JP2505201B2 - 殺虫性化合物 - Google Patents

殺虫性化合物

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JP2505201B2 JP62123604A JP12360487A JP2505201B2 JP 2505201 B2 JP2505201 B2 JP 2505201B2 JP 62123604 A JP62123604 A JP 62123604A JP 12360487 A JP12360487 A JP 12360487A JP 2505201 B2 JP2505201 B2 JP 2505201B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は殺虫性組成物に関する。
EP−A−164 187(ザウエルカムフアンデーシヨンリ
ミテツドに帰属)は殺虫性のw−アリールリピツドアミ
ド化合物で、0,1又は2個のアミド機能を有するカルボ
ニルに隣接するアルケニル結合を有し、場合によつて
は、該結合がハロゲンで置換されているものを開示して
いる。それによれば、未置換の結合が好ましいとのこと
である。未置換の結合が少くなくとも一つの所望により
置換されたアルキル基又はニトリル基で置換されると驚
くべきことには良好な活性が見い出された。
ミヤカド等(J.Pesticide Sci.10,25030,1985)は種
々の天然産又は合成のリピツドアミド、その中には3−
メチル基を有する二種化合物、換言すれば前にふれたジ
エン結合単位にメチル基がついたものを含み開示してい
る。しかし、3,4−メチレンジオキシ置換基を末端の芳
香族基に有している化合物をのぞき、このような基は殺
虫作用を増加させないということを見い出している。
この発明は、一般式(I) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2(CE1=CE2 (CE3=CE4)CONR1Z (式中Arは、フェニル又はナフチル基で、アルキル、ハ
ロゲン、アルコキシ、所望により置換されたアルキル、
又は所望により置換されたアルコキシ基の一つ又はそれ
以上によつて置換されていても、置換されていなくとも
よく;xは0又は1、mは1ないし7、nは1ないし7、
AはCH2又は酸素、aは0又は1で;R1は独立して水素、
C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキル基(いずれも1又
はそれ以上のハロゲン、C1-6アルキル、C2-6アルコキ
シ、C2-6アルキニル、ジオキシアラニル及びC3-6シクロ
アルキルで置換されていてもよい。)から選ばれたもの
であり;Zは −C1(RA)(RB)−C2(RC)(RD)(RE)基で、 (式中RA及びRBは同一又は相異なつていてもよく、それ
ぞれ水素又はメチル基を示し;RCはメチル基を示し、RD
はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−
ブチル又はビニル基を示し;REは水素又はメチル基を示
す;又はRCとRDがメチレン基(CH2)又はC2と共にシク
ロプロパン又はシクロブタン環を形成するときは、RA,R
B及びREは水素又はメチル基を示し;RAがRCがC1とC2と共
にシクロブタン環を形成するときは、RB,RD及びREは独
立して水素又はメチル基を示し; E1,E2,E3及びE4は独立して水素、C1-4アルキルで所望
によりハロゲンで置換されていているもの又はニトリル
より選ばれたもので、少くなくともE1,E2,E3及びE4のう
ちの一つは所望により置換されたアルキル又はニトリル
である。ただし、N−イソブチル 3−メチル−7−
(3−クロルフエノキシ)−ドデカ−2,4−ジエンアミ
ドは除外される。
好ましくは、Arは一又はそれ以上のハロゲン又はトリ
フルオロメチル基で置換されたフエニル基である。好都
合にも、三個以上、好ましくは二個以上そのような置換
基はない。疑義を防ぐために、ここに3,4−メチレンジ
オキシ基は上記の置換基のリストによりカバーされるも
のとして看做されるものではないことを宣言する。
好ましくはaは1である。好ましくはAは−CH2
で、mとnとの合計は奇数に等しく、好ましくは3又は
5、又は6に等しい。
R1は好ましくは水素であり、ZはC1-5アルキル、最も
好ましくは、イソブチル、1,2−ジメチルプロピル又は
2,2−ジメチルプロピルである。
カルボニルと共役結合している二重結合の立体構造は
トランスである。立体化学的に純品な化学物(I)が好
ましい。Z異性体の存在は経済的側面からみれば容認し
なければならないが、そのような異性体の含量は出来丈
低くおさえなければならない。例えば、33%、25%、10
%又は5%を越えないようにするのが良い。
適切には、E1,E2,E3及びE4の少くなとも1つは水素
で、もう一つはメチル、フルオロメチル又はトリフルオ
ロメチルである。好ましくは、E1,E2及びE4は水素でE3
はメチル、フルオロメチル又はトリフルオロメチル、特
にメチルである。N−イソブチル 11−(3,5−ビスト
リフルオロメチルベンジルオキシ)−3−メチルウンデ
カ−2,4−ジエンアミド、N−イソブチル12−(2−ナ
フチルオキシ)−3−メチルドデカ−2,4−ジエンアミ
ド、N−イソブチル 11−(2,4−ジクロルベンジルオ
キシ)−3−メチルウンデカ−2,4−ジエンアミド及び
N−イソブチル 12−(3,5−ビストリフルオロメチル
フエノキシ)−3−メチルドデカ−2,4−ジエンアミド
(いずれの場合も2E,4E)が特に好ましい化合物であ
る。
かくして、特に好ましい化合物は一般式(I A) Ar(CH2xO(CH2mCH2(CH2nCE1=CH−CH3 =CH−CONHZ (式中、Arは所望により3,5ビストリフルオロメチル、
2,4−ジクロル又は2,3,4,5,6−ペンタフルオロで置換さ
れたフエニルか又は1−ナフチル又は2−ナフチルであ
り、xは0又は1、m+n=3,5又は6、E1及びE3は独
立して水素又はメチルであり、共に水素ではなく、Zは
イソブチル、1,2−ジメチル、2,2−ジメチルプロピル又
は1,1,1−トリメチルプロピルであり、二つの二重結合
は共にE(即ち、トランス)であるが、Zが製造上の経
済性の理由から若干存在していても良い。
好ましくは、一般式(I A)において、E1は水素であ
る。
一般式(I)で表わされる化合物は次の方法のうちい
ずれの方法で製造して良い。
(a) 対応する酸又はその誘導体、即ち一般式(II) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2(CE1=CE2 (CE3=CE4)COZ1 で表わされる化合物と一般式(III) HNR1Z で表わされる化合物(式中、Z1は水酸基、ハロゲン、ホ
スホロイミデートエステル(−P(→0)(OAryl)NH.
aryl)又はアルコキシ基でその他の変化物(置換基等と
いう)は上述と同一の意味である。)とのアミド化反
応、 (b) 一般式(IV) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2(CE1=CE2pZ′ で表わされる化合物と一般式(V) Z″CONR1Z で表わされる化合物〔式中、Z′及びZ″のうち一つが
−C(O)E5で、もう一方は (Z23P=CE6(CE3=CE4又は (Z22P(O)=CE6(CE3=CE4であり(式中、Z2
はC1-4アルキル、C1-4アルコキシ(好ましくはエトキ
シ)又はアリール(好ましくはフエニル)、p及びqは
共に0又は1でp+qは0又は1であり、E5はE1又はE3
であり、E6はE2又はE4であることが好ましい。)〕との
反応、 (c) 一般式(VI) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2(CE1=CE2)CE3 (X)CE4(Y)CONR1Z で表わされる化合物と一般式(VII) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2nCE1(X)CE2(Y) (CE3=CE4)CONR1Z で表わされる化合物又は一般式(VII) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2nCE1(X)CE2(Y) (CE3=CE4)CONR1Z で表わされる化合物〔式中XとYのうち一つは水素で、
もう一方はQ(→O)L基で、Qはイオウ又はセレニユ
ウムであり、LはC1-4アルキル(好ましくはメチル)又
はアリールの如き適当な基である。〕についての除去反
応、 (d) 一般式(VIII) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2nCE1=CE2−M で表わされる化合物と一般式(IX) Hal−(CE3=CE4)CONR1Z で表わされる化合物(式中、Halはハライド、即ちブロ
マイド又はアイオダイドであり、Mはシリコン、金属原
子、又は金属原子含有基、例えばジルコニユウム、アル
ミニユウム、亜鉛、スズ、テルリユウム又は銅よりなる
ビス−(シクロペンタジエニル)ジルコニユウムクロラ
イド基であり、ジルコニユウム又はジルコニユウム含有
基が一般には好ましい。)との反応、 (e) 一般式(X) Ar(CH2xZ3 で表わされる化合物と一般式(XI) Z4−(CH2mA(CH2(CE1=CE2 (CE3=CE4)CONR1Z で表わされる化合物(両式中、Z3及びZ4のうち一つは−
OHで、もう一方は−OH又はハロゲンなどのような適当な
残基である。)との反応、 (f) 一般式(XII) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2nCE1=CE2−Hal で表わされる化合物と一般式(XIII) HCE3=CE4CONR1R2 で表わされる化合物又は一般式(XVI) E3C≡CE4CONR1Z で表わされる化合物(上式中、Halはハロゲンを示
す。)との反応と、必要に応じてそれ引き続いての三重
結合の半水素化反応、 (h) 一般式(XVII) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2−C ≡C−(CE3=CE4bCONR1Z で表わされる化合物又は一般式(XVIII) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2−CE1=CE2−C ≡C−CONR1Z で表わされる化合物(両式中a又はbは0又は1であ
る。)の三重結合の半水素化反応及び (i) 一般式(I)で表わされ、かつ上記のいずれか
の方法で製造された化合物を一般式(I)で示される他
の化合物への適当な手段による変換反応。
反応(a)は一般に0℃から室温(即ち0゜−25゜又
は0゜−20゜)で中性溶剤、例えばエーテル、ジクロル
メタン又はベンゼン中で、望ましくは、三級アミン、例
えばトリエチルアミンの存在下で、かつ水の不存在下で
行なう。一般式(II)の化合物が酸ハライド、例えば酸
クロライドならば、この化合物は対応する酸と適当な試
薬、例えばオギザリルクロライド又はチオニルクロライ
ドとの反応から生成される。Z1がホスホロイミデート基
のときは、(PhO)P(→O)NHPh Clから適切に形成さ
れる。酸、又は一般式(II)の化合物の酸機能は、エス
テルの加水分解により生成させうる。エステルはウイテ
ツヒ(Wittig)又はワズワース−エモンズ(Wadsworth
−Emmons)反応などの常套手段により、アルデヒド又は
エトキシカルボニルメチレントリフエニルホスロラン又
はトリエチルホスホノクロトナートからのアニオンを用
いて調製できる。この後者の反応は異性体の混合物を生
成する、例えば、(Z)及び(E)の置換ジエンオエー
トである。このような混合物は上述の如く反応させ、得
られたアミドの混合物はクロマトグラフイー又は他の適
当な手段により分離される。ウイテツヒ型の試薬は次の
方法又はその修飾法により製造可能である。
アルデヒドが所望の場合は以下の方法のいずれかによ
り製造されうる。尚、この方法はナフトキシ化合物に好
ましく適当できる。
(A)ArOH+HO(CH2n+1OTHP→ArO(CH2n+1OTHP (B)ArOH+Br(CH2n+1OTHP→ArO(CH2n+1OTHP (C)ArO(CH2n+1OTHP→ArO(CH2nCH2OH (D)ArONa+Br(CH2n+1OH→ArO(CH2nCH2OH (E)ArO(CH2nCH2OH→ArO(CH2nCHO (THP=テトラヒドロピラン−2−イル) 上記において、ルート(A)はN,N′−ジシクロヘキ
シルカルボイミド(DCC)の存在下の反応を示す。
(B)は層一移動条件下での反応で、例えば、50%水酸
化ナトリウム水溶液及びテトラブチルアンモニウムブロ
マイドを用いて90℃で行なう。(C)はアルコールを生
成させるために酸性化する。(D)は例えばナトリウム
ナフトキシドを還流ベンゼン及びジメチルホルムアミド
中でブロモアルコールと反応、(E)ピリジニユウムク
ロルクロメートなどを使用しアルデヒドの酸化する。
この発明は、中間体の製造も包含するものである。な
かんずく、一般式(I)及び一般式(II) (ArO(CH2nCH=ECHCR=CHCO2H; ArO(CH2nCH=ECHCR=CHCO2Alk;)の化合物の一般式
(IV)(AlkO)2POCH2CR=CHCO2Alk; ArO(CH2n+1OTHP;ArO(CH2nCH2OH; ArO(CH2nCHO;HO(CH2n+1OTHP;Br(CH2n+1OTHP及
びBr(CH2n+1OHの化合物から製造。
Z1がアルコキシであるとき、一般式(II)の化合物
は、一般式(III)の化合物及びトリアルキル(好まし
くはトリメチル)アルミニユウムの混合物をベンゼン又
はトルエンなどの極性の溶媒中で還流下で処理される。
逆に、上述のエステルは一般式(XIX) で表わされる化合物(式中R3はフエニルなどの適当な基
を、R4はC1-4アルキル、例えば、メチル又はエチルであ
る。)の転位又は除去反応により誘導できる。
一般式(XIX)で表わされる化合物は、一般式(XX)A
r(CH2xO(CH2mA(CH2n+2COHで表わされる化合物
と一般式(XXI)PhS(→O)CH2CO2R4で表わされる化合
物との反応により得られる。
上述のエステルを調製するための別法には一般式(XX
II) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2−A1 −A2(CE3=CE4)COOR4 (R4は上記と同じ、A1は−CHE1−,A2はCE2(OR5)で、R
5はH又はアセチルの如きアシルである)で表わされる
化合物についての除去反応による。反応は好ましくは芳
香族溶剤の存在下で、便宣的には、モリブデン触媒の存
在下及びビス−トリメチルシリルアセトアミドなどの塩
基の存在下で行われる。
上述のエステルの別法は一般式(XXIII) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2 (CE1=CE2)C(=O)E3 で表わされる化合物と一般式(XXIV) Me3SiCHE4COOR4 で表わされる化合物(式中R4は上記と同じ。)との反応
による。この方法は、乾燥溶剤、例えば、テトラヒドロ
フラン中で、酵素の不存在下、塩基、例えば、リチウム
シクロヘキシルイソプロピルアミドの存在下で行われ
る。
上記エステルの更に別法は一般式(XXV) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2(CE1=CE2)BCO2R4 で表わされる化合物と一般式(XXVI)E3−Mで表わされ
る化合物(上式中、Bは−(COD)=CE4−で、Dはジア
ルキルホスヘート又はトリフルオロメタンスルホナート
などの適切な基であり、Mは銅(1)又は銅(1)にリ
チウム又はマグシユウムと組合せたものなどの金属、R4
は上記と同様である。)との反応によるものである。
この反応は低温で、乾燥エーテル系溶媒、例えば、ジ
エチルエーテル、ジメチルサルフアイド又はテトラハイ
ドロフラン中で酸素の不存在下で実施できる。
更に別の方法は、一般式(IX)で表わされる化合物と
一般式(XXVII) Hal−(CE3=CE4)CO2R4 で表わされる化合物との反応により調製するものであ
る。
製法(b)は、無水の不活性溶剤、例えばテトラヒド
ロフランなどのエーテル化合物の存在下、所望により塩
基の存在下、好ましくは酸素の不存在下、例えば窒素気
流下、低温(−40℃から0℃)で行なわれる。ウイテツ
ヒ−型の試薬は、一般式(V)で表わされる化合物とリ
チウムジイソプロピルアミド、ブチルリチウム、ナトリ
ウムアルコキシド、ナトリウムハイドライドなどの塩基
との反応により調製すればよい。
製法(c)は、適当は非極性の溶剤、例えば、ベンゼ
ン、トルエン又はキシレンなどの中で還流しながら行な
う。一般式(VI)又は(VII)の化合物は、QL基を有す
る対応化合物を、例えば、過沃素酸塩と共に、酸化する
ことにより調製される。後者の化合物は、一般式(XXVI
II) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2nCHE1CE2=CE3G の化合物を一般式(XXIX) LS(→O)CHE4CONR4Z の化合物(式中Gは、アルキル又はアリール基であ
る。)と反応させることにより調製される。好ましく
は、式(XXIX)の化合物は、トリフルオロ酢酸中で無水
トリフルオロ酢酸と反応させ、次いで式(XXVIII)の化
合物を、0から20℃で加える。
製法(d)は、室温で、乾燥エーテル性溶剤、例え
ば、テトラヒドロフラン中で、パラジユウム(O)触
媒、例えばビス(トリフエニルホスヒン)パラジユウム
などの存在下、窒素又はアルゴンの不活性雰囲気下で行
なう。
製法(e)及び(f)は二種のアルコールの反応より
なり、これは、好ましくは、脱水剤、例えば濃硫酸又は
ジエチルジアゾカルボキシレートなどの存在下で、非極
性の溶剤中で約80から110℃で行なわれる。Z3がハロゲ
ンのとき、好ましくは塩基が存在していた方がよい。エ
ーテル及びチオエーテル類の標準的調製法、例えば、ウ
イリーインターサイエン社(ニユーヨーク市)出版、ハ
リソン及びハリソン著、コンペンジユウムオブオルガニ
ツクシンセテツクメソツズ(Compendium of Organic Sy
nthetic Methods)、1971年に記載されている方法を使
用すればよい。
製法(g)は、室温から還流までの温度で塩基、例え
ば、トリエチルアミンなどの存在下、かつパラジユウム
(O)触媒の存在下、酸素の不存在下で行なえばよい。
一般式(XVII)又は(XVIII)のアルキン化合物は、E
1又はE3が水素のとき、一般式(XXX) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2−Hal の化合物と一般式(XXXI)又は(XXXII) (XXXI) E1C≡C(CE3=CE4)CONR1Z (XXXII) E3≡C−CONR1Z の化合物を室温又はそれ以下で、塩基(例えばブチルリ
チウム)の存在下、エーテル性溶剤(THFなど)中か、
又は上述の製法(a)から(h)までの類似の方法によ
り反応させることにより調製され、結果として三重結合
を有する化合物が生成する。
式(III)から(XXXII)で表わされる中間体又はその
原料化合物は常法により製造される。例えば、式(V)
の化合物は、適当なホスフイン、ホスホナート、又はホ
スフアイトとw−ハロアミドとの反応により調製され
る。
式(IV)の化合物は、ケタール環の加水分解又は対応
するアルコールの酸化、例えばピリジニユウムクロルク
ロメート又はオギザリルクロライド/DMSOを使用するこ
とにより調製できる。
式(I)の化合物は節足動物に属する害虫、例えば、
昆虫やダニの防除に使用できる。殺ダニ作用は、R1が水
素で、R2が窒素に対してアルフア位のアルキル置換基、
例えばR2が1,2−ジメチルプロピルのとき、高くなが見
い出されている。
式(I)の化合物は上記の目的のために、そのまゝ又
は常法により、例えば、浸漬液、スプレー、フオーム、
粉剤、水和剤、水性液剤、ペースト、ゲル、シヤンプ
ー、グリース、可燃性固体、蒸酸剤(例えば、線香、マ
ツト等)、粒剤、エアゾール、油性分散剤、油剤、加圧
封入包装品、含浸剤(例えばプラスチツク製耳標識、カ
ーラー又はストリツプとして封入空間で使用できるも
の)又は浴びせるよう振りかける剤型などに希釈して使
用できる。濃厚浸漬液はそのまゝは施用はせず、水で希
釈して、浸漬浴中の浸漬洗浄液に動物をつけて施用す
る。動物、植物又は表面は高用量散布により充分噴霧し
てもよいし、中又は極低用量散布により表面を覆う程度
に噴霧してもよい。水性液剤は浸漬液と同様の方法で動
物に施用すればよい。粉剤は散粉器で動物にふりかける
又は穴あき袋に入れて木又は動物が体をすりつける棒に
つりさげてふりかけられるようにすればよい。ペース
ト、シヤンプー及グリースは手で動物にすり込むか又は
動物が体をこすりつける不活性物体の表面にぬりつけ、
皮膚を通して化合物が移行するようにすればよい。浴せ
剤(浴びせるように振りかける形態の剤型)は、動物に
全部又はほとんど全部が動物に残るような量の液量を動
物の背中にふりかけてやればよい。
式(I)の化合物は動物にそのまゝ使用できる剤型又
は施用に際して希釈を必要とする剤型のいずれにも製剤
化できるが、両剤型とも一又はそれ以上の担体又は増量
剤に式(I)の化合物のうちの一種をよくまぜてたもの
よりなる。担体は液体、固体、気体又はそれらの混合物
よりなるものであつてもよく、式(I)の化合物は0.02
5から99%(重量/容量)の濃度で存在すれば良く、必
要に応じて希釈して使用する。
粉剤、水和剤及び粒剤は式(I)の化合物と粉末化し
た固体の担体、例えば、適当なクレーカオリン、タル
ク、雲母、チヨーク、石こう植物性の担体、でんぷん及
びケイソウ土などの不活性担体との均一な混合物よりな
る。
式(I)の化合物のスプレーは、有機溶剤(例えば下
記の如きもの)の溶液、乳化液体(浸漬用又は散布用洗
浄液体)で乳剤(水と混合可能な油剤)、水和剤又は放
出量が調節さされている製剤、例えばマイクロカプセル
化製剤などから現場で調製されるものよりなる。濃厚剤
は好ましくは、有効成分と、有機溶剤を加え又は加えな
えで、一ないしそれ以上の乳化剤との混合物よりなる。
溶剤は広い範囲内で含まれていてよく、好ましくは、0
から99%(重量/容量)の量で組成物中に含まれていれ
ばよい。そして、ケロシン、ケトン類、アルコール類、
キシレン、芳香族ナフサ、及び製剤用として知られてい
るその他の溶剤から選ばれる。乳化剤の濃度は、広範囲
で変更しうるが、好ましくは5ないし25%(重量/容
量)の範囲であり、乳化剤としては非イオン系の界面活
性剤、例えば、アルキルフエノールのポリオキシアルキ
レンエステル類、ヘキシトール無水物のポリオキシエチ
レン誘導体又は陰イオン系の界面活性剤、例えば、ラウ
リル硫酸ソーダ、高級アルコール硫酸エステル、アルキ
ルアリールスルホン酸ソーダ及びカルシユウム塩、及び
アルキルスルホサクシナート類が好適である。
水和剤は、不活性の固体担体、一又はそれ以上の界面
活性剤と必要により安定剤及び/又は抗酸化剤よりな
る。
乳剤は、乳化剤、及びしばしば有機溶剤、例えば、ケ
ロシン、ケトン類、アルコール類、キシレン、芳香族ナ
フサ、及び製剤に使用されるその他の溶剤よりなる。
水和剤及び乳剤は通常5ないし95重量%の有効成分を
含み、使用に際しては、水などで希釈される。マイクロ
カプセル化製剤は、常法、例えば、コアセルベーシヨン
又は界面重合により製造される。
ラツカーは、有効成分及び樹脂との有機溶剤溶液より
なり、必要に応じて可塑剤を含んでいる。
浸漬用洗浄液は、式(I)の化合物と分散剤及び一つ
以上の界面活性剤との均一な混合物よりなる乳剤のみな
らず、水和剤、洗剤を基材とする浸漬剤、及び水性懸濁
剤より調製される。
式(I)の化合物の水性懸濁剤は、懸濁剤、安定剤又
はその他の剤と共に水に懸濁させたものよりなる。水溶
液は、式(I)の化合物の酸附加塩より調製することが
可能である。懸濁剤又は溶液はともにそのまゝか又は常
法により希釈して施用することができる。静電散布方法
も剤型により利用できる。
グリース(又は軟膏)は、植物油、合成脂肪酸エステ
ル類又は羊毛脂肪を軟パラフインなどの不活性の基材と
一緒に用いて調製することができる。式(I)の化合物
は好ましくは均一に溶液又は懸濁液としての混合を通し
て分散されている。グリースは乳剤を軟膏基材で希釈し
て調製することも可能である。
ペーストもシヤンプーも半固体の製剤であり、式
(I)の化合物は軟パラフイン又は液体パラフインなど
の適当な基材に均一分散して存在するか、又はグリセリ
ン、アラビヤゴム、又は適当なソープと共に非グリース
ベースで作成される。グリース、シヤンプー、ペースト
は通常希釈せずに使用されるので処理に必要な量の式
(I)の化合物を適当な百分率で含まれていなければな
らない。
エアゾールスプレーは、エアゾール噴射剤及びその副
溶剤例えば、ハロゲン化アルカン類及び上記の如き溶剤
に有効成分を溶かした溶液として調製される。浴せ剤
は、動物の体表面上での拡散を最少化するために粘着性
の油を含む液体の基材への式(I)の化合物の溶液又は
懸濁液として製造される。鳥や哺乳動物は適当な形態に
成形され、形どられたプラスチツクス製の材料を式
(I)の化合物で浸含させたものを身につけさせておく
ことにより外部寄生性ダニの感染から身を守ることがで
きる。そのような物品には、(有効成分を)浸み込ませ
たカラー、タツグ、バンド、シーツ及びストリツプがあ
り、これらは身体の一部に適当に付着させうるようにな
つている。
式(I)の化合物の(害虫の)生息場所(即ち、動
物、穀物、作物、土壌、建造物など)への施用濃度は、
使用する化合物、施用間隔、剤型、感染程度により変わ
るが、一般に0.001から20%(W/V)、好ましくは0.01か
ら10%の化合物が施用する製剤中に含まれていなければ
ならない。動物に付着すべき化合物の量は、施用方法、
動物の大きさ、施用する製剤中の化合物の濃度、希釈倍
率、剤型により変わるが、一般には0.0001%から0.5%
の範囲内で、希釈を要しない製剤、例えば、浴せ剤など
は一般に0.1から20.0%、好ましくは0.1から10%の範囲
の濃度で動物体に付する。公衆衛生に使用する場合は、
付着すべき濃度は約5%までが必要とされる。濃度とし
ては90%までの有効成分を含んでいてもさし支えない。
粉剤、グリース、ペースト及びエアゾール製剤は、種
々な方法により施用されるものではあるが、施用する製
剤中に式(I)の化合物を0.001から20%(W/V)の濃度
が利用されよう。
ベート剤、例えばゴキブリ用のベート剤は適当な誘引
剤又は餌を含有していてもよい。この発明の化合物は穀
物用、建物の表面処理及び特定空間散布用として特別仕
様の製剤を調製することができる。
この化合物は、動物の糞に繁殖する害虫の幼虫防除に
動物用飼料に(混入)投与してもよい。マイクロカプセ
ル化したものを含む、各種製剤が使用可能である。投与
する化合物の量は、動物のタイプ、大きさにより変わる
が、動物の糞中の濃度が適当となるような化合物の量を
提供できるよう選択すればよい。典型的には、0.001か
ら100mg/kg体重、好ましくは、0.1から10mg/kg、を毎日
投与すると糞中での濃度が0.001から1%、好ましくは
0.01から0.1%となる。化合物は通常は濃厚物又はプレ
ミツクスとして製剤化され、補充飼料、濃厚飼料、食用
ぬかなどと混合し使用する。又は、化合物を飲用水に混
入して供与してもよい。動物としては、牛、豚、馬、
羊、山羊、家きんなどが適当である。
害虫としては鞘翅目(例えば、アノビユウム(Anobiu
m)、トリボリユウム(Tribolium)、サイトヒルス(Si
tophilus)、ダイアブロチカ(Diabrotica)、アントノ
マス(Anthonomus)、ハイロトルプス(Hylotrupes)又
はアントレヌス(Anthrenus)等)、りん翅目(例え
ば、エヒステア(Ephestia)、カイロ(Chilo)、ヘリ
オシス(Heliothis)スポドプテラ(Spodoptera)、チ
ネア(Tinea)、チネオラ(Tineola)など)、双翅目
(例えば、アノヒレス(Anopheles)、シムリウム(Sim
ulium)、ムスカ(Musca)、エイデス(Aedes)、キユ
レツクス(Culex)、グロシナ(Glossina)、ストモキ
ス(Stomoxys)、ヘマトビア(Haematobia)、タバナス
(Tabanus)、ハイドロタエア(Hydrotaea)、ルシリア
(Lucillia)、クリソミア(Chrysomia)、カリトロガ
(Callitroga)、デルマトビア(Dermatobia)、ハイポ
デルマ(Hypoderma)、リリオマイザ(Liriomyza)、メ
ロフアガス(Melophague)等)、フシラプテラ(Phthir
aptera)(マロフアガ(Malophaga)、例えば、ダマリ
ナ(Damalina)など及びアノプルラ(Anoplura)、例え
ばリノグナタス(Linognathus)及びヘマトピナス(Hae
matopinus)など、半翅目(Hemiptera)(例えば、トリ
アトマ(Triatoma)、ロドニウム(Rhodnius)、アヒス
(Aphis)、ベミシア(Bemisia)、オレウロデス(Aleu
rodes)、ニロパバタ(Nilopavata)、ネフロテテツク
ス(Nephrotetix)又はシメツクス(Cimex)、直翅目
(例えばシストセルカ(Schistocerca)、又はアキタ
(Acheta)など)、ジクオプテラ(Dictyoptera)(例
えば、ブラテラ(Blattella)、ペリプラネタ(Peripla
neta)又はブラタ(Blatta)など)、膜翅目(Hymenopt
era)(例えば、ソレノプシス(Solenopsis)又はモノ
モリウム(Monorium)など)、イソプテラ(Isoptera)
(例えば、レチカリテルメス(Reticulitermes)な
ど)、サイホナプテラ(Siphonaptera)(例えば、ステ
ノセフアリデス(Ctenocephalides)又はプレツクス(P
ulex)等)、サイサヌラ(Thysanura)(例えば、レピ
スマ(Lepisma)など)、デルマプテラ(例えば、ホル
フイキユラ(Forficula)など)、及びプソコプテラ(P
socoptera)など(例えばペリプソカス(Peripsocus)
などが挙げられる。ダニとしてはチツクを含む。即ち、
ブーヒラス(Boophilus)、リピセフアラス(Rhipiceph
alus)、アンブリオンマ(Amblyomma)、ヒヤアロンマ
(Hyalomma)、アイキソデス(Ixodes)、ヘマトヒザリ
ス(Haemaphysalis)、デルモセントール(Dermocento
r)及びアノセントール(Anocentor)に属するダニ類、
マイト及びマンジ、例えばテトラニカス(Tetranychu
s)、ポソロプテス(Psoroptes)、ポソレルガテス(Ps
orergates)、コリオプテス(Chorioptes)、デモデツ
クス(Demodex)、デルマトフアゴイデス(Dermaphagoi
des)、アカラス(Acarus)、チロフアガス(Tyrophagu
s)、及びグリシフアガス(Glycyphagus)などに属する
ダニ類が含まれる。
この化合物は殺滅又はノツクダウン活性を節足動物の
幼虫及び成虫に対して示す。
この発明の化合物は一以上の他の有効成分(例えば、
ピレスロイド、カーバメート、有機りん剤など)及び/
又は誘引剤などと混合使用しても良い。更に、この発明
の化合物は共力剤又はポテンシエーター、例えば、ピペ
ロニルブトキシド又はN/A16388などのオキシダーゼ阻害
系の共力剤などを添加することにより効果が増強され
る。オキシダーゼ阻害共力剤がこの発明の組成物に存在
する場合は、式(I)の化合物と共力剤の比率は25:1−
1:25、例えば、10:1である。
化学的分解を防止するために安定剤を加えてもよい
が、例えば、抗酸化剤(トコフエノール、ブチルハイド
ロオキシアニソール及びブチルハイドロトルエンなど)
やエピクロルヒドリンなどの分解物除去剤がこの発明の
化合物と一緒に含まれていてもよい。
この出願に係る発明の技術的範囲は次の如きものより
なると理解される。
(a) 式(I)の化合物; (b) 式(I)の化合物の製造法; (c) 担体と混合した式(I)の化合物よりなる殺
虫、殺ダニ組成物; (d) 上述の如き組成物の製造法; (e) 式(I)の化合物を害虫又はその環境に散布す
ることよりなる殺虫、殺ダニ防除方法; (f) 式(I)の化合物よりなる効力増加された殺虫
性組成物; (g) 式(I)と他の殺虫性化合物との相乗効果を示
すか又は示さない混合物; 及び (h) 式(I)の化合物の製造のため新規中間体、特
に式(II)の化合物。
以下実施例を挙げて本発明を説明するが、勿論これに
限定されるものではない。温度はすべて摂氏で示す。
実施例1 トリエチル−4−ホスホノ−3−メチルクロ
トナート エチル 3,3−ジメチルアクリレート(12.8g、100ミ
リモル)、N−ブロモサクシンイミド(11.8g、66ミリ
モル)、乾燥ベンゼン(50ml)及びベンゾルペルオキシ
ド(20mg)の混合物を0.5時間還流下に加熱した。冷
却、濾過、濃縮、及び蒸留後、エチル、4−ブロモ−3
−メチル−クロトナートを得た。後者(33.8ミリモル)
をトリエチルホスフアイト(47.17ミリモル)に100℃で
適下した。混合物を150゜に熱して、残渣を蒸留で精製
して、トリエチル 4−ホスホノ−3−メチル−クロト
ナート(沸点120゜/0.5mmHg)がシス/トランス混合物
として得られた。
実施例2 N−イソブチル 11−(3,5−ビストリフル
オロメチル−ベンジルオキシ)−3−メチルウンデカ−
2,4−ジエンアミド 7−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)−ヘプタン−1−アール(4.7g、13.27ミリモル)
(EP−A−164 187に記載の方法により調製)を実施例
1の化合物から誘導されたアニオン(13.27ミリモル)
及び乾燥テトラヒドロフラン中のリチウム ジイソプロ
ピルアミド(13.27ミリモル)とを湿気の不存在下で−4
0゜から温室で反応させた。常法による後処理及びカラ
ムクロマトグラフイー(シリカ/85:15ヘキサン:エーテ
ル)による精製で、エチル 11−(3,5−ビストリフル
オロメチルベンジルオキシ)−3−メチル−ウンデカ−
2,4−ジエンアートが得られた。
上記エステル(10.2ミリモル)を水性エタノール中の
水酸化カリにより24時間以上かけて室温で加水分解し
た。常法による仕上げ操作後、残渣をヘキサンを用いて
粉体として、(2,4)11−(3,5−ビストリフルオ
ロメチルベンジルオキシ−3−メチルウンデカ−2,4−
ジエン酸を得た。
上記の酸(0.5ミリモル)を順次トリエチルアミン
(0.5ミリモル)、ジクロルメタン中のフエニル N−
フエニル−ホスホロアミドクロリデート(0.5ミリモ
ル)で、湿気の不存在下で処理した。30分後、トリエチ
ルアミン(0.5ミリモル)及びイソブチルアミン(0.5ミ
リモル)を順次加え、16時間後、室温で反応物を常法に
より仕下げ処理した。粗製品を迅速カラムクロマトグラ
フイー(シリカ/80:20エーテル:ヘキサン)で精製して
(2,4)N−イソブチル−11−(3,5−ビストリフ
ルオロメチルベンジルオキシ)−3−メチルウンデカ−
2,4−ジエンアミドが淡黄色油状物質として得られた。G
lc,3%OV210,250゜,保持時間2.9分;tlc,Rf(シリカ−
エーテル)0.58;NMR;7.61ppm(3H),s,アロマテツク;5.
81,(3H),4,H5,NH;5.49,(1H),s,H2;4.42,(2H),s,
ベンジリツクCH2;3.44,(2H),t,H11;2.20,(3H),s(b
d),Me;2.22,(3H),m,H6,Bui;1.37,(8H),m,H7,8,9,1
0;3.20,(2H),dのd;0.94,(6H),d,Bui 以下の化合物は特記しない限りすべて(2,4
で、同様にして調製した。
実施例3 N−2,2−ジメチルプロピル 11−(3,5−ビ
ストリフルオロメチルベンジルオキシ)−3−メチルウ
ンデカ−2,4−ジエンアミド tlc;Rf(シリカ−エーテル)0.52 実施例4 N−1−メチルプロピル 11−(3,5−ビス
トリフルオロメチルベンジルオキシ)−3−メチル−2,
4−ジエンアミド,tlc;Rf(シリカ−エーテル)0.43 実施例5 N−1,2−ジメチルプロピル11−(3,5−ビス
トリフルオロメチルベンジルオキシ)−3−メチルウン
デカ−2,4−ジエンアミド 乾燥トリエン中のトリメチルアルミニユウム(4.2ミ
リモル)を−10゜で1,2−ジメチルプロピルアミン(4.2
ミリモル)で処理した。30分後(0゜ないし室温)後ト
ルエン中の実施例1のエステル(3.82ミリモル)を加え
た。混合物を6時間、湿気と酸素の不存在下還流下加熱
した。塩酸水で処理、常法により仕上げ処理を行なつ
た。粗製品をカラムクロマトグラフイー(シリカ/1:1エ
ーテル:ヘキサン)で精製すると(2,4)N−
1,2−ジメチルプロピル11−(3,5ビストリフルオロメチ
ルベンジルオキシ)−3−メチルウンデカ−2,4−ジエ
ンアミドが淡黄色油状物質として得られた。(85:15
,4:2,4)GLc;OV210,250゜,Rt2.2,1.5分;tlc,
シリカ−エーテル,Rf0.60 実施例6 N−イソブチル 11−(3,5−ビストリフル
オロメチルベンジルオキシ)−5−メチル−ウンデカ−
2,4−ジエンアミド 7−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)−ヘプタン−1−アール(26.5ミリモル)を乾燥エ
ーテル中でメチルマグネシユウムアイオダイド(26.5ミ
リモル)と反応をさせ、常法により後処理した。粗製品
をカラムクロマトグラフイーにより精製すると8−(3,
5−ビストリフルオロメチルベンジルオキシ)−オクタ
ン−2−オールを得た。
上記アルコール(16.17ミリモル)をEP−A−164 18
7に記載された方法(スエルン酸化、DMSO,オギザル ク
ロライド、トリエチルアミン)を用いて酸化したとこ
ろ、8−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)−オクタン−2−オンが得られた。このケトンをト
リエチル−4−ホスホノクロトナート/リチウムジイソ
プロピルアミドと反応させて、エチル−11−(3,5−ビ
ストリフルオロメチル)ベンジルオキシ−5−メチルウ
ンデカ−2,4−ジエンアートが得られた。このエステル
は実施例5と同様にしてアミドへと変換した。
この製品を予備逆相HPLC(85%メタノール−15%水)
で精製したところ、(2,4)N−イソブチル 11−
(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキシ)−5
−メチルウンデカ−2,4−ジエンアミドが黄色油状物質
として得られた。
Glc;OV210,270゜,Rt6.2分;tlc,シリカ−エーテル,R
f0.48,NMR;7.75,(3H),s,アリール;7.52,(1H),dのd,
H3;5.95,(1H),d,H4;5.85,(1H),NH:5.75,(1H),d,H
2;4.56,(2H),s,ベンジリツク;3.52,(2H),t,H11;2.1
2,(2H),t,H6;1.65−1.3,(8H),H7,8,9,10;1.85,(3
H),s,Me;3.16,(2H),(2H),dのd,1.8,(1H),m,0.9
1,(6H),d,イソブチル 実施例7 (2,4) N−1,2−ジメチルプロピル
11−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)−5−メチルウンデカ−2,4−ジエンアミド この化合物は実施例6と同様にして調製した。tlc,シ
リカ−エーテルRf0.52 実施例8 (2,4) N−イソブチル 11−(3,5
−ビストリフルオロメチルベンジルオキシ)−3,5−ジ
メチルウンデカ−2,4−ジエンアミド 8−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)オクタン−2−オンをトリエチル 4−ホスホノ−
3−メチルクロトナート/リチウムジイソプロピルアミ
ドと反応させて、エステルを得て、これを実施例5と同
様にして(2,4)N−イソブチル 11−(3,5−ビ
ストリフルオロメチルベジルオキシ)−3,5−ジメチル
−ウンデカ−2,4−ジエンアミドを得た。淡黄色の油状
の物質、tlc(シリカ−エーテル)Rf0.59;NMR;7.80,(3
H),s,アリール;5.69,(1H),s,H4;5.54,(1H),s,H2;
4.60,(2H),s,ベンジリツク,3.54,(2H),t,H11;2.24,
(3H),s,3Me;2.08,(2H),t,H6;1.83,(3H),s,5Me;1.
75−1.3,(8H),H7,8,9,10;3.15,(2H),dのd,1.8,(1
H),m,0.92,(6H),d,イソブチル 次の化合物を同様にして調製した。
実施例9 (2,4) N−イソブチル9−(1−ナ
フチルオキシ)−3−メチル−ノナ−2,4−ジエンアミ
ド(黄色油状)、ナトリウムハライドの存在下、ジメチ
ルホルムアミド中で1−ナフトール及びブロモペンタノ
ールとの反応から開始した。尚、ブロモペンタノールは
ペンタンジオール及び臭化水素酸から調製した。
実施例10 (33%2,4;67%2,4)N−ジメチ
ルプロピル 9−(1−ナフチルオキシ)−3−メチル
ノナ−2,4−ジエンアミド(黄色油状) 実施例11 (67%2,4:33%2,4)N−ジメチ
ルプロピル 9−(1−ナフチルオキシ)−3−メチル
ノナ−2,4−ジエンアミド(黄色油状) 実施例12 N−イソブチル 11−(3,5−ビストリフル
オロメチルベンジルオキシ)−3−エチルウンデカ−2,
4−ジエンアミド 7−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)−ヘプタ−1−アール(実施例2参照,4.97g,13.96
ミリモル)を乾燥ジクロルメタンのカルボエトキシメチ
レン トリフエニルホスホラン(4.98g,13.96ミリモ
ル、ランカスター合成株式会社、英国)と反応させて、
エチル 9−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル
オキシ)−ノナ−2−エノアート(5g)を得た。このエ
ステル(5g、13.55ミリモル)をトルエン−ジクロルメ
タン中のジイソブチルアルミニユウムハライド(27ミリ
モル)と−30゜で反応させた。常法による仕上げ乾燥
後、9−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)−ノナ−2−エン−1−オール(4.43g)が得られ
た。このアルコールを9−(3,5−ビストリフルオロメ
チルベンジルオキシ)ノナ−2−エン−アールにスエル
ン酸化(オギザリルクロライド−ジメチルスルホキシ
ド、EP−A−164 187参照)により変換した。
上記のアルデヒド(4.47g、15.13ミリモル)を乾燥エ
ーテル中でマグネシユウム(0.36g、15.13ミリモリ)と
ブルモエタン(1.65g、15.13ミリモル)から調製したエ
チルマグネシユウムブロマイドと反応させた。アンモニ
ユウムクロライドでの常法の仕上げ操作後、粗製品をク
ロマトグラフイー(シリカ、エーテル:ヘキサン)によ
り精製して、11−(3,5−ビストリフルオロメチルベン
ジルオキシ)ウンデカ−4−エン−3−オールを得、ス
エルン(Swern)酸化により11−(3,5−ビストリフルオ
ロメチルベンジルオイシ)ウンデカ−4−エン−3オン
へと変換した。
ヘキサン中のn−ブチルリチウム(4.99ミリモル)を
乾燥テトラヒドロフラン(20ml)中のN−イソプロピル
シクロルヘキシルアミン(0.69g、4.88ミリモル、アル
ドリツヒ化学会社製)に窒素存在下−78゜で加えた。15
分後、エチルトリメチルシリルアセテート(0.78g、4.8
8ミリモル、フルカー化学会社製)を加えた。更に10分
後、11−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキ
シ)ウンデカ−4−エン−3−オン(1g、2.44ミリモ
ル)を加え、温度を室温まで上昇させた。常法仕上げ操
作及びシリカ上のクロマトグラフイー後、エチル 11−
(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルオキシ)−3
−エチル−ウンデカ−2,4−ジエンオアートが二つの異
性体の混合物として得られた。
上記エスエル(0.8g、1.67ミリモル)をトルエンにま
ぜたイソブチルアミン(0.18ml、1.84ミリモル)とトリ
メチルアルミニユウム(1.84ミリモル)のコンプレツク
スで処理した。クロマトグラフイー後、(2,4
N−イソブチル 11−(3,5−ビストリフルオロメチル
ベンジルオキシ)−3−エチル−ウンデカ−2,4−ジエ
ンアミドが黄色油状物質として得られた。Glc,3%OV21
0,250゜、保持時間1.6分;tlc,Rf(シリカ−エーテル)
0.64;NMR:7.81(3H),アロマテツク;6.03(1H),m,H5;
5.92(1H),d,H4;5.52(1H),s,H2;5.45(1H),m,H5;5.
92(1H),d,H4;3.52(2H),t,H11;2.81(2H),q,1.11
(3H),t,3−Et;2.18(2H),m,H6;1.3−1.7(2H),q,1.
11,(3H),t,3−Et;2.18(2H),m,H6;1.3−1.7(8H),
飽和鎖;3.23(2H)t,1.80(1H),m,0.94(6H),d,イソ
ブチル 実施例13 N−イソブチル 11−(3,5−ビストリフル
オロメチルベンジルオキシ)−3−フルオロメチルウン
デカ−2,4ジクロルメタン中の1−クロル−3−フルオ
ロ−プロプ−2−オン(16.1g、146ミリモル、ベルグマ
ン及びコーエン、J.Am.Chem.Soc.,1958、2259)をカル
ボエトキシ−メチレン−トリフエニルホスホラン(50.5
g、146ミリモル)で処理した。室温での48時間(反応
後)、反応液を通常仕上げにより処理、カラムクロマト
グラフイー(シリカ−エーテル ヘキサン)により精製
し、エチル 4−クロル−3−フルオロ−メチルクロト
ナートが得られた。後者(18g、100ミリモル)をトリエ
チルホスフアイト(23.3g、140ミリモル)に100゜に加
えた。混合物を150゜に温め、その温度に6時間保ち、
蒸留によりトリエチル 3−フルオロメチル−4−ホス
ホノクロトナート(21g)が得られた。沸点140−150゜
(1mm) 上記のホスホナート(3g、11.23ミリモル)をリチウ
ムジイソプロピルアミド(11.23ミリモル)と反応させ
た。生成したアニオンを7−(3,5−ビストリフルオロ
メチルベンジルオキシ)−ヘプタン−1−アール(4g、
11.23ミリモル)と乾燥THF中で(実施例1と同様)反応
させた。通常仕上げ操作、精製後、エチル11−(3,5−
ビストリフルオロメチルベンジルオキシ)−3−フルオ
ロメチルウンデカ−2,4−ジエンオアート(3.95g)を得
た。このエステルをジエン酸に変換させ、次いで実施例
1と同様にして(2,4)N−イソブチル 11−(3,
5−ビストリフルオロメチルベンジルオキシ)−3−フ
ルオロメチルウンデカ−2,4−ジエンアミドが黄色油状
物質として得られた。tlc;Rf,シリカ/エーテル,0.64,N
MR;7.81(3H),s,アロマテツク;6.22(1H),m,H;6.05
(1H),d,H;5.72(1H),s,H2;5.64(2H),d,CH2F;5.68
(1H),NH;4.62(2H),s,ベンジリツク;3.56(2H),t,H
11;2.29(2H),m,H6;1.3−1.7(8H),飽和鎖;3.26(2
H),t,1.80(1H),m,0.95(6H),d,イソブチル 実施例14 N−1,2−ジメチルプロピル 11−(3,5−ビ
スフルオロメチルベンジルオキシ)−3−フルオロメチ
ル−ウンデカ−2,4−ジエンアミド 実施例13と同様に調製した。
Rf(シリカ/エーテル)0.66 実施例15 N−イソブチル 12−(2−ナフチルオキ
シ)−3−メチルドデカ−2,4−ジエンアミド 実施例5と同様にして、2−ナフトール及びブロモオ
クタノールから出発して調製した。尚、後者は、オクタ
ンジオールと臭化水素酸との反応により調製された。融
点84−−86゜ 別法については以下に詳細に述べる。
(a) エチル 3−メチルブト−2−エンオアート
(10.1g),N−ブロモサクシンイミド(14g)及びベンゾ
イルペルオキシド(0.1g)の混合物を乾燥四塩化炭素
(150ml)中で環流下3時間撹拌し、濾過、溶剤を減圧
下で留去し、残渣を蒸留しエチル(E/Z−4−ブロモ−
3−メチルブト−2−エンオアート(9.4g、b.p.100−1
05゜/15mmHg、nD=1.4863)を得、これを100゜でトリエ
チル ホスフアイト(3.1g)に滴下した。温度を徐々に
150゜に上げ、生成したエチルブロマイドを留去させ
た。2時間後、残渣を蒸留しエチル(E/Z−4−ジエチ
ルホスホノ)−3−メチルブト−2−エンオアート(2.
1g、b.p.106−120゜/0.2mmHg、nD=1.4555)。より早期
の留出分画(1.2g)もまた主として所望の化合物を含ん
でいた。
(b) 2−ナフトール(2.8g),8−ブロモ−テトラヒ
ドロピラニル オクタン−1−オール(5.4g),50%水
酸化ナトリウム(11g)溶液及びテトラブチルアンモニ
ユウムブロマイド(0.6g)を90゜で2時間かきまぜた。
反応混液を室温まで冷却し、水で希釈し、エーテルで抽
出(X3)し、水で洗浄し、次いて希塩酸で洗浄し、乾
燥、減圧下で溶剤を蒸発させて、2−(8−テトラヒド
ロピラン−2−イル)(オクチルオキシ)ナフタレン
(2−ナフチル−o−(CH28OTHP)(6.81g、nD=1.5
380)を得、これ(6.8g)をアンバーリスト(登録商
標)A15(1.9g)とメタノール(120ml)と混合し、65℃
で16時間かきまぜ、濾過し、水で希釈し、ジクロルメタ
ンで抽出(X3)、希塩酸で洗浄し、溶剤を減圧下で留去
し2(8−ヒドロオキシオクチルオキシ)ナフタレ(2
−ナフチル−o−(CH27OH)(3.8g)が得られた。m.
p.67−68゜。ピリジニユウムクロルクロメート(0.6g)
を2(8−ヒドロオキシオクチルオキシ)ナフタレン
(0.5g)のジクロルメタン(2.5ml)溶液に加え、混合
液を20゜でかきまぜた。石油エーテル(25ml)を加え、
更に10分間かきまぜたのち、活性炭/セライトの詰め物
を用いて濾過した。溶剤を減圧下で留去し、2(8−オ
キソオクチルオキシ)−ナフタレン(2−ナフチル−o
−(CH27CHO)を薄層クロマトグラフイーを用いて精
製し、20%ジエチルエーテルの石油エーテル(b.p.60−
80゜)溶液で溶出した。収量0.2g、nD=1.5570。
(c) ナトリウムメトキシドをナトリウム(95mg)と
乾燥メタノール(1.5ml)と反応させて調製した。溶剤
は減圧下で除去し、乾燥DMF(8ml)でおきかえた。工程
(a)で得られたエチル 4−(ジエチルホスホノ)−
3−メチルブト−2−(E/Z)−エンオアート(0.96g)
の乾燥DMF(5ml)溶液を2分以上かけて加えた。5分
後、工程(b)からのアルデヒド(0.9g)の乾燥DMF(5
ml)の溶液を滴下した。混合物を20゜で3時間かきま
ぜ、希塩塩に注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出(X3)
し、水で洗い、乾燥し、溶剤を減圧下で留去し、2−
(10−メチル−11−メトキシカルボニルウンデク−8
(E),10(E/Z)−ジエニルオキシ)ナフタレン(2−
ナフチル−o−(CH2−CH=CH−C(CH3)=CHCO2M
e)を得た。収量0.42g、nD=1.5740。
後者(0.46g)、エタノール(20ml)及び7%水酸化
ナトリウム(2ml)の混合物を還流下で1時間かきま
ぜ、水に注ぎ込んだ。沈澱物の濾別し、希塩酸と一緒に
振とうし、ジエチルエーテルで抽出(X3)し乾燥し、溶
剤を減圧下で留去すると純粋のE異性体として製品(0.
14g)が得られた。m.p.84−85゜。濾液を希塩酸で酸性
化し、ジエチルエーテルで抽出(X3)した。抽出分をあ
わせて、乾燥し、溶剤を留去し2(10−メチル−11−カ
ルボキシルウンデカ−8(E),10(E/Z)−ジエニルオ
キシナフタレン(2−ナフチル−o−(CH2−CH=C
H−C(CH3)=CHCO2H)を得た。残渣をジエチルエーテ
ル/石油エーテル(b.p.60−80゜)から再結晶させ、更
にE−異性体(80mg)が得られた。そしてZ異性体は半
固体とし母液から除かれて、更に精製することなく用い
た。
最後に、2(10−メチル−11−カルボキシウンデカ−
8(E),10(E)−ジエニルオキシ)ナフタレン(8m
g)をオギザリルクロライド(1ml)及び乾燥ベンゼン
(5ml)と一緒にかきまぜた。溶剤を減圧下で留去し、
酸クロライドを乾燥ジエチルエーテル(3ml)に再溶解
させた。イソブチルアミンの乾燥ジエチルエーテル(5m
l)溶液を滴下した。混合物を20゜で2時間をかきま
ぜ、希塩酸中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出(X3)
し、乾燥し、溶剤を蒸発させた。製品をジエチルエーテ
ル及び石油エーテル(b.p.60−80゜)から再結晶させ
て、表記した製品を得た(m.p.83−85゜)。
別法として、2(8−テトラヒドロピラン−2−イ
ル)(オクチルオキシ)ナフタレン(例えば、2−ナフ
チル−o−(CH2−OTHP)は次の様にして得られ
る。8−(2−テトラヒドロ−ピラニルオキシ)−オク
タノール(2.35g),N,N′−ジシクロヘキシル−カーボ
ジイミド(2.5g)及び2−ナフトール(1.6g)をかきま
ぜ、100゜で2時間加熱する。冷却後、水とクロロホル
ムを加えて混合物を分液する。有機溶液を希塩酸で洗浄
し、飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、硫酸ソーダで乾
燥し、蒸発させると製品が得られる。nD=1.5370 実施例16 N−1−メチルプロピル 12−(2−ナフチ
ルオキシ)−3−メチル−ドデカ−2,4−ジエンアミド 実施例5と同様に調製した。m.p.65−8℃ 実施例17 N−イソブチル 11−(2,3,4,5,6−ペンタ
フルオロベンジルオキシ)−3−メチルウンデカ−2,4
−ジエンアミド 実施例5と同様にして、ペンタフルオロベンジルブロ
マイドから出発して調製した。
Rf(シリカ/エーテル)0.57 70%(2,4)30%(2,4Z)。
実施例18 N−1,1,2,トリメチルプロピル 11−(3,5
−ビストリフルオロメチルベンジルオキシ)−3−メチ
ルウンデカ−2,4−ジエンアミド 実施例1と同様にして、3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)フエノールから出発して調製した。
Rf(シリカ/エーテル)0.70 1:1(2,4):(2,4) 実施例19 N−イソブチル 11−(2,4−ジクロルベジ
ルオキシ)−3−(メチルウンデカ−2,4−ジエンアミ
ド 実施例5と同様にして、調製した。
実施例20 N−イソブチル 12−(3,5−ビストリフル
オロメチルフエノキシ)−3−メチルドデカ−2,4−ジ
エンアミド 実施例5と同様にして調製した。
Rf(シリカ/エーテル)0.63 85%(2,4)15%(2,4) 実施例21 N−イソブチル 11−3,5−ビストリフルオ
ロメチルベンジルオキシ)−3−トリフルオロメチル−
ウンデカ−2,4−ジエンアミド シス−(E)3−トリフルオロメチル トリエチルホ
スホノクロトナートをリユー(Liu)らの方法(J.Am.Ch
em.Soc.,1982,104,4979)に従つて調製し、実施例2と
同様にして、7−(3,5−ビストリフルオロメチルベン
ジルオキシ)−ヘプタン−1−アールと反応させエステ
ルを得、このエステルを実施例5と同様にしてトリメチ
ル アルミニユウム及びイソブチルアミンと反応させ
て、表記化合物を黄色油状物質として得た。
Rf(シリカ/1:1エーテル:ヘキサン)0.54 >98%2−シス,4−トラン体(2,41H NMR(オレ
フイニツクス): 7.19,(d,1H,H4; 6.26(m,1H),H5; 6.16,(s,1H),H2。
実施例22 2−(10−メチル−12(オキソ−ドテク8
(E),10(E/Z)ジエニルオキシナフタレンm.p.93−96
゜ 上記化合物は実施例15において記載していると同様の
手順に従つて調製した。
実施例23 2−(10−メチル−12(2−メチルブチルア
ミノ)−12−オキソ−ドデク8(E),10(E/Z)ジエニ
ルオキシナフタレン 上記化合物は実施例15において記載していると同様の
手順に従つて調製した。
実施例24 2−(10−メチル−12(1,2−ジメチルプロ
ピルアミノ)−12−オキソドデク−8(E),10(E/Z)
−ジエニルオキシナフタレン 上記化合物は実施例15において記載していると同様の
手順に従つて調製した。
実施例25 6−ブロモ−2−(10−メチル−12(2,2−
ジメチルプロピルアミノ−12−オキソ−ドデク−8
(E),10(E/Z)−ジエニルオキシナフタレン この化合物も、以下の中間体を経由して実施例15と同
様にして調製した。
6−ブロモ−2−(8−テトラヒドロピラン−2−イ
ル)−オクチルオキシ)ナフタレン(nD=1.5432) 6−ブロモ−2−(8−ヒドロオキシオクチルオキ
シ)ナフタレン(m.p.59−61℃) 6−ブロモ−2−(8−オキソオクチルオキシナフタ
レン(m.p.49−51゜) 6−ブロモ−2−(10−メチル)−11−メトキシカル
ボニル デク−8(E),10(E/Z)−ジエニルオキシナ
フタレンnD=1.5433 最終工程で、トリメチルアルミニユウム(2M,1ml)の
ハキサン溶液をイソブチルアミン(0.2ml)の乾燥ベン
ゼン(2ml)溶液のかくはんをつづけながら、その溶液
に、窒素気流中、20℃で滴下した。15分後、Dで得た上
記エステル(0.1g)の乾燥ベンゼン(1ml)の溶液を加
えて、混合液を16時間還流下でかきまぜをつづけ、20℃
に冷却し、希塩酸(10ml)を注意しながら加えた。混合
物を30分かきまぜ、ジクロルメタンで抽出し、乾燥し、
溶剤を蒸発した。残渣を薄層クロマトグラフイー(シカ
リ上)で精製、60%エーテル/石油エーテルで溶出し、
表記化合物を得た。m.p.79−81℃ 生物活性 A. イエバエに対する局所施用 この発明の化合物をセルソルブ溶液にとかし、イエバ
エ〔ムスカ ドメスチカ(WRL株)〕に局所施用(トピ
カルアプリケーシヨン)した。その場合6μgのピペロ
ニルブトキサイドを加えたものも使用した。結果は、殺
滅率%で表−1に示す。
更に、実施例9−14の化合物は3μg以下で活性を示
した。6μgのピペロニルブトキサイド(PB)を加えた
ものも同様であつた。
B. 穀物害虫に対する活性 シトヒリス グラナリユウス(Sitophilus granariu
s)及びコクヌストモドキ(トリボリユウム カスタネ
ウム)の成虫をそれぞれ約20匹に15gの穀物を入れた管
に入れた。穀物には予じめこの発明の化合物の0.2%W/V
溶液をピペツトで滴下し、乾燥させておいた。7日目で
の死虫率%を表−1に示す。
C. ブローフライ(クロバエ及びニクバエを含む)に対
する活性 実施例2及び5の化合物は、ルシリア カプリナ(Lu
cilia cuprina)に対して10ppm未満で活性を示した。
D. カに対する活性 風洞中のカの一種(Culex fetigans)に対して、実施
例2及び5の化合物のそれぞれのLG50はOPD/ジクロルメ
タン溶液中1%未満であつた。
E. 残留散布 アセトン:水:湿潤剤(5:94.5:0)乳剤として散布し
たところ1000ppm未満の散布で活性を次の化合物が示し
た。
イエバエ:2,9,11,12,15,16,17,19,20 C.q.:9,11 アカイエカ:9 P.x.:2,4,9,11,12,15,16,17,19,20 M.p.:2,3,4,11,12 ナミハダニ:2,3,4,15,16,17,18,19,20 C.q.=シイー・キンクエフアスシアタス(C.quinquefas
ciatus) P.x.=ピイー.キシロステラ(P.xylostella) M.p.=エム・ペルシカエ(M.persicae) F. スポドプテラ リトラリス(Spodoptera littorali
s) 実施例2の化合物は表記害虫の幼虫に対して局所施用
したところ10μg/幼虫で活性を示した。
実施例15、16、17、19及び20の化合物は表記害虫の幼
虫に5μg/幼虫注入したところ活性を示した。
G. 比較実験 実施例2の化合物をEP−A−164 187の実施例4の化
合、即ち、3−メチル基を欠く類似化合物と比較した。
ガラスに付着させたところ、次の如き結果を得た。化合物 LC50(mg.m-2アカイエカ C.q. 実施例2 約40 約40 先行技術 >200 >200 アセトン溶液として処理したとき、スポドプテラ リ
トラリス幼虫に対して、実施例2化合物のLD50は2μg
で、上記の類似化合物のそれは>10μgであつた。
実施例15、22から25の化合物の物性及び生物活性を表
−2に示す。
上記化合物の生物活性は次のようにして評価した。
化合物のアセトン溶液(1μ)をアルノルドマイク
ロアプリケーターを用いて4日令のイエバエ雌成虫(H
F;実施例Aのイエバエとは別株)の胸部に局所施用し、
エーテルでますいするか、又はマスタードビートル(M
B)の約1週令の成虫雄雌を、吸引管で保持しながら腹
部に局部施用した。各濃度及び対照群とも二反覆とし、
各15匹に対して局部施用し殺虫をイエバエに対しては24
時間後に、MBに対しては48時間後に調査した。この時点
で最終死虫率を求めた。
結果はプロビツト法により解析、各化合物及び基準化
合物バイオレスメスリンの毎試験毎のLD50及び標準誤差
を求めた。供試化合物と基準化合物とのLD50値を比較
し、相対的能力(バイオレスメスリン=100)を求め
た。
製剤例 1. 乳剤 実施例2の化合物 10.00 エチラン KEO 20.00 キシレン 67.50 ブチル化 ヒドロキシアニソール 2.50 100.00 2. 水和剤 実施例2の化合物 25.00 アタパルガイド 69.50 イソプロピルベンゼンスルホン酸ソーダ 0.50 縮合ナフタレンスルホン酸のソーダ塩 2.50 ブチル化 ヒドロオキシトルエン 2.50 100.00 3. 粉剤 実施例2の化合物 0.50 ブチル化 ヒドロオキシアニソール 0.10 タルク 99.40 100.00 4. ベイト(毒餌) 実施例2の化合物 40.25 糖衣用砂糖 59.65 ブチル化 ビトロオキシトルエン 0.10 100.00 5. ラツカー 実施例2の化合物 2.50 樹脂 5.00 ブチル化 ヒドロオキシアニソール 0.50 高級芳香ホワイトスピリツト 92.00 100.00 6. エアゾール 実施例2の化合物 0.30 ブチル化 ヒドロオキシアニソール 0.10 1,1,1−トリクロルエタン 4.00 無臭灯油 15.60 アルクトン11/12 50:50混合物 80.00 100.00 7.スプレー 実施例2の化合物 0.10 ブチル化 ヒドロオキシアニソール 0.10 キシレン 10.00 無臭灯油 89.80 100.00 8. 相乗効果を有するスプレー製剤 実施例2の化合物 0.10 パーメスリン 0.50 ブチル化 ヒドロオキシアニソール 0.10 キシレン 10.10 無臭灯油 89.20 100.00
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノーマン フランク ジェーンズ イギリス国 ベッドフォードシャー,ラ トン,マーストン ガードウンズ,82 (72)発明者 ブピンダー ポール シング カムベイ イギリス国 ミドルセックス,ハロウ ウィールド,ウォーハム ロード,85

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2(CE1=CE2 (CE3=CE4)CONR1Z で表わされる化合物〔但し、式中Arはフェニル又はナフ
    チル基で、いずれも一又はそれ以上のC1-6アルキル、ハ
    ロゲン、C1-6アルコキシ、ハロゲンで置換されていても
    よいC1-6アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基で置換されているか、又はいずれも置
    換されていなくとも良く;xは0又は1、mは1から7、
    nは1から7、AはCH2又は酸素、aは0又は1で;R1
    水素、C1-6アルキル及びC3-6のシクロアルキル(アルキ
    ル及びシクロアルキルは共に一又はそれ以上のハロゲ
    ン,C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルコキシ、C
    2-6アルケニル、ジオキシアラニル及びC3-6シクロアル
    キルで置換されていてもよい)から独立して選ばれたも
    のであり;Zは式 −C1(RA)(RB)−C2(RC)(RD)(RE) を表わされ、式中RA及びRBは同一でも相異なっていても
    よく、共に水素又はメチルを示し、RCはメチルを、RD
    メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブ
    チル又はビニルを、REは水素又はメチルを示し;RCとRD
    はメチレン基(=CH2)を形成するか、又はC2と共にシ
    クロプロパン又はシクロブタン環を形成してもよく、そ
    の場合、RA,RB,及びREは水素又はメチルを示し;RA及びR
    CがC1及びC2と共にシクロブタン環を形成する場合は、R
    B,RD及びREは独立して水素又はメチルを示し;E1,E2,E3,
    E4は独立して水素、C1-4アルキル、又はハロゲンで置換
    されたアルキル、及びニトリルから選ばれたもので、か
    つ少なくともE1,E2,E3及びE4は場合によっては置換され
    ているアルキル又はニトリルであり;かつ、(2E,4E)
    N−イソブチル 3−メチル−7−(3−クロルフェノ
    キシ)−ドデカ−2,4−ジエンアミドは含まない〕。
  2. 【請求項2】Arがハロゲン又はトリフルオロメチル基で
    置換されているものである特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】aが1である特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の化合物。
  4. 【請求項4】Aが−CH2−であり、mとnとの合計が奇
    数である特許請求の範囲の前項のいずれか1項に記載の
    化合物。
  5. 【請求項5】R1が水素で、Zがc1-5アルキルである特許
    請求の範囲の前項のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】アミド化合物のカルボニルと共役している
    二重結合の全部又は一部の立体構造がトランスである特
    許請求の範囲の前項のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】E1,E2及びE4が水素で、E3がメチル、フル
    オロメチル又はトリフルオロメチルである特許請求の範
    囲の前項のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】N−イソブチル 11−(3,5−ビストリフ
    ルオロメチルベンジルオキシ)−3−メチルウンデカ−
    2,4−ジエンアミド、N−イソブチル 12−(2−ナフ
    チルオキシ)−3−メチルドデカ−2,4−ジエンアミ
    ド、N−イソブチル 11−(2,4−ジクロルベンジルオ
    キシ)−3−メチルウンデカ−2,4−ジエンアミド、又
    はN−イソブチル 12−(3,5−ビストリフルオロメチ
    ルフェノキシ)−3−メチル−ドデカ−2,4−ジエンア
    ミド(いずれも2E,4E体)のうちのいずれか一つである
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  9. 【請求項9】一般式(I) Ar(CH2xO(CH2mA(CH2(CE1=CE2 (CE3=CE4)CONR1Z で表わされる化合物〔但し、式中Arはフェニル又はナフ
    チル基で、いずれも一又はそれ以上のC1-6アルキル、ハ
    ロゲン、C1-6アルコキシ、ハロゲンで置換されていても
    よいC1-6アルキル、ハロゲンで置換されていてもよいC
    1-6アルコキシ基で置換されているか、又はいずれも置
    換されていなくとも良く;xは0又は1、mは1から7、
    nは1から7、AはCH2又は酸素、aは0又は1で;R1
    水素、C1-6アルキル及びC3-6のシクロアルキル(アルキ
    ル及びシクロアルキルは共に一又はそれ以上のハロゲ
    ン,C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルコキシ、C
    2-6アルケニル、ジオキシアラニル及びC3-6シクロアル
    キルで置換されていてもよい)から独立して選ばれたも
    のであり;Zは式 −C1(RA)(RB)−C2(RC)(RD)(RE) を表わし、式中RA及びRBは同一でも相異なっていてもよ
    く、共に水素又はメチルを示し、RCはメチルを、RDはメ
    チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチ
    ル又はビニルを、REは水素又はメチルを示し;RCとRD
    メチレン基(=CH2)を形成し、又はC2と共にシクロプ
    ロパン又はシクロブタン環を形成してもよく、その場
    合、RA,RB,及びREは水素又はメチルを示し;RA及びRCがC
    1及びC2と共にシクロブタン環を形成する場合は、RB,RD
    及びREは独立して水素又はメチルを示し;E1,E2,E3,E4
    独立して水素、C1-4アルキル、又はハロゲンで置換され
    たアルキル、及びニトリルから選ばれたもので、かつ少
    なくともE1,E2,E3及びE4は場合によっては置換されてい
    るアルキル又はニトリルであり;かつ、(2E,4E)N−
    イソブチル 3−メチル−7−(3−クロルフェノキ
    シ)−ドデカ−2,4−ジエンアミドは含まない。〕と1
    又はそれ以上の増量剤、担体などよりなる殺虫性組成
    物。
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