JP2519330Y2 - 和風便器ユニット - Google Patents

和風便器ユニット

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JP2519330Y2
JP2519330Y2 JP40616890U JP40616890U JP2519330Y2 JP 2519330 Y2 JP2519330 Y2 JP 2519330Y2 JP 40616890 U JP40616890 U JP 40616890U JP 40616890 U JP40616890 U JP 40616890U JP 2519330 Y2 JP2519330 Y2 JP 2519330Y2
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case
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piping
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JP40616890U
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JPH0497985U (ja
Inventor
智 仲戸川
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、和風便器をユニット化
したものの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種ユニットとして、実公平2−
34298号他が知られている。この技術は、便器を組
込んだ床ケースをトイレブースの床面に配設し、一方、
床ケース前方の壁面には排水管、給水管等を組込んだ配
管ケースを立設し、この配管ケースと床ケースとを接続
している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来技術では、
以下の如き不具合が有る。即ち、床ケースの下半部に垂
下収容される便器下半部の排水口と、配管ケース内の排
水管と接続するに際し、現場では、先ず、配管ケースを
位置決めし、次いで据え付け、固定し、爾後床ケースを
床面上に位置決めして、据え付ける。そして、床ケース
側の便器の排水口と、配管ケース側の排水管を位置合わ
せして金具で接続している。従って、上記施工に際し、
現場で床ケース前部下側の便器排水口と、配管ケース下
部に内装された排水管相互を金具で接続するに際し、便
器排水部、排水管との位置が各ケースのフレームとの関
係で、必ずしも高さ、左右の位置精度が維持されておら
ず、夫々の組み付け位置精度が正確に出し難く、位置が
ズレたりして、組み付け作業がし難く、金具を曲げたり
する等の便宜的な手段を要したり又、組み付け作業も、
ケース下側や下部の略々水平な面内で排水管、排水口相
互を接続するので、上下方向の接続と異なり極めて作業
し難く、面倒である。この結果、作業性が悪く、調節等
で多大の時間を要したりして施工性の点で難点が有る。
特に、排水管と便器排水部との接続不良は絶対に避ける
必要が有り、上記事情で接続作業は慎重を要し、面倒で
ある。
【0004】一方、便器を含む床ケース、配管ケース
は、規格化すべく工場で製作する事が製作上、コスト上
好ましいが、従来では床ケースに便器を組み付けるだけ
なので、上記の如き便器排水部、排水管の接続の面倒、
困難な現場作業を要する他、便器周囲の床パネルも、床
下の配管接続を考慮するとケースに予め貼設することが
できず、床パネルの貼設は現場で行なわざるを得ず、現
場での作業が増える。
【0005】本考案は、かかる課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、現場での配管接続作業
の簡単、容易化、作業性の格段の向上、施工費の削減を
図り、又、工場での規格化を推進してコストダウンを図
り、更に、便器を含む床ケースを高精度に製作すること
ができるようにした和風便器ユニットを提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、和風便器の下半部が収容される床ケース内
の前部内に排水管を収容設置し、この排水管と前記便器
下半部の排水口とを接続管で接続するとともに、床ケー
スの前部上には、上記床ケースとは別体の起立する配管
ケースを組み付け、配管ケースの配管と上記便器等とを
接続するようにした和風便器ユニットである。又、上記
床ケースはトイレブースの床面から所定の高さを備え、
この床ケースの後部には、一段低いステップ部を連設し
たことである。
【0007】
【作用】上記手段によれば、便器を支持する床ケース内
の前部下部に排水管を内装、設置し、予め便器下半部の
排水口と接続しておくようにしたので、現場では、床ケ
ースの前部上面に配管ケースを据え付け、配管ケースの
給水管等を便器の給水部等と接続すればよく、ケース内
の狭小な下部での水平方向の排水管、排水口の接続作業
が無い。又、上記接続作業が無いので、床ケースには、
予め工場で床パネルを貼設することができる。
【0008】
【実施例】次に本考案の一実施例を添付した図面に従っ
て詳述する。図1は本考案にかかる和風便器ユニットの
床ケースと配管ケースを分離した状態の縦断側面図、図
2は同各ケースを組み付けた状態の縦断側面図、図3は
同平面図である。
【0009】図1において、Rは和風便器ユニットを設
置するトイレブースで、床F、壁W、不図示の天井、隔
壁、ドア等を備える。かかるトイレブースRの床面F上
に床ケース1を据え付け、設置し、床ケース1の前部上
面に配管ケースを壁Wに後面が臨むように配設する。
【0010】床ケース1は、図3の如く平面視前後に長
い方形をなす。方形枠状に組んだフレーム2は前後、左
右の四隅の縦部材2ー1・・・、方形囲枠状の上枠部材2
ー2、同様の下枠部材2ー3、前部寄り部分に設けられ
た縦の中間部材2ー4等からなる。
【0011】床ケース1の平面視の左右方向の中間部
で、前後方向中間部乃至後半部には和風便器20を支持
設置する。便器20は上部のリム部21、前部の覆い部
22が上方に突出し、下半部のボール部23は内部に垂
下、配設されている。ボール部23の下端部の支持底部
24が下枠部材2ー3の左右間に架設された底部支持部
材2ー5に支持されている。
【0012】床ケース1のフレーム2の上枠部材2ー2
上には、基板3ー1にタイル3ー2…を貼設してなる床
パネル3を覆うように設け、床パネル3は図3の如く便
器10の周囲を隙間無く囲むように設けられ、フレーム
前部2ー6はパネルで覆うこと無く、開放2ー7されて
いる。尚、床パネル3は、便器20に掛からない前部の
部分3ー3を上枠部材2ー2に脱着自在とし、容易に脱
着してメンテナンス口を床ケース1上に形成するように
した。
【0013】床ケース1のフレーム2の後部の上半部は
後面板4で覆い、後面板4は、上記と同様に基板4ー
1、タイル4ー2からなる。フレームの2左右は、設置
条件等で必要に応じて覆う。
【0014】床ケース1の後部には、これの床パネル3
の面よりも一段低いステップ部5を設ける。ステップ部
5は、左右方向に長い方形枠状のステップフレーム6、
これの上面を覆うタイル、基板からなるステップパネル
7、これの後面を覆う同素材の後面板8からなる。
【0015】以上の床ケース1のフレーム2の前部2ー
6は、上記したように上方に開放され、一方、フレーム
2内に垂下される便器20のボール部23の前方部で、
フレーム2の前部2ー6の内部には排水管9を固定、設
置する。排水管9は、床ケース1の前部内に、図3の如
くフレーム2の一側に排水部が向くように例えば平面視
L型に設けられ、設置条件等で仕切壁を介して便器ユニ
ットを連設する場合には、図3の想像線で示す平面視T
型に設けても良い。
【0016】排水管9は横方向を向く本管部9ー1と、
便器20の前部方向、即ち、後方に向く接続部9ー2を
備える。この接続部9ー2は、便器20のボール部23
の前端部に設けた排水口部25と接続管10を以て接続
する。接続状態は図1、図2で明示する如くで、排水管
9がレベルが低く、排水口部25が高く、排水の勾配が
接続管10に形成されている。
【0017】以上の便器20及び排水管9を予め組込ん
だ床ケース1はこの状態で工場で製作され、出荷され
る。かかる床ケース1を、トイレブースRの設置床面F
上に臨ませ、フレーム2の下枠部材2ー3の前後の部分
にボルト11…を縦貫螺合し、ボルト11の回動で高さ
を調節し、又水平出しを行なう。便器20は、上記した
底部支持部材2ー5に同様にボルト11を縦貫螺合し、
この部分の高さ調節、及び床面への支持を行なう。そし
て、ステップ部5のフレーム6は、これの前部が床ケー
ス1のフレーム2の縦部材2ー1の後部のものに連結さ
れ、同様のボルト11で床面に高さを調節しつつ支持さ
れる。床ケース1は、前端部、即ち、フレーム2の前端
部2ー8が壁Wに接近するように配設されている。
【0018】図1において30は配管ケースを示す。配
管ケース30は、図3で示すように幅が床ケース1と同
寸法で、前後の寸法が小さく、所定の高さを有する。こ
れのフレーム31は、前後の縦部材31ー1、これの上
下を囲む上部材31ー2、下部材31ー3からなり、立
方枠状をなす。フレーム31の内部には、給水管32、
これと接続されたフラッシュバルブ33、フラッシュバ
ルブ33に接続された接続管34、脱臭管35等からな
る。
【0019】フレーム31の前面には、前面板36が係
着されて前面を覆い、上面には天板37が装着されて上
面を覆っている。従って、下面、及び背面は開放されて
いる。尚、側面は、床ケース1と同様に構成する。前面
板36の下部には、上記した接続管34と接続された連
結管38が前面板36の外部に突出するように設けら
れ、一方、脱臭管35には下方に垂下した接続部35ー
1を介してフレキシブルチューブからなる接続管39が
連結されている。尚、図で想像線で示すように、前面板
36にトイレットペーパーホルダ40を取り付けても良
い。以上の配管ケース30は、各部を工場でユニットと
して製作し、現場に搬入する。
【0020】上記の如く床面Fに床ケース1を固定支持
し、床ケースの前部上に配管ケース30を臨ませる。配
管ケース30のフレーム31の下部材31ー3を床ケー
ス1のフレーム2の前部に形成した開放部2ー7上に重
ね合わせ、開放部2ー7の周辺部と下部材31ー3をネ
ジ12で結着する。結着に際し、それ以前に配管ケース
30内に設置した脱臭管35のフレキシブル接続管39
を、床ケース1の前部内に配設した排水管9の上方に連
設、突設した脱臭用管部9ー3に接続する。
【0021】前面板36の下部に突出した連結管38は
先部にネジ部38ー1を形成し、一方、床ケース上に臨
む便器20の覆い部22の先部に設けた給水部26には
連結金具27を設け、これを連結管38のネジ部38ー
1に結合し、フラッシュバルブ33を含む給水管32を
便器23の給水部26と接続する。
【0022】以上により和風便器ユニットはトイレルー
ムに据え付け、設置される。尚、給水管32、排水管9
は建築躯体の図示しない水道、排水管に接続する。
【0023】このように、床ケース1を床面に据え付
け、設置し、この状態で便器23と排水管9とは既に接
続されており、従って、床ケース1の前部上に配管ケー
スを載せ、配管ケースと床ケース1とを結合し、この
際、ケース1,30の配管の接続は、脱臭管35と排水
管9の接続のみとなり、排水管9の上方に突出した管部
9ー3に上からフレキシブルな接続管39を嵌合するだ
けなので、ケース1,30相互の配管接続作業は極めて
容易である。又、便器20と排水管9の接続は、排水管
9が便器20と一緒に床ケース1の前部の下部に内装さ
れ、この状態で接続管10で予め接続されており、従っ
て、従来のように便器排水口部と、これよりレベルが低
い排水管との間の接続作業は必要としない。
【0024】
【考案の効果】以上で明らかなように本考案によれば、
【0025】床ケースに和風便器を設置するとともに、
このケースの前部内に排水管を内装、設置し、排水管と
便器の排水口を予め接続管で接続したので、現場での設
置作業に際し、床ケース前部下部の排水勾配のある排水
口部、排水管の接続作業が無くなり、排水管を内装した
ケース前部に配管ケースを載せて結合し、脱臭管を排水
管上部と接続等するだけとなり、作業が簡単化し、施工
が極めて容易化し、従来の如く便器排水口部と排水管と
の一ズレ等に起因する調節作業が無く、短時間で設置で
き、作業性向上に資する。
【0026】又、床ケース内に便器と併せ排水管を内装
設置し、予め排水管と便器の排水口部を接続管で接続す
るようにしたので、勾配のある双方を高精度を維持して
接続することができ、接続不良等の不具合を一掃し、高
精度で機能上優れた和風便器ユニットが得られ、又、工
場で便器、排水管を一体に組込むので規格化上有利で、
ユニット自体のコストダウンにも資する等多大の効果が
有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる和風便器ユニットの床ケースと
配管ケースを分離した状態の縦断側面図
【図2】同各ケースを組み付けた状態の縦断側面図
【図3】同平面図
【符号の説明】 1…床ケース、 7…ステップ部、 9…排水管、 2
0…便器、 25…排水口部、 30…配管ケース。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレブース内の床面上に配設され、床
    面よりも一段高く、和風便器を上面の床パネル上に突出
    するように備え、内部に配管等を内装した床ケースと、
    床ケースの前部に配設され、配管等を内装した配管ケー
    スからなる和風便器ユニットにおいて、便器の下半部が
    収容される床ケース内の前部に排水管を収容設置し、こ
    の排水管と前記便器下半部の排水口とを接続管で接続す
    るとともに、床ケースの前部上には、上記床ケースとは
    別体の起立する配管ケースを組み付け、配管ケースの配
    管と上記便器等とを接続するようにした和風便器ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記床ケースはトイレブースの床面から
    所定の高さを備え、この床ケースの後部には、一段低い
    ステップ部を連設した請求項1記載の和風便器ユニッ
    ト。
JP40616890U 1990-12-28 1990-12-28 和風便器ユニット Expired - Lifetime JP2519330Y2 (ja)

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JPH0497985U JPH0497985U (ja) 1992-08-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3407282B2 (ja) * 1993-07-23 2003-05-19 東陶機器株式会社 和風便器及び和風便器装置

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JPH0497985U (ja) 1992-08-25

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Effective date: 19960729