JPH0648092Y2 - 内燃機関のブローバイ通路 - Google Patents

内燃機関のブローバイ通路

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JPH0648092Y2
JPH0648092Y2 JP1058689U JP1058689U JPH0648092Y2 JP H0648092 Y2 JPH0648092 Y2 JP H0648092Y2 JP 1058689 U JP1058689 U JP 1058689U JP 1058689 U JP1058689 U JP 1058689U JP H0648092 Y2 JPH0648092 Y2 JP H0648092Y2
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JP
Japan
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blow
passage
internal combustion
combustion engine
cylinder block
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JP1058689U
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康隆 新村
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内燃機関のブローバイ通路に係り、特に飛散
オイルがブローバイガスに混入することを防止する内燃
機関のブローバイ通路に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関は、燃焼室からピストンとシリンダ壁との隙間
を通ってクランクケース内に漏れ出るブローバイガスが
発生する。この成分は未燃焼ガスのHCを含むので、再度
燃焼室へ導いて再燃焼させてやる必要がある。このため
に、前記内燃機関にブローバイ通路が設けられていた。
内燃機関のブローバイ通路は、第5図に示す如く、シリ
ンダブロック104とシリンダヘッド128とを貫通してクラ
ンクケース116内とシリンダヘッドカバー130内とを連通
するとともに、このシリンダヘッドカバー130内とエア
クリーナ132とを連通して設けられており、前記クラン
クケース116内のオイル126が混入したブローバイガスを
下端開口部から取り入れてシリンダヘッド128側でブロ
ーバイガスとオイル126とに分離し、ブローバイガスを
エアクリーナ132へ還元するとともに、オイル126をクラ
ンクケース116内に送り返していた。
また、その他の内燃エンジンのブローバイガス通路とし
ては、実開昭59-79511号公報に開示される如く、ブロー
バイガス通路をシリンダブロックの所定のクランク軸受
け部の一側部を通して形成するとともに、ブローバイガ
ス通路のクランクケース内に臨む開口部に潤滑油の飛沫
侵入防止用のカバーを取付けたものがあった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の内燃機関のブローバイ通路において
は、クランクケース側の下端開口部がクランクシャフト
より上方、又は、クランクシャフトの回転円の接線方向
に設けられていた。
この結果、クランクシャフトの回転によってかき上げら
れた霧状のオイルがブローバイ通路の下端開口部周辺部
位でブローバイガスに混入されてしまい、オイルの消費
量が増加し、経済的に不利であるという不都合がある。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去するため
に、クランクシャフトをシリンダブロックとクランクベ
アリングキャップとにより保持して設け、シリンダブロ
ックの下面とクランクベアリングキャップの上面とのい
ずれか一方の合せ面には、ブローバイ通路の下端開口部
に連絡する合せ面と平行な溝部を設けたことにより、ブ
ローバイガスにオイルが混入するのを減少し、オイルの
消費量を減少させることができ、経済的に有利であると
ともに、シリンダブロックの軽量化や製造コストを低減
を図ることができ、実用上有利な内燃機関のブローバイ
通路を実現するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、クランクケース
とシリンダヘッドカバー内とを連通するとともにこのシ
リンダヘッドカバー内と吸気系上流側とを連通してブロ
ーバイガスを吸気系上流側に還元する内燃機関のブロー
バイ通路において、クランクシャフトをシリンダブロッ
クとクランクベアリングキャップとにより保持して設
け、前記シリンダブロックの下面とクランクベアリング
キャップの上面とのいずれか一方の合せ面には前記ブロ
ーバイ通路の下端開口部に連絡する前記合せ面と平行な
溝部を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上述の如く構成したことにより、内燃機関を駆動した際
に、クランクケース内のオイルが混入したブローバイガ
スは、溝部からブローバイ通路に入り込み、ブローバイ
ガスとオイルとに分離され、ブローバイガスは吸気系上
流側に還元されるとともに、オイルはクランクケース内
に下降されている。
このとき、シリンダブロックの下面とクランクベアリン
グキャップの上面とのいずれか一方の合せ面には前記ブ
ローバイ通路の下端開口部に連絡する前記合せ面と平行
な溝部を設けたので、ブローバイガスへの多量のオイル
の混入を確実に減少してオイルの消費量を減少させてい
る。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1、2図はこの考案の実施例を示すものである。第
1、2図において、2は内燃機関、4はシリンダブロッ
クである。前記内燃機関2のシリンダブロック4は内部
に図示しないシリンダが形成され、このシリンダ内を上
下動するピストン6が嵌入されている。ピストン6はコ
ネクチング・ロッド8の一端側に取付けられており、こ
のコネクチング・ロッド8の他端側にクランクシャフト
10が取付けられている。
このクランクシャフト10は、回動可能に前記シリンダブ
ロック4下部にクランク・ベアリング・キャップ12によ
って取付けられている。
前記シリンダブロック4は、上部に図示しないシリンダ
ヘッドが固設されているとともに、下部にオイルパン14
が固設され、前記シリンダブロック4とオイルパン14と
によってクランクケース16を形成している。
また、図示しないシリンダヘッドとシリンダブロック4
とには、前記クランクケース16と図示しないシリンダヘ
ッドカバー内とを連絡するブローバイ通路18が設けら
れ、このブローバイ通路18は、前記シリンダヘッドカバ
ー内から、図示しないエアクリーナに連通している。
更に、前記シリンダブロック4の下面4bとクランク・ベ
アリング・キャップ12の上面12aとのいずれか一方の合
せ面、例えば、クランク・ベアリング・キャップ12の上
面12aには、前記ブローバイ通路18の下端開口部20に連
通する合せ面と平行な溝部22が設けられている。
つまり、前記ブローバイ通路18の下端開口部20をシリン
ダブロック4の下面に開口させて設け、この下端開口部
20に当たるクランク・ベアリング・キャップ12に前記下
端開口部20に連絡する溝部22を設ける。この溝部22によ
ってクランクケース16とブローバイ通路18とを連通し、
ブローバイガスをブローバイ通路18に導入している。
なお符号24は、クランク・ベアリング・キャップ12をシ
リンダブロック4に固定する固定用ボルト、26はクラン
クケース16の底部に溜まっているオイルである。
次に作用について説明する。
内燃機関2を駆動した際に、クランクケース16内のオイ
ル26が混入したブローバイガスは、溝部22からブローバ
イ通路18に入り込み、ブローバイガスとオイルとに分離
される。
ブローバイガスは、前記ブローバイ通路18を上昇し、図
示しないシリンダヘッドカバー内を介して図示しないエ
アクリーナ側に還元されるとともに、オイルは前記ブロ
ーバイ通路18を下降し、クランクケース16内に送り込ま
れる。
このとき、ブローバイ通路18の下端開口部20をシリンダ
ブロック4の下面4bに開口させて設け、この下端開口部
20に当たるクランク・ベアリング・キャップ12に前記下
端開口部20に連絡する溝部22を設けているため、ブロー
バイガスへの多量のオイル26の混入を確実に減少してオ
イル6の消費量を減少させている。
これにより、ブローバイガスへのオイル26の混入を減少
させることができ、オイル26の消費量を低減し得て、経
済的に有利であり、内燃機関2内の潤滑を確実に行い得
て、内燃機関2の性能を十分に発揮させることができ
る。
また、ブローバイ通路18の下端開口部20をシリンダブロ
ック4の下面4bに開口させて設け、この下端開口部20に
当たるクランク・ベアリング・キャップ12に前記下端開
口部20に連絡する溝部22を設けたので、シリンダブロッ
ク4の軽量化を図ることができるとともに、シリンダブ
ロック4の製造コストを低減でき、実用上有利である。
なお、この考案は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、ブローバイ通路
18の下端開口部20をシリンダブロック4の下面4bに開口
させて設け、この下端開口部20に当たるクランク・ベア
リング・キャップ12に前記下端開口部20に連絡する溝部
22を設けたが、第3図に示す如く、溝部32の開口部位に
ブローバイガスへの飛散オイルの混入を防止すべく断面
コの字形状の壁部34を上方開となる様に一体的に設けて
使用することもできる。これによって、従来は後付けし
ていた壁部を省略でき、部品点数を小とし得て、製造コ
ストを低減することができる。第4図に示す如く、シリ
ンダブロック4の下面4bに溝部42を設け、この溝部42と
ブローバイ通路18とを連絡して設け、この溝部42の開口
部位にブローバイガスへの飛散オイルの混入を防止する
板状の壁部44を一体的に設けることもできる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、クランクシ
ャフトをシリンダブロックとクランクベアリングキャッ
プとにより保持して設け、シリンダブロックの下面とク
ランクベアリングキャップの上面とのいずれか一方の合
せ面には、ブローバイ通路の下端開口部に連絡する前記
合せ面と平行な溝部を設けたので、ブローバイガスへの
オイルの混入を減少でき、オイルの消費量を確実に低減
させ得て、経済的に有利である。また、ブローバイ通路
をシリンダブロックのクランクベアリングキャップ合せ
面部位まで設けており、シリンダブロックの軽量化を図
ることができるとともに、シリンダブロックの製造コス
トを低減でき、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
第1、2図はこの考案の実施例を示し、第1図は内燃機
関の概略断面図、第2図は内燃機関のブローバイ通路の
要部拡大斜視図である。 第3、4図はこの考案のその他の実施例を示す内燃機関
のブローバイ通路の要部拡大斜視図である。 第5図は従来の内燃機関のブローバイ通路の概略断面図
である。 図において、2は内燃機関、4はシリンダブロック、6
はピストン、8はコネクチング・ロッド、10はクランク
シャフト、12はクランク・ベアリング・キャップ、14は
オイルパン、16はクランクケース、18はブローバイ通
路、20は下端開口部、22は溝部、24はボルト、26はオイ
ルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクケースとシリンダヘッドカバー内
    とを連通するとともにこのシリンダヘッドカバー内と吸
    気系上流側とを連通してブローバイガスを吸気系上流側
    に還元する内燃機関のブローバイ通路において、クラン
    クシャフトをシリンダブロックとクランクベアリングキ
    ャップとにより保持して設け、前記シリンダブロックの
    下面とクランクベアリングキャップの上面とのいずれか
    一方の合せ面には前記ブローバイ通路の下端開口部に連
    絡する前記合せ面と平行な溝部を設けたことを特徴とす
    る内燃機関のブローバイ通路。
JP1058689U 1989-01-31 1989-01-31 内燃機関のブローバイ通路 Expired - Lifetime JPH0648092Y2 (ja)

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