JP2502301Y2 - ディ―ゼルエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

ディ―ゼルエンジンの燃料噴射装置

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JP2502301Y2
JP2502301Y2 JP1990101678U JP10167890U JP2502301Y2 JP 2502301 Y2 JP2502301 Y2 JP 2502301Y2 JP 1990101678 U JP1990101678 U JP 1990101678U JP 10167890 U JP10167890 U JP 10167890U JP 2502301 Y2 JP2502301 Y2 JP 2502301Y2
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JP
Japan
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fuel injection
control unit
relay
actuator
diesel engine
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JP1990101678U
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良成 今井
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置に関す
る。
(従来の技術) ディーゼルエンジンの低燃費、高出力、低公害化をは
かるため、燃料噴射ポンプのプリストローク(静的噴射
始め)を変えることにより、噴射時期および噴射率を制
御する燃料噴射装置があった(モータビークル 第39巻
第1号 1989年1月1日九段書房発行、参照)。
(考案が解決しようとする課題) この噴射率可変型燃料噴射装置では、そのコントロー
ルユニットの電源回路に故障が発生した場合に、プリス
トロークが目標値から大きく移行した状態で高負荷高速
運転が行われることが考えられる。この故障時に燃料噴
射ポンプに備えられるブーストコンペンセータを介して
燃料増量が行われると、ノズルチューブの内圧が過大と
なって噴射系の2次障故を引き起こしたり、またはエン
ジンの筒内圧が過大となってエンジン本体の故障を招く
という問題点がある。特に、電源回路の断線に伴いアク
チュエータがプリストローク最大位置に固定されると、
燃料噴射ポンプのプランジャを駆動するカムが常にその
ノーズ部分を使用して燃料噴射を行うことになるのでカ
ム摩耗が促されて噴射ポンプが劣化しやすい。
本考案は、こうした従来の問題点を解決することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、燃料噴射ポンプ
のプリストロークを調節するアクチュエータと、このア
クチュエータにエンジン運転状態に応じてプリストロー
ク駆動信号を送って燃料噴射率および噴射時期を制御す
るコントロールユニットを備える一方、吸気管から導か
れるブースト圧により燃料噴射量を調節するブーストコ
ンペンセータを備えるディーゼルエンジンの燃料噴射装
置において、前記コントロールユニットの電源回路の通
電時に閉成するリレーを備え、このリレーを介してコン
トロールユニットの非通電時に前記ブーストコンペンセ
ータに導かれるブースト圧を遮断して大気に解放する三
方電磁弁を備えた。
(作用) 上記構成に基づき、コントロールユニットの電源回路
が断線した場合、リレーが開成することにより、三方電
磁弁がブーストコンペンセータに導かれるブースト圧を
遮断して大気に解放するため、ブーストコンペンセータ
による燃料増量が行われることなく、燃料系の2次故障
を引き起こすことを防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は直噴式ディーゼルエンジン、2
は噴射率可変機構を備える燃料噴射ポンプ、3は噴射率
可変機構を駆動するアクチュエータである。コントロー
ルユニット4は、ラック位置信号、水温信号、回転信
号、プリストローク位置信号等を入力して、アクチュエ
ータ3にエンジン運転状態に応じてプリストローク駆動
信号を送って燃料噴射率および噴射時期を制御する。
燃料噴射ポンプ2には過給機付きエンジンに必要な燃
料増量機構としてブーストコンペンセータ8を備える。
ブーストコンペンセータ8は給気管7から配管10を介し
てブースト圧が導かれ、ブースト圧がこれに組み込まれ
ているスプリングの張力に打ち勝つと、ダイヤフラムお
よびプッシュロッドが押され、燃料噴射量を増加させる
ようになっている。
コントロールユニット4に接続するアクチュエータ3
の電源回路5の途中には常閉型リレー6が介装される。
コントロールユニット4はアクチュエータ3の故障時あ
るいはセンサ類の故障時にリレー6を通電して開成し、
アクチュエータ3の通電を停止する制御手段を備える。
さらに、コントロールユニット4の電源回路15の通電
時に閉成する常開型リレー16が設けられる。なお、この
電源回路15の途中にはヒューズ17、キースイッチ18が介
装されている。
ブーストコンペンセータ8にブースト圧を導く配管10
の途中には三方電磁弁9が介装され、この三方電磁弁9
はアクチュエータ電源回路5に介装されリレー6と、コ
ントロールユニット電源回路15によって駆動されるリレ
ー16をそれぞれ介して通電制御される。
このように構成され、コントロールユニット4の電源
回路15の通電時はリレー16が閉成し、かつアクチュエー
タ3およびセンサ類の正常時はリレー6が閉成している
ので、第2図に示すように、三方電磁弁9はその弁体12
が大気解放口11を閉塞し、かつ配管10を開通させ、ブー
スト圧により高速時の燃料増量が行われる。
これに対して、電源回路15の断線またはヒューズ17の
切断等なんらかの原因でコントロールユニット4に供給
される電流が停止した場合はリレー16が開成される。
また、第4図に示すように、センサの断線、ショート
が発生してアクチュエータ3の位置検出不能に陥った場
合、さらにアクチュエータ3の断線、ショート、固着ま
たはしぶり等が発生して、プリストローク目標値に追従
しなくなった場合、コントロールユニット4によるプリ
ストローク位置制御を中止し、電源回路5のリレー6が
開成される。
いずれの場合も、三方電磁弁9の通電は停止され、第
3図に示すように、三方電磁弁9の弁体12が大気解放口
11を開き、かつ配管10の吸気管側を遮断する。したがっ
て、ブースト圧力がブーストコンペンセータ8に導入さ
れることなく、ブーストコンペンセータ8に組み込まれ
ているスプリングの張力によりダイヤフラムおよびプッ
シュロッドが初期位置に保持され、燃料噴射量を増加さ
せることがない。これにより、燃料噴射ポンプ2から噴
射燃料を導くノズルチューブの圧力を低下させ、燃料噴
射系やエンジン本体に2次故障を引き起こすことを防止
できる。
(考案の効果) 以上のとおり本考案によれば、コントロールユニット
の電源回路の通電時に閉成するリレーを備え、このリレ
ーを介してコントロールユニットの非通電時にブースト
コンペンセータに導かれるブースト圧を遮断して大気に
解放する三方電磁弁を備えるものとしたので、ヒューズ
切れ等によるコントロールユニットの電源回路の断線時
に、燃料噴射ポンプが最大噴射位置に固定されるような
ことがなく、したがってカム摩耗による燃料噴射ポンプ
の劣化や噴射系およびエンジン本体の2次故障を招くこ
とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図,第3図
はそれぞれ三方電磁弁の作動状態を示す図、第4図は作
用を示す流れ図である。 1……エンジン、2……燃料噴射ポンプ、3……プリス
トロークアクチュエータ、4……コントロールユニッ
ト、8……ブーストコンペンセータ、9……三方電磁
弁、15……コントロールユニット電源回路、16……リレ
ー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴射ポンプのプリストロークを調節す
    るアクチュエータと、このアクチュエータにエンジン運
    転状態に応じてプリストローク駆動信号を送って燃料噴
    射率および噴射時期を制御するコントロールユニットを
    備える一方、吸気管から導かれるブースト圧により燃料
    噴射量を調節するブーストコンペンセータを備えるディ
    ーゼルエンジンの燃料噴射装置において、前記コントロ
    ールユニットの電源回路の通電時に閉成するリレーを備
    え、このリレーを介してコントロールユニットの非通電
    時に前記ブーストコンペンセータに導かれるブースト圧
    を遮断して大気に解放する三方電磁弁を備えたことを特
    徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
JP1990101678U 1990-09-28 1990-09-28 ディ―ゼルエンジンの燃料噴射装置 Expired - Lifetime JP2502301Y2 (ja)

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JPH0459347U JPH0459347U (ja) 1992-05-21
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DE3118501A1 (de) * 1981-05-09 1982-12-02 Bayerische Motoren Werke AG, 8000 München Sicherheitsvorrichtung fuer eine diesel-einspritz-brennkraftmaschine mit abgasturbolader

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