JP2526562Y2 - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
- Publication number
- JP2526562Y2 JP2526562Y2 JP1990067799U JP6779990U JP2526562Y2 JP 2526562 Y2 JP2526562 Y2 JP 2526562Y2 JP 1990067799 U JP1990067799 U JP 1990067799U JP 6779990 U JP6779990 U JP 6779990U JP 2526562 Y2 JP2526562 Y2 JP 2526562Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- speaker unit
- speaker device
- speaker
- silicone resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は音響機器に利用するスピーカ装置に関するも
ので、特に、スピーカユニットを他の構造物に取付ける
ためのブラケットを組込んだスピーカ装置に関するもの
である。
ので、特に、スピーカユニットを他の構造物に取付ける
ためのブラケットを組込んだスピーカ装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、スピーカユニットを他の構造物に取付けるため
のブラケットを組込んだスピーカ装置、特に自動車のド
ア構造物に取付けるためのブラケットを組込んだスピー
カ装置は、ドアのウインドウガラスを伝わって落ちる雨
滴からスピーカユニットを保護するために、第２図のよ
うな構造となっている。
のブラケットを組込んだスピーカ装置、特に自動車のド
ア構造物に取付けるためのブラケットを組込んだスピー
カ装置は、ドアのウインドウガラスを伝わって落ちる雨
滴からスピーカユニットを保護するために、第２図のよ
うな構造となっている。
すなわち、樹脂製のブラケット４のスピーカユニット
のフレーム1aの取付け部分に防水の目的で、アスファル
トを含浸した発泡ウレタン樹脂３を粘着テープで貼り付
け、スピーカユニットをビス２で押え込んだ構造であ
る。
のフレーム1aの取付け部分に防水の目的で、アスファル
トを含浸した発泡ウレタン樹脂３を粘着テープで貼り付
け、スピーカユニットをビス２で押え込んだ構造であ
る。
また同様に、防水シーリングのために湿気硬化型シリ
コーン樹脂を塗布し、スピーカユニットを取付けた構造
のものもある。
コーン樹脂を塗布し、スピーカユニットを取付けた構造
のものもある。
考案が解決しようとする課題 しかし、このようなアスファルトを含浸した発泡ウレ
タン樹脂３を粘着テープ等で貼り付ける構造では、テー
プ自体の素材単価が高価なばかりか、貼り付けに非常に
手間がかかり、スピーカ装置自体が非常にコスト高とな
る欠点があった。
タン樹脂３を粘着テープ等で貼り付ける構造では、テー
プ自体の素材単価が高価なばかりか、貼り付けに非常に
手間がかかり、スピーカ装置自体が非常にコスト高とな
る欠点があった。
また、湿気硬化型シリコーン樹脂を塗布する方法では
塗布ガン等を用いることにより、作業性が改善され、コ
ストは下がるが、シリコーン樹脂自体は他のどんな樹脂
とも接着性が悪いためと、シリコーン樹脂自体の素材の
伸縮性が小さいために、高温下でブラケット４自体が変
形した場合シリコーン樹脂自体が追随できずに、防水性
が劣化する欠点があった。さらにシリコーン樹脂自体
は、スピーカユニットの振動をブラケット４に伝達しや
すいために、ブラケットに不要な振動音を発生させ、ス
ピーカ装置の音質を著しく悪化させる欠点もあった。
塗布ガン等を用いることにより、作業性が改善され、コ
ストは下がるが、シリコーン樹脂自体は他のどんな樹脂
とも接着性が悪いためと、シリコーン樹脂自体の素材の
伸縮性が小さいために、高温下でブラケット４自体が変
形した場合シリコーン樹脂自体が追随できずに、防水性
が劣化する欠点があった。さらにシリコーン樹脂自体
は、スピーカユニットの振動をブラケット４に伝達しや
すいために、ブラケットに不要な振動音を発生させ、ス
ピーカ装置の音質を著しく悪化させる欠点もあった。
本考案はこのような課題を解決するもので、生産性が
よく、高温下でも防水性が劣化することもなく、ブラケ
ットの異振動による音質劣化のないスピーカ装置を安価
に提供することを目的とするものである。
よく、高温下でも防水性が劣化することもなく、ブラケ
ットの異振動による音質劣化のないスピーカ装置を安価
に提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 このような課題を解決するために本考案は、ブラケッ
トのスピーカユニットとの接触部分にオレフィン系ホッ
トメルト型粘着材層を設ける構成としたものである。
トのスピーカユニットとの接触部分にオレフィン系ホッ
トメルト型粘着材層を設ける構成としたものである。
作用 上記オレフィン系ホットメルト粘着材は、素材自体も
安価で、塗布ガンを用いて機械塗布ができるために製造
コストが安くなる。またブラケットとピーカユニットと
の粘着接着性が良いため、高温化においても、ブラケッ
トとスピーカユニットを粘着接着力によって一体化させ
るために、ブラケットとスピーカユニットとの間に隙間
ができず、防水性を劣化させることもない。また粘着層
自体が大きな振動減衰特性をもっているので、ブラケッ
トに不要な振動を起こして、音質を劣化させることもな
い。
安価で、塗布ガンを用いて機械塗布ができるために製造
コストが安くなる。またブラケットとピーカユニットと
の粘着接着性が良いため、高温化においても、ブラケッ
トとスピーカユニットを粘着接着力によって一体化させ
るために、ブラケットとスピーカユニットとの間に隙間
ができず、防水性を劣化させることもない。また粘着層
自体が大きな振動減衰特性をもっているので、ブラケッ
トに不要な振動を起こして、音質を劣化させることもな
い。
実施例 以下、本考案の実施例を図面第１図により説明する。
第１図は本考案のスピーカ装置の構成を示す断面図
で、ガラス繊維を10％混入したポリプロピレン樹脂を射
出成型してなるブラケット14のスピーカユニット11の取
付けのためのフレーム11aの周縁部のブラケット14との
接触部分に、変性オレフィン系ホットメルト粘着材（ダ
イヤボンド工業Ｂ−348デービーボンド）13をホットメ
ルト塗布ガンにて機械塗布した。塗布を始めてからスピ
ーカユニット11をブラケット14にビス12で取付けるまで
の時間は役10秒であった。これは湿気硬化型シリコーン
系（コニシボンド変成シリコーンコーク黒）の20秒、ア
スファルト含浸発泡ウレタンの貼り付け時間の60秒に比
べて生産性が良い。これはホットメルトタイプであるた
めに機械塗布ができ、固化までの時間が短いことが理由
である。
で、ガラス繊維を10％混入したポリプロピレン樹脂を射
出成型してなるブラケット14のスピーカユニット11の取
付けのためのフレーム11aの周縁部のブラケット14との
接触部分に、変性オレフィン系ホットメルト粘着材（ダ
イヤボンド工業Ｂ−348デービーボンド）13をホットメ
ルト塗布ガンにて機械塗布した。塗布を始めてからスピ
ーカユニット11をブラケット14にビス12で取付けるまで
の時間は役10秒であった。これは湿気硬化型シリコーン
系（コニシボンド変成シリコーンコーク黒）の20秒、ア
スファルト含浸発泡ウレタンの貼り付け時間の60秒に比
べて生産性が良い。これはホットメルトタイプであるた
めに機械塗布ができ、固化までの時間が短いことが理由
である。
また、このスピーカ装置を110℃200時間の耐熱テスト
にかけても防水性に変化はなかった。これは前記のシリ
コーン樹脂を用いた場合には、このテストでスピーカユ
ニット11の重量による熱クリープによって、ブラケット
14が変形しようとする力をシリコーン樹脂の接着力によ
ってつなぎとめておくことができずに隙間ができ防水性
が劣化するので、これと比較して優位である。
にかけても防水性に変化はなかった。これは前記のシリ
コーン樹脂を用いた場合には、このテストでスピーカユ
ニット11の重量による熱クリープによって、ブラケット
14が変形しようとする力をシリコーン樹脂の接着力によ
ってつなぎとめておくことができずに隙間ができ防水性
が劣化するので、これと比較して優位である。
さらに、この変性オレフィン、シリコーン樹脂、アス
ファルト含浸発泡ウレタン樹脂のそれぞれの内部損失を
振動リード法にて測定すると、25℃の雰囲気温度でそれ
ぞれ0.15,0.06,0.12となり、変性オレフィンがいちばん
大きな値となった。これはスピーカユニット11の振動を
この層で効果的にダンピングできる能力がいちばん大き
いことを示し、スピーカ装置としていちばん音質上好ま
しいことがわかる。なお、図中11bは振動板、11cはエッ
ジを示し、振動板11bにはボイスコイルが結合され、フ
レーム11aには、ボイスコイルをはめこむ磁気ギャップ
を有する磁気回路が結合されてスピーカユニット11を構
成している。
ファルト含浸発泡ウレタン樹脂のそれぞれの内部損失を
振動リード法にて測定すると、25℃の雰囲気温度でそれ
ぞれ0.15,0.06,0.12となり、変性オレフィンがいちばん
大きな値となった。これはスピーカユニット11の振動を
この層で効果的にダンピングできる能力がいちばん大き
いことを示し、スピーカ装置としていちばん音質上好ま
しいことがわかる。なお、図中11bは振動板、11cはエッ
ジを示し、振動板11bにはボイスコイルが結合され、フ
レーム11aには、ボイスコイルをはめこむ磁気ギャップ
を有する磁気回路が結合されてスピーカユニット11を構
成している。
考案の効果 以上の実施例の説明からも明らかなように本考案によ
れば、生産性が良く、高温下でも防水性が劣化すること
もなく、ブラケットの振動による音質劣化のないスピー
カ装置を安価に提供することができる。
れば、生産性が良く、高温下でも防水性が劣化すること
もなく、ブラケットの振動による音質劣化のないスピー
カ装置を安価に提供することができる。
第１図は本考案のスピーカ装置の一実施例を示す断面
図、第２図は従来のスピーカ装置の断面図である。 11……スピーカユニット、12……ビス、13……オレフィ
ン系ホットメルト粘着材、14……ブラケット。
図、第２図は従来のスピーカ装置の断面図である。 11……スピーカユニット、12……ビス、13……オレフィ
ン系ホットメルト粘着材、14……ブラケット。
Claims (1)
- 【請求項１】ブラケットにスピーカユニットをネジ止め
し、上記ブラケットのスピーカユニットとの接触部分に
オレフィン系ホットメルト型粘着材層を設けたスピーカ
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990067799U JP2526562Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990067799U JP2526562Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | スピーカ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0427691U JPH0427691U (ja) | 1992-03-05 |
| JP2526562Y2 true JP2526562Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31601696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990067799U Expired - Lifetime JP2526562Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526562Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7289344B1 (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-09 | 八千代工業株式会社 | ルーフモジュール |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5579175U (ja) * | 1978-11-22 | 1980-05-31 | ||
| JPH072530B2 (ja) * | 1984-07-25 | 1995-01-18 | 株式会社ブリヂストン | タイヤの段積み装置 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP1990067799U patent/JP2526562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0427691U (ja) | 1992-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |