JP2508569B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2508569B2
JP2508569B2 JP4233175A JP23317592A JP2508569B2 JP 2508569 B2 JP2508569 B2 JP 2508569B2 JP 4233175 A JP4233175 A JP 4233175A JP 23317592 A JP23317592 A JP 23317592A JP 2508569 B2 JP2508569 B2 JP 2508569B2
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯装置に関する。具体
的には、瞬間湯沸かし器や浴槽への湯の落とし込み用等
に用いられるバイパスミキシング方式の給湯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のバイパスミキシング方式の
給湯装置Bの概略構成図を示す。この給湯装置Bにあっ
ては、熱交換器51に冷水が流れて低温腐食を起こすの
を防止するため、バイパス管52に常開型のバイパス側
開閉弁(電磁開閉弁)53を設け、熱交換器51の入水
側に接続された入水管54のバイパス管52との分岐点
よりも下流側に常閉型の缶体側開閉弁(電磁開閉弁)5
5を設けている。すなわち、管端のカラン等が開かれる
と、バイパス管52にのみ水が流れ、バイパス管52に
流れる流量(=総流量Qt)が流量センサ56によって
検出され、その流量Qtが一定流量以上になると初めて
缶体側開閉弁55が開かれ、熱交換器51に水が流れ
る。そして、流量センサ57によって熱交換器51を通
過する流量Qhが検出され、熱交換器51を通過する流
量Qhが一定作動流量以上であると、ガスバーナ58に
点火して出湯され、一方、一定作動流量以下であると、
缶体側開閉弁55が閉じられる。これによって非燃焼時
に熱交換器51を冷水が通過するのを極力避け、熱交換
器51の低温腐食を防止している。
【0003】また、従来の給湯装置Bにあっては、熱交
換器51の出湯側に接続された出湯管59のバイパス管
52との合流点よりも下流側には過流出防止用の水量サ
ーボ弁60が設けられており、給湯量が加熱器の最大能
力を越えた場合には、水量サーボ弁60を作動させて給
湯量を制限し、設定温度以下の低温の湯が出湯されるの
を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のバ
イパスミキシング方式の給湯装置にあっては、低温腐食
防止のための構造(缶体側開閉弁)と過流出防止のため
の構造(水量サーボ弁)とが別々に構成されていたの
で、部品点数が増加し、組み立ての手間が掛かると共に
部品コストも高くついていた。
【0005】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、過流出防止
のための機能と、非燃焼時に加熱器を水が通過するのを
防止するための機能を1つの弁によって実現し、さら
に、その場合でも給湯装置から確実に出湯されるように
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の給湯装置は、加
熱器の入水側と出湯側にそれぞれ入水管と出湯管を接続
し、加熱器をバイパスするようにして入水管と出湯管と
の間にバイパス管を接続し、バイパス管にバイパス側弁
を設け、入水管のバイパス管との分岐点よりも下流側と
出湯管のバイパス管との合流点よりも上流側との間に全
閉機能を有する加熱器側流量調整弁を設け、非燃焼時に
はバイパス側弁を開成すると共に加熱器側流量調整弁を
全閉にしたバイパスミキシング方式の給湯装置であっ
て、前記バイパス管を通過する流量が一定流量以上とな
ったときに、前記加熱器側流量調整弁を一定時間開状態
に保持し、当該一定時間内に加熱器に流れる流量が一定
作動流量以上になった場合には、加熱器を燃焼させ、当
該一定時間を経過しても加熱器に流れる流量が一定作動
流量以上にならなかった場合には、加熱器側流量調整弁
を閉成する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の給湯装置にあっては、加熱器側流量調
整弁によって加熱器に流れる流量を調整することができ
るので、給湯量が加熱器の能力を越える場合には加熱器
側流量調整弁によって給湯量を制限し、設定温度以下の
湯が出湯されるのを防止することができる。
【0008】しかも、加熱器側流量調整弁は全閉機能を
有しているので、加熱器に冷水が流れて低温腐食を発生
するのを防止することができる。すなわち、非燃焼時に
は、バイパス側弁は開成され、加熱器側流量調整弁は全
閉状態に保たれているので、加熱器が燃焼しないような
低流量時には、水はバイパス管側を流れて加熱器には流
れない。したがって、加熱器に冷水が流れて熱交換器な
どに結露し、いわゆる低温腐食を起こすのを防止するこ
とができる。
【0009】しかも、本発明にあっては、バイパス管を
通過する流量が前記一定流量以上となった場合には、加
熱器側流量調整弁を一定時間開状態に保持し、当該保持
期間中に加熱器を通過する流量が一定作動流量以上にな
らなかった時に加熱器側流量調整弁を閉成しているの
で、バイパス管に一定流量以上の水が流れて加熱器側流
量調整弁が開成される際、加熱器側流量調整弁が全閉状
態から所要開度まで開くのに時間が掛かり、加熱器側流
量調整弁の開成直後に加熱器を通過する流量が一定作動
流量以上にならない場合でも、直ちに加熱器側流量調整
弁が閉じられてしまうことがない。つまり、一定時間加
熱器側流量調整弁が開状態に保持されるため、その間に
加熱器側流量調整弁が所要開度に達して加熱器を通過す
る流量が一定作動流量以上になった場合には加熱器が燃
焼し、加熱器側流量調整弁の駆動速度に係わりなく給湯
装置から確実に出湯させることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例による給湯装置Aの
概略構成図を示す。加熱器1は缶体2内にガスバーナ3
と熱交換器4を納めたものであり、ガスバーナ3によっ
て熱交換器4を通過する水を加熱する。また、ガスバー
ナ3の燃焼力は比例制御弁5によって制御される。
【0011】熱交換器4の入水側には市水等に連なる入
水管6が接続されており、熱交換器4の出湯側にはカラ
ンやシャワー等の管端末器具に連なる出湯管7が接続さ
れている。さらに、入水管6と出湯管7の間には、熱交
換器4をバイパスするようにバイパス管8が配管され、
バイパス管8にはバイパス管8に流れる流量(バイパス
流量)を検出するバイパス流量センサ9とバイパスサー
ボ弁(バイパス側弁)10とが設けられている。このバ
イパスサーボ弁10は、バイパス流量を調整して加熱器
1で加熱された湯とバイパス管8を流れる水との混合比
率を変化させることにより出湯管7から出湯される出湯
温度(ミキシング温度)Tmを制御すると共に、全開状
態も可能となっており、加熱器1の非燃焼状態には全開
状態に保持される。
【0012】入水管6のバイパス管8との分岐部よりも
下流側には、熱交換器4の通水量(缶体流量)Qhを検
出する缶体流量センサ11と入水温度Tcを検知する入
水温度センサ12が設けられている。
【0013】また、出湯管7のバイパス管8との合流点
よりも上流側には、熱交換器4で加熱された湯の出湯温
度Thを検出する湯温センサ13と缶体サーボ弁(加熱
器側流量調整弁)14が設けられている。この缶体サー
ボ弁14は、給湯量が加熱器1の能力を越えて設定温度
Ts以下の湯が出湯されないように缶体流量Qhを制限す
ると共に、全閉状態も可能となっており、加熱器1の非
燃焼時には全閉状態に保持される。
【0014】また、出湯管7のバイパス管8との合流点
よりも下流側には、熱交換器4で加熱された湯とバイパ
ス管8を通過した水とのミキシング温度Tmを検出する
ミキシング温度センサ15が設けられている。
【0015】上記給湯装置Aはマイクロコンピュータを
内蔵したコントローラ16によって制御されている。す
なわち、コントローラ16には、入水温度センサ12や
湯温センサ13、ミキシング温度センサ15、缶体流量
センサ11及びバイパス流量センサ9の検出信号が入力
されており、コントローラ16はこれらの検出信号に基
づき後述のようにバイパスサーボ弁10や缶体サーボ弁
14、比例制御弁5を制御する。
【0016】図2は、このコントローラ16の機能のう
ち出湯開始もしくは出湯停止のための制御手順を示すフ
ローチャートである。この給湯装置Aにあっては、運転
スイッチがオフになった場合(S21でNOの場合)に
は、缶体サーボ弁14を全閉にし、バイパスサーボ弁1
0を全開にした状態で運転を停止し(S31)、熱交換
器4に冷水が流れるのを防止する。
【0017】従って、運転スイッチがオンになった時
(S21でYESの場合)にも、初めは缶体サーボ弁14
が完全に閉じ、バイパスサーボ弁10が全開となってい
る。この状態で出湯管7の端末のカラン等が開かれる
と、バイパスサーボ弁10が全開となっているためバイ
パス管8に水が流れ、バイパス流量Qcがバイパス流量
センサ9によって検出される。ついで、検出されたバイ
パス流量Qcが一定流量Qn以上であるか否か判断される
(S22)。バイパス流量Qcが一定流量Qn以下の場合
には、缶体サーボ弁14が全閉されると共にバイパスサ
ーボ弁が全開される(S33)ので、バイパス流量Qc
が一定流量Qn以上になるまで待機し(S22,S3
3)、バイパス流量Qcが一定流量Qn以上になると缶体
サーボ弁14が開かれる(S23)。
【0018】缶体サーボ弁14が開かれると、熱交換器
4に水が流れるので、缶体流量センサ11によって缶体
流量Qhが検出され、MOQオフか否かが判断される
(S24)。MOQの判断方法は、缶体流量Qhが一定
作動流量Qm以上の場合にオン、以下の場合にオフとす
る。あるいは、缶体流量Qhが一定作動流量Qm以下の場
合にMOQオフ、一定作動流量(Qm+α)以上の場合
にMOQオンと判断し、αの幅の不感帯を設けてもよ
い。なお、上記一定流量Qn以上であるか否かの判断に
ついても、このMOQ判断と同様に不感帯ないしヒステ
リシスを持たせていてもよい。
【0019】MOQ判断において、MOQオンと判断し
た場合には、ガスバーナ3に点火し、通常の給湯動作を
行なう(S32)。例えば、缶体流量センサ11によっ
て検出された缶体流量Qhと入水温度センサ12によっ
て検出された入水温度Tcとバイパス流量センサ9によ
って検出されたバイパス流量Qcに基づき、バイパス管
8を通過した水と混合した後に設定温度Tsの湯となる
ような出湯温度Thの湯を熱交換器4から出湯させるた
めの必要熱量を演算し、熱交換器4における供給熱量が
演算熱量と等しくなるように比例制御弁5をフィードフ
ォワード制御する。また、ミキシング温度センサ15に
よって検出されたミキシング温度Tmと設定温度Tsとの
偏差に応じて当該偏差を小さくする方向へバイパスサー
ボ弁10をフィードバック制御する。さらに、加熱器1
の燃焼能力を越える大きな流量の水が流れ、加熱器1の
燃焼能力を最大にしてもミキシング温度Tmが設定温度
Tsに達しない場合には、缶体サーボ弁14を絞って缶
体流量Qhを制限(過流出防止)し、設定温度Tsの湯を
供給する。
【0020】一方、MOQ判断において、MOQオフと
判断された場合には、直ちにバイパスサーボ弁10を全
開にすると共に缶体サーボ弁14を全閉にし(S2
5)、熱交換器4に冷水が流れ続けるのを防止する。
【0021】このようにして、バイパス流量Qcが一定
流量以上で、かつ、缶体流量Qhが一定作動流量以下
(あるいは、MOQオフ)と判断され、その結果、バイ
パスサーボ弁10が全開となり、缶体サーボ弁14が全
閉となった場合には、バイパス流量Qcが一定流量以上
であるか否かを再度調べ(S26)、一定流量以下に下
がっている場合には、その状態を保つ。
【0022】これに対し、バイパス流量Qcが一定流量
以上であれば、タイマーをt=0にセットしてスタート
させる(S27)と共にタイマーがt=Tでカウントア
ップするまでの間缶体サーボ弁14を全開に保ち、缶体
流量Qhを検出してMOQオフか否か再度調べる(S2
8〜30)。この一定時間T内にMOQがオンになった
場合には、ガスバーナ3に点火し、通常の給湯動作を行
なう(S32)。
【0023】一方、一定時間Tの間缶体サーボ弁14を
開成状態に保持していてもMOQがオンにならず、タイ
マーがカウントアップした(S30)場合には、再度S
25〜S30のステップを繰り返す。
【0024】この給湯装置Aのように缶体サーボ弁14
に流量調整機能と同時に全閉機能とを持たせていると、
缶体サーボ弁14をMOQ判断を行なえる開度(以下、
目標開度という)まで開く時、缶体サーボ弁14を全閉
状態から目標開度まで連続的に弁をモータ駆動しなけれ
ばならないので、缶体サーボ弁14が目標開度まで開く
のに時間が掛かる。このため、缶体サーボ弁14が目標
開度まで開いた状態では熱交換器4に一定作動流量以上
の水が流れてMOQオンとなる場合でも、S22〜S2
4のような判断処理では缶体サーボ弁14が十分に開く
前にMOQ判断されるため、缶体サーボ弁14が十分開
く前に缶体サーボ弁14が閉じてしまう(S25)。こ
のため、缶体サーボ弁14の動作とMOQ判断とのミス
マッチングによってMOQオンとならず、給湯装置Aか
ら湯が出湯されなくなる。このため、本発明において
は、S27〜S30のように、バイパス管8を通過する
流量が前記一定流量以上であるにも拘らず、缶体流量Q
hが一定作動流量以下でMOQオンとならない場合に
は、一定時間缶体サーボ弁14を開成状態に保持して缶
体サーボ弁14が目標開度に達するのを待ってMOQ判
断している。この結果、缶体サーボ弁14の駆動速度が
遅い場合でも確実にガスバーナ3に点火させることがで
きる。
【0025】図3に示すものは本発明の別な実施例にお
ける出湯開始もしくは出湯停止のための制御手段を示す
フローチャートである。この第2の実施例の給湯装置A
の構成は図1に示したものと同じであるので、図1にお
いて各構成要素に付した符号を用いて説明する。
【0026】この給湯装置Aにあっては、運転スイッチ
がオフになった場合(S36でNOの場合)には、缶体サ
ーボ弁14を全閉にし、バイパスサーボ弁10を全開に
した状態で運転を停止し(S44)、熱交換器4に冷水
が流れるのを防止する。
【0027】従って、運転スイッチがオンになった時
(S36でYESの場合)にも、初めは缶体サーボ弁14
が完全に閉じ、バイパスサーボ弁10が全開となってい
る。この状態で出湯管7の端末のカラン等が開かれる
と、バイパスサーボ弁10が全開となっているためバイ
パス管8に水が流れ、バイパス流量Qcがバイパス流量
センサ9によって検出される。このとき、缶体サーボ弁
14は閉じたままで熱交換器4には水が流れないから、
MOQはオフと判定され(S37)、缶体サーボ弁14
は全閉状態、バイパスサーボ弁10は全開状態に維持さ
れる(S38)。ついで、検出されたバイパス流量Qc
が一定流量Qn以上であるか否か判断され(S39)、
一定流量Qn以上であれば、タイマーをt=0にセット
してスタートさせる(S40)と共に缶体サーボ弁14
を開き、タイマーがt=Tでカウントアップするまでの
間缶体サーボ弁14を開状態に保つ(S41,S4
3)。なお、バイパス流量Qcが一定流量以上であるか
否かの判断方法は、バイパス流量Qcが一定流量Qn以下
の場合に一定流量以下、一定流量(Qn+β)以上の場
合に一定流量以上と判断し、βの幅の不感帯を設けても
よい。
【0028】缶体サーボ弁14が開かれると、熱交換器
4に水が流れるので、缶体流量センサ11によって缶体
流量Qhが検出され、MOQオフか否かが判断される
(S42)。MOQの判断方法は、缶体流量Qhが一定
作動流量Qm以上の場合にオン、以下の場合にオフとす
る。あるいは、缶体流量Qhが一定作動流量Qm以下の場
合にMOQオフ、一定作動流量(Qm+α)以上の場合
にMOQオンと判断し、αの幅の不感帯を設けてもよ
い。なお、上記ステップ37(S37)におけるMOQ
判断も同様である。
【0029】タイマーがt=Tでカウントアップするま
での間に、MOQがオンになった場合には、ガスバーナ
3に点火し、通常の給湯動作を行なう(S45)。例え
ば、缶体流量センサ11によって検出された缶体流量Q
hと入水温度センサ12によって検出された入水温度Tc
とバイパス流量センサ9によって検出されたバイパス流
量Qcに基づき、バイパス管8を通過した水と混合した
後に設定温度Tsの湯となるような出湯温度Thの湯を熱
交換器4から出湯させるための必要熱量を演算し、熱交
換器4における供給熱量が演算熱量と等しくなるように
比例制御弁5をフィードフォワード制御する。また、ミ
キシング温度センサ15によって検出されたミキシング
温度Tmと設定温度Tsとの偏差に応じて当該偏差を小さ
くする方向へバイパスサーボ弁10をフィードバック制
御する。さらに、加熱器1の燃焼能力を越える大きな流
量の水が流れ、加熱器1の燃焼能力を最大にしてもミキ
シング温度Tmが設定温度Tsに達しない場合には、缶体
サーボ弁14を絞って缶体流量Qhを制限(過流出防
止)し、設定温度Tsの湯を供給する。燃焼を開始した
後は、ステップ37(S37)でMOQオンとなるた
め、S38〜S43の処理を行なうことなく燃焼状態が
維持される。
【0030】一方、一定時間Tの間缶体サーボ弁14を
開状態に保持していてもMOQがオンにならず、タイマ
ーがカウントアップした(S43)場合には、直ちにバ
イパスサーボ弁10を全開にすると共に缶体サーボ弁1
4を全閉にし(S38)、熱交換器4に冷水が流れ続け
るのを防止する。
【0031】図2に示した制御方法にあっては、バイパ
ス流量Qcが一定流量以上になっているにも拘らずMO
Qがオンにならなかった場合に、タイマーがカウントア
ップするまでの一定時間缶体サーボ弁14を開状態に保
ってMOQがオンになるか否かを監視している。これに
対し、図3に示した制御方法にあっては、バイパス流量
Qcが一定流量以上になった場合には、初めから一定時
間缶体サーボ弁14を開状態に保ち、MOQがオンにな
るか否かを判断しており、図2の制御方法に比べて処理
を簡略にし、処理手順の冗長度を小さくできる。
【0032】なお、上記各実施例では、バイパス側弁と
して流量調整可能なバイパスサーボ弁を用いているが、
開閉弁を用いても差し支えない。
【0033】
【発明の効果】本発明の給湯装置によれば、加熱器側流
量調整弁が、過流出防止のための機能と、熱交換器の低
温腐食防止のために加熱器側流路を閉じる機能とを併有
しているので、給湯装置の弁数を減らすことができ、給
湯装置の構造を簡単にすることができると共に部品コス
トを低減することができる。
【0034】しかも、本発明にあっては、バイパス管に
一定流量以上の水が流れて加熱器側流量調整弁が開成さ
れる際、加熱器側流量調整弁が全閉状態から目標開度ま
で開くのに時間が掛かり、加熱器側流量調整弁の開成直
後には加熱器を通過する流量が一定作動流量以上になら
ない場合でも、直ちに加熱器側流量調整弁が閉じられて
しまうことがなく、一定時間加熱器側流量調整弁が開状
態に維持されるため、その間に加熱器側流量調整弁が目
標開度に達して加熱器を通過する流量が一定作動流量以
上になった場合には加熱器が燃焼させられ、加熱器側流
量調整弁の駆動速度に係わりなく給湯装置から確実に出
湯させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による給湯装置を示す概略構
成図である。
【図2】同上の実施例における出湯開始もしくは出湯停
止のための制御手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の別な実施例における出湯開始もしくは
出湯停止のための制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】従来例による給湯装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 加熱器 6 入水管 7 出湯管 8 バイパス管 9 バイパス流量センサ 10 バイパスサーボ弁 11 缶体流量センサ 14 缶体サーボ弁 16 コントローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱器の入水側と出湯側にそれぞれ入水
    管と出湯管を接続し、加熱器をバイパスするようにして
    入水管と出湯管との間にバイパス管を接続し、バイパス
    管にバイパス側弁を設け、入水管のバイパス管との分岐
    点よりも下流側と出湯管のバイパス管との合流点よりも
    上流側との間に全閉機能を有する加熱器側流量調整弁を
    設け、非燃焼時にはバイパス側弁を開成すると共に加熱
    器側流量調整弁を全閉にしたバイパスミキシング方式の
    給湯装置であって、 前記バイパス管を通過する流量が一定流量以上となった
    ときに、前記加熱器側流量調整弁を一定時間開状態に保
    持し、 当該一定時間内に加熱器に流れる流量が一定作動流量以
    上になった場合には、加熱器を燃焼させ、 当該一定時間を経過しても加熱器に流れる流量が一定作
    動流量以上にならなかった場合には、加熱器側流量調整
    弁を閉成する制御手段を備えた給湯装置。
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