JP6455315B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。
従来から、広く使用されている乗物用シートは、棒状のスチール部材をつなげあわせて形成した骨格にクッションパッドを固定することで形成されている。一方、棒状のスチール部材をつなげ合わせた骨格を用いず、繊維強化プラスチック(FRP)などの剛性の高い材料を用いて形成された一続きの部材(シェル)により着座者の背面及び側面などを支えることが可能なように構成した乗物用シートが知られている(特許文献1参照)。このような乗物用シートは、スチール部材で形成された骨格が必要で無いため、必要な剛性を保ちつつ、比較的軽量に形成することが可能である。特許文献1に記載された形態の乗物用シートはバケットシートなどとも呼ばれ、FRPなどにより形成されたシェルが形成する凹部に着座者が嵌ることで、着座者が横方向にずれることを抑制可能としている。このような形態の乗物用シートは、通常、ウレタンを用いて形成されたクッションパッドをシェルに取り付けて使用している。
特開平9−121973号公報
特許文献1に記載されているように、シェルに直接、クッションパッドを配置する構成であると、着座者を支持するために求められる形状を形成する役割は、主としてクッションパッドが担うことになる。近年、着座者の支持形態を追及する動きが活発であるが、このような動きが活発になることにあわせて、クッションパッドの厚みが増す傾向となっている。一方、クッションパッドの厚みが増すと、取り付けの作業工数が増加したり、クッションパッドがへたりやすくなったりするなど、色々な不具合が発生する虞があった。
本発明は、上記した点に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、クッションパッドをシェルで支える乗物用シートにおいて、着座者を支持するクッションパッドの厚みが増すことを抑制可能とすることにある。
上記課題を解決するために、本手段は次の手段をとる。先ず、第1の手段は、シートクッション部と、シートバック部と、を有する乗物用シートであって、シートバック部には、着座者を背面から支えることが可能なシェルと、着座者と当接可能なクッションパッドとを備えており、シェルとクッションパッドの間に、クッションパッドよりも硬質な硬質発泡スチロール製の中間支持部材が備えられている乗物用シートである。
この第1の手段によれば、シェルとクッションパッドの間に中間支持部材を配置しているため、クッションパッドの厚みの増加を抑制することが可能となり得る。また、シェルの形状はそのままで、着座者の体格に合わせて乗物用シートのサイズなどをすばやく変更することが可能となり得る。
また第1の手段は、中間支持部材のクッションパッド側の面には、左右方向の中央に位置する部位が、その左右端側に位置する部位よりも後方に位置するようにへこむ凹状部が形成され、中間支持部材のシェル側の面は、シェルの中間支持部材側の面に沿うように形成されている乗物用シートである。
この第の手段によれば、着座者がフィット感を感じ易い乗物用シートとすることが可能となり得る。
の手段は、第1の手段に関し、中間支持部材には、通気可能な溝を備える乗物用シートである。
この第の手段によれば、着座者の背面側で生じる中間支持部材周りの熱気を拡散させることが可能となりうる。
の手段は、第1又は第2の手段に関し、中間支持部材におけるシェルと対向する面に通気可能な溝を備え、前記中間支持部材には、前記溝と、クッションパッドと対向する面とを連通する、通気穴が形成されている乗物用シートである
この第の手段によれば、中間支持部材とクッションパッドの間にある熱気を中間支持部材とシェルとの間で拡散させることが可能と成り得る。
の手段は、第1乃至第の手段に関し、シートバック部には、着座者が左右方向にずれることを抑制可能なサイドサポートが形成されており、前記中間支持部材には、上方に向けて開放される通気可能な溝を備える乗物用シートである。
この第の手段によれば、サイドサポートが形成されることで側方から熱気が抜けにくい構成であったとしても、乗物用シートの外部に熱気を放出することが可能と成り得る。
本発明によれば、クッションパッドをシェルで支える乗物用シートにおいて、着座者を支持するクッションパッドの厚みが増すことを抑制することが可能となりうる。
実施例における乗物用シートの斜視図である。 実施例における乗物用シートのクッションパッドを乗物用シートの左右方向中央で切断し、その左半分を取り除いた状態を示した斜視図である。 乗物用シートの分解斜視図である。なお、乗物用シートの外形は二点鎖線で表しており、シェルと中間支持部材とクッションパッドを実線で表している。 中間支持部材が載置されたシェルの縦断面図である。ただし、二点鎖線でクッションパッドを表している。 図4のV−V断面である。 図4のVI−VI断面である。 図4のVII−VII断面である。 図4のVIII−VIII断面である。 着座者と中間支持部材との関係を概念的に表す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、適宜図面を用いながら説明する。なお、本明細書における前後方向、上下方向、左右方向などの方向は、図1などに示したXが前方向、Yが左方向、Zが上方向と規定される。例えば、シートクッション部11が乗物用シート1の下部に位置しており、ヘッドレスト部13が上部に位置していることとなる。
本実施の形態における乗物用シート1は、特にラリーなどのレースに使用する車両の運転手が着座するために使用されるものであり、乗物の床面に固定されるものである。乗物用シート1は、着座者Pの大腿部と対向することになる支持面を備えるシートクッション部11と、着座者Pの背中と対向することになる支持面を備えるシートバック部12を備えている。乗物用シート1は、FRP(繊維強化プラスチック)などを用いて、容器状に形成されたシェル2と、発砲ウレタンなどを用いてクッション性があるように形成されたクッションパッド4を備えたものである。特に本実施形態においては、シートバック部12において、シェル2とクッションパッド4との間に、クッションパッド4より硬質な中間支持部材3を備えた構成としている。この中間支持部材3は、着座者Pを背面から支えることが可能な位置に配置されており、その上に配置されるクッションパッド4の厚みを抑制可能としている。
本実施例の乗物用シート1は、いわゆるフルバケット形式のものであり、シートクッション部11とシートバック部12が相対移動できないように一体的に構成されている。シートクッション部11とシートバック部12の側部には、シートクッション部11などと直交するように延びるサイドサポート15が形成されており、着座者Pが左右方向にずれることを抑制可能な構成となっている。また、サイドサポート15より上方には、着座者Pの肩周りを支持可能なショルダーサポート16が形成されている。ショルダーサポート16は、サイドサポート15よりもやや両外側に開き気味に形成されており、概略三角形状の面が着座者Pの肩周りと対向可能なように構成されている。
ショルダーサポート16よりも上方において、着座者Pの頭部周りと対向することになるヘッドレスト部13が形成されている。ヘッドレスト部13は、着座者Pの頭部の側方にヘッドサポート17が位置することが可能なように構成されている。また、ヘッドレスト部13には、ヘルメットをした着座者Pが乗り込んでも支障が無いように、後方に向けてへこんだ逃げ部18が形成されている。
ショルダーサポート16の近傍には、着座者Pを固定することが可能なベルト(図示せず)が通過可能な開口19が二つ形成されている。シートバック部12には、着座者Pの背面側に位置するクッションパッド4が、シートクッション部11の近傍から当該開口19近傍にかけてひろがるように配置されている(図2参照)。また、シートクッション部11には、着座者Pの大腿部より下側に位置するクッションパッド4が、シートバック部12近傍から前端部にかけて広がるように配置されている。これらクッションパッド4は弾力性のある発砲ウレタンの表面を表皮で覆うことにより構成されている。
図2及び図3に示すように、本実施例におけるシートバック部12には取り外し可能な二つのクッションパッド4が備えられている。同様に、シートクッション部11にも取り外し可能な二つのクッションパッド4が備えられている。シートバック部12に配置されるクッションパッド4の後面側にはクッションパッド4を受けることが可能な中間支持部材3が配置されている。中間支持部材3はクッションパッド4よりも硬質に形成するために、硬質発泡スチロールを用いて形成されている。中間支持部材3はクッションパッド4を支えることができるものであり、本実施例においては一つの中間支持部材3により二つのクッションパッド4を支えることが可能なように構成されている。なお、中間支持部材3とクッションパッド4との間のズレを抑制するため、中間支持部材3とクッションパッド4は図示しない面ファスナーにより接合されている。
図4に示すように、中間支持部材3は、後側の面がシェル2と十分に接するように形成されている。シェル2の上に載置される中間支持部材3はシェル2よりも軟質であり、弾性力がある硬質発泡スチロールを使用している。この様な特性を持つ中間支持部材3の後面をシェル2の前側の曲面に沿うように形成することで、シェル2に対して移動することを抑制するように中間支持部材3を取り付けている。したがって、本実施例においては、中間支持部材3とシェル2を固定する部材などは用いておらず、中間支持部材3とシェル2の分離が容易な構成となっている。
中間支持部材3は前面が凹状となるように形成されている。より詳しくは、中間支持部材3のクッションパッド4側の面には、中間支持部材3における左右方向の中央に位置する部位が、中間支持部材3の左右端側に位置する部位よりも後方に位置するようにへこむ凹状部31が形成されている。この凹状部31は着座者Pの腰等がシートバック部12にはまり込むことを可能とするための基本的な形態を構成している。ところで、図4〜7からも理解できるように、シェル2の構造は、サイドサポート15に相当する部位と、着座者Pの背面を支持する支持面とが略直交するように形成されている。このような形状は着座者Pからシェル2に掛けられる荷重に抗するために効率的な構造となっているが、着座者Pにフィット感をもたらすものではない。一方、シェル2に載置された中間支持部材3は、図5〜7に示すように、着座者Pの背面の形態に沿わせるような構成であるため、着座者Pにフィット感をもたらすことを可能としている。
中間支持部材3の前面は、着座者Pが背中を丸めた猫背気味の姿勢を支え易いように、後側に向けてへこんだ形態であり、側面視で、やや屈曲した形状となっている(図3及び図4参照)。この屈曲する部分は、ショルダーサポート16の下部に隣接する部分となるように構成している。このような構造とするため、中間支持部材3の厚みが調整されている。具体的には、図4〜8に示す左右方向の中央部周りの厚みを比較することで理解されるように、着座者Pの臀部周りを支える部位に関しては、最も厚みがあるように形成されている(図5参照)。その部位より上方にある腰部周りを支える部位は、やや薄くなり(図6参照)、肋骨の下部周りを支える部位は、最も薄くなる(図7参照)。更に上方にある肋骨の上部周りを支える部位に関しては、肋骨の下部周りを支える部位よりも厚くなる(図8参照)。このような構成としているため、着座者Pが背中を丸めた状態であっても、臀部周りと腰部周りと肋骨周りを適切に支持することが可能となり得る。
ところで、シェル2を用いた形態であると、着座者Pの背面側は通気性が良好で無い場合が多い。このため、長時間着座をしていると、着座者Pの背面はびっしょりとぬれた状態となることがある。特にバケットシートは、人体の動きを拘束するように形成されているため、従来までは、着座者Pの背面側に生じた熱気がこもり易かった。そこで、本実施例における中間支持部材3は、着座者Pの背面側に生じた熱気が通気可能な溝32を形成している。これにより着座者Pの背面側の熱気を拡散させることが可能となり得る。
図9に示すように、本実施例における溝32は、中間支持部材3の後側の面に形成されている。この溝32に着座者Pの背面の熱気が到達することを可能とするため、中間支持部材3の前側から後側に向けて貫通するように通気穴33が形成されている。通気穴33の大きさは、通気機能を十分に満たしていれば良いものであるが、本実施例においては直径が15mm程度となるように設けられており、溝32の幅はそれより若干短くなるように構成されている。
中間支持部材3に形成した溝32は下部から上部まで続くように形成されている。このようにすることにより、着座者Pの臀部や腰部周りで生じる熱気を上部まで導くことが可能となり得る。この中間支持部材3は左右方向に略等間隔で複数形成された上下方向に延びる溝32と、上下方向に延びる溝32同士をつなぐように形成された斜め方向に延びる溝32とを備えている。中間支持部材3の屈曲した部位の周囲は、厚みが薄くなりがちであるため、上下方向に延びる溝32の数を減らし、中間支持部材3の剛性を保っている。また、斜め方向に延びる溝32は熱気が常に下方から上方に向けて移動可能なように構成されている。このため、一旦上方に移動した熱気が下方に向けて移動することが強制されることは無く、スムーズに熱気の移動が可能な構成となっている。
中間支持部材3に形成した溝32は、上方に開放されるように構成されているため、熱気は自然に外部に逃げ易い構成となっている。本実施例においては、着座者Pの肋骨周りを支えるクッションパッド4の上端が中間支持部材3よりも上方に位置しているが、クッションパッド4とシェル2との間には隙間51が形成されている。このため、この隙間51を通って乗物用シート1の外部に熱気が拡散し易いものとなっている。
本実施例の乗物用シート1は、シートクッション部11と、シートバック部12と、を有している。シートバック部12には、着座者Pを背面から支えることが可能なシェル2と、着座者Pと当接可能なクッションパッド4とを備えている。特に本実施例においては、シェル2とクッションパッド4の間に、クッションパッド4よりも硬質な中間支持部材3が備えられている。このため、クッションパッド4の厚みの増加を抑制することが可能となり得る。
本実施例の乗物用シート1は、中間支持部材3のクッションパッド4側の面には凹状部31が形成されている。より詳しくは、左右方向の中央に位置する部位が、その左右端側に位置する部位よりも後方に位置するようにへこむ凹状部31が形成されている。このため、着座者Pがフィット感を感じ易い乗物用シート1とすることが可能となり得る。
本実施例の乗物用シート1は、中間支持部材3に、通気可能な溝32を備えている。このため、着座者Pの背面側で生じる中間支持部材3周りの熱気を拡散させることが可能となりうる。
本実施例の乗物用シート1は、中間支持部材3におけるシェル2と対向する面に通気可能な溝32を備えている。また、中間支持部材3には、溝32と、クッションパッド4と対向する面とを連通する、通気穴33が形成されている。このため、中間支持部材3とクッションパッド4の間にある熱気を中間支持部材3とシェル2との間で通気させることで拡散させることが可能と成り得る。特に、比較的剛性の高い中間支持部材3とシェル2とにより通路を形成するような構成となるため、熱気を通過させる空間が保たれ易くなる。
本実施例の乗物用シート1のシートバック部12には、着座者Pが左右方向にずれることを抑制可能なサイドサポート15が形成されている。また、中間支持部材3には、上方に向けて開放される通気可能な溝32を備えている。このため、サイドサポート15が熱気を側方から抜けにくい構成としていたとしても、乗物用シート1の外部に熱気を放出することが可能と成り得る。
本実施例の乗物用シート1であると、シェル2は変更せずに中間支持部材3を取り替えるだけで、着座者Pを支える基本形状を変更することが可能である。このため、着座者Pに合わせて乗物用シート1の基本形状を変えることが容易となり、着座者Pの乗り心地を追及することが容易となり得る。また、基本形状に沿って配置されるクッションパッド4の厚みを薄くすることが可能であるため、この点においても、乗物用シート1を着座者Pに合わせて形成するための工数を減らすことが可能となり得る。
本実施例の乗物用シート1であると、シートバック部12の剛性はシェル2に依存させた上で、当該シェル2に中間支持部材3を組み合わせることにより、基本形状を形成することが可能となる。このため、シートバック部12の剛性と着座者Pの支持形状を分けて考えることが可能となり、乗物用シート1の機能を追求し易くなり得る。
本実施例のように、乗物用シート1がフルバケットシートであると、着座者Pは乗物用シート1への密着度が高くなるため、着座者Pと乗物用シート1との隙間が小さくなる。このため、乗物の振動や着座者Pの動きにより、着座者Pと乗物用シート1の間に発生した熱気を押し出すように移動させることが可能となり得る。
本実施例のように、中間支持部材3に通気可能な溝32を形成していると、シェル2に通気性をもたせる必要性がない。したがって、シェル2の剛性を低下させることなく、熱気を拡散させることが可能となり得る。
本実施例の中間支持部材3はシェル2よりも密度の小さな部材を使用しているため、乗物用シート1全体の重量の増加を抑制しながら、クッションパッド4の厚みを薄くすることが可能となる。また、発砲樹脂により形成された中間支持部材3は、加工が比較的容易であるため、複雑な形状が形成し易く、望ましい支持形態に近づけることが可能となる。
以上、一つの実施例を用いて実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態のほか、その他各種の形態で実施可能なものである。例えば、実施例のようにフルバケットシートではなく、シートバックが傾動可能なセミバケットシートなどに適用することも可能である。
中間支持部材は、硬質発泡スチロールで形成する必要性は無い。軽さや、求める形の作り易さを求めると、樹脂を用いたものが望ましいが、金属などを用いるものとしても良い。さまざまな材質や製法で形成することが可能である。なお、中間支持部材は難燃性とすることが望ましい。
通気可能な溝は中間支持部材の後側の面にのみ形成するものとせず、前側の面にのみ形成したり、前側の面と後側の面の双方の形成することも可能である。
中間支持部材に設けられる溝は、横方向に向けて開放するように形成することも可能である。中間支持部材の側方に位置するサイドサポートなどが通気の障害とならない場合、たんに、このような形態とするだけでも、通気性を確保することが可能である。フルバケットシートのように、側方への通気が阻害されることが懸念される場合は、サイドサポート側のクッションパッドに通気可能な溝を形成することなどにより通気性を確保するものとしても良い。
また、乗物としては、車両であることに限らず、飛行機やヘリコプターなど空中を飛行する乗物や、船舶や潜水艇など海面や海中などを移動する乗物としてもよい。
1 乗物用シート
2 シェル
3 中間支持部材
4 クッションパッド
12 シートバック部
15 サイドサポート
16 ショルダーサポート
19 開口
31 凹状部
32 溝
33 通気穴
P 着座者

Claims (4)

  1. シートクッション部と、シートバック部と、を有する乗物用シートであって、
    シートバック部には、着座者を背面から支えることが可能なシェルと、着座者と当接可能なクッションパッドとを備えており、
    シェルとクッションパッドの間に、クッションパッドよりも硬質な硬質発泡スチロール製の中間支持部材が備えられており、
    前記中間支持部材のクッションパッド側の面には、左右方向の中央に位置する部位が、その左右端側に位置する部位よりも後方に位置するようにへこむ凹状部が形成され、
    前記中間支持部材のシェル側の面は、前記シェルの中間支持部材側の面に沿うように形成されている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記中間支持部材には、通気可能な溝を備える乗物用シート。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物用シートであって、
    前記中間支持部材におけるシェルと対向する面に通気可能な溝を備え、
    前記中間支持部材には、前記溝と、クッションパッドと対向する面とを連通する、通気穴が形成されている乗物用シート。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記シートバック部には、着座者が左右方向にずれることを抑制可能なサイドサポートが形成されており、
    前記中間支持部材には、上方に向けて開放される通気可能な溝を備える乗物用シート。
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