JP2023168592A5 - シートクッションを備える乗物用シート - Google Patents
シートクッションを備える乗物用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023168592A5 JP2023168592A5 JP2023173658A JP2023173658A JP2023168592A5 JP 2023168592 A5 JP2023168592 A5 JP 2023168592A5 JP 2023173658 A JP2023173658 A JP 2023173658A JP 2023173658 A JP2023173658 A JP 2023173658A JP 2023168592 A5 JP2023168592 A5 JP 2023168592A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- cushion
- seated person
- ischial
- vehicle seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 claims description 6
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 claims description 6
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 claims description 4
- 239000011162 core material Substances 0.000 claims description 4
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 claims description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Description
本発明は、シートクッションを備える乗物用シートに係り、特に着座感に優れたシートクッションを備える乗物用シートに関する。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シートクッションを備える乗物用シートであって、前記シートクッションは、第1クッション層と、該第1クッション層の下方に配置された第2クッション層と、を備え、前記第1クッション層は、前記第2クッション層よりも撓みやすく、前記第2クッション層は、着座者の臀部を支持する領域に配置される第1部材を有し、前記第1部材は、着座者の坐骨結節に対向する坐骨部位が、該坐骨部位の周辺部位よりも撓みやすく、前記シートクッションは、骨格となるシートクッションフレームと、前記第1部材を下方から支持する板状支持部材と、を備え、前記板状支持部材は、上下方向で前記坐骨部位を避けて設けられていることにより解決される。
また、上記の構成において、前記第2クッション層は、着座者の大腿部を支持する領域に配置される第2部材を有し、前記第1部材は、前記第2部材よりも撓みやすく、前記第2部材の下方には、着座者の沈み込みを抑制する沈み込み抑制部材が設けられているとよい。
上記の構成では、着座者の大腿部を支持する第2部材より、臀部を支持する第1部材が撓み易くなっているので、着座性が良好なものとなる。また、前突時に、着座者が下方に沈み込んだ時に、第2部材が沈み込み抑制部材と当接するため、着座者の下方への沈み込み抑制効果が向上する。
上記の構成では、着座者の大腿部を支持する第2部材より、臀部を支持する第1部材が撓み易くなっているので、着座性が良好なものとなる。また、前突時に、着座者が下方に沈み込んだ時に、第2部材が沈み込み抑制部材と当接するため、着座者の下方への沈み込み抑制効果が向上する。
また、上記の構成において、前記板状支持部材の前記坐骨部位に対応する位置には、上下方向に貫通する凹部が設けられているとよい。
上記の構成では、凹部により着座者の坐骨結節に対応する部位からの荷重を逃がすことで、着座性が良好なものとなる。
上記の構成では、凹部により着座者の坐骨結節に対応する部位からの荷重を逃がすことで、着座性が良好なものとなる。
また、上記の構成において、前記板状支持部材は、係止部において前記シートクッションフレームに対して係止されており、前記係止部は、前後方向で前記坐骨部位を避けて設けられているとよい。
上記の構成では、支持部材が係止部においてシートクッションフレームに対して係止されることで、支持安定性が向上し、坐骨部位の撓み性は抑制されずに、第1部材の支持も安定したものとなる。
上記の構成では、支持部材が係止部においてシートクッションフレームに対して係止されることで、支持安定性が向上し、坐骨部位の撓み性は抑制されずに、第1部材の支持も安定したものとなる。
また、上記の構成において、前記板状支持部材は、係止部において前記シートクッションフレームに対して係止されており、前記係止部は、左右方向で前記坐骨部位を避けて設けられているとよい。
上記の構成では、支持部材が係止部においてシートクッションフレームに対して係止されることで、支持安定性が向上し、坐骨部位の撓み性は抑制されずに、第1部材の支持も安定したものとなる。
上記の構成では、支持部材が係止部においてシートクッションフレームに対して係止されることで、支持安定性が向上し、坐骨部位の撓み性は抑制されずに、第1部材の支持も安定したものとなる。
また、上記の構成において、前記第1クッション層は、表皮材によって覆われており、前記表皮材の吊り込み部は、前記第2部材を避けた位置に配置されているとよい。
上記の構成では、吊り込み部に配置される吊込ワイヤは、第1クッション層にインサート成形されるが、第2部材が配置されていない厚みがより厚い部分にて吊り込みを行うことで吊り込みの状態が安定する。
また、上記の構成において、着座者の臀部及び大腿部を支える着座部分となる前記シートクッションと、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバックと、前記シートバックの上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレストと、を備え、前記シートクッションは、前記シートクッションフレームと、前記シートクッションフレームの上に載置されたシートクッションパッドと、前記シートクッションパッドを被覆するトリムカバーと、を有し、前記シートバックは、シートバックフレームと、前記シートバックフレームの上に載置されたクッションパッドと、前記クッションパッドを被覆するトリムカバーと、を有し、前記ヘッドレストは、芯材と、前記芯材に配されたパッド材と、前記パッド材を被覆するトリムカバーとを有するとよい。
上記の構成では、吊り込み部に配置される吊込ワイヤは、第1クッション層にインサート成形されるが、第2部材が配置されていない厚みがより厚い部分にて吊り込みを行うことで吊り込みの状態が安定する。
また、上記の構成において、着座者の臀部及び大腿部を支える着座部分となる前記シートクッションと、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバックと、前記シートバックの上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレストと、を備え、前記シートクッションは、前記シートクッションフレームと、前記シートクッションフレームの上に載置されたシートクッションパッドと、前記シートクッションパッドを被覆するトリムカバーと、を有し、前記シートバックは、シートバックフレームと、前記シートバックフレームの上に載置されたクッションパッドと、前記クッションパッドを被覆するトリムカバーと、を有し、前記ヘッドレストは、芯材と、前記芯材に配されたパッド材と、前記パッド材を被覆するトリムカバーとを有するとよい。
本発明の乗物用シートによれば、第1部材の坐骨部位が周辺部位よりも撓みやすいことによって着座者の坐骨結節に対応する部位からの荷重を逃がすことで、着座感が良好なものとなる。また、第1クッション層を薄く構成した場合であっても、底付き感が発生することが抑制される。
また、本発明の乗物用シートによれば、着座者の大腿部を支持する第2部材より、臀部を支持する第1部材が撓み易くなっているので、着座性が良好なものとなる。また、前突時に、着座者が下方に沈み込んだ時に、第2部材が沈み込み抑制部材と当接するため、着座者の下方への沈み込み抑制効果が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、凹部により着座者の坐骨結節に対応する部位からの荷重を逃がすことで、着座性が良好なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、第1部材に対するウレタンの含侵率の変化によって撓み性を変化させることが可能となるので、設定自由度が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、坐骨部位を避けてセンサが配置されているので、センサの検知精度への影響を抑制できる。
また、本発明の乗物用シートによれば、支持部材が係止部においてシートクッションフレームに対して係止されることで、支持安定性が向上し、坐骨部位の撓み性は抑制されずに、第1部材の支持も安定したものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、三次元網状弾性体は、ブロアからの空気を通過させやすいため、三次元網状弾性体で形成された第2部材の下方にブロアが設けられていると、クッション層に形成する通気溝を少なくすることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、吊り込み部に配置される吊込ワイヤは、第1クッション層にインサート成形されるが、第2部材が配置されていない第1クッション層の厚みがより厚い部分にて吊り込みを行うことで吊り込みの状態が安定する。
また、本発明の乗物用シートによれば、着座者の大腿部を支持する第2部材より、臀部を支持する第1部材が撓み易くなっているので、着座性が良好なものとなる。また、前突時に、着座者が下方に沈み込んだ時に、第2部材が沈み込み抑制部材と当接するため、着座者の下方への沈み込み抑制効果が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、凹部により着座者の坐骨結節に対応する部位からの荷重を逃がすことで、着座性が良好なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、第1部材に対するウレタンの含侵率の変化によって撓み性を変化させることが可能となるので、設定自由度が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、坐骨部位を避けてセンサが配置されているので、センサの検知精度への影響を抑制できる。
また、本発明の乗物用シートによれば、支持部材が係止部においてシートクッションフレームに対して係止されることで、支持安定性が向上し、坐骨部位の撓み性は抑制されずに、第1部材の支持も安定したものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、三次元網状弾性体は、ブロアからの空気を通過させやすいため、三次元網状弾性体で形成された第2部材の下方にブロアが設けられていると、クッション層に形成する通気溝を少なくすることが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、吊り込み部に配置される吊込ワイヤは、第1クッション層にインサート成形されるが、第2部材が配置されていない第1クッション層の厚みがより厚い部分にて吊り込みを行うことで吊り込みの状態が安定する。
そして、第1部材521の上面又は下面のいずれか一方に、着座者の状態を検知するセンサ部材550が配置されており、センサ部材550は、着座者Aの坐骨結節Pに対向する坐骨部位521aを避けて配置されている。換言すると、センサ部材550は、シート上下方向において坐骨部位521aと重ならない位置に配置されている。なお、図7B及び図7Cでは、センサ部材550が第1部材521の上面に配置されている例を示している。
Claims (10)
- シートクッションを備える乗物用シートであって、
前記シートクッションは、
第1クッション層と、
該第1クッション層の下方に配置された第2クッション層と、を備え、
前記第1クッション層は、前記第2クッション層よりも撓みやすく、
前記第2クッション層は、着座者の臀部を支持する領域に配置される第1部材を有し、
前記第1部材は、着座者の坐骨結節に対向する坐骨部位が、該坐骨部位の周辺部位よりも撓みやすく、
前記シートクッションは、骨格となるシートクッションフレームと、前記第1部材を下方から支持する板状支持部材と、を備え、
前記板状支持部材は、上下方向で前記坐骨部位を避けて設けられていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記第2クッション層は、着座者の大腿部を支持する領域に配置される第2部材を有し、
前記第1部材は、前記第2部材よりも撓みやすく、
前記第2部材の下方には、着座者の沈み込みを抑制する沈み込み抑制部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記板状支持部材の前記坐骨部位に対応する位置には、上下方向に貫通する凹部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記第1部材は、前記第1クッション層を構成するウレタン層にインサート成形されており、
前記坐骨部位には、ウレタンの含侵を抑制する含侵抑制部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記第1部材の上面又は下面のいずれか一方に、着座者の状態を検知するセンサが配置され、
前記センサは、前記坐骨部位を避けて配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記板状支持部材は、係止部において前記シートクッションフレームに対して係止されており、
前記係止部は、前後方向で前記坐骨部位を避けて設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記板状支持部材は、係止部において前記シートクッションフレームに対して係止されており、
前記係止部は、左右方向で前記坐骨部位を避けて設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。 - 前記第2部材は、三次元網状弾性体であり、
前記第2部材の下方には、ブロアが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。 - 前記第1クッション層は、表皮材によって覆われており、
前記表皮材の吊り込み部は、前記第2部材を避けた位置に配置されていることを特徴とする請求項2又は8に記載の乗物用シート。 - 着座者の臀部及び大腿部を支える着座部分となる前記シートクッションと、
着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバックと、
前記シートバックの上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレストと、を備え、
前記シートクッションは、前記シートクッションフレームと、前記シートクッションフレームの上に載置されたシートクッションパッドと、前記シートクッションパッドを被覆するトリムカバーと、を有し、
前記シートバックは、シートバックフレームと、前記シートバックフレームの上に載置されたクッションパッドと、前記クッションパッドを被覆するトリムカバーと、を有し、
前記ヘッドレストは、芯材と、前記芯材に配されたパッド材と、前記パッド材を被覆するトリムカバーとを有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023173658A JP2023168592A (ja) | 2019-09-27 | 2023-10-05 | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019177747A JP7364877B2 (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート |
JP2023173658A JP2023168592A (ja) | 2019-09-27 | 2023-10-05 | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019177747A Division JP7364877B2 (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023168592A JP2023168592A (ja) | 2023-11-24 |
JP2023168592A5 true JP2023168592A5 (ja) | 2024-02-29 |
Family
ID=75269523
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019177747A Active JP7364877B2 (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート |
JP2023173658A Pending JP2023168592A (ja) | 2019-09-27 | 2023-10-05 | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019177747A Active JP7364877B2 (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7364877B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009112582A (ja) | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 車両用シートパッド及びその製造方法 |
JP2014057633A (ja) | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP6683494B2 (ja) | 2016-02-12 | 2020-04-22 | 長瀬産業株式会社 | クッション構造部品及び高通気性弾性体と発泡体部との接合体の製造方法 |
CN116369889A (zh) | 2017-04-03 | 2023-07-04 | 提爱思科技股份有限公司 | 生物传感器的配置构造 |
JP7037031B2 (ja) | 2017-08-14 | 2022-03-16 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
-
2019
- 2019-09-27 JP JP2019177747A patent/JP7364877B2/ja active Active
-
2023
- 2023-10-05 JP JP2023173658A patent/JP2023168592A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6179458B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6475278B2 (ja) | 車両用シート | |
US7445292B2 (en) | Seat portion of a seat | |
JP5316182B2 (ja) | 車両用シートのシートクッション | |
JP2022179711A5 (ja) | ||
JP2023168592A5 (ja) | シートクッションを備える乗物用シート | |
JP6669973B2 (ja) | シート | |
JP2010214973A (ja) | 車両用シート装置 | |
JP2022179712A5 (ja) | ||
JP7364877B2 (ja) | シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート | |
JP6000871B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP7453565B2 (ja) | シート | |
JP6033739B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP7332955B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP7469618B2 (ja) | 乗り物用シート | |
JP5632601B2 (ja) | 乗り物用シート構造 | |
JP2017070633A (ja) | 車両用シートパッド及び車両用シート | |
JP2024015195A (ja) | 乗物用シート | |
JP2024008820A (ja) | パッド材、着座シート及び乗り物用シート | |
JP2595306Y2 (ja) | シートクッションの樹脂フレーム構造 | |
JP2019034642A (ja) | 乗物用シート | |
JP6455315B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2019202719A (ja) | 乗物用シート | |
JP2023138752A5 (ja) | ||
JP2024015255A (ja) | シートへのセンサーの配置構造 |