JPH035758B2 - - Google Patents

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JPH035758B2
JPH035758B2 JP57159637A JP15963782A JPH035758B2 JP H035758 B2 JPH035758 B2 JP H035758B2 JP 57159637 A JP57159637 A JP 57159637A JP 15963782 A JP15963782 A JP 15963782A JP H035758 B2 JPH035758 B2 JP H035758B2
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JP
Japan
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musical
waveform
circuit
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JP57159637A
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JPS5950498A (ja
Inventor
Eiichiro Aoki
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Publication date
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Priority to US06/529,977 priority patent/US4539884A/en
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Publication of JPH035758B2 publication Critical patent/JPH035758B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • G10H7/06Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories in which amplitudes are read at a fixed rate, the read-out address varying stepwise by a given value, e.g. according to pitch

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、鍵やエクスプレツシヨンペダルな
どの演奏操作子の操作状態に応じて楽音の音色な
どを変えるようにした電子楽器に関する。
従来、電子楽器の音源として、波形メモリに発
音すべき楽音の波形情報を記憶しておきその波形
情報をそのまま読み出して楽音信号を形成する波
形メモリ方式が知られている。この波形メモリ方
式は発音すべき楽音波形をそのまま記憶し、それ
を読み出すために音質的にはかなり高品質である
が、鍵盤部での押鍵速度や押鍵強さなど(以下
「押鍵チツチ」という)に応じて楽音の音色など
を変化させるいわゆるタツチレスポンス効果を得
ることについて問題があつた。
つまり、押鍵タツチによつて楽音の音色を変化
させようとすると、波形メモリから読み出す波形
は常に一定なので、一旦読み出した波形情報をデ
イジタルフイルタあるいはアナログ信号に変換し
た後アナログフイルタに入力し、このフイルタを
押鍵タツチに対応して制御するという方法をとる
しかなく、回路構成が複雑になるという問題があ
つた。
この発明は上記の点にかんがみなされたもの
で、その目的とするところは、波形メモリ方式の
音源を有する電子楽器において、簡単な回路構成
で、鍵やエクスプレツシヨンペダルなどの演奏操
作子の操作状態に応じて楽音の音色を制御すると
ともに、さらに必要に応じて音量や減衰時間、ピ
ツチ変動などをも制御し得るようにすることであ
る。
このような目的を達成するために、この発明に
おいては大きなエネルギーつまり強いタツチで演
奏操作した楽器の楽音をその立上りから減衰まで
記憶し、楽音形成のための演奏操作に応じて記憶
手段における読出し開始アドレスを指定し、その
後は順次アドレスを歩進して波形を形成するよう
に構成したものする。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明す
る。
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示すブロツク線図である。鍵盤回路1は電子楽器
の鍵盤(たとえば上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤)
の各鍵ごとに設けられたキースイツチから成り、
各キースイツチは押鍵操作によりオンされる。押
鍵検出回路2は鍵盤回路1の各キースイツチの動
作を検出して押圧鍵を表わす鍵情報(以下キーコ
ードKCで表わす)と、押鍵タイミングを表わす
キーオンパルス信号KONPとを出力する。なお、
この実施例の電子楽器は単音構成となつており、
これに対応して押鍵検出回路2は同時に複数の鍵
が押鍵されたときにはそのうちの最高音または最
低音に相当する鍵を選択し、この選択した鍵に対
応してキーコードKCおよびキーオンパルス信号
KONPを出力する優先選択機能を備えている。
キーコードKCはたとえば押圧鍵が所属するオク
ターブ音域を示す3ビツトのオクターブコード
B3,B2,B1と、音名を示す4ビツトのノートコ
ードN4,N3,N2,N1とから成る7ビツトのデ
ータである。またキーオンパルス信号KONPは、
押鍵されたとき“1”に立上り離鍵されたとき
“0”になるキーオン信号の立上りを微分するこ
とにより得られる。波形メモリ3は、たとえば音
色選択回路4で選択可能なピアノ、ギター、マリ
ンバなどの各音色に対応して設けられた複数の
ROMで構成され、各ROMにはそれぞれ対応す
る音色の楽音波形データが記憶されている。さら
に、この各ROMはそれぞれ鍵盤の各鍵に対応し
た複数(鍵数に等しい)の記憶エリアを有してお
り、各記憶エリアにはそれぞれ対応する鍵の音高
の楽音波形のサンプルデータがたとえば第2図に
示すように複数周期分所定の音高周波数に従つて
記憶されている。この波形メモリ3においては、
音色選択回路4の出力により複数のROMのうち
の1つが選択指定され、さらにこの選択指定され
たROM内の各記憶エリアのうちの1つがキーコ
ードKCにより選択指定されるようになつている。
そして、このようにして選択指定された記憶エリ
アの記憶内容(楽音波形データ)は後述するアド
レスカウンタ8の出力により順次読み出される。
ここで、波形メモリ3に記憶される楽音波形デ
ータについて詳細に説明する。楽音波形データは
波形、振幅、一周期の時間幅が周期ごとに若干異
なる複数周期の波形データから成り、振幅は周期
ごとに次第に減衰するようなものが好ましく、必
要に応じてビブラート効果やトレモロ効果を持た
せてもよい。
大きなエネルギーを有する強いタツチで押鍵操
作したときの押鍵タツチはタツチ出力検出回路5
によつて検出されたタツチ信号として出力され
る。このタツチ出力検出回路5としては、圧電素
子やコイルのように押鍵タツチの強さ(圧力)に
応じて起電力を生ずる素子あるいは光電的な手段
により押鍵タツチに応じた電気信号を出力する装
置などを用いることができる。タツチ信号はデイ
ジタル信号とするのが好ましく、タツチ出力がア
ナログ信号として検出される場合はデイジタル変
換する。読出し開始アドレス発生回路6は波形メ
モリ3に記憶された楽音波形データの読出し開始
アドレス信号を発生する回路であり、読出し開始
アドレス信号はタツチ出力検出回路5から出力さ
れるタツチ信号に応じて変化し、この実施例で
は、押鍵タツチが強いほど大きなアドレス値を有
する。たとえば第2図においては、最大押鍵タツ
チに対応する読出し開始アドレス値がAn、最小
押鍵タツチに対応する読出し開始アドレス値が
A1となるように設定されている。
押鍵検出回路2から出力されるキーオンパルス
信号KONPはR−Sフリツプフロツプ7のセツ
ト端子Sと、前記読出し開始アドレス発生回路6
からの読出し開始アドレス信号を入力するカウン
タ8のプリセツト端子SETに送られる。R−S
フリツプフロツプ7はセツト端子Sにキーオンパ
ルス信号KONPが入力すると、そのQ端子に
“1”を出力する。その結果アンド回路A1はクロ
ツク発振器9から一定周期で発生されている読出
しクロツク信号の通過を許容しアドレスカウンタ
8のクロツク端子CLに送出する。一方、アドレ
スカウンタ8には、キーオンパルス信号KONP
により読出し開始アドレス発生回路6から送出さ
れる読出し開始アドレス信号がプリセツトされ、
これによりクロツク信号が入力するたびに読出し
開始アドレスからカウントダウンし始める。アド
レスカウンタ8のカウント値は波形データ読出し
アドレス信号として波形メモリ3に送られるが、
この波形データ読出しアドレス信号の初期値は上
述したように、押鍵タツチの強さによつて決定さ
れる。
波形メモリ3においては、そこに記憶されてい
る各音色ごとのしかも各鍵ごとの楽音波形データ
のうちから音色選択回路4により選択された音色
で且つ押鍵検出回路2からのキーコードKCによ
り指定された鍵の楽音波形データを読出してアド
レス信号に従つて波形データを順次読み出してい
く。すなわち、第2図において、波形メモリ3に
記憶されている楽音波形データをWとすると、押
鍵タツチが大きいほど楽音波形Wの始点Sに近い
部分から読み出され、押鍵タツチが小さいほど楽
音波形Wの終点Eに近い部分から読み出される。
たとえば、最大タツチに対応する読出し開始アド
レスがAnだとすると、まず楽音波形Wの始点S
の楽音波形データが読み出され、その後は順次減
少するアドレス信号により楽音波形データが読み
出されていく。また最小タツチに対応する読出し
開始アドレスがA1だとすると、楽音波形Wの中
間点Mから楽音波形データの読出しが行なわれ
る。この場合、楽音波形データの読出し開始アド
レスは楽音波形Wのゼロクロスに対応するアドレ
スを指定するようにしておくのが好ましい。この
ためには、たとえば読出し開始アドレス発生回路
6を上述のゼロクロスに対応する各アドレスの値
を記憶したメモリで構成し、このメモリをタツチ
出力検出回路5の出力で読み出すようにすればよ
い。
アドレスカウンタ8のカウント値が「0」すな
わちカウント値の全ビツトが“0”になつたと
き、ノア回路Nを介してR−Sフリツプフロツプ
7のリセツト端子Rに“1”が与えられるためR
−Sフリツプフロツプ7はリセツトされる。この
とき波形メモリ3における楽音波形データは終点
Eを読み出しており、アドレスカウンタ8のクロ
ツク端子CLへの読出しクロツク信号の入力が停
止するので楽音波形データの読出しが終了する。
波形メモリ3から読み出された楽音波形データは
D/A変換器10に送出され、そこでアナログ信
号に変換されてサウンドシステム11に送られ楽
音として発生される。このようにすれば、押鍵タ
ツチの大きさに応じて楽音波形データの読出し開
始点が異なるために、読み出された楽音波形の波
形、振幅、周期幅が周期ごとに異なり、その結果
形成される楽音の音色、音量、ピツチ幅または減
衰時間が変化する。
次に、この発明による電子楽器の他の実施例を
第3図に基づいて説明する。この実施例におい
て、鍵盤回路1、音色選択回路4、タツチ出力検
出回路5、D/A変換器10、サウンドシステム
11は第1図に示した実施例において用いられる
ものと同じである。
第3図において、発音割当回路12は、押鍵検
出回路2から出力されるキーコードKCに基づき
鍵盤で押圧されている各鍵をそれぞれ複数(たと
えば8)の楽音発生チヤンネルのいずれかに割り
当て、各チヤンネルに割り当てられた鍵を示すキ
ーコードKCおよびその押鍵タイミングを表わす
キーオンパルス信号KONPを各チヤンネルタイ
ミング(タイムスロツト)に同期して時分割的に
出力する。分周比メモリ13はROMなどで構成
され、たとえば最高オクターブに属する12音名の
各音高(C#6 〜C7)に対応した分周比データを
記憶しており、発音割当回路12から送られてく
るキーコードKCのノートコードN4〜N1に応じ
て分周比データを各タイムスロツトごとに時分割
的に出力する。
分周回路14は、楽音発生チヤンネルの数に等
しい数(たとえば8)の同一構成の分周回路、す
なわち第1チヤンネルに対応する分周回路14−
1、第2チヤンネルに対応する分周回路14−
2、…第8チヤンネルに対応する分周回路14−
8により構成されている。たとえば分周回路14
−1においては、第4図に示したようにタイムス
ロツト1においてチヤンネルタイミング信号CH
1が入力されると、ラツチ回路14aは分周比メ
モリ13からの第1チヤンネルに関する分周比デ
ータをラツチし、このラツチした分周比データを
プログラマブルカウンタ14bに加える。プログ
ラマブルカウンタ14bはマスタクロツク発振器
15からのクロツクをラツチ回路14aに保持さ
れた分周比データですなわち第1チヤンネルに割
り当てられた鍵の音名に対応した分周比で分周
し、その分周パルスをアンド回路A2に出力する。
アンド回路A2にはチヤンネルタイミング信号CH
1が入力されており、カウンタ14bからの分周
パルスを第1チヤンネルに対応するタイムスロツ
ト1の間において出力してオア回路Gに供給す
る。同様に、回路14−2も、分周メモリ13か
ら出力される分周比データをチヤンネルタイミン
グ信号CH2によりラツチし、その分周比データ
に基づいてクロツク信号を分周した分周パルスを
タイムスロツト2の間出力してオア回路Gに供給
する。回路14−8も上記回路14−1,14−
2,…と同様に第8チヤンネルに割り当てられた
鍵の音名に対応した分周比で分周した分周パルス
をタイムスロツト8に同期して出力してオア回路
Gに供給する。ここで留意すべき点は、各分周回
路14−1〜14−8のプログラマブルカウンタ
14bから出力される分周パルスのパルス幅は第
4図に示したタイムスロツト1から8までの時間
を有するものとする。これは、各分周回路14−
1ないし14−8における分周パルスをアンド回
路A2およびオア回路Gにより時分割多重化する
に際し、時分割多重化動作を確実に行ない得るよ
うにするためである。
分周回路14の出力は、オア回路Gおよびアン
ド回路A3を介して加算器16のキヤリイ入力端
子Ciに加えられる。アンド回路A3のアンド条件
の成否は後述するエンドアドレス検出回路19の
出力により制御される。
一方、鍵盤の押鍵タツチの大きさを表わすタツ
チ信号はA/D変換器20によりデイジタル信号
に変換されタツチデータ変換器21に送られる。
タツチデータ変換器21では、第5図に示したよ
うな特性でタツチ信号と読出し開始アドレスとを
予め対応させて作つたタツチデータ変換テーブル
に基づいてタツチ信号に応じた読出し開始アドレ
ス信号を出力する。この実施例の場合、第5図か
らわかるように、タツチ出力が大きいほど読出し
開始アドレス信号の値が小さくなるようにしてあ
る。
セレクタ17のA端子には加算器16からの出
力が入力され、B端子にはタツチデータ変換器2
1からの読出開始アドレス信号が入力され、これ
らのA,B端子に入力力したデータのうちSA端
子、SB端子に加えられる選択信号により選択さ
れた一方方が出力される。すなわち、SA端子に
はキーオンパルス信号KONPがインバータIに
より反転されて加えられ、SB端子にはキーオン
パルス信号KONPが直接加えられる。従つて、
あるチヤンネルのタイムスロツトにおいてキーオ
ンパルス信号KONPが“1”になると、B端子
に入力する読出し開始アドレス信号が選択されて
アドレスデータとして出力され、その後キーオン
パルス信号KONPが“0”となると、A端子に
入力される加算器、16の出力が選択されてアド
レスデータとして出力される。すなわち、各チヤ
ンネルへの押圧鍵の割当て時(押鍵タイミング)
でまず波形メモリに対するアドレスデータとして
タツチデータ変換器21からの読出し開始アドレ
ス信号が出力され、その後アドレスデータとして
加算器16の加算値が出力される。シフトレジス
タ18はセレクタ17からの出力を各チヤンネル
毎に一時記憶し、各チヤンネルに対応するタイム
スロツトに同期してアドレスデータとして時分割
的に出力する。加算器16は、シフトレジスタ1
8から時分割的に出力されるアドレスデータとオ
ア回路G、アンド回路A3を介して時分割的にに
加えられる分周回路14(14−1〜14−8)
からの分周パルスとを各チヤンネル毎にそれぞれ
加算して新たなアドレスデータとして出力するも
ので、分周パルスが“1”のときは「1」を加算
して出力し、分周パルスが“0”のときは加算せ
ずにそのまま出力する。エンドアドレス検出器1
9は、シフトレジスタ18から出力される各チヤ
ンネルのアドレスデータがエンドアドレスAE
達したことを検出するもので、エンドアドレス
AEを検出したとき“0”を出力し、それ以外は
常に“1”を出力している。あるチヤンネルのタ
イムスロツトにおいてエンドアドレス検出器19
から“0”が出力されると、アンド回路A3は当
該チヤンネルに関する分周回路14からの分周パ
ルスの通過を阻止する。
シフト回路22はシフトレジスタ18から出力
されるアドレスデータを各チヤンネル毎にキーコ
ードKCに含まれるオクターブコードB3〜B1に基
づいて押圧鍵が属するオクターブに応じたアドレ
ス信号に変換して波形メモリ3′に送る。この実
施例では、シフトレジスタ18から出力されるア
ドレスデータは上述したように分周比メモリ13
によつて最高オクターブの音高として処理されて
いるので、シフト回路22においては発音割当回
路12からのオクターブコードB3〜B1に基づい
て実際のオクターブに対応するアドレスデータと
なるように必要な段数だけシフトする。分周比メ
モリ13に全ての鍵の音高に対応する分周比デー
タを記憶しておけば、このシフト回路22は必要
でなくなるが、そのようにすると分周比メモリ1
3を構成するROMの容量が膨大になり、コスト
上不利である。そこでこの実施例のように分周比
メモリ13は最高オクターブの12音名の音高(C
# 6〜C7)に対応する分周比データのみを記憶し、
シフトレジスタ18からのアドレスデータを押鍵
のオクターブに応じてシフト回路22によりシフ
トすることにより分周比メモリ13の容量を少な
くすることができる。
波形メモリ3′には、すでに説明したように、
音色選択回路4により選択可能な音色ごとに全鍵
共通の第6図に示すような楽音波形データが記憶
されており、シフト回路22から送られるアドレ
ス信号に基づいて各チヤンネル毎に時分割で楽音
波形データが読み出される。この場合、読出し開
始アドレスはタツチデータ変換器21からの読出
し開始アドレス信号により定められる(たとえば
読出し開始アドレスAtn)。なお、波形メモリ3
に記憶されている楽音波形データは第2図の場合
と異なり、アドレスが「0」で最大振幅を有し、
アドレスの増加に従つて振幅が徐々に減少し、ア
ドレスAEで振幅零となるものとする。
波形メモリ3′から読み出された各チヤンネル
の楽音波形データはD/A変換器10によりアナ
ログ信号に変換されサウンドシステム11から楽
音として発生される。このように、押鍵タツチの
大きさに応じて読み出される楽音波形の波形、振
幅、周期などが同期ごとに異なるので、第1図に
示した実施例の場合と同様に楽音の音色、音量、
ピツチ幅などが変化する。
なお、上記実施例では、押鍵タツチに応じてタ
ツチレスポンス効果を得る場合について例示した
が、タツチ検出手段は鍵盤とは独立して設けられ
たタツチ検出専用の素子(たとえば鍵盤の横に設
けた圧電素子)であつてもよい。また、押鍵タツ
チを検出する場合、各鍵ごとに、全鍵共通、ある
いは全鍵をいくつかの鍵域に分けて、鍵域ごと共
通、のいずれでもよい。なお、この場合第3図の
実施例において、タツチ出力検出回路5から各鍵
ごと(あるいは各鍵域ごと)にタツチ信号を出力
するように構成した場合には、たとえば特公昭56
−793号公報に示されているような技術を用いて
タツチ信号を各チヤンネルに対応して時分割多重
化した後A/D変換器20に入力するようにすれ
ばよい。また、演奏操作子の操作状態に応じて楽
音の音色などを制御するのに実施例で用いた押鍵
タツチの代わりに演奏者がひざで操作するニーレ
バーや足で操作するエクスプレツシヨンペダル、
さらには操作パネル上のボリユームなど鍵以外の
演奏操作子を用いることができる。
また、実施例では楽音波形データを記憶する波
形メモリとしてデイジタルメモリを用いたが、ア
ナログメモリを用いることもでき、その場合には
D/A変換器が不要になることはもちろんであ
る。
さらに、第3図の実施例ではアドレス信号を作
るのに音高に応じた周期のパルス信号(分周パル
ス)を繰返し加算したが、音高に対応した値の周
波数ナンバを累算していく方式を用いることもで
き、その場合も同様に読出し開始アドレスを設定
すればよい。
さらに、上記2つの実施例のうち、第1の実施
例は鍵盤の各鍵ごとに楽音波形データを記憶した
ものであり、第2の実施例は各鍵共通に1つの楽
音波形データを記憶したものであるが、オクター
ブごと(鍵域ごと)に音色、ピツチずれ、音量エ
ンベロープなどが少しずつ異なる楽音波形データ
を波形メモリに記憶しておき、キーコードのオク
ターブコードにより対応する楽音波形データを選
択してこれを読み出すようにしてもよい。また、
波形メモリに1つの音色に対して複数の楽音波形
データを記憶しておき、それらを同時に読み出し
て合成するようにしてもよい。
また、上記実施例のいずれにおいても波形メモ
リにはパーカツシブエンベロープを有する楽音波
形データを記憶させたものを例示したが、波形メ
モリの出力側にエンベロープ発生器および乗算回
路などからなるエンベロープ制御回路を設けて波
形メモリから読み出した楽音波形データの立上り
部のエンベロープをなめらかに変化させるように
制御することもできる。さらに、パーカツシブエ
ンベロープでなく持続エンベロープを有する楽音
波形データを記憶させることもでき、その場合立
上り部(アタツク部)の読出し開始アドレスを演
奏操作子の操作状態に応じて制御するようにすれ
ばよい。この場合、持続エンベロープの楽音波形
の持続部分は波形メモリに記憶された楽音波形デ
ータの特定部分を繰返し読み出すようにすればメ
モリ容量を小さくすることができる。これはパー
カツシブエンベロープを有する楽音波形の場合に
も適用することができ、楽音波形データの特定部
分を繰返し読み出しながらその振幅を次第に減衰
させていけばメモリ容量を減らすことができる。
さらに、上記実施例は鍵盤楽器において押鍵さ
れた鍵に対応する音高の楽音を発生する例である
が、この発明をリズム楽器に適用し、シンバル、
バスドラム、スネアドラム、タムタムなどの波形
データを波形メモリに記憶しておき、演奏操作子
の操作状態(タツチ出力)に応じて読出し開始ア
ドレスを変えるようにすれば、自然性のあるリズ
ム楽器音(打楽器音)が得られる。この場合、大
きなエネルギーで演奏操作をするとは強い力でた
たくことであり、本発明の電子楽器がこれらの打
楽器以外に、弦楽器や管楽器の場合は強い撥弦や
強い呼気で演奏することをいう。
以上説明したように、この発明は、波形メモリ
方式の音源を有する電子楽器において、鍵やエク
スプレツシヨンペダルなどの演奏操作子の操作状
態に応じて楽音の音色を変化させるとともに、さ
らに必要に応じて音量、減衰時間、ピツチ変動な
どを変化させるようにしたので、簡潔な回路構成
で自然楽器に近い変化に富んだ楽音を発生させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例の
概略構成を示すブロツク線図、第2図は第1図に
示した波形メモリに記憶される楽音波形データの
一例を示す波形図、第3図はこの発明による電子
楽器の他の実施例を示すブロツク線図、第4図は
第3図に示した実施例における信号処理のタイミ
ングを説明するタイムチヤート、第5図は第3図
に示した実施例における押鍵タツチの出力と読出
し開始アドレスとの関係を示す図、第6図は第3
図に示した波形メモリに記憶される楽音波形デー
タの一例を示す波形図である。 1…鍵盤回路、2…押鍵検出回路、3…波形メ
モリ、4…音色選択回路、5…タチツチ出力検出
回路、6…読出し開始アドレス発生回路、8…ア
ドレスカウンタ、11…サウンドシステム、12
…発音割当回路、13…分周比メモリ、14…分
周回路、16…加算器、17…セレクタ、18…
シフトレジスタ、19…エンドアドレス検出器、
20…A/D変換器、21…タツチデータ変換
器、22…シフト回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 大きなエネルギーで演奏操作した楽器の楽音
    をその立上りから減衰まで楽音波形データとして
    記憶した波形メモリと、楽音形成のための演奏操
    作を検出する検出手段と、前記波形メモリに記憶
    された楽音波形データの読出し開始アドレスを前
    記検出手段の操作出力に応じて制御する制御手段
    とを備え、前記読出し開始アドレスから前記楽音
    の減衰に対応するアドレスまで順次楽音波形デー
    タを読出すことで前記演奏操作に応じた楽音を発
    生することを特徴とする電子楽器。
JP57159637A 1982-09-16 1982-09-16 電子楽器 Granted JPS5950498A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57159637A JPS5950498A (ja) 1982-09-16 1982-09-16 電子楽器
US06/529,977 US4539884A (en) 1982-09-16 1983-09-07 Electronic musical instrument of waveshape memory type with expression control

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57159637A JPS5950498A (ja) 1982-09-16 1982-09-16 電子楽器

Publications (2)

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