JP2512029Y2 - 自動車の吸気装置 - Google Patents

自動車の吸気装置

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JP2512029Y2
JP2512029Y2 JP5835191U JP5835191U JP2512029Y2 JP 2512029 Y2 JP2512029 Y2 JP 2512029Y2 JP 5835191 U JP5835191 U JP 5835191U JP 5835191 U JP5835191 U JP 5835191U JP 2512029 Y2 JP2512029 Y2 JP 2512029Y2
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duct
intake
resonator
air
outside air
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浩三 福井
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばワンボックス型
あるいはキャブオーバー型自動車に好適の吸気装置に関
し、特にフロントバンパ付近に吸気ダクトを開口させた
場合の雨水等の侵入を防止できるようにした吸気ダクト
の配置構造の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばワンボックス型自動車では、運転
席の下方付近にエンジンを搭載するのが一般的であり、
該エンジンに外気を供給する吸気装置は、該エンジンの
近傍に配設されたエアクリーナと、該エアクリーナに外
気を導入する吸気ダクトとから構成されている。この吸
気ダクトを配置する場合、雨水等の侵入を防止できるこ
とが必要である。雨水等の侵入防止を図った吸気装置と
して、従来例えば実開平1-141129号公報に記載されてい
るように、吸気ダクトをフロントバンパより高所に配置
されたフロントグリルの後方に開口させたものがある。
このように吸気ダクトを高所に開口させた吸気装置は、
一般に図3,図4に示すように構成されている。即ち、
吸気ダクト21の導入口21aをフロントバンパ22よ
り上方のフロントグリル23の後方付近に位置させると
ともに、該吸気ダクト21をフロントバンパ22の導風
口22aの後方を通って車両左側に延長し、この左側部
分を通ってエンジン25の近傍に配置されたエアクリー
ナ24に接続した構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の吸気装置は、吸気ダクト21の開口を高所に位置させ
るだけで雨水等の侵入を防止するものであるから、侵入
防止効果は十分でなく、より確実な雨水侵入防止構造が
要請される。また吸気ダクト21を導風口22aの裏面
位置に配置していることから、該吸気ダクト21が、走
行風をエンジンルーム,ラジエータ等に導入する場合の
抵抗になっており、しかもこの吸気ダクト21が導風口
22aを通して外部から見えるのでそれだけ外観を低下
させているという問題がある。
【0004】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、雨水等の侵入をより確実に防止でき、また
走行風導入の抵抗になったり、外観低下の原因になった
りすることもない自動車の吸気装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、車体前部に配
置されたエンジンに接続されたエアクリーナと、該エア
クリーナに外気を導入する吸気ダクトとを備えた自動車
の吸気装置において、上記吸気ダクトを、上下方向に延
び、フロントバンパより上方にて開口する外気導入ダク
トと、該外気導入ダクトの下端部に接続され、フロント
バンパとこれの後方のフロントクロスメンバとの間の空
間に、該空間の下側開口を大略閉塞するように配置され
たレゾネータと、該レゾネータと上記エアクリーナとを
接続する連結ダクトとで構成したことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】本考案に係る自動車の吸気装置によれば、外気
導入ダクトをフロントバンパより上方にて開口させたの
で、雨水等の侵入が抑制される。さらに外気導入ダクト
が接続されたレゾネータをフロントバンパとフロントク
ロスメンバとの空間の下側開口を大略閉塞するように配
設したので、前輪で跳ね上げられた雨水等は上方への飛
散がこのレゾネータで大略遮断される。従ってダクトを
高所に開口させただけの従来装置に比べて雨水等の外気
導入ダクト内への侵入をより確実に防止できる。また上
記レゾネータをフロントバンパとフロントクロスメンバ
との間に配置したので、このレゾネータが走行風の導入
抵抗となることはなく、また外部から見えないので外観
低下の原因になることもない。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図について説明す
る。図1及び図2は本考案の一実施例によるワンボック
ス型自動車の吸気装置を説明するための図であり、図2
はその斜視図,図1は図2のI−I線断面図である。
【0008】図において、1は本実施例装置を搭載した
自動車であり、該自動車1のフロントパネル2の下部に
は左,右一対のヘッドライト3が配設されており、該両
ヘッドライト3,3間には装飾用フロントグリル4が配
設されている。
【0009】また上記フロントグリル4,及び左,右の
ヘッドライト3の下方にはフロントバンパ5が配設され
ている。このフロントバンパ5は横断面大略コ字状で車
幅方向に延びている。またこのフロントバンパ5の中央
付近には、エンジンルーム,ラジエータ等に走行風を導
入する導風口5aが形成されている。また上記フロント
バンパ5の下部5bの後方には、フロントクロスメンバ
6が配設されている。このフロントクロスメンバ6は横
断面大略コ字状のもので車幅方法に延びており、上記フ
ロントバンパ5は図示しないブラケットを介して上記フ
ロントクロスメンバ6によって支持されている。
【0010】上記自動車1の運転席1aの下方にエンジ
ン7が搭載されており、該エンジン7にはこれに外気を
導入するための吸気装置8が接続されている。この吸気
装置8は上記エンジン7の側方に配置され、これに二次
側吸気ダクト10で接続されたエアクリーナ9と、この
エアクリーナ9に外気を導入する一次側吸気ダクト11
とから構成されている。
【0011】上記一次側吸気ダクト11は、その導入口
12aを上記フロントグリル4の後方付近に位置させる
とともに下方に延びる外気導入ダクト12と、該導入ダ
クト12の下端に接続されたレゾネータ13と、該レゾ
ネータ13と上記エアクリーナ9とを接続する連結ダク
ト14とから構成されている。上記レゾネータ13は吸
気音を抑制するためのもので、例えば3リットル程度の
容量を有しており、上記フロントバンパ5の下部5b
と、上記フロントクロスメンバ6とで構成された空間A
内に配置され、該空間Aの下側開口を略閉塞しつつ、車
両の幅方向略中心付近から左側部まで延びている。そし
てこのレゾネータ13はこれの背面部分に固着されたゴ
ムダンパ15を介して支持ボルト16で上記フロントク
ロスメンバ6に固定支持されている。また上記連結ダク
ト14は上記レゾネータ13の左端部に一体形成された
接続管13aに接続され、車両の左側部分を後方に延び
ている。
【0012】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例の吸気装置8では、外気はフロントバンパ
5の上方に位置するフロントグリル4の後方にて、つま
り高所において開口する導入口12aから外気導入ダク
ト12に吸い込まれ、大容量を有するレゾネータ13を
通り、連結ダクト14を通ってエアクリーナ9に導入さ
れ、ここで濾過された後、エンジン7に吸引される。こ
の吸気の流れにおいて、外気を吸入する際に生じる吸気
音は、上記レゾネータ13によって消音される。また路
面からフロントバンパ5とフロントクロスメンバ6との
間を通って上方に飛散する雨水等は上記レゾネータ13
でそのほとんどが遮断される。
【0013】このように本実施例装置8では、外気導入
ダクト12の導入口12aを高所に位置させたので、そ
れだけでも雨水等の侵入を防止できる。さらに吸気音を
抑制するためのレゾネータ13をフロントバンパ5の下
部5bとフロントクロスメンバ6との間の空間Aに、該
空間Aの下側開口を略閉塞するように配置したので、こ
のレゾネータ13は前輪で跳ね上げられた雨水等の上方
飛散を遮断する遮蔽板としても機能し、従って雨水等の
外気導入ダクト12への侵入をより確実に防止できる。
【0014】また本実施例では、上記外気導入ダクト1
2を車両左側部に導く横向きのダクトとしても機能する
レゾネータ13を、フロントバンパ5の下部5b、つま
り導風口5aより下側部分の後方に位置させたので、こ
のレゾネータ13が上記導風口5aから導入された走行
風の抵抗になることはない。さらにこのレゾネータ13
はフロントバンパ5の下部5bの裏面に隠れており、外
部から見えることはないので、外観低下の原因になるこ
ともない。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案に係る自動車の吸気
装置によれば、外気導入ダクトに続くレゾネータをフロ
ントバンパとフロントクロスメンバとの間の空間に配置
したので、該レゾネータが雨水等の上方飛散を遮断する
遮断部材としても機能することから、該装置への雨水等
の侵入をより確実に防止できる効果があり、また上記レ
ゾネータをフロントバンパの下部の裏面に位置させたこ
とから、該レゾネータが走行風の導入抵抗となったり、
外観低下の原因になったりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI-I 線断面図である。
【図2】本考案の一実施例による自動車の吸気装置の斜
視図である。
【図3】従来の自動車の吸気装置の斜視図である。
【図4】図3のIV-IV 線断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 5 フロントバンパ 6 フロントクロスメンバ 7 エンジン 8 吸気装置 9 エアクリーナ 11 一次側吸気ダクト(吸気ダクト) 12 外気導入ダクト 13 レゾネータ 14 連結ダクト A 空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前部に配置されたエンジンに接続さ
    れたエアクリーナと、該エアクリーナに外気を導入する
    吸気ダクトとを備えた自動車の吸気装置において、上記
    吸気ダクトを、上下方向に延び、フロントバンパより上
    方にて開口する外気導入ダクトと、該外気導入ダクトの
    下端部に接続され、フロントバンパとこれの後方のフロ
    ントクロスメンバとの間の空間に、該空間の下側開口を
    大略閉塞するように配置されたレゾネータと、該レゾネ
    ータと上記エアクリーナとを接続する連結ダクトとで構
    成したことを特徴とする自動車の吸気装置。
JP5835191U 1991-06-28 1991-06-28 自動車の吸気装置 Expired - Lifetime JP2512029Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH051544U JPH051544U (ja) 1993-01-14
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Effective date: 19960521