JP2516228Y2 - ラッチ用スライド板の案内装置 - Google Patents

ラッチ用スライド板の案内装置

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JP2516228Y2
JP2516228Y2 JP8026091U JP8026091U JP2516228Y2 JP 2516228 Y2 JP2516228 Y2 JP 2516228Y2 JP 8026091 U JP8026091 U JP 8026091U JP 8026091 U JP8026091 U JP 8026091U JP 2516228 Y2 JP2516228 Y2 JP 2516228Y2
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栄 大原
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラッチ用スライド板の
案内装置に係わり、更に詳しくはスライド板の長孔口縁
部のカエリに影響されることなくスムーズに摺動案内す
ることが可能なラッチ用スライド板の案内装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ラッチ用スライド板の案内装置
は、本出願人の先願に係る実公昭62−26522号公
報にて開示される如く、一端に係止片を有するスライド
板に形成した長孔内に、スライダーの本体部上部の案内
用段部をスライド可能に下方から係合し、スライダーの
上面に突設した取付手段にて引出しの裏面に固定したも
のが提供されている。
【0003】更に詳しくは、図15及び図16に示す如く、
スライダー100 の本体部101 の上部両側に案内用段部10
2 ,102 を形成し、該段部の側面103 をスライド板104
の長孔105 の内縁に摺接させるとともに、段部の下面10
6 で長孔105 の口縁下面を摺接して案内していた。
【0004】ここで、金属板をプレス加工して製造した
スライド板104 の長孔105 口縁部には製造上不可避なカ
エリ107 が生じる。このカエリをグラインダー等で除去
することは製造コストの上昇につながるので一般的には
そのまま残し、該カエリ107がスライダー100 に接触し
ないように、カエリ107 が上方に向くようにスライド板
104 を取付けていた。普通の状態では、カエリの存在し
ない長孔口縁がスライダーの下面で摺接するので、その
摺動案内はスムーズであるが、製造において生じた誤差
によって、取付状態においてカエリが引出しの取付板10
8 下面に接触したり、また精度よく製造できても使用中
の振動又は歪み等によって接触する場合がある。この場
合には、スライド板のスムーズな摺動案内に支障が生じ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、スライド板の長孔口
縁部に製造上生じたカエリが存在していてもその影響を
なくし、スムーズな摺動案内を行うことが可能なラッチ
用スライド板の案内装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、キャビネットの引出しの前面に設けた操作
部に連動して側方へ出没し、キャビネットの側板等に固
定したストッパーに係脱する係止片を有するラッチ用ス
ライド板の案内装置において、一端に係止片を有すると
ともに、中央の移動方向に長孔を形成してなるスライド
板と、本体部の上面に前記長孔内に挿通可能で引出しに
設けた装着孔に係合装着可能な取付手段を備え、本体部
の上部両側に前記長孔内に遊挿可能な案内用段部を形成
し且つ該段部の側面両端部に長孔内縁に摺接する円弧状
の突部を形成するとともに、段部の下面側縁に前記突部
との間に所定間隔を設けて突条を突設してなるスライダ
ーと、よりなるラッチ用スライド板の案内装置を構成し
た。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本考案のラッチ用スラ
イド板の案内装置は、スライダー本体部の案内用段部の
側面両端に突設した円弧状の突部が、スライド板の長孔
内縁に接触して摺動案内するとともに、該段部の下面側
縁に突設した突条がスライド板の長孔の口縁下面に接触
して摺動案内するのである。その際、スライド板とスラ
イダーの両部材の接触は点状若しくは線状であり接触抵
抗が少ないのである。また、突条と突部の間には所定間
隔を設けているので、この間にスライド板の長孔口縁に
形成されるカエリを位置させると、該カエリがいかなる
部材にも接触しないのである。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。
【0009】図1は、本考案のラッチ用スライド板の案
内装置を組み込んだキャビネット1を示し、図中2は引
出し、3はラッチ装置をそれぞれ示している。また、図
2はラッチ装置3の一部を構成する案内装置4を示し、
図中5はスライド板、6はスライダー、7は引出し2の
前縁下面に固定した補強部材であり、該補強部材7に前
記スライド板5をスライダー6を介して取付けるのであ
る。
【0010】ラッチ装置3は、引出し2の前面に出現さ
せて取付けた操作部8と、該操作部8からその操作によ
って横方向ストローク移動する連結杆9を有し、該連結
杆9の端部には前記スライド板5の基端部がリベット止
め若しくは溶接にて固定されている。そして、スライド
板5の先端部には、後述のキャビネット1の側板10若し
くはその他の固定部に取付けられたストッパーに係合す
る係止片11が形成され、前記操作部8の操作によって係
止片11がストッパーに係脱するようになしている。ま
た、引出し2を押し込む際には、係止片11がストッパー
を自動的に通過できるように連結杆9は操作部8に対し
て強制的に押し込むことができる機構である。
【0011】前記スライド板5は、金属板をプレス加工
及び折曲加工にて形成し、前述の如く一端に係止片11を
形成し、中央部の移動方向(長さ方向)には長孔12を形
成したものである。この場合、長孔12の口縁に形成され
るカエリ13は下方に突出するように設定している。
【0012】前記スライダー6は、滑りのよいナイロン
等の合成樹脂製で一体成形され、それをアニーリング処
理し、図3(a) ,(b) 及び図4〜図6に示す如く、本体
部14の上部両側に案内用段部15,15を形成し、該案内用
段部15を形成する側面16の両端部に円弧状の突部17,17
を形成するとともに、該案内用段部15を形成する下面18
の側縁に前記突部17との間に所定間隔を設けて突条19を
突設している。ここで、両側の突部17,17の最大幅は前
記スライド板5の長孔12の幅よりも狭く設定し、本体部
14下部の幅、即ち下面18,18の最大幅は長孔12の幅より
も広く設定している。即ち、スライド板5の長孔12口縁
部を案内用段部15に位置させるのである。また、本体部
14の上面の両端部には、取付手段として、前記長孔12に
挿通可能な幅を有する断面略T字形の取付部20,20を突
設し、該取付部20の両側に係合溝21,21を形成し、そし
て両取付部20,20の間には、斜面を外側に設定し且つ急
峻な立上りを内方に設定した係合爪22,22を上下に弾力
性を付与して突設している。また、本体部14の中央には
上下に貫通する取付孔23も形成している。
【0013】前記補強部材7は、図2に示す如く、スラ
イダー6を取付ける位置に、前記取付部20,20を同時に
受け入れることが可能な挿入孔24と、取付部20両側の係
合溝21,21をスライド嵌合可能な保持孔25からなる装着
孔26,26が形成されている。ここで、内側の保持孔25は
外側より長く設定している。また、内側の装着孔26の更
に内方には、スライド板5と連結杆9の連結部のリベッ
ト等を回避する開口27を形成している。また、両装着孔
26,26の間には螺孔28を形成している。そして、外側の
装着孔26の挿入孔24内縁と、内側の装着孔26の保持孔25
の外縁との間隔を、前記スライダー6の係合爪22,22の
間隔と略一致させている。
【0014】また、前記操作部8は、図7〜図9に示す
カバー体29の中空内部30に、機構部31を内装して構成さ
れる。該カバー体29は、前端周囲にフランジ部32を形成
し、その後部両側に所定の間隙33を設けて取付片34,34
を突設し、該取付片34の前面側に爪35を突設したもので
ある。
【0015】しかして、スライダー6を補強部材7に取
付けるには、図2及び図10に示す如く、スライダー6の
取付部20,20及び本体部14の上部をスライド板5の長孔
12内に挿入した状態で、前記取付部20,20をそれぞれ装
着孔26,26の挿入孔24,24に同時に挿入した後、保持孔
25側へスライドさせると、取付部20の係合溝21,21が該
保持孔25の両側口縁に係合するとともに、スライダー6
の係合爪22,22の一方が内側の装着孔26の保持孔25内に
位置しその外縁に当接し、他方が外側の装着孔26の挿入
孔24内に位置しその内縁に当接する。この状態で、スラ
イダー6は補強部材7に何れの方向にも移動することな
く取付けられるが、その取付けをより確実に行うため
に、スライダー6の取付孔23に挿通したネジ36を補強部
材7の螺孔28に螺合して固定することも可能である。
【0016】また、操作部8を取付けるには、図2及び
図11に示す如く、そのカバー体29を間隙33を引出し2の
前板37に下方開放して形成した切欠38両縁に嵌挿すると
ともに、取付片34,34の爪35,35を前板37の折返し片の
切欠端39,39に係合させて抜け止め装着するのである。
【0017】図12及び図13は、全体の組立状態を示し、
引出し2と側板10に取付けられたサスペンションレール
40に、その両側に突設したレール41に引き出し可能に装
着され、前記スライド板5の係止片11は、サスペンショ
ンレール40と共に側板10に取付けられたストッパー42に
係脱するように構成している。
【0018】本考案の案内装置の要部を図14に示し、ス
ライド板5の長孔12の口縁のカエリ13を下方に向けて設
定し、該カエリ13がスライダー6の突条19と突部17との
間に位置し、スライド板5がスライド移動してもカエリ
13がスライダー6及び引出し2のいかなる部分にも接触
することがないのである。
【0019】
【考案の効果】以上にしてなる本考案のラッチ用スライ
ド板の案内装置によれば、キャビネットの引出しの前面
に設けた操作部に連動して側方へ出没し、キャビネット
の側板等に固定したストッパーに係脱する係止片を有す
るラッチ用スライド板の案内装置において、一端に係止
片を有するとともに、中央の移動方向に長孔を形成して
なるスライド板と、本体部の上面に前記長孔内に挿通可
能で引出しに設けた装着孔に係合装着可能な取付手段を
備え、本体部の上部両側に前記長孔内に遊挿可能な案内
用段部を形成し且つ該段部の側面両端部に長孔内縁に摺
接する円弧状の突部を形成するとともに、段部の下面側
縁に前記突部との間に所定間隔を設けて突条を突設して
なるスライダーと、よりなり、スライド板の長孔内縁を
スライダーの突部にて摺動案内するとともに、突条にて
下面を摺動案内してなるので、スライド板とスライダー
の両部材の接触は点状若しくは線状であり接触抵抗が少
ないことから、スムーズなスライド板の摺動案内が行え
るのである。また、突条と突部の間には所定間隔を設け
ているので、この間にスライド板の長孔口縁に形成され
るカエリを位置させれば、該カエリがスライダー及び引
出しのいかなる部材にも接触しないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のラッチ用スライド板の案内装置を組み
込んだキャビネットの斜視図
【図2】その要部の分解斜視図
【図3】スライダーを示し、(a) は上方から見た斜視
図、(b) は下方から見た斜視図
【図4】スライダーの平面図
【図5】スライダーの側面図
【図6】スライダーを部分断面で示した正面図
【図7】操作部のカバー体を部分断面で示した平面図
【図8】カバー体の側面図
【図9】カバー体の正面図
【図10】スライダーを引出しの補強部材に取付けた状態
の要部斜視図
【図11】操作部のカバー体を引出し前板に取付けの状態
を示した要部の分解斜視図
【図12】組立状態の要部の縦断正面図
【図13】同じく横断底面図
【図14】本考案の案内装置の要部縦断側面図
【図15】従来のスライダーを示す斜視図
【図16】従来のスライダーを用いてスライド板を取付け
た状態の要部縦断側面図
【符号の説明】
1 キャビネット 2 引出し 3 ラッチ装置 4 案内装置 5 スライド板 6 スライダー 7 補強部材 8 操作部 9 連結杆 10 側板 11 係止片 12 長孔 13 カエリ 14 本体部 15 案内用段部 16 側面 17 突部 18 下面 19 突条 20 取付部 21 係合溝 22 係合爪 23 取付孔 24 挿入孔 25 保持孔 26 装着孔 27 開口 28 螺孔 29 カバー体 30 中空内部 31 機構部 32 フランジ部 33 間隙 34 取付片 35 爪 36 ネジ 37 前板 38 切欠 39 切欠端 40 サスペンショ
ンレール 41 レール 42 ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの引出しの前面に設けた操
    作部に連動して側方へ出没し、キャビネットの側板等に
    固定したストッパーに係脱する係止片を有するラッチ用
    スライド板の案内装置において、 一端に係止片を有するとともに、中央の移動方向に長孔
    を形成してなるスライド板と、 本体部の上面に前記長孔内に挿通可能で引出しに設けた
    装着孔に係合装着可能な取付手段を備え、本体部の上部
    両側に前記長孔内に遊挿可能な案内用段部を形成し且つ
    該段部の側面両端部に長孔内縁に摺接する円弧状の突部
    を形成するとともに、段部の下面側縁に前記突部との間
    に所定間隔を設けて突条を突設してなるスライダーと、 よりなり、スライド板の長孔内縁をスライダーの突部に
    て摺動案内するとともに、突条にて下面を摺動案内して
    なることを特徴とするラッチ用スライド板の案内装置。
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