JP2745804B2 - 牽引車の遮熱・遮音構造 - Google Patents

牽引車の遮熱・遮音構造

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JP2745804B2
JP2745804B2 JP2280807A JP28080790A JP2745804B2 JP 2745804 B2 JP2745804 B2 JP 2745804B2 JP 2280807 A JP2280807 A JP 2280807A JP 28080790 A JP28080790 A JP 28080790A JP 2745804 B2 JP2745804 B2 JP 2745804B2
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towing vehicle
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side frame
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克良 森田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はトレーラ等の連絡車を牽引する牽引車の遮熱
・遮音構造に関するものである。
従来の技術 従来からトラクタ等の牽引車によってトレーラ等の連
絡車を牽引する荷役車両が知られているが、この牽引車
の一例を第4図に示す。即ち、牽引車本体1のフロント
FR側に設けられたエンジンルーム3内に搭載されるエン
ジン,主クラッチ及びミッションケース等が車体の前後
方向に沿って配設された一対の機体フレーム5a(5b)に
支持されており、更に牽引車本体1の左側に配設された
サイドフレーム7内にマフラー9a,9bが収納されてい
る。そしてエンジンルーム3から導出された排気管11が
上記サイドフレーム7内に導かれてマフラー9aに連結さ
れている。上記のサイドフレーム7は前輪15の後方に位
置した部位にある。又、牽引車本体1の上面には運転席
13が配備されている。
かかる牽引車の構成によれば、エンジンから発生する
排気ガスが機体フレーム5a(5b)から車体左側に配設さ
れたサイドフレーム7に延びる排気管11を介してマフラ
ー9a,9b内に送り込まれ、テールパイプ17から牽引車本
体1の下部後方に排出される。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の牽引車にあっては、エ
ンジンから発生する熱気が輻射熱としてサイドフレーム
7に直接伝達されて、冷却系の作動効率が低下してしま
うという難点があった。又、該エンジンの騒音及び熱気
が車体の下部側方から運転席13にまで放射されてしま
い、乗員に不快感を与えて作業能率が低下してしまうと
いう問題点を有している。
更に前輪15の旋回時に発生するスプラッシュが機体フ
レーム5a(5b)上に搭載されたエンジンとかミッション
ケース等の機能部品の表面に付着して、該表面部材を汚
損させたり、腐食の原因となってしまうという難点を有
している。
そこで本発明はこのような従来の牽引車が有している
問題点を解消して、エンジンの騒音・熱気から乗員を遮
断することができる上、冷却系の効率を高め、且つ前輪
のスプラッシュの飛散から上記機能部品を保護すること
ができる牽引車の遮熱・遮音構造を提供することを目的
とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、牽引車本体の
前後方向に沿って配設された機体フレームにエンジン,
主クラッチ及びミッションケース等の機能部品を搭載支
持する一方、牽引車本体の側方に配設されたサイドフレ
ーム内にマフラー等の冷却系を収納した牽引車におい
て、上記サイドフレームのフロント側に位置する機体フ
レームの側面に、エンジンから発生する輻射熱と騒音を
遮断するとともに、冷却用エアをサイドフレーム内にス
ムーズに吸入させ、且つ前輪から発生するスプラッシュ
が機能部品に付着することを防止するためのバッフルプ
レートを装着した牽引車の遮熱・遮音構造にしてある。
作用 かかる構成によれば、機体フレーム上に搭載支持され
たエンジンから発生する熱気がバッフルプレートによっ
て受け止められて、この熱気が輻射熱としてサイドフレ
ームに直接伝達されることがなく、従って冷却系の作動
効率の低下を防止することができる。更にこのバッフル
プレートによってサイドフレームの前壁部近傍における
エアの流通がスムーズとなり、冷却系の作動効率が更に
高められるという作用が得られる。
更に該バッフルプレートによってエンジンの騒音及び
熱気が車体の下部側方から運転席に直接放射されること
が防止される。又、前輪の旋回時に発生するスプラッシ
ュが一旦該バッフルプレートにより受け止められ、スプ
ラッシュが機体フレーム上に搭載された機能部品の表面
に飛散することが防止されるという作用が得られる。
実施例 以下図面に基づいて本発明にかかる牽引車の遮熱・遮
音構造の一実施例を、前記従来の構成と同一の構成部分
に同一の符号を付して詳述する。
第1図は本実施例を概念的に示す側面図、第2図は同
平面図であり、図中1は牽引車本体であってこの牽引車
本体1のフロントFR側に設けられたエンジンルーム3内
にエンジン,主クラッチ及びミッションケース等の機能
部品が搭載されている。
5a,5bは車体下部の前後方向に沿って配設された一対
の機体フレームであり、該機体フレーム5a,5b上に前記
エンジンその他の機能部品が支持されている。
上記牽引車本体1の左方LH側,即ち機体フレーム5aの
側方にサイドフレーム7が配設されていて、このサイド
フレーム7内にマフラー9a,9bが収納されている。そし
てエンジンルーム3から導出された排気管11が上記サイ
ドフレーム7内に導かれてマフラー9aに連結されてい
る。
13は牽引車本体1の上面に配備された運転席である。
図示例の場合、運転席13はサイドフレーム7の上方近傍
に配置されている。
更にサイドフレーム7のフロントFR側に位置する機体
フレーム5aの側面には、本実施例が特徴とするバッフル
プレート21が下垂状態に装着されている。第2図に示し
たように該バッフルプレート21は、機体フレーム5aの下
部からサイドフレーム7の前壁部7bに当接しており、且
つ外開きになるように斜めに形成されている。
次に第3図に基づいて上記バッフルプレート21の取付
構造を説明する。
即ち、機体フレーム5aは断面横U字状のチャンネル鋼
材で成り、該機体フレーム5aの左方LH側にサイドフレー
ム7が一体に固着されている。
このサイドフレーム7内には、前記したようにマフラ
ー9a,9bが収納されており、図外のエンジンから導出さ
れた排気管11が該サイドフレーム7の上壁に開口された
孔部7aから導入されてマフラー9aに連結されている。
又、サイドフレーム7のフロントFR側の前壁部7bに蓋体
23が着脱自在に固定されており、この蓋体23に複数個の
換気口23a,23bが設けられている。
上記のサイドフレーム7のフロントFR側近傍に位置す
る機体フレーム5aの側面に、一対の支持ブラケット25,2
5が前後方向に所定長離反して固着されていて、この支
持ブラケット25,25に、ゴム等の弾性体で成るバッフル
プレート21が締付ボルト27,27により下垂状態に固定さ
れている。即ち、このバッフルプレート21はサイドフレ
ーム7と機体フレーム5a上に搭載支持された前記機能部
品間にある空間部を遮断するとともに前輪と機能部品間
の空間を遮断するために設けてある。
図示例の場合、該バッフルプレート21の一端部21aが
サイドフレーム7の前壁部7bに一部重合した状態に固着
されている。
かかる牽引車の遮熱・遮音構造によれば、牽引車本体
1のフロントFR側に位置する機体フレーム5a,5b上に搭
載支持されたエンジンから発生する熱気がバッフルプレ
ート21によって受け止められるので、この熱気が輻射熱
としてサイドフレーム7に直接伝達されることがなくな
り、従ってマフラー9a,9b等の冷却系の作動効率の低下
を防止するとともにエンジンシステムの耐久性を向上さ
せることができる。更にバッフルプレート21の存在によ
り、サイドフレーム7の前壁部7b近傍におけるエアが該
バッフルプレート21に沿って流れ、換気口23a,23aから
サイドフレーム7内にスムーズに吸入されるので、冷却
系の作動効率が更に高められるという作用が得られる。
又、該バッフルプレート21によってエンジンの騒音及
び熱気が車体の下部側方からサイドフレーム7の上方近
傍に配置された運転席13に直接放射されることがないの
で、乗員に対してこのような熱気及び騒音に起因する不
快感を与えることがなく、作業能率が高められる。
更に前輪の旋回時に発生するスプラッシュが一旦バッ
フルプレート21により受け止められるので、このような
スプラッシュが機体フレーム5a上に搭載されたエンジン
とかミッションケースの表面に飛散することが防止さ
れ、表面部材の汚損とか腐食が発生しないという特徴が
発揮される。
発明の効果 以上詳細に説明した本発明にかかる牽引車の遮音構造
によれば、機体フレーム上に搭載支持されたエンジンか
ら発生する熱気をバッフルプレートで受け止めることが
できるので、この熱気が輻射熱としてサイドフレームに
直接伝達されることがなく、従って冷却系の作動効率の
低下を防止するとともにエンジンシステムの耐久性を向
上させることができる。更にこのバッフルプレートによ
ってサイドフレームの前壁部近傍におけるエアの流通が
スムーズとなり、冷却系の作動効率を更に高めることが
可能となる。又、該バッフルプレートによってエンジン
の騒音及び熱気が車体の下部側方から運転席に直接放射
されることが防止されるので、熱気及び騒音による乗員
に対する不快感が低減され、作業能率が高められるとい
う効果がある。
更に前輪の旋回時に発生するスプラッシュが一旦バッ
フルプレートにより受け止められるので、スプラッシュ
が機体フレーム上に搭載された機能部品の表面に飛散す
ることが防止され、これら機能部品の表面部材の汚損と
か腐食が発生しないという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる騒音構造の基本的構成を概念的
に示す側面図、第2図は同平面図、第3図は同要部斜視
図、第4図は従来の牽引車の構成を概念的に示す側面図
である。 1……牽引車本体、3……エンジンルーム、 5a,5b……機体フレーム、7……サイドフレーム、 7b……前壁部、9a,9b……マフラー、 11……排気管、13……運転席、 21……バッフルプレート、23……蓋体、 23a……換気口、25……支持ブラケット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】牽引車本体の前後方向に沿って配設された
    機体フレームにエンジン,主クラッチ及びミッションケ
    ース等の機能部品を搭載支持する一方、牽引車本体の側
    方に配設されたサイドフレーム内にマフラー等の冷却系
    を収納した牽引車において、 上記サイドフレームのフロント側に位置する機体フレー
    ムの側面に、エンジンから発生する輻射熱と騒音を遮断
    するとともに、冷却用エアをサイドフレーム内にスムー
    ズに吸入させ、且つ前輪から発生するスプラッシュが機
    能部品に付着することを防止するためのバッフルプレー
    トを装着したことを特徴とする牽引車の遮熱・遮音構
    造。
JP2280807A 1990-10-19 1990-10-19 牽引車の遮熱・遮音構造 Expired - Lifetime JP2745804B2 (ja)

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JP2280807A JP2745804B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 牽引車の遮熱・遮音構造

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JPH04159181A JPH04159181A (ja) 1992-06-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110675A (ja) * 1984-11-05 1986-05-28 Iseki & Co Ltd トラクタ−の機枠
JPS61129374A (ja) * 1984-11-26 1986-06-17 Iseki & Co Ltd トラクタ−の防熱装置
JPS61192922U (ja) * 1985-05-25 1986-12-01

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