JP2528415Y2 - ケーブルの加圧支持構造 - Google Patents

ケーブルの加圧支持構造

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JP2528415Y2
JP2528415Y2 JP845491U JP845491U JP2528415Y2 JP 2528415 Y2 JP2528415 Y2 JP 2528415Y2 JP 845491 U JP845491 U JP 845491U JP 845491 U JP845491 U JP 845491U JP 2528415 Y2 JP2528415 Y2 JP 2528415Y2
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lever
conductive
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cable
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善久 古野
達夫 大河原
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Anritsu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電力ケーブル等の電線
同士を接続支持するケーブルの加圧支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のケーブルの加圧支持構造に
よる電線接続装置の断面図である。
【0003】この電線接続装置20は、電力ケーブル2
1,21同士を機械的に固定し、かつ導電線21a,2
1a同士を電気的に接続するものである。具体的構造と
しては、プラスチック等の絶縁材質で成型されたハウジ
ング22内底面に直線状の導電性の通電体23が設けら
れ、この通電体23部分に電力ケーブルの導電線21
a,21aが挿入される。この電力ケーブル21上部に
は板バネ24が設けられ、この板バネ24上部にはハウ
ジング22に軸支された軸部材25aを中心として回動
自在なレバー25が設けられている。このレバー25
は、板バネ24との接触部分がカム形状に形成されてお
り、図示の如くレバー25を傾倒させた状態で板バネ2
4を介し導電線21aが通電体23方向に押圧される構
成である。
【0004】したがって接続しようとする電力ケーブル
21、21を剥いて導電線21a,21aを表出させて
おくのみで、この導電線21a,21a部分をハウジン
グ22の導入開口部22a,22a部分に挿入させ、レ
バー25を回動操作するのみの簡単な操作で電力ケーブ
ル21、21同士を接続することができるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記電線
接続装置20では、レバー25を傾倒させる時、板バネ
24を介して電力ケーブル21を加圧支持する構成であ
るため、板バネ24の可動範囲内の太さの電力ケーブル
21しか支持固定できず、大幅に電力ケーブル21の太
さが変わると支持固定することができなかった。
【0006】例えば、図5に示す径の太い電力ケーブル
21について板バネ24が撓み、正常な加圧支持が行な
える構造の場合、図6に示すような径の細い電力ケーブ
ル21については板バネ24とレバー25のカム部との
間に隙間ができ、この電力ケーブル21の加圧支持を行
なうことができなくなる問題を生じる。安定した加圧支
持を行なえないと電力ケーブル21の導電線21aと通
電板23との間の電気的接続を良好に行なえなくなり、
装置の機能を低下させることになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記欠点に鑑み
てなされたものであり、電力ケーブル同士を接続する電
線接続装置に設けられる加圧支持構造を改良したもので
あり、径の異なる電力ケーブルであっても線径に応じた
加圧力で固定支持できるケーブルの加圧支持構造を提供
することを目的としている。
【0008】上記目的を達成するため本考案のケーブル
の加圧支持構造は、2本の電力ケーブル21,21端部
間を接続するために該電力ケーブルの導電線21aに接
触して電気的に導通が図られる通電体2、及び該導電線
をばね部材7の弾性力により通電体方向に押圧するレバ
ー5を有する加圧機構から成る電線接続装置において、
請求項1では、レバー5は、前記電力ケーブルの太さに
応じて偏心量の異なる複数のカム部5c,5dを有し
て、前記導電線を通電体方向に線径に応じた加圧力で固
定支持自在なことを特徴とする。
【0009】
【作用】接続しようとする電力ケーブル21、21は、
各々の導電線21a部分を表出させておく。この導電線
21aは、ばね部材7の弾性力、及びレバー5に設けら
れたカム部5c,5dによりこの導電線21aの径に適
合した加圧力を得ることができる。これにより、径の異
なる電力ケーブル21についても通電体2及び導電線2
1a間は線径に応じた加圧力で互いの接触状態が保持さ
れ、これにより通電体2を介して各々の電力ケーブル2
1、21同士を電気的に安定に接続することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本考案による電力ケーブルの加圧支
持構造が適用される電線接続装置の断面図である。
【0011】同図に示す如く、プラスチックで成型され
たハウジング1は、後述の各構成部を内部に配置する。
このハウジング1は、両端部に開口部1a,1aが開口
されている。また、内部において開口部1aの底部の高
さ位置には、これら開口部1a,1a間に連続して導電
材質から成る通電体2が設けられている。レバー5は、
プラスチックにより形成されハウジング1の上端位置に
固定された軸部材5aを中心として回動自在であり、操
作つまみ5bを有する。このレバー5には軸部材5aを
中心とした対称位置、かつ操作つまみ5bの方向とおお
むね直交する方向にカム部5c,5dが形成されてい
る。このカム部5c,5dは、軸部材5aから縁部まで
夫々異なる長さL1,L2で形成されている。ばね部材
7は、レバー5のカム部5c,5d、及び通電体2上部
間に設けられ、下方向に常時付勢された構成である。
【0012】次に、上記構成のケーブルの加圧支持構造
の動作について説明する。接続しようとする電力ケーブ
ル21,21は、端部を剥いて導電線21aを表出させ
ておく。次に、この電力ケーブル21の端部を装置の開
口部1aに夫々、挿入する。この時、レバー5は、立て
ておく。
【0013】そして、電力ケーブル21の径が大径であ
る場合、導電線21aを内部に挿入した後、図1に示す
如く短い距離L1のカム部5c側をばね部材7側に位置
させるようレバー5の操作部5bを右側に傾倒させる。
レバー5は、カム部5cによりばね部材7を所定量撓ま
せつつ導電線21aを通電体2側に押し付け、各々の電
力ケーブル21を装置に対し機械的に固定するととも
に、導電線21a,通電体2間における電気的接続を行
なう。これにより互いの電力ケーブル21,21同士を
接続することができる。
【0014】一方、電力ケーブル21の径が小径である
場合、導電線21aを内部に挿入した後、図2に示す如
く長い距離L2のカム部5d側をばね部材7側に位置さ
せるようレバー5の操作部5bを左側に傾倒させる。レ
バー5は、カム部5dによりばね部材7を所定量撓ませ
つつ導電線21aを通電体2側に押し付け、各々の電力
ケーブル21を装置に対し機械的に固定するとともに、
導電線21a,通電体2間における電気的接続を行な
う。
【0015】このように、径が異なる電力ケーブル21
であってもレバー5の回動方向を変えるのみで線径に応
じた加圧力で固定支持することができる。次に、図3に
示すのは、上記実施例の変形例である。図に示すレバー
10は、軸部材10aとカム部10cの間の距離が異な
るものが円周上に複数個設けられたものである。このレ
バー10によれば傾倒させる角度を変えることにより、
種々の太さの電力ケーブル21について、いずれも線径
に応じた加圧力を加えることができる。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、レバーには偏心量の異
なる複数のカム部が設けられた構成であり、径の異なる
電力ケーブルについてもレバーの回動方向又は傾倒角度
を変更するのみで線径に応じた加圧力で固定支持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電力ケーブルの加圧支持構造が適用さ
れる電線接続装置の断面図。
【図2】同構造の動作状態を示す断面図。
【図3】レバーのカム部の変形例を示す図。
【図4】従来のケーブルの加圧支持構造による電線接続
装置の断面図。
【図5】従来例の装置の動作状態を示す図。
【図6】従来例の装置の動作状態を示す図。
【符号の説明】
1…ハウジング、1a…開口部、2…通電体、5…レバ
ー、5a…軸部材、5b…操作部、5c,5d…カム
部、7…ばね部材、21…電力ケーブル、21a…導電
線。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の電力ケーブル(21,21)端部
    間を接続するために該電力ケーブルの導電線(21a)
    に接触して電気的に導通が図られる通電体(2)、及び
    該導電線をばね部材(7)の弾性力により前記通電体方
    向に押圧するレバー(5)を有する加圧機構から成る電
    線接続装置において、前記レバー(5)は、前記電力ケ
    ーブルの太さに応じて偏心量の異なる複数のカム部(5
    c,5d)を有して、前記導電線を通電体方向に線径に
    応じた加圧力で固定支持自在なことを特徴とするケーブ
    ルの加圧支持構造。
JP845491U 1991-01-31 1991-01-31 ケーブルの加圧支持構造 Expired - Lifetime JP2528415Y2 (ja)

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JPH0496974U JPH0496974U (ja) 1992-08-21
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