JP3064703B2 - サンプルホールド回路 - Google Patents

サンプルホールド回路

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JP3064703B2
JP3064703B2 JP4297527A JP29752792A JP3064703B2 JP 3064703 B2 JP3064703 B2 JP 3064703B2 JP 4297527 A JP4297527 A JP 4297527A JP 29752792 A JP29752792 A JP 29752792A JP 3064703 B2 JP3064703 B2 JP 3064703B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサンプルホールド回路に
関し、特にCCDイメージセンサより得られる画像信号
の低域1/fノイズおよびリセットパルス・ノイズを低
減するサンプルホールド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、フィードスルー・クランプ回路
と映像信号サンプルホールド回路とが直列に接続されて
構成されるCCDイメージセンサに対応するサンプルホ
ールド回路が、図4に示されている。
【0003】図4に示されるように、従来例のサンプル
ホールド回路41は、CCDイメージ・センサ70、コ
ンデンサ71、コンパレータ73、および差動増幅器7
2に対応して、緩衝増幅器44,47、フィードスルー
・クランプ用のコンデンサ45、サンプルホールド用の
コンデンサ49、フィドスルー・クランプ用のスイッチ
46及びサンプルホールド用のスイッチ48を含むサン
プルホールダ42と、緩衝増幅器54,57、フィード
スルー用のコンデンサ55、サンプルホールド用のコン
デンサ59、フィードスルー・クランプ用のスイッチ5
6及びサンプルホールド用のスイッチ58を含むサンプ
ルホールダ43と、フィードスルー・クランプ基準電圧
源61と、フィードバック・クランプ制御電圧源60
と、端子62〜66とを備えている。
【0004】また、図3に示されるのは、図4のCCD
イメージ・センサ70から出力される画像出力信号の動
作波形図である。
【0005】CCDイメージセンサ70より出力される
1画素ごとの画像出力信号は、図3に示されるように、
CCD内部の電荷転送時に前画素の電荷をクリアするた
めに与えるリセット・パルスが出力に洩れるために生じ
るリセット・ノイズ期間t1、フィードスルー期間t
2、および映像信号期間t3の3期間に分けられるが、
映像信号のレベルとして必要な信号は、フィードスルー
期間t2の電圧と映像信号期間t3の電圧との差電圧A
として表せられる。このうち、リセット・ノイズは映像
信号レベルに全く関係ないものであり、映像信号レベル
が小さい時には、リセット・ノイズに信号が埋もれてし
まい、S/N比が劣化するという状態になる。
【0006】また、CCDイメージ・センサ70より出
力される画像出力信号には、通常は低周波1/fノイズ
が重畳されており、この低周波1/fノイズを除去しな
いことには、映像の明るさが変化するため、画質的に劣
化してしまう。
【0007】これらのリセット・ノイズと低周波1/f
ノイズを除去するために、図4に示されるCCDイメー
ジ・センサ出力信号用のサンプルホールド回路41が提
案されている。
【0008】入力端子62より入力されるCCDイメー
ジ・センサ70からの画像出力信号は、サンプルホール
ダ42に入力され、サンプルホールダ42内の緩衝増幅
器44を介してフィードスルー・クランプ用のコンデン
サ45とフィードスルー・クランプ用のスイッチ46と
により、当該画像入力信号のフィードスルー期間t2の
電圧を、クランプ基準電圧VRに合わせるフィードスル
ー・カランプ作用を介して1画素ごとにクランプされ、
低周波1/fノイズが除去される。ここにおいて、クラ
ンプ基準電圧VRは、フィードスルー・クランプ制御電
圧源61により設定される電圧である。
【0009】次に、緩衝増幅器47、サンプリング用の
スイッチ48およびホールド用のコンデンサ48によ
り、映像信号期間の最大振幅レベルの信号電圧がサンプ
ルホールドされ、出力端子64を介して出力される。
尚、この出力端子64より出力される画像信号は、低周
波1/fノイズが除去されると共に、リセット・ノイズ
およびフィードスルー期間t1,t2が除去されたフィ
ードスルー電圧基準の映像信号となる。
【0010】また、クランプ基準電圧VRの変動成分と
サンプルホールド時におけるサンプリング・ノイズを除
去するために、緩衝増幅器54,フィードスルー・クラ
ンプ用のコンデンサ55,フィードスルー・クランプ用
のスイッチ56,緩衝増幅器57,サンプリング用のス
イッチ58およびホールド用のコンデンサ59を含む無
信号側のサンプルホールダ43が、信号側のサンプルホ
ールダ42と同様な回路構成で並列に設けられており、
これらの両サンプルホールダ42,43に対応する出力
端子64および65の出力信号は、同相除去率が優れた
定電流源を使用した差動増幅器72に差動形式で入力さ
れ、クランプ基準電圧VRの変動電圧成分やサンプリン
グ・ノイズが除去されて、S/N比に優れた画像信号と
して出力される。
【0011】さらに、クランプ基準電圧VRが信号側の
サンプルホールダ42および無信号側のサンプルホール
ダ43において共通であっても、それぞれ対応するフィ
ードスルー・クランプ用のスイッチ46および56,緩
衝増幅器47および57,サンプリング用のスイッチ4
8および48等におけるばらつきにより、前述の出力端
子64および65において得られる直流電圧にオフセッ
ト電圧が生じることが多い。
【0012】前述の出力端子64および65に接続され
る差動増幅器72が低照度時の信号レベルを増幅するた
めのAGC(自動利得制御増幅器)としての機能を併せ
て有する場合においては、その最大利得は40dB(1
00倍)程度の利得に設定する場合もあり、この場合に
は、前述の出力端子64および65での直流電圧オフセ
ットはその利得分だけ増幅されてしまうため、差動増幅
器72の出力直流電圧を大きく変化させ、正常動作を妨
げる場合もある。この場合に対応して、図4に示される
ように、各サンプルホールダ42および43の出力端子
64および65における直流電圧が同電位となるように
コンパレータ73が設けられており、これらの両直流電
圧がコンパレータ73で比較され、その比較出力電圧が
端子66を介してフィードバック・クランプ制御電圧源
60に入力されて、無信号側のクランプ制御電圧VCを
可変するようなフィードバック・クランプ制御を行うよ
うになっている。このクランプ基準電圧を可変とする回
路は、図4に示されるように、無信号側のクランプ用の
スイッチ56に接続される側でなく、信号側のクランプ
用のスイッチ46側の電圧を可変しても特性上は何等問
題はない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のサンプ
ルホールド回路41においては、CCDイメージ・セン
サ70から1水平期間ごとに出力される画像出力信号W
1が、図2に示されるように、信号期間と、CCDイメ
ージセンサ上のフォトダイオード上をアルミニウムにて
覆い、理想的な黒信号を出力するオプチカル・ブラック
(以下、OBと記す)の第1の期間T1と、フォトダイ
オードもCCD転送部もなく不定の信号が出力される空
転送部T2と、OBの第3の期間T3とより成ってお
り、前述した従来のCCDイメージ・センサ70用のサ
ンプルホールド回路41において、出力端子64および
65の直流電圧のオフセットを吸収するためのフィード
バック・クランプをかけられる期間は、CCDイメージ
・センサ70からの画像出力信号W1のOB期間しかな
いのが実態である。図4において、次段の増幅器に与え
られる信号は、出力端子64および65の差動形式によ
り与えられており、無信号側の出力端子65より出力さ
れる直流電圧は黒レベルであり、信号側出力端子64よ
り出力されるOB期間の直流電圧との比較並びに合わせ
込みを行なうことが必要となる。
【0014】しかしながら一度フィードバック・クラン
プにおいて使用されたOB期間信号は、クランプ傷を付
けられてしまい、そのクランプ傷のために、同じタイミ
ングで2回以上使用すると、クランプずれを起こしてし
まう恐れがある。
【0015】さらに、一般的なCCDイメージ・センサ
のOB期間は図2に示されるOBの第1の期間T1に対
応する部分において約3μ秒、OBの第2の期間T2で
約0.2μ秒と短く、これにより、OB期間T1におい
ては、タイミングをずらして2回のフィードバッククラ
ンプをかけることができるが、OB期間T2において
は、期間がきわめて短いためにフィードバック・クラン
プをかけることは困難であり、都合1水平期間において
2回のフィードバック・クランプしか使用することがで
きない。しかし、CCDイメージ・センサに対応する画
像信号処理においては、少なくともγ増幅部における黒
レベル合わせと、ブランキング時に、場合によってはさ
らに色分離出力部においてフィードバック・クランプを
行なう必要があり、サンプルホールド後に最低2回また
は3回のフィードバック・クランプが行われる。このた
め、現状のCCDイメージ・センサでは、OB期間が短
く、次段におけるOB期間クランプが困難になるという
欠点がある。特に図4に示した従来のサンプルホールド
回路41でのフィードバッククランプは、以降の信号処
理でのOB期間でのクランプを考慮すると、OB期間以
外で行なうのが好ましいが、従来例ではできない。
【0016】本発明の目的は、前記欠点が解決され、O
B期間クランプができるようにしたサンプルホールド回
路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のサンプルホール
ド回路の第1の構成は、CCDイメージ・センサの画像
出力信号を入力とする第1の緩衝増幅器と前記第1の緩
衝増幅器の出力をクランプする第1のクランプ回路とを
有し、前記第1のクランプ回路の出力をサンプルホール
ドして出力する第1のサンプルホールダと、入力が交流
的に低インピーダンス接地された第2の緩衝増幅器と前
記第2の緩衝増幅器の出力をクランプする第2のクラン
プ回路とを有し、前記第2のクランプ回路の出力をサン
プルホールドして出力する第2のサンプルホールダとを
備えたサンプルホールド回路において、前記画像出力信
号内のオプチカル・ブラック期間以外でもフィードバッ
クがかかるように、前記期間に前記第1,第2の緩衝増
幅器の動作を停止し、かつ前記第1,第2のクランプ回
路を動作させる手段を設けたことを特徴とする。
【0018】本発明の第2の構成は、第1の信号入力端
子からCCDイメージ・センサの画像出力信号が与えら
れると共に所定の出力オフセット電圧吸収動作制御信号
で動作を停止する第1の緩衝増幅器と、前記第1の緩衝
増幅器の出力の電圧レベルを、所定のクランプ動作制御
信号,前記所定の出力オフセット電圧吸収動作制御信号
で所定の基準クランプ電圧にクランプして出力する第1
のクランプ回路と、前記第1のクランプ回路の出力信号
を入力して、前記出力信号の電圧レベルを、所定のサン
プリング動作制御信号でサンプルホールドし、第1の信
号出力端子に出力する第1のサンプルホールダと、第2
の入力端は、交流的低インピーダンス接地されると共に
所定の出力オフセット電圧吸収動作制御信号で動作を停
止する第2の緩衝増幅器の入力に接続され、前記第2の
緩衝増幅器の出力電圧を、前記クランプ動作信号および
前記所定の出力オフセット電圧吸収動作信号で所定の電
圧可変手段により供給されるクランプ電圧にクランプし
て出力する第2のクランプ回路と、前記第2のクランプ
回路の出力信号を入力して、当該出力信号の電圧レベル
を、前記第1のサンプルホールダと同様のサンプリング
動作制御信号でサンプルホールドし、第2の信号出力端
子に出力する第2のサンプルホールダとを備え、前記第
2のクランプ回路におけるクランプ電圧が、前記第1お
よび第2の信号出力端子における出力電圧レベルを前記
所定出力オフセット吸収動作制御信号期間において比較
することにより、前記第1および第2の信号出力端子の
出力電圧レベルを同一電位となるように合わせ込む前記
電圧可変手段により与えられ、前記第1および第2の出
力端子における出力信号が、逆相関係で出力することを
特徴とする。
【0019】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のサンプルホールド回路を
示すブロック図である。
【0020】図1に示されるように、本実施例のサンプ
ルホールド回路1は、CCDイメージ・センサ30、コ
ンデンサ31、コンパレータ33および差動増幅器32
に対応して、フィードバック・クランプ時に動作を中止
する緩衝増幅器4とフィードスルー・クランプ用のコン
デンサ5とフィードスルー・クランプ時およびフィード
バック・クランプ時に閉じるフィードスルー・クランプ
用のスイッチ6と緩衝増幅器7とサンプリング時に閉じ
るサンプリング用のスイッチ8とホールド用のコンデン
サ9とを含むサンプルホールダ2と、フィードバック・
クランプ時に動作を中止する緩衝増幅器14とフィード
スルー・クランプ用のコンデンサ15とフィードスルー
・クランプ時およびフィードバック・クランプ時に閉じ
るフィードスルー・クランプ用のスイッチ16と緩衝増
幅器17とサンプリング時に閉じるサンプリング用のス
イッチ18およびホールダ用のコンデンサ19とを含む
サンプルホールダ3と、フィードバック・クランプ制御
電圧源20と、フィードスルー・クランプ基準電圧源2
1とを備えて、構成される。
【0021】なお、図1において、コンデンサ5および
スイッチ6とコンデンサ15およびスイッチ16とは、
それぞれ同一のクランプ動作制御信号を介して動作する
クランプ回路を形成しており、また、スイッチ8および
コンデンサ9とスイッチ18とコンデンサ19とは、そ
れぞれ同一のサンプリング動作制御信号を介して動作す
るサンプル・アンド・ホールド回路を形成している。
【0022】本実施例が前述の従来例と相違する点は、
緩衝増幅器4および14の動作をフィーダバック・クラ
ンプ動作時に停止させ、そのフィードバック・クランプ
動作信号は端子28より入力され、入力端子22および
23からの信号をフィードスルー用のコンデンサ5およ
び15に伝達しないようにしたことと、フィードスルー
・クランプ用のスイッチ6および16において、フィー
ドバック・クランプ時において端子28より入力される
フィードバック・クランプ動作信号印加時、端子27よ
り入力されるフィードスルー・クランプ動作信号によら
ず常時閉じることである。
【0023】CCDイメージ・センサ30より出力され
る一画素ごとの画像出力信号W1は、前述したように、
リセット・パルスが出力に漏れるために生じるリセット
・ノイズ、フィードスルーおよび映像信号の3期間t
1,t2,t3に分けられるが、映像信号のレベルとし
て必要な信号は、フィードスルー期間の電圧と映像信号
期間の電圧との差電圧Aとして表される(図3参照)。
この映像出力信号W1は端子22を介してサンプルホー
ルダ2に入力される。
【0024】サンプルホールダ2においては、緩衝増幅
器4を介して、フィードスルー・クランプ用のコンデン
サ5とフィードスルー・クランプ用のスイッチ6によ
り、当該画像入力信号のフィードスルー期間t2の電圧
がクランプ基準電圧VRにクランプされ、次いで、緩衝
増幅器7、サンプリング用のスイッチ8およびホールド
用のコンデンサ9により、映像信号期間における最大振
幅レベルの信号電圧がサンプルホールドされ、出力端子
24を介して出力される。なお、この出力端子24より
出力される画像信号は、前述の従来例と同様に、低周波
1/fノイズが除去されると共に、リセット・ノイズお
よびフィードスルー期間t1,t2が除去されたフィー
ドスルー電圧基準の映像信号として出力される。
【0025】また、無信号側の入力端子23はノイズ等
の外乱信号の飛び込みを防止するために、コンデンサ2
3を介して接地して交流的に低インピーダンス化されて
おり、信号側のサンプルホールダ2と同様な緩衝増幅器
14とフィードスルー・クランプ用のコンデンサ15と
フィードスルー・クランプ用のスイッチ16と緩衝増幅
器17とサンプリング用のスイッチ18とホールド用の
コンデンサ19とからなるサンプルホールド3に入力さ
れ、その出力は無信号側の出力端子25を介して出力さ
れる。いうまでもなく、信号側のサンプルホールダ2と
無信号側のサンプルホールダ3と、同様な回路で構成さ
れている。
【0026】信号側のフィードスルー・クランプ用のス
イッチ6にはフィードスルー・クランプ基準電圧源21
によるフィードスルー基準電圧VRが供給されており、
無信号側のフィードスルー・クランプ用のスイッチ16
にはフィードスルー基準電圧源21によるフィードスル
ー基準電圧VRと、このフィードスルー・クランプVR
に重畳されるフィードバック・クランプ用制御電圧源2
0による制御電圧VCが供給されている。この制御電圧
VCは、信号側出力端子24と無信号側出力端子25の
出力がフィードバック・クランプ期間においてコンパレ
ータ33において比較され、その比較出力結果が端子2
6を介してフィードバック・クランプ用制御電圧源20
にフィードバックされることによる制御電圧であり、こ
のフィードバック作用により、出力端子24および25
における直流電圧電位は同一となるように制御されてい
る。また、フィードスルー・クランプ用のスイッチ6お
よび16に与えるフィードスルー・クランプ動作制御信
号は同一とし、さらにサンプリング用のスイッチ8およ
び18に与えるサンプリング動作信号を同一とすること
により、サンプリング・ノイズおよびクランプ基準電圧
VRの変動成分は出力端子24および25より同相で出
力されるので、差動増幅器32に同相除去率の優れかつ
定電流源を使用した差動増幅器で構成することにより、
図4に示した従来例以上の特性が得られる。
【0027】CCDイメージ・センサ30より出力され
る画像出力信号の映像信号期間においては、フィードバ
ック・クランプ動作信号入力端子28には、フィードバ
ック・クランプ停止信号が供給されており、緩衝増幅器
4および14は動作しており、フィードスルー・クラン
プ用のスイッチ6および16と、サンプリング用のスイ
ッチ8および18は、それぞれ1画素ごとにクランプお
よびサンプリングを行なっており、コンパレータ33は
オフの状態に設定されている。従って、フィードバック
・クランプ期間中に与えられたフィードバック・クラン
プ制御信号による制御電圧VCは、そのままのレベルで
保持されている。
【0028】次いで、フィードバック・クロンプ期間に
おいては、フィードバック・クランプ動作信号入力端子
28にはフィードバック・クランプ動作信号が供給さ
れ、緩衝増幅器4および14は、動作を中止するため、
入力端子22および23からの信号はフィードスルー・
クランプ用のコンデンサ5および15に印加されず、さ
らにフィードスルー・クランプ用のスイッチ6および1
6は閉じており、サンプリング用のスイッチ8および1
8においては1画素ごとのタイミングでサンプリングが
されている。
【0029】このために、出力端子24および25に出
力される信号は、CCDイメージ・センサ30からの出
力によらず、交流信号を含まない直流電位だけになるの
で、コンパレータ33においては、出力端子24および
25に出力される直流電圧成分のみが比較されて比較結
果が出力される。このように、CCDイメージ・センサ
からの信号成分を無視することができるために、フィー
ドバック・クランプをOB期間以外の空転送部において
も行なうことが可能となる。フィードバック・クランプ
をこの空転送部において行なうことができれば、CCD
イメージ・センサ用のサンプルホールド回路におけるフ
ィードバック・クランプによりOB期間に傷をつける心
配が排除され、サンプルホールド以降における信号処理
部においてOB期間全体を使用できる。
【0030】また、図2に示される空転送部T2におい
ては、OB期間の電位と直流オフセット電圧とが存在し
ている場合があり、このような場合には空転送部T2を
全てフィードバック・クランプ期間とすれば、出力端子
24および25には直流電位のみが出力され、差動増幅
器32には空転送部分のオフセット電圧成分は出力され
ず、代わりにOB期間の電位が出力される。
【0031】従って、差動増幅器32が高い利得を持っ
ている場合においても、空転送部分が信号側と逆方向の
オフセット電圧を持っている場合には、従来のサンプル
ホールド回路においては反転成分が大きく、回路の飽和
等が問題となる状態においても、本実施例の場合には何
等問題がなくなる。
【0032】本実施例において、緩衝増幅器4および1
4がフィードバック・クランプ期間その動作を停止して
いる場合、その出力電圧は不定となるため、フィードス
ルー・クランプ用のスイッチ6および16は閉じている
必要がある。
【0033】また、緩衝増幅器4および14の出力イン
ピーダンスが、フィードスルー・クランプ用のスイッチ
6および16より供給される電圧のインピーダンスより
十分大きい場合は、緩衝増幅器4および14から出力さ
れる信号によらず緩衝増幅器7および17に入力される
電圧はフィードスルー・クランプ基準電圧VRおよびフ
ィードバック・クランプ制御電圧VCにより決まるた
め、緩衝増幅器4および14をフィードバック・クラン
プ時にその動作を停止する必要はない。この場合、緩衝
増幅器4および14の動作停止機構を設ける必要がな
く、回路の簡素化が図れる。
【0034】また、前述の実施例においては、フィード
バック・クランプ制御電圧VCは無信号側のフィードス
ルー・クランプ用のスイッチ16に与えているが、コン
パレータ33の入力位相または出力位相を反転させて、
信号側のフィードスルー・クランプ用のスイッチ6に印
加しても特性上何等変化はない。なお、サンプルホール
ダ2および3の動作の細部については、前述の従来例の
場合と同様である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、CCD
イメージ・センサより出力される画像出力信号を受け
て、フィードバック・クランプ期間に入力部緩衝増幅器
の動作を停止することとともに、フィードスルー・クラ
ンプ回路を動作させることにより、OB期間以外でもフ
ィードバック・クランプをかけることができ、OBのク
ランプ傷を避けることができ、従って、以降の信号処理
部におけるクランプ動作でOB期間を使っても、クラン
プずれをきわめて小さくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のサンプルホールド回路を示
すブロック図である。
【図2】CCDイメージ・センサの1水平期間における
出力電圧を示す波形図である。
【図3】CCDイメージ・センサの1画素期間における
出力電圧を示す波形図である。
【図4】従来のサンプルホールド回路を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1,41 サンプルホールド回路 4,7,14,17,44,47,54,57 緩衝
増幅器 6,8,16,18,46,48,56,58 スイ
ッチ 2,3,42,43 サンプルホールダ 5,9,15,19,31,45,49,55,59,
71 コンデンサ 21,61 フィードスルー・クランプ基準電圧源 20,60 フィードバック・クランプ制御電圧源 30,70 CCDイメージ・センサ 33,73 コンパレータ 32,72 差動増幅器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCDイメージ・センサの画像出力信号
    を入力とする第1の緩衝増幅器と前記第1の緩衝増幅器
    の出力をクランプする第1のクランプ回路とを有し、前
    記第1のクランプ回路の出力をサンプルホールドして出
    力する第1のサンプルホールダと、入力が交流的に低イ
    ンピーダンス接地された第2の緩衝増幅器と前記第2の
    緩衝増幅器の出力をクランプする第2のクランプ回路と
    を有し、前記第2のクランプ回路の出力をサンプルホー
    ルドして出力する第2のサンプルホールダとを備えたサ
    ンプルホールド回路において、前記画像出力信号内のオ
    プチカル・ブラック期間以外でもフィードバックがかか
    るように、前記期間に前記第1,第2の緩衝増幅器の動
    作を停止し、かつ前記第1,第2のクランプ回路を動作
    させる手段を設けたことを特徴とするサンプルホールド
    回路。
  2. 【請求項2】 第1の信号入力端子からCCDイメージ
    ・センサの画像出力信号が与えられると共に所定の出力
    オフセット電圧吸収動作制御信号で動作を停止する第1
    の緩衝増幅器と、前記第1の緩衝増幅器の出力の電圧レ
    ベルを、所定のクランプ動作制御信号,前記所定の出力
    オフセット電圧吸収動作制御信号で所定の基準クランプ
    電圧にクランプして出力する第1のクランプ回路と、前
    記第1のクランプ回路の出力信号を入力して、前記出力
    信号の電圧レベルを、所定のサンプリング動作制御信号
    でサンプルホールドし、第1の信号出力端子に出力する
    第1のサンプルホールダと、第2の入力端は、交流的低
    インピーダンス接地されると共に所定の出力オフセット
    電圧吸収動作制御信号で動作を停止する第2の緩衝増幅
    器の入力に接続され、前記第2の緩衝増幅器の出力電圧
    を、前記クランプ動作信号および前記所定の出力オフセ
    ット電圧吸収動作信号で所定の電圧可変手段により供給
    されるクランプ電圧にクランプして出力する第2のクラ
    ンプ回路と、前記第2のクランプ回路の出力信号を入力
    して、当該出力信号の電圧レベルを、前記第1のサンプ
    ルホールダと同様のサンプリング動作制御信号でサンプ
    ルホールドし、第2の信号出力端子に出力する第2のサ
    ンプルホールダとを備え、前記第2のクランプ回路にお
    けるクランプ電圧が、前記第1および第2の信号出力端
    子における出力電圧レベルを前記所定出力オフセット吸
    収動作制御信号期間において比較することにより、前記
    第1および第2の信号出力端子の出力電圧レベルを同一
    電位となるように合わせ込む前記電圧可変手段により与
    えられ、前記第1および第2の出力端子における出力信
    号が、逆相関係で出力することを特徴とするサンプルホ
    ールド回路。
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