JP4507227B2 - ファイル保存装置、及びファイル管理プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

ファイル保存装置、及びファイル管理プログラムが記憶された記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文章、図形、表などの各種データファイルを保存するファイル保存装置、及びファイル管理プログラムが記憶された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にパーソナルコンピュータなどの情報処理装置においては、各種アプリケーションプログラムの実行により、ユーザが作成した文章、図形、表などの各種データを保存するファイルを作成することができる。通常、新規に作成されたファイルは、ファイル保存時にユーザがファイル保存先(保存ドライブ、フォルダ(あるいはディレクトリ))、ファイル名をユーザが指定することにより、指定された保存先に指定されたファイル名よって保存される。また、ユーザが作成したファイルを保存する際には、ファイル管理を容易とするためにファイル保存先を示すパス体系を予め設定しておき、ファイルの内容に応じてそのパス体系の特定のファイル保存先を指定し、ファイル内容を推測できるファイル名を付けてファイル保存する場合が多い。
【0003】
特に、複数のユーザによってファイルを共用する場合には、ファイル保存時あるいはファイル読み出し時の作業を容易にするために、ファイル保存先を示すパス体系、ファイル名の設定ルールなどを各ユーザが把握している必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来では、ファイルを保存する場合、ファイルの保存先、ファイル名をユーザが設定していた。このため、多数のファイルを体系的に保存する場合には、ユーザがそれらを十分に把握したうえで、ファイルの保存先、ファイル名を指定しなければならず作業負担が大きかった。
【0005】
特にファイルを複数のユーザで共用する場合には、各ユーザが共用情報としてファイル保存先を示すパス体系とファイル名の設定ルールを把握していなければならなかった。また、ユーザがパス体系とファイル名とを把握していたとしても、ファイル保存時においてファイル保存先の入力操作ミスなどで誤ったパス指定をした場合には、他のユーザが認識できない保存先にファイルが保存されたり、他のユーザがファイル内容を推測できないファイル名により保存されてしまうこともあった。さらに、全く新規の内容のファイルを保存する場合には、他のユーザとの間で、どのようなファイル保存先に、どのようなファイル名を設定して保存するかを予め調整しておかなければならなかった。
【0006】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、ユーザの負担の増大を招くことなく、ファイル保存先、ファイル名を体系的に設定することで、ファイル管理を容易にすることが可能なファイル保存装置、及びファイル管理プログラムが記憶された記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ファイル保存先を設定してファイルの保存を行なうファイル保存装置において、ファイルに対する複数の属性情報を作成編集する属性情報編集手段と、前記属性情報編集手段によって作成編集された前記複数の属性情報を前記ファイルに対応付けて記憶する記憶手段と、この記憶手段により記憶された前記複数の属性情報をファイル保存先のパス及びファイル名として組み合わせて利用することを設定する設定手段と、前記設定手段による設定に応じて、前記属性情報編集手段によって作成編集された属性情報が示すファイル保存先のパス前記ファイル名でファイルを保存するファイル保存手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータを上述した請求項1記載の発明に示した主要手段として機能させるためのプログラムを格納する記憶媒体を提供する(請求項4記載の発明)。
【0009】
請求項1記載の本発明において、前記設定手段は、前記属性情報編集手段によって作成編集された複数の属性情報に対して順番を設定することを特徴とする。
また請求項1記載の本発明において、前記属性情報編集手段による属性情報の作成編集を実行させる権限を持つユーザを認識する認識手段を具備し、前記属性情報編集手段は、前記認識手段によって権限を持つユーザからの指示に応じて、属性情報の作成編集を実行することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係わるファイル保存装置を実現するパーソナルコンピュータ1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、パーソナルコンピュータ1は、CPU2、入力部3、表示部4、通信制御部5、RAM6、ROM7、外部記憶装置8がバス9を介して相互に接続されて構成されている。
【0011】
CPU2は、情報処理装置全体の制御を司るもので、入力部3からのキー操作信号に応じて、RAM6あるいはROM7に記憶されている各種プログラムを起動させ、このプログラムに従って各種の機能を実現する。CPU2は、外部記憶装置8の記憶媒体に記録されているプログラムコードを読み込み、RAM6に記憶させて実行することができる。CPU2は、アプリケーションの実行に伴って、RAM6に格納されたファイル管理プログラムを実行することにより、ファイル編集、ファイル保存、ファイルの属性情報であるプロパティ情報の編集などのファイル処理を行なうことができる。
【0012】
入力部3は、パーソナルコンピュータ1の動作を規定する指示やデータを入力するもので、キーボードやマウス等のポインティングデバイスによって構成される。
【0013】
表示部4は、各種処理の実行に応じた画面が表示されるもので、文章や図形などのファイル内容の編集作業用の表示画面、ファイルの属性情報であるプロパティ情報の編集入力画面などを表示する。
【0014】
通信制御部5は、通信回線を介して通信を行なうためのユニットである。
RAM6は、パーソナルコンピュータ1全体の制御を司るシステムプログラム、各種機能に対応した制御処理プログラムの他、各種のデータが必要に応じて記憶される。ファイル管理プログラムが記憶されてCPU2により実行されることでファイル処理が実現される。
ROM7は、制御用のプログラムなどが記憶されている。
【0015】
外部記憶装置8は、記憶媒体8aを有しており、この記憶媒体8aに対してプログラム(OS、アプリケーション)、データ(ファイル)等の保存、読み出し等を実行する。記憶媒体8aは、磁気的、光学的記憶媒体、もしくは半導体メモリで構成される。記憶媒体8aは、外部記憶装置8に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着するものである。また、記憶媒体8aに記憶されるプログラム、データ等は、通信制御部5を介して通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしても良く、さらに、通信回線等を介して接続された他の機器側に記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしても良い。外部記憶装置8は、記憶媒体8aに記憶されたプログラム、データ等をCPU2からの要求に応じて読み出す。この読み出されたプログラム、データ等はRAM6に記憶される。
【0016】
次に、本実施形態におけるパーソナルコンピュータ1(ファイル保存装置)におけるファイル処理の動作について、図2及び図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、文章データのファイルを扱う場合を例にして説明する。
【0017】
まず、入力部3からのユーザの指示に応じて、CPU2は、アプリケーションプログラムを起動し、このアプリケーションにより処理対象とするファイルの指定を入力する。ここで、新規ファイル作成の指示が入力された場合(ステップA1)、CPU2は、編集用新規ファイルを読み込み(図3、ステップB1)、表示部4により文章編集用画面中に新規ファイルの内容(ブランク)を表示させて文章編集作業状態とする(ステップB2)。文章編集作業状態では、入力部3からの文字データ入力指示や編集操作指示に応じた処理を実行することで、文章の作成編集が実行される(ステップB2)。
【0018】
一方、文章編集作業状態において作成中の文章に対するプロパティ情報(ファイルの属性情報)の編集を行なうことができる。まず、文章編集用画面においてプロパティ情報の編集実行がコマンドの選択などにより指示された場合(ステップB3)、CPU2は、この編集作業中のファイルのプロパティ情報に対する編集の権限を持ったユーザであることを登録するためのID/パスワード入力用の画面を表示部4により表示させ、ユーザに入力させる(ステップB4)。図4(a)には、表示部4によって表示されるID/パスワード入力用の画面の一例を示している。ここで、ファイルを新規作成したユーザに対してID/パスワードを登録させることによって、プロパティ情報に対する編集権限を与えるようにしている。すなわち、本実施形態によるファイル処理では、プロパティ情報をファイル保存先を示すパスとファイル名とに使用することで体系的にファイル保存し、ファイル管理を容易にできるようにしているため、複数のユーザによりプロパティ情報に対する編集を許すとファイル管理体系が混乱してしまうためである。
【0019】
なお、本実施形態では、ユーザ識別のためのIDは、予めパーソナルコンピュータ1の基本制御プログラム(オペレーティングシステム(OS))、あるいはアプリケーションプログラムによって登録されているものとし、ユーザ固有の識別情報であるものとする。また、パスワードは、ファイル単位でユーザが任意に指定できるものとする。ここで入力されたID/パスワードは、現在作成中のファイルの属性データとして記憶される。
【0020】
ID/パスワードがユーザによって登録されると、CPU2は、編集作業中のファイルのプロパティ情報の編集用画面を表示部4によって表示させる(ステップB5)。
図4(b)には、プロパティ情報編集用画面の一例を示している。図4(b)に示すように、作成中のファイルに対する属性情報として、「タイトル」「サブタイトル」「作成者」「所属」「会社名」「分類」の複数の項目が設けられ、それぞれの項目について任意に入力編集することができる(ステップB6)。本実施形態ではさらに、各項目のそれぞれに対応して、項目に入力された内容をファイル保存先を示すパス名称として使用するか、あるいは項目に入力された内容をファイル名として使用するかを示す「パス/ファイル」指定欄が設けられており、この「パス/ファイル」指定欄によりパス/ファイル名の指定を入力することができる(ステップB7)。また、プロパティ情報を用いてファイルの保存先を指定する場合に「保存ドライブ」の指定を入力するための項目が設けられており、パス/ファイル名の指定が入力された場合には「保存ドライブ」の指定を入力することができる(ステップB8)。
【0021】
図4(b)に示すプロパティ情報編集用画面の例では、ファイルに対するプロパティ情報が各項目のそれぞれに入力され、「パス/ファイル」指定欄に対する入力がされていない状態を示している。
【0022】
パス/ファイル指定欄に対しては、パス名称として使用する項目に対しては「Pn」(n=1,2,…)、ファイル名として使用する項目に対しては「Fn」(n=1,2,…)が入力されるものとする。複数の項目をパス名称として使用する場合には、使用する項目の順番に「P1」「P2」「P3」…と入力し、同様にして複数の項目をファイル名として使用する場合には、使用する項目の順番に「F1」「F2」「F3」…と入力される(図6、図7参照)。なお、全ての項目に対してパス名称あるいはファイル名として使用することを入力する必要はなく、任意の項目を選択して指定することもできる。
【0023】
本実施形態では、1つの項目に対してパスかファイルが何れか一方にのみ使用できるものとする。こうして単一選択にすることによって、同じ項目がパス名称とファイル名に同時に使用されることがないので、プロパティ情報を無駄なく効率よく使用することができる。なお、1つの項目の内容をパス名称とファイル名に同時に使用できるようにすることも可能である。
【0024】
なお、本実施形態では、「パス/ファイル」指定欄によるパス、ファイル名の指定ではなく、プロパティ情報編集用画面において任意にパス、ファイル名を設定することができる。例えば、プロパティ情報編集用画面において「パス/ファイル」指定欄への入力がされていない状態で、「パス/ファイル」の文字列が指示(マウスなどによるクリックなど)された場合、CPU2は、図4(c)に示すようなパス指定用のパス入力画面、あるいは図4(d)に示すようなファイル指定用のファイル名入力画面を表示させる。なお、「パス」の文字列部分が指示された場合にはパス入力画面、「ファイル」の文字列部分が指示された場合にはファイル名入力画面を表示するようにしても良い。また、図4(c)(d)に示すパス入力画面とファイル名入力画面とを同時に表示するようにしても良い。さらに、「パス/ファイル」の文字列に対する指示ではなく、「パス」指定、「ファイル名」指定のボタンを設け、このボタンに対する指示に応じて、図4(c)(d)に示す入力画面を表示するようにしても良い。この入力画面中の入力欄に対して、ユーザの指示により入力部3からパスあるいはファイル名を表す文字列が入力された後、「OK」ボタンが指示されると、パスあるいはファイル名のデータが入力され、プロパティ情報編集用画面に戻る。ここで、入力されたパスとファイル名は、後述するファイル保存処理において、プロパティ情報を利用して指定されたパス名称及びファイル名に代えて利用される。
【0025】
プロパティ情報編集用画面において「OK」ボタンが指示されると、CPU2は、プロパティ情報編集用画面において各項目に対して入力されたプロパティ情報と「パス/ファイル」指定欄に入力された内容を保存し、プロパティ編集処理を終了して文章編集作業状態に戻る。そして、文章編集作業状態において処理終了がユーザから指示されると(ステップB9)、CPU2は、編集処理を終了してファイル保存処理を実行する(ステップA11)。なお、ファイル保存処理の詳細については後述する(図8、図9)。
【0026】
図5には、作成中のファイルに関するデータ構造を示している。1つの文書ファイルに対しては、図5(a)に示すように、通常のファイル作成に関する(1)ヘッダ情報(作成日時データなど)、(2)プロパティ情報と「パス/ファイル」指定欄により入力されたパス/ファイル名情報、(3)ID/パスワード、(4)文章データ(罫線データ、文字データなどを含む)が保存される。図5(b)には記録フォーマットの一例を示している。なお、図5(a)に示すパス/ファイル名情報は、後述する図6に示すようにして「パス/ファイル」指定欄に入力された内容を示している。
【0027】
ところで、アプリケーションプログラムの起動時に、新規ファイル作成の指示ではなく以前に作成したファイル名が指定されると(ステップA1)、CPU2は、指定されたファイルを外部記憶装置8などによって読み込んで表示部4により文章編集用画面中に編集済みファイルの内容を表示させて文章編集作業状態とする(ステップA2)。この文章編集作業状態では、入力部3からの文字データ入力指示や編集操作指示に応じた処理を実行することで、文章の作成編集が実行される(ステップA3)。
【0028】
一方、文章編集作業状態においては、新規ファイルの作成時と同様にして作成中の文章に対するプロパティ情報の編集を行なうことができる。ただし、本実施形態では、現在編集中のファイルを新規作成したユーザに対してのみプロパティ情報に対する編集権限を与える。まず、文章編集用画面においてプロパティ情報の編集実行がコマンドの選択などにより指示された場合(ステップA4)、CPU2は、この編集作業中のファイルのプロパティ情報に対する編集の権限を持ったユーザであることを確認するためのID/パスワード入力用の画面を表示部4により表示させ、ユーザに入力させる(ステップA5)。ID/パスワード入力用画面は、図4(a)に示すパスワード登録に用いたものと同じである。
【0029】
ここで、IDとパスワードが入力されると、CPU2は、この入力されたID/パスワードと、現在編集中のファイルの属性データとして保存されているID/パスワード(図5(a)(3)に示す)と比較する。この結果、ID/パスワードが一致しない場合には、プロパティ情報に対する編集の権限を持ったユーザではないものと認識してプロパティ編集処理に移行しない。
【0030】
これに対し、ID/パスワードが一致した場合には、プロパティ情報に対する編集の権限を持ったユーザ、すなわち現在編集作業中のファイルを新規作成したユーザであるものと認識する。CPU2は、編集作業中のファイルに関するデータとして保存されているプロパティ情報(図5(a)(2))を抽出し(ステップA6)、プロパティ情報の編集用画面において表示させる(ステップA7)。
【0031】
ここでは、新規ファイル作成の場合と同様にして、ファイルに対する属性情報とする各項目に対して編集を行ない(ステップA8)、また「パス/ファイル」指定欄によりプロパティ情報を利用したパス/ファイル名の指定を入力することができる(ステップA9)。
【0032】
こうして、プロパティ情報に対する編集の権限を持ったユーザのみがプロパティ情報に対する編集を行なうので、ファイルを複数のユーザによって共用される場合であっても、他のユーザによってプロパティ情報の内容が変更され、これによってファイル保存先、ファイル名などが変更されてしまうことを回避できる。すなわち、新規ファイルを作成ユーザが「パス/ファイル」指定欄により設定したファイル保存体系に従ってファイル保存が実行されることになる。
【0033】
プロパティ情報編集用画面において「OK」ボタンが指示されると、CPU2は、プロパティ情報編集用画面において各項目に対して入力されたプロパティ情報と「パス/ファイル」指定欄に入力された内容を保存し、プロパティ編集処理を終了して文章編集作業状態に戻る。
【0034】
そして、文章編集作業状態において処理終了がユーザから指示されると(ステップA10)、CPU2は、編集処理を終了してファイル保存処理を実行する(ステップA11)。なお、ファイル保存処理の詳細については後述する(図8、図9)。
【0035】
ここで、プロパティ情報編集用画面において「パス/ファイル」指定欄に対する入力が行われた場合の具体例について、図6及び図7を参照して説明する。 図6に示す設定例は、ファイルを個人で管理する場合に好適な例を示している。図6(a)に示すように、ファイル名としてプロパティ情報の項目「タイトル」「サブタイトル」を使用し、パス名称としてプロパティ情報の項目「会社名」「所属」「作成者」「分類」の順番で使用することが設定されている。図6(b)には、図6(a)に示す設定に応じて、後述するファイル保存処理において作成されるパス(保存場所)とファイル名の例を示している。パス名称として「作成者」の項目を利用しているので、ファイルが作成者ごとのパス(フォルダ、あるいはディレクトリ)に分類されて保存されることを表している。従って、個人の作成したファイル一式を容易に取り出すことができる。
【0036】
図7に示す設定例は、ファイルを書類分類で管理する場合に好適な例を示している。図7(a)に示すように、ファイル名としてプロパティ情報の項目「タイトル」「サブタイトル」「作成者」の順番で使用し、パス名称としてプロパティ情報の項目「会社名」「所属」「分類」の順番で使用することが設定されている。図7(b)には、図7(a)に示す設定に応じて、後述するファイル保存処理において作成されるパス(保存場所)とファイル名の例を示している。パス名称として「分類」の項目を利用しているので、ファイルが書類分類(ファイルの内容)ごとのパス(フォルダ、あるいはディレクトリ)に分類されて保存されることを表している。従って、複数のユーザによって共用されているファイル一式を分類ごとに容易に取り出すことができる。
【0037】
なお、図6(b)及び図7(b)に示すファイル名の例では、ファイル名としてプロパティ情報の複数の項目が使用されているために、ファイル名を見やすくため項目毎に括弧記号により区分しているが、この形態以外にも例えば「−」で連結するなど、他の形態を用いることもできる。また、複数の項目の内容をファイル名として使用する場合に、どのような形態とするかは、固定的に決められていても良いし、ユーザからの指定を別途入力することで決められるようにしても良い。
【0038】
次に、図2のステップA11におけるファイル保存処理について、図8及び図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CPU2は、編集処理の終了が指示されたファイルに対して設定されているプロパティ情報とパス/ファイル名情報を読み出し(ステップC1)、プロパティ情報を利用してパスを設定するための処理に用いる変数値nを「1」に設定する(ステップC2)。
【0039】
ここで、CPU2は、パス/ファイル名情報を参照して、プロパティ情報をパス名称として使用する指定がされているか、すなわちパス/ファイル名情報に「P1」が設定されているかを判別する(ステップC3)。パス指定がある場合、CPU2は、指定された「P1」に該当するプロパティ情報の項目の内容を抽出し(ステップC4)、この項目の内容が示すディレクトリ(あるいはホルダ)が存在するか確認する(ステップC5)。
【0040】
パス指定に該当するディレクトリが存在する場合には、この既存のディレクトリ、あるいはさらに下位のディレクトリ(他にパス指定がある場合)がファイル保存先となる。一方、パス指定に該当するディレクトリが存在しない場合には、プロパティ情報の項目の内容によるディレクトリをファイル保存先として新規に作成する(ステップC6)。
【0041】
次に、CPU2は、変数値nを更新し(+1)(ステップC7)、パス/ファイル名情報において他にパス指定されているか、すなわち「P2」が設定されているかを判別する(ステップC8)。以下、前述と同様にして、パス指定されたプロパティ情報の項目に該当するディレクトリが存在するかを判別し、存在しなければディレクトリをファイル保存先として新規に作成する。以上の処理をパス/ファイル名情報におけるパス指定の全てについて行なう。
【0042】
一方、パス/ファイル名情報においてパス指定がなかった場合には、CPU2は、プロパティ情報により設定するのではなく、別にファイル保存場所(パス)を入力する。ここでは、例えば、図4(c)に示すパス入力画面によって入力されたパスを入力しても良いし、別途、ユーザからファイル保存先の指定を入力しても良い。
【0043】
次に、CPU2は、プロパティ情報を利用してファイル名を設定するための処理に用いる変数値nを「1」に設定する(ステップC10)。
ここで、CPU2は、パス/ファイル名情報を参照して、プロパティ情報をファイル名として使用する指定がされているか、すなわちパス/ファイル名情報に「F1」が設定されているかを判別する(ステップC11)。ファイル名指定がある場合、CPU2は、指定された「F1」に該当するプロパティ情報の項目の内容を抽出し(ステップC12)、保存ファイル名を作成する(ステップC13)。
【0044】
次に、CPU2は、変数値nを更新し(+1)(ステップC14)、パス/ファイル名情報において他にファイル名指定されているか、すなわち「F2」が設定されているかを判別する(ステップC15)。以下、前述と同様にして、ファイル名指定されていればプロパティ情報の該当する項目を用いてファイル名を作成する。以上の処理をパス/ファイル名情報におけるファイル名指定の全てについて行なう。プロパティ情報の複数の項目に対してファイル名指定されていた場合には、図6(b)、図7(b)に示すように、プロパティ情報の複数の項目の内容を組み合わせてファイル名を作成する。
【0045】
一方、パス/ファイル名情報においてファイル名指定がなかった場合には、CPU2は、プロパティ情報によりファイル名を作成するのではなく、別にファイル名を入力する。ここでは、例えば、図4(d)に示すファイル名入力画面によって入力されたファイル名を入力しても良いし、別途、ユーザからファイル名を入力しても良い。
【0046】
次に、CPU2は、前述のようにして設定されたファイル保存先(パス)に、作成された所定のファイル名によって文章データのファイルを保存する(ステップC17)。また、このファイルに対するヘッダ情報とプロパティ情報についても記録保持する(ステップC18)。
【0047】
例えば、プロパティ情報に対して、図6に示すような設定がされていた場合には、ファイル保存先「B:¥CASINO/システム第一開発部13開発室/小川義隆/特許提案書」のパスで指定されるディレクトリ(あるいはホルダ)に対して、「ファイル保存システム(保存体系管理).doc」のファイル名によって文章データが保存される(「.doc」はアプリケーションプログラムに対応した拡張子)。
【0048】
なお、ファイル保存処理では、新規ファイルに対する編集処理ではなく、文章編集処理中にプロパティ情報に対する編集が実行されなかった場合には、ファイル保存先(パス)とファイル名が変更されていないことになるので、ステップC2〜C16の処理を省略して、ファイル読み出し時のファイル保存先へ同じファイル名で保存するようにしても良い。
【0049】
このようにして、ファイルのプロパティ情報に対する編集の内容をファイル保存先(パス)あるいはファイル名として使用することを、ユーザからの指示により任意に設定することができる。このため、予めプロパティ情報に対する編集処理において、ファイル保存先(パス)あるいはファイル名と使用することを設定しておけば、ユーザが意識せずに自動的にファイル保存先とファイル名が決定されてファイルが保存されるので、ユーザの負担が軽減される。
【0050】
また、ファイルのプロパティ情報に対する編集の内容をファイル保存先(パス)あるいはファイル名として使用することで、体系的にファイル管理することができる。また、プロパティ情報に対する編集は、そのファイルを新規作成したユーザなど、特定のユーザに対してのみ編集権限を与えているので、ファイルを複数のユーザで共用する場合であっても、複数のユーザがプロパティ情報を編集することによるファイル管理の体系を混乱させるおそれがない。さらに、プロパティ情報の複数の項目に対して、ファイル保存先(パス)あるいはファイル名に用いる順番を任意に指定することができるので、個人で管理するあるいは書類分類が管理するなど(図6、図7参照)、ユーザが希望する体系でファイルを管理することができる。
【0051】
なお、前述した説明では、新規ファイル作成時のプロパティ情報に対する編集処理の際にID/パスワードを入力することで、このファイルに対するプロパティ情報の編集権限を新規ファイルを作成したユーザに与えるとして説明しているが、ファイル単位に編集権限をユーザに与えるのではなく、例えば特定の管理者とするユーザのみに対して、全てのファイルのプロパティ情報に対する編集権限を与えるようにしても良い。この場合、ID/パスワードの登録は、新規ファイル作成時のプロパティ情報に対する編集処理の際に行なうのではなく、例えばファイル処理とは別の処理において登録しておくものとする。
また、前述したプロパティ情報の内容は一例であって、他の情報がプロパティ情報として用いられていても良く、例えばファイル作成日時などの情報が含まれていても良い。
【0052】
また、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、前述した実施形態の各機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ファイルに対応付けて記憶されるファイルに対する複数の属性情報を組み合わせてファイル保存先及びファイル名として利用することができるので、ユーザの負担の増大を招くことなく、ファイル保存先、ファイル名を体系的に設定してファイル管理を容易にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるファイル保存装置を実現するパーソナルコンピュータ1の構成を示すブロック図。
【図2】パーソナルコンピュータ1(ファイル保存装置)におけるファイル処理の動作について説明するためのフローチャート。
【図3】パーソナルコンピュータ1(ファイル保存装置)におけるファイル処理の動作について説明するためのフローチャート。
【図4】ファイル処理において表示される画面の一例を示す図。
【図5】作成中のファイルに関するデータ構造を示す図。
【図6】プロパティ情報編集用画面において「パス/ファイル」指定欄に対する入力が行われた場合の具体例を示す図。
【図7】プロパティ情報編集用画面において「パス/ファイル」指定欄に対する入力が行われた場合の具体例を示す図。
【図8】ファイル保存処理の動作について説明するためのフローチャート。
【図9】ファイル保存処理の動作について説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ
2…CPU
3…入力部
4…表示部
5…通信制御部
6…RAM
7…ROM
8…外部記憶装置
8a…記憶媒体
9…バス

Claims (4)

  1. ファイル保存先を設定してファイルの保存を行なうファイル保存装置において、
    ファイルに対する複数の属性情報を作成編集する属性情報編集手段と、
    前記属性情報編集手段によって作成編集された前記複数の属性情報を前記ファイルに対応付けて記憶する記憶手段と、
    この記憶手段により記憶された前記複数の属性情報をファイル保存先のパス及びファイル名として組み合わせて利用することを設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定に応じて、前記属性情報編集手段によって作成編集された属性情報が示すファイル保存先のパス前記ファイル名でファイルを保存するファイル保存手段と
    を具備したことを特徴とするファイル保存装置。
  2. 前記設定手段は、
    前記属性情報編集手段によって作成編集された複数の属性情報に対して順番を設定することを特徴とする請求項1記載のファイル保存装置。
  3. 前記属性情報編集手段による属性情報の作成編集を実行させる権限を持つユーザを認識する認識手段を具備し、
    前記属性情報編集手段は、
    前記認識手段によって権限を持つユーザからの指示に応じて、属性情報の作成編集を実行することを特徴とする請求項1記載のファイル保存装置。
  4. ファイル保存先とファイル名を設定してファイルの保存を行なうプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    コンピュータを、
    ファイルに対する複数の属性情報を作成編集する属性情報編集手段、
    前記属性情報編集手段によって作成編集された前記複数の属性情報を前記ファイルに対応付けて記憶する記憶手段、
    この記憶手段により記憶された前記複数の属性情報をファイル保存先のパス及びファイル名として組み合わせて利用することを設定する設定手段、
    前記設定手段による設定に応じて、前記属性情報編集手段によって作成編集された属性情報が示すファイル保存先のパス前記ファイル名でファイルを保存するファイル保存手段
    として機能させるためのファイル管理プログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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