JP2527676Y2 - 油圧系用オイルタンク - Google Patents

油圧系用オイルタンク

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JP2527676Y2
JP2527676Y2 JP121991U JP121991U JP2527676Y2 JP 2527676 Y2 JP2527676 Y2 JP 2527676Y2 JP 121991 U JP121991 U JP 121991U JP 121991 U JP121991 U JP 121991U JP 2527676 Y2 JP2527676 Y2 JP 2527676Y2
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JP
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oil
air vent
inner lid
vent hole
small
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学 小野
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主に自動車等のブレー
キ及びクラッチ等の油圧系の油圧配管に使用されるオイ
ルを一部貯溜するための油圧系用オイルタンクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のブレーキオイルタンク
は、一般的に自動車のエンジンルーム内に設けられ、ブ
レーキペダルとブレーキのマスターシリンダとを結ぶ油
圧配管上部に取り付けられている。
【0003】これを図2及び図3に示す。図中1はブレ
ーキオイルタンク全体を示す。このブレーキオイルタン
ク1は、ブレーキオイル2を貯溜するタンク本体3と、
このタンク本体3の上部にパッキン4を介して嵌合され
る内蓋5と、この上部に乗せられるオイル漏れ防止用プ
レート6と、このプレート6の上に被せられる外蓋7と
からなる。
【0004】前記内蓋5はすりばち状の傾斜周壁5aを
有し且つ下端底部に小径な空気抜き孔8が形成されてい
る。また、上端周縁部にフランジ部5bを有している。
【0005】前記オイル漏れ防止用プレート6は薄肉円
板形状のもので、中央には小径な空気抜き孔10が穿設
されている。
【0006】前記外蓋7はタンク本体3にねじ込み式に
より脱着可能に被せられたキャップ状のものである。こ
の外蓋7の天板部7aには2つの小径な空気抜き孔1
1,11が形成されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述した構
成の従来のブレーキオイルタンク1では、タンク本体3
上部を覆う内蓋5及びオイル漏れ防止用プレート6及び
外蓋7に空気抜き孔8,10,11を設けているので、
ブレーキの油圧系統内部から発生する気泡を随時外部に
逃がすことができる。
【0008】しかしながら、前述の如く空気抜き孔8,
10,11を設けたブレーキタンク1では、自動車の悪
路走行時や急発進・急ブレーキによる振動等で、タンク
本体1内のオイル2の液面が上下動し、そのオイル2が
跳ね上がって前記内蓋5の空気抜き孔8を通りその内蓋
5の上側室12に入る。そのオイル2aは粘性が高く、
内蓋5の小径な空気抜き孔8からスムーズにタンク本体
3内に戻りにくく、該内蓋5の上側室12内に多量に残
留する。このためにその残留オイル2aが自動車の振動
等によりオイル漏れ防止用プレート6の空気抜き孔10
を通って最上室14に入り、そこから外蓋7の空気抜き
孔11より外部に漏れ出る不具合があった。
【0009】本考案は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、油圧系の配管の内部に発生する気泡を
随時外部に逃がすことができると共に、そのオイルが外
部に漏れるのを防止することができ、オイルによりエン
ジンルーム内などの汚れや臭いを防止でき、タンク本体
の周辺に位置する耐油性が劣る樹脂部品等の破損を防止
することができる油圧系用オイルタンクを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の油圧系用オイル
タンクは、前記目的を達成するために、油圧系のオイル
を貯溜するタンク本体と、このタンク本体の上部に取付
けられすりばち状の傾斜周壁を有し且つ下端底部に小径
な空気抜き孔を有した内蓋と、その内蓋の上部に乗せら
れ小径な空気抜き孔を有するオイル漏れ防止用プレート
と、このプレートの上から被せられ小径な空気抜き孔を
有する外蓋とからなる油圧系用オイルタンクにおいて、
前記内蓋の傾斜周壁の上部寄り部に小径な空気流通孔を
設けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】前記構成の油圧系用オイルタンクによれば、自
動車等の悪路走行時や急発進・急ブレーキの振動等によ
りオイルが内蓋の下端底部の空気抜き孔から内蓋の上側
室に入っても、内蓋のすりばち状の傾斜周壁の上部寄り
部に小径な空気流通孔を設けたので、この空気流通孔を
介してタンク本体内部の空気が内蓋の上側室の上部に流
通することが可能で、その内蓋の上側室の負圧が生じる
ことがなく、上側室に入ったオイルは内蓋の小径な空気
抜き孔を通ってタンク本体下部にスムーズに戻り、上側
室内にオイルが残留することが少なくなる。
【0012】したがって、この内蓋の更に上部のプレー
トの空気抜き孔を介して最上室内に行くオイルも少なく
なり、その更に上の外蓋の空気抜き孔を通ってオイルが
外部に漏れることはなくなる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説
明する。なお、図2及び図3に示した構成と重複するも
のには同一符号を付して説明の簡略化を図る。
【0014】まず、図1は自動車等のブレーキオイルタ
ンクを例示するもので、ブレーキオイルタンク1は、オ
イル2を貯溜するタンク本体3と、このタンク本体3の
上部にパッキン4を介して嵌合される内蓋5と、この上
部に乗せられるオイル漏れ防止用プレート6と、このプ
レート6の上に被せられる外蓋7とからなる。
【0015】前記内蓋5はすりばち状の傾斜周壁5aを
有し且つ下端底部に小径な空気抜き孔8が形成されてい
る。また、上端周縁部にフランジ部5bを有している。
この内蓋5の傾斜周壁5aの上部寄り部に直径が約1mm
程度の小径な空気流通孔23が設けられている。
【0016】前記オイル漏れ防止用プレート6は薄肉円
板形状のもので、中央に空気抜き孔22が穿設されてい
る。この空気抜き孔22は開口縁部を下方に突出する矩
形の筒状とされている。
【0017】而して、前述した構成のブレーキオイルタ
ンクによれば、自動車の悪路走行時や急発進・急ブレー
キの振動等によりオイル2が内蓋5の下端底部の空気抜
き孔8から内蓋5の上側室12に入っても、内蓋5のす
りばち状の傾斜周壁5aの上部寄り部に小径な空気流通
孔23を設けたので、この空気流通孔23を介してタン
ク本体3内部の空気が内蓋5の上側室12の上部に流通
することが可能で、その内蓋5の上側室12の負圧が生
じることがなく、上側室12に入ったオイル2は内蓋5
の小径な空気抜き孔8を通ってタンク本体3下部にスム
ーズに戻り、上側室12内にオイル2が残留することが
少なくなる。
【0018】したがって、この内蓋5の更に上部のプレ
ート6の空気抜き孔22を介して最上室14内に行くオ
イル2も少なくなり、しかもプレート6の空気抜き孔2
2は下方に延出した筒状とされているので、オイル2が
空気抜き孔22を介して上方にさらに一層行きにくくな
り、その更に上の外蓋7の空気抜き孔11を通ってオイ
ル2が外部に漏れることはなくなる。
【0019】なお、前記実施例ではブレーキオイルタン
ク1を例示したが、その他油圧配管、例えばクラッチの
油圧系統に使用するオイルタンクにも同様に適用しても
よい。
【0020】
【考案の効果】本考案の油圧系用オイルタンクは、前述
のごとく構成したから、油圧系の配管の内部に発生する
気泡を随時外部に逃がすことができると共に、オイルが
外部に漏れるのを防止することができ、オイルによりエ
ンジンルーム内などの汚れや臭いを防止でき、タンク本
体の周辺に位置する耐油性が劣る樹脂部品等の破損を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す油圧系用オイルタンク
の断面図。
【図2】従来例を示す油圧系用オイルタンクの断面図。
【図3】従来例を示す油圧系用オイルタンクの分解斜視
図。
【符号の説明】
2…オイル、3…タンク本体、5…内蓋、5a…傾斜周
壁、6…オイル漏れ防止用プレート、7…外蓋、8,1
1,22…空気抜き孔、23…空気流通孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧系のオイルを貯溜するタンク本体
    と、このタンク本体の上部に取付けられすりばち状の傾
    斜周壁を有し且つ下端底部に小径な空気抜き孔を有した
    内蓋と、その内蓋の上部に乗せられ小径な空気抜き孔を
    有するオイル漏れ防止用プレートと、このプレートの上
    から被せられ小径な空気抜き孔を有する外蓋とからなる
    油圧系用オイルタンクにおいて、前記内蓋の傾斜周壁の
    上部寄り部に小径な空気流通孔を設けたことを特徴とす
    る油圧系用オイルタンク。
JP121991U 1991-01-19 1991-01-19 油圧系用オイルタンク Expired - Lifetime JP2527676Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0495866U JPH0495866U (ja) 1992-08-19
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Effective date: 19961008