JP2511208Y2 - 自動車用リヤパ―セルトリム - Google Patents
自動車用リヤパ―セルトリムInfo
- Publication number
- JP2511208Y2 JP2511208Y2 JP1989117768U JP11776889U JP2511208Y2 JP 2511208 Y2 JP2511208 Y2 JP 2511208Y2 JP 1989117768 U JP1989117768 U JP 1989117768U JP 11776889 U JP11776889 U JP 11776889U JP 2511208 Y2 JP2511208 Y2 JP 2511208Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear parcel
- trim
- parcel trim
- flange
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はリヤシートの後方に設置される自動車用リ
ヤパーセルトリムに係り、特に、車体への取付性を向上
させた自動車用リヤパーセルトリムに関する。
ヤパーセルトリムに係り、特に、車体への取付性を向上
させた自動車用リヤパーセルトリムに関する。
《従来の技術》 通常、第５図に示すように、乗用車のリヤシート１の
シートバック２とリヤウインド３との間には荷物等を載
置するリヤパーセルトリム４が設置されている。
シートバック２とリヤウインド３との間には荷物等を載
置するリヤパーセルトリム４が設置されている。
そして、このリヤパアーセルトリム４は、車室Ｒとト
ランクルームＴとを区画するリヤパーセルパネル５の上
面にクリップ等の取付手段により取付固定されている。
ランクルームＴとを区画するリヤパーセルパネル５の上
面にクリップ等の取付手段により取付固定されている。
ところで、最近ではリヤシート１のシートバック２が
前方に起倒できるように構成されたトランクスルー構造
の車種が多く、シートバック２を前方に倒した場合、リ
ヤパーセルパネル５とリヤパーセルトリム４との間に間
隙が生じ、体裁が悪く、著しく室内美観を低下させる要
因となっている。
前方に起倒できるように構成されたトランクスルー構造
の車種が多く、シートバック２を前方に倒した場合、リ
ヤパーセルパネル５とリヤパーセルトリム４との間に間
隙が生じ、体裁が悪く、著しく室内美観を低下させる要
因となっている。
従って、美観対策上、第５図に示すように、リヤパー
セルトリム４の前端縁に沿って、下方に折曲したフラン
ジ６を形成し、リヤパーセルパネル５とリヤパーセルト
リム４との間の間隙を隠すようにしているのが実情であ
る。
セルトリム４の前端縁に沿って、下方に折曲したフラン
ジ６を形成し、リヤパーセルパネル５とリヤパーセルト
リム４との間の間隙を隠すようにしているのが実情であ
る。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、リヤパーセルトリム４をリヤパーセル
パネル５に取付ける作業において、車内スペースの関係
上、リヤパーセルトリム４の左右側を中央方向に押圧し
て、撓ませた形で取付けるようにしているが、リヤパー
セルトリム４の前端縁にフランジ６を形成した場合、リ
ヤパーセルトリム４の剛性が非常に高くなり、リヤパー
セルトリム４を撓ませることが困難となり、取付作業性
における作業能率を著しく低下させるという欠点が指摘
されている。
パネル５に取付ける作業において、車内スペースの関係
上、リヤパーセルトリム４の左右側を中央方向に押圧し
て、撓ませた形で取付けるようにしているが、リヤパー
セルトリム４の前端縁にフランジ６を形成した場合、リ
ヤパーセルトリム４の剛性が非常に高くなり、リヤパー
セルトリム４を撓ませることが困難となり、取付作業性
における作業能率を著しく低下させるという欠点が指摘
されている。
この考案は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、本考案の目的とするところは、リヤシート後方に設
置され、リヤパーセルパネルとリヤパーセルトリムとの
間の間隙を覆うフランジを前端縁に沿って形成した自動
車用リヤパーセルトリムにおいて、車体側への取付作業
性を著しく向上させるようにした自動車用リヤパーセル
トリムを提供することにある。
で、本考案の目的とするところは、リヤシート後方に設
置され、リヤパーセルパネルとリヤパーセルトリムとの
間の間隙を覆うフランジを前端縁に沿って形成した自動
車用リヤパーセルトリムにおいて、車体側への取付作業
性を著しく向上させるようにした自動車用リヤパーセル
トリムを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、起倒可能なリ
ヤシートのシートバックとリヤウィンドウとの間に設置
されるリヤパーセルパネルの上面に取付けられるリヤパ
ーセルトリムにおいて、 前記リヤパーセルトリムの前端縁に沿って、リヤパー
セルパネルの前端縁を覆うフランジが下方に折曲形成さ
れているとともに、このフランジには車幅方向に沿っ
て、適宜間隔を配して切欠部が設けられており、リヤパ
ーセルトリムの取付時、切欠部によりフランジが弓状に
撓むことを特徴とする。
ヤシートのシートバックとリヤウィンドウとの間に設置
されるリヤパーセルパネルの上面に取付けられるリヤパ
ーセルトリムにおいて、 前記リヤパーセルトリムの前端縁に沿って、リヤパー
セルパネルの前端縁を覆うフランジが下方に折曲形成さ
れているとともに、このフランジには車幅方向に沿っ
て、適宜間隔を配して切欠部が設けられており、リヤパ
ーセルトリムの取付時、切欠部によりフランジが弓状に
撓むことを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、本考案によればリヤ
パーセルトリムの前端縁に沿って形成されるフランジに
その車幅方向に沿って適宜間隔を配して切欠部が形成さ
れているため、この切欠部により、リヤパーセルトリム
の左右側から中央方向へ外力を加えた場合、リヤパーセ
ルトリムは容易に撓むようになり、外力を解除すれば、
リヤパーセルトリムは原形に復し、フラット状に戻る。
パーセルトリムの前端縁に沿って形成されるフランジに
その車幅方向に沿って適宜間隔を配して切欠部が形成さ
れているため、この切欠部により、リヤパーセルトリム
の左右側から中央方向へ外力を加えた場合、リヤパーセ
ルトリムは容易に撓むようになり、外力を解除すれば、
リヤパーセルトリムは原形に復し、フラット状に戻る。
《実施例》 以下、本考案による自動車用リヤパーセルトリムの実
施例について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
施例について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第１図は本考案によるリヤパーセルトリムを車室内に
取付けた状態を示す断面図、第２図は同自動車用リヤパ
ーセルトリムの構成を示す斜視図、第３図は同自動車用
リヤパーセルトリムを車体側に取付ける状態を示す説明
図、第３図は同自動車用リヤパーセルトリムの第２実施
例を示す斜視図である。
取付けた状態を示す断面図、第２図は同自動車用リヤパ
ーセルトリムの構成を示す斜視図、第３図は同自動車用
リヤパーセルトリムを車体側に取付ける状態を示す説明
図、第３図は同自動車用リヤパーセルトリムの第２実施
例を示す斜視図である。
第１図において、本考案による自動車用リヤパーセル
トリム10はリヤシート11のシートバック12とリヤウイン
ド13との間に設置されており、車室Ｒとトランクルーム
Ｔとを区画するリヤパーセルパネル14の上面に図示しな
いクリップ等の固着手段により取付固定される。
トリム10はリヤシート11のシートバック12とリヤウイン
ド13との間に設置されており、車室Ｒとトランクルーム
Ｔとを区画するリヤパーセルパネル14の上面に図示しな
いクリップ等の固着手段により取付固定される。
そして、この自動車用リヤパーセルトリム10第２図に
示すように、繊維板，複合樹脂板等を所要形状に成形し
てなる適度の剛性を備えた芯材15と、この芯材15の表面
に装飾性を付与するために一体貼着される不織布，カー
ペット等の表皮材16とから構成されている。
示すように、繊維板，複合樹脂板等を所要形状に成形し
てなる適度の剛性を備えた芯材15と、この芯材15の表面
に装飾性を付与するために一体貼着される不織布，カー
ペット等の表皮材16とから構成されている。
更に、リヤパーセルトリム10の前端縁に沿って、フラ
ンジ17が下方に折曲形成されており、かつ、このフラン
ジ17には車幅方向に適宜間隔を配して切欠部18が設けら
れている。
ンジ17が下方に折曲形成されており、かつ、このフラン
ジ17には車幅方向に適宜間隔を配して切欠部18が設けら
れている。
なお、図中符号19は、車載用スピーカを取付けるため
の取付孔であり、符号20はエアアウトレット用開口を示
す。
の取付孔であり、符号20はエアアウトレット用開口を示
す。
本考案は、このように構成されているため、リヤシー
ト11のシートバック12を前方に倒した場合、リヤパーセ
ルトリム10の前端縁に沿って形成されているフランジ17
により、リヤパーセルパネル14とリヤパーセルパネル16
との間隙を覆うことができ、美観の低下を防止できると
ともに、第３図に示すように、リヤパーセルトリム10を
リヤパーセルパネル14に取付ける作業の際、車室内のス
ペースの関係で、リヤパーセルトリム10の左右側を中央
側に押圧して、弓なりに撓ませて取付ける必要がある
が、フランジ17に設けた切欠部18により、リヤパーセル
トリム10を容易に撓ませることができ、取付作業を簡単
に行うことができる。
ト11のシートバック12を前方に倒した場合、リヤパーセ
ルトリム10の前端縁に沿って形成されているフランジ17
により、リヤパーセルパネル14とリヤパーセルパネル16
との間隙を覆うことができ、美観の低下を防止できると
ともに、第３図に示すように、リヤパーセルトリム10を
リヤパーセルパネル14に取付ける作業の際、車室内のス
ペースの関係で、リヤパーセルトリム10の左右側を中央
側に押圧して、弓なりに撓ませて取付ける必要がある
が、フランジ17に設けた切欠部18により、リヤパーセル
トリム10を容易に撓ませることができ、取付作業を簡単
に行うことができる。
次に、第４図は本考案によるリヤパーセルトリム10の
別実施例であり、フランジ17に形成される切欠き部18に
相当する表皮材16としてスリット18aを設けることによ
り、更に、外観意匠性を向上させている。
別実施例であり、フランジ17に形成される切欠き部18に
相当する表皮材16としてスリット18aを設けることによ
り、更に、外観意匠性を向上させている。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案による自動車用リヤパー
セルトリムによれば、リヤパーセルトリムの前端縁に沿
って、リヤパーセルトリムとリヤパーセルとの間隙を覆
うフランジが形成されており、有効な美観対策が施され
ているとともに、このフランジには、車幅方向に沿って
複数の切欠部が形成され、この切欠部により、リヤパー
セルトリムを容易に撓ませることができるため、リヤパ
ーセルトリムの車体側への取付作業性を著しく向上させ
ることができるという効果を有する。
セルトリムによれば、リヤパーセルトリムの前端縁に沿
って、リヤパーセルトリムとリヤパーセルとの間隙を覆
うフランジが形成されており、有効な美観対策が施され
ているとともに、このフランジには、車幅方向に沿って
複数の切欠部が形成され、この切欠部により、リヤパー
セルトリムを容易に撓ませることができるため、リヤパ
ーセルトリムの車体側への取付作業性を著しく向上させ
ることができるという効果を有する。
第１図は本考案による自動車用リヤパーセルトリムを車
室内に取付けた状態を示す断面図、第２図は同自動車用
リヤパーセルトリムを示す全体斜視図、第３図は同自動
車用リヤパーセルトリムを車体側に取付ける状態を示す
説明図、第４図は同自動車用リヤパーセルトリムの別実
施例を示す斜視図、第５図はリヤパーセルトリムの設置
箇所を示す断面図、第６図は従来の自動車用リヤパーセ
ルトリムを示す斜視図である。 10……自動車用リヤパーセルトリム 11……リヤシート 12……シートバック 13……リヤウインド 14……リヤパーセルパネル 17……フランジ 18……切欠部
室内に取付けた状態を示す断面図、第２図は同自動車用
リヤパーセルトリムを示す全体斜視図、第３図は同自動
車用リヤパーセルトリムを車体側に取付ける状態を示す
説明図、第４図は同自動車用リヤパーセルトリムの別実
施例を示す斜視図、第５図はリヤパーセルトリムの設置
箇所を示す断面図、第６図は従来の自動車用リヤパーセ
ルトリムを示す斜視図である。 10……自動車用リヤパーセルトリム 11……リヤシート 12……シートバック 13……リヤウインド 14……リヤパーセルパネル 17……フランジ 18……切欠部
Claims (1)
- 【請求項１】起倒可能なリヤシート（11）のシートバッ
ク（12）とリヤウィンドウ（13）との間に設置されるリ
ヤパーセルパネル（14）の上面に取付けられるリヤパー
セルトリム（10）において、 前記リヤパーセルトリム（10）の前端縁に沿って、リヤ
パーセルパネルの前端縁を覆うフランジ（17）が下方に
折曲形成されているとともに、このフランジ（17）には
車幅方向に沿って、適宜間隔を配して切欠部（18）が設
けられており、リヤパーセルトリム（10）の取付時、切
欠部（18）によりフランジ（17）が弓状に撓むことを特
徴とする自動車用リヤパーセルトリム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989117768U JP2511208Y2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 自動車用リヤパ―セルトリム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989117768U JP2511208Y2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 自動車用リヤパ―セルトリム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0357154U JPH0357154U (ja) | 1991-05-31 |
| JP2511208Y2 true JP2511208Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31665970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989117768U Expired - Lifetime JP2511208Y2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 自動車用リヤパ―セルトリム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2511208Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011148687A1 (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | スズキ株式会社 | 車体後部構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5963249A (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-10 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウエザ−ストリツプの芯材構造 |
-
1989
- 1989-10-06 JP JP1989117768U patent/JP2511208Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5963249A (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-10 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウエザ−ストリツプの芯材構造 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011148687A1 (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | スズキ株式会社 | 車体後部構造 |
| US8763741B2 (en) | 2010-05-26 | 2014-07-01 | Suzuki Motor Corporation | Vehicle body rear portion structure |
| JP5574249B2 (ja) * | 2010-05-26 | 2014-08-20 | スズキ株式会社 | 車体後部構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0357154U (ja) | 1991-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000142265A (ja) | 車両用パネル | |
| JP2511208Y2 (ja) | 自動車用リヤパ―セルトリム | |
| JP2972130B2 (ja) | ドアトリム用プルハンドルの取付構造 | |
| JP3755702B2 (ja) | 自動車のテールエンドメンバートリム構造 | |
| JP3558155B2 (ja) | エスカッションパネルの取付構造 | |
| JP3144669B2 (ja) | 自動車用内装部品におけるポケット構造 | |
| JPH0636981Y2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
| JPH0722949Y2 (ja) | 車載用スピーカグリル | |
| JPS606380Y2 (ja) | ル−フトリムの取付構造 | |
| JPS607960Y2 (ja) | リヤシエルフ構造 | |
| JPS602045Y2 (ja) | 自動車用トリムの取付構造 | |
| JP2002347660A (ja) | 車両用装飾部品の取付構造 | |
| JP2553745Y2 (ja) | 自動車用フロアカーペット | |
| JPH052334Y2 (ja) | ||
| JP3598723B2 (ja) | 車両用ガーニッシュの取付構造 | |
| JPH0727248Y2 (ja) | 自動車用リヤパーセルシェルフ | |
| JP2526343Y2 (ja) | 自動車用ドアトリム | |
| JPH0638734Y2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
| JP3218918B2 (ja) | 車両の貼付天井構造 | |
| JP3092475B2 (ja) | 車両用ルーフヘッダートレイ | |
| JP2905084B2 (ja) | 自動車におけるホィールハウス・フィニッシャーの取付構造 | |
| JP3819829B2 (ja) | 自動車の外装用ガーニッシュ | |
| JP2507837Y2 (ja) | 自動車用内装部品 | |
| JPH0620658Y2 (ja) | ドアトリムにおけるロックフィニッシャーの取付構造 | |
| JPS5942268Y2 (ja) | 自動車のフロアマツト取付構造 |