18)の先端近傍に設けた突起部(8a,18a)に対向
    するコーナー部(5d,15d)と、該コーナー部(5d,15d)
    と基底部(5b,15b)の外端近くに接続すると共に車内側
    に湾曲させた支持部(5c,15c)とを設定し、ドアガラス
    の吸い出され時にドアガラス(6)が突起部(8a,18a)
    とコーナー部(5d,15d)との間に挟持される如く構成し
    たことを特徴とするサツシユレスドアのウエザーストリ
    ツプ構造。
JP1988010123U 1988-01-27 1988-01-27 サツシユレスドアのウエザーストリツプ構造 Expired - Lifetime JP2528845Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60165213U (ja) * 1984-04-13 1985-11-01 豊田合成株式会社 自動車用ウエザストリツプ
JPS60191527U (ja) * 1984-05-30 1985-12-19 豊田合成株式会社 自動車用ドアガラスラン

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