JP2512098Y2 - 車両開閉部材のラッチ構造 - Google Patents
車両開閉部材のラッチ構造Info
- Publication number
- JP2512098Y2 JP2512098Y2 JP40148590U JP40148590U JP2512098Y2 JP 2512098 Y2 JP2512098 Y2 JP 2512098Y2 JP 40148590 U JP40148590 U JP 40148590U JP 40148590 U JP40148590 U JP 40148590U JP 2512098 Y2 JP2512098 Y2 JP 2512098Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- fork lever
- fork
- claw
- latch structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばテールハッチ、
トランクリッド等の車両開閉部材のラッチ構造に関す
る。
トランクリッド等の車両開閉部材のラッチ構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種のラッチ構造は、例えば実開昭55
-61154号公報に開示されているように、基板に第１およ
び第２の軸が所定の間隔を保って互いにほぼ平行に設け
られ、ストライカを係止しうる第１の位置とストライカ
を解放しうる第２の位置との間で回動自在な第１の錠止
部材（一般にこれを「フォークレバー」と呼ぶ）が上記
第２の位置に向ってばね偏倚された態様で上記第１の軸
に軸支され、施錠位置と解錠位置との間で回動自在な第
２の錠止部材（一般にこれを「クローレバー」と呼ぶ）
が上記第２の軸に軸支され、上記クローレバーは、上記
施錠位置において上記フォークレバーとかみ合って上記
フォークレバーを上記第１の位置に係止し、かつ上記解
錠位置へ回動されるのに伴って上記フォークレバーの上
記第２の位置への回動を許容して解錠するように構成さ
れている。
-61154号公報に開示されているように、基板に第１およ
び第２の軸が所定の間隔を保って互いにほぼ平行に設け
られ、ストライカを係止しうる第１の位置とストライカ
を解放しうる第２の位置との間で回動自在な第１の錠止
部材（一般にこれを「フォークレバー」と呼ぶ）が上記
第２の位置に向ってばね偏倚された態様で上記第１の軸
に軸支され、施錠位置と解錠位置との間で回動自在な第
２の錠止部材（一般にこれを「クローレバー」と呼ぶ）
が上記第２の軸に軸支され、上記クローレバーは、上記
施錠位置において上記フォークレバーとかみ合って上記
フォークレバーを上記第１の位置に係止し、かつ上記解
錠位置へ回動されるのに伴って上記フォークレバーの上
記第２の位置への回動を許容して解錠するように構成さ
れている。
【０００３】しかしながら、このような従来のラッチ構
造においては、例えば追突事故時における衝撃によって
施錠が解除されるのを防止するため、フォークレバーお
よびクローレバーを含むロック装置の強度を大きくしな
ければならず、重量が増大する欠点があった。
造においては、例えば追突事故時における衝撃によって
施錠が解除されるのを防止するため、フォークレバーお
よびクローレバーを含むロック装置の強度を大きくしな
ければならず、重量が増大する欠点があった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、衝撃によってフォークレバーとクローレバーとの
かみ合い部のかみ合いが外れる点である。
点は、衝撃によってフォークレバーとクローレバーとの
かみ合い部のかみ合いが外れる点である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、フォークレバ
ーの軸およびクローレバーの軸を支持しているセットプ
レートに、フォークレバーとクローレバーとのかみ合い
部に近接させてフランジを設けたことを特徴とする。こ
れによってフォークレバーとクローレバーとのかみ合い
外れが防止される。
ーの軸およびクローレバーの軸を支持しているセットプ
レートに、フォークレバーとクローレバーとのかみ合い
部に近接させてフランジを設けたことを特徴とする。こ
れによってフォークレバーとクローレバーとのかみ合い
外れが防止される。
【０００６】
【実施例】図１は、本考案によるラッチ構造の一実施例
の斜視図であって、図２はフォークレバーとクローレバ
ーとの施錠位置におけるかみ合い状態を示す平面図であ
る。図３は解錠状態を示す平面図、図４は図２のIV−IV
線に沿った断面図である。
の斜視図であって、図２はフォークレバーとクローレバ
ーとの施錠位置におけるかみ合い状態を示す平面図であ
る。図３は解錠状態を示す平面図、図４は図２のIV−IV
線に沿った断面図である。
【０００７】１はボルト２、２によって車体に取付けら
れるラッチベースで、このラッチベース１上に、２本の
軸３、４がラッチベース１の面に対してほぼ垂直に、し
たがって互いにほぼ平行に所定の間隔を保って立設され
ている。軸３、４の先端は、ラッチベース１と対向して
配置されたセットプレート５にかしめ付けられており、
このセットプレート５は必要に応じてラッチベース１の
車体取付部１ａ、１ｂに重なるように延長されてボルト
２、２によってラッチベース１とともに車体に共締めさ
れるようになっている。軸３、４にはフォークレバー６
とクローレバー７とがそれぞれ回動自在に軸支されてい
る。フォークレバー６は、ストライカ８を挟むように係
止する係止溝６ａと、この係止溝６ａ内にストライカ８
を係止した状態でクローレバー７のかみ合い凸部７ａに
かみ合うかみ合い凹部６ｂとを備えている。フォークレ
バー６およびクローレバー７は、スプリング９の両端が
係着される折曲げ部６ａ，７ｂをそれぞれ備えており、
上記スプリング９によって、フォークレバー６は軸３の
まわりで図２、図３の反時計方向にばね偏倚され、また
クローレバー７は軸４のまわりで図２、図３の時計方向
にばね偏倚されている。クローレバー７の軸４に関して
かみ合い凸部７ａ側とは反対側の端部７ｃは、軸１０に
回動自在に支持されたオープナーレバー１１の係止部１
１ａに当接している。オープナーレバー１１にはオープ
ナーケーブル１２が連結されており、このオープナーケ
ーブル１２が運転席から操作されると、図３に示すよう
にオープナーレバー１０が時計方向に回動されてクロー
レバー７を反時計方向に回動してクローレバー７のフォ
ークレバー６に対するかみ合い状態を解除する。したが
ってフォークレバー６はスプリング９の付勢力で反時計
方向に回動し、ストライカ８を解放するようになってい
る。
れるラッチベースで、このラッチベース１上に、２本の
軸３、４がラッチベース１の面に対してほぼ垂直に、し
たがって互いにほぼ平行に所定の間隔を保って立設され
ている。軸３、４の先端は、ラッチベース１と対向して
配置されたセットプレート５にかしめ付けられており、
このセットプレート５は必要に応じてラッチベース１の
車体取付部１ａ、１ｂに重なるように延長されてボルト
２、２によってラッチベース１とともに車体に共締めさ
れるようになっている。軸３、４にはフォークレバー６
とクローレバー７とがそれぞれ回動自在に軸支されてい
る。フォークレバー６は、ストライカ８を挟むように係
止する係止溝６ａと、この係止溝６ａ内にストライカ８
を係止した状態でクローレバー７のかみ合い凸部７ａに
かみ合うかみ合い凹部６ｂとを備えている。フォークレ
バー６およびクローレバー７は、スプリング９の両端が
係着される折曲げ部６ａ，７ｂをそれぞれ備えており、
上記スプリング９によって、フォークレバー６は軸３の
まわりで図２、図３の反時計方向にばね偏倚され、また
クローレバー７は軸４のまわりで図２、図３の時計方向
にばね偏倚されている。クローレバー７の軸４に関して
かみ合い凸部７ａ側とは反対側の端部７ｃは、軸１０に
回動自在に支持されたオープナーレバー１１の係止部１
１ａに当接している。オープナーレバー１１にはオープ
ナーケーブル１２が連結されており、このオープナーケ
ーブル１２が運転席から操作されると、図３に示すよう
にオープナーレバー１０が時計方向に回動されてクロー
レバー７を反時計方向に回動してクローレバー７のフォ
ークレバー６に対するかみ合い状態を解除する。したが
ってフォークレバー６はスプリング９の付勢力で反時計
方向に回動し、ストライカ８を解放するようになってい
る。
【０００８】セットプレート５の一端には、フォークレ
バー６とクローレバー７とのかみ合い部６ｂ、７ａに向
ってほぼ直角に折曲げられたフランジ５ａが形成されて
いる。このフランジ５ａの先端縁は、図１および図４か
ら明らかなように、フォークレバー６およびクローレバ
ー７の面に対してほぼ平行で、かつ僅かな間隙を介して
フォークレバー６とクローレバー７とのかみ合い部６
ｂ、７ａに対向している。したがってフォークレバー６
およひクローレバー７が衝撃によって相対的に変位しよ
うとしても、その変位がセットプレート５のフランジ５
ａによって最小限に抑えられ、かみ合い部６ｂ、７ａの
かみ合い外れが防止されるのである。
バー６とクローレバー７とのかみ合い部６ｂ、７ａに向
ってほぼ直角に折曲げられたフランジ５ａが形成されて
いる。このフランジ５ａの先端縁は、図１および図４か
ら明らかなように、フォークレバー６およびクローレバ
ー７の面に対してほぼ平行で、かつ僅かな間隙を介して
フォークレバー６とクローレバー７とのかみ合い部６
ｂ、７ａに対向している。したがってフォークレバー６
およひクローレバー７が衝撃によって相対的に変位しよ
うとしても、その変位がセットプレート５のフランジ５
ａによって最小限に抑えられ、かみ合い部６ｂ、７ａの
かみ合い外れが防止されるのである。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本考案による車両
開閉部材のラッチ構造では、そのセットプレート５にフ
ランジ５ａを、フォークレバー６とクローレバー７との
かみ合い部に近接させて設けているので、追突事故時等
における衝撃によるフォークレバー６とクローレバー７
とのかみ合い外れが防止できる利点がある。
開閉部材のラッチ構造では、そのセットプレート５にフ
ランジ５ａを、フォークレバー６とクローレバー７との
かみ合い部に近接させて設けているので、追突事故時等
における衝撃によるフォークレバー６とクローレバー７
とのかみ合い外れが防止できる利点がある。
【図１】本考案によるラッチ構造の一実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図２】フォークレバーとクローレバーとの施錠位置に
おけるかみ合い状態を示す平面図である。
おけるかみ合い状態を示す平面図である。
【図３】解錠状態を示す平面図である。
【図４】図２のIV−IV線に沿った断面図である。
１ ラッチプレート ３ 軸 ４ 軸 ５ セットプレート ５ａ セットプレートのフランジ ６ フォークレバー ７ クローレバー ８ ストライカ ９ スプリング １１ オープナーレバー
Claims (1)
- 【請求項１】互いに対向して配置されたラッチベースと
セットプレートとの間に第１および第２の軸が所定の間
隔を保って互いにほぼ平行に設けられ、ストライカを係
止しうる第１の位置と上記ストライカを解放しうる第２
の位置との間で回動自在なフォークレバーが上記第２の
位置に向ってばね偏倚された態様で上記第１の軸に軸支
され、施錠位置と解錠位置との間で回動自在なクローレ
バーが上記第２の軸に軸支され、上記クローレバーは、
上記施錠位置において上記フォークレバーとかみ合って
上記フォークレバーを上記第１の位置に係止し、かつ上
記解錠位置へ回動されるのに伴って上記フォークレバー
の上記第２の位置への回動を許容して解錠するように構
成された車両開閉部材のラッチ構造において、 上記セットプレートに、上記フォークレバーと上記クロ
ーレバーとのかみ合い外れを防止するフランジを上記フ
ォークレバーと上記クローレバーとのかみ合い部に近接
させて設けたことを特徴とする車両開閉部材のラッチ構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40148590U JP2512098Y2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 車両開閉部材のラッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40148590U JP2512098Y2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 車両開閉部材のラッチ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0486872U JPH0486872U (ja) | 1992-07-28 |
| JP2512098Y2 true JP2512098Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31879572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40148590U Expired - Lifetime JP2512098Y2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 車両開閉部材のラッチ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2512098Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4160941B2 (ja) * | 2004-09-13 | 2008-10-08 | ブローゼ シュリースジュステーメ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 自動車ロック |
| JP5569487B2 (ja) * | 2011-08-30 | 2014-08-13 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
-
1990
- 1990-12-06 JP JP40148590U patent/JP2512098Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0486872U (ja) | 1992-07-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960319 |