JP2527257B2 - 画信号処理装置 - Google Patents

画信号処理装置

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JP2527257B2
JP2527257B2 JP2148227A JP14822790A JP2527257B2 JP 2527257 B2 JP2527257 B2 JP 2527257B2 JP 2148227 A JP2148227 A JP 2148227A JP 14822790 A JP14822790 A JP 14822790A JP 2527257 B2 JP2527257 B2 JP 2527257B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はファクシミリやデジタル複写機の読み取りや
イメージスキャナ等で用いられ、黒ダミービットを備え
たイメージセンサの出力画信号を増幅し、その黒ダミー
ビビット部を基準として所定の電位にクランプする画信
号処理装置に関する。
従来の技術 従来、画像信号処理装置としては、イメージセンサ1
に一定周波数の駆動パルスを与え、イメージセンサから
読み出される画信号をクランプ回路に導き、黒ダミービ
ットの信号レベルを基準としてクランプする装置が一般
に知られている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記画信号処理装置の構成では、例え
ば、黒ダミービットが64画素、有効画素数が4096画素あ
るような2相駆動方式のイメージセンサを使用した場
合、その駆動周波数が一定であるので、黒ダミービット
の区間とそれ以外の区間との時間比は約1:64となる。こ
のような大きな時間比のために次のような問題が生じ
る。
黒ダミービットの出力を画信号レベルの基準とするた
めのクランプ回路として、例えば、AC結合を用いたクラ
ンプ回路が用いられているが、このAC結合を用いたクラ
ンプ回路では、クランプスイッチON時の画信号の振幅の
変化に対する充放電を速くして追従性をよくする関係
上、クランプに用いるコンデンサの容量が小さいのが望
ましいが、一方、クランプスイッチOFF時のホールド特
性をよくするためには、クランプに用いるコンデンサの
容量は大きいほど望ましい。この場合、従来技術のよう
に黒ダミービットの区間とそれ以外の区間との時間比が
1:64というように大きいと、その分、クランプ回路のコ
ンデンサの充放電時間とホールド時間との比が大きくな
り、コンデンサの容量を容易に決定するのは困難である
という問題がある。
また、基板上に黒ダミービットを備えた複数のセンサ
チップを設け、各々のセンサチップから独立に画信号を
取り出し、これらのセンサチップからの各々の出力画信
号を順次切り換えて1ラインの画信号に合成して使用す
るといった使い方をする場合においては、各センサ毎に
黒ダミービットのDC電位が異なるので各センサチップの
画信号は各々の黒ダミービットの区間内にフィードバッ
クをかけて安定な状態にしなくてはいけないのである
が、従来装置においては記述したようにイメージセンサ
の黒ダミービットの区間がそれ以外の区間よりはるかに
短く、高速駆動すると極端に短くなってしまうので、黒
ダミービットの区間内にフィードバックをかけて安定な
状態にするのは難しいという課題を有していた。
本発明はかかる点に鑑み、イメージセンサの出力画信
号を処理する際に、黒ダミービットを基準として処理す
ることの容易な画信号処理装置を提供することを目的と
し、さらに複数のイメージセンサを高速駆動し、その画
信号を順次切り換えて1ラインの画信号に合成した画信
号を扱う場合でもそのイメージセンサの黒ダミービット
の各々の出力を所定のDC電位に、各センサチップ毎の黒
ダミービットのDC電位に違いに対しても安定してクラン
プすることのできる画信号処理装置を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明に係る画信号処理装
置は、黒ダミービットを備えたイメージセンサと、この
イメージセンサを駆動する第1の周波数をもった駆動パ
ルスを発生する第1の駆動パルス発生回路と、第1の周
波数よりも低い第2の周波数をもった駆動パルスを発生
する第2の駆動パルス発生回路、前記第1の駆動パルス
発生回路の出力と前記第2の駆動パルス発生回路との出
力を切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする。
又、本発明に係る画信号処理装置は、黒ダミービット
を備えた複数のセンサチップを設け各々のセンサチップ
から独立に信号が取り出せるイメージセンサと、これら
のセンサチップからの各々の出力画信号を順次切り換え
て1ラインの画信号を得る画信号合成手段と、イメージ
センサを駆動する第1の周波数もった第1の駆動パルス
を発生する第1の駆動パルス発生回路と、第1の周波数
よりも低い第2の周波数をもった駆動パルスを発生する
第2の駆動パルス発生回路と、前記第1の駆動パルス発
生回路の出力と前記第2の駆動パルス発生回路との出力
を切り換える切換手段と、前記画信号合成手段からの画
信号を一方の入力とする差動増幅器と、この差動増幅器
の出力信号を画素毎にサンプルホールドするサンプルホ
ールド手段と、このサンプルホールド手段の出力信号の
黒ダミービット部の電位を保持するホールド手段と、こ
のホールド手段で保持された電位と所定の基準電圧との
誤差を増幅する誤差増幅器と、この誤差増幅器の出力を
入力しその出力を前記差動増幅器の他方の入力とするロ
ーパスフィルタとを備えたことを特徴とする。
作用 第1の発明によれば、黒ダミービット区間を駆動する
駆動パルスを、それ以外の区間を駆動する駆動パルスよ
りも低い周波数としてイメージセンサに与えることによ
り、黒ダミービット区間とそれ以外の区間との時間比が
小さくなる。
また、第2の発明によれば、黒ダミービット区間だけ
低い周波数で駆動して画信号合成手段からの画信号を黒
ダミービット区間だけ時間的に引き延ばし各画素毎にサ
ンプルホールドし、時間的に引き延ばした黒ダミービッ
トの区間で、黒ダミービットのDC電圧と所定の基準電圧
との誤差を増幅した出力を所定の時定数をもって差動増
幅器に入力し、この入力と画信号合成手段からの画信号
の所定のゲインで差動増幅し、再び各画素毎にサンプル
ホールドし、ホールド手段に入力して黒ダミービットの
DC電圧と所定の基準電圧との誤差をなくすようにフィー
ドバックをかける。つまり、黒ダミービットのDC電圧が
所定の基準電圧、即ちクランプ電圧よりも低い場合は、
黒ダミービットのDC電圧を上げる方向にフィードバック
がかかり、黒ダミービットのDCの出力電圧が所定の基準
電圧、即ちクランプ電圧より高い場合は、黒ダミービッ
トのDC電圧を下げる方向にフィードバックがかかる。
そして、前記画信号の黒ダミービットの区間終了時、
サンプルホールド手段の出力、即ち前述のように所定の
基準電圧との誤差をなくすようにフィードバックがかけ
られた黒ダミービットのDC電圧をホールド手段で保持
し、黒ダミービット以外の区間はこの保持した電圧と所
定の基準電圧との誤差を増幅した出力を所定の時定数を
もって差動増幅器に入力し、その入力と画信号合成手段
からの画信号を所定のゲインで差動増幅し、再び各画素
毎にサンプルホールドして後段の回路に出力する。
そして、第2の駆動パルス発生回路の周波数を調整し
てフィードバックを安定にかけられるような黒ダミービ
ットの時間を設定するだけで、複数のイメージセンサを
高速駆動し、その画信号を順次切り換えて1ラインの画
信号に合成した画信号を扱う場合でも、イメージセンサ
の黒ダミービット区間以外の転送速度を遅くすることな
く、各イメージセンサの各々の黒ダミービットの出力を
所定のDC電圧に、安定してクランプすることができるも
のである。
実施例 第1図は第1の発明における画信号処理装置の1実施
例を示すブロック図で、第2図は本実施例の各部の波形
図である。
第1図において、1は黒ダミービットを備えたイメー
ジセンサ、2及び3はそれぞれ周波数f1、f2(但しf1>
f2)でイメージセンサの駆動パルスを発生する第1及び
第2の駆動パルス発生回路、4は前記第1及び第2の駆
動パルス発生回路2、3の出力からイメージセンサに与
える駆動パルスを選択するための切換信号を出力する切
換制御手段、5は切換制御手段4の出力により、前記第
1及び第2の駆動パルス発生回路2、3の出力を切り換
える切換手段、6はイメージセンサを駆動するドライバ
ー、7はイメージセンサ1の出力を適時サンプルホール
ドするサンプルホールド回路、8はサンプルホールド回
路7の出力をAC結合により基準電圧にクランプするクラ
ンプ回路であり、コンデンサ8a、アナログスイッチ8b、
基準電圧源8cから構成されている。9はサンプルホール
ド回路7及びクランプ回路8に必要なパルスを供給する
パルス発生手段、10はクランプ回路8の出力をバッファ
するバッファ、11はバッファ10の出力をA/D変換するA/D
変換器である。
第2図は切換制御手段4の詳細な一構成例を示す。こ
の切換制御手段4はカウンタ12とRSフリップフロップ13
とから構成されている。カウンタ12は、イメージセンサ
に1ラインスキャンする度に与えられるスタートパルス
によってリセットされ、第1の駆動パルスをカウントす
る。カウンタ12のカウンアップする値Kはイメージセン
サの黒ダミービットに第2の駆動パルスが与えられてい
る期間に相当する第1の駆動パルスの数に設定されてい
る。RSフリップフロップ13は、スタートパルスによって
セットされ、Q出力をHレベルに保持し、カウンタ12の
カウントアップ信号によってリセットされ、Q出力をL
レベルに転じる。従って、Q出力は、イメージセンサの
黒ダミービットが第2の駆動パルスによって駆動されて
いる期間、Hレベルであり、黒ダミービット以外のビッ
トが第1の駆動パルスによって駆動されている期間、L
レベルに保たれる。第4図の波形中、(c)はこのQ出
力を示している。このQ出力は第3図に示す切換手段5
に与えられる。切換手段5はこの例では2つのアンド回
路15,16とオア回路17とで構成されている。アンド回路1
5は前記Q出力がHレベルになるとゲートを開き、第2
の駆動パルスを通過する。一方のアンド回路16は、Q出
力がLレベルになるとゲートを開き、第1の駆動パルス
を通過する。2つのアンド回路15,16から出力された駆
動パルスはオア回路17を通じてドライバー6に与えられ
る。
以上のように構成されたこの実施例の画信号処理装置
において、次に動作を説明する。
まず、第1の駆動パルス発生回路2は第4図(a)に
示すような周波数f1のパルスを、また第2の駆動パルス
発生回路3は第4図(b)に示すような周波数f2のパル
ス(但し、f1>f2)を発生し、切換手段5に入力する。
切換制御手段4は第1のパルス発生回路2からのスタ
ートパルス及び駆動パルスにより第4図(c)に示す制
御信号を生成し、切換手段5に与える。この信号(c)
により、切換手段5はドライバー6へ、第4図(d)に
示すように黒ダミービットの区間だけ周波数の低いパル
スを供給する。ドライバー6は、切換手段5から供給さ
れたパルスをイメージセンサ1のパルス入力レベルに合
わせ第4図(d)に示すタイミングの駆動パルスをイメ
ージセンサ1に供給する。そうすると、イメージセンサ
1は第4図(e)に示すように黒ダミービットの区間だ
け時間的に引き延ばされた画信号を出力する。サンプル
ホールド回路7は第4図(f)に示すパルス発生手段9
から入力される制御信号によりイメージセンサ1からの
画信号を画素毎に適時サンプルホールドし、第4図
(g)に示すような画信号をクランプ回路8に入力す
る。クランプ回路8は第4図(h)に示すパルス発生手
段から入力される制御信号が“1"の間、アナログスイッ
チ8bをオンしてサンプルホールド回路7からの画信号の
黒ダミービットの区間の信号レベルを基準電圧源8cの基
準電圧(例えば、A/D変換器11のリファレンス電圧)に
すべく、コンデンサ8aを充放電させる。また、第4図
(h)に示すパルス発生手段9から入力される制御信号
が“0"の間、アナログスイッチ8bをオフしてコンデンサ
8aの電圧レベルが上記の状態、即ち画信号の黒ダミービ
ットの区間の信号レベルが基準電圧源8cの基準電圧にな
った状態でホールドし、その画信号をバッファ10に入力
する。バッファ10はクランプ回路8からの画信号をA/D
変換器11に入力する。尚、パルス発生手段9の制御信号
は切換制御手段4で生成した信号(第4図(c))をそ
のまま用いることもできる。
以上のように、この実施例では、イメージセンサ1の
黒ダミービットの区間だけ、即ちクランプ回路8のコン
デンサ8aの充放電の時間だけを引き延ばすことができる
ので、黒ダミービット区間とそれ以外の区間との時間比
を小さくすることができる。よって、クランプに使用す
るコンデンサの容量を容易に決定することができ、黒ダ
ミービットを基準としてイメージセンサの画信号を容易
に処理することのできる画信号処理装置が構成できる。
第5図は第2の発明における画信号処理装置の1実施
例を示すブロック図で、第6図は本実施例の各部の波形
図である。
第5図において、21は黒ダミービットを備えた第1の
イメージセンサ、22は黒ダミービットを備えた第1のイ
メージセンサ、23及び24はそれぞれ周波数f1、f2(但し
f1>f2)でイメージセンサの駆動パルスを発生する第1
及び第2のパルス発生回路、25は前記第1及び第2のパ
ルス発生回路23、24の出力からイメージセンサに与える
駆動パルスを選択するための切換信号を出力する切換制
御手段、26は切換制御手段25の出力により、前記第1及
び第2の駆動パルス発生回路23、24の出力を切り換える
切換手段、27は切換手段26からのパルスを基準パルスと
して第1及び第2のイメージセンサ21、22を駆動するた
めのパルスを発生する駆動パルス発生手段、28はイメー
ジセンサを駆動するドライバー、29は第1のイメージセ
ンサ21及び第2のイメージセンサ22の出力画信号を順次
切り換えて1ラインの画信号を出力する画信号合成手
段、30は画信号合成手段29からの画信号を非反転入力と
し、後述する第2のローパスフィルタの出力を反転入力
としてゲインAで差動増幅する差動増幅器、31は差動増
幅器30で増幅された黒ダミービットを含む画信号を画素
毎にサンプルホールドするサンプルホールド手段であ
り、アナログスイッチ31aとコンデンサ31bで構成されて
いる。32は第1のバッファアンプ、33は第1のローパス
フィルタ、34は第2のバッファアンプである。35は第2
のバッファアンプ34の出力の黒ダミービット部のDC電位
を検出し保持するホールド手段であり、アナログスイッ
チ35aとコンデンサ35bで構成されている。36は第3のバ
ッファアンプ、37は第3のバッファアンプ36の出力から
所定の基準電圧を減算し、ゲインBで増幅する誤差増幅
器、38はこの所定の基準電圧を供給するDC電源である。
39は誤差増幅器37の出力の不要な高周波成分をのぞき、
回路の安定性を保つための第2のローパスフィルタであ
り、抵抗39a、コンデンサ39bで構成されている。40は第
2のバッファアンプ34の出力をアナログ/デジタル変換
するA/D変換器、41はサンプルホールド手段31及びホー
ルド手段35に必要なパルスを供給するパルス発生手段で
ある。尚、切換制御手段25、切換手段26は第1の実施例
で説明した構成を主要部として構成できるので、説明は
省略する。
この実施例の画信号処理装置において、次にその動作
を説明する。
まず、第1のパルス発生回路23は第6図(a)に示す
ような周波数f1のパルスを、また第2のパルス発生回路
24は第6図(b)に示すような周波数f2のパルス(但
し、f1>f2)を発生し、切換手段26に入力する。切換制
御手段25は第1のパルス発生回路23からの情報(スター
トパルスと駆動パルス)により黒ダミービットの先頭で
切換手段26が駆動パルス発生手段27に供給するパルス
を、第1のパルス発生回路23から第2のパルス発生回路
24に切り換え、黒ダミービットの終端で第2のパルス発
生回路24から第1のパルス発生回路23に切り換えるよう
に、第6図(c)に示す制御信号を切換手段26に与え
る。この動作により、切換手段26は駆動パルス発生手段
27へ、第6図(d)に示すように黒ダミービットの区間
だけ周波数の低いパルスを供給する。駆動パルス発生手
段27は入力されたパルスを基準パルスとして、図示しな
い第1及び第2のイメージセンサ21、22を駆動するパル
スをドライバー28へ供給する。ドライバー28は、駆動パ
ルス発生手段27から供給されたパルスを第1及び第2の
イメージセンサ21、22のパルス入力レベルに合わせて第
6図(d)に示すようなタイミングに準じて駆動パルス
を第1及び第2のイメージセンサ21、22に供給する。そ
うすると、第1及び第2のイメージセンサ21、22はそれ
ぞれ第6図(e)、(f)に示すように黒ダミービット
の区間だけ引き延ばされた画信号を出力する。この時第
1及び第2のイメージセンサ21、22には、画信号合成手
段29で合成されて1ラインの画信号に合成されたとき
に、不都合が生じないように、読み取った画信号を交互
に読み出すような駆動パルスが駆動パルス発生手段27で
発生されている。画信号合成手段29は切換制御手段25か
ら第6図(g)に示すような各イメージセンサの黒ダミ
ービットの先頭で各イメージセンサの画信号を切り換え
るための制御信号が与えられて第1及び第2のイメージ
センサ21、22の信号を切り換え、制御信号が“1"の時に
は第1のイメージセンサ21の画信号を、制御信号が“0"
の時には第2イメージセンサ22の画信号を選択して、第
6図(h)に示すような1ラインに合成された画信号を
出力する。このとき、第2のパルス発生回路24の周波数
には任意に変えることができるようにしておく。
差動増幅器30は画信号合成手段29からの1ラインに合
成された画信号をゲインAで増幅し、サンプルホールド
手段31に入力する。サンプルホールド手段31はパルス発
生手段41から供給されるパルスにより増幅された黒ダミ
ービットを含む画信号を画素毎にサンプルホールドして
第6図(i)に示すような画信号を第1のバッファアン
プ32を介して第1のローパスフィルタ33に入力する。そ
して、第1のローパスフィルタ33はサンプルホールド時
に発生したスイッチングノイズを取り除き第6図(j)
に示すような画信号を第2のバッファアンプ34を介して
ホールド手段35に入力する。ホールド手段35にはその画
信号の黒ダミービットの先頭でパルス発生手段41から
“1"の信号(第6図(k))が供給され、アナログスイ
ッチ35aをオンして第2のバッファアンプ34と第3のバ
ッファアンプ36を接続する。そして、第3のバッファア
ンプ36は黒ダミービットの出力電圧を誤差増幅器37の非
反転入力端子に入力する。誤差増幅器37では第3のバッ
ファアンプ36から入力された黒ダミービットの出力電圧
からDC電源38の電圧を減算してB倍した電圧を第2ロー
パスフィルタ39を介して差動増幅器30の反転入力端子に
入力する。このときDC電源38の電圧はA/D変換器40のリ
ファレンス電圧に設定しておく。第2のローパスフィル
タ39は誤差増幅器37の出力の不要な高周波成分をのぞき
回路の安定性を保つ。
そして、差動増幅器30では画信号合成手段29からの画
信号の入力電圧と第2のローパスフィルタ39からの入力
電圧とをゲインAで差動増幅してサンプルホールド手段
31に入力し、サンプルホールド手段31は前述と同じく差
動増幅器30から入力される画信号をサンプルホールド
し、その画信号を第1のバッファアンプ32、第1のロー
パスフィルタ33、第2のバッファアンプ34を介して再び
ホールド手段35に入力して前述の動作を繰り返し行ない
黒ダミービットの出力電圧とDC電源38の電圧との誤差が
最小になるようにフィードバックがかかる。
そして、ホールド手段35には第2のバッファアンプ34
から入力される画信号の黒ダミービット区間の終了時に
パルス発生手段41から“0"の信号(第6図(k))が供
給され、アナログスイッチ35aをオフしてその時点での
第2のバッファアンプ34の出力、即ち前述のようにDC電
源38の電圧との誤差をなくすようにフィードバックがか
けられた黒ダミービットのDC電圧をコンデンサ35bに保
持する。第3のバッファアンプ36はこのコンデンサ35b
に保持された電圧を誤差増幅器37の非反転入力端子に入
力する。誤差増幅器37では第3のバッファアンプ36から
入力されたコンデンサ35bが保持している電圧からDC電
源38の電圧を減算してB倍した電圧を第2のローパスフ
ィルタ39を介して差動増幅器30の反転入力端子に入力す
る。この時、コンデンサ35bに保持された電圧は黒ダミ
ービットの出力電圧とDC電源38の電圧との誤差が最小に
なる電圧である。
そして、差動増幅器30では画信号合成手段29からの画
信号の入力電圧と第2のローパスフィルタ39からの入力
電圧とをゲインAで差動増幅してサンプルホールド手段
31に入力し、サンプルホールド手段31は前述と同じく差
動増幅器30から入力される画信号をサンプルホールド
し、その画信号を第1のバッファアンプ32、第1のロー
パスフィルタ33、第2のバッファアンプ34を介してA/D
変換器40に入力する。
以上説明したようにこの実施例では、黒ダミービット
の区間では、第2のバッファアンプ34の黒ダミービット
の出力電圧がA/D変換器40のリファレンス電圧であるDC
電源38の電圧よりも大きいときは、誤差増幅器37の出力
電圧を増し、差動増幅器30の出力電圧を減らして第2の
バッファアンプ34の黒ダミービットの出力電圧をA/D変
換器40のリファレンス電圧にクランプするようにフィー
ドバックがかかり、第2のバッファアンプ34の黒ダミー
ビットの出力電圧がA/D変換器40のリファレンス電圧で
あるDC電源38の電圧よりも小さいときは、誤差増幅器37
の出力電圧を減らし、差動増幅器30の出力電圧を増して
第2のバッファアンプ34の黒ダミービットの出力電圧を
A/D変換器のリファレンス電圧にクランプするようにフ
ィードバックがかかる。そして、第2のパルス発生回路
24の発生するパルスの周波数を調整して安定にフィード
バックをかけられるような黒ダミービットの時間を設定
することにより、複数のイメージセンサを高速駆動し、
その画信号を順次切り換えて1ラインの画信号に合成し
た画信号を扱う場合でもイメージセンサの黒ダミービッ
ト区間以外の転送速度を遅くすることなく、その各々の
イメージセンサの各々の黒ダミービットの出力を所定の
DC電圧に、各イメージセンサ毎の黒ダミービッドのDC電
圧の違いに対しても容易に安定してクランプすることが
できる。
発明の効果 以上説明したように、第1の発明によれば、イメージ
センサの出力する画信号の黒ダミービットの区間だけ、
クランプ回路に用いるコンデンサの充放電の時間だけを
引き延ばすことができるので、黒ダミービットの区間と
それ以外の区間との時間比を小さくすることができ、ク
ランプに使用するコンデンサの容量を容易に決定するこ
とができ、黒ダミービットを基準としてイメージセンサ
の画信号を容易に処理することができる。
又、第2の発明によれば、第2の駆動パルス発生回路
の発生するパルスの周波数を調整して安定にフィードバ
ックをかけられるような黒ダミービットの時間を設定す
ることにより、複数のイメージセンサを高速駆動し、そ
の画信号を順次切り換えて1ラインの画信号に合成した
画信号を扱う場合でもイメージセンサの黒ダミービット
以外の転送速度を遅くすることなく、その各々のイメー
ジセンサの各々の黒ダミービットの出力を所定のDC電圧
に、各イメージセンサ毎の黒ダミービットのDC電圧の違
いに対しても容易に安定してクランプすることができ
る。よって、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明における画信号処理装置の1実施例
を示すブロック図、第2図は切換制御手段の一構成例、
第3図は切換手段の一構成例を示す図、第4図は同装置
の各部の波形図、第5図は第2の発明における画信号処
理装置の1実施例を示すブロック図、第6図は同装置の
各部の波形図である。 1……イメージセンサ、2……第1の駆動パルス発生回
路、3……第2の駆動パルス発生回路、4……切換制御
手段、5……切換手段、8……クランプ回路、21……第
1のイメージセンサ、22……第2のイメージセンサ、23
……第1のパルス発生回路、24……第2のパルス発生回
路、25……切換制御手段、26……切換手段、27……駆動
パルス発生手段、29……画信号合成手段、30……差動増
幅器、31……サンプルホールド手段、35……ホールド手
段、37……誤差増幅器、39……第2のローパスフィル
タ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】黒ダミービットを備えたイメージセンサ
    と、このイメージセンサを駆動する第1の周波数をもっ
    た駆動パルスを発生する第1の駆動パルス発生回路と、
    第1の周波数よりも低い第2の周波数をもった駆動パル
    スを発生する第2の駆動パルス発生回路と、前記第1の
    駆動パルス発生回路の出力と前記第2の駆動パルス発生
    回路との出力を切り換える切換手段とを備え、前記黒ダ
    ミービット区間を前記第2の駆動パルス発生回路で発生
    した駆動パルスで、黒ダミービット以外の区間を前記第
    1の駆動パルス発生回路で発生した駆動パルスで前記イ
    メージセンサを駆動することを特徴とする画信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】黒ダミービットを備えた複数のセンサチッ
    プを設け各々のセンサチップから独立に信号が取り出せ
    るイメージセンサと、これらのセンサチップからの各々
    の出力画信号を順次切り換えて1ラインの画信号を得る
    画信号合成手段と、イメージセンサを駆動する第1の周
    波数をもった第1の駆動パルスを発生する第1の駆動パ
    ルス発生回路と、第1の周波数よりも低い第2の周波数
    をもった駆動パルスを発生する第2の駆動パルス発生回
    路と、前記第1の駆動パルス発生回路の出力と前記第2
    の駆動パルス発生回路との出力を切り換える切換手段
    と、前記画信号合成手段からの画信号を一方の入力とす
    る差動増幅器と、この差動増幅器の出力信号を画素毎に
    サンプルホールドするサンプルホールド手段と、このサ
    ンプルホールド手段の出力信号の黒ダミービット部の電
    位を保持するホールド手段と、このホールド手段で保持
    された電位と所定の基準電圧との誤差を増幅する誤差増
    幅器と、この誤差増幅器の出力を入力しその出力を前記
    差動増幅器の他方の入力とするローパスフィルタとを備
    えたことを特徴とする画信号処理装置。
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