JP2501812B2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JP2501812B2
JP2501812B2 JP2905287A JP2905287A JP2501812B2 JP 2501812 B2 JP2501812 B2 JP 2501812B2 JP 2905287 A JP2905287 A JP 2905287A JP 2905287 A JP2905287 A JP 2905287A JP 2501812 B2 JP2501812 B2 JP 2501812B2
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JP
Japan
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inner panel
wheel house
outrigger
sill
house inner
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譲治 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車の後部車体構造に関する。
従来の技術 自動車にあつては、車体後部に設けられた車体骨格部
材としてのリヤサイドメンバとサイドシルのシルインナ
パネルとの間に、サスペンシヨンを取り付けるためのア
ウトリガを接合した構造のものがある。
この一例を第4,5図によつて説明すると1は車体骨格
部材としてのリヤサイドメンバを示す。また、2はホイ
ルハウスを構成するホイルハウスインナパネルを示し、
このホイルハウスインナパネル2にはサイドシルのシル
インナパネル3を接合してある。
そして、上記リヤサイドメンバ1とシルインナパネル
3とにハツト型断面形状のアウトリガ4を接合してあ
る。
上記アウトリガ4には、下部に図外のサスペンシヨン
を取付けるための取付部材5を設けてあつて、この取付
部材5を介して入力されるサスペンシヨンからの荷重を
上記リヤサイドメンバ1に荷重分担させるようにしてい
る。
尚、上記ホイルハウスインナパネル2の前側面には、
シートベルトを支持するシートベルトアンカ取付部6を
取付けてある(この類似構造は、例えば、実開昭55−70
372号公報に示されている)。
発明が解決しようとする問題点 上述の車体構造にあつては、上記ホイルハウスインナ
パネル2に取付けられたシートベルトアンカ取付部6に
シートベルトを介して過大な入力荷重が作用すると、ホ
イルハウスインナパネル2に大きな引張荷重が作用す
る。
したがつて、上記引張荷重に対抗してホイルハウスイ
ンナパネル2の変形を防止するためには、ホイルハウス
インナパネル2及びシルインナパネル3の板厚を増加さ
せる必要があるが、このようにすると車体重量が増加し
てしまい、車体軽量化に逆行してしまう点が指摘されて
いる。
そこで、この発明は、ホイルハウス及びシルインナパ
ネルの板厚を増加させることなく、アウトリガを有効利
用してシートベルトからの過大な入力荷重が作用しても
十分にこれに対抗できる自動車の後部車体構造を提供す
るものである。
問題点を解決するための手段 リヤサイドメンバと、ホイルハウスインナパネルとシ
ルインナパネルとの接合部分とに渡り、サスペンシヨン
を取付けるアウトリガを接合し、上記ホイルハウスイン
ナパネルのアウトリガ接合部位の近傍にシートベルトア
ンカ取付部を形成してある。
作用 サスペンシヨンを取付けるアウトリガを介してシート
ベルトアンカ取付部からの入力荷重をリヤサイドメンバ
に荷重分担させ、ホイルハウスインナパネル,シルイン
ナパネルへの負荷を低減させる。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に前記従来の構
成と同一部分に同一符号に付して詳述する。
第1〜3図において、1はハツト型断面形状の車体骨
格部材としてのリヤサイドメンバであつて、その上縁フ
ランジ部1aにより図外のフロアパネルに接合される。
一方、2はホイルハウス部を構成するホイルハウスイ
ンナパネルを示し、このホイルハウスインナパネル2の
前側部にはサイドシルを構成するシルインナパネル3の
後側フランジ部3aを接合してある。
そして上記リヤサイドメンバ1と、ホイルハウスイン
ナパネル2とシルインナパネル3との接合部分との間
に、ハツト型断面形状のアウトリガ4を接合してある。
上記アウトリガ4は、下面に図外のサスペンシヨンを
取付ける取付部材5を備えており、上縁には前記リヤサ
イドメンバ1と同様にフロアパネルに接合される上縁フ
ランジ4aを設けてある。また、リヤサイドメンバ1側、
即ち車内側には周縁フランジ部4bを形成し、ホイルハウ
スインナパネル2側、即ち車外側にはホイルハウスイン
ナパネル2の下部に接合する弧状フランジ部4cとシルイ
ンナパネル3の下部に接合するフランジ部4dとを形成し
てある。
そして、上記ホイルハウスインナパネル2の上記アウ
トリガ4接合部分の近傍、具体的にはアウトリガ4の接
合部分の後部上方にはシートベルトを支持するシートベ
ルトアンカ取付部6を設けてある。
尚、上記シートベルトアンカ取付部6はアンカープレ
ート6aとアンカーナツト6bとで構成してある。
上述実施例構造によれば、例えば車両前面衝突時等に
シートベルトを介して上記シートベルトアンカ取付部6
に過大な荷重が作用すると、この入力荷重は、ホイルハ
ウスインナパネル2とシルインナパネル3との接合部分
に取付けられたアウトリガ4により車体骨格部材として
のリヤサイドメンバ1に荷重分担される。
したがつて、ホイルハウスインナパネル2あるいはシ
ルインナパネル3の板厚を増加させなくても上記入力荷
重によつてホイルハウスインナパネル2が変形を起こし
たり、あるいはシルインナパネル3とホイルハウスイン
ナパネル2の接合部分で両者が分離したりすることを防
止できる。
一方、上記アウトリガ4に作用するサスペンシヨンか
らの入力荷重はシルインナパネル3及びホイルハウスイ
ンナパネル2を介して車体側部に荷重分担され、アウト
リガ4にかかる負荷を軽減することができる。
このように、アウトリガ4を有効利用して、シートベ
ルトからかかる入力荷重を車体骨格部材に荷重分担させ
ると共にサスペンシヨン入力をもスムーズに車体側部に
伝達させることにより、各部材の板厚増加を図ることな
く強度,剛性を高めることができるのである。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、シートベ
ルトからシートベルトアンカ取付部を介してホイルハウ
スインナパネルにかかる荷重をアウトリガによりリヤサ
イドメンバに荷重分担させることができるため、ホイル
ハウスにかかる負荷を小さくすることができ、したがつ
て、ホイルハウスインナパネルの変形等を防止すること
ができる。
また、アウトリガを介してホイルハウスインナパネル
及びシルインナパネル等の車体側部にサスペンシヨンか
らの入力荷重を荷重分担させることができるため、アウ
トリガに対する荷重集中を防止することができる。
そして、部品点数も増加せず、板厚を増加させる必要
がないため、コストアツプすることなく剛性を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの発明の一実施例を示し、第1図は第3
図のI−I線に沿う断面図、第2,3図は各々要部斜視
図、第4図は従来技術の要部斜視図、第5図は第4図の
V−V線に沿う断面図である。 1……リヤサイドメンバ、2……ホイルハウスインナパ
ネル、3……シルインナパネル、4……アウトリガ、6
……シートベルトアンカ取付部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤサイドメンバと、ホイルハウスインナ
    パネルとシルインナパネルとの接合部分とに渡り、サス
    ペンシヨンを取付けるアウトリガを接合し、上記ホイル
    ハウスインナパネルのアウトリガ接合部位の近傍にシー
    トベルトアンカ取付部を形成したことを特徴とする自動
    車の後部車体構造。
JP2905287A 1987-02-10 1987-02-10 自動車の後部車体構造 Expired - Lifetime JP2501812B2 (ja)

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CN1085115A (zh) * 1992-05-19 1994-04-13 爱斯电研株式会社 游戏机组和游艺场设备及其构造地板用的构件材料
JP4784301B2 (ja) * 2005-12-26 2011-10-05 マツダ株式会社 車両の後部車体構造

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