JP2023173497A - 医用撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作卓における所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を事前に提示することができる医用撮影システムを提供する。【解決手段】被検者を載置する寝台170と、複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、所定の操作部に対応する移動方向に寝台170の天板158を移動させる指示を行う操作卓130と、所定の操作部の操作情報に基づいて、寝台170の天板158を移動させる移動機構(寝台移動機構174)を備える医用撮影システムであって、操作者が前記所定の操作部に接触したことを判定する判定部118と、操作者が前記所定の操作部に接触したことを判定部118が判定した場合、所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示する提示部(第二提示装置172)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被検者を搭載する寝台等の構成要素を移動させる移動機構を備える医用撮影システムにおいて、寝台等の構成要素の移動に関する情報を提示する技術に関する。
被検者を搭載する寝台等の構成要素を移動させる移動機構を備える医用撮影システムがある。ガントリに接続するためのガイド上にマーカー光線を照射する照射手段を寝台に備えることが開示されている。(例えば、特許文献1)
特開2004-329525号公報
特許文献1では、操作者は、ガントリの接続ボックスに寝台を近づけ、寝台を接続する前にスイッチ操作によってマーカー光線を提示している。操作卓における所定の操作部(移動操作ボタン)を介して寝台を移動する場合、マーカー光線が示す方向と、所定の操作部に対応する移動方向と一致しない可能性がある。
本発明は、操作卓における所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を事前に提示することを目的とする。
ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本発明の目的を達成するために、医用撮影システムは、被検者を載置する寝台と、複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、前記所定の操作部に対応する移動方向に前記寝台の天板を移動させる指示を行う操作卓と、前記所定の操作部の操作情報に基づいて、前記寝台の天板を移動させる移動機構とを備え、操作者が前記所定の操作部に接触したか否かを判定する判定部と、操作者が前記所定の操作部に接触したことを前記判定部が判定した場合、前記所定の操作部に対応する前記移動方向に関する情報を前記寝台の天板又は前記寝台の周辺に提示する提示部とを備える。
また、医用撮影システムは、操作者が前記所定の操作部を半押ししたか否かを判定する判定部と、操作者が前記所定の操作部を半押ししたことを前記判定部が判定した場合、前記所定の操作部に対応する前記移動方向に関する情報を前記寝台の天板又は前記寝台の周辺に提示する提示部とを備える。
本発明によれば、操作卓における所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を事前に提示することができる。
本発明の医用撮影システムの外観を示す図。 本発明の医用撮影システムの操作卓の一例を示す図。 本発明の医用撮影システムの実施例1の構成の一例を示す図。 本発明の医用撮影システムの寝台に関する一提示形態を示す図。 本発明の医用撮影システムの寝台に関する一提示形態を示す図。 本発明の医用撮影システムの寝台に関する一提示形態を示す図。 本発明の医用撮影システムの放射線検出部に関する一提示形態を示す図。 本発明の医用撮影システムの動作を示すフローチャート。 本発明の医用撮影システムの外観を示す図。 本発明の医用撮影システムの寝台に関する一提示形態を示す図。 本発明の医用撮影システムの実施例2の構成の一例を示す図。 本発明の医用撮影システムの寝台に関する一提示形態を示す図。 本発明の医用撮影システムの寝台に関する一提示形態を示す図。 本発明の医用撮影システムの寝台に関する一提示形態を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
本発明の医用撮影システムの実施例1について、図1~8を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る医用撮影システムの外観を示す図である。図1(a)は斜視図であり、図1(b)は側面図である。図1に示すように、本発明の医用撮影システムは、制御部110と、操作卓130と、撮影部150、寝台170とを備えている。
制御部110は、医用撮影システムの各構成要素を制御する機能を有している。制御部110は、操作卓130、撮影部150、寝台170などの各構成要素に接続されている。そのため、制御部110は、操作卓150からの操作指示に基づき、撮影部150、寝台170などの各構成要素を制御することができる。なお、制御部110は、撮影部150や寝台170の内部、撮影室外に設置されていてもよい。
医用撮影システムは、Cアームを有した撮影部150を備えている。撮影部150は、放射線照射部152と放射線検出部160とを備えている。Cアームは、放射線照射部152と放射線検出部160を支持する。撮影部150には、Cアームを介して、放射線照射部152と放射線検出部160を移動させる撮影部移動機構が備えられている。撮影部移動機構は、Cアームを回転させることができ、放射線照射部152と放射線検出部160を回転して移動することができる。
また、撮影部移動機構により、放射線検出部160を上下方向に移動させることができる。さらに、撮影部移動機構により、放射線検出部160を水平方向にスライドすることもできる。
放射線照射部152は、放射線を発生する機能を有している。放射線照射部152は、例えば、X線管球により実現され、被検者200(例えば、被検者の特定部位)に向けて放射線を照射する。
放射線検出部160は、放射線照射部152から照射される放射線を検出する機能を有している。放射線検出部160は、被検者200を通過した放射線を検出し、放射線に応じた画像データを出力するものである。なお、画像データを放射線画像と言い換えることもできる。具体的には、放射線検出部160は、被検者200を透過した放射線を、透過放射線量に相当する電荷として検出する。例えば、放射線検出部160には、放射線を電荷に変換するa-Seなどの放射線を直接的に電荷に変換する直接変換型センサや、CsIなどのシンチレータとa-Siなどの光電変換素子を用いた間接型センサが用いられる。さらに、放射線検出部160は、検出された電荷をA/D変換することにより、画像データを生成し、制御部110へ出力する。
放射線照射部152は、放射線高電圧装置からの高電圧の印加及びフィラメント電流の供給により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することで放射線を発生する真空管である。熱電子がターゲットに衝突することにより放射線が発生される。
放射線照射部152は、放射線を遮蔽する放射線絞りを有している。放射線照射部152における放射線放射枠の前面に設けられる。放射線絞りは、例えば、鉛などの金属板で構成された4枚の絞り羽根を有する。絞り羽根は、操作卓130を介して操作者により入力された関心領域に応じて、設定される。放射線絞りは、駆動装置により、絞り羽根をスライドさせることで、放射線が遮蔽される領域を任意のサイズに調節することができる。放射線照射部152が発生した放射線を、被検者200の関心領域に照射されるように絞り込むことができる。
医用撮影システムは、被検者200を載置するための寝台170を備えている。寝台170の上面には天板158が備えられている。寝台170には、天板158を移動させる寝台移動機構が備えられている。寝台移動機構により、天板158を水平方向、上下方向に移動することができる。
天板158の下面にレール(図示しない。)が配置されている。例えば、レールは、天板158の長軸方向と短軸方向にそれぞれ配置されている。天板158の長軸方向と短軸方向に沿って天板158をスライド(水平移動)することができる。
医用撮影システムは、操作卓130を備えている。操作卓130は、撮影室外に設置されていてもよい。操作卓130は、複数の操作部を有している。操作卓130における操作部の操作により、撮影部移動機構、寝台移動機構などを制御する制御部110に対して移動指示を行うことができる。撮影部移動機構と寝台移動機構は、操作卓130の操作及び制御部110の制御により、放射線照射部152、放射線検出部160と寝台170の天板158を所望の方向へ移動することができる。撮影部移動機構と寝台移動機構は、モータあるいはアクチュエータ等(図示しない。)により、当該移動を実現することができる。
図2は、本発明の医用撮影システムの操作卓130の一例を示す図である。
操作卓130は、複数の操作部を有している。操作卓130の複数の操作部は、制御部110に接続されており、制御部110に対して指示を行うことができる。制御部110は、複数の操作部による指示に従い、各構成要素を制御する。
操作卓130は、例えば、第一操作部132、第二操作部134、第三操作部136、第四操作部138、照射操作部140などを有している。複数の操作部は、ボタン、タッチパネルなどで構成されている。
第一操作部132、第二操作部134、第三操作部136、第四操作部138は、寝台170の天板158を水平方向に移動させる操作を行う操作部である。第五操作部144、第六操作部146は、寝台170の天板158を上下方向に移動させる操作を行う操作部である。
切り換え操作部120、122は、操作対象を切り換える操作部である。例えば、操作対象を寝台170の天板158から、撮影部150に切り換えることができる。
スティック操作部124は、第一操作部132、第二操作部134、第三操作部136、第四操作部138の機能を有している。スティック操作部124は、寝台170の天板158を水平方向に移動させる操作を行うことができる。
それぞれの操作部は、操作部に対して操作者202が接触した状態と、操作者202が操作部を本押しした状態とを区別して検知することができる。また、それぞれの操作部は、操作者202が操作部を半押しした状態と、操作者202が操作部を本押しした状態とを区別して検知することができる。
例えば、それぞれの操作部は、操作者202の接触を検知する接触センサを有している。また、それぞれの操作部は、操作者202が本押しした状態を検知する押圧センサを有している。
接触センサは、それぞれの操作部の表面に設置されている。接触センサは、それぞれの操作部に内蔵されていてもよい。操作者202が操作部(ボタン)を押す際、接触センサは、操作者202の指先の接触を検知する。操作部は、操作者202による接触を検知したことを制御部110に伝達する。接触センサは、例えば、静電容量センサ、圧力センサなどを用いることができる。
静電容量センサは、電界を利用した非接触型のセンサであり、対象物の接触有無を検知することができる。対象物が操作部に触れた際、すなわち対象物が電界に進入した際、静電容量の変化により対象物を検知することができる。静電容量センサで検出される静電容量の変化により、操作者202の接触を検知することができる。
圧力センサは、圧力を利用した接触型のセンサであり、対象物の接触有無を検知することができる。対象物が操作部に触れた際、対象物の接触により圧力が変化する。圧力センサで検出される圧力の変化により、操作者202の接触を検知することができる。
ここでは、接触センサが静電容量センサと圧力センサである形態について説明したが、接触センサの種類は、上記に限定されない。このように、それぞれの操作部は、操作部に対して操作者202が接触した状態と、操作者202が操作部を本押しした状態とを区別して検知することができる。
操作者202が操作部に対して接触した状態で、操作者202が操作部を本押しした場合、操作部は、本押しを検知することができる。操作部は、操作者202による本押しを検知したことを制御部110に伝達することができる。
また、それぞれの操作部は、半押しと本押しの2重押しの形態にすることもできる。半押しとは、操作部(ボタン)を完全に押し切らず、半分ほど押した状態である。本押しとは、操作部(ボタン)を完全に押し切った状態である。
それぞれの操作部は、操作者202が半押しした状態と操作者202が本押しした状態を検知する押圧センサを有している。それぞれの操作部は、半押しに該当する押圧(圧力)が検出された場合、半押しを検知したことを制御部110に伝達し、本押しに該当する押圧(圧力)が検出された場合、本押しを検知したことを制御部110に伝達する。なお、スティック操作部124も、同様に、半押しと本押しの2重押しの形態にすることもでき、操作者202が半押しした状態と操作者202が本押しした状態を検知するセンサを有している。このように、操作者202が操作部を半押しした状態と、操作者202が操作部を本押しした状態とを区別して検知することができる。
図3は、本発明の医用撮影システムの構成の一例を示す図である。
制御部110は、放射線制御部112と、提示装置制御部114と、移動制御部116と、判定部118とを有している。
放射線制御部112は、撮影部150における放射線照射部152を制御する機能を有している。放射線制御部112は、放射線照射部152から照射される放射線の撮影条件(管電圧、管電流、照射時間)を設定する。放射線制御部112は、放射線照射部152が照射するタイミングと、放射線検出部160が撮影するタイミングを制御することもできる。また、放射線制御部112は、放射線照射部152から放射線を複数回照射させ、放射線検出装置は、放射線照射部152からの照射に応じて複数回撮影することもできる。
提示装置制御部114は、撮影部150と寝台170の移動方向に関する提示を行う提示装置を制御する機能を有している。移動制御部116は、撮影部150と寝台170の移動を制御する機能を有している。判定部118は、操作卓130のそれぞれの操作部における操作状態を判定する機能を有している。操作状態とは、操作部に対して操作者が接触した状態、操作者が操作部を半押しした状態、操作者が操作部を本押しした状態などである。
操作卓130は、複数の操作部を有している。操作卓130は、例えば、第一操作部132と第二操作部134と第三操作部136と第四操作部138と照射操作部140とを有している。第一操作部132と第二操作部134と第三操作部136と第四操作部138とにより、寝台170の天板158を前方、後方、左右方向に移動させることができる。ここでは、操作卓130は、4つの操作部から構成されているが、4つ以上の操作部から構成されていてもよい。
ここでは、説明を簡略にするため、操作卓130における第一操作部132、第二操作部134、第三操作部136、第四操作部138、照射操作部140以外の図示は省略する。例えば、寝台170の天板158を上下方向に移動させる第五操作部144、第六操作部146、スティック操作部124などを図示することも可能である。
図2、3に示すように、第一操作部132は、例えば、寝台170の天板158を右方向に移動させる操作を行う操作部である。第二操作部134は、例えば、寝台170の天板158を前方方向に移動させる操作を行う操作部である。第三操作部136は、例えば、寝台170の天板158を左方向に移動させる操作を行う操作である。第四操作部138は、例えば、寝台170の天板158を後方方向に移動させる操作を行う操作部である。照射操作部140は、放射線の照射に関する操作を行うための操作部である。照射操作部140は、照射条件を変更する機能や、照射を開始する機能を有している。
撮影部150は、放射線照射部152と、放射線検出部160と、第一提示装置154と、撮影部移動機構156とを有している。
放射線照射部152は、上述した通り、所望の範囲に放射線を照射することができる。放射線照射部152は、床面又は天井に設置されたCアームを介して設置されている。
放射線検出部160は、上述した通り、放射線照射部152から照射される放射線を検出することができる。放射線検出部160は、Cアームに放射線照射部152に対向して設置されている。
第一提示装置154は、撮影部150の移動方向を提示する機能を有している。撮影部150を前方方向に移動させる操作が操作卓130で行われた場合、第一提示装置154は、撮影部150を前方方向に移動している情報を撮影部150又は撮影部150の周辺に提示する。撮影部150を後方方向に移動させる操作が操作卓130で行われた場合、第一提示装置154は、撮影部150を後方方向に移動している情報を撮影部150又は撮影部150の周辺に提示する。
具体的には、判定部118は、撮影部150の放射線検出部160を右回転方向に移動させる操作に対応する操作部に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたか否かを判定する。判定部118は、撮影部150の放射線検出部160を右回転方向に移動させる操作に対応する操作部に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第一提示装置154に対して、放射線検出部160を右回転方向に移動させる情報(右回転方向に移動予定である情報)を放射線検出部160又は放射線検出部160の周辺に提示するように制御する。そして、判定部118は、操作者が操作部を本押ししたことを判定した場合、第一提示装置154は、放射線検出部160を右回転方向に移動している情報(右回転方向に移動進行中である情報)を放射線検出部160又は放射線検出部160の周辺に提示する。また、移動制御部116は、撮影部移動機構156に対して、放射線検出部160を右回転方向に移動するように制御する。
また、判定部118は、撮影部150の放射線検出部160を左回転方向に移動させる操作に対応する操作部に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたか否かを判定する。判定部118は、撮影部150の放射線検出部160を左回転方向に移動させる操作に対応する操作部に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第一提示装置154に対して、放射線検出部160を左回転方向に移動させる情報(左回転方向に移動予定である情報)を放射線検出部160又は放射線検出部160の周辺に提示するように制御する。そして、判定部118は、操作者が操作部を本押ししたことを判定した場合、第一提示装置154は、放射線検出部160を左回転方向に移動している情報(左回転方向に移動進行中である情報)を放射線検出部160又は放射線検出部160の周辺に提示する。また、移動制御部116は、撮影部移動機構156に対して、放射線検出部160を左回転方向に移動するように制御する。
さらに、判定部118は、撮影部150の放射線検出部160を下方向に移動させる操作に対応する操作部に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたか否かを判定する。判定部118は、撮影部150の放射線検出部160を下方向に移動させる操作に対応する操作部に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第一提示装置154に対して、放射線検出部160を下方向に移動させる情報(下方向に移動予定である情報)を放射線検出部160又は放射線検出部160の周辺に提示するように制御する。そして、判定部118は、操作者が操作部を本押ししたことを判定した場合、第一提示装置154は、放射線検出部160を下方向に移動している情報(下方向に移動進行中である情報)を放射線検出部160又は放射線検出部160の周辺に提示する。また、移動制御部116は、撮影部移動機構156に対して、放射線検出部160を下方向に移動するように制御する。
第一操作部132と第二操作部134と第三操作部136と第四操作部138は、操作部に対して操作者が接触した状態、又は操作者が操作部を半押しした状態と、操作者が操作部を本押しした状態とを区別することができる。
寝台170における第二提示装置172は、寝台170の天板158の移動方向を提示する機能を有している。具体的には、判定部118は、寝台170の天板158を前方方向に移動させる操作に対応する第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたか否かを判定する。判定部118は、寝台170の天板158を前方方向に移動させる操作に対応する第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第二提示装置172に対して、寝台170の天板158を前方方向に移動させる情報(前方方向に移動予定である情報)を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示するように制御する。寝台170の周辺とは、寝台170に近接した範囲であり、例えば、寝台170から1m以内にある床面などである。
そして、判定部118は、操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した場合、第二提示装置172は、寝台170の天板158を前方方向に移動している情報(前方方向に移動進行中である情報)を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示する。また、判定部118は、操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した場合、移動制御部116は、寝台移動機構174に対して、寝台170の天板158を前方方向に移動するように制御する。
また、判定部118は、寝台170の天板158を後方方向に移動させる操作に対応する第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたか否かを判定する。判定部118は、寝台170の天板158を後方方向に移動させる操作に対応する第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第二提示装置172に対して、寝台170の天板158を後方方向に移動させる情報(後方方向に移動予定である情報)を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示するように制御する。そして、判定部118は、操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した場合、第二提示装置172は、寝台170の天板158を後方方向に移動している情報(後方方向に移動進行中である情報)を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示する。また、判定部118は、操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した場合、移動制御部116は、寝台移動機構174に対して、寝台170の天板158を後方方向に移動するように制御する。
さらに、判定部118は、寝台170の天板158を右方向に移動させる操作に対応する第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたか否かを判定する。判定部118は、寝台170の天板158を右方向に移動させる操作に対応する第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第二提示装置172に対して、寝台170の天板158を右方向に移動させる情報(右方向に移動予定である情報)を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示するように制御する。そして、判定部118は、操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した場合、第二提示装置172は、寝台170の天板158を右方向に移動している情報(右方向に移動進行中である情報)を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示する。また、判定部118は、操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した場合、移動制御部116は、寝台移動機構174に対して、寝台170の天板158を右方向に移動するように制御する。なお、第三操作部136に関しては、第一操作部132に対して、左方向の方向以外は同様であるため、説明は省略する。
図4~7は、本発明の医用撮影システムの提示形態の一例を示す図である。
図4~6は、本発明の医用撮影システムの寝台170に関する提示形態を示す図である。図4~6に示すように、寝台170の天板158の両端には、複数の発光素子(LED)300、302が設置されている。複数の発光素子300、302は、図3に示す第二提示装置172に対応しており、第二提示装置172は、複数の発光素子300、302により構成されている。具体的には、被検者を挟んで、天板158の両端に複数の発光素子300、302が設置されている。複数の発光素子300、302は、天板158の両端に複数列で配列されている。複数の発光素子300、302は、天板158の長軸方向に沿って配列されている。ここでは、複数の発光素子300、302は、天板158の長軸方向に沿って10個ずつ配列されている。また、発光素子が黒色であれば、発光していない状態を示し、発光素子が白色であれば、発光している状態(点灯している状態)を示す。
図4は、寝台170の天板158が前方方向に移動する形態である。前方方向とは、図中の左側(被検者200の頭部側)に寝台170の天板158が移動する形態である。
図4(a)は、操作者が操作卓130の操作部を操作(接触)せず、寝台170の天板158が静止している状態である。このとき、複数の発光素子300、302は、発光していない。
図4(b)は、操作者が操作卓130の第二操作部134に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第二操作部134を半押しした状態である。第二操作部134は、寝台170の天板158を前方方向に移動させる操作に対応している。
判定部118は、第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を前方方向に移動させる情報(前方方向に移動予定である情報)を複数の発光素子300、302(第二提示装置172)を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、前方方向に対応する発光素子が発光するように制御する。例えば、複数の発光素子300、302において、前方方向(左側)の発光素子の6素子が発光する。つまり、提示装置制御部114は、移動方向に対応する発光素子が発光するように制御する。
このように、操作者は、第二操作部134を本押しなくても、第二操作部134を操作すると、寝台170の天板158が前方方向に移動することを認識することができる。
図4(c)は、操作者が操作卓130の第二操作部134を本押しした状態である。判定部118は、操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を前方方向に移動している情報(前方方向に移動進行中である情報)を複数の発光素子300、302を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、前方方向に対応する発光素子が発光するように制御する。
操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した場合、第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に発光した複数の発光素子よりも多い複数の発光素子が発光する。例えば、複数の発光素子300、302において、前方方向(左側)の発光素子の10素子が発光する。
上記では、複数の発光素子300、302の発光数を用いて、寝台170の天板158を前方方向に移動させる情報(前方方向に移動予定である情報)と寝台170の天板158を前方方向に移動している情報(前方方向に移動進行中である情報)とを区別している。第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に発光される複数の発光素子(第二提示装置172)と、操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した時に発光される複数の発光素子(第二提示装置172)とがそれぞれ異なる提示形態であればよい。
このように、操作者は、第二操作部134を本押しした場合、寝台170の天板158が前方方向に移動している(前方方向に移動進行中)ことを認識することができる。
図4(d)は、操作者が操作卓130の第二操作部134を本押しした状態であり、寝台170の天板158が前方方向への移動の限界が近いことを示す状態である。移動の限界は、寝台170の天板158が移動可能な範囲(例えば、レールの長さ)によって設定される。提示装置制御部114は、寝台170の天板158を前方方向に移動しており、移動の限界が近い情報(前方方向に移動進行中であり、移動の限界が近い情報)を複数の発光素子300、302を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、前方方向に対応して発光された複数の発光素子の内、少なくとも一つの発光素子が発光しないように制御する。
例えば、複数の発光素子300、302において、前方方向(左側)の発光素子の8素子が発光するが、最左端の発光素子は発光していない。このように、操作者は、最左端の発光素子が発光していないことを確認することにより、寝台170の天板158を前方方向に移動しており、移動の限界が近いことを認識することができる。
図5は、寝台170の天板158が後方方向に移動する形態である。後方方向とは、図中の右側(被検者200の足部側)に寝台170の天板158が移動する形態である。
図5(a)は、操作者が操作卓130の操作部を操作(接触)せず、寝台170の天板158が静止している状態である。このとき、複数の発光素子300、302は、発光していない。
図5(b)は、操作者が操作卓130の第四操作部138に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第四操作部138を半押しした状態である。第四操作部138は、寝台170の天板158を後方方向に移動させる操作に対応している。
判定部118は、第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を後方方向に移動させる情報(後方方向に移動予定である情報)を複数の発光素子300、302(第二提示装置172)を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、後方方向に対応する発光素子が発光するように制御する。例えば、複数の発光素子300、302において、後方方向(右側)の発光素子の6素子が発光する。
このように、操作者は、第四操作部138を本押しなくても、第四操作部138を操作すると、寝台170の天板158が後方方向に移動することを認識することができる。
図5(c)は、操作者が操作卓130の第四操作部138を本押しした状態である。判定部118は、操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を後方方向に移動している情報(後方方向に移動進行中である情報)を複数の発光素子300、302を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、後方方向に対応する発光素子が発光するように制御する。
操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した場合、第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に発光した複数の発光素子よりも多い複数の発光素子が発光する。例えば、複数の発光素子300、302において、後方方向(右側)の発光素子の10素子が発光する。
上記では、複数の発光素子300、302の発光数を用いて、寝台170の天板158を後方方向に移動させる情報(後方方向に移動予定である情報)と寝台170の天板158を後方方向に移動している情報(後方方向に移動進行中である情報)とを区別している。第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に発光される複数の発光素子(第二提示装置172)と、操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した時に発光される複数の発光素子(第二提示装置172)とがそれぞれ異なる提示形態であればよい。
このように、操作者は、第四操作部138を本押しした場合、寝台170の天板158が後方方向に移動している(後方方向に移動進行中)ことを認識することができる。
図5(d)は、操作者が操作卓130の第四操作部138を本押しした状態であり、寝台170の天板158が後方方向への移動の限界が近いことを示す状態である。提示装置制御部114は、寝台170の天板158を後方方向に移動しており、移動の限界が近い情報(後方方向に移動進行中であり、移動の限界が近い情報)を複数の発光素子300、302を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、後方方向に対応して発光された複数の発光素子の内、少なくとも一つの発光素子が発光しないように制御する。
例えば、複数の発光素子300、302において、後方方向(右側)の発光素子の8素子が発光するが、最右端の発光素子は発光していない。このように、操作者は、最右端の発光素子が発光していないことを確認することにより、寝台170の天板158を後方方向に移動しており、移動の限界が近いことを認識することができる。
図6は、寝台170の天板158が右方向に移動する形態である。右方向とは、図中の上側(前方方向に寝台を見て右方向)に寝台170の天板158が移動する形態である。
図6(a)は、操作者が操作卓130の操作部を操作(接触)せず、寝台170の天板158が静止している状態である。このとき、複数の発光素子300、302は、発光していない。
図6(b)は、操作者が操作卓130の第一操作部132に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第一操作部132を半押しした状態である。第一操作部132は、寝台170の天板158を右方向に移動させる操作に対応している。
判定部118は、第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を右方向に移動させる情報(右方向に移動予定である情報)を複数の発光素子300、302(第二提示装置172)を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、右方向に対応する発光素子が発光するように制御する。例えば、複数の発光素子300、302において、右方向(上側)の発光素子の6素子が発光する。
このように、操作者は、第一操作部132を本押しなくても、第一操作部132を操作すると、寝台170の天板158が右方向に移動することを認識することができる。
図6(c)は、操作者が操作卓130の第一操作部132を本押しした状態である。判定部118は、操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を右方向に移動している情報(右方向に移動進行中である情報)を複数の発光素子300、302を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子300、302に対して、右方向に対応する発光素子が発光するように制御する。
操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した場合、第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に発光した複数の発光素子よりも多い複数の発光素子が発光する。例えば、複数の発光素子300、302において、右方向(上側)の発光素子の10素子が発光する。
上記では、複数の発光素子300、302の発光数を用いて、寝台170の天板158を右方向に移動させる情報(右方向に移動予定である情報)と寝台170の天板158を右方向に移動している情報(右方向に移動進行中である情報)とを区別している。第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に発光される複数の発光素子(第二提示装置172)と、操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した時に発光される複数の発光素子(第二提示装置172)とがそれぞれ異なる提示形態であればよい。
このように、操作者は、第一操作部132を本押しした場合、寝台170の天板158が右方向に移動している(右方向に移動進行中)ことを認識することができる。なお、第三操作部136に関しては、第一操作部132に対して、左方向の方向以外は同様であるため、説明は省略する。
図7は、本発明の医用撮影システムの放射線検出部160に関する提示形態を示す図である。図7(a)に示すように、放射線検出部160には、複数の発光素子(LED)250、252、254、256設置されている。複数の発光素子250、252、254、256は、図3に示す第一提示装置154に対応している。例えば、放射線検出部160の四隅に複数の発光素子250、252、254、256が設置されている。また、発光素子が黒色であれば、発光していない状態を示し、発光素子が白色であれば、発光している状態(点灯している状態)を示す。発光素子が灰色であれば、発光している状態と発光していない状態とを繰り返す状態(点滅している状態)を示す。
切り換え操作部120、122は、操作対象を切り換える操作部である。ここでは、操作対象を寝台170の天板158から、撮影部150の放射線検出部160に切り換えている。
図7(b)は、操作者が操作卓130の第一操作部132に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第一操作部132を半押しした状態である。第一操作部132は、放射線検出部160を右回転方向(奥側)に回転させる操作に対応している。
判定部118は、第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、放射線検出部160を右回転方向に移動させる情報(右回転方向に移動予定である情報)を複数の発光素子250、252、254、256(第一提示装置154)を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子250、252、254、256に対して、右回転方向に対応する発光素子が発光するように制御する。例えば、図中奥側の複数の発光素子252、254が発光する。
このように、操作者は、第一操作部132を本押しなくても、第一操作部132を操作すると、放射線検出部160を右回転方向に移動することを認識することができる。さらに、操作者は、第一操作部132を本押しした場合、撮影部移動機構156を用いて、放射線検出部160を右回転方向に移動することができる。
図7(c)は、操作者が操作卓130の第三操作部136に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第三操作部136を半押しした状態である。第三操作部136は、放射線検出部160を左回転方向(手前側)に回転させる操作に対応している。
判定部118は、第三操作部136に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、放射線検出部160を左回転方向に移動させる情報(左回転方向に移動予定である情報)を複数の発光素子250、252、254、256(第一提示装置154)を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子250、252、254、256に対して、左回転方向に対応する発光素子が発光するように制御する。例えば、図中手前側の複数の発光素子250、256が発光する。
このように、操作者は、第三操作部136を本押しなくても、第三操作部136を操作すると、放射線検出部160を左回転方向に移動することを認識することができる。さらに、操作者は、第三操作部136を本押しした場合、撮影部移動機構156を用いて、放射線検出部160を左回転方向に移動することができる。
図7(d)は、操作者が操作卓130の第六操作部146に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第六操作部146を半押しした状態である。第六操作部146は、放射線検出部160を下方向(被検者側)に移動させる操作に対応している。
判定部118は、第六操作部146に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、放射線検出部160を下方向に移動させる情報(下方向に移動予定である情報)を複数の発光素子250、252、254、256(第一提示装置154)を介して提示する。提示装置制御部114は、複数の発光素子250、252、254、256に対して、下方向に対応する発光素子が発光するように制御する。例えば、複数の発光素子250、252、254、256が点滅する。
このように、操作者は、第六操作部146を本押しなくても、第六操作部146を操作すると、放射線検出部160を下方向に移動することを認識することができる。さらに、操作者は、第六操作部146を本押しした場合、撮影部移動機構156を用いて、放射線検出部160を下方向に移動することができる。
ここでは、放射線検出部160を移動する形態を示したが、放射線照射部152、Cアームなどの移動する撮影部の構成要素に対しても適用することができる。判定部118は、第五操作部144に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を上方向に移動させる情報(上方向に移動予定である情報)を複数の発光素子300、302(第二提示装置172)を介して提示してもよい。提示装置制御部114は、例えば、複数の発光素子300、302をすべて点灯させて提示する。
また、判定部118は、第六操作部146に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を下方向に移動させる情報(下方向に移動予定である情報)を複数の発光素子300、302(第二提示装置172)を介して提示してもよい。提示装置制御部114は、例えば、複数の発光素子300、302をすべて点滅させて提示する。
図8は、本発明の医用撮影システムの動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、寝台170の天板158を移動させる形態について説明するが、他の構成要素であってもよい。
S100:判定部118は、操作者が操作卓130の所定の操作部に接触したか否か、又は操作者が操作卓の所定の操作部を半押ししたか否かを判定する。
S102:判定部118が、所定の操作部に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第二提示装置172を介して、寝台170の天板158を所定の方向に移動させる情報(第一提示)を提示する。このとき、寝台170の天板158は移動していない。
S104:判定部118は、操作者が所定の操作部を本押ししたか否かを判定する。
S106:判定部118は、操作者が所定の操作部を本押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、第二提示装置172を介して、寝台170の天板158を所定の方向に移動している情報(第二提示)を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示する。第二提示は、第一提示と異なる(区別できる)提示である。
S108:判定部118は、操作者が所定の操作部を本押ししたことを判定した場合、移動制御部116は、寝台移動機構174を用いて、寝台170の天板158を所定の方向に移動するように制御する。
S110:判定部118は、操作者が所定の操作部を本押ししたことを判定した状態から、操作者が所定の操作部を本押ししていないことを判定した状態に遷移した場合、所定の操作部の本押しを終了したと判定する。
S112:判定部118は、所定の操作部の本押しを終了したと判定した場合、提示装置制御部114は、第二提示装置172を介して提示していた、寝台170の天板158を所定の方向に移動している情報(第二提示)の提示を停止する。そして、移動制御部116は、寝台移動機構174を用いて、寝台170の天板158を所定の方向に移動していた、寝台170の天板158の移動を停止する。
以上、本発明の医用撮影システムによれば、被検者を載置する寝台170と、複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、所定の操作部に対応する移動方向に寝台170の天板158を移動させる指示を行う操作卓130と、所定の操作部の操作情報に基づいて、寝台170の天板158を移動させる移動機構(寝台移動機構174)を備える医用撮影システムであって、操作者が前記所定の操作部に接触したことを判定する判定部118と、操作者が前記所定の操作部に接触したことを判定部118が判定した場合、所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示する提示部(第二提示装置172)とを備える。
また、操作者が所定の操作部を半押ししたことを判定する判定部118と、操作者が所定の操作部を半押ししたことを判定部118が判定した場合、所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示する提示部(第二提示装置172)とを備えてもよい。
本発明の医用撮影システムによれば、被検者を撮影する機能を有する撮影部150と、複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、所定の操作部に対応する移動方向に撮影部150の構成要素160、152を移動させる指示を行う操作卓130と、所定の操作部の操作情報に基づいて、撮影部150の構成要素160、152を移動させる移動機構を備える医用撮影システムであって、操作者が所定の操作部に接触したか否かを判定する判定部118と、操作者が所定の操作部に接触したことを判定部118が判定した場合、所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を撮影部150の構成要素160、152又は撮影部150の周辺に提示する提示部(第一提示装置154)とを備える。
また、操作者が所定の操作部を半押ししたことを判定する判定部118と、操作者が所定の操作部を半押ししたことを判定部118が判定した場合、所定の操作部に対応する移動方向に関する情報を撮影部150の構成要素160、152又は撮影部150の周辺に提示する提示部(第一提示装置154)とを備えてもよい。
本発明の医用撮影システムの実施例2について、図9~14を用いて説明する。実施例1と異なる点は、移動方向に関する映像を投影する投影手法を用いて寝台170の天板158又は寝台170の周辺に提示を行う提示装置400である点である。
図9は、本実施形態に係る医用撮影システムの構成を示す図である。撮影室の天井に提示装置400が設置されている。提示装置400は、所定の映像を寝台170の天板158や撮影室の床面などに映像を投影することにより表示するプロジェクタである。そのため、提示装置400の投影方向は、寝台170の天板158や撮影室の床面に向いている。提示装置400は、制御部110に接続されている。図9における他の構成要素については、図1と同様であるため、説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る医用撮影システムの提示装置400の提示形態の一例を示す図である。図10(a)は斜視図であり、図10(b)は上面図である。
撮影室の天井に設置された提示装置400から映像を投影すると、映像410、412のように表示される。提示装置400は、被検者200を避ける位置に映像410、412を投影する。例えば、寝台170の天板158の端部に映像410、412が投影される。提示装置400は、被検者200の位置を認識する機能、被検者200の頭部の位置を認識する機能を有していてもよく、被検者200(頭部)の位置を避ける位置に映像410、412を投影することもできる。具体的には、被検者200の位置を認識する機能は、可視光、赤外線などのカメラを用いて撮影された画像において画像認識を行う。提示装置400は、カメラを用いて撮影された画像において、被検者200の頭部の位置又は体の位置を認識する。頭部の位置は、例えば、目、鼻、口などのランドマークを基準として認識することができる。被検者200の体の位置は、例えば、胴体、頭、足、手などのランドマークを基準として認識することができる。なお、当該画像認識は、テンプレートを用いたマッチングを行ってもよい。また、提示装置400は、被検者200の赤外線画像から、体温を推定して、被検者200の頭部や体の位置を認識してもよい。
そして、提示装置400は、上記のように認識された被検者200の頭部の位置又は体の位置を避ける位置に映像410、412を投影する。具体的には、提示装置400は、被検者200の頭部の位置又は体の位置に基づいて、被検者200の頭部の位置又は体の位置に映像が投影されないように、投影方向、投影位置、投影領域などを設定する。
ここでは、提示装置400は、複数の映像410、412を投影しているが、投影される映像は、いずれか一方であってもよい。
図11は、本発明の医用撮影システムの構成の一例を示す図である。
図11に示す医用撮影システムは、所定の映像を投影することができる提示装置400を有している。提示装置400は、提示装置制御部114に接続されている。提示装置制御部114は、撮影部150と寝台170の移動方向に関する映像を投影する提示装置400を制御する機能を有している。なお、図11における他の構成要素については、図3と同様であるため、説明は省略する。
図12は、寝台170の天板158が前方方向に移動する形態である。前方方向とは、図中の左側(被検者200の頭部側)に寝台170の天板158が移動する形態である。
図12(a)は、操作者が操作卓130の第二操作部134に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第二操作部134を半押しした状態である。第二操作部134は、寝台170の天板158を前方方向に移動させる操作に対応している。
判定部118は、第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を前方方向に移動させる情報(前方方向に移動予定である情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置制御部114は、提示装置400に対して、前方方向に対応する映像420、422を寝台170の天板158に投影するように制御する。例えば、映像420、422は、前方方向(左側)の向きを示している。
このように、操作者は、第二操作部134を本押しなくても、第二操作部134を操作すると、寝台170の天板158が前方方向に移動することを認識することができる。なお、操作者が操作卓130の操作部を操作(接触)せず、寝台170の天板158が静止している状態では、寝台170の天板158に映像は投影されていない。
図12(b)は、操作者が操作卓130の第二操作部134を本押しした状態である。判定部118は、操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を前方方向に移動している情報(前方方向に移動進行中である情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置400に対して、前方方向に対応する映像430、432を寝台170の天板158に投影するように制御する。
操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した場合、第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に投影された映像420、422で示す印(マーク)の数よりも多い印(マーク)の数を含む映像430、432を投影する。例えば、映像420、422には、それぞれ印が1つ含まれている。映像430、432には、それぞれ印が2つ含まれている。
上記では、映像における印(マーク)の数を用いて、寝台170の天板158を前方方向に移動させる情報(前方方向に移動予定である情報)と寝台170の天板158を前方方向に移動している情報(前方方向に移動進行中である情報)とを区別している。第二操作部134に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に投影される映像と、操作者が第二操作部134を本押ししたことを判定した時に投影される映像とが異なる提示形態であればよい。
このように、操作者は、第二操作部134を本押しした場合、寝台170の天板158が前方方向に移動している(前方方向に移動進行中)ことを認識することができる。
図12(c)は、操作者が操作卓130の第二操作部134を本押しした状態であり、寝台170の天板158が前方方向への移動の限界が近いことを示す状態である。提示装置制御部114は、寝台170の天板158を前方方向に移動しており、移動の限界が近い情報(前方方向に移動進行中であり、移動の限界が近い情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置制御部114は、提示装置400に対して、移動の限界が近いことを示す映像440が投影されるように制御する。例えば、映像440には、棒状の印(マーク)が含まれている。
このように、操作者は、移動の限界が近いことを示す映像440を確認することにより、寝台170の天板158を前方方向に移動しており、移動の限界が近いことを認識することができる。
また、図12(a)に示すように、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、寝台170の天板158を前方方向に移動させる情報(前方方向に移動予定である情報)を寝台170の周辺に提示するように制御する。具体的には、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、前方方向に対応する映像600を寝台170近傍の床面に投影するように制御する。例えば、映像600は破線であり、前方方向(左側)の向きを示している。図12(b)(c)に示すように、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、寝台170の天板158を前方方向に移動している情報(前方方向に移動進行中である情報)を寝台170の周辺に提示するように制御する。具体的には、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、前方方向に対応する映像602を寝台170の周辺に投影するように制御する。例えば、映像602は実線であり、映像600の破線と区別しており、前方方向(左側)の向きを示している。さらに、提示装置制御部114は、天板158の移動の限界が近いことを示す映像604が投影されるように制御する。
図13は、寝台170の天板158が後方方向に移動する形態である。後方方向とは、図中の右側(被検者200の足部側)に寝台170の天板158が移動する形態である。
図13(a)は、操作者が操作卓130の第四操作部138に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第四操作部138を半押しした状態である。第四操作部138は、寝台170の天板158を後方方向に移動させる操作に対応している。
判定部118は、第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を後方方向に移動させる情報(後方方向に移動予定である情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置制御部114は、提示装置400に対して、後方方向に対応する映像450、452を寝台170の天板158に投影するように制御する。例えば、映像450、452は、後方方向(右側)の向きを示している。
このように、操作者は、第四操作部138を本押しなくても、第四操作部138を操作すると、寝台170の天板158が後方方向に移動することを認識することができる。
図13(b)は、操作者が操作卓130の第四操作部138を本押しした状態である。判定部118は、操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を後方方向に移動している情報(後方方向に移動進行中である情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置400に対して、後方方向に対応する映像460、462を寝台170の天板158に投影するように制御する。
操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した場合、第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に投影された映像450、452で示す印(マーク)の数よりも多い印(マーク)の数を含む映像460、462を投影する。例えば、映像450、452には、それぞれ矢印が1つ含まれている。映像460、462には、それぞれ印が2つ含まれている。
上記では、映像における印(マーク)の数を用いて、寝台170の天板158を後方方向に移動させる情報(後方方向に移動予定である情報)と寝台170の天板158を後方方向に移動している情報(後方方向に移動進行中である情報)とを区別している。第四操作部138に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に投影される映像と、操作者が第四操作部138を本押ししたことを判定した時に投影される映像とが異なる提示形態であればよい。
このように、操作者は、第四操作部138を本押しした場合、寝台170の天板158が後方方向に移動している(後方方向に移動進行中)ことを認識することができる。
図13(c)は、操作者が操作卓130の第四操作部138を本押しした状態であり、寝台170の天板158が後方方向への移動の限界が近いことを示す状態である。提示装置制御部114は、寝台170の天板158を後方方向に移動しており、移動の限界が近い情報(後方方向に移動進行中であり、移動の限界が近い情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置制御部114は、提示装置400に対して、移動の限界が近いことを示す映像470が投影されるように制御する。例えば、映像470には、棒状の印(マーク)が含まれている。
このように、操作者は、移動の限界が近いことを示す映像470を確認することにより、寝台170の天板158を後方方向に移動しており、移動の限界が近いことを認識することができる。
また、図13(a)に示すように、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、寝台170の天板158を後方方向に移動させる情報(後方方向に移動予定である情報)を寝台170の周辺に提示するように制御する。具体的には、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、後方方向に対応する映像610を寝台170近傍の床面に投影するように制御する。例えば、映像610は破線であり、後方方向(右側)の向きを示している。図13(b)(c)に示すように、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、寝台170の天板158を後方方向に移動している情報(後方方向に移動進行中である情報)を寝台170の周辺に提示するように制御する。具体的には、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、後方方向に対応する映像612を寝台170の周辺に投影するように制御する。例えば、映像612は実線であり、映像610の破線と区別しており、前方方向(左側)の向きを示している。さらに、提示装置制御部114は、天板158の移動の限界が近いことを示す映像614が投影されるように制御する。
図14は、寝台170の天板158が右方向に移動する形態である。右方向とは、図中の上側(前方方向に寝台を見て右方向)に寝台170の天板158が移動する形態である。
図14(a)は、操作者が操作卓130の第一操作部132に接触した状態、又は操作者が操作卓130の第一操作部132を半押しした状態である。第一操作部132は、寝台170の天板158を右方向に移動させる操作に対応している。
判定部118は、第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を右方向に移動させる情報(右方向に移動予定である情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置制御部114は、提示装置400に対して、右方向に対応する映像480、482を寝台170の天板158に投影するように制御する。例えば、映像480、482は、右方向(上側)の向きを示している。
このように、操作者は、第一操作部132を本押しなくても、第一操作部132を操作すると、寝台170の天板158が右方向に移動することを認識することができる。
図14(b)は、操作者が操作卓130の第一操作部132を本押しした状態である。判定部118は、操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した場合、提示装置制御部114は、寝台170の天板158を右方向に移動している情報(右方向に移動進行中である情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置400に対して、右方向に対応する映像490、492を寝台170の天板158に投影するように制御する。
操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した場合、第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に投影された映像480、482で示す印(マーク)の数よりも多い印(マーク)の数を含む映像490、492を投影する。例えば、映像480、482には、それぞれ印が1つ含まれている。映像490、492には、それぞれ印が2つ含まれている。
上記では、映像における印(マーク)の数を用いて、寝台170の天板158を右方向に移動させる情報(右方向に移動予定である情報)と寝台170の天板158を右方向に移動している情報(右方向に移動進行中である情報)とを区別している。第一操作部132に対して操作者が接触した、又は操作者が半押ししたことを判定した時に投影される映像と、操作者が第一操作部132を本押ししたことを判定した時に投影される映像とが異なる提示形態であればよい。
このように、操作者は、第一操作部132を本押しした場合、寝台170の天板158が右方向に移動している(右方向に移動進行中)ことを認識することができる。
図14(c)は、操作者が操作卓130の第一操作部132を本押しした状態であり、寝台170の天板158が右方向への移動の限界が近いことを示す状態である。提示装置制御部114は、寝台170の天板158を右方向に移動しており、移動の限界が近い情報(右方向に移動進行中であり、移動の限界が近い情報)について提示装置400を介して提示する。提示装置制御部114は、提示装置400に対して、移動の限界が近いことを示す映像500、502が投影されるように制御する。例えば、映像500、502には、棒状の印が含まれている。
このように、操作者は、移動の限界が近いことを示す映像500、502を確認することにより、寝台170の天板158を右方向に移動しており、移動の限界が近いことを認識することができる。なお、第三操作部136に関しては、第一操作部132に対して、左方向の方向以外は同様であるため、説明は省略する。
また、図14(a)に示すように、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、寝台170の天板158を右方向に移動させる情報(右方向に移動予定である情報)を寝台170の周辺に提示するように制御する。具体的には、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、右方向に対応する映像620を寝台170近傍の床面に投影するように制御する。例えば、映像620は破線であり、右方向(上側)の向きを示している。図14(b)(c)に示すように、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、寝台170の天板158を右方向に移動している情報(右方向に移動進行中である情報)を寝台170の周辺に提示するように制御する。具体的には、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、右方向に対応する映像622を寝台170の周辺に投影するように制御する。例えば、映像622は実線であり、映像620の破線と区別しており、右方向(上側)の向きを示している。さらに、提示装置制御部114は、天板158の移動の限界が近いことを示す映像624が投影されるように制御する。
また、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、操作卓130の操作部の周囲に、映像を投影することもできる。そのため、操作者は、寝台170の天板158がどの方向に移動しているかを認識することができる。
また、提示装置制御部114は、提示装置400に対して、寝台170近傍の床面に、寝台170の天板158の移動可能範囲に対応する範囲(危険範囲)を示す映像を投影することもできる。移動可能範囲は、上述した移動の限界に対応する。そのため、操作者は、寝台170の天板158の移動方向及び移動可能範囲を認識することができる。
上記では、医用撮影システムは、放射線撮影装置(放射線照射部、放射線検出部など)を備える形態を示したが、MRI装置、CT装置などを備えてもよい。医用撮影システムは、例えば、制御部110,操作卓130、寝台170を含んでいればよく、撮影装置の種類は問わない。
実施例1、2の提示機能を実現するコンピュータプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体(図示しない。)を介してコンピュータに供給し、当該コンピュータプログラムを実行させることができる。上述した提示方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。つまり、コンピュータプログラムは、コンピュータで医用撮像システムの機能を実現するためのプログラムである。記憶媒体は、当該コンピュータプログラムを記憶することができる。
110 制御部
112 放射線制御部
114 提示装置制御部
116 移動制御部
118 判定部
130 操作卓
150 撮影部
152 放射線照射部
154 第一提示装置
156 撮影部移動機構
158 天板
160 放射線検出部
170 寝台
172 第二提示装置
174 寝台移動機構
200 被検者

Claims (16)

  1. 被検者を載置する寝台と、
    複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、前記所定の操作部に対応する移動方向に前記寝台の天板を移動させる指示を行う操作卓と、
    前記所定の操作部の操作情報に基づいて、前記寝台の天板を移動させる移動機構を備える医用撮影システムであって、
    操作者が前記所定の操作部に接触したか否かを判定する判定部と、
    操作者が前記所定の操作部に接触したことを前記判定部が判定した場合、前記所定の操作部に対応する前記移動方向に関する情報を前記寝台の天板又は前記寝台の周辺に提示する提示部とを備えることを特徴とする医用撮影システム。
  2. 前記判定部は、前記所定の操作部に対して操作者が接触した状態と、操作者が前記所定の操作部を本押しした状態とを区別して判定することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の医用撮影システム。
  3. 前記複数の操作部は、操作者が接触した状態を検知する接触センサと、操作者が本押しした状態を検知する押圧センサを有していることを特徴とする請求項2に記載の医用撮影システム。
  4. 前記判定部は、操作者が前記所定の操作部を本押ししたことを判定した場合、前記提示部は、前記寝台の天板を前記移動方向に移動している情報を前記寝台の天板又は前記寝台の周辺に提示し、前記移動機構は、前記寝台の天板を前記移動方向に移動させることを特徴とする請求項2に記載の医用撮影システム。
  5. 前記提示部は、複数の発光素子により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の医用撮影システム。
  6. 前記寝台の天板に前記複数の発光素子が設置されており、前記移動方向に対応する発光素子が発光するように制御する制御部を備えることを特徴とする請求項5に記載の医用撮影システム。
  7. 前記提示部は、前記移動方向に関する映像を前記寝台の天板又は前記寝台の周辺に投影する投影手法を用いて提示を行うことを特徴とする請求項1に記載の医用撮影システム。
  8. 前記提示部は、前記被検者の位置を認識する機能を有し、前記被検者の位置を避ける位置に、前記移動方向に関する映像を投影することを特徴とする請求項7に記載の医用撮影システム。
  9. 操作者が前記所定の操作部に接触したことを判定した場合と、操作者が前記所定の操作部を本押ししたことを判定した場合とを区別できるように、前記提示部は、それぞれ異なる提示形態で提示することを特徴とする請求項1に記載の医用撮影システム。
  10. 前記提示部は、移動の限界が近い情報を提示することを特徴とする請求項1に記載の医用撮影システム。
  11. 被検者を載置する寝台と、
    複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、前記所定の操作部に対応する移動方向に前記寝台の天板を移動させる指示を行う操作卓と、
    前記所定の操作部の操作情報に基づいて、前記寝台の天板を移動させる移動機構を備える医用撮影システムであって、
    操作者が前記所定の操作部を半押ししたか否かを判定する判定部と、
    操作者が前記所定の操作部を半押ししたことを前記判定部が判定した場合、前記所定の操作部に対応する前記移動方向に関する情報を前記寝台の天板又は前記寝台の周辺に提示する提示部とを備えることを特徴とする医用撮影システム。
  12. 前記判定部は、操作者が前記所定の操作部を半押しした状態と、操作者が前記所定の操作部を本押しした状態とを区別して判定することを特徴とする請求項11に記載の医用撮影システム。
  13. 前記複数の操作部は、操作者が半押しした状態と操作者が本押しした状態を検知する押圧センサを有していることを特徴とする請求項11に記載の医用撮影システム。
  14. 前記判定部は、操作者が前記所定の操作部を本押ししたことを判定した場合、前記提示部は、前記寝台の天板を前記移動方向に移動している情報を前記寝台の天板又は前記寝台の周辺に提示し、前記移動機構は、前記寝台の天板を前記移動方向に移動させることを特徴とする請求項12に記載の医用撮影システム。
  15. 被検者を撮影する機能を有する撮影部と、
    複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、前記所定の操作部に対応する移動方向に前記撮影部の構成要素を移動させる指示を行う操作卓と、
    前記所定の操作部の操作情報に基づいて、前記撮影部の構成要素を移動させる移動機構を備える医用撮影システムであって、
    操作者が前記所定の操作部に接触したか否かを判定する判定部と、
    操作者が前記所定の操作部に接触したことを前記判定部が判定した場合、前記所定の操作部に対応する前記移動方向に関する情報を前記撮影部の構成要素又は前記撮影部の周辺に提示する提示部とを備えることを特徴とする医用撮影システム。
  16. 被検者を撮影する機能を有する撮影部と、
    複数の操作部を有し、所定の操作部を操作することにより、前記所定の操作部に対応する移動方向に前記撮影部の構成要素を移動させる指示を行う操作卓と、
    前記所定の操作部の操作情報に基づいて、前記撮影部の構成要素を移動させる移動機構を備える医用撮影システムであって、
    操作者が前記所定の操作部を半押ししたか否かを判定する判定部と、
    操作者が前記所定の操作部を半押ししたことを前記判定部が判定した場合、前記所定の操作部に対応する前記移動方向に関する情報を前記撮影部の構成要素又は前記撮影部の周辺に提示する提示部とを備えることを特徴とする医用撮影システム。
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