JP2024006285A - 同軸コネクタ、同軸端子およびケーブル付き同軸端子 - Google Patents

同軸コネクタ、同軸端子およびケーブル付き同軸端子 Download PDF

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Abstract

【課題】スリーブを用いずに、編組のかしめ部分における同軸ケーブルのインピーダンスの変化を抑制し、同軸コネクタまたは同軸端子に対する同軸ケーブルの引っ張り強度の低下を抑制し、かつ編組の素線の切断による外部端子と編組との間の接触不良を抑制する。【解決手段】同軸コネクタの外部端子11は、同軸ケーブルの編組を圧着する編組圧着部16を有し、編組圧着部16の内面には左右方向に伸長した複数の長溝21が設けられ、各長溝21は、編組圧着部16の内面において当該長溝21の底部よりも前側に位置する部分から当該長溝21の底部にかけて傾斜しつつ後方に伸長した前側側面21Bと、編組圧着部16の内面において当該長溝21の底部よりも後ろ側に位置する部分から当該長溝21の底部にかけて傾斜しつつ前方に伸長した後ろ側側面21Cとを有し、後ろ側側面21Cの傾斜角度は前側側面21Bの傾斜角度よりも大きい。【選択図】図7

Description

本発明は、同軸ケーブルに取り付けられる同軸コネクタおよび同軸端子、並びにケーブル付き同軸端子に関する。
同軸ケーブルは、内部導体、内部導体の外周側に設けられた絶縁体、絶縁体の外周側に設けられた外部導体としての編組、および編組の外周側を覆うシースを有している。同軸ケーブルは、内部導体が編組により電磁シールドされた構造を有しており、高周波信号の伝送に適している。同軸ケーブルには、内部導体が単線のものと、内部導体が7本の素線を撚ることにより形成された撚り線のものがある。また、編組は複数の素線を編むことにより形成されている。編組の素線には細い金属線(例えば銅線)が用いられる。編組の素線の直径は、通常、単線の内部導体の直径よりも小さく、撚り線の内部導体の素線の直径よりも小さい。また、絶縁体には、ポリエチレンまたは発泡ポリエチレンが用いられる。絶縁体として発泡ポリエチレンが用いられた発泡ポリエチレン同軸ケーブルは、絶縁体としてポリエチレンが用いられたポリエチレン充実型同軸ケーブルよりも高周波信号の減衰量が小さい。この点から、近時、利用の頻度が高まっている6GHz帯の高周波信号等の伝送には、発泡ポリエチレン同軸ケーブルの方がポリエチレン充実型同軸ケーブルよりも有利である。
一方、同軸ケーブルに取り付けられる同軸コネクタは、内部端子、内部端子の外周側に絶縁部材を介して設けられた外部端子、並びに内部端子、絶縁部材および外部端子を収容するハウジングを有している。内部端子には同軸ケーブルの内部導体が接続され、外部端子には同軸ケーブルの編組が接続される。同軸コネクタは、内部端子が外部端子により電磁シールドされた構造を有しており、同軸ケーブルと同様に、高周波信号の伝送に適している。
多くの同軸コネクタにおいて、外部端子は、同軸ケーブルの編組の端部をかしめて圧着する圧着部(バレル)を有している。編組を外部端子に接続する際には、板状に形成された圧着部に外力を加え、圧着部を、編組の端部を包囲するように筒状に塑性変形させ、筒状に変形した圧着部の内面を編組の端部の外面に押し付ける。これにより、編組の端部が外部端子に固定されると共に、編組と外部端子とが電気的に接続される。
また、同軸コネクタの中には、外部端子の圧着部の内面に溝が形成されているものがある。編組の端部を外部端子の圧着部にかしめて圧着したとき、編組の素線が、圧着部の内面に形成された溝内に入り込む。これにより、圧着部による編組の保持力が増大し、同軸コネクタに対する同軸ケーブルの引っ張り強度が高まる。例えば、特開2008-287899号公報(特許文献1)には、圧着部の内側の面に網目状のローレット溝が形成された外導体端子が記載されている。
また、同軸コネクタの中には、同軸ケーブルの端部における絶縁体と編組との間に装着するスリーブ(またはフェルール)を有しているものがある。スリーブは硬質な材料により筒状に形成されている。編組を外部端子の圧着部に圧着する前に、同軸ケーブルにおいて内部導体の外周側に設けられた絶縁体と編組との間にスリーブを装着する。その後、スリーブが装着された編組を外部端子の圧着部にかしめて圧着する。これにより、圧着のために圧着部に加えられる押圧力によって、同軸ケーブルの絶縁体が変形することを抑制することができる。例えば、特開2005-197068号公報(特許文献2)には、このようなスリーブを備えたシールド接続構造が記載されている。
特開2008-287899号公報 特開2005-197068号公報
上述したようなスリーブを用いずに、同軸コネクタを同軸ケーブルに取り付けて高周波信号の伝送を行う場合、次の問題がある。
同軸ケーブルの編組の端部を、同軸コネクタの外部端子の圧着部にかしめて圧着するとき、圧着部に外力を加え、圧着部の内面を編組の端部の外面に押し付ける。この圧着時の押圧力により、内部導体と編組との間に設けられた絶縁体が編組と共に変形する(特開2008-287899号公報の図4(d)を参照)。その結果、編組が外部端子の圧着部によりかしめられた部分(かしめ部分)において、内部導体と編組との間の距離が変化し、同軸ケーブルのインピーダンスが変化する。特に、発泡ポリエチレン同軸ケーブルの絶縁体である発泡ポリエチレンは、ポリエチレン充実型同軸ケーブルの絶縁体であるポリエチレンと比較して軟らかいため、同軸コネクタを発泡ポリエチレン同軸ケーブルに取り付ける場合には、圧着時の押圧力により絶縁体の変形の程度が大きくなり、その結果、かしめ部分における同軸ケーブルのインピーダンスの変化の程度が大きくなる。かしめ部分における同軸ケーブルのインピーダンスが変化すると、同軸ケーブルと同軸コネクタとの間等においてインピーダンスの不整合が生じ、高周波信号の伝送特性が悪化する。
かしめ部分における同軸ケーブルのインピーダンスの変化を抑制するために、編組の外部端子への圧着等を行う圧着装置のクリンプハイトを通常よりも大きくするなどして、圧着時に外部端子の圧着部に加える押圧力を小さくし、絶縁体の変形を抑制することが考えられる。しかしながら、圧着時の押圧力が小さくなることによって、圧着部による編組の保持力が低下し、同軸コネクタに対する同軸ケーブルの引っ張り強度が低下してしまう。また、外部端子の圧着部の内側の面に網目状のローレット溝が形成された特開2008-287899号公報に記載の同軸コネクタにおいては、圧着時の押圧力が小さくなることによって、編組の素線が圧着部の内面の溝内に十分に入り込まなくなるおそれがある。その結果、同軸コネクタに対する同軸ケーブルの引っ張り強度が低下するおそれがある。
この点、図13に示すように、外部端子の圧着部91の内面91Aに形成する溝92の形状を、溝92の一方の側面92Aが圧着部91の内面91Aに対して垂直となった鋸歯状とする方法が考えられる。この方法によれば、圧着時に編組の素線が溝92内に入り込み易くなると共に、溝92内に入り込んだ編組の素線が溝92の側面92Aに引っ掛かり易くなる可能性があり、その結果、圧着時に外部端子の圧着部に加える押圧力を小さくしても、圧着部による編組の十分な保持力を確保することができる可能性がある。
しかしながら、圧着部91の内面91Aに形成する溝92の形状を、溝92の側面92Aが圧着部91の内面91Aに対して垂直となった鋸歯状にすると、圧着部91の内面91Aと溝92の側面92Aとが接続している角部92Bが鋭くなる。また、編組の素線の直径が撚り線の内部導体の素線の直径よりも小さい場合、編組の素線は内部導体の素線よりも強度が低い。そのため、圧着時、または同軸ケーブルに取り付けられた同軸コネクタの使用時等に、編組の素線が角部92Bに当たることによって切断され、外部端子と編組との間に接触不良が生じるおそれがある。
一方、特開2005-197068号公報に記載されたシールド接続構造のように、同軸ケーブルの端部における絶縁体と編組との間にスリーブを装着してから、編組を外部端子の圧着部にかしめて圧着するようにすれば、圧着時に外部端子に加える押圧力が絶縁体に加わることを防止することができ、絶縁体の変形を防止することができる。しかしながら、この方法には、スリーブを用いるため、同軸コネクタの部品点数が増大し、同軸コネクタが大型化し、または同軸コネクタを同軸ケーブルに取り付ける作業の工数が増加するといった欠点がある。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、同軸ケーブルの絶縁体と編組との間に装着するスリーブを用いることなく、編組のかしめ部分における同軸ケーブルのインピーダンスの変化を抑制することができ、同軸コネクタまたは同軸端子に対する同軸ケーブルの引っ張り強度の低下を抑制することができ、かつ編組の素線の切断による外部端子と編組との間の接触不良を抑制することができる同軸コネクタ、同軸端子およびケーブル付き同軸端子を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の同軸コネクタは、同軸ケーブルに取り付けられる同軸コネクタであって、前記同軸ケーブルの内部導体が接続される内部端子と、前記内部端子の外周側に設けられ、前記同軸ケーブルの外部導体を形成する編組が接続される外部端子とを備え、前記外部端子は、前記外部端子の軸方向一側部分に設けられ、当該同軸コネクタを介して前記同軸ケーブルを接続する接続対象物の端子と接触する接触部と、前記外部端子の軸方向他側部分に設けられ、前記編組をかしめて前記外部端子に圧着する圧着部とを有し、前記圧着部において前記編組と接触する内面には、前記外部端子の軸方向に並び、前記外部端子の軸方向と交差する方向にそれぞれ伸長した複数の長溝が設けられ、前記各長溝は、前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向一側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向他側の方向に伸長した第1の側面と、前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向他側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向一側の方向に伸長した第2の側面とを有し、前記圧着部の内面に対する前記第2の側面の傾斜角度は、前記圧着部の内面に対する前記第1の側面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする。
上記本発明の同軸コネクタにおいて、前記各長溝において、前記第1の側面の一端および前記第2の側面の一端は当該長溝の底部において互いに接続され、前記各長溝の横断面形状は、前記第1の側面の一端と前記第2の側面の一端との接続点と、前記第1の側面と前記圧着部の内面との接続点と、前記第2の側面と前記圧着部の内面との接続点とを頂点とする三角形であることとしてもよい。また、前記各長溝の深さは、前記編組を形成する素線の直径の2分の1以上2倍以下であることとしてもよい。また、前記複数の長溝はそれぞれ互いに平行に伸長していることとしてもよい。また、前記各長溝は前記外部端子の軸方向と直交する方向に伸長していることとしてもよい。また、前記圧着部は、前記外部端子の軸方向と直交する方向に伸長した金属板を筒状に塑性変形させることにより前記編組を包囲してかしめるものであり、前記各長溝は、前記圧着部を平板状に展開した状態において、前記外部端子の軸方向と直交する方向における前記圧着部の一端部から他端部に亘って伸長していることとしてもよい。また、前記圧着部には、当該圧着部を貫通し、前記各長溝の伸長方向と同じ方向に伸長し、前記複数の長溝のうちの1つ以上の長溝と部分的に重なり合った長穴が形成され、前記長穴において前記外部端子の軸方向他側の側面は、前記外部端子の軸方向において、前記複数の長溝のうち前記長穴と部分的に重なり合った一の長溝の前記第1の側面と前記圧着部の内面とが接続した第1の接続位置と、当該一の長溝の前記第2の側面と前記圧着部の内面とが接続した第2の接続位置との間に位置し、かつ前記第1の接続位置よりも前記第2の接続位置に近い位置に位置していることとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の同軸端子は、同軸ケーブルに取り付けられる同軸端子であって、前記同軸ケーブルの内部導体が接続される内部端子と、前記内部端子の外周側に設けられ、前記同軸ケーブルの外部導体を形成する編組が接続される外部端子とを備え、前記外部端子は、前記外部端子の軸方向一側部分に設けられ、当該同軸端子を介して前記同軸ケーブルを接続する接続対象物の端子と接触する接触部と、前記外部端子の軸方向他側部分に設けられ、前記編組をかしめて前記外部端子に圧着する圧着部とを有し、前記圧着部において前記編組と接触する内面には、前記外部端子の軸方向に並び、前記外部端子の軸方向と交差する方向にそれぞれ伸長した複数の長溝が設けられ、前記各長溝は、前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向一側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向他側の方向に伸長した第1の側面と、前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向他側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向一側の方向に伸長した第2の側面とを有し、前記圧着部の内面に対する前記第2の側面の傾斜角度は、前記圧着部の内面に対する前記第1の側面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のケーブル付き同軸端子は、同軸ケーブル、および前記同軸ケーブルに取り付けられた同軸端子を備えたケーブル付き同軸端子であって、前記同軸ケーブルは、内部導体、および前記内部導体の外周側に絶縁体を介して設けられた編組を備え、前記同軸端子は、前記内部導体が接続された内部端子、および前記内部端子の外周側に設けられ、前記編組が接続された外部端子を備え、前記外部端子は、前記外部端子の軸方向一側部分に設けられ、当該ケーブル付き同軸端子を接続する接続対象物の端子と接触する接触部と、前記外部端子の軸方向他側部分に設けられ、前記編組をかしめて前記外部端子に圧着する圧着部とを有し、前記圧着部において前記編組と接触する内面には、前記外部端子の軸方向に並び、前記外部端子の軸方向と交差する方向にそれぞれ伸長した複数の長溝が設けられ、前記各長溝は、前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向一側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向他側の方向に伸長した第1の側面と、前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向他側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向一側の方向に伸長した第2の側面とを有し、前記圧着部の内面に対する前記第2の側面の傾斜角度は、前記圧着部の内面に対する前記第1の側面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、同軸ケーブルの絶縁体と編組との間に装着するスリーブを用いることなく、編組のかしめ部分における同軸ケーブルのインピーダンスの変化を抑制することができ、同軸コネクタまたは同軸端子に対する同軸ケーブルの引っ張り強度の低下を抑制することができ、かつ編組の素線の切断による外部端子と編組との間の接触不良を抑制することができる。
本発明の実施形態の同軸コネクタを示す斜視図である。 本発明の実施形態の同軸コネクタの分解図である。 同軸ケーブルを示す説明図である。 本発明の実施形態の同軸コネクタにおける同軸端子を示す斜視図である。 図4中の同軸端子の縦断面図である。 図4中の同軸端子の分解図である。 図4中の同軸端子の編組圧着部を示す説明図である。 図7中の編組圧着部に形成された長溝および長穴を示す断面図である。 図4中の同軸端子の横断面図である。 図5中の同軸端子の縦断面において、編組圧着部が配置されている部分を示す断面図である。 本発明の同軸コネクタにおける同軸端子の編組圧着部の他の実施形態を示す説明図である。 本発明の同軸コネクタにおける同軸端子の編組圧着部に形成された長溝の他の実施形態を示す断面図である。 溝の一方の側面が圧着部の内面に対して垂直となった鋸歯状の溝が形成された外部端子の圧着部を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。ここでは、本発明の実施形態として、4つの同軸端子および電源端子を備えたライトアングル型の同軸コネクタを例にあげる。
(同軸コネクタ)
まず、同軸コネクタの全体について説明する。図1は本発明の同軸コネクタの実施形態である同軸コネクタ1を示している。図2は同軸コネクタ1を分解した状態を示している。図2に示すように、同軸コネクタ1は、4つの同軸端子2、電源端子27、およびハウジング29を備えている。同軸コネクタ1は相手同軸コネクタ(図示せず)と接続される。相手同軸コネクタは、同軸コネクタ1の4つの同軸端子2と接続される4つの同軸端子、および同軸コネクタ1の電源端子27と接続される電源端子を有している。なお、相手同軸コネクタは「接続対象物」の具体例である。
同軸コネクタ1において、各同軸端子2はL形に形成されている。4つの同軸端子2は4本の同軸ケーブル41の端部にそれぞれ取り付けられる。4つの同軸端子2のうち、2つの同軸端子2はハウジング29の下段に配置され、残りの2つの同軸端子2はハウジング29の上段に配置される。電源端子27もL形に形成されている。電源端子27は、単芯ケーブルである電源ケーブル49の端部に取り付けられる。電源端子27はハウジング29の上段に配置される。なお、同軸端子2は本発明の同軸端子の実施形態である。また、同軸ケーブル41と、同軸ケーブル41に取り付けられた同軸端子2とを備えた構造体は、本発明のケーブル付き同軸端子の実施形態である。
ハウジング29は、4つの同軸端子2および電源端子27等を収容する部材であり、それぞれ樹脂等の絶縁材料により形成されたハウジング本体30、スペーサ35、およびカバー38を有している。ハウジング本体30には、ハウジング29の下段に配置される2つの同軸端子2を収容する下段収容部31が設けられている。また、ハウジング本体30の前部には、図1に示すように、相手同軸コネクタが有する4つの同軸端子がそれぞれ挿入される4つの同軸端子挿入穴32が設けられている。4つの同軸端子挿入穴32には、ハウジング29内に収容される4つの同軸端子2の外側接触部13等の先端が臨む。また、ハウジング本体30の前部には、相手同軸コネクタが有する電源端子が挿入される電源端子挿入穴33が設けられている。電源端子挿入穴33には、ハウジング29内に収容される電源端子27の接触部28の先端が臨む。また、ハウジング本体30の後部には、図2に示すように、下段収容部31に収容された2つの同軸端子2に取り付けられた2本の同軸ケーブル41をハウジング29外に引き出すケーブル引出部34が設けられている。
スペーサ35には、ハウジング29の上段に配置される2つの同軸端子2および電源端子27を収容する上段収容部36が設けられている。また、図示を省略しているが、スペーサ35の前部には、上段収容部36に収容される2つの同軸端子2の外側接触部13および電源端子27の接触部28をそれぞれ挿通させる合計3つの挿通穴が設けられている。また、スペーサ35の後部には、上段収容部36に収容された2つの同軸端子2に取り付けられた2本の同軸ケーブル41、および電源端子27に取り付けられた電源ケーブル49をハウジング29外に引き出すケーブル引出部37が設けられている。
ハウジング29は次のように組み立てることができる。まず、下段の2つの同軸端子2をハウジング本体30の下段収容部31内に装着する。次に、下段の2つの同軸端子2が装着されたハウジング本体30にスペーサ35を装着する。次に、上段の2つの同軸端子2および電源端子27をスペーサ35の上段収容部36内に装着する。次に、4つの同軸端子2、電源端子27およびスペーサ35が装着されたハウジング本体30にカバー38を装着する。
ここで、同軸ケーブル41について説明する。図3(A)は、末端処理が施された同軸ケーブル41の端部を示している。図3(B)は同軸ケーブル41の横断面を示している。図3(C)は、同軸ケーブル41の横断面において編組46が配置されている部分を拡大して示している。同軸ケーブル41は、図3(A)~3(C)に示すように、内部導体42、絶縁体44、金属箔45、編組46、およびシース48を備えている。内部導体42は、銅等の金属により形成された7本の素線43を撚ることにより形成された撚り線である。絶縁体44は、発泡ポリエチレンにより筒状に形成され、内部導体42の外周側に配置され、内部導体42を包囲している。金属箔45および編組46は同軸ケーブル41の外部導体を形成するものである。金属箔45は、アルミニウムまたは銅等の金属により形成された箔であり、絶縁体44の外周側に配置され、絶縁体44を包囲している。編組46は、銅等の金属により形成された複数の素線47を編むことにより形成され、金属箔45の外周側に配置され、金属箔45を包囲している。シース48は、ポリ塩化ビニル等の樹脂材料により形成され、編組46の外周側に配置され、編組46を包囲している。
編組46の素線47の直径K(図3(C)参照)は、内部導体42の素線43の直径よりも小さい。本実施形態において、内部導体42の素線43の直径は例えば0.32mmであるのに対し、編組46の素線47の直径は例えば0.08mmである。
(同軸端子)
次に、同軸端子2について説明する。同軸コネクタ1が備えている4つの同軸端子2は、互いに、長さおよび直径に一部相違があるものの、形状および構造はそれぞれ同じである。そこで、ここでは、4つの同軸端子2のうち、図2において下段の右側に配置される同軸端子2についてのみ説明し、他の同軸端子2についての説明は省略する。
図4は、図2において下段の右側に配置される同軸端子2の外観を示している。なお、図4中の同軸端子2の向きは図2中の同軸端子2の向きと上下逆になっている。また、同軸端子2につき、前(Fd)、後(Bd)、左(Ld)、右(Rd)、上(Ud)、下(Dd)の方向を述べる際には、図4~12中に描いた矢印に従う。図5は、図4中の同軸端子2を、その左右方向中央を通って前後方向および上下方向に拡がる平面で切断した断面を示している。なお、図5においては、同軸ケーブル41の内部導体42の素線43および編組46の素線47の詳細な形状の図示を省略している。図6は図4中の同軸端子2を分解した状態を示している。
同軸端子2は、図5に示すように、内部端子3、外部端子11、および絶縁部材6を有している。内部端子3は、導電材料、具体的には金属(例えばリン青銅等の銅合金)によりL形に形成されている。内部端子3は、相手同軸コネクタの内部端子と接触する内部接触部4と、同軸ケーブル41の内部導体42の端部をかしめて圧着する内部導体圧着部5とを有している。図5において、内部端子3の前部の上下方向に伸長している筒状の部分が内部接触部4であり、内部端子3の後部の前後方向に伸長している部分が内部導体圧着部5である。なお、図6に示す内部端子3は、図5に示す内部端子3が反時計回りに90度回転した状態となっている。
絶縁部材6は、絶縁材料、具体的には樹脂(例えばポリブチレンテレフタレート等)により形成されている。絶縁部材6は、折り曲げ部7を90度折り曲げることにより、L形に形成されている。図5において、絶縁部材6は、絶縁部材6の前部において上下方向に伸長した前筒部8と、絶縁部材6の後部において前後方向に伸長した後筒部9とを有している。前筒部8は、円筒状に形成され、内部接触部4の外周側に配置され、内部接触部4を包囲している。後筒部9は、四角筒状に形成され、内部導体圧着部5の外周側に配置され、内部導体圧着部5を包囲している。なお、図6に示す絶縁部材6は、折り曲げ部7が折り曲げられていない状態を示している。
外部端子11は、導電材料、具体的には金属(例えばリン青銅等の銅合金)により形成されている。外部端子11は、金属板をプレス加工することにより、図6に示すような一直線状に伸長した形状に形成され、その後、同軸端子2を同軸ケーブル41に取り付けるときに、組立作業者が折り曲げ部12を90度折り曲げることにより、図4に示すようなL形に形成される。
外部端子11は、相手同軸コネクタの外部端子と接触する外側接触部13と、絶縁部材6を支持する絶縁部材支持部14と、同軸ケーブル41の編組46をかしめて圧着する編組圧着部16と、同軸ケーブル41のシース48をかしめて圧着するシース圧着部25とを有している。外側接触部13は、筒状に形成され、外部端子11の前部(軸方向一側部分)に配置されている。外側接触部13は、図4に示すように、外部端子11の折り曲げ部12が90度折り曲げられた状態において、上下方向に伸長している。外側接触部13は、図5に示すように、絶縁部材6の前筒部8の外周側に配置され、前筒部8を包囲している。
絶縁部材支持部14は、外部端子11において外側接触部13の下部(基端部)から後方に伸長した部分の前部に配置され、外側接触部13に連結している。同軸端子2を同軸ケーブル41に取り付ける前において、絶縁部材支持部14は、略U字状に曲がった板状に形成されている。同軸端子2を同軸ケーブル41に取り付けるときには、絶縁部材支持部14の左部と右部との間に絶縁部材6の後筒部9を配置し、絶縁部材支持部14の左右両端部に形成された止め部15を内側に曲げる。これにより、絶縁部材6の後筒部9が絶縁部材支持部14内に止められる。
編組圧着部16は、外部端子11の後部(軸方向他側部分)、具体的には、絶縁部材支持部14の後方に配置され、絶縁部材支持部14に連結している。編組圧着部16の詳細については後述する。
シース圧着部25は、編組圧着部16の後方に配置され、編組圧着部16に連結している。同軸端子2を同軸ケーブル41に取り付ける前において、シース圧着部25は、略U字状に曲がった板状に形成されている。同軸端子2を同軸ケーブル41に取り付けるときには、シース圧着部25の左部と右部との間に、末端処理が施された同軸ケーブル41のシース48の端部を配置し、シース圧着部25に外力を加え、シース圧着部25を、シース48の端部を把持するように塑性変形させる。これにより、シース48の端部がシース圧着部25に固定される。
(編組圧着部)
同軸端子2の外部端子11において、編組圧着部16は、同軸端子2を同軸ケーブル41に取り付ける前においては、図6に示すように、略U字状に曲がった板状に形成されている。図7(A)は、この編組圧着部16を展開した状態を示している。また、図7(A)は、展開した編組圧着部16の内面(図6において上を向いた面)を示している。図7(B)は、図7(A)中の切断線VII-VIIに沿って切断した編組圧着部16の断面を左(図7(A)において下)から見た状態を示している。
編組圧着部16を展開すると、編組圧着部16は、図7(A)に示すように、左右方向(外部端子11の軸方向と直交する方向)に伸長した平板状の金属板となる。このように展開した状態において、編組圧着部16は、前部が絶縁部材支持部14に連結され、後部がシース圧着部25に連結された基部17と、基部17の左部の前後方向中間部から左方に突出した第1の把持部18と、基部17の右部の前部から右方に突出した第2の把持部19と、基部17の右部の後部から右方に突出した第3の把持部20とを有している。
また、同軸端子2を同軸ケーブル41に取り付けるときには、末端処理が施されることによってシース48から露出した同軸ケーブル41の編組46の端部を、略U字状に曲げられた編組圧着部16の左部と右部との間を通して、編組圧着部16の基部17上に配置する。その後、編組圧着部16に外力を加え、編組圧着部16を、編組46の端部の外周面を全周に亘って包囲するように筒状に塑性変形させ、筒状に変形した編組圧着部16の内面を編組46の端部の外周面に押し付ける。これにより、編組46が編組圧着部16にかしめられて固定されると共に、編組46と外部端子11とが電気的に接続される。
また、このように編組圧着部16が変形して編組46をかしめている状態では、基部17の内面が編組46に接触している。また、第1の把持部18が、図4に示すように、第2の把持部19と第3の把持部20との間に入り、第1の把持部18、第2の把持部19および第3の把持部20のそれぞれの内面が編組46に接触している。また、第1の把持部18の縁部は、第2の把持部19の縁部および第3の把持部20の縁部にそれぞれ接近しているが、第1の把持部18は第2の把持部19にも第3の把持部20にも重なり合っていない。第1の把持部18の縁部と第2の把持部19の縁部との間、および第1の把持部18の縁部と第3の把持部20の縁部との間には間隙Gが形成されている。
(編組圧着部の長溝)
図7(A)および7(B)に示すように、編組圧着部16の内面16Aには、複数(例えば10個)の長溝21が形成されている。複数の長溝21は前後方向(外部端子11の軸方向)に間隔を置いて並んでいる。また、複数の長溝21は、外部端子11の軸方向と直交する方向に、それぞれ互いに平行に伸長している。また、編組圧着部16を平板状に展開した状態において、各長溝21は、編組圧着部16の左端部から右端部に亘って直線状に伸長している。
図8(A)は長溝21の横断面を拡大して示している。図8(A)に示すように、各長溝21の前側側面21Bは、編組圧着部16の内面16Aにおいて当該長溝21の底部21Aよりも前側(外部端子11の軸方向一側)に位置する部分から当該長溝21の底部21Aにかけて傾斜しつつ後方(外部端子11の軸方向他側の方向)に伸長している。また、各長溝21の後ろ側側面21Cは、編組圧着部16の内面16Aにおいて当該長溝21の底部21Aよりも後ろ側(外部端子11の軸方向他側)に位置する部分から当該長溝21の底部21Aにかけて傾斜しつつ前方(外部端子11の軸方向一側の方向)に伸長している。なお、各長溝21の前側側面21Bは「第1の側面」の具体例であり、各長溝21の後ろ側側面21Cは「第2の側面」の具体例である。
編組圧着部16の内面16Aに対する前側側面21Bの傾斜角度E、および編組圧着部16の内面16Aに対する後ろ側側面21Cの傾斜角度Fはいずれも90度未満である。また、傾斜角度Fは傾斜角度Eよりも大きい。また、編組圧着部16の内面16Aに対する前側側面21Bの傾斜は、編組46の素線47を長溝21内に誘い込むために、緩やかであることが好ましい。本実施形態において、編組圧着部16の内面16Aに対する前側側面21Bの傾斜角度Eはおよそ10度であるが、この傾斜角度Eは5度以上45度未満が好ましい。また、編組圧着部16の内面16Aに対する後ろ側側面21Cの傾斜は、長溝21内に入り込んだ編組46の素線47を後ろ側側面21Cに引っ掛けるために、急であることが好ましいが、編組46の素線47が編組圧着部16の内面16Aと後ろ側側面21Cとが接続する角部21Dに当たって切断されることを抑制するために、90度未満とする。本実施形態において、編組圧着部16の内面16Aに対する後ろ側側面21Cの傾斜角度Fはおよそ75度であるが、この傾斜角度Fは60度以上80度未満が好ましい。
また、各長溝21において、前側側面21Bの下端と後ろ側側面21Cの下端とは当該長溝21の底部21Aにおいて互いに直接接続されている。また、各長溝21の横断面形状は、前側側面21Bと後ろ側側面21Cとの接続点Aと、前側側面21Bと編組圧着部16の内面16Aとの接続点Bと、後ろ側側面21Cと編組圧着部16の内面16Aとの接続点Cとを頂点とする三角形である。
また、各長溝21の深さDは、編組46の素線47を長溝21に引っ掛けるために、編組46の素線47の直径Kの2分の1以上2倍以下の値に設定することが好ましい。本実施形態において、各長溝21の深さDは、編組46の素線47の直径Kと略等しい値に設定されている。また、各長溝21の開口部の幅W(前後方向の長さ)は、編組46の素線47が長溝21内に入り易くなるようにするために、編組46の素線47の直径Kよりも大きい値に設定することが好ましく、編組46の素線47の直径Kの1.5~10倍程度の値に設定することがより好ましい。本実施形態において、各長溝21の開口部の幅Wは、編組46の素線47の直径Kの3~5倍程度に設定されている。
(編組圧着部の長穴)
図7(A)および7(B)に示すように、編組圧着部16には、複数(例えば3つ)の長穴22が形成されている。各長穴22は、編組圧着部16を貫通している。複数の長穴22は前後方向に間隔を置いて並んでおり、長溝21の伸長方向と同じ方向にそれぞれ伸長している。また、本実施形態において、各長穴22は、編組圧着部16の基部17に形成されている。また、図7(A)に示すように編組圧着部16を展開した状態において、複数の長穴22のうち、互いに隣り合う2つの長穴22の左右方向における位置が互いに異なっている。具体的には、3つの長穴22のうち、最も前の長穴22と最も後ろの長穴22は、中間の長穴22よりも右に配置されている。また、本実施形態において、各長穴22の幅(前後方向の長さ)は、長溝21の幅よりも大きい。
各長穴22は、編組46の編組圧着部16への圧着時に、編組46の一部を外側に逃がすことにより、編組圧着部16から編組46を介して絶縁体44に伝わる押圧力を低減する機能を有している。すなわち、編組46の圧着のために、編組圧着部16の内面により編組46の外周面が押圧されたときに、編組46の一部が長穴22内に入る。このように、編組46の押圧時に編組46の一部を長穴22内に逃がして、編組46を部分的に外側に出っ張るように変形させることにより、編組圧着部16から編組46を介して絶縁体44に伝わる押圧力を低減することができる。
また、各長穴22は、複数の長溝21のうちの1つ以上の長溝21と部分的に重なり合っている。図8(B)は長穴22の横断面を拡大して示している。図8(B)において、複数の長溝21のうち長穴22と部分的に重なり合った一の長溝21の前側側面21Bと編組圧着部16の内面16Aとが接続した部分の前後方向における位置を第1の接続位置Pとし、当該一の長溝21の後ろ側側面21Cと編組圧着部16の内面16Aとが接続した前後方向における位置を第2の接続位置Qとする。この場合、各長穴22の配置は、長穴22の後ろ側側面22A(長穴22において外部端子11の軸方向他側の側面)が、前後方向において第1の接続位置Pと第2の接続位置Qとの間に位置し、かつ当該後ろ側側面22Aが第1の接続位置Pよりも第2の接続位置Qに近くなるように設定されている。
(長溝・長穴の作用)
図9は、図5中の切断線IX-IXに沿って切断した同軸端子2の横断面を後ろ(図5において右)から見た状態を示している。図10は、図5に示す同軸端子2の縦断面において、編組圧着部16が配置されている部分を拡大して示している。
本実施形態においては、同軸ケーブル41の編組46を同軸端子2の編組圧着部16にかしめて圧着するとき、例えば圧着装置のクリンプハイトを調節することによって編組圧着部16の塑性変形の程度を調節し、圧着の押圧力による同軸ケーブル41の絶縁体44の変形を抑制している。具体的に説明すると、同軸端子の編組圧着部による同軸ケーブルの編組の圧着に関し、圧着装置のクリンプハイトは同軸ケーブルの種類ごとに定められているが、本実施形態においては、同軸ケーブル41に対して定められた通常のクリンプハイトよりも大きいクリンプハイトで、同軸ケーブル41の編組46を同軸端子2の編組圧着部16に圧着する。これにより、圧着時の編組圧着部16の塑性変形の程度が通常よりも小さくなり、圧着の押圧力による絶縁体44の変形が小さくなる。以下、同軸ケーブル41に対して定められた通常のクリンプハイトで同軸ケーブル41の編組46を編組圧着部16に圧着する方法を「通常圧着」といい、同軸ケーブル41に対して定められた通常のクリンプハイトよりも大きいクリンプハイトで編組46を編組圧着部16に圧着する方法を「緩かしめ圧着」という。
緩かしめ圧着によって編組46が編組圧着部16にかしめられた状態では、編組46が編組圧着部16によりかしめられた部分(かしめ部分)における絶縁体44の変形の程度が小さいので、同軸ケーブル41において、かしめ部分の内部導体42と金属箔45との距離Mは、同軸ケーブル41に予め設定された内部導体42と金属箔45との距離(同軸ケーブル41に外力が加わっていない状態における内部導体42と金属箔45との距離)から然程変化していない。その結果、同軸ケーブル41に予め設定されたインピーダンス(例えば50Ω)に対する、かしめ部分における同軸ケーブル41のインピーダンスの変化量は、特開2008-287899号公報の図4(d)に示されているように圧着部の大きな塑性変形によって絶縁体が大きく変形している場合と比較して小さい。それゆえ、編組46の編組圧着部16への圧着により生じるインピーダンスの不整合を抑制することができる。
また、緩かしめ圧着によって編組46が編組圧着部16にかしめられた場合には、通常圧着によって編組46が編組圧着部16にかしめられた場合と比較して、編組圧着部16の内面が編組46の外周面を押圧する力が小さい。したがって、仮に編組圧着部16の内面に全く溝が形成されていないとすると、緩かしめ圧着による場合には、編組圧着部16による編組46の保持力が低く、同軸コネクタ1または同軸端子2に対する同軸ケーブル41の十分な引っ張り強度が得られないおそれがある。また、仮に、編組圧着部16の内面に、特開2008-287899号公報に記載されているような網目状のローレット溝を形成したとしても、緩かしめ圧着による場合には、編組圧着部16の内面が編組46の外周面を押圧する力が不足し、編組46の素線47が網目状のローレット溝内に入り難くなる。それゆえ、網目状のローレット溝内に入り込む素線47の本数が少なくなり、その結果、網目状のローレット溝によって編組46の保持力を高めることができず、同軸コネクタ1または同軸端子2に対する同軸ケーブル41の十分な引っ張り強度が得られないおそれがある。これに対し、本実施形態の同軸コネクタ1においては、編組圧着部16の内面に、上記構成を有する複数の長溝21が形成されている。それゆえ、緩かしめ圧着によって編組46が編組圧着部16にかしめられた場合でも、図10に示すように、編組46における多くの素線47が長溝21内に入り込み、そして、編組46における多くの素線47が長溝21に引っ掛かる。その結果、長溝21によって編組46の保持力を高めることができ、同軸コネクタ1または同軸端子2に対する同軸ケーブル41の十分な引っ張り強度を得ることができる。
すなわち、各長溝21は、編組圧着部16の内面16Aにおいて当該長溝21の底部21Aよりも前側に位置する部分から当該長溝21の底部21Aにかけて緩やかに傾斜しつつ伸長した前側側面21Bを有しているので、緩かしめ圧着による場合でも、編組46の素線47を長溝21内に確実に誘い込むことができる。また、各長溝21は、編組圧着部16の内面16Aにおいて当該長溝21の底部21Aよりも後ろ側に位置する部分から当該長溝21の底部21Aにかけて急に傾斜しつつ伸長した後ろ側側面21Cを有しているので、緩かしめ圧着による場合でも、長溝21内に入り込んだ編組46の素線47が後ろ側側面21Cに引っ掛かり易くなるようにすることができる。また、各長溝21の深さDを編組46の素線47の直径Kの2分の1以上2倍以下の値に設定することにより、緩かしめ圧着による場合でも、編組46の素線47が長溝21に引っ掛かり易くなるようにすることができる。
また、複数の長溝21は、前後方向に並んでおり、外部端子11の軸方向と直交する方向にそれぞれ互いに平行に伸長しているので、緩かしめ圧着による場合でも、編組46において多くの素線47を長溝21に引っ掛けることができる。また、編組圧着部16を展開した状態において、各長溝21は、編組圧着部16の左端部から右端部に亘って直線状に伸長しているので、緩かしめ圧着による場合でも、編組圧着部16の内面の多くの箇所で編組46の素線47を長溝21に引っ掛けることができる。
さらに、各長溝21の後ろ側側面21Cの傾斜角度Fは90度未満である。これにより、編組46の圧着時、または同軸ケーブル41に取り付けられた同軸コネクタ1の使用時等(例えば同軸ケーブル41が同軸コネクタ1から離れる方向に強く引っ張られたとき等)に、編組46の素線47が、編組圧着部16の内面16Aと後ろ側側面21Cとが接続する角部21Dに当たって切断されることを抑制することができる。したがって、外部端子11と編組46との接触不良を抑制することができる。すなわち、仮に各長溝の後ろ側側面の傾斜角度が90度であるとすると、編組圧着部の内面と後ろ側側面とが接続する角部が鋭くなる。また、編組46の素線47は、その直径Kが内部導体42の素線43の直径よりも小さいため、内部導体42の素線43と比較して強度が低い。それゆえ、編組46の素線47が鋭い角部に当たることにより、編組46の素線47が切断されるおそれがある。これに対し、本実施形態の同軸コネクタ1においては、各長溝21の後ろ側側面21Cの傾斜角度Fが90度未満であるので、この傾斜角度が90度である場合と比較して、編組圧着部16の内面16Aと後ろ側側面21Cとが接続する角部21Dが鋭くない。したがって、編組46の素線47が角部21Dに当たって切断されることを抑制することができる。
また、編組圧着部16に形成された各長穴22は、複数の長溝21のうちの1つ以上の長溝21と部分的に重なり合っており、図8(B)に示すように、各長穴22の配置は、長穴22の後ろ側側面22Aが、前後方向において第1の接続位置Pと第2の接続位置Qとの間に位置し、かつ当該後ろ側側面22Aが第1の接続位置Pよりも第2の接続位置Qに近くなるように設定されている。各長穴22の配置をこのように設定することにより、長穴22の後ろ側側面22Aが、長穴22と部分的に重なり合っている長溝21の後ろ側側面21Cの直前に配置される。これにより、編組46の編組圧着部16への圧着時に、長穴22内に一旦入った編組46の素線47が長穴22から出たとき、当該素線47が、当該長穴22と部分的に重なり合っている長溝21の後ろ側側面21Cに引っ掛かり易くなる。したがって、編組圧着部16による編組46の保持力を高めることができ、同軸コネクタ1または同軸端子2に対する同軸ケーブル41の引っ張り強度を高めることができる。
以上説明した通り、本実施形態の同軸コネクタ1、同軸端子2、または同軸ケーブル41と同軸ケーブル41に取り付けられた同軸端子2とを備えた構造体(ケーブル付き同軸端子)によれば、同軸ケーブル41の絶縁体44と編組46との間に装着するスリーブを用いることなく、編組46のかしめ部分における同軸ケーブル41のインピーダンスの変化を抑制することができ、同軸コネクタ1または同軸端子2に対する同軸ケーブル41の引っ張り強度の低下を抑制することができ、かつ編組46の素線47の切断による外部端子11と編組46との間の接触不良を抑制することができる。
なお、上記実施形態において、各長溝21は、編組圧着部16を展開した状態において、編組圧着部16の内面の左右方向の端から端まで伸長しているが、図11に示すように、編組圧着部61の内面の左端および右端に長溝62を形成しない溝不形成部63を設けてもよい。なお、溝不形成部63の幅(左右方向の長さ)が、平板状に展開した編組圧着部61の左右方向の長さと比較して大幅に小さい場合には、各長溝62は編組圧着部61の内面の左端部から右端部に亘って伸長しているといえる。
また、上記実施形態では、長溝21の前側側面21Bの下端と後ろ側側面21Cの下端とが直接接続されているが、図12に示す編組圧着部71のように、長溝72に底面72Aを設けてもよい。
また、上記実施形態では、編組圧着部16が編組46をかしめている状態で、編組圧着部16の左端部と右端部とが互いに重なり合っていないが、編組圧着部16が編組46をかしめている状態で、編組圧着部16の左端部と右端部とが互いに重なり合うようにしてもよい。
また、本発明の同軸コネクタは、ライトアングル型の同軸コネクタ以外の同軸コネクタにも適用することができる。また、本発明の同軸コネクタは、1つ、2つ、3つまたは5つ以上の同軸端子を備えた同軸コネクタにも適用することができる。また、本発明の同軸端子は、L形の同軸端子に限らず、一直線状の同軸端子にも適用することができる。また、本発明の同軸端子を取り付ける同軸ケーブルは、単線の内部導体を有する同軸ケーブルでもよく、多重の編組を有する同軸ケーブルでもよく、金属箔を有しない同軸ケーブルでもよい。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う同軸コネクタ、同軸端子およびケーブル付き同軸端子もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 同軸コネクタ
2 同軸端子
3 内部端子
11 外部端子
13 外側接触部(接触部)
16、61、71 編組圧着部(圧着部)
16A 内面
21、62、72 長溝
21A 底部
21B 前側側面(第1の側面)
21C 後ろ側側面(第2の側面)
22 長穴
22A 後ろ側側面
41 同軸ケーブル
42 内部導体
44 絶縁体
46 編組
47 素線

Claims (9)

  1. 同軸ケーブルに取り付けられる同軸コネクタであって、
    前記同軸ケーブルの内部導体が接続される内部端子と、
    前記内部端子の外周側に設けられ、前記同軸ケーブルの外部導体を形成する編組が接続される外部端子と、
    前記内部端子および前記外部端子が収容されたハウジングとを備え、
    前記外部端子は、
    前記外部端子の軸方向一側部分に設けられ、当該同軸コネクタを介して前記同軸ケーブルを接続する接続対象物の端子と接触する接触部と、
    前記外部端子の軸方向他側部分に設けられ、前記編組をかしめて前記外部端子に圧着する圧着部とを有し、
    前記圧着部において前記編組と接触する内面には、前記外部端子の軸方向に並び、前記外部端子の軸方向と交差する方向にそれぞれ伸長した複数の長溝が設けられ、
    前記各長溝は、
    前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向一側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向他側の方向に伸長した第1の側面と、
    前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向他側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向一側の方向に伸長した第2の側面とを有し、
    前記圧着部の内面に対する前記第2の側面の傾斜角度は、前記圧着部の内面に対する前記第1の側面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 前記各長溝において、前記第1の側面の一端および前記第2の側面の一端は当該長溝の底部において互いに接続され、
    前記各長溝の横断面形状は、前記第1の側面の一端と前記第2の側面の一端との接続点と、前記第1の側面と前記圧着部の内面との接続点と、前記第2の側面と前記圧着部の内面との接続点とを頂点とする三角形であることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 前記各長溝の深さは、前記編組を形成する素線の直径の2分の1以上2倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  4. 前記複数の長溝はそれぞれ互いに平行に伸長していることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  5. 前記各長溝は前記外部端子の軸方向と直交する方向に伸長していることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  6. 前記圧着部は、前記外部端子の軸方向と直交する方向に伸長した金属板を筒状に塑性変形させることにより前記編組を包囲してかしめるものであり、
    前記各長溝は、前記圧着部を平板状に展開した状態において、前記外部端子の軸方向と直交する方向における前記圧着部の一端部から他端部に亘って伸長していることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ。
  7. 前記圧着部には、当該圧着部を貫通し、前記各長溝の伸長方向と同じ方向に伸長し、前記複数の長溝のうちの1つ以上の長溝と部分的に重なり合った長穴が形成され、
    前記長穴において前記外部端子の軸方向他側の側面は、前記外部端子の軸方向において、前記複数の長溝のうち前記長穴と部分的に重なり合った一の長溝の前記第1の側面と前記圧着部の内面とが接続した第1の接続位置と、当該一の長溝の前記第2の側面と前記圧着部の内面とが接続した第2の接続位置との間に位置し、かつ前記第1の接続位置よりも前記第2の接続位置に近い位置に位置していることを特徴とする請求項4に記載の同軸コネクタ。
  8. 同軸ケーブルに取り付けられる同軸端子であって、
    前記同軸ケーブルの内部導体が接続される内部端子と、
    前記内部端子の外周側に設けられ、前記同軸ケーブルの外部導体を形成する編組が接続される外部端子とを備え、
    前記外部端子は、
    前記外部端子の軸方向一側部分に設けられ、当該同軸端子を介して前記同軸ケーブルを接続する接続対象物の端子と接触する接触部と、
    前記外部端子の軸方向他側部分に設けられ、前記編組をかしめて前記外部端子に圧着する圧着部とを有し、
    前記圧着部において前記編組と接触する内面には、前記外部端子の軸方向に並び、前記外部端子の軸方向と交差する方向にそれぞれ伸長した複数の長溝が設けられ、
    前記各長溝は、
    前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向一側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向他側の方向に伸長した第1の側面と、
    前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向他側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向一側の方向に伸長した第2の側面とを有し、
    前記圧着部の内面に対する前記第2の側面の傾斜角度は、前記圧着部の内面に対する前記第1の側面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする同軸端子。
  9. 同軸ケーブル、および前記同軸ケーブルに取り付けられた同軸端子を備えたケーブル付き同軸端子であって、
    前記同軸ケーブルは、内部導体、および前記内部導体の外周側に絶縁体を介して設けられた編組を備え、
    前記同軸端子は、前記内部導体が接続された内部端子、および前記内部端子の外周側に設けられ、前記編組が接続された外部端子を備え、
    前記外部端子は、
    前記外部端子の軸方向一側部分に設けられ、当該ケーブル付き同軸端子を接続する接続対象物の端子と接触する接触部と、
    前記外部端子の軸方向他側部分に設けられ、前記編組をかしめて前記外部端子に圧着する圧着部とを有し、
    前記圧着部において前記編組と接触する内面には、前記外部端子の軸方向に並び、前記外部端子の軸方向と交差する方向にそれぞれ伸長した複数の長溝が設けられ、
    前記各長溝は、
    前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向一側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向他側の方向に伸長した第1の側面と、
    前記圧着部の内面において当該長溝の底部よりも前記外部端子の軸方向他側に位置する部分から当該長溝の底部にかけて傾斜しつつ前記外部端子の軸方向一側の方向に伸長した第2の側面とを有し、
    前記圧着部の内面に対する前記第2の側面の傾斜角度は、前記圧着部の内面に対する前記第1の側面の傾斜角度よりも大きいことを特徴とするケーブル付き同軸端子。
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