JP2503109Y2 - ブリ―ザ装置 - Google Patents

ブリ―ザ装置

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JP2503109Y2
JP2503109Y2 JP1988126215U JP12621588U JP2503109Y2 JP 2503109 Y2 JP2503109 Y2 JP 2503109Y2 JP 1988126215 U JP1988126215 U JP 1988126215U JP 12621588 U JP12621588 U JP 12621588U JP 2503109 Y2 JP2503109 Y2 JP 2503109Y2
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JP
Japan
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chamber
check valve
cover
oil
vent hole
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勇夫 片山
良明 西尾
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は側弁式エンジンのブリーザ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の4サイクル側弁式汎用エンジンのブリーザ装置
を第5〜6図により説明すると、1はシリンダヘッド、
2はガスケット、3はシリンダ、4はクランクケース、
5はクランク室、6はピストン、7は連接棒、8は吸気
弁、9は吸気通路、10は気化器、11はタペット室、12は
タペット、13は吸気カム、20はブリーザ装置である。同
ブリーザ装置20は外板21と、同外板に穿設された小孔22
と、同小孔に対向するように前記外板21の内面にリベッ
ト等により装着した弾性材製のチェックバルブ23及び支
え板24と、前記外板21内の空気室25と、前記外板21の下
部に穿設した小孔26と、タペット12のカバー27と、前記
空気室25に開口したパイプ28と、このパイプ28に図示し
ないエアクリーナとを接続するホース29と、パッキン31
とより構成されている。タペット室11の下部には、前記
クランク室5とタペット室11とを連通する連通孔30が設
けられており、タペット室11内には吸排気弁のばね14、
ばね受15が収納されている。
次に前記従来例の作用について説明する。
エンジンの回転中にはオイルを含んだブローバイガス
がクランク室5の圧力変動によりクランク室5から連通
孔30、タペット室11をへて図示しないエアクリーナへ排
出される。これを防止するため、オイルとガスがブリー
ザ装置により分離された後、ガスのみがエアクリーナへ
送られる一方、オイルはタペット室11へ戻されるように
なっている。即ちクランク室5の内圧が正圧のときに
は、オイルを含んだブローバイガスがクランク室5→連
通孔30→タペット室11→外板21の小孔22、をへて空気室
25へ入る際にチェックバルブ23に衝突してオイルとガス
が分離され該ガスのみがパイプ28からホース29をへてエ
アクリーナへ送られる一方、ガスから分離されたオイル
が外板21の下部に設けられた小孔26からタペット室11へ
落下し、クランク室5の内圧が負圧のときにクランク室
5内へ戻されるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが汎用側弁式エンジンが傾斜し、クランクケー
ス4内の潤滑油飛沫量が増加した場合には、前記ガス中
に潤滑油分を多量に含んだままエアクリーナよりエンジ
ンへ吸入されるため、潤滑油の燃焼による白煙の発生、
点火栓のくすぶり、エアクリーナエレメントの目詰り等
による運転不調ならびに潤滑油消費量の増加等の不具合
を生じる。
本考案の目的は前記従来装置の課題を解消し、エンジ
ンが傾斜した場合にも潤滑油がブリーザガスと共に排出
されることのない、ブリーザ装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のブリーザ装置は、側弁式エンジンの弁室を兼
ね、通気孔を介してクランクケースに連通したタペット
室内にチェック弁室とチェック弁カバーとを有するもの
において、チェック弁カバー51とシリンダ3との間に遮
油部材を立設せしめ、前記タペット室を通気口が開口さ
れる空間とチェック弁開口部に連通される空間とに遮油
部材の下端とタペット室の底面との間に間隙γを存して
仕切り、さらに通気孔の上部を覆うように通気孔カバー
を横設したことを特徴としている。
〔作用〕
汎用エンジンが傾斜しクランクケース室内が正圧のと
きに、クランクケース室とタペット室11とを連通する連
通孔30よりタペット室11内に潤滑油を多量に含んだブリ
ーザガスが流入しても、該潤滑油は通気孔カバー60及び
遮油部材52等でせき止められチェック弁をへてエアクリ
ーナに流出することはない。
〔実施例〕
以下第1〜4図を参照し本考案の一実施例について説
明する。
第1図は第1実施例であるブリーザ装置の縦断面図で
あり、第2図は第1図のII−II断面図である。
51はチェック弁カバーでブリーザ装置20の外板21に固
定され、吸気弁8側にはチェック弁開口部51aを有す
る。52は遮油板でチェック弁カバー51からシリンダ3方
向へ延設されている。前記タペット室11は、第2図に示
すように、該遮油板52により、通気孔30が開口される空
間11aとチェック弁開口部51aに連通される空間11bとに
仕切られ、両空間11a,11bは遮油板52の端面とタペット
室側面、上面、底面との隙間(狭溢部)α,β,γを介
して連通される。60は通気孔カバーでブリーザ装置20に
横設され通気孔30を覆っている。
次に前記第1実施例の作用について説明する。
潤滑油を含んだブリーザガスが通気孔30より噴出して
も、通気孔30の上部を覆った通気孔カバー60により大部
分の潤滑油は戻されてしまう。また通気孔30を通過した
一部の潤滑油も、チェック弁カバー51よりシリンダ方向
に立設された遮油板52がタペット室11の奥まで仕切って
いるため、潤滑油はせき止められて、チェック弁開口部
51aの方向へは流出しない。この通気孔30を通過した一
部の潤滑油は遮油板52でせき止められ壁面、天井、床を
通り通気孔30からクランク室4に戻される。一方ガスは
前記遮油板52とシリンダ外周とのすきまα及びタペット
室11の上下狭溢部β,γからチェック弁51の開口部51a
に導かれ、チェック弁カバー51からチェック弁23を通り
出口孔28に排出される。
なおガス分に含まれるミスト状の潤滑油は、チェック
弁室25で気油分離され、チェック弁室底部に設けた油戻
し用の***26から、前記通気孔30をへてクランク室に戻
される。
第3〜4図は本考案と同様の結果をもたらす第2〜3
実施例であり、第3図の第2実施例はシリンダ外周部よ
りチェック弁カバー51の方向に突設された遮油リブ53を
示す。遮油板52aと遮油リブ53は図示の如く隙間δを存
して重ね合わせて設けられている。
第4図に示す第3実施例では前記遮油リブ53aをチェ
ック弁カバー51の近傍まで延長した実施例を示す。
なお、第2〜3実施例の他の部材は第1実施例と同一
である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、エンジンが傾斜しクランク室内の潤
滑油飛散量が増加した場合、通気孔30より噴出するブロ
ーバイガス中の潤滑油を通気孔カバー60によりクランク
室に戻し又該通気カバーを通過した一部の潤滑油もチェ
ック弁カバー51とシリンダ3との間に立設した遮油部材
によりせき止め、チェック弁23から出口孔28に排出させ
ないようにしたので潤滑油の燃焼による白煙、点火プラ
グのくすぶり、エアクリーナエレメントの目詰まり等に
よる運転不調ならびに潤滑油消費量増加等の不具合を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案に係るもので、第1図は第1実施例
の要部縦断面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3
図は第2実施例の第2図応当図、第4図は第3実施例の
第2図応当図、第5〜6図は従来例で第5図は燃焼室回
りの縦断面図、第6図は第5図のVI矢視図である。 3……シリンダ、5……クランク室、11……タペット
室、25……チェック弁室、30……通気孔、51……チェッ
ク弁カバー、51a……チェック弁開口部、52,52a,53,53a
……遮油部材、60……通気孔カバー。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側弁式エンジンの弁室を兼ね、通気孔(3
    0)を介してクランク窓に連通されたタペット室(11)
    内にチェック弁室(25)とチェック弁カバー(51)とを
    有するブリーザ装置において、前記タペット室のチェッ
    ク弁カバー(51)とシリンダ(3)との間に、該チェッ
    ク弁カバーの外面からシリンダへ向けて延びる遮油部材
    (52)をその下端とタペット室(11)の底面との間に間
    隙(γ)を存して立設せしめ、前記タペット室を、該遮
    油部材(52)により、前記通気孔(30)が開口する空間
    チェック弁開口部(51a)に連通される空間とに仕切っ
    たことを特徴とするブリーザ装置。
  2. 【請求項2】前記通気孔(30)の上部に、さらに通気孔
    カバー(60)を該通気孔を覆うように横設した請求項1
    記載のブリーザ装置。
JP1988126215U 1988-06-18 1988-09-29 ブリ―ザ装置 Expired - Lifetime JP2503109Y2 (ja)

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JP8013988 1988-06-18
JP63-80139 1988-06-18
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JPH0256809U JPH0256809U (ja) 1990-04-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11097466B2 (en) 2015-11-09 2021-08-24 Nike, Inc. Selective attachment of a yarn structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220110U (ja) * 1985-07-20 1987-02-06
JPS62148713U (ja) * 1986-03-12 1987-09-19

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JPH0256809U (ja) 1990-04-24

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