JP2519183Y2 - 車載用時計 - Google Patents

車載用時計

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JP2519183Y2
JP2519183Y2 JP1989122256U JP12225689U JP2519183Y2 JP 2519183 Y2 JP2519183 Y2 JP 2519183Y2 JP 1989122256 U JP1989122256 U JP 1989122256U JP 12225689 U JP12225689 U JP 12225689U JP 2519183 Y2 JP2519183 Y2 JP 2519183Y2
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    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
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    • G04B19/044Mounting and setting of the hands on the axle

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車載用時計に係り、特に運行記録計に適した
車載用時計に関する。
〔従来の技術〕
従来から、車両の運行状態を管理するものとして、実
時間に応じた速度、回転数等を、時計機構により回転移
動するチャート紙上に記録するようにした運行記録計が
知られている。
第9図は従来のこの種の運行記録計に用いられる車載
用時計を示したもので、図示しない駆動部からの駆動力
により回転する秒針駆動軸1の外側には、中空パイプ状
の分針軸2及び時針軸3が順次同軸状に配設されてお
り、この秒針駆動軸1、分針軸2及び時針軸3の各先端
部の外周には、樹脂製の秒針4、分針5及び時針6の各
ボス部7,8,9に形成した嵌合孔10,11,12がそれぞれ嵌合
されるようになされており、これにより、各針が同軸状
に取り付けられるようになされている。また、上記分針
軸2及び時針軸3の各基端部には、図示しない駆動部か
らの駆動力を各軸に伝達するための歯合部13,14が設け
られており、これにより、上記各軸が回転駆動され、所
定の時刻が表示されるようになされている。ここで、上
記分針軸2とその歯合部13及び時針軸3とその歯合部14
は、それぞれ、部品数を低減させコストを抑えるため
に、樹脂で一体成形されている。
このような車載用時計において、上記秒針4、分針5
及び時針6を各軸の先端部に嵌合保持させるために、第
10図及び第11図に示したように、上記各針の嵌合孔10,1
1,12は、例えば8角形の多角形形状として形成されてお
り、これにより、各針のボス部7,8,9において、それぞ
れ、径方向における肉厚の厚い肉厚部7a,8a,9a及び肉厚
の薄い薄肉部7b,8b,9bが周方向に交互に形成されるよう
になされている。そして、上記各ボス部7,8,9の各軸へ
の外嵌圧入の際に、上記各薄肉部7b,8b,9bが伸ばされる
ように変形するため、所定の圧入力で秒針4、分針5及
び時針6を圧入させることができ、また、上記各厚肉部
7a,8a,9aにより、上記秒針駆動軸1、分針軸2及び時針
軸3に対する所定の保持力を確保することができるよう
になされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の車載用時計においては、上述した
ように秒針4、分針5及び時針6が同軸状に配置されて
いるので、針の中心部分をあまり大きく形成せず見栄え
を良くするためには、各針のボス部7,8,9及び分針軸
2、時針軸3を必要以上に厚肉構造とすることができ
ず、これにより、秒針4、分針5及び時針6に必要以上
の保持力を付与することができず、また、上記各構成部
品が樹脂材料により形成されているので、温度等の環境
条件により上記各針4,5,6の保持力が低下することがあ
る。上記構造は、実用上十分耐えうる嵌合保持力は確保
しているが、安全率上は好ましくない。また、秒針4と
時針6との間に位置する分針5においては、その構造
上、ボス部8及び分針軸2が薄肉となることがさけられ
ず、特に問題となりやすい。
しかも、各針4,5,6のボス部7,8,9の嵌合孔10,11,12
に、対応する秒針駆動軸1、分針軸2、時針軸3を圧
入、嵌合する際には、嵌合孔10,11,12のうち各軸1,2,3
の圧入方向手前側の孔10,11,12部分に、各軸1,2,3の先
端側が圧入された後、先端側から基端側に至る各軸1,2,
3部分が摺接する一方、奥側の孔10,11,12部分には、各
軸1,2,3の先端側が圧入されるのみであることから、上
記圧入方向手前側の孔10,11,12部分の方が、奥側の孔1
0,11,12部分よりも各軸1,2,3との摩耗の度合いが大きく
なり、圧入された各軸1,2,3の保持力が低下してしま
う。
そのため、従来の車載用時計では、周辺温度の昇降に
伴い樹脂製の各針4,5,6が膨張、収縮する中で、外部か
ら加わる振動等により、各針4,5,6が対応する各軸1,2,3
から抜け落ちる方向にずれると、比較的保持力が強い、
上記圧入方向奥側の孔10,11,12部分と各軸1,2,3との嵌
合部分が、各針4,5,6を対応する各軸1,2,3に正常に圧
入、嵌合した状態に比べて減り、各針4,5,6が対応する
各軸1,2,3に対して各軸1,2,3の周方向に移動する、即
ち、ずれるのを規制する力が間接的に弱まってしまうと
いう不具合があった。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、如何な
る環境条件においても針ずれの発生を確実に防止するこ
とができ、より安全率を高めることができるようにした
車載用時計を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案に係る車載用時計
は、秒針駆動軸の外周に、基端部に駆動部からの駆動力
が伝達される歯合部が一体に形成された樹脂製のパイプ
状分針軸及び時針軸を順次同軸状に配設し、上記時針
軸、分針軸及び秒針駆動軸の各先端部の外周に、樹脂製
の時針、分針及び秒針に形成した嵌合孔をそれぞれ勘合
してなる車載用時計において、少なくとも上記分針軸の
先端部外周及び上記分針の嵌合孔内周に、互いに歯合す
るセレーション部をそれぞれ設け、上記分針軸の先端部
に上記分針の嵌合孔を嵌合した状態で該嵌合孔内周の上
記セレーション部に臨む上記先端部のセレーション部部
分を、該先端部のセレーション部部分と上記嵌合孔内周
のセレーション部が上記秒針駆動軸の軸方向全長に亘っ
て互いに歯合する形状に形成すると共に、少なくとも上
記分針軸の先端部外周及び上記分針の嵌合孔内周のうち
いずれか一方に環状の係合凸部を形成し、少なくとも上
記分針軸の先端部外周及び上記分針の嵌合孔内周のうち
いずれか他方に環状の係合凹部を形成し、少なくとも上
記分針軸の先端部に上記分針の嵌合孔を嵌合した状態
で、上記係合凸部が上記係合凹部に係合するように構成
したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、少なくとも分針軸の先端部外周及び
分針の嵌合孔内周にそれぞれ設けたセレーション部のう
ち、分針軸先端部に分針の嵌合孔を嵌合した状態で分針
嵌合孔内周のセレーション部に臨む分針軸先端部のセレ
ーション部部分が、該セレーション部部分と分針嵌合孔
内周のセレーション部が秒針駆動軸の軸方向全長に亘っ
て互いに歯合する形状に形成されているので、分針のボ
ス部及びこのボス部が嵌合する分針軸がその構造上薄肉
であって、これらボス部とボス部との単なる嵌合だけで
は十分な嵌合保持力が得られないような場合であって
も、上記秒針駆動軸の軸方向全長に亘る上記嵌合孔内周
のセレーション部とこれに臨む分針軸先端部のセレーシ
ョン部部分との歯合により、温度、振動等の外部環境の
影響をほとんど受けずに確実に針ずれを防ぐことができ
るものである。
しかも、少なくとも分針軸の先端部外周及び分針の嵌
合孔内周のうちいずれか一方に設けた環状の係合凸部
が、少なくとも分針軸の先端部外周及び分針の嵌合孔内
周のうちいずれか他方に設けた環状の係合凹部に、少な
くとも分針軸先端部に分針の嵌合孔を嵌合した状態で係
合するので、分針軸と分針について見ると、この係合凸
部と係合凹部の係合により、分針軸に嵌合孔を嵌合させ
た分針が、分針軸から抜け落ちる方向、即ち、秒針駆動
軸の軸方向への移動を規制される。
このため、分針の分針軸への嵌合時、分針軸の先端を
分針の嵌合孔に挿入した後、分針軸を分針に対して秒針
駆動軸の軸方向に相対的に移動させることで、分針の嵌
合孔のセレーション部に対して分針軸のセレーション部
が先端側から基端側へと摺動することにより、分針軸の
挿入方向手前側の嵌合孔部分のセレーション部が、分針
軸の先端側が嵌合するのみで済む上記挿入方向奥側の嵌
合孔部分のセレーション部よりも、分針軸のセレーショ
ン部との摩耗が大きい度合いで生じて分針軸の保持力が
相対的に弱まったとしても、係合凸部と係合凹部の係合
による分針の分針軸から抜け落ちる方向への移動の規制
により、比較的分針軸の保持力が相対的に強い上記挿入
方向奥側の嵌合孔部分のセレーション部に分針軸の先端
のセレーション部を確実に嵌合させておくことが可能と
なり、従って、温度、振動等の外部環境の影響による針
ずれの防止をより一層確実に達成することができるもの
である。
さらに、少なくとも分針軸及び分針のうちいずれか一
方に設けた係合凸部と、残る他方に設けた係合凹部が、
いずれも環状に形成されていることから、分針軸と分針
について見ると、分針軸に分針を取り付ける際に、分針
軸の周方向における分針の分針軸に対する取り付け位置
が、係合凸部と係合凹部の係合によって制約を受けず、
従って、分針軸に対する分針の取り付け位置を、取り付
け時の上記周方向における分針軸の位置等に合わせて、
任意の位置に微調整することができるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第8図を参照して
説明し、従来と同一部分には同一符号を付す。
第1図乃至第3図は本考案による分針部分の一実施例
を示したもので、樹脂製中空パイプ状の分針軸2の先端
部には、その外周に鋸歯状のセレーション部15が一体に
形成されており、また、上記分針軸2に取り付けられる
樹脂製分針5のボス部8の嵌合孔11には、その内周に上
記セレーション部15と歯合するセレーション部16が一体
に形成されている。また、上記分針軸2の基端部には、
図示しない駆動部からの駆動力を軸に伝達するための歯
合部13が一体に形成されており、これにより、上記分針
軸2が回転駆動されてその先端部の分針5が回転移動す
るようになされている。
ここで、上記分針5を取り付けた時に、分針5の先端
が図示しない文字板上の文字の中心部分を指すようにす
るためには、上記セレーション部15,16の歯数をできる
限り多くしたほうが好ましく、本実施例においては、上
記歯数が45枚となるようにセレーション部15,16が形成
されている。また、上記分針5を組み付け易くするため
に、上記セレーション部15,16同志の嵌合寸法は、ルー
ズ嵌合するように設計されている。
また、上記分針軸2のセレーション部15の下方外周面
には、周方向全長に亘る環状の凸条17(係合凸部に相
当)が形成されており、上記分針5のボス部8の内周面
には、上記凸条17と係合する凹溝18(係合凹部に相当)
が、ボス部8の内周面の周方向全長に亘って環状に形成
されている。さらに、上記分針軸2の凸条17の第1図に
おける下方部分と、これに対応する分針5の凹溝18の第
2図における下方部分とが締まり嵌め寸法に設計されて
いる。
同様に、時針部分も、第4図乃至第6図に示したよう
に、樹脂製中空パイプ状の時針軸3の先端部には、その
外周に鋸歯状のセレーション部19及び環状の凸条20(係
合凸部に相当)が一体に形成されると共に、上記時針軸
3に取り付けられる樹脂製時針6のボス部9の嵌合孔12
には、その内周に上記セレーション部19と歯合するセレ
ーション部21及び上記凸条20と係合する環状の凹溝22
(係合凹部に相当)が一体に形成されている。また、上
記時針軸3の基端部には、図示しない駆動部からの駆動
力を軸に伝達するための歯合部14が一体に形成されてお
り、これにより、上記時針軸3が回転駆動されて、その
先端部の時針6が回転移動するようになされている。さ
らに、上記時針6を取り付けた時に、時針6の先端が所
定の文字の中心部分を指すように、上記セレーション部
19,21は、その歯数ができる限り多くなるように形成さ
れており、本実施例の場合、上記歯数が60枚となるよう
に形成されており、また上記セレーション部19,21同志
の嵌合寸法は、ルーズ嵌合するように設計されており、
また上記時針軸3の凸条20の第4図における下方部分
と、これに対応する時針6の凹溝22の第5図における下
方部分とが締まり嵌め寸法に設計されている。
従って、本実施例においては、分針軸2及び時針軸3
の先端部外周に、それぞれ、セレーション部15,19を形
成すると共に、分針5及び時針6の各嵌合孔11,12の内
周に、上記セレーション部15,19とそれぞれ歯合するセ
レーション部16,21を形成したので、秒針駆動軸1の外
側に分針軸2及び時針軸3を順次同軸状に配設する構造
上、上記分針軸2及び時針軸3及びこれらと嵌合する各
ボス部8,9が薄肉構造にならざるをえず、従来の所謂嵌
合保持では安全率上好ましくない場合であっても、上記
セレーション部の歯合により確実に針ずれを防ぐことが
でき、より安全率を高めることができる。しかも、上記
歯合状態は、温度、振動等の外部環境の影響をほとんど
受けず、常に安定した歯合状態を保持することができ
る。
また、上記分針軸2及び時針軸3に、対応する分針5
と時針6のボス部8,9の嵌合孔11,12をそれぞれの嵌合す
る際には、分針軸2及び時針軸3の先端を分針5と時針
6の嵌合孔11,12に挿入した後、分針軸2及び時針軸3
を分針5と時針6に対して秒針駆動軸1の軸方向に相対
的に移動させることで、分針5と時針6の嵌合孔11,12
のセレーション部16,21に対して分針軸2及び時針軸3
のセレーション部15,19が先端側から基端側へと摺動す
ることにより、分針軸2及び時針軸3の挿入方向手前側
の嵌合孔11,12部分のセレーション部16,21が、分針軸2
及び時針軸3の先端側のセレーション部15,19が嵌合す
るのみで済む上記挿入方向奥側の嵌合孔11,12部分のセ
レーション部16,21よりも、分針軸2及び時針軸3のセ
レーション部15,19との摩耗が大きい度合いで生じて分
針軸2及び時針軸3の保持力が相対的に弱まったとして
も、凸条17,20と凹溝18,22の係合による分針5と時針6
の分針軸2及び時針軸3から抜け落ちる方向への移動の
規制により、周辺温度の昇降に伴い樹脂製の分針5と時
針6が膨張、収縮する中で、分針5と時針6が対応する
分針軸2及び時針軸3から抜け落ちる方向にずれるよう
な外部からの振動等が加わっても、比較的分針軸2及び
時針軸3の保持力が相対的に強い上記挿入方向奥側の嵌
合孔11,12部分のセレーション部16,21に分針5と時針6
の先端側のセレーション部15,19を確実に嵌合させてお
くことが可能となる。
従って、温度、振動等の外部環境の影響による針ずれ
の防止をより一層確実に達成することができるものであ
る。
しかも、本実施例によれば、分針軸2及び時針軸3の
凸条17,20と、分針5及び時針6の凹溝18,22が、いずれ
も環状に形成されていることから、分針軸2及び時針軸
3に対応する分針5及び時針6を取り付ける際に、分針
軸2及び時針軸3の周方向における分針5及び時針6の
分針軸2及び時針軸3に対する取り付け位置が、凸条1
7,20と凹溝18,22の係合によって制約を受けず、従っ
て、分針軸2及び時針軸3に対する分針5及び時針6の
取り付け位置を、取り付け時の上記周方向における分針
軸2及び時針軸3の位置等に合わせて、任意の位置に微
調整することができる 第7図及び第8図は本考案による分針5及び時針6の
他の実施例を示したもので、ともに、各ボス部8,9の内
周には、上記各軸2,3のセレーション部15,19とそれぞれ
歯合する各セレーション部23,24が部分的に形成されて
おり、上記歯合するセレーション部同志15,23及び19,24
が組み付け上の要請からルーズ嵌合に設計されており、
また上記セレーション部23,24以外の部分25,26が各軸2,
3のセレーション部15,19に対してタイト嵌合し、各針5,
6が各軸2,3に対して打ち込み関係になるように設計され
ている。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、種々変更することができるものであり、その構造上
特に針ずれが問題となる分針部分にだけセレーション部
を形成すれば十分であり、また、秒針部分にセレーショ
ン部を形成することを妨げるものでもない。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る車載用時計は、少なく
とも分針軸の先端部外周及び分針の嵌合孔内周にそれぞ
れ設けたセレーション部のうち、分針軸先端部に分針の
嵌合孔を嵌合した状態で分針嵌合孔内周のセレーション
部に臨む分針軸先端部のセレーション部部分が、該セレ
ーション部部分と分針嵌合孔内周のセレーション部が秒
針駆動軸の軸方向全長に亘って互いに歯合する形状に形
成されているので、分針のボス部及びこのボス部が嵌合
する分針軸がその構造上薄肉であって、これらボス部と
ボスとの単なる嵌合だけでは十分な嵌合保持力が得られ
ないような場合であっても、上記秒針駆動軸の軸方向全
長に亘る上記嵌合孔内周のセレーション部とこれに臨む
分針軸先端部のセレーション部部分との歯合により、温
度、振動等の外部環境の影響をほとんど受けずに確実に
針ずれを防ぐことができ、より安全率を高めることがで
きる。
しかも、本考案に係る車載用時計は、少なくとも上記
分針軸の先端部外周及び上記分針の嵌合孔内周のうちい
ずれか一方に形成した環状の係合凸部が、少なくとも上
記分針軸の先端部外周及び上記分針の嵌合孔内周のうち
いずれか他方に形成した環状の係合凹部に、少なくとも
上記分針軸の先端部に上記分針の嵌合孔を嵌合した状態
で係合するように構成されているので、分針軸と分針に
ついて見ると、この係合凸部と係合凹部の係合により、
分針軸に嵌合孔を嵌合させた分針が、分針軸から抜け落
ちる方向、即ち、秒針駆動軸の軸方向への移動を規制さ
れる。
このため、分針の分針軸への嵌合時、分針軸の先端を
分針の嵌合孔に挿入した後、分針軸を分針に対して秒針
駆動軸の軸方向に相対的に移動させることで、分針の嵌
合孔のセレーション部に対して分針軸のセレーション部
が先端側から基端側へと摺動することにより、分針軸の
挿入方向手前側の嵌合孔部分のセレーション部が、分針
軸の先端側が嵌合するのみで済む上記挿入方向奥側の嵌
合孔部分のセレーション部よりも、分針軸のセレーショ
ン部との摩耗が大きい度合いで生じて分針軸の保持力が
相対的に弱まったとしても、係合凸部と係合凹部の係合
による分針の分針軸から抜け落ちる方向への移動の規制
により、比較的分針軸の保持力が相対的に強い上記挿入
方向奥側の嵌合孔部分のセレーション部に分針軸の先端
のセレーション部を確実に嵌合させておくことが可能と
なり、従って、温度、振動等の外部環境の影響による針
ずれの防止をより一層確実に達成することができる。
さらに、少なくとも分針軸及び分針軸のうちいずれか
一方に設けた係合凸部と、残る他方に設けた係合凹部
が、いずれも環状に形成されていることから、分針軸と
分針について見ると、分針軸に分針を取り付ける際に、
分針軸の周方向における分針の分針軸に対する取り付け
位置が、係合凸部と係合凹部の係合によって制約を受け
ず、従って、分針軸に対する分針の取り付け位置を、取
り付け時の上記周方向における分針軸の位置等に合わせ
て、任意の位置に微調整することができる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すもので、 第1図は分針軸の一部側断面図、 第2図は分針の側断面図、 第3図は分針の平面図、 第4図は時針軸の一部側断面図、 第5図は時針の側断面図、 第6図は時針の平面図、 第7図及び第8図は本考案の他の実施例を示すもので、 第7図は分針の平面図、 第8図は時針の平面図、 第9図は従来の車載用時計の針部分の側断面図、 第10図は従来の分針部分の斜視図、 第11図は従来の分針部分の一部平面図である。 1……秒針駆動軸、2……分針軸、3……時針軸、4…
…秒針、5……分針、6……時針、7,8,9……ボス部、1
0,11,12……嵌合孔、13,14……歯合部、15,16,19,21,2
3,24……セレーション部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】秒針駆動軸の外周に、基端部に駆動力から
    の駆動力が伝達される歯合部が一体に形成された樹脂製
    のパイプ状分針軸及び時針軸を順次同軸状に配設し、上
    記時針軸、分針軸及び秒針駆動軸の各先端部の外周に、
    樹脂製の時針、分針及び秒針に形成した嵌合孔をそれぞ
    れ嵌合してなる車載用時計において、 少なくとも上記分針軸の先端部外周及び上記分針の嵌合
    孔内周に、互いに歯合するセレーション部をそれぞれ設
    け、 上記分針軸の先端部に上記分針の嵌合孔を嵌合した状態
    で該嵌合孔内周の上記セレーション部に臨む上記先端部
    のセレーション部部分を、該先端部のセレーション部部
    分と上記嵌合孔内周のセレーション部が上記秒針駆動軸
    の軸方向全長に亘って互いに歯合する形状に形成すると
    共に、 少なくとも上記分針軸の先端部外周及び上記分針の嵌合
    孔内周のうちいずれか一方に環状の係合凸部を形成し、 少なくとも上記分針軸の先端部外周及び上記分針の嵌合
    孔内周のうちいずれか他方に環状の係合凹部を形成し、 少なくとも上記分針軸の先端部に上記分針の嵌合孔を嵌
    合した状態で、上記係合凸部が上記係合凹部に係合する
    ように構成した、 ことを特徴とする車載用時計。
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