JP2024091081A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024091081A
JP2024091081A JP2022207476A JP2022207476A JP2024091081A JP 2024091081 A JP2024091081 A JP 2024091081A JP 2022207476 A JP2022207476 A JP 2022207476A JP 2022207476 A JP2022207476 A JP 2022207476A JP 2024091081 A JP2024091081 A JP 2024091081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
unit
laminating
section
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022207476A
Other languages
English (en)
Inventor
亮輔 酒井
裕ブン 王
一成 大岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2022207476A priority Critical patent/JP2024091081A/ja
Priority to PCT/JP2023/045432 priority patent/WO2024135660A1/ja
Publication of JP2024091081A publication Critical patent/JP2024091081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/66Applications of cutting devices
    • B41J11/70Applications of cutting devices cutting perpendicular to the direction of paper feed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H39/00Associating, collating, or gathering articles or webs
    • B65H39/16Associating two or more webs

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】ラミネート完成品を綺麗に仕上げる手段を提供する。【解決手段】ラミネート装置1は、第1部材101が巻かれて形成された第1ロール111を支持する第1ホルダ21と、第2部材102が巻かれて形成された第2ロール112を支持する第2ホルダ22と、第1ロール111から引き出された第1部材101と第2ロール112から引き出された第2部材102とを貼り合わせる貼合部60と、第1ロール111と貼合部60との間に位置し、第1ロール111から引き出された第1部材101に画像を記録する記録部30と、記録部30と貼合部60との間に位置し、記録部30で画像が記録された第1部材101を切断する切断部40と、記録部30と貼合部60との間に位置し、第1部材101を把持する把持部50と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の部材を貼り合わせるラミネート装置に関する。
特許文献1には、印画物を製造する装置が記載されている。この装置では、印刷部は、被記録媒体用ロールから引き出された被記録媒体上に印画像を形成する。印画像が形成された被記録媒体は、第1のカット部で所定の長さにカットされ、ラミネート処理部に搬送され、ラミネート処理部内のガイドロールでラミネート部材用ロールから引き出されたラミネート部材と重ね合わされる。重ね合わされた被記録媒体とラミネート部材とは、加圧加熱ロールで加熱され、第2のカット部で切り離される。
特開2003-211593号公報
しかしながら、ラミネート装置において、第1ロールから引き出された第1部材と第2ロールから引き出された第2部材とを貼り合わせる貼合部の上流に、第1部材を切断する切断部が位置する場合、切断部で切断された第1部材が搬送方向または搬送方向と交差する方向に位置ずれすることがある。位置ずれした第1部材を含めて貼合部が貼り合わせを行うと、しわがよったり位置ずれしたりすることがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラミネート完成品を綺麗に仕上げる手段を提供することである。
(1) 本発明のラミネート装置は、第1部材が巻かれて形成された第1ロールを支持する第1支持部と、第2部材が巻かれて形成された第2ロールを支持する第2支持部と、上記第1ロールから引き出された上記第1部材と上記第2ロールから引き出された上記第2部材とを貼り合わせる貼合部と、上記第1ロールと上記貼合部との間に位置し、上記第1ロールから引き出された上記第1部材に画像を記録する記録部と、上記記録部と上記貼合部との間に位置し、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を切断する切断部と、上記記録部と上記貼合部との間に位置し、上記第1部材を把持する把持部と、を備えている。
上記ラミネート装置によれば、第1部材を記録部と貼合部との間の把持部で把持することにより、貼合部で貼り合わされる第1部材が切断部で切断される際に発生する第1部材の位置ずれを抑制することができる。これにより、ラミネート完成品を綺麗に仕上げることができる。
(2) 好ましくは、上記把持部は、上記記録部と上記切断部との間に位置する第1把持部を含んでいてもよい。
(3) 好ましくは、上記第1把持部は、上記第1部材の記録面に接する第1ローラと、上記第1部材の上記記録面の裏面に接する第2ローラと、を含む第1ローラ対を含んでいてもよい。
(4) 好ましくは、上記第1ローラは、上記第2ローラよりも上記第1部材に接触する面積が小さくてもよい。
(5) 好ましくは、上記第1ローラは、拍車ローラであってもよい。
(6) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第1ローラ対に含まれる2個のローラのうち少なくとも一方を回転させる駆動部と、上記駆動部によって駆動されるローラに対して、上記駆動部の第1方向の駆動を伝達し、上記駆動部の上記第1方向の反対方向である第2方向の駆動を伝達しない駆動切替機構とをさらに備えていてもよい。
(7) 好ましくは、上記把持部は、上記切断部と上記貼合部との間に位置し、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を把持する第2把持部を含んでいてもよい。
(8) 好ましくは、上記把持部は、上記切断部と上記貼合部との間に位置し、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を把持する第2把持部をさらに含み、上記第2把持部は、上記第1部材の上記記録面に接する第3ローラと、上記第1部材の上記裏面に接する第4ローラと、を含む第2ローラ対を含み、上記ラミネート装置は、上記第1ローラおよび上記第2ローラの少なくともいずれかと、上記第3ローラおよび上記第4ローラの少なくともいずれかと、を駆動する第1駆動部をさらに備えていてもよい。
(9) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第1ロールと上記記録部との間に位置し、上記第1ロールから引き出された上記第1部材を把持する第3ローラ対をさらに備え、上記第3ローラ対は、上記第1部材の上記記録面に接する第5ローラと、上記第1部材の上記裏面に接する第6ローラとを含み、上記第1駆動部は、上記第5ローラおよび上記第6ローラの少なくともいずれかを駆動してもよい。
(10) 好ましくは、上記貼合部は、貼合ローラを含み、上記ラミネート装置は、上記第1駆動部とは独立して上記貼合ローラを駆動する第2駆動部をさらに備えていてもよい。
(11) 好ましくは、上記ラミネート装置は、制御部をさらに備え、上記制御部は、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を上記切断部で切断させる切断動作と、上記切断部で切断された上記第1部材の上流側の部材を、上記記録部よりも上流側まで巻き戻しさせる巻き戻し動作と、を実行してもよい。
(12) 好ましくは、上記制御部は、上記切断部で切断された上記第1部材の下流側の部材と上記第2ロールから引き出された上記第2部材とを、上記貼合部で貼り合わさせる貼合動作をさらに実行し、上記巻き戻し動作と上記貼合動作とを並行して実行してもよい。
(13) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第1部材の端部を検知するセンサ部をさらに備え、上記制御部は、上記センサ部で上記第1部材の端部を検知した後に上記巻き戻し動作を停止させてもよい。
(14) 好ましくは、上記記録部は、上記第1部材が引き出される方向と交差する方向に移動するキャリッジを含み、上記センサ部は、上記キャリッジに搭載されていてもよい。
(15) 好ましくは、上記切断部は、上記第1部材が引き出される方向と交差する方向の第1端と第2端との間で移動するカッターキャリッジと、上記カッターキャリッジに搭載され、上記カッターキャリッジが上記第1端から上記第2端に向かう向きに移動するときに、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を切断するカッターと、を含んでいてもよい。
(16) 好ましくは、上記第1部材は、透明フィルムであってもよい。
本発明によれば、ユーザは、ラミネート完成品を綺麗に仕上げることができる。
図1(A)は、本発明の実施形態に係るラミネート装置1の外観斜視図であり、図1(B)は、ラミネート装置1で作成されるラミネート完成品100の模式断面図である。 図2は、ラミネート装置1の縦断面図である。 図3は、ラミネート装置1のブロック図である。 図4は、ラミネート装置1の制御部90による処理を示すフローチャートである。 図5は、変形例に係るラミネート装置2の縦断面図である。 図6は、変形例に係るラミネート装置3の縦断面図である。 図7は、変形例に係るラミネート装置4の縦断面図である。 図8は、変形例に係るラミネート装置5の縦断面図である。 図9は、変形例に係るラミネート装置6の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るラミネート装置1について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、ラミネート装置1が使用可能に設置された状態(図1(A)の状態)を基準として上下方向7が定義され、操作部12および表示部13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、ラミネート装置1を前方から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、および左右方向9は、互いに直交している。
[ラミネート装置1の概要]
図1(A)に示されるように、本実施形態に係るラミネート装置1は、直方体状の筐体11を有する。筐体11の前面には、操作部12および表示部13が位置する。筐体11の前面において、操作部12および表示部13の下方には、排出口14が位置する。ラミネート装置1は、2種類の部材を貼り合わせて、ラミネート完成品100を作成する。
ラミネート装置1には、テープ状の第1部材101と第2部材102とが供給される。図2に示されるように、第1部材101は、円筒状の芯材113に巻かれて、第1ロール111を形成する。第2部材102は、円筒状の芯材114に巻かれて、第2ロール112を形成する。第1ロール111および第2ロール112は、それぞれ、ラミネート装置1の第1ホルダ21および第2ホルダ22に装着される。
第1部材101は、例えば、透明フィルムである。図1(B)に示されるように、第2部材102は、少なくとも一方の面に粘着層を有する部材である。第2部材102は、例えば、テープ層104の一方の面(ラミネート完成品100において第1部材101側の面)に第1粘着層103を有し、テープ層104の他方の面に第2粘着層105を有する台紙である。第2粘着層105を挟んでテープ層104の反対側には、離型シート106が設けられる。
なお、第1部材101および第2部材102の材質は、任意である。第2部材102は、例えば、PETやPVC(塩化ビニル)などの樹脂製の部材、ユポ紙(登録商標)などの合成紙、金属製の部材などでもよい。第2部材102は、透明でも不透明でもよい。第2部材102は、一方の面に粘着層を有し、他方の面に粘着層を有しないものでもよい。
図2において、記録面107は、第1部材101の面のうち画像が記録される面である。裏面108は、第1部材101の面のうち記録面107の反対側の面である。貼り合わせ面109は、第2部材102の面のうち第1粘着層103を有するほうの面である。
ラミネート装置1は、第1部材101の記録面107と第2部材102の貼り合わせ面109とを密着させることにより、第1部材101と第2部材102とを貼り合わせる。ラミネート装置1は、貼り合わせ後の部材を所定サイズに切断する。これにより、図1(B)に示されるラミネート完成品100が作成される。作成されたラミネート完成品100は、排出口14から排出される。
図2に示されるように、ラミネート装置1は、筐体11の内部に、第1ホルダ21、第2ホルダ22、記録部30、切断部40、把持部50、搬送ローラ対53、貼合部60、および第2切断部70を備えている。これに加えて、ラミネート装置1は、筐体11の内部に、制御部90、および各種のモータを備えている(図3参照)。筐体11内の必要な位置には、第1部材101を支持するガイド部材(図示せず)が設けられている。これにより、第1ホルダ21から、記録部30、切断部40、および貼合部60を経由して、第2切断部70に至る搬送路15が形成される。
[第1ホルダ21と第2ホルダ22]
第1ホルダ21および第2ホルダ22は、左右方向9に延伸する軸を中心として回転可能な部材である。第1ホルダ21の太さは、第1ロール111の芯材113の内径と同等である。第2ホルダ22の太さは、第2ロール112の芯材114の内径と同等である。第1ホルダ21および第2ホルダ22は、筐体11、または筐体11に固定された部材に固定される。
第1ホルダ21および第2ホルダ22は、筐体11内で互いに離れた位置に位置する。図2に示される構成では、第1ホルダ21は、上下方向7において筐体11内の中央より下、かつ、前後方向8において筐体11内の後方に位置している。第2ホルダ22は、上下方向7において筐体11内の上方、かつ、前後方向8において筐体11内の中央よりやや後に位置している。なお、筐体11内における第1ホルダ21および第2ホルダ22の位置は、任意である。
ラミネート装置1が動作する前に、第1ホルダ21には第1ロール111が装着され、第2ホルダ22には第2ロール112が装着される。第1ホルダ21は、第1ロール111を回転可能に支持する。第2ホルダ22は、第2ロール112を回転可能に支持する。第1ホルダ21に支持された第1ロール111からは、第1部材101が引き出される。第2ホルダ22に支持された第2ロール112からは、第2部材102が引き出される。第1ホルダ21は、第1支持部の一例である。第2ホルダ22は、第2支持部の一例である。
第1ホルダ21は、ホルダ用モータ81(図3参照)から駆動力を受けて、所定の向き(図2では反時計回りの向き)に回転する。これにより、第1ロール111から引き出された第1部材は、第1ロール111に巻き戻される。
[記録部30]
記録部30は、第1ロール111より搬送路15の下流側に位置する。記録部30は、上下方向7において搬送路15の上方、かつ、前後方向8において第1ロール111と切断部40との間に位置する。記録部30は、キャリッジ31、および記録ヘッド32を含んでいる。筐体11の内部には、左右方向9に延伸し、両端が筐体11、または筐体11に固定された部材に固定された2本のガイドレール36、37が位置する。キャリッジ31は、ガイドレール36、37の上に載置されている。キャリッジ31は、CRモータ82(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に移動する。
記録ヘッド32は、キャリッジ31に搭載されている。記録ヘッド32の下面には、複数のノズル33が形成されている。キャリッジ31の移動に伴い、記録ヘッド32は左右方向9に移動する。キャリッジ31の移動範囲の下方には、プラテン34が位置する。記録ヘッド32は、左右方向9に移動しながら、ノズル33からインクを吐出させる。これにより、プラテン34上を搬送される第1部材101の記録面107に画像が記録される。このように記録部30は、第1ロール111から引き出された第1部材101に画像を記録する。左右方向9は、第1部材101が引き出される方向と交差する方向の一例である。
キャリッジ31には、メディアセンサ35が搭載されている。メディアセンサ35は、発光素子と受光素子(いずれも図示せず)と含んでいる。発光素子は、記録ヘッド32の下面から下向きに光を出射する。受光素子は、発光素子から出射された光がプラテン34、またはプラテン34上を搬送される第1部材101で反射した光を受け取る。プラテン34上に第1部材101が存在するか否かに応じて、受光素子で受信される光の量が変化する。したがって、メディアセンサ35により、第1部材101の端部を検知できる。メディアセンサ35は、センサ部の一例である。
[切断部40]
切断部40は、記録部30より搬送路15の下流側に位置する。切断部40は、上下方向7において搬送路15の上方、かつ、前後方向8において記録部30と貼合部60との間に位置する。切断部40は、カッターキャリッジ41、およびカッター42を含んでいる。筐体11の内部には、ガイドレール36、37と同様の構成を有する2本のガイドレール43、44が位置する。カッターキャリッジ41は、ガイドレール43、44の上に載置されている。カッターキャリッジ41は、切断用モータ83(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に移動する。
カッターキャリッジ41の下方には、カッター42が設けられている。カッターキャリッジ41の移動に伴い、カッター42は左右方向9に移動する。カッター42は、例えば、カッターキャリッジ41が左右方向9の左端から右端に向かう向き(右向き)に移動するときに、切断部40に搬送された第1部材101を切断する。このように切断部40は、記録部30で画像が記録された第1部材101を切断する。
[把持部50と搬送ローラ対53]
把持部50は、記録部30と貼合部60との間に位置し、第1部材101を把持する。把持部50は、排出ローラ対51、および補助ローラ対52を含んでいる。排出ローラ対51は、前後方向8において、記録部30と切断部40との間に位置する。補助ローラ対52は、前後方向8において、切断部40と貼合部60との間に位置する。
排出ローラ対51は、第1ローラ54、および第2ローラ55を含んでいる。第1ローラ54は、第2ローラ55の真上に位置する。第1部材101が第1ローラ54および第2ローラ55の間を通過するとき、第1ローラ54は第1部材101の記録面107に当接し、第2ローラ55は第1部材101の裏面108に当接する。第1ローラ54は、第2ローラ55よりも第1部材101に接触する面積が小さいローラである。第1ローラ54は、例えば、拍車ローラである。排出ローラ対51は、記録部30と切断部40との間において第1部材101を把持する。
補助ローラ対52は、第3ローラ56、および第4ローラ57を含んでいる。第3ローラ56は、第4ローラ57の真上に位置する。第1部材101が第3ローラ56および第4ローラ57の間を通過するとき、第3ローラ56は第1部材101の記録面107に当接し、第4ローラ57は第1部材101の裏面108に当接する。第3ローラ56は、第4ローラ57よりも第1部材101に接触する面積が小さいローラである。第3ローラ56は、例えば、拍車ローラである。補助ローラ対52は、切断部40と貼合部60との間において第1部材101を把持する。
搬送ローラ対53は、前後方向8において、第1ロール111と記録部30との間に位置する。搬送ローラ対53は、第5ローラ58、および第6ローラ59を含んでいる。第5ローラ58は、第6ローラ59の真上に位置する。第1部材101が第5ローラ58および第6ローラ59の間を通過するとき、第5ローラ58は第1部材101の記録面107に当接し、第6ローラ59は第1部材101の裏面108に当接する。搬送ローラ対53は、記録部30よりも上流側において第1部材101を把持する。
第1ロール111から引き出された第1部材101は、第5ローラ58および第6ローラ59の間、プラテン34の上、第1ローラ54および第2ローラ55の間、カッター42の下、第3ローラ56および第4ローラ57の間、並びに、貼合部60に含まれる第1貼合ローラ61および第2貼合ローラ62(後述)の間を順に通過する。
第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59は、搬送用モータ84(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1ローラ54、第3ローラ56、および第5ローラ58は、それぞれ、第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59の回転に伴い、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。また、第2貼合ローラ62は、貼合用モータ85(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1貼合ローラ61は、第2貼合ローラ62の回転に伴い、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。これにより、第1部材101は、搬送路15に沿って搬送される。
排出ローラ対51は、第1ローラ対および第1把持部の一例である。補助ローラ対52は、第2ローラ対および第2把持部の一例である。搬送ローラ対53は、第3ローラ対の一例である。
[貼合部60]
貼合部60は、切断部40より搬送路15の下流側に位置する。貼合部60は、前後方向8において、切断部40と第2切断部70との間に位置する。貼合部60は、第1貼合ローラ61、および第2貼合ローラ62を含んでいる。第1貼合ローラ61は、ラミネート完成品100の厚さに応じた間隔を空けて、第2貼合ローラ62の直上に位置する。
第2ロール112から引き出された第2部材102は、第1貼合ローラ61と第2貼合ローラ62との間に侵入する。このとき、第2部材102の貼り合わせ面109は下向きである。記録部30および切断部40を通過した第1部材101は、第1貼合ローラ61と第2貼合ローラ62との間において、第2部材102の下に侵入する。このとき、第1部材101の記録面107は上向きである。
上述されたように、第2貼合ローラ62は、貼合用モータ85(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。これに伴い、第1貼合ローラ61も、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1貼合ローラ61および第2貼合ローラ62は、第1部材101の記録面107と第2部材102の貼り合わせ面109とを密着させることにより、第1部材101と第2部材102を貼り合わせる。このように貼合部60は、第1ロール111から引き出された第1部材101と、第2ロール112から引き出された第2部材102とを貼り合わせる。第2貼合ローラ62は、貼合ローラの一例である。
[第2切断部70]
第2切断部70は、貼合部60より搬送路15の下流側に位置する。第2切断部70は、前後方向8において、貼合部60より前に位置する。第2切断部70は、貼合部60で貼り合わされた第1部材101および第2部材102を同時に切断する。第2切断部70は、第1部材101および第2部材102を切断可能な任意の構成を有する。第2切断部70は、切断部40と同じく、左右方向9に移動するカッターキャリッジと、カッターとを含む構成を有していてもよく、上下方向7に移動する移動刃と移動刃に対向する固定刃とを含む構成を有していてもよい。
[制御部90とその周辺部]
図3に示されるように、制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93、およびEEPROM94を備えている。ROM92には、ラミネート装置1の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。EEPROM94には、上記プログラムを実行するときに用いられる各種データが格納されている。RAM93は、CPU91が上記プログラムを実行するときに用いる各種データを一時的に記録する記憶領域や、データやプログラムの展開領域として使用される。ラミネート装置1の電源オン時に、ROM92に格納されたプログラムは、RAM93に複写転送される。CPU91は、RAM93に記憶されたプログラムを実行する。これにより、制御部90は各種の制御を行う。
ASIC95には、操作部12および表示部13が接続されている。操作部12は、操作キーの押下を検出して、押下された操作キーに応じた信号を出力する。制御部90は、操作部12から出力された信号に基づいて、押下された操作キーを識別する。表示部13は、制御部90からの指示に基づいて、ラミネート装置1の動作に関する情報を画面に表示する。
ASIC95には、記録ヘッド32が接続されている。制御部90は、ASIC95を経由して記録ヘッド32に、画像データに応じた信号を出力する。記録ヘッド32は、制御部90から出力された信号に応じて、記録ヘッド32に設けられた複数のノズル33からインクを吐出する。
ASIC95には、メディアセンサ35が接続されている。メディアセンサ35は、受光素子で受信される光の量に応じた信号を出力する。制御部90は、メディアセンサ35から出力された信号に基づいて、搬送路15に沿って搬送される第1部材101の端部を検知する。
ASIC95には、ホルダ用モータ81、CRモータ82、切断用モータ83、搬送用モータ84、および貼合用モータ85が接続されている。ASIC95には、これらのモータを制御する駆動回路が組み込まれている。制御部90は、各モータを回転させるための駆動信号を各モータに対応する駆動回路に出力する。駆動回路は、制御部90から出力された駆動信号に応じた駆動電流を対応するモータへ出力する。これにより、対応するモータが回転する。
制御部90は、ホルダ用モータ81を制御して、第1ホルダ21を回転させ、第1ロール111から引き出された第1部材101を第1ロール111に巻き戻しさせる。制御部90は、CRモータ82を制御して、キャリッジ31を移動する。制御部90は、切断用モータ83を制御して、カッターキャリッジ41、および第2切断部70を移動する。制御部90は、搬送用モータ84を制御して、第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59を回転させ、第1部材101を搬送路15に沿って搬送させる。制御部90は、貼合用モータ85を制御して、第2貼合ローラ62を回転させる。
搬送用モータ84は、第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59を駆動し、第1ローラ54、第3ローラ56、および第5ローラ58を駆動しない。貼合用モータ85は、第2貼合ローラ62を駆動し、第1貼合ローラ61を駆動しない。貼合用モータ85は、搬送用モータ84とは独立して第2貼合ローラ62を駆動する。搬送用モータ84は、駆動部および第1駆動部の一例である。貼合用モータ85は、第2駆動部の一例である。
図3に示されるように、搬送用モータ84と、第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59との間には、ワンウェイクラッチ86が設けられている。ワンウェイクラッチ86は、搬送用モータ84の第1方向の駆動を第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59に伝達し、搬送用モータ84の第1方向の反対方向である第2方向の駆動を第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59に伝達しない。ワンウェイクラッチ86は、駆動切替機構の一例である。第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59は、駆動部によって駆動されるローラの例である。
ラミネート装置1では、搬送用モータ84を駆動させていない状態において、貼合部60の作用により第1ロール111から第1部材101が引き出されることがある。このときでも、ワンウェイクラッチ86の作用により、搬送用モータ84によって駆動される第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59を回転させて、排出ローラ対51、補助ローラ対52、および搬送ローラ対53に把持されている第1部材101に過剰な引張り力が加わることを抑制できる。
[制御部90による処理]
図4が参照されて、制御部90よる処理が説明される。図4に示される処理は、制御部90が、RAM93に記憶されたプログラムを実行することにより実行される。図4に示される処理が実行される前に、第1ロール111から引き出された第1部材101の先頭は、搬送路15において記録部30よりも上流側に位置し、第2ロールから引き出された第2部材102の先頭は、搬送路15において貼合部60よりも下流側に位置する。
制御部90は、図4に示される処理の最初に、第1部材101を記録位置に搬送させる(S11)。制御部90は、S11において、搬送用モータ84を駆動して、第6ローラ59を回転させることにより、第1ロール111から引き出された第1部材101をプラテン34上の記録位置まで搬送させる。なお、このとき、第2ローラ55、および第4ローラ57も回転し、第5ローラ58は第6ローラ59の回転に伴い回転する。
次に、制御部90は、記録部30で第1部材101に画像を記録させる(S12)。制御部90は、S12において、CRモータ82を駆動して、キャリッジ31を左右方向9に移動させながら、記録ヘッド32に記録すべき画像に応じたデータを供給することにより、プラテン34上にある第1部材101に画像を記録させる。制御部90は、1パス分の画像記録が終了すると、搬送用モータ84を駆動して、第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59を回転させることにより、第1部材101を次に画像を記録する位置まで搬送路15に沿って搬送させる。このとき、第1ローラ54、第3ローラ56、および第5ローラ58は、それぞれ、第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59の回転に伴い回転する。制御部90は、第1部材101に1枚分の画像を記録すると、S13へ進む。
次に、制御部90は、第1部材101を切断部40で切断させる(S13)。制御部90は、S13において、切断用モータ83を駆動して、カッターキャリッジ41を左右方向9に移動させることにより、記録部30で画像が記録された第1部材101を左右方向9に切断させる。
次に、制御部90は、第1部材101と第2部材102とを貼り合わせる処理(S14)と、貼り合わされた部材を第2切断部70で切断する処理(S15)と、第1部材101を巻き戻す処理(S16)とを実行する。制御部90は、S14とS16とを並行して実行し、S14を実行した後にS15を実行する。
制御部90は、S14において、貼合用モータ85を駆動して、第2貼合ローラ62を回転させることにより、切断部40で切断された第1部材101の下流側の部材と第2ロール112から引き出された第2部材102とを貼り合わせさせる。このとき、第1貼合ローラ61は、第2貼合ローラ62の回転に伴い回転する。制御部90は、S15において、切断用モータ83を駆動して、第2切断部70に、第1部材101と第2部材102とが貼り合わされた部材を切断させる。
制御部90は、S16において、ホルダ用モータ81を駆動して、第1ホルダ21を回転させることにより、切断部40で切断された第1部材101の上流側の部材を第1ロール111に巻き戻しさせる。このとき、制御部90は、第1部材101の上流側の部材を記録部30よりも上流側まで(図2において、記録部30の左側まで)巻き戻しさせる。制御部90は、メディアセンサ35から出力された信号に基づき、第1部材101の端部(下流端)を検知する。制御部90は、第1部材101の端部を検知してから第1部材101を所定量だけ巻き戻した後に、第1部材101の巻き戻しを停止する。
S13は、切断動作の一例である。S14は、貼合動作の一例である。S15は、巻き戻し動作の一例である。このように制御部90は、切断動作、貼合動作、および巻き戻し動作を実行し、巻き戻し動作と貼合動作とを並行して実行する。
以上の説明では、搬送用モータ84は、第2ローラ55、第4ローラ57、および第6ローラ59を駆動し、貼合用モータ85は第2貼合ローラ62を駆動することとした。これに限らず、搬送用モータ84は、第1ローラ54および第2ローラ55の少なくともいずれかを駆動し、第3ローラ56および第4ローラ57の少なくともいずれかを駆動し、第5ローラ58および第6ローラ59の少なくともいずれかを駆動してもよい。例えば、搬送用モータ84は、第1ローラ54および第2ローラ55の両方を駆動してもよく、第1ローラ54を駆動し、第2ローラ55を駆動しなくてもよい。ワンウェイクラッチ86は、搬送用モータ84と、搬送用モータ84によって駆動されるモータとの間に設けられる。また、貼合用モータ85は、第1貼合ローラ61および第2貼合ローラ62の少なくともいずれかを駆動してもよい。
[実施形態の作用効果]
以上に示されるように、本実施形態に係るラミネート装置1は、第1ホルダ21と、第2ホルダ22と、記録部30と、切断部40と、把持部50と、貼合部60とを備えている。貼合部60は、第1ロール111から引き出された第1部材101と第2ロール112から引き出された第2部材102とを貼り合わせる。記録部30は、第1ロール111と貼合部60との間に位置し、第1ロール111から引き出された第1部材101に画像を記録する。切断部40は、記録部30と貼合部60との間に位置し、記録部30で画像が記録された第1部材101を切断する。把持部50は、記録部30と貼合部60との間に位置し、第1部材101を把持する。
したがって、本実施形態に係るラミネート装置1によれば、第1部材101を記録部30と貼合部60との間の把持部50で把持することにより、貼合部60で貼り合わされる第1部材101が切断部40で切断される際に発生する第1部材101の位置ずれを抑制することができる。これにより、ラミネート完成品100を綺麗に仕上げることができる。
また、把持部50は、記録部30と切断部40との間に位置する排出ローラ対51を含んでいる。したがって、記録部30を通過した第1部材101を排出ローラ対51で把持することにより、貼合部60で貼り合わされる第1部材101が切断部40で切断される際に発生する第1部材101の位置ずれを抑制することができる。これにより、ラミネート完成品100を綺麗に仕上げることができる。
また、排出ローラ対51は、第1ローラ54と、第2ローラ55と、を含む第1ローラ対を含んでいる。したがって、記録部30を通過した第1部材101を、第1ローラ54と第2ローラ55とで把持できる。また、第1ローラ54は、第2ローラ55よりも第1部材101に接触する面積が小さいローラ、例えば、拍車ローラである。したがって、排出ローラ対51が第1部材101の記録面107に接触する面積を削減できる。
また、ラミネート装置1は、搬送用モータ84と、ワンウェイクラッチ86とを備えている。搬送用モータ84は、排出ローラ対51に含まれる第1ローラ54および第2ローラ55のうち少なくとも一方を回転させる。ワンウェイクラッチ86は、搬送用モータ84によって駆動されるローラに対して、搬送用モータ84の第1方向の駆動を伝達し、搬送用モータ84の第1方向の反対方向である第2方向の駆動を伝達しない。したがって、ワンウェイクラッチ86によって、搬送用モータ84を駆動させていない状態で第1部材101が引き出されたときに、搬送用モータ84によって駆動されるローラを回転させられる。
また、把持部50は、切断部40と貼合部60との間に位置し、記録部30で画像が記録された第1部材101を把持する補助ローラ対52を備えている。したがって、切断部40を通過する第1部材101を補助ローラ対52で把持することにより、貼合部60で貼り合わされる第1部材101が切断部40で切断される際に位置ずれすることを防止できる。
また、補助ローラ対52は、第3ローラ56と、第4ローラ57と、を含む第2ローラ対を含み、ラミネート装置1は、第1ローラ54および第2ローラ55の少なくともいずれかと、第3ローラ56および第4ローラ57の少なくともいずれかと、を駆動する搬送用モータ84を備えている。したがって、排出ローラ対51および補助ローラ対52を同じ搬送用モータ84で駆動できる。
また、ラミネート装置1は、第1ロール111と記録部30との間に位置し、第1ロール111から引き出された第1部材101を把持する搬送ローラ対53を備え、搬送ローラ対53は、第5ローラ58と、第6ローラ59とを含み、搬送用モータ84は、第5ローラ58および第6ローラ59の少なくともいずれかを駆動する。したがって、排出ローラ対51、補助ローラ対52、および搬送ローラ対53を同じ搬送用モータ84で駆動できる。
また、ラミネート装置1は、搬送用モータ84とは独立して、貼合部60に含まれる第1貼合ローラ61および第2貼合ローラ62の少なくとも一方を駆動する貼合用モータ85を備えている。したがって、排出ローラ対51と独立して、貼合部60を駆動できる。
また、ラミネート装置1の制御部90は、記録部30で画像が記録された第1部材101を切断部40で切断させる切断動作(S13)と、切断部40で切断された第1部材101の上流側の部材を、記録部30よりも上流側まで巻き戻しさせる巻き戻し動作(S15)と、切断部40で切断された第1部材101の下流側の部材と第2ロール112から引き出された第2部材102とを、貼合部60で貼り合わさせる貼合動作(S14)と実行し、巻き戻し動作と貼合動作とを並行して実行する。したがって、切断された第1部材101を巻き戻すことにより、第1部材101を無駄なく使用できる。特に、第1部材101を記録部30よりも上流側まで巻き戻すことにより、第1部材101が記録部30の上流側で把持される場合でも、第1部材101の先頭付近にしか把持痕が付かないので、第1部材101を切り捨てる量を削減できる。制御部90が貼合動作と巻き戻し動作とを並行して実行することにより、ラミネート処理を高速に実行できる。
また、制御部90は、メディアセンサ35で第1部材101の端部を検知した後に巻き戻し動作を停止させる。したがって、切断された第1部材101を巻き戻し、第1部材101の先頭をより精度良く所定の初期位置に位置させることができる。また、メディアセンサ35は、記録部30に含まれるキャリッジ31に搭載されている。したがって、キャリッジ31に搭載されたメディアセンサ35で第1部材101の端部を検知できるので、第1部材101の端部を検知するセンサ部を新たに設ける必要がない。
また、切断部40は、カッターキャリッジ41と、カッター42とを含んでいる。したがって、上下方向のサイズが小さく、低コストの切断部40を提供できる。また、第1部材101は、透明フィルムである。したがって、透明フィルムを把持部50で把持することにより、透明フィルムの位置ずれを防止し、ラミネート完成品100を綺麗に仕上げることができる。
[変形例]
上記実施形態に係るラミネート装置1については、各種の変形例を構成できる。変形例に係るラミネート装置では、把持部50は、排出ローラ対51および補助ローラ対52の少なくとも一方を備えていればよい。図5に示される変形例に係るラミネート装置2は、ラミネート装置1から補助ローラ対52を削除したものである。ラミネート装置2の把持部50は、排出ローラ対51を含み、補助ローラ対52を含んでいない。図6に示される変形例に係るラミネート装置3は、ラミネート装置1から排出ローラ対51を削除したものである。ラミネート装置3の把持部50は、補助ローラ対52を含み、排出ローラ対51を含んでいない。
変形例に係るラミネート装置は、搬送ローラ対53を備えていなくてもよい。図7に示される変形例に係るラミネート装置4は、ラミネート装置1から搬送ローラ対53を削除したものである。図8に示される変形例に係るラミネート装置5は、ラミネート装置1から補助ローラ対52および搬送ローラ対53を削除したものである。図9に示される変形例に係るラミネート装置6は、ラミネート装置1から排出ローラ対51および搬送ローラ対53を削除したものである。変形例に係るラミネート装置2~6によっても、第1部材101を記録部30と貼合部60との間の把持部50で把持することにより、貼合部60で貼り合わされる第1部材101が切断部40で切断される際に発生する第1部材101の位置ずれを抑制し、ラミネート完成品100を綺麗に仕上げることができる。
変形例に係るラミネート装置は、カッターキャリッジ41とカッター42とを含む切断部40に代えて、上下方向7に移動する移動刃と移動刃に対向する固定刃とを含む切断部40を備えていてもよい。変形例に係るラミネート装置は、第2切断部70を備えていなくてもよい。この場合、第1部材101と第2部材102とを貼り合わせた部材が切断されない状態で排出口14から排出される。ユーザは、排出された部材をラミネート装置の外部で、例えばハサミを用いて切断する。
変形例に係るラミネート装置は、センサ部として、メディアセンサ35に代えて、キャリッジ31に搭載されておらず、移動しないセンサ(以下、「固定センサ」と称される)を備えていてもよい。固定センサの種類は、任意でよい。固定センサは、例えば、メディアセンサ35と同様に、発光素子と受光素子とを含む光センサであってもよい。このような光センサは、搬送路15の上方または下方に設けられる。あるいは、固定センサは、第1部材101の左端または右端に接触して、第1部材101の端部を検知する接触センサでもよい。このような接触センサは、搬送路15の左方または右方に設けられる。
変形例に係るラミネート装置は、把持部50として、ローラ対に代えて、第1部材101を把持する他の機構を備えていてもよい。変形例に係るラミネート装置は、把持部として、例えば、第1部材101を上下から挟み込む機構を備えていてもよい。変形例に係るラミネート装置は、第1貼合ローラ61、および第2貼合ローラ62を含む貼合部60に代えて、1個の貼合ローラを含む貼合部を備えていてもよい。1個の貼合ローラを筐体11内の好適な位置に配置することにより、第1ロール111から引き出された第1部材101と第2ロール112から引き出された第2部材102とを1個の貼合ローラによって貼り合わせできる。
変形例に係るラミネート装置は、駆動切替機構として、ワンウェイクラッチ86に代えて、他の機構を備えていてもよい。変形例に係るラミネート装置は、例えば、駆動切替機構として、遊星ギアや、すべり機構を備えていてもよい。
変形例に係るラミネート装置の制御部は、貼合動作(S14)と巻き戻し動作(S16)を並行して実行することに代えて、貼合動作を実行した後に巻き戻し動作を実行してもよい。あるいは、変形例に係るラミネート装置の制御部は、巻き戻し動作を実行した後に貼り合わせ動作を実行してもよい。
上記実施形態に係るラミネート装置1の記録部30は、インクを吐出する記録ヘッド32を有し、所謂シリアルインクジェット方式で画像を記録するものであることとしたが、記録部30の構成はこれに限定されない。変形例に係るラミネート装置の記録部は、例えば、固定されたインクジェットの記録ヘッドを有し、所謂ラインヘッド方式で画像を記録するものでもよい。また、変形例に係るラミネート装置の記録部は、所謂サーマルヘッド方式で画像を記録するものでもよい。また、変形例に係るラミネート装置の記録部は、レーザ光を用いてトナーを被記録媒体に定着させる所謂レーザ方式で画像を記録するものでもよい。
1、2、3、4、5、6・・・ラミネート装置
21・・・第1ホルダ(第1支持部)
22・・・第2ホルダ(第2支持部)
30・・・記録部
31・・・キャリッジ
35・・・メディアセンサ(センサ部)
40・・・切断部
41・・・カッターキャリッジ
42・・・カッター
50・・・把持部
51・・・排出ローラ対(第1ローラ対、第1把持部)
52・・・補助ローラ対(第2ローラ対、第2把持部)
53・・・搬送ローラ対(第3ローラ対)
54・・・第1ローラ
55・・・第2ローラ
56・・・第3ローラ
57・・・第4ローラ
58・・・第5ローラ
59・・・第6ローラ
60・・・貼合部
61・・・第1貼合ローラ
62・・・第2貼合ローラ(貼合ローラ)
70・・・第2切断部
84・・・搬送用モータ(駆動部、第1駆動部)
85・・・貼合用モータ(第2駆動部)
86・・・ワンウェイクラッチ(駆動切替機構)
90・・・制御部
100・・・ラミネート完成品
101・・・第1部材
102・・・第2部材
111・・・第1ロール
112・・・第2ロール

Claims (16)

  1. 第1部材が巻かれて形成された第1ロールを支持する第1支持部と、
    第2部材が巻かれて形成された第2ロールを支持する第2支持部と、
    上記第1ロールから引き出された上記第1部材と上記第2ロールから引き出された上記第2部材とを貼り合わせる貼合部と、
    上記第1ロールと上記貼合部との間に位置し、上記第1ロールから引き出された上記第1部材に画像を記録する記録部と、
    上記記録部と上記貼合部との間に位置し、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を切断する切断部と、
    上記記録部と上記貼合部との間に位置し、上記第1部材を把持する把持部と、を備えたラミネート装置。
  2. 上記把持部は、上記記録部と上記切断部との間に位置する第1把持部を含む請求項1に記載のラミネート装置。
  3. 上記第1把持部は、上記第1部材の記録面に接する第1ローラと、上記第1部材の上記記録面の裏面に接する第2ローラと、を含む第1ローラ対を含む請求項2に記載のラミネート装置。
  4. 上記第1ローラは、上記第2ローラよりも上記第1部材に接触する面積が小さい請求項3に記載のラミネート装置。
  5. 上記第1ローラは、拍車ローラである請求項4に記載のラミネート装置。
  6. 上記第1ローラ対に含まれる2個のローラのうち少なくとも一方を回転させる駆動部と、
    上記駆動部によって駆動されるローラに対して、上記駆動部の第1方向の駆動を伝達し、上記駆動部の上記第1方向の反対方向である第2方向の駆動を伝達しない駆動切替機構とをさらに備えた請求項3に記載のラミネート装置。
  7. 上記把持部は、上記切断部と上記貼合部との間に位置し、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を把持する第2把持部を含む請求項1に記載のラミネート装置。
  8. 上記把持部は、上記切断部と上記貼合部との間に位置し、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を把持する第2把持部をさらに含み、
    上記第2把持部は、上記第1部材の上記記録面に接する第3ローラと、上記第1部材の上記裏面に接する第4ローラと、を含む第2ローラ対を含み、
    上記第1ローラおよび上記第2ローラの少なくともいずれかと、上記第3ローラおよび上記第4ローラの少なくともいずれかと、を駆動する第1駆動部をさらに備えた請求項3に記載のラミネート装置。
  9. 上記第1ロールと上記記録部との間に位置し、上記第1ロールから引き出された上記第1部材を把持する第3ローラ対をさらに備え、
    上記第3ローラ対は、上記第1部材の上記記録面に接する第5ローラと、上記第1部材の上記裏面に接する第6ローラとを含み、
    上記第1駆動部は、上記第5ローラおよび上記第6ローラの少なくともいずれかを駆動する請求項8に記載のラミネート装置。
  10. 上記貼合部は、貼合ローラを含み、
    上記第1駆動部とは独立して上記貼合ローラを駆動する第2駆動部をさらに備えた請求項8に記載のラミネート装置。
  11. 制御部をさらに備え、
    上記制御部は、
    上記記録部で画像が記録された上記第1部材を上記切断部で切断させる切断動作と、
    上記切断部で切断された上記第1部材の上流側の部材を、上記記録部よりも上流側まで巻き戻しさせる巻き戻し動作と、を実行する請求項2に記載のラミネート装置。
  12. 上記制御部は、
    上記切断部で切断された上記第1部材の下流側の部材と上記第2ロールから引き出された上記第2部材とを、上記貼合部で貼り合わさせる貼合動作をさらに実行し、
    上記巻き戻し動作と上記貼合動作とを並行して実行する請求項11に記載のラミネート装置。
  13. 上記第1部材の端部を検知するセンサ部をさらに備え、
    上記制御部は、上記センサ部で上記第1部材の端部を検知した後に上記巻き戻し動作を停止させる請求項11に記載のラミネート装置。
  14. 上記記録部は、上記第1部材が引き出される方向と交差する方向に移動するキャリッジを含み、
    上記センサ部は、上記キャリッジに搭載されている請求項13に記載のラミネート装置。
  15. 上記切断部は、
    上記第1部材が引き出される方向と交差する方向の第1端と第2端との間で移動するカッターキャリッジと、
    上記カッターキャリッジに搭載され、上記カッターキャリッジが上記第1端から上記第2端に向かう向きに移動するときに、上記記録部で画像が記録された上記第1部材を切断するカッターと、を含む請求項2に記載のラミネート装置。
  16. 上記第1部材は、透明フィルムである請求項2に記載のラミネート装置。
JP2022207476A 2022-12-23 2022-12-23 ラミネート装置 Pending JP2024091081A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022207476A JP2024091081A (ja) 2022-12-23 2022-12-23 ラミネート装置
PCT/JP2023/045432 WO2024135660A1 (ja) 2022-12-23 2023-12-19 ラミネート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022207476A JP2024091081A (ja) 2022-12-23 2022-12-23 ラミネート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024091081A true JP2024091081A (ja) 2024-07-04

Family

ID=91588526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022207476A Pending JP2024091081A (ja) 2022-12-23 2022-12-23 ラミネート装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2024091081A (ja)
WO (1) WO2024135660A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348030A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Seiko Epson Corp ラベルプリンタ
JP2004130623A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Canon Inc 印字処理装置
JP4968212B2 (ja) * 2008-08-25 2012-07-04 ブラザー工業株式会社 印字装置
JP2019209604A (ja) * 2018-06-05 2019-12-12 日本金銭機械株式会社 印刷装置
JP7433986B2 (ja) * 2020-03-05 2024-02-20 キヤノン株式会社 記録装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024135660A1 (ja) 2024-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7322762B2 (en) Tape-like object feeding device and label tape printing device
WO2012014958A1 (ja) ラベル後処理装置及びラベル処理装置
JP6040694B2 (ja) 画像形成装置
US7507046B2 (en) Borderless platen drive printing
JP6176016B2 (ja) 画像形成装置
JP2003181794A (ja) プリンタ及びこれに用いるロール状印画媒体
GB2389816A (en) Printing apparatus having laminating means
JPH0592629A (ja) 切断装置
WO2024135660A1 (ja) ラミネート装置
WO2024135662A1 (ja) ラミネート装置
WO2024135661A1 (ja) ラミネート装置
JP2013215892A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2013086937A (ja) フィルムコーティング装置、及びそれを備えた画像形成装置
CN211994698U (zh) 印刷装置
JP4259077B2 (ja) シートのカッティング装置
WO2003057489A1 (en) Transport buffer having force limiting drive means and method
EP1362707B1 (en) Printing apparatus and method
JP5720064B1 (ja) インクリボン走行部の構造
JP4106878B2 (ja) カッティング装置
JP2004010320A (ja) 粘着テープ切断装置
JPH11221792A (ja) ラベル作成装置
JP2013208767A (ja) プリンタ
JP2004262058A (ja) ラベル発行装置
JP2002348030A (ja) ラベルプリンタ
JPH10166629A (ja) ラベルプリンタ