JP2526343Y2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JP2526343Y2
JP2526343Y2 JP6620191U JP6620191U JP2526343Y2 JP 2526343 Y2 JP2526343 Y2 JP 2526343Y2 JP 6620191 U JP6620191 U JP 6620191U JP 6620191 U JP6620191 U JP 6620191U JP 2526343 Y2 JP2526343 Y2 JP 2526343Y2
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JP
Japan
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door trim
thermostat
heater device
core material
pad
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春夫 中村
剛 野上
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ヒータ内蔵式の自動
車用ドアトリムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ドアパネルに内装される自動車用
ドアトリムは、室内美観の向上、側方からの衝撃に対し
て乗員を保護する機能を備えているが、最近では、図
6,図7に示すように、ヒータ装置を内蔵して、冬場走
行での快適性を高めることにより、付加価値を高めた自
動車用ドアトリムが多く採用される傾向にある。
【0003】この自動車用ドアトリム1は、樹脂板,繊
維板等を所要形状に成形してなる芯材2と、この芯材2
の表面側に積層されるポリウレタンフォーム等のパッド
材3,塩ビシート等の表皮材4とから大略構成されてい
る。
【0004】そして、ヒータ装置5は、第6図中破線で
示すエリアのように、乗員の手の触れ易い箇所に設置さ
れ、通常、芯材2とパッド材3との間に接着テープや接
着剤を介して取付固定されている。
【0005】また、ヒータ装置5の温度感知を効率良く
行なうため、ヒータ装置5の中央部にはサーモスタット
6が設置されており、このサーモスタット6取付部分に
おいては、芯材2に開口2aが開設されており、この開
口2a内にサーモスタット6を収容し、サーモスタット
6を支持する取付板6aを芯材2裏面側にリベット等で
固定しているのが実情である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来のヒ
ータ装置5を内蔵した自動車用ドアトリム1において
は、芯材2の開口2a内にサーモスタット6を収容して
いるが、ドアトリム1表面を手で触れた場合、サーモス
タット6設置箇所の感触が他の部分と異なり、製品表面
に違和感が生じるという不具合が指摘されている。
【0007】また、サーモスタット6を取付けるため、
取付板6aをリベット止めする必要があり、この作業は
芯材2に対してパッド材3、表皮材4を圧着する前に行
なわなければならず、作業工数がかさむため製品コスト
を高騰化させるという不具合が指摘されている。
【0008】また、ドアトリム1のクッション性能を高
めるために、特に乗員の手の触れ易い箇所に増厚パッド
材を付設する場合には、図8に示すように、パッド材3
と増厚パッド7との間でヒータ装置5を挟み込む構成と
なるが、この場合においても、増厚パッド7にサーモス
タット6を収容するための開口を7aを別途開設する作
業が必要となり、この増厚パッド7設置タイプにおいて
も、サーモスタット6は芯材2の表面側に突出する状態
で取付けられているため、製品表面に違和感を与えると
いう不具合は解決されない。
【0009】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本考案の目的とするところは、シート状の
ヒータ装置を設置してなるヒータ内蔵式の自動車用ドア
トリムにおいて、ヒータの温度感知を効率良く行なうた
めのサーモスタットを簡単にかつ製品表面に違和感を与
えることなく取付けることにより、商品価値を高めた自
動車用ドアトリムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、芯材表面をパッド材,表皮材により被覆
して構成されるとともに、上記芯材と表皮材との間にシ
ート状のヒータ装置を介装してなるヒータ内蔵式の自動
車用ドアトリムにおいて、前記ヒータ装置は、その一部
が芯材裏面側に折曲され、この折曲部にサーモスタット
が取付けられていることを特徴とする。
【0011】
【作用】以上の構成から明らかなように、ヒータ装置の
一部が芯材裏面側に折曲され、この折曲部にサーモスタ
ットが取付けられるという構成であるため、サーモスタ
ットは芯材表面側に突出することがないので、製品表面
に違和感を与えることなく、製品表面の感触が良好なも
のとなる。
【0012】
【実施例】以下、本考案による自動車用ドアトリムの一
実施例について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0013】図1は本考案による自動車用ドアトリムの
一実施例を示す正面図、図2は同自動車用ドアトリムの
構成を示す断面図、図3ないし図5は本考案の別実施例
を示す自動車用ドアトリムの各断面図である。
【0014】まず、本考案の第1実施例について図1,
図2に基づいて詳細に説明する。
【0015】自動車用ドアトリム10は、繊維板,複合
樹脂板等を所要形状にプレス成形してなる芯材11と、
この芯材11の表面側に積層設置されるポリウレタンフ
ォーム等のパッド材12、塩ビシート等の表皮材13と
から大略構成されている。
【0016】更に、自動車用ドアトリムの商品価値を高
めるために、芯材11とパッド材12との間で、図1に
破線で示すエリアには、ヒータ装置20が介装設置され
いる。
【0017】このヒータ装置20は、図2中拡大して示
すように、一対の基布21間に熱線22を図1中破線で
示すパターンに沿って配設して構成されるシート状のヒ
ータ装置20である。
【0018】加えて、このヒータ装置20の温度感知を
効率良く行なうために、サーモスタット30が取付けら
れているが、本考案では、このサーモスタット30は、
ヒータ装置20の下縁に形成される折曲部23が芯材1
1裏面側に折り返され、接着テープ24を介して芯材1
1裏面にこの折曲部23が強固に接合され、サーモスタ
ット30は芯材11と折曲部23とにより強固に挾持固
定されることになる。
【0019】なお、ヒータ装置20は、接着テープを介
して芯材11表面側に固定されており、更に、ヒータ装
置20表面側に接着剤が塗布されて、パッド材12との
良好な接合が得られるため、ヒータ装置20が剥離した
りすることがない。
【0020】このように、本考案によればヒータ装置2
0に設置されるサーモスッタト30は、芯材11裏面側
に位置するため、ドアトリム10の表面側に感触上の違
和感を与えることがなく、商品価値を低下させることが
ない。
【0021】更に、従来の取付板やリベット等の取付具
を必要とすることがなく、芯材11とヒータ装置20の
折曲部23との間で挾持固定されるため、取付作業が簡
略化され、コストダウンも期待できる。
【0022】次いで、図3,図4に示すように、サーモ
スタット30をヒータ装置20の折曲部23と不織布3
1との間出挟み込んで縫製加工あるいは、接着止め、タ
ッカー止め等によりサーモスタット30と折曲部23と
を一体化した後、ドアトリム10の芯材11と不織布3
1,折曲部23とを接着テープ32を介して固定するこ
とにより、サーモスタット30を芯材11表面側に取付
けるようにしても良い。
【0023】また、図示はしないが、ヒータ装置20を
パッド材12と表皮材13との間に介装設置することも
可能であり、接着テープ32の代わりにタッカー止め等
の機械的固定でも良い。
【0024】更に、図5は増厚パッド40を設置した自
動車用ドアトリム10の構成であり、本実施例では、パ
ッド材12と増厚パッド40との間にヒータ装置20が
介装されており、本実施例においても上述実施例と同様
にサーモスタット30はヒータ装置20の折曲部23に
取付けられており、製品表面に何等違和感を与えること
がない。更に、増厚パッド40に別途開口を設ける必要
がなく、増厚パット40に加工を加えることなく、簡単
に増厚パッド40を付設することができ、クッション性
能を更に良好にしたヒータ内蔵式のドアトリムが提供で
きる。
【0025】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案による自動車
用ドアトリムによれば、以下に記載する格別の作用効果
を有する。
【0026】(1)本考案によれば、ヒータ装置は、そ
の一部が芯材裏面側に折曲され、この折曲部にサーモス
タットが固定されるというものであるから、サーモスタ
ットは芯材表面側に突出することがないため、ドアトリ
ムの製品表面に違和感を与えることがなく、製品感触を
良好なものにできるという効果を有する。
【0027】(2)本考案によれば、ヒータ装置に設置
されるサーモスタットは別途取付具を介することなく、
芯材裏面に固定できるため、従来の取付板やリベット等
を廃止でき、簡単かつ廉価にサーモスタットの取付けが
可能となり、大幅なコストダウンを招来するという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用ドアトリムを示す正面
図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を
示す断面図。
【図4】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を
示す断面図。
【図5】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を
示す断面図。
【図6】従来のヒータ内蔵式の自動車用ドアトリムを示
す正面図。
【図7】図6中VII −VII 線断面図。
【図8】増厚パッドを設置した従来の自動車用ドアトリ
ムの構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 パッド材 13 表皮材 20 ヒータ装置 21 基布 22 熱線 23 折曲部 24 接着テープ 30 サーモスタット 31 不織布 32 接着テープ 40 増厚パッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材(11)表面をパッド材(12),
    表皮材(13)により被覆して構成されるとともに、上
    記芯材(11)と表皮材(13)との間にシート状のヒ
    ータ装置(20)を介装してなるヒータ内蔵式の自動車
    用ドアトリムにおいて、 前記ヒータ装置(20)は、その一部が芯材(11)裏
    面側に折曲され、この折曲部(23)にサーモスタット
    (30)が取付けられていることを特徴とする自動車用
    ドアトリム。
JP6620191U 1991-08-21 1991-08-21 自動車用ドアトリム Expired - Lifetime JP2526343Y2 (ja)

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JPH0516427U JPH0516427U (ja) 1993-03-02
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