JP2526636B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2526636B2
JP2526636B2 JP63150633A JP15063388A JP2526636B2 JP 2526636 B2 JP2526636 B2 JP 2526636B2 JP 63150633 A JP63150633 A JP 63150633A JP 15063388 A JP15063388 A JP 15063388A JP 2526636 B2 JP2526636 B2 JP 2526636B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鍵盤の各鍵の押離鍵操作に応じて楽音の発生
を制御する電子楽器の楽音発生制御装置に係り、特にソ
ステヌート効果制御用の操作子によって離鍵後における
前記発生楽音の長短を制御する楽音発生制御装置に関す
る。
(従来技術) 従来、この種の装置は、例えば実公昭59−13657号公
報に示されるように、ソステヌート効果制御用の操作子
の操作タイミングに同期した信号で鍵の操作状態を表す
鍵状態信号をラッチするラッチ回路と、このラッチ回路
の出力及び前記操作子の操作状態を表す操作子状態信号
を入力するアンド回路とを備え、アンド回路の出力(=
“1")により離鍵後における楽音の減衰時間が長くなる
ように制御している。これにより、押鍵中に前記操作子
が操作されかつ同操作子が操作され続けていれば、前記
押鍵中の鍵が離鍵された後も、該離鍵された鍵に関する
楽音の減衰時間が長くなり、ピアノのようなソステヌー
ト効果を得るようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、上記従来の装置においては、ラッチ回路が
ソステヌート効果制御用の操作子の操作タイミングに同
期して鍵状態信号を一回だけラッチするので、前記操作
子が操作されたとき押鍵中であった鍵が、同操作子の操
作継続中に、離鍵されかつ再び押鍵されても、ラッチ回
路には該再押鍵に関する鍵状態信号がラッチされず、同
再押鍵された鍵が離鍵された後の楽音の減衰時間が短く
なってソステヌート効果が付与されなくなる。一方、実
際のピアノにおいては、かかる場合における離鍵後の楽
音の減衰時間は長くなる。このように、上記従来の装置
によるソステヌート効果は実際のピアノによるものとは
異なるという問題があった。
そのため、本出願と同一出願人は、先の出願(昭和62
年1月29日に出願した特願昭62−19081号「電子楽器の
楽音発生制御装置」)にて、割当て制御手段によりチャ
ンネル割当てされた鍵情報をチャンネル毎に記憶する複
数の鍵情報記憶チャンネルにそれぞれ対応した複数のソ
ステヌートデータ記憶チャンネルを設け、該ソステヌー
トデータ記憶チャンネルに記憶されて前記チャンネル毎
の鍵情報に対応した各ソステヌートデータを、ソステヌ
ート用の操作子の操作時に押鍵中であった鍵に関する限
りソステヌート効果付与を表す値に設定するとともに、
同操作子の操作中に同一鍵が繰返し押鍵操作された場合
には以前の押鍵に関するソステヌートデータと同一値に
設定して、ソステヌート用の操作子の操作中に同一鍵が
繰返し押鍵操作された場合にも、該繰返し押鍵された鍵
に関する楽音にソステヌート効果が付与されるようにし
た装置を提案した。
しかし、かかる提案装置においては、ソステヌートデ
ータは割当て鍵情報に対応したものであるので、例えば
ソステヌート用の操作子の操作時間が長くかつその間に
鍵盤における押離鍵が多数行われて、ソステヌート効果
の付与された楽音に関する鍵情報に換えて新たな鍵情報
が鍵情報記憶チャンネルに割当てられると、ソステヌー
ト効果の付与されるべき鍵に関するソステヌートデータ
も書き換えられる。その結果、ソステヌート効果の付与
されるべき鍵が再び押鍵された場合でも、該鍵に関する
ソステヌートデータはソステヌート効果の非付与を表す
値に設定され、該鍵に関する楽音にはソステヌート効果
が付与されないことが生じ、かかる場合における楽音の
制御も実際のピアノのものと異なるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑み案出されたもので、上記従来
装置における問題を解決するとともに、上記提案装置に
おける問題をも解決した電子楽器の楽音発生制御装置を
提案しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴
は、複数の鍵からなる鍵盤と(11)、ソステヌート効果
制御用の操作子(12)と、鍵盤の鍵の数より少ない数の
記憶チャンネルからなり各記憶チャンネルにて押鍵され
た鍵を表す鍵情報を記憶するための第1記憶手段(AKC
R)と、ソステヌート効果制御用の複数の鍵情報を記憶
するための第2記憶手段(SKCR)と、第1記憶手段の各
記憶チャンネルにそれぞれ対応する複数の楽音信号形成
チャンネルからなり各楽音信号形成チャンネルにて指定
された音高を有しかつ減衰時間の制御された楽音信号を
それぞれ発生する楽音信号形成回路(14)と、鍵盤にお
ける押鍵に応答して同押鍵された鍵を表す鍵情報を第1
記憶手段の複数の記憶チャンネルのうちのいずれかに記
憶させるとともに、同記憶させた鍵情報により音高を指
定して前記鍵情報を記憶させた記憶チャンネルに対応し
た楽音信号形成チャンネルにて同指定音高の楽音信号を
発生させるものであって、第2記憶手段に記憶されてい
る鍵情報により表された鍵が再押鍵されても複数の記憶
チャンネルのうちで先の押鍵時に鍵情報を記憶させた記
憶チャンネルとは異なる記憶チャンネルに同再押鍵され
た鍵を表す鍵情報を記憶させるとともに、同記憶させた
鍵情報により音高を指定して前記異なる記憶チャンネル
に対応した楽音信号形成チャンネルにて同指定音高の楽
音信号を発生させることが可能な割当て制御手段(200
〜205,300〜311)と、操作子の操作時に鍵盤にて押鍵さ
れている鍵を表す鍵情報を第2記憶手段に記憶させかつ
同操作子の操作解除時に第2記憶手段に記憶されている
鍵情報をクリアするソステヌート用鍵情報記憶制御手段
(500〜502,600〜609)と、鍵盤における離鍵に応答し
て同離鍵された鍵を表す鍵情報が第2記憶手段に記憶さ
れているとき同離鍵された鍵に関する楽音信号の減衰時
間を長くなるように楽音信号形成回路を制御しかつ前記
離鍵された鍵を表す鍵情報が第2記憶手段に記憶されて
いないとき同離鍵された鍵に関する楽音信号の減衰時間
を短くなるように楽音信号形成回路を制御する減衰時間
制御手段(400〜409)とを備えたことにある。
(作用) 上記のように構成した本発明においては、鍵盤におけ
るいずれかの鍵が押鍵されると、割当て制御手段は、前
記押鍵に応答して同押鍵された鍵を表す鍵情報を第1記
憶手段の複数の記憶チャンネルのうちのいずれかに記憶
させるとともに、同記憶させた鍵情報により音高を指定
して前記鍵情報を記憶させた記憶チャンネルに対応した
楽音信号形成チャンネルにて同指定音高の楽音信号を発
生させる。この場合、第2記憶手段に記憶されている鍵
情報により表された鍵が再押鍵されても、割当て制御手
段は、複数の記憶チャンネルのうちで先の押鍵時に鍵情
報を記憶させた記憶チャンネルとは異なる記憶チャンネ
ルに同再押鍵された鍵を表す鍵情報を記憶させるととも
に、同記憶させた鍵情報により音高を指定して前記異な
る記憶チャンネルに対応した楽音信号形成チャンネルに
て同指定音高の楽音信号を発生させることが可能であ
る。これにより、鍵盤における鍵演奏に応答して、押鍵
された鍵に関する楽音信号が楽音信号形成回路から発生
される。また、第2記憶手段に記憶されている鍵情報に
より表された鍵が再押鍵されても、すなわち再押鍵され
た鍵の音高と同一音高を有しかつ減衰時間の長い楽音信
号が発生中であっても、再押鍵された鍵に関する楽音信
号が新たに発生される。
一方、操作子が操作されかつその後に解除されると、
ソステヌート用鍵情報記憶制御手段は、操作子の操作時
に鍵盤にて押鍵されている鍵を表す鍵情報を第2記憶手
段に記憶させ、また同操作子の操作解除時に第2記憶手
段に記憶されている鍵情報をクリアする。そして、鍵盤
にて押鍵されている押鍵中の鍵が離鍵されると、減衰時
間制御手段は、離鍵された鍵に関する鍵情報が第2記憶
手段に記憶されていれば、楽音信号形成回路にて発生さ
れていて前記離鍵された鍵に関する楽音信号の減衰時間
を長く制御し、また離鍵された鍵に関する鍵情報が第2
記憶手段に記憶されていなければ、楽音信号形成回路に
て発生されていて前記離鍵された鍵に関する楽音信号の
減衰時間を短く制御する。このように、減衰時間の制御
に関しては、第2記憶手段に記憶されている鍵情報に基
づいて、押鍵に関する割当て動作とは無関係に制御さ
れ、鍵盤にて同一鍵が繰り返し操作された場合でも、既
に割当ての解除された鍵が新たに押鍵されて場合でも、
操作子が操作されたときに押鍵されていた鍵に関する楽
音信号にはソステヌート効果が付与される。
(発明の効果) 上記作用説明からも理解できる通り、本発明によれ
ば、上記従来装置及び提案装置の欠点が解消されてソス
テヌート効果の付与が実際のピアノと同等になり、当該
電子楽器の楽音発生制御装置の品質が向上する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、
第1図は本発明に係る楽音発生制御装置が適用された電
子楽器の全体を概略的に示している。この電子楽器は鍵
盤11と、ソステヌート効果の付与を選択制御するソステ
ヌートペダル12と、音色、音量等を選択制御するその他
の操作子群13と、楽音信号を形成出力する楽音信号形成
回路14と、鍵盤11、ソステヌートペダル12及びその他の
操作子群13の各状態を入力して楽音信号形成回路14を制
御するマイクロコンピュータ部15とを備えている。
鍵盤11は楽音信号形成回路14にて形成される楽音の音
高を指定するための複数の鍵を有し、各鍵の押離鍵は各
鍵に各々対応して設けられた複数の鍵スイッチを内蔵し
た鍵スイッチ回路11aによって検出されるようになって
いる。鍵スイッチ回路11aはバス16を介してマイクロコ
ンピュータ部15に接続され、同コンピュータ部15により
制御されて各鍵の押鍵又は離鍵の鍵操作状態を表す状態
信号を同コンピュータ部15に供給するようになってい
る。ソステヌートペダル12は演奏者の足により操作され
るもので、このソステヌートペダル12の操作は同ペダル
12に連動して開閉成するソステヌートペダルスイッチを
内蔵したソステヌートペダルスイッチ回路12aにより検
出されるようになっている。ソステヌートペダルスイッ
チ回路12aはバス16を介してマイクロコンピュータ部15
に接続され、同コンピュータ部15により制御されてソス
テヌートペダル12の操作状態を表す状態信号を同コンピ
ュータ部15に供給するようになっている。その他の操作
子群13の操作は各操作子に各々対応して設けられた複数
のスイッチを内蔵したその他のスイッチ回路13aによっ
て検出されるようになっている。その他のスイッチ回路
13aはバス16を介してマイクロコンピュータ部15に接続
され、同コンピュータ部15により制御されて各操作子の
操作状態を表す状態信号を同コンピュータ部15に供給す
るようになっている。
楽音信号形成回路14は、鍵盤11の鍵数より少ないN個
(本件実施例では、例えば16個)の楽音信号形成チャン
ネルを有し、バス16を介してマイクロコンピュータ部15
により指定されたチャンネルにおいて、鍵盤11,ソステ
ヌートペダル12及びその他の操作子群13の操作状態に応
じて楽音信号を形成出力する。この場合、その他の操作
子群13により指定されかつ各チャンネルにて形成される
楽音信号の音色はピアノ系のものとし、そのエンベロー
プ信号波形は、第2図に示すように、押鍵と同時に急速
に立上りその後減衰するパーカッシブ系のものである。
また、このエンベロープ信号波形は押鍵を持続していれ
ば第3図の実線に示すように徐々に減衰するが、減衰中
に離鍵すると第2図の破線に示すように急速に減衰する
とともに、ソステヌートペダル12によりソステヌート効
果が付加された楽音信号に関しては離鍵後も第2図の実
線のように徐々に減衰する。また、楽音信号形成回路14
内の各楽音信号形成チャンネルには、同チャンネルにて
形成されるエンベロープ信号波形のレベルを検出するレ
ベル検出回路がそれぞれ内蔵されており、同検出回路か
らはバス16を介して前記検出レベルを表すレベル信号が
マイクロコンピュータ部15へ同コンピュータ部15におけ
る押鍵割当て制御動作のために供給されるようになって
いる。
この楽音信号形成回路14にはアンプ17を介してスピー
カ18が接続されており、同スピーカ18は楽音信号形成回
路14からアンプ17を介して供給された楽音信号に対応し
た楽音を発音する。
マイクロコンピュータ部15は、第4図乃至第9図に示
すフローチャートに各々対応したプログラムを記憶する
プログラムメモリ15aと、これらのプログラムを実行す
る中央処理装置(以下CPUという)15bと、これらのプロ
グラムの実行に必要な諸データを一時的に記憶するワー
キングメモリ15cとを備え、上記プログラムの実行によ
り、鍵盤11,ソステヌートペダル12及びその他の操作子
群13の操作に応じたデータを楽音信号形成回路14に出力
して楽音信号の発生を制御する。なお、これらのプログ
ラムメモリ15a、CPU15b及びワーキングメモリ15cはバス
16にそれぞれ接続されている。
ワーキングメモリ15cは割当てキーコード用レジスタ
群AKCR、キーオン用レジスタ群KONR、ソステヌート用レ
ジスタ群SKCR及びその他の割当て制御用レジスタ群ASCR
を有する。割当てキーコード用レジスタ群AKCRは、第3A
図に示すように、楽音信号形成回路14のN個の楽音信号
形成チャンネルにそれぞれ対応したN個(16個)の記憶
チャンネルからなり、各記憶チャンネルにて、各楽音信
号形成チャンネルに割当てられた鍵を表すアサインキー
コードAKC(0),AKC(1)・・・AKC(15)をそれぞれ
記憶する。キーオン用レジスタ群KONRは、第3B図に示す
ように、割当てキーコード用レジスタ群AKCRと同一数の
記憶チャンネルからなり、各記憶チャンネルにて、“1"
により各楽音信号形成チャンネルに割当てられた鍵が押
鍵中であることを表し、かつ“0"により同鍵が離鍵中で
あることを表すキーオンデータKON(0),KON(1)・
・・KON(15)を各々記憶する。ソステヌート用レジス
タ群SKCRは、第3C図に示すように、同時押鍵の可能な鍵
数以上(本件実施例では例えば16個)の記憶チャンネル
を備え、ソステヌートペダル12の操作時に押鍵中の全て
の鍵をそれぞれ表す情報すなわちソステヌート効果の付
与されるべき鍵を表すソステヌートキーコードSKCを記
憶する。
その他の割当て制御用レジスタ群ASCRは、鍵盤11にて
新たに押離鍵操作された鍵を表すイベントキーコードEV
KC、新たに押鍵された鍵が割当てられるべき楽音信号形
成チャンネルを表すアサインチャンネルデータASSCH及
び鍵盤11にて離鍵された鍵が割当てられているチャンネ
ル番号を表すオフチャンネルデータOFFCH等を記憶す
る。
上記のように構成した実施例の動作をフローチャート
を参照しながら説明する。パワースイッチ(図示しな
い)が投入されると、CPU15bは第4図のステップ100に
てメインプログラムの実行を開始し、ステップ101にて
ワーキングメモリ15c内の全てのレジスタ群AKCR,KONR,S
KCR,ASCRをクリアすることにより各種データを初期設定
した後、ステップ102〜104の循環処理を実行する。
かかる循環処理中、鍵盤11にて押離鍵操作がなされる
と、ステップ102にて該鍵盤11に関する押離鍵イベント
が検出され、該検出イベントが押鍵に関するものである
場合にはキーオンプログラム(第5図)が実行されると
ともに、離鍵に関するものである場合にはキーオフプロ
グラム(第7図)が実行される。また、ソステヌートペ
ダル12が操作され又は該操作が解除されると、ステップ
103にて該ソステヌートペダル12に関する操作イベント
及び操作解除イベントを検出され、該検出イベントが操
作に関するものである場合にはソステヌートオンプログ
ラム(第8図)が実行されるとともに、操作解除に関す
るものである場合にはソステヌートオフプログラム(第
9図)が実行される。さらに、その他の操作子群13が操
作されると、ステップ104にて該操作子群13に関する操
作イベントが検出されるとともに、該操作された操作子
に対応した制御データが楽音信号形成回路14に出力さ
れ、同回路14にて形成される楽音信号の音色、音量等が
制御される。
次に、鍵盤11及びソステヌートペダル12の操作に応じ
て実行される前述のキーオンプログラム、キーオフプロ
グラム、ソステヌートオンプログラム及びソステヌート
オフプログラムを参照しながら、前記操作に応じた楽音
の発生制御動作について詳細に説明する。
(1)キーオンプログラム 鍵盤11における新たな押鍵操作があると、上述のよう
に、ステップ102〜104(第4図)からなる循環処理を実
行中のCPU15bはステップ102にて押鍵イベントを検出し
てキーオンプログラム(第5図)を実行する。
このキーオンプログラムの実行はステップ200にて開
始され、ステップ201にて新たに押鍵された鍵を表すキ
ーコードKCがイベントキーコードEVKCとして設定され、
ステップ202にてキーアサインルーチンが実行される。
このキーアサインルーチンにおいては、第6図に示す
ように、その実行がステップ300にて開始され、ステッ
プ301にて変数iを「0」から「15」まで「1」ずつ大
きくしながら割当てキーコード用レジスタ群AKCRが参照
されて、イベントキーコードEVKCと同一のアサインキー
コードAKC(i)を記憶する割当てキーコード用レジス
タ群AKCR内の記憶チャンネルがサーチされるとともに、
同チャンネルが2個有るか否かが判定される。かかる場
合、新たに押鍵された鍵が既に2個のチャンネルに割当
てられていれば、前記ステップ301にて「YES」と判定さ
れ、ステップ302にて前記サーチされたチャンネルに対
応した楽音信号形成回路14内の前記2個の楽音信号形成
チャンネルからレベル信号がそれぞれ入力されるととも
に両レベル信号の大小関係が比較されて、レベル信号の
小さい方のチャンネル番号がアサインチャンネルデータ
ASSCHとして設定される。かかるアサインチャンネルデ
ータASSCHの設定処理により、同一鍵は2チャンネルま
で割当てられると同時に、新たに押鍵された鍵が既に2
チャンネルに割当てられている場合には、楽音信号レベ
ルの低い方のチャンネルが割当てチャンネルとして決定
されることになる。
また、上記ステップ301にて「NO」すなわち新たに押
鍵された鍵に関する割当てチャンネル数が2未満である
と判定されると、ステップ303にて楽音信号形成回路14
内の各楽音信号形成チャンネルからレベル信号がそれぞ
れ入力されるとともに該入力されたレベル信号が「0」
であるチャンネルの有無が判定される。かかる場合、前
記レベル信号が「0」であるチャンネルが存在すれば、
前記ステップ303にて「YES」と判定され、ステップ304
にて前記レベル信号が「0」であるチャンネルを表すチ
ャンネル番号がアサインチャンネルデータASSCHとして
設定される。かかるアサインチャンネルデータASSCHの
設定処理により、発音を終了したチャンネルが新たな押
鍵に関する割当てチャンネルとして決定されることにな
る。
また、上記ステップ303にて「NO」すなわち発音を終
了したチャンネルが存在しないと判定されると、ステッ
プ305にて変数iを「0」から「15」まで「1」ずつ大
きくしながら割当てキーコード用レジスタ群AKCR、キー
オンレジスタ群KONR及びソステヌート用レジスタ群SKCR
が参照されて、割当てキーコードレジスタ群AKCR内のア
サインキーコードAKC(i)がソステヌート用レジスタ
群SKCR内の全てのソステヌートキーコードSKC(0〜1
5)と一致せず、かつキーオンレジスタ群KONR内のキー
オンデータKON(i)が“0"の関係にある変数i(チャ
ンネル)がサーチされるとともにその有無が判定され
る。かかる場合、前記該当チャンネルが存在すれば、前
記ステップ305にて「YES」と判定され、ステップ306に
て前記サーチされたチャンネルに対応した楽音信号形成
回路14内の全ての楽音信号形成チャンネルからレベル信
号がそれぞれ入力されるとともにこれらのレベル信号の
大小関係が比較されて、レベル信号が最小のチャンネル
を示すチャンネル番号がアサインチャンネルデータASSC
Hとして設定される。かかるアサインチャンネルデータA
SSCHの設定処理により、ソステヌート効果が付与されな
い楽音を発生中であって離鍵された鍵に関する楽音を発
生中のチャンネルのうち、楽音信号のレベルが最低のチ
ャンネルが、新たな押鍵に関する割当てチャンネルとし
て決定されることになる。
また、ステップ305にて「NO」すなわちソステヌート
効果が付与されない楽音を発生中であって離鍵された鍵
に関する楽音を発生中のチャンネルが無いと判定される
と、ステップ307にて変数iを「0」から「15」まで
「1」ずつ大きくしながらキーオン用レジスタ群KONRが
参照されて、離鍵されている鍵が割当てられているチャ
ンネルがサーチされるとともにその有無が判定される。
かかる場合、該当するチャンネルが存在すれば、前記ス
テップ307にて「YES」と判定され、ステップ308にて前
記サーチされたチャンネルに対応した楽音信号形成回路
14内の全ての楽音信号形成チャンネルからレベル信号が
それぞれ入力されるとともにこれらのレベル信号の大小
関係が比較されて、レベル信号が最小のチャンネルを示
すチャンネル番号がアサインチャンネルデータASSCHと
して設定される。かかるアサインチャンネルデータASSC
Hの設定処理により、離鍵された鍵に関する楽音を発生
中のチャンネルのうちで楽音信号レベルの最低のチャン
ネルが新たな押鍵に関する割当てチャンネルとして決定
されることになる。
さらに、ステップ307にて「NO」すなわち離鍵された
鍵に関する楽音を発生中のチャンネルが無いと判定され
ると、ステップ309にて楽音信号形成回路14内の全ての
楽音信号形成チャンネルからレベル信号がそれぞれ入力
されるとともにこれらのレベル信号の大小関係が比較さ
れて、レベル信号が最小のチャンネルを示すチャンネル
番号がアサインチャンネルデータASSCHとして設定され
る。かかるアサインチャンネルデータASSCHの設定処理
により、押鍵中の鍵に関する楽音を発生中のチャンネル
のうちで楽音信号レベルの最低のチャンネルが新たな押
鍵に関する割当てチャンネルとして決定されることにな
る。
かかるステップ302,304,306,308,309の処理後、ステ
ップ311にて該キーアサインルーチンの実行が終了さ
れ、プログラムはキーオンプログラム(第5図)のステ
ップ203へ進められる。ステップ203においては、アサイ
ンチャンネルデータASSCHにより指定されたアサインキ
ーコードAKC(ASSCH)及びキーオンデータKON(ASSCH)
がイベントキーコードEVKC及び“1"にそれぞれ設定され
る。次に、ステップ204にて上記設定したアサインキー
コードAKC(ASSCH)が、アサインチャンネルデータASSC
Hとともに、バス16を介して楽音信号形成回路14に転送
され、ステップ205にて該キーオンプログラムの実行が
終了される。
楽音信号形成回路14においては、アサインチャンネル
データASSCHにより指定された楽音信号形成チャンネル
がアサインキーコードAKC(ASSCH)により指定された音
高の楽音信号を形成するとともに、同信号に第2図に実
線で示すような急速に立上りかつ徐々に減衰するエンベ
ロープ信号波形を付したものを出力する。そして、この
楽音信号はアンプ17を介してスピーカ18に供給されるの
で、同スピーカ18からは前記楽音信号に対応した楽音が
発音される。
(2)キーオフプログラム 鍵盤11にて押鍵中の鍵が離鍵されると、上述のよう
に、ステップ102〜104(第4図)からなる循環処理を実
行中のCPU15bは、ステップ102にて離鍵イベントを検出
してキーオフプログラム(第7図)を実行する。
このプログラムの実行はステップ400にて開始され、
ステップ401にて前記離鍵された鍵を表すキーコードKC
がイベントキーコードEVKCとして設定され、ステップ40
2にて変数iを「0」から「15」まで「1」ずつ大きく
しながらキーオン用レジスタ群KONR及び割当てキーコー
ド用レジスタ群AKCRが参照されて、キーオンレジスタ群
KONR内のキーオンデータKON(i)が“1"であり、かつ
割当てキーコードレジスタ群AKCR内のアサインキーコー
ドAKC(i)がイベントキーコードEVKCと一致する関係
にある変数i(チャンネル)がサーチされる。次に、ス
テップ403にて前記サーチ結果に基づき前記関係を満足
するチャンネルの有無が判定され、同ステップ403にて
「NO」すなわち前記チャンネルが存在しないと判定され
ると、プログラムはステップ409に進められて該キーオ
フプログラムの実行が終了される。
また、前記ステップ403にて「YES」すなわち該当チャ
ンネルが存在すると判定されると、ステップ404にて前
記サーチによる該当チャンネルを表すチャンネル番号が
オフチャンネルデータOFFCHとして設定されるととも
に、ステップ405にて前記設定オフチャンネルデータOFF
CHにより指定されるキーオンレジスタ群KONR内のキーオ
ンデータKON(OFFCH)が“0"に設定される。かかるステ
ップ405の処理後、ステップ406にて変数jを「0」から
「15」まで「1」ずつ大きくしながらソステヌート用レ
ジスタ群SKCRが参照されて、イベントキーコードEVKCに
一致する同レジスタ群SKCR内のソステヌートキーコード
SKC(j)がサーチされ、ステップ407にて前記サーチ結
果に基づき該当チャンネルの有無が判定される。
かかる場合、該当チャンネルが存在しなければ、同ス
テップ407にて「NO」と判定され、ステップ408にて前記
オフチャンネルデータOFFCHと急速減衰を表す制御デー
タがバス16を介して楽音信号形成回路14へ出力される。
これにより、楽音信号形成回路14は前記オフチャンネル
データOFFCHにより指定される楽音信号形成チャンネル
にて形成出力中の楽音信号を急速減衰させるので(第2
図の破線参照)、スピーカ18から発生される前記チャン
ネルに対応した楽音が急速に減衰するようになる。な
お、かかる動作はソステヌート効果の付与されていない
場合における離鍵後の楽音の減衰制御に対応する。
また、前記ステップ406のサーチ処理による該当チャ
ンネルが存在すれば、前記ステップ407の判定処理にお
いて「YES」と判定され、プログラムはステップ409へ進
められて同ステップ409にて該キーオフプログラムの実
行が終了される。その結果、かかる場合には、上記ステ
ップ408による減衰処理がなされないので、上述したキ
ーオンプログラム(第5図)のステップ204の処理時に
おける制御に基づき、発生楽音の減衰時間は長く設定さ
れたままである(第2図の実線参照)。なお、かかる動
作はソステヌート効果が付与されている場合における離
鍵後の楽音の減衰制御に対応する。
(3)ソステヌートオンプログラム ソステヌートペダル12が操作されると、上述のよう
に、ステップ102〜104(第4図)からなる循環処理を実
行中のCPU15bは、ステップ103にてソステヌートペダル1
2の操作イベントを検出してソステヌートオンプログラ
ム(第8図)を実行する。
このプログラムの実行はステップ500にて開始され、
ステップ501にて変数iを「0」から「15」まで「1」
ずつ大きくしながらキーオンレジスタ群KONRが参照され
て、同レジスタ群KONR内のキーオンデータKON(i)が
“1"であるチャンネルがサーチされるとともに、該当チ
ャンネルの発見毎に、同チャンネルを示す変数iにより
指定される割当てキーコード用レジスタ群AKCR内のアサ
インキーコードAKC(i)がソステヌート用レジスタ群S
KCR内のソステヌートキーコードSKC(i)として設定さ
れる。これにより、ソステヌート用レジスタ群SKCRに
は、ソステヌートペダル12の操作時に押鍵中である鍵を
表すキーコードKCが全て記憶されることになる。かかる
ステップ501の処理後、ステップ502にて該ソステヌート
オンプログラムの実行が終了される。
(4)ソステヌートオフプログラム 操作中のソステヌートペダル12の操作が解除される
と、上述のように、ステップ102〜104(第4図)からな
る循環処理を実行中のCPU15bは、ステップ103にてソス
テヌートペダル12の操作解除イベントを検出してソステ
ヌートオフプログラム(第9図)を実行する。
このプログラムの実行はステップ600にて開始され、
ステップ601にて変数jが“0"に初期設定されるととも
に、ステップ602にて前記設定変数jにより指定される
ソステヌート用レジスタ群SKCR内のソステヌートキーコ
ードSKC(j)が「0」(各鍵を表さないリセットデー
タ)であるか否かが判定される。かかる場合、ソステヌ
ートキーコードSKC(j)が「0」であれば、前記ステ
ップ602にて「YES」と判定されて、プログラムはステッ
プ607へ進められる。また、ソステヌートキーコードSKC
(j)が「0」でなければ、前記ステップ602にて「N
O」と判定されて、プログラムはステップ603〜606へ進
められる。
ステップ603においては、変数iを「0」から「15」
まで「1」ずつ大きくしながらキーオン用レジスタ群KO
NR及び割当てキーコード用レジスタ群AKCRが参照され
て、キーオン用レジスタ群KONR内のキーオンデータKON
(i)が“0"であり、かつ割当てキーコードレジスタ群
AKCR内のアサインキーコードAKC(i)が前記ソステヌ
ートキーコードSKC(j)と一致する関係にある変数i
(チャンネル)がサーチされる。次に、ステップ604に
て前記サーチ結果に基づき前記関係を満足するチャンネ
ルの有無が判定され、同ステップ604にて「YES」すなわ
ち前記該当チャンネルが有ると判定されると、ステップ
605にて上記ステップ408(第7図)の処理と同様にして
全ての該当チャンネルにおける楽音が急速減衰するよう
に制御されるとともに、ステップ606にて前記ソステヌ
ートキーコードSKC(j)が「0」に設定される。この
ステップ605の処理は、ソステヌートペダル12が操作さ
れていて離鍵後におけるソステヌート効果の付与されて
いた楽音を、同ペダル12の操作解除に伴う同効果の解除
によって急速減衰させる意味をもつ。
また、前記ステップ604にて「NO」すなわち前記該当
チャンネルが無いと判定されると、前記ステップ605の
処理がなされないで、プログラムはステップ606へ進め
られ、同ステップ606にて前記ソステヌートキーコードS
KC(j)が「0」に設定される。なお、かかる場合に
は、離鍵後におけるソステヌート効果の付与されていた
楽音が存在しないので、前記のような急速減衰制御は不
要である。
前記ステップ606の処理後、ステップ607にて変数jに
「1」が加算されるとともに、ステップ608にて該加算
により「1」だけ増加した変数jが「16」未満であるか
否かが判定される。かかる場合、変数jが「16」未満で
あれば、前記ステップ608にて「YES」と判定され、プロ
グラムはステップ602に戻されて前記ステップ602〜606
からなる処理が実行されるとともに、ステップ607にて
再び変数jが「1」だけ増加される。このような変数j
の増加により同変数が「15」まで変化すると、ソステヌ
ート用レジスタ群SKCR内の全てのソステヌートキーコー
ドSKCに関する前記ステップ602〜606からなる急速減衰
制御及びソステヌートキーコードSKCのクリア処理が終
了される。そして、ステップ607にて再び変数jに
「1」が加算されると、該変数jが「16」になり、ステ
ップ608にて「NO」と判定され、ステップ609にて該ソス
テヌートオフプログラムの実行が終了される。
以上の動作説明からも理解できる通り、上記実施例に
よれば、ソステヌートペダル12の操作時に、ソステヌー
トオンプログラム(第8図)のステップ501の処理によ
り鍵盤11にて押鍵中の全ての鍵を表すキーコードKCがソ
ステヌート用レジスタ群SKCR内にソステヌートキーコー
ドSKCとして取り込まれ、鍵盤11における押鍵中の鍵の
離鍵時に、キーオフプログラム(第7図)のステップ40
3〜408の処理により、離鍵された鍵に関する楽音の減衰
特性すなわちソステヌート効果の付与が前記ソステヌー
トキーコードSKCに応じて制御されるので、鍵盤におけ
る押鍵イベント及び該押鍵に関する割当て動作とは無関
係に鍵盤における鍵の離鍵時に楽音の減衰特性が制御さ
れるようになり、鍵盤にて同一鍵が繰返し操作された場
合でも、既に割当ての解除された鍵が新たに押鍵された
場合でも、操作子が操作されたときに押鍵されていた鍵
に関する楽音にはソステヌート効果が付与される。
なお、上記実施例を次のように変形しても、本発明は
実現されるものである。
(1)上記実施例においては、ソステヌート用レジスタ
群SKCR内に、ソステヌートキーコードSKCに関する記憶
チャンネルを割当てキーコード用レジスタ群AKCR及びキ
ーオン用レジスタ群KONR内の各記憶チャンネルと対応づ
けて設けるようにしたが、ソステヌート用レジスタ群SK
CRはソステヌートペダル12の操作時に鍵盤11における押
鍵中の全ての鍵を表すキーコードKCを記憶する機能を有
していればよい。すなわち、ソステヌートキーコードSK
Cに関する記憶チャンネルを割当てキーコード用レジス
タ群AKCR及びキーオン用レジスタ群KONR内の各記憶チャ
ンネルと対応づけて設けるようにする必要もないし、該
ソステヌートキーコードSKCに関する記憶チャンネルを
アサインキーコードAKC及びキーオンデータKONを記憶す
るチャンネル数と同数設ける必要もなく、例えば「10」
程度の数にしてもよい。
また、このソステヌート用レジスタ群SKCRはソステヌ
ートペダル12の操作時に鍵盤11における押鍵中の全ての
鍵を表すデータを記憶すればよいので、同レジスタ群SK
CRに代えて、鍵盤11の各鍵を1ビットずつ対応させた鍵
数分のビット数を有するレジスタを設けるようにしても
よい。この場合、ソステヌートペダル12の操作時に、鍵
盤11における押鍵中の鍵に対応した各ビットのデータを
ソステヌート効果付与を表す“1"に設定するとともに、
同ペダル12の操作解除時に前記“1"に設定された全ての
データをソステヌート効果の付与無しを表す“0"に設定
するようにすればよい。そして、第7図のステップ406
のサーチ処理は前記レジスタ内の各ビットデータに応じ
て行われるようにすればよい。
(2)上記実施例においては、ソステヌート効果付与の
制御のために、鍵盤11における鍵の離鍵時に、第7図の
ステップ406〜408の処理にて離鍵された鍵に関するキー
コードKC(イベントキーコードEVKC)がソステヌート用
レジスタ群SKCR内に存在するか否かを判定して、該判定
結果に基づき楽音の減衰特性を制御するようにした。し
かし、この代わりに、上記提案装置のように割当てキー
コードレジスタ群AKCR内のアサインキーコードAKCに対
応させてソステヌート効果の付与の有無を表すフラグデ
ータを記憶させるようにするとともに、キーコードKCの
割当て制御時にソステヌート用レジスタ群SKCRを参照し
て前記フラグデータを設定制御するようにして、鍵盤11
における鍵の離鍵時には前記フラグデータに応じて離鍵
された鍵に関する楽音の減衰特性を制御するようにして
もよい。
(3)上記実施例においては、鍵盤11にて新たな鍵が押
鍵された場合における割当てチャンネルの決定のため
に、楽音信号形成回路14から楽音信号レベルを表すレベ
ル信号をマイクロコンピュータ部15に取り込むようにし
たが、該レベル信号の取り込みの代わりに、マイクロコ
ンピュータ部15内にて前記レベルを押鍵からの時間経過
に応じて各チャンネル毎に推定するようにしてもよい。
かかる場合、押鍵速度に対応した鍵タッチ機能、ダンパ
ペダルの操作に応じたダンパ機能等が付与されていれ
ば、かかる機能に応じて前記推定レベルを前記鍵タッ
チ、ダンパペダルの操作に応じて修正するようにすれば
よい。また、前記のような割当て順位の決定条件を採用
しなくても、例えば鍵の離鍵順序等により簡易的に割当
て優先順位を決定するようにしてもよい。
さらに、該割当てに関連して、上記実施例において
は、第6図のステップ305,307の処理により、ソステヌ
ート効果付与の有無及び鍵の押離鍵に応じて割当て優先
順位を異ならせているが、かかる条件を考慮せず、すな
わちステップ305〜308の処理を省略して、ステップ303
にて「NO」と判定された場合には、ステップ309の処理
のみを実行するようにして楽音のレベルの大小のみで割
当て優先順位を決定するようにしてもよい。また、逆に
発生楽音の音高を考慮、例えば低温域に属する鍵が割当
てられているチャンネルには、新たな鍵が再割当てされ
にくいようにしてもよい。
(4)上記実施例においては、楽音の同時発音可能なチ
ャンネル数を「16」としたが、このチャンネル数は複数
であれば他の数でもよい。また、上記実施例では、同一
鍵に関する楽音を同時に発音できる最大のチャンネル数
を「2」としたが、この最大チャンネル数は「1」でも
よいし、「3」以上でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る楽音発生制御装置の適
用された電子楽器の全体概略図、第2図は第1図の電子
楽器により発生される楽音信号のエンベロープ信号波形
図、第3A図乃至3D図は第1図のワーキングメモリのメモ
リマップ、及び第4図乃至第9図は第1図のプログラム
メモリに記憶されているプログラムに対応したフローチ
ャートである。 符号の説明 11……鍵盤、11a……鍵スイッチ回路、12……ソステヌ
ートペダル、12a……ソステヌートペダルスイッチ回
路、14……楽音信号形成回路、15……マイクロコンピュ
ータ部、15a……プログラムメモリ、15b……CPU、15c…
…ワーキングメモリ、AKCR……割当てキーコード用レジ
スタ群、KONR……キーオン用レジスタ群、SKCR……ソス
テヌート用レジスタ群、ASCR……その他割当て制御用レ
ジスタ群。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鍵からなる鍵盤と、 ソステヌート効果制御用の操作子と、 前記鍵盤の鍵の数より少ない数の記憶チャンネルからな
    り各記憶チャンネルにて押鍵された鍵を表す鍵情報を記
    憶するための第1記憶手段と、 ソステヌート効果制御用の複数の鍵情報を記憶するため
    の第2記憶手段と、 前記第1記憶手段の各記憶チャンネルにそれぞれ対応す
    る複数の楽音信号形成チャンネルからなり各楽音信号形
    成チャンネルにて指定された音高を有しかつ減衰時間の
    制御された楽音信号をそれぞれ発生する楽音信号形成回
    路と、 前記鍵盤における押鍵に応答して同押鍵された鍵を表す
    鍵情報を前記第1記憶手段の複数の記憶チャンネルのう
    ちのいずれかに記憶させるとともに、同記憶させた鍵情
    報により音高を指定して前記鍵情報を記憶させた記憶チ
    ャンネルに対応した楽音信号形成チャンネルにて同指定
    音高の楽音信号を発生させるものであって、前記第2記
    憶手段に記憶されている鍵情報により表された鍵が再押
    鍵されても前記複数の記憶チャンネルのうちで先の押鍵
    時に鍵情報を記憶させた記憶チャンネルとは異なる記憶
    チャンネルに同再押鍵された鍵を表す鍵情報を記憶させ
    るとともに、同記憶させた鍵情報により音高を指定して
    前記異なる記憶チャンネルに対応した楽音信号形成チャ
    ンネルにて同指定音高の楽音信号を発生させることが可
    能な割当て制御手段と、 前記操作子の操作時に前記鍵盤にて押鍵されている鍵を
    表す鍵情報を前記第2記憶手段に記憶させかつ同操作子
    の操作解除時に前記第2記憶手段に記憶されている鍵情
    報をクリアするソステヌート用鍵情報記憶制御手段と、 前記鍵盤における離鍵に応答して同離鍵された鍵を表す
    鍵情報が前記第2記憶手段に記憶されているとき同離鍵
    された鍵に関する楽音信号の減衰時間を長くなるように
    前記楽音信号形成回路を制御しかつ前記離鍵された鍵を
    表す鍵情報が前記第2記憶手段に記憶されていないとき
    同離鍵された鍵に関する楽音信号の減衰時間を短くなる
    ように前記楽音信号形成回路を制御する減衰時間制御手
    段と を備えた電子楽器。
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