JP2024049751A - 文書管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】文書における複雑な参照関係を把握可能にした文書管理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】文書管理サーバ1は、文書ごとに、文書の文書構造を示す標題を記憶する文書構造記憶部24と、文書ごとに、標題の内容であるマイクロコンテンツを、標題に対応付けて記憶する文書記憶部25と、文書に含まれる参照先を示す参照先情報を、参照先情報を有するマイクロコンテンツの標題に対応付けて記憶する参照情報記憶部26と、指定の文書に係る出力要求を受け付ける文書指定受付部14と、受け付けた出力要求に対応する指定文書を、文書記憶部25から抽出して出力する文書情報出力部17と、受け付けた出力要求に対応する指定文書の参照先情報を、参照情報記憶部26から取得する参照情報取得部15と、を備え、文書情報出力部17は、取得した参照先情報をも出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、文書管理装置及びプログラムに関する。
従来、文書において文中に参照先が記載されたものがある。このような文書を読者が読み進めていくと、参照先が記載された該当の箇所に到達するので、必要に応じて記載された参照先を見るという読者の動作が行われる。
このような参照先が記載された文書を登録する際、登録対象の文書が登録済の文書情報を参照している場合に、登録済の文書情報から登録対象の文書情報への参照情報を登録する情報処理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-53655号公報
特許文献1に記載のものは、文書Aを登録する場合に、参照先として文書Bが記載されていると、文書Bから文書Aへの参照情報を登録するものであり、文書間の参照に係る関係性を有するものであった。
ところで、製造業界や製薬業界等においては、SOP(標準作業手順書)と呼ばれる文書が作成される。このSOPは、手順や作業ごとに作成される文書であり、大量の文書数を有する。また、文書中に、同じ文書内の他の位置や、他の文書を参照することが多く、参照関係が複雑になっている。そして、文書に修正が生じた場合には、影響範囲が多岐にわたる。そのため、文書における複雑な参照関係を把握したいニーズがある。
そこで、本発明は、文書における複雑な参照関係を把握可能にした文書管理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、文書ごとに、前記文書の文書構造を示す標題を記憶する文書構造記憶部と、前記文書ごとに、前記標題の内容であるマイクロコンテンツを、前記標題に対応付けて記憶する文書記憶部と、前記文書に含まれる参照先を示す参照先情報を、前記参照先情報を有する前記マイクロコンテンツの前記標題に対応付けて記憶する参照情報記憶部と、指定の前記文書に係る出力要求を受け付ける文書指定受付手段と、前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する指定文書を、前記文書記憶部から抽出して出力する文書出力手段と、前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する前記指定文書の前記参照先情報を、前記参照情報記憶部から取得する参照先情報取得手段と、前記参照先情報取得手段が取得した前記参照先情報を出力する参照情報出力手段と、を備える、文書管理装置である。
第2の発明は、第1の発明の文書管理装置において、前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する前記指定文書を参照している参照元の前記標題を、前記参照情報記憶部から類推する参照元情報類推手段を備え、前記参照情報出力手段は、前記参照元情報類推手段が類推した前記参照元の前記標題をさらに出力する、文書管理装置である。
第3の発明は、第2の発明の文書管理装置において、前記参照元情報類推手段が類推した前記参照元の前記標題を、前記参照情報記憶部の前記指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付ける参照情報追加手段を備える、文書管理装置である。
第4の発明は、第2の発明又は第3の発明の文書管理装置において、前記参照先情報取得手段が取得した前記参照先情報と、前記参照元情報類推手段が類推した前記参照元の前記標題とを用いてグラフを作成するグラフ作成手段と、前記グラフ作成手段が作成した前記グラフを出力するグラフ出力手段と、を備える、文書管理装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの文書管理装置において、登録対象文書を取得する文書取得手段と、前記文書取得手段が取得した前記登録対象文書を、前記登録対象文書の文書構造が示す前記標題ごとに分割する文書分割手段と、前記登録対象文書の前記標題を、前記文書構造記憶部に登録する文書構造登録手段と、前記文書分割手段が分割した前記登録対象文書の前記マイクロコンテンツを、前記マイクロコンテンツに対する前記標題に対応付けて前記文書記憶部に登録する文書登録手段と、各マイクロコンテンツから前記参照先情報を抽出する参照先情報抽出手段と、前記参照先情報抽出手段が抽出した前記参照先情報を、前記参照先情報を有する前記マイクロコンテンツの前記標題に対応付けて前記参照情報記憶部に登録する参照情報登録手段と、を備える、文書管理装置である。
第6の発明は、第5の発明の文書管理装置において、前記参照先情報抽出手段は、参照先を示す文字列のパターンに適合した前記文書に有する文字列を、前記参照先情報として抽出する、文書管理装置である。
第7の発明は、第5発明又は第6の発明の文書管理装置において、前記文書記憶部に記憶されていない他の文書をも含む各文書の文書名を記憶する文書名記憶部を備え、前記参照先情報抽出手段は、前記文書名記憶部に記憶された前記文書名に一致する前記文書の前記文書名を含む情報を、前記参照先情報として抽出する、文書管理装置である。
第8の発明は、第5の発明から第7の発明までのいずれかの文書管理装置において、前記文書の編集を受け付ける編集受付手段と、前記編集受付手段が受け付けた編集された前記文書に対応する前記マイクロコンテンツを、登録日に対応付けて前記文書記憶部に登録する文書更新手段と、を備え、前記参照先情報抽出手段は、編集後の前記マイクロコンテンツから前記参照先情報を抽出し、前記参照先情報抽出手段が抽出した前記参照先情報を、前記参照先情報を有する前記マイクロコンテンツの前記標題に対応付けて、前記参照情報記憶部を更新する参照情報更新手段を備える、文書管理装置である。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの文書管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、文書における複雑な参照関係を把握可能にした文書管理装置及びプログラムを提供することができる。
本実施形態に係る文書管理システムの全体構成図及び文書管理サーバの機能ブロック図である。 本実施形態に係る文書管理サーバの記憶部に記憶された各記憶部の項目例を示す図である。 本実施形態に係る文書管理サーバの文書登録処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る文書管理サーバによる文書登録処理を説明するための図である。 本実施形態に係る文書管理サーバの文書出力処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る文書管理サーバによる文書出力処理を説明するための図である。 本実施形態に係るユーザ端末に出力される出力画面の例を示す図である。 本実施形態に係る文書管理サーバの画面操作処理を示すフローチャートである。 図8の続きである。 本実施形態に係るユーザ端末での操作例及び出力画面の例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末での操作例及び出力画面の例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末での操作例及び出力画面の例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末に出力される検索画面の例を示す図である。 本実施形態に係る文書内での参照情報を表したグラフを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲は、これに限られるものではない。
(実施形態)
<文書管理システム100の全体構成>
図1は、本実施形態に係る文書管理システム100の全体構成図及び文書管理サーバ1の機能ブロック図である。
図2は、本実施形態に係る文書管理サーバ1の記憶部20に記憶された各記憶部の項目例を示す図である。
図1に示すように、文書管理システム100は、文書管理サーバ1(文書管理装置)と、複数のユーザ端末4とを備える。文書管理サーバ1と、各ユーザ端末4とは、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
文書管理システム100は、ユーザ端末4により文書が指定されると、文書管理サーバ1が、指定の文書をユーザ端末4に出力する。また、文書管理サーバ1は、指定の文書が参照する文書及び指定の文書を参照する文書に係る情報を、文書と共にユーザ端末4に出力する。このように、文書管理システム100は、ユーザに対して文書の参照関係を含んで、文書を出力するシステムである。
文書管理システム100で管理する文書は、例えば、SOPであるが、これに限定されない。文書間で参照情報を有し、それらをまとめて管理するものであればよく、例えば、システム仕様書や、特許出願書類等であってもよく、文書管理システム100は、様々な文書を対象にすることができる。
<文書管理サーバ1>
文書管理サーバ1は、文書を登録する際に、文書間の参照情報をあわせて登録して、文書を管理するサーバである。また、文書管理サーバ1は、ユーザ端末4から文書が指定された場合に、指定された文書と共に当該文書における参照関係を出力する。
文書管理サーバ1は、制御部10と、記憶部20と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部10は、文書管理サーバ1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているOS(オペレーティングシステム)や、各種のアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10の各機能を説明する前に、記憶部20を説明する。
記憶部20は、文書管理サーバ1の動作に必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。
記憶部20は、プログラム記憶部21と、文書名記憶部23と、文書構造記憶部24と、文書記憶部25と、参照情報記憶部26とを備える。
プログラム記憶部21は、プログラムを記憶するための記憶領域である。プログラム記憶部21は、文書管理プログラム21a(プログラム)を記憶している。
文書管理プログラム21aは、例えば、制御部10に有する、後述する各種機能を実行するためのプログラムである。
なお、制御部10に有する各種機能を実行するためのプログラムは、上記した1つの文書管理プログラム21aによるものでなくてもよい。例えば、制御部10の機能に対応した複数のプログラムによるものであってもよい。
文書名記憶部23は、文書の文書名を記憶する記憶領域である。
文書名記憶部23は、文書記憶部25に記憶されている文書の文書名を記憶する。また、文書名記憶部23は、文書記憶部25に記憶されていないが、文書内で参照している文書の文書名を記憶する。
図2(A)に、文書名記憶部23の項目例を示す。
文書名記憶部23は、文書ID(IDentification)をキーにして文書名を対応付けて記憶する。
文書IDは、文書を一意に識別するための識別情報である。文書IDは、文書名を登録する際に、制御部10が一意になるように付与してもよい。
文書名は、文書の名称である。
文書構造記憶部24は、文書記憶部25に記憶されている文書の文書構造を示す標題を記憶する記憶領域である。ここで、文書構造を示す標題とは、例えば、文書における章、節といった見出しや付録の他、注釈や図、別紙等を含むものをいう。
図2(B)に、文書構造記憶部24の項目例を示す。
文書構造記憶部24は、文書IDに対応付けて、複数の標題(nは、任意の自然数)が文書中の記載順(出現順)に並んだものである。
文書記憶部25は、文書を、複数のマイクロコンテンツとして記憶する記憶領域である。
図2(C)に、文書記憶部25の項目例を示す。
文書記憶部25は、文書IDと標題とに対応付けて、標題に対するマイクロコンテンツと、マイクロコンテンツの登録日とを記憶する。
マイクロコンテンツとは、文書のうち標題の内容を示す文書をいう。本実施形態では、マイクロコンテンツは、標題を含む、標題の内容を示す文書であるものを例に説明するが、標題を含まない、標題の内容を示す文書であってもよい。
登録日は、マイクロコンテンツを文書記憶部25に記憶させた日付である。なお、マイクロコンテンツが更新された場合には、登録日は、更新日に更新される。
参照情報記憶部26は、文書の参照関係を記憶する記憶領域である。
図2(D)に、参照情報記憶部26の項目例を示す。
参照情報記憶部26は、文書情報に対応付けて、参照先情報及び参照元情報を記憶する。
文書情報は、基準になる文書に係る情報であり、文書名のみや、文書名と標題とが結合した文字列を含む。
参照先情報は、基準になる文書が参照している参照先に係る情報である。参照先情報は、参照先の文書名や、参照先の文書名と標題とが結合した文字列を含む。
参照元情報は、基準になる文書を参照している参照元に係る情報である。参照元情報は、参照元の文書名と標題とが結合した文字列を含む。
なお、記憶部20に記憶する各記憶部は、一例であって、これに限定されるものではない。例えば、文書構造記憶部と文書記憶部とが1つの記憶部として記憶していてもよい。
次に、制御部10について説明する。
図1に示す制御部10は、登録文書取得部11(文書取得手段)と、文書登録処理部12(文書分割手段、文書構造登録手段、文書登録手段)と、参照情報登録部13(参照先情報抽出手段、参照情報登録手段)と、文書指定受付部14(文書指定手段)と、参照情報取得部15(参照情報取得手段)と、参照情報類推処理部16(参照元情報類推手段、参照情報追加手段)と、文書情報出力部17(文書出力手段、参照情報出力手段)と、グラフ作成処理部18(グラフ作成手段、グラフ出力手段)と、編集文書処理部19(編集受付手段、文書更新手段、参照情報更新手段)とを備える。
登録文書取得部11は、文書管理サーバ1において管理対象にする文書(登録対象文書)を取得する。登録文書取得部11は、例えば、ユーザ端末4から管理対象の文書を受信することで、受け付けてもよい。また、予め記憶部20に管理対象の文書を記憶させておき、登録文書取得部11は、記憶部20から管理対象の文書を取得してもよい。
また、文書管理サーバ1で管理対象にする文書は、テキストが取得可能な形式であればよく、例えば、文書作成ソフトウェアで作成されたものであってもよいし、PDF(Portable Document Format)形式のデータであってもよい。また、元の文書が画像ファイルの形式であれば、例えば、OCR(Optical Character Recognition/Reader)によってテキストに変換した後の文書であってもよい。
文書登録処理部12は、一意になる文書IDを取得し、管理対象の文書の文書名を、文書IDに対応付けて文書名記憶部23に記憶する。
また、文書登録処理部12は、登録文書取得部11が受け付けた文書を、当該文書の文書構造が示す標題ごとに分割する。文書のファイルがドキュメントファイルの場合で、例えば、見出しや付録といった標題が予め付与されており、標題ごとにデータとして有している場合には、文書登録処理部12は、そのデータを用いて標題ごとに文書を分割することができる。
その他、文書登録処理部12は、文書の本文を分析して、標題である見出しの「章」や「節」、「付録」といった文字列を用いたパターンマッチングによって、標題を判別してもよい。さらに、文書登録処理部12は、文書に目次を有する場合には、目次の記載に基づいて標題を判別してもよい。そして、標題が判別できたら、文書登録処理部12は、判別した標題ごとに文書を区切ることで、文書を標題ごとに分割してマイクロコンテンツを得てもよい。
そして、文書登録処理部12は、上記の処理で判別した複数の標題を、文書IDに対応付けて文書構造記憶部24に登録する。
また、文書登録処理部12は、分割した各文書であるマイクロコンテンツを、文書ID及び標題に対応付けて文書記憶部25に登録する。
参照情報登録部13は、文書に含まれる参照先を示す参照先情報を、参照情報記憶部26に登録する処理を行う。
まず、参照情報登録部13は、文書登録処理部12により文書記憶部25に登録した各マイクロコンテンツから参照先情報を抽出する。
ここで、参照先情報の抽出方法については、複数の手法により行うことができるが、いずれの手法を用いてもよい。
手法の1つとして、参照情報登録部13は、例えば、参照先を示す文字列のパターンに適合したマイクロコンテンツに有する文字列を、参照先情報として抽出する。この手法は、参照先として規則にしたがって命名されたファイル名が記載されている場合に有用である。例えば、SOPの文書ファイルが、「“sopV”+数値」というファイル名にあっている場合には、参照情報登録部13は、「“sopV”+数値」のパターンを、マイクロコンテンツから抽出することで、参照先情報にすることができる。
また、他の手法としては、参照情報登録部13は、例えば、文書名記憶部23に記憶されている文書名に一致する文書名を含む情報を、参照先情報として抽出する。参照情報登録部13は、文書名記憶部23に記憶された文書名を、マイクロコンテンツから抽出することで、参照先情報にすることができる。その際、参照情報登録部13は、文書名の近傍に「章」や「節」といった文字列がある場合には、それをもあわせて参照先情報として抽出する。
さらに、参照情報登録部13は、文書と抽出した参照先情報との対応付けを学習した機械学習を用いて、文書を入力することで参照先情報を抽出してもよい。
次に、参照情報登録部13は、抽出した参照先情報を、参照先情報を有する文書の標題である文書情報に対応付けて、参照情報記憶部26に登録する。参照先情報を有する文書の標題である文書情報とは、参照先情報を有するマイクロコンテンツの標題をいう。例えば、文書Aの6章1節に参照先として「文書B」が示されている場合に、参照情報登録部13は、文書情報の「文書A_6章1節」と参照先情報の「文書B」とを対応付けて参照情報記憶部26に登録する。
文書指定受付部14は、例えば、ユーザ端末4から指定の文書に係る出力要求を受け付ける。制御部10が、例えば、文書記憶部25に登録されている文書の文書名を、文書名記憶部23を参照して抽出して文書一覧として出力する。そして、ユーザ端末4から文書一覧の中から1つの文書(指定の文書)が選択された場合に、ユーザ端末4が出力要求を送信することで、文書指定受付部14は、指定の文書に係る出力要求を受け付ける。
参照情報取得部15は、文書指定受付部14が受け付けた出力要求に対応する指定文書(指定の文書)の参照先情報を、参照情報記憶部26から取得する。
参照情報類推処理部16は、文書指定受付部14が受け付けた出力要求に対応する指定文書を参照している参照元の標題を、参照情報記憶部26から類推する。参照情報類推処理部16は、参照先情報の参照関係を拡張する。ここで、参照関係の拡張とは、参照先情報の参照関係として、文書情報が文書の標題である場合に、より上位の文書まで文書情報を拡張することをいう。また、参照情報類推処理部16は、文書情報と参照先情報との参照関係に基づいて、文書情報と参照元情報とを類推する。そして、参照情報類推処理部16は、類推した参照元の標題を、参照情報記憶部26の指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付ける。
文書情報出力部17は、文書指定受付部14が受け付けた出力要求に対応する指定文書を、文書記憶部25から抽出して出力する。また、文書情報出力部17は、参照情報取得部15が取得した参照先情報を出力する。さらに、文書情報出力部17は、参照情報類推処理部16による類推後の情報に基づいて、参照先情報や参照元の標題をさらに出力する。
グラフ作成処理部18は、参照情報取得部15が取得した参照先情報と、参照情報類推処理部16が類推した後の情報とを用いてグラフを作成する。そして、グラフ作成処理部18は、作成したグラフを、ユーザ端末4に出力する。
編集文書処理部19は、ユーザ端末4に出力されている文書の編集を、ユーザ端末4から受け付けると、受け付けた編集された文書に対応するマイクロコンテンツを、登録日に対応付けて文書記憶部25に登録する。また、編集文書処理部19は、編集後のマイクロコンテンツから参照先情報を抽出する。そして、編集文書処理部19は、抽出した参照先情報を、参照先情報を有するマイクロコンテンツの標題に対応付けて、参照情報記憶部26を更新する。
なお、これらの各機能の詳細については、後述する。
通信インタフェース部29は、通信ネットワークNを介してユーザ端末4との通信を行うためのインタフェースである。
ここで、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、文書管理サーバ1は、制御部10、記憶部20等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
また、文書管理サーバ1を構成するハードウェアの数に制限はない。必要に応じて、1又は複数で構成してもよい。また、文書管理サーバ1のハードウェアは、必要に応じてWebサーバ、DB(データベース)サーバ、アプリケーションサーバ等の各種サーバを含んで構成してもよく、1台のサーバで構成しても、それぞれ別のサーバで構成してもよい。また、文書管理サーバ1は、例えば、クラウドであってもよい。
<ユーザ端末4>
図1に示すユーザ端末4は、例えば、ユーザが指定した文書や、文書間等の参照関係を確認したいユーザが使用する端末である。ユーザ端末4は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や、タブレット端末等で構成することができる。図示していないが、ユーザ端末4は、制御部、記憶部、表示部、入力部、通信インタフェース部等を備える。
通信ネットワークNは、文書管理サーバ1と、ユーザ端末4との間のネットワークであり、例えば、インターネット回線等の通信網である。また、通信ネットワークNは、有線であるか無線であるかを問わない。
<処理の説明>
次に、文書管理サーバ1による文書登録処理について説明する。
図3は、本実施形態に係る文書管理サーバ1の文書登録処理を示すフローチャートである。
図4は、本実施形態に係る文書管理サーバ1による文書登録処理を説明するための図である。
図3のステップS(以下、「ステップS」を単に「S」という。)11において、文書管理サーバ1の制御部10(登録文書取得部11)は、管理対象の文書を取得する。ここで、管理対象の文書が複数ある場合には、文書を1つずつ処理してもよいし、複数の文書に対して同時に処理を行ってもよい。
S12において、制御部10(文書登録処理部12)は、受け付けた文書を当該文書の文書構造が示す標題ごとに分割してマイクロコンテンツを得る。
S13において、制御部10(文書登録処理部12)は、文書名記憶部23に文書名を記憶する。制御部10は、文書名記憶部23に文書名を記憶する際に、一意になる文書IDを取得して、文書名を文書IDに対応付ける。また、制御部10(文書登録処理部12)は、当該文書の文書構造を示す標題を、文書IDに対応付けて文書構造記憶部24に登録する。さらに、制御部10(文書登録処理部12)は、文書記憶部25に文書を登録する。その際、制御部10は、文書ID及び標題に対するマイクロコンテンツを、文書記憶部25に記憶する。
S14において、制御部10(参照情報登録部13)は、文書記憶部25に記憶した各マイクロコンテンツから参照先情報を抽出する。
S15において、制御部10(参照情報登録部13)は、参照先情報を有するマイクロコンテンツの標題に対応付けて、抽出した参照先情報を参照情報記憶部26に登録する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
ここで、具体例を、図4(A)に示す文書31で示される「文書A」を登録する場合を例に説明する。
図4(A)に示す文書32は、既に登録済の文書である。文書31は、文書32で示される「文書B」を参照する文書である。また、「文書B」の参照が記載されている文書31の部分31aは、6章1節に含まれる。
図4(B)は、文書構造記憶部24の一部を示す。文書構造記憶部24は、文書IDと、標題である章(及び節)とが対応付けられている。なお、図4(B)では、理解しやすいように、文書IDで特定される文書名を、文書IDに代えて記載している。
図4(C)は、参照情報記憶部26の一部を示す。参照情報記憶部26は、文書情報に対応付けて参照先情報と参照元情報とが対応付けられる。図3のS14及びS15の処理においては、文書31の参照先情報であるデータ33bが、データ33bが記載されていた文書31の標題であるデータ33aに対応付けられる。
このように、文書管理サーバ1の制御部10は、文書登録処理によって、文書名記憶部23、文書構造記憶部24、文書記憶部25及び参照情報記憶部26にレコードを追加して、登録する文書の情報を格納する。
次に、ユーザ端末4が指定した文書を、ユーザ端末4に出力する処理について説明する。
図5は、本実施形態に係る文書管理サーバ1の文書出力処理を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態に係る文書管理サーバ1による文書出力処理を説明するための図である。
図7は、本実施形態に係るユーザ端末4に出力される出力画面40の例を示す図である。
ユーザ端末4は、文書管理サーバ1に接続し、ユーザ端末4のユーザが、図示しない文書一覧画面から表示したい1つの文書を選択する操作をする。
そうすることで、図5のS21において、文書管理サーバ1の制御部10(文書指定受付部14)は、ユーザ端末4から指定文書に係る出力要求を受け付ける。
S22において、制御部10(参照情報取得部15)は、指定文書を文書情報に含み、指定文書に対応付けられた参照先情報を、参照情報記憶部26から取得する。
S23において、制御部10(参照情報類推処理部16)は、指定文書を参照している参照元の標題を、参照情報記憶部26から類推する。
S24において、制御部10(参照情報類推処理部16)は、類推した参照元の標題を、参照情報記憶部26の指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付ける。
S25において、制御部10(文書情報出力部17)は、画面出力処理を行う。より具体的には、制御部10(文書情報出力部17)は、S21の処理で受け付けた出力要求に対応する指定文書を、文書記憶部25から抽出して、出力画面の文書領域に出力する。また、制御部10(文書情報出力部17)は、S22の処理で取得した参照先情報を、出力画面の参照先領域に出力し、S23の処理で類推した参照元の標題を、出力画面の参照元領域に出力する。そして、制御部10(文書情報出力部17)は、出力画面をユーザ端末4に出力する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
ここで、文書出力処理の具体例を、図6に基づき説明する。
本処理を開始する前は、参照情報記憶部26は、図4(C)に示す状態になっている。
図5のS23の処理において、制御部10は、参照先情報の参照関係を拡張し、図6(A)に示す参照情報記憶部26に、データ34aを追加する。データ34aは、その下のレコードを拡張することにより追加がされたものである。また、制御部10は、参照先情報の手順書Bを基準とした場合の参照元情報とし、図6(A)に示す参照情報記憶部26に、データ34b及び34cを追加する。
また、図6(B)は、参照情報記憶部26をグラフ化したグラフ35を示す。
グラフ35は、文書情報をノードとし、参照関係をエッジとして示すグラフである。実線の矢印は、文書内に記載された参照関係を示す。点線の矢印35aから35cまでは、参照情報類推処理部16による類推処理による参照関係を示す。矢印35aは、図6(A)のデータ34aに対応し、矢印35b及び35cは、図6(A)のデータ34b及び34cに対応する。
このような参照情報記憶部26に参照関係のデータを登録することで、例えば、文書32の領域32aが改変された場合に、参照元の文献として文書31を提示することができる。
図7は、図5のS25の処理によってユーザ端末4に出力される出力画面40の例を示す。
出力画面40は、文書領域41と、参照先領域42と、参照元領域43とを含む。
文書領域41は、文書名44で示される文書を、マイクロコンテンツとして標題ごとに部分文書41a、41b、41c等として出力する。
参照先領域42は、参照先と標題とからなる参照先文書を出力する。
参照元領域43は、参照元と標題とからなる参照元文書を出力する。
出力画面40は、文書領域41にマイクロコンテンツを出力し、参照先領域42に参照先文書を、参照元領域43に参照元文書を、それぞれ出力することによって、文書間の参照関係を一見して確認ができて便利である。
次に、出力画面におけるユーザ端末4での操作処理について説明する。
図8及び図9は、本実施形態に係る文書管理サーバ1の画面操作処理を示すフローチャートである。
図10から図12までは、本実施形態に係るユーザ端末4での操作例及び出力画面の例を示す図である。
ユーザ端末4が、出力画面40(図7参照)に対して操作を行うことで、ユーザ端末4から文書管理サーバ1に対して操作に対応したデータが送信され、文書管理サーバ1がデータを受信することで、文書管理サーバ1は、画面操作処理を開始する。
図8のS41において、制御部10は、文書領域41に対する選択操作を受け付けたか否かを判断する。例えば、図10(A)に示すように、ユーザ端末4において、文書領域41のあるマイクロコンテンツが出力されている部分文書41aの領域をポインタPによって選択する操作をすることで、制御部10は、文書領域41に対する選択操作を受け付けたと判断する。文書領域41に対する選択操作を受け付けた場合(S41:YES)には、制御部10は、処理をS42に移す。他方、文書領域に対する選択操作を受け付けていない場合(S41:NO)には、制御部10は、処理を図9のS51に移す。
S42において、制御部10(参照情報取得部15)は、操作を受け付けたマイクロコンテンツに対応する参照先情報を、参照情報記憶部26から取得する。また、制御部10(参照情報類推処理部16)は、操作を受け付けたマイクロコンテンツを参照している参照元の標題を、参照情報記憶部26から類推する。そして、制御部10(文書情報出力部17)は、参照先領域42を取得した参照先情報に更新し、参照元領域43を類推した参照元の標題に更新する。
S43において、制御部10は、操作を受け付けた文書領域41のマイクロコンテンツを編集可能にする。そうすることで、ユーザ端末4では、マイクロコンテンツの編集が可能になる。
S44において、制御部10(編集文書処理部19)は、編集を受け付けたか否かを判断する。ユーザ端末4において出力されているマイクロコンテンツに対して修正や追加、削除等の操作を受け付けることで、制御部10は、編集を受け付けたと判断する。編集を受け付けた場合(S44:YES)には、制御部10は、処理をS45に移す。他方、編集を受け付けていない場合(S44:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
S45において、制御部10(編集文書処理部19)は、文書記憶部25に記憶されている該当のマイクロコンテンツを更新する。また、制御部10(編集文書処理部19)は、マイクロコンテンツに参照先情報を有する場合には、参照先情報を抽出して参照情報記憶部26を更新する。また、制御部10は、参照先領域42を、更新内容に基づいて更新する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図10(B)は、部分文書41aに文字列を追加した場合の出力画面40の例を示す。追加した文字列によって、参照先領域42には、文書名42aが追加される。制御部10は、更新したマイクロコンテンツから参照先情報を抽出して自動的に参照先領域42に反映させてもよい。また、ユーザが追加ボタン45を選択操作することで、手動によって文書名42aを追加してもよい。
図9のS51において、文書管理サーバ1の制御部10(グラフ作成処理部18)は、可視化指示を受け付けたか否かを判断する。例えば、図11(A)に示すように、ユーザ端末4において、可視化ボタン46をポインタPによって選択する操作をすることで、制御部10は、可視化指示を受け付けたと判断する。可視化指示を受け付けた場合(S51:YES)には、制御部10は、処理をS52に移す。他方、可視化指示を受け付けていない場合(S51:NO)には、制御部10は、処理をS53に移す。
S52において、制御部10(グラフ作成処理部18)は、可視化グラフを作成し、図11(B)に示すグラフ画面50を出力する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図11(B)のグラフ画面50は、出力画面40に出力されている指定文書と、参照先文書と参照元文書との参照関係を、グラフとして示したものである。グラフ画面50は、文書を示すノードと、参照関係を示すエッジとによって構成されたグラフを出力する。ここで、実線の矢印で示されるエッジは、参照情報記憶部26に登録されたデータによる関係性を示す。また、点線の矢印で示されるエッジは、参照情報記憶部26に登録されたデータから推論された結果による関係性を示す。
図9のS53において、制御部10は、参照先領域42に対する選択操作を受け付けたか否かを判断する。例えば、図12(A)に示すように、ユーザ端末4において、参照先領域42のある文書名42bをポインタPによって選択する操作をすることで、制御部10は、参照先領域42に対する選択操作を受け付けたと判断する。参照先領域42に対する選択操作を受け付けた場合(S53:YES)には、制御部10は、処理をS54に移す。他方、参照先領域42に対する選択操作を受け付けていない場合(S53:NO)には、制御部10は、処理をS55に移す。
S54において、制御部10は、参照先領域42の選択された文書に関する追加画面60を出力する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
図12(B)は、追加画面60の例を示す。追加画面60は、参照先領域42の選択された文書名42bに関する文書の内容が出力される。
このように、指定文書が参照する参照先文書について、当該文書名を選択操作することで、参照先文書の内容を確認することができて便利である。
S55において、制御部10は、参照元領域43に対する選択操作を受け付けたか否かを判断する。参照元領域43に対する選択操作を受け付けた場合(S55:YES)には、制御部10は、処理をS56に移す。他方、参照元領域43に対する選択操作を受け付けていない場合(S55:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
S56において、制御部10は、参照元領域43の選択された文書に関する追加画面を出力する。その後、制御部10は、本処理を終了する。当該追加画面は、図12(B)で説明した追加画面60と同じ画面構成であってよい。
このように、指定文書を参照している参照元文書について、当該文書名を選択操作することで、参照元文書の内容を確認することができて便利である。
上記では、指定文書に関する出力画面とその操作について説明した。
文書と参照関係との出力方法は、これに限定されない。
図13は、本実施形態に係るユーザ端末4に出力される検索画面70の例を示す図である。
図13(A)に示す検索画面70は、検索入力領域71と、検索ボタン72とを含む。
ユーザは、検索入力領域71に検索内容を入力し、検索ボタン72をポインタPによって選択する操作をする。そうすると、制御部10は、文書記憶部25を参照し、検索入力領域に合致する文書の標題を、図13(B)に示す検索結果領域73に出力する。
ユーザは、検索結果領域73の検索結果をポインタPによって選択する操作をする。そうすることで、制御部10は、参照情報記憶部26を参照して、検索結果に対応する標題に対する参照先情報を抽出する。また、制御部10は、検索結果に対応する標題を参照している参照元の標題を、参照情報記憶部26から類推する。そして、制御部10は、参照先領域74を取得した参照先情報に更新し、参照元領域75を類推した参照元の標題に更新する。
なお、「可視化」ボタンを選択すると、制御部10は、図11(B)に示したものと同様に、グラフ画面を出力する。
上記では、文書間での参照情報について主に説明したが、文書管理サーバ1は、文書内での参照情報についても同様に管理をすることができる。
図14は、本実施形態に係る文書内での参照情報を表したグラフ80を示す図である。
グラフ80は、ある1つの文書について、文書情報をノードとし、参照関係をエッジとして示すグラフである。実線の矢印は、文書内に記載された参照関係を示す。点線の矢印は、参照情報類推処理部16による類推処理による参照関係を示す。
このように、本実施形態によれば、文書管理サーバ1は、以下のような効果がある。
(1)文書ごとに、文書の文書構造を示す標題を記憶する文書構造記憶部24と、文書ごとに、標題の内容であるマイクロコンテンツを、標題に対応付けて記憶する文書記憶部25と、文書に含まれる参照先を示す参照先情報を、参照先情報を有するマイクロコンテンツの標題に対応付けて記憶する参照情報記憶部26とを備え、指定の文書に係る出力要求を受け付けると、受け付けた出力要求に対応する指定文書を、文書記憶部25から抽出して出力し、受け付けた出力要求に対応する指定文書の参照先情報を、参照情報記憶部26から取得して出力する。
よって、指定文書を出力すると共に、指定文書の参照先情報を出力することができ、文書の参照関係を分かりやすく示すことができる。また、マイクロコンテンツに対応する標題に対応付けて参照先情報を記憶するので、参照関係を、例えば、章や節等のより細かい単位で把握することができる。
(2)受け付けた出力要求に対応する指定文書を参照している参照元の標題を、参照情報記憶部26から類推し、類推した参照元の標題をさらに出力する。
よって、指定文書が参照している参照先の情報のみならず、指定文書を参照する参照元の情報も出力でき、参照関係を双方向から把握ができるものになる。
(3)類推した参照元の標題を、参照情報記憶部の指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付ける。
よって、参照元情報を登録することによって、文書の更新等がない限りにおいては、一度処理をすればよく、出力の度に処理を行うものに比較して、処理の効率化を図ることができる。
(4)取得した参照先情報と、類推した参照元の標題とを用いてグラフを作成し、作成したグラフを出力する。
よって、指定文書を中心とした参照関係を、グラフによって視覚的に把握ができる。
(5)登録対象文書を取得し、取得した登録対象文書を。登録対象文書の文書構造を示す標題ごとに分割し、標題を文書構造記憶部24に登録し、分割した登録対象文書のマイクロコンテンツを、マイクロコンテンツに対する標題に対応付けて文書記憶部25に登録し、各マイクロコンテンツから参照先情報を抽出し、抽出した参照先情報を、参照先情報を有するマイクロコンテンツの標題に対応付けて参照情報記憶部26に登録する。
よって、登録対象文書に対する処理によって、標題に対応付けてマイクロコンテンツを登録し、マイクロコンテンツから参照先情報を抽出して参照情報を登録することができ、登録対象文書を文書管理サーバ1で管理対象とするための各種の処理を行うことができる。
(6)参照先を示す文字列のパターンに適合した文書に有する文字列を、参照先情報として抽出するので、参照先を示す文字列パターンを用いて、参照先情報を抽出できる。
(7)文書記憶部25に記憶されていない他の文書をも含む各文書の文書名を記憶する文書名記憶部23を備え、文書名記憶部23に記憶された文書名に一致する文書の文書名を含む情報を、参照先情報として抽出する。
よって、参照先を、文書名に一致するか否かというルールをベースに抽出することができる。
(8)文書の編集を受け付け、受け付けた編集された文書に対応するマイクロコンテンツを、登録日に対応付けて文書記憶部25に登録し、編集後のマイクロコンテンツから参照先情報を抽出し、抽出した参照先情報を、参照先情報を有するマイクロコンテンツの標題に対応付けて参照情報記憶部26を更新する。
よって、マイクロコンテンツに対して編集が行われた場合に、適切に参照先に係る情報を更新することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、指定文書を参照している参照元の標題を、参照情報記憶部から類推し、類推した参照元の標題を、参照情報記憶部の指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付けるものを例に説明したが、これに限定されない。文書管理サーバの制御部は、類推した参照元の標題を、参照情報記憶部の指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付ける処理を行わなくてもよい。例えば、文書の更新頻度が高い場合等には、類推した参照元の標題を、参照情報記憶部の指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付ける処理を行っても、文書が更新されると類推する処理を再度行う必要があることによる。
(2)本実施形態では、参照情報記憶部をリレーショナルデータベース(RDB)の形式のものを例示したが、これに限定されない。例えば、図6(B)等で例示したグラフ形式のグラフデータベースで有してもよい。
(3)本実施形態では、文書の種類を特に指定していなかったが、文書の種類を文書記憶部等に有してもよい。そのようにすれば、例えば、図11(B)に例を示したグラフにおいて、文書の種類に応じてノードを色分けして表示する等をすることも可能である。
(4)本実施形態では、文書管理サーバとユーザ端末とを備えるものを例に説明したが、これに限定されない。文書管理サーバの機能を有するクライアント端末のみのスタンドアロン構成のものであってもよい。また、文書管理サーバは、各種の記憶部を有するサーバと、ユーザインタフェースを提供するサーバとを分けて、複数のサーバによって構成されてもよい。
1 文書管理サーバ
4 ユーザ端末
10 制御部
11 登録文書取得部
12 文書登録処理部
13 参照情報登録部
14 文書指定受付部
15 参照情報取得部
16 参照情報類推処理部
17 文書情報出力部
18 グラフ作成処理部
19 編集文書処理部
20 記憶部
21a 文書管理プログラム
23 文書名記憶部
24 文書構造記憶部
25 文書記憶部
26 参照情報記憶部
35,80 グラフ
40 出力画面
41 文書領域
42 参照先領域
43 参照元領域
50 グラフ画面
60 追加画面
70 検索画面
100 文書管理システム
P ポインタ

Claims (9)

  1. 文書ごとに、前記文書の文書構造を示す標題を記憶する文書構造記憶部と、
    前記文書ごとに、前記標題の内容であるマイクロコンテンツを、前記標題に対応付けて記憶する文書記憶部と、
    前記文書に含まれる参照先を示す参照先情報を、前記参照先情報を有する前記マイクロコンテンツの前記標題に対応付けて記憶する参照情報記憶部と、
    指定の前記文書に係る出力要求を受け付ける文書指定受付手段と、
    前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する指定文書を、前記文書記憶部から抽出して出力する文書出力手段と、
    前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する前記指定文書の前記参照先情報を、前記参照情報記憶部から取得する参照先情報取得手段と、
    前記参照先情報取得手段が取得した前記参照先情報を出力する参照情報出力手段と、
    を備える、文書管理装置。
  2. 請求項1に記載の文書管理装置において、
    前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する前記指定文書を参照している参照元の前記標題を、前記参照情報記憶部から類推する参照元情報類推手段を備え、
    前記参照情報出力手段は、前記参照元情報類推手段が類推した前記参照元の前記標題をさらに出力する、文書管理装置。
  3. 請求項2に記載の文書管理装置において、
    前記参照元情報類推手段が類推した前記参照元の前記標題を、前記参照情報記憶部の前記指定文書に対応する参照元情報にさらに対応付ける参照情報追加手段を備える、文書管理装置。
  4. 請求項2に記載の文書管理装置において、
    前記参照先情報取得手段が取得した前記参照先情報と、前記参照元情報類推手段が類推した前記参照元の前記標題とを用いてグラフを作成するグラフ作成手段と、
    前記グラフ作成手段が作成した前記グラフを出力するグラフ出力手段と、
    を備える、文書管理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の文書管理装置において、
    登録対象文書を取得する文書取得手段と、
    前記文書取得手段が取得した前記登録対象文書を、前記登録対象文書の文書構造を示す前記標題ごとに分割する文書分割手段と、
    前記登録対象文書の前記標題を、前記文書構造記憶部に登録する文書構造登録手段と、
    前記文書分割手段が分割した前記登録対象文書の前記マイクロコンテンツを、前記マイクロコンテンツに対する前記標題に対応付けて前記文書記憶部に登録する文書登録手段と、
    各マイクロコンテンツから前記参照先情報を抽出する参照先情報抽出手段と、
    前記参照先情報抽出手段が抽出した前記参照先情報を、前記参照先情報を有する前記マイクロコンテンツの前記標題に対応付けて前記参照情報記憶部に登録する参照情報登録手段と、
    を備える、文書管理装置。
  6. 請求項5に記載の文書管理装置において、
    前記参照先情報抽出手段は、参照先を示す文字列のパターンに適合した前記文書に有する文字列を、前記参照先情報として抽出する、文書管理装置。
  7. 請求項5に記載の文書管理装置において、
    前記文書記憶部に記憶されていない他の文書をも含む各文書の文書名を記憶する文書名記憶部を備え、
    前記参照先情報抽出手段は、前記文書名記憶部に記憶された前記文書名に一致する前記文書の前記文書名を含む情報を、前記参照先情報として抽出する、文書管理装置。
  8. 請求項5に記載の文書管理装置において、
    前記文書の編集を受け付ける編集受付手段と、
    前記編集受付手段が受け付けた編集された前記文書に対応する前記マイクロコンテンツを、登録日に対応付けて前記文書記憶部に登録する文書更新手段と、
    を備え、
    前記参照先情報抽出手段は、編集後の前記マイクロコンテンツから前記参照先情報を抽出し、
    前記参照先情報抽出手段が抽出した前記参照先情報を、前記参照先情報を有する前記マイクロコンテンツの前記標題に対応付けて、前記参照情報記憶部を更新する参照情報更新手段を備える、文書管理装置。
  9. 文書ごとに、前記文書の文書構造を示す標題を記憶する文書構造記憶部と、
    前記文書ごとに、前記標題の内容であるマイクロコンテンツを、前記標題に対応付けて記憶する文書記憶部と、
    前記文書に含まれる参照先を示す参照先情報を、前記参照先情報を有する前記マイクロコンテンツの前記標題に対応付けて記憶する参照情報記憶部と、
    を有する記憶装置に対して通信可能に接続されたコンピュータを、
    前記文書記憶部に記憶された指定文書の出力要求を受け付ける文書指定受付手段と、
    前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する前記文書記憶部の前記指定文書を、前記文書記憶部から抽出して出力する文書出力手段と、
    前記文書指定受付手段が受け付けた出力要求に対応する前記指定文書の前記参照先情報を、前記参照情報記憶部から取得する参照先情報取得手段と、
    前記参照先情報取得手段が取得した前記参照先情報を出力する参照情報出力手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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