JP2524008Y2 - 車両用内燃機関のマウント装置 - Google Patents

車両用内燃機関のマウント装置

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JP2524008Y2
JP2524008Y2 JP1989120311U JP12031189U JP2524008Y2 JP 2524008 Y2 JP2524008 Y2 JP 2524008Y2 JP 1989120311 U JP1989120311 U JP 1989120311U JP 12031189 U JP12031189 U JP 12031189U JP 2524008 Y2 JP2524008 Y2 JP 2524008Y2
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Japan
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internal combustion
combustion engine
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雅行 宮下
昌秀 藤田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両に搭載される内燃機関を、車両におけ
る車体フレームに対して弾性的に支持するためのマウン
ト装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のマウント装置は、例えば、特開昭58-1
64426号公報や実開昭63-142440号公報等に記載されてい
るように、外筒部材の内部に、内部に内筒部材を備えた
ゴム等の弾性体製のインシュレータを設け、前記外筒部
材を、車体フレーム又は内燃機関に取付ける一方、前記
インシュレータの内部における内筒部材内にボルトを挿
入し、該ボルトの両端を支持したブラケットを、内燃機
関又は車体フレームに取付けることにより、内燃機関
を、前記インシュレータを介して車体フレームに弾性的
に支持するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来のマウント装置は、外筒部材又は
ブラケットを、内燃機関に対して取付けるに際しては、
内燃機関から一つの取付け用耳片を突出し、この一つの
取付け用耳片に対して、前記外筒部材又はブラケットを
ボルトにて締結するように構成しているため、内燃機関
における一つの取付け用耳片に対する外筒部材又はブラ
ケットの取付け部に、内燃機関を支持するための大きい
外力が、集中して作用することになるから、当該取付け
部に、へたりが発生するばかりか、ボルトに緩みが多発
すると云う問題があった。
本考案は、内燃機関に二つの取付け用耳片を設けて、
この両取付け用耳片に対して外筒部材又はブラケットを
ボルト締結することによって、前記従来の問題を解消す
るものである。
しかし、このように、内燃機関に二つの取付け用耳片
を設けて、この両取付け用耳片に対して外筒部材又はブ
ラケットをボルト締結することは、前記両取付け用耳片
間の間隔と、前記外筒部材又はブラケットにおける前記
両取付け用耳片に対する取付け座部の相互間の間隔との
間に寸法誤差があった場合に、ボルト締結に際して、前
記両取付け用耳片を、破損すると云う別の不具合が発生
することになるから、本考案は、この不具合の発生をも
解消することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、 「外筒部材の内部に、内部に内筒部材を備えたゴム等
の弾性体製のインシュレータを設け、前記外筒部材を、
車体フレーム又は内燃機関に取付ける一方、前記インシ
ュレータの内部における内筒部材内にボルトを挿入し、
該ボルトの両端を支持したブラケットを、内燃機関又は
車体フレームに取付けて成るマウント装置において、前
記内燃機関から二つの取付け用耳片を、当該両取付け耳
片の相互間に適宜の距離を隔てて突出する一方、前記外
筒部材又はブラケットには、前記両取付け用耳片の各々
に対する二つの取付け部を造形し、該両取付け部のうち
一方の取付け部を、前記両取付け用耳片のうち一方の取
付け用耳片に対して第1のボルトにて締結し、前記両取
付け用耳片のうち他方の取付け用耳片には、ブッシュ
を、前記第1のボルトの軸線と平行な方向に摺動自在に
嵌挿し、該ブッシュを、前記両取付け部のうち他方の取
付け部に対して、当該ブッシュ内に挿通した第2のボル
トにて締結する。」 と言う構成にした。
〔作用〕 このように構成すると、外筒部材又はブラケットは、
内燃機関に対して、当該内燃機関から適宜間隔を隔てて
突出した二つの取付け用耳片にて取付けられることによ
り、内燃機関を支持するための大きい外力を、二つの箇
所に分散することができるから、前記従来のように、一
つの取付け用耳片の箇所に、内燃機関を支持するための
大きい外力が集中して作用することを回避できるから、
取付け部にへたりが発生すること、及び締結用ボルトに
緩みが発生することを確実に低減できるのである。
しかも、内燃機関から突出した両取付け用耳片のうち
一方の取付け用耳片に対して、外筒部材又はブラケット
に造形した両取付け部のうち一方の取付け部を、第1の
ボルトにて締結する一方、外筒部材又はブラケットにお
ける両取付け部のうち他方の取付け部に、ブッシュを第
2のボルトにて締結し、このブッシュを、前記内燃機関
における両取付け用耳片のうち他方の取付け用耳片に対
して、前記第1のボルトの軸線と平行な方向に摺動自在
に嵌挿する構成にしたことにより、第1のボルトの締結
を先に、次いで第2のボルトの締結を行う場合におい
て、前記第2のボルトの締め付け力が、一方の取付け用
耳片に対して作用することを防止できる。
このために、内燃機関から突出した二つの取付け用耳
片に対して外筒部材又はブラケットをボルトにて取付け
る場合に、内燃機関における両取付け用耳片間の間隔
と、外筒部材又はブラケットにおける両取付け部間の間
隔との間における寸法誤差によって、前記内燃機関にお
ける両取付け用耳片に、破損が発生することを、確実に
回避できるのである。
〔考案の効果〕
従って本考案によると、マウント支持における外筒部
材又はブラケットを、内燃機関側に対して、当該内燃機
関から突出した二つの取付け耳片を破損することなく、
二箇所において、確実、且つ、強固に取付けることでき
る効果を有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明すると、図
において符号1は、車両における板金製の車体フレーム
を、符号2は、該車体フレーム1におけるエンジンルー
ム内に搭載した内燃機関を、符号3は、前記内燃機関2
を前記車体フレーム1に対して弾性的に支持するための
マウント装置を示す。
前記マウント装置3は、外筒部材4と、該外筒部材4
の内部に設けたゴム等の弾性体製のインシュレータ5
と、該インシュレータ5の内部に設けた内筒部材6とか
ら成り、前記外筒部材4を、これに一体的に造形した取
付け部7を介して前記車体フレーム1に取付ける一方、
前記内筒部材6内に挿通したボルト8の両端を、ブラケ
ット9にて支持して、このブラケット9を、前記内燃機
関2に対して取付ける。
この場合において、内燃機関2には、適宜距離を隔て
た二つの取付け用耳片11,12を有する鋳鉄製の支持部材1
0をボルト13等により取付ける一方、前記ブラケット9
には、前記両取付け用耳片11,12のうち一方の取付け用
耳片11に対する取付け部14と、他方の取付け用耳片12に
対する取付け部15とを一体的に造形し、これら両取付け
部14,15のうち一方の取付け部14を、前記一方の取付け
用耳片11に対して、第1のボルト16の締結にて取付け
る。
また、前記両取付け用耳片11,12のうち他方の取付け
用耳片12には、貫通孔17を、当該貫通孔17の軸線が前記
第1のボルト16の軸線16aと平行な方向になるようにし
て穿設して、この貫通孔17内に、ブッシュ18を摺動自在
に嵌挿し、該ブッシュ18を、前記ブラケット9における
両取付け部14,15のうち他方の取付け部15に、当該ブッ
シュ18内に挿入した第2のボルト19の締結により取付け
る構成にする。
なお、前記ブッシュ18の一端面を、他方の取付け用耳
片12から突出して、これに第2のボルト19に螺合したナ
ット20を接当することにより、ナット20の締め付け力が
他方の取付け用耳片12に対して作用しないように構成す
る。
このように構成すると、マウント装置3におけるブラ
ケット9は、内燃機関2に対して、当該内燃機関2から
突出した二つ取付け耳片11,12により、二箇所において
取付けできる。
この場合において、内燃機関2における両取付け用耳
片11,12間の間隔(L1)と、ブラケット9における両取
付け部14,15間の間隔(L2)との間には、寸法誤差が存
在するから、両取付け部14,15を、両取付け用耳片11,12
に対して直接的にボルト締結するように構成したときに
は、両取付け用耳片11,12に、ボルトの締め付け力が作
用することによって、両取付け用耳片11,12が折れると
云う破損を生じることになる。
これに対して本考案は、内燃機関2から突出した両取
付け用耳片11,12のうち一方の取付け用耳片11に対し
て、ブラケット9に造形した両取付け部14,15のうち一
方の取付け部14を、第1のボルト16にて締結する一方、
ブラケット9における両取付け部14,15のうち他方の取
付け部15に、ブッシュ18を第2のボルト19にて締結し、
このブッシュ18を、前記内燃機関2における両取付け用
耳片11,12のうち他方の取付け用耳片12に穿設した貫通
孔17内に摺動自在に嵌挿する構成にしたことにより、前
記第1のボトル16の締結を先に、次いで第2のボルト19
の締結を行う場合において、前記第2のボルト19の締め
付け力が、一方の取付け用耳片11及び他方の取付け用耳
片12に対して作用することがないから、内燃機関2から
突出した二つの取付け用耳片11,12に対してブラケット
9をボルトにて取付ける場合において、内燃機関2にお
ける両取付け用耳片11,12間の間隔(L1)と、ブラケッ
ト9における両取付け部14,15間の間隔(L2)との間に
おける寸法誤差によって、前記内燃機関における両取付
け用耳片11,12に破損が発生することを確実に回避でき
るのである。
なお、前記実施例は、マウント装置3におけるブラケ
ット9を、内燃機関2に対して取付けることに適用した
場合を示したが、本考案は、これに限らず、マウント装
置3における外筒部材4を、内燃機関2に対して取付け
る場合にも適用できるのであり、また、前記第1のボル
ト16及び第2のボルト19は、各々一本にすることに限ら
ず、第1のボルト16及び第2のボルト19のうちいずれか
一方又は両方を、複数本にしても良いのであり、更にま
た、第2のボルト19の締め付け力が、他方の取付け用耳
片12に対して作用しないように構成するには、前記実施
例のように構成することに代えて、第3図に示すよう
に、ブッシュ18の直径を、第2のボルト19に螺合するナ
ット20の直径よりも大きくように構成したり、或いは、
第4図に示すように、第2のボルト19を、ブッシュ18内
に螺合するように構成しても良いことは云うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断正面図、第
2図は第1図のII-II視断面図、第3図及び第4図は他
の実施例を示す図である。 1……車体フレーム、2……内燃機関、3……マウント
装置、4……外筒部材、5……インシュレータ、6……
内筒部材、7……取付け部、8……ボルト、9……ブラ
ケット、10……支持部材、11,12……取付け用耳片、14,
15……取付け部、16……第1のボルト、16a……第1の
ボルトの軸線、17……貫通孔、18……ブッシュ、19……
第2のボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒部材の内部に、内部に内筒部材を備え
    たゴム等の弾性体製のインシュレータを設け、前記外筒
    部材を、車体フレーム又は内燃機関に取付ける一方、前
    記インシュレータの内部における内筒部材内にボルトを
    挿入し、該ボルトの両端を支持したブラケットを、内燃
    機関又は車体フレームに取付けて成るマウント装置にお
    いて、前記内燃機関から二つの取付け用耳片を、当該両
    取付け耳片の相互間に適宜の距離を隔てて突出する一
    方、前記外筒部材又はブラケットには、前記両取付け用
    耳片の各々に対する二つの取付け部を造形し、該両取付
    け部のうち一方の取付け部を、前記両取付け用耳片のう
    ち一方の取付け用耳片に対して第1のボルトにて締結
    し、前記両取付け用耳片のうち他方の取付け用耳片に
    は、ブッシュを、前記第1ボルトの軸線と平行な方向に
    摺動自在に嵌挿し、該ブッシュを、前記両取付け部のう
    ち他方の取付け部に対して、当該ブッシュ内に挿通した
    第2のボルトにて締結したことを特徴とする車両用内燃
    機関のマウント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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