JP2023152173A - 液体吐出装置 - Google Patents

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翔平 市川
Shohei Ichikawa
麻美 橋本
Asami Hashimoto
政子 川越
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Abstract

Figure 2023152173000001
【課題】筐体の強度を確保しながら、交換可能な廃液タンクを配置した液体吐出装置を提供する。
【解決手段】インクジェットプリンタ(1)は、筐体(11)と、液体を吐出するノズル(42)を有する液体吐出ヘッド(41)と、筐体(11)の左側面に形成された開口部(151)から挿抜可能に配置され、廃液を貯留する廃液タンク(60)と、を備えている。廃液タンク(60)は、搬送方向の長さ(L1)よりも幅方向の長さ(L2)が短く、廃液タンク(60)の幅方向に沿って、筐体(11)の開口部(151)から挿抜可能に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
従来、液体吐出ヘッドから液体を吐出することでシートに印刷を行う液体吐出装置において、液体吐出ヘッドから排出された廃液を収容するための廃液タンクを備えたものがある。例えば、特許文献1には、廃液を収容するための廃液収容体が、筐体の角部に着脱可能に装着された液体噴射装置について開示されている。
特開2018-202648号公報
ここで、液体吐出装置においては、筐体の角部に、リブ等の強度を確保するための部材が配置されている。このため、特許文献1のように、筐体の角部に廃液タンクを配置した場合、液体吐出装置の強度が低下するおそれがあるという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、筐体の強度を確保しながら、交換可能な廃液タンクを配置した液体吐出装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、筐体と、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドのノズル面と平行で、且つシートの搬送方向と直交する幅方向における前記筐体の側面にある第1位置と、前記第1位置に対して前記搬送方向に離れた位置にある第2位置との間に形成された開口部から挿抜可能に配置され、廃液を貯留する廃液タンクと、を備えている。前記廃液タンクは、
前記搬送方向の長さよりも前記幅方向の長さが短く、前記廃液タンクの前記幅方向に沿って、前記筐体の前記開口部から挿抜可能に配置されている。
上記の構成によれば、筐体の幅方向における筐体の側面にある第1位置と第2位置との間に、廃液タンクが配置されているので、リブ等の補強部材を筐体の角部に設けることで、液体吐出装置の強度を確保することができる。また、幅方向における筐体の側面に形成された開口部から廃液タンクを挿抜する際に、挿抜方向が廃液タンクの短手方向になっているので、挿抜のストロークが短くなり、廃液タンクを交換し易くできる。このようにして、筐体の強度を確保しながら、交換可能な廃液タンクを配置することができる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記筐体を補強するための補強部材が配置されている。上記の構成によれば、廃液タンクの搬送方向の上流又は下流に補強部材が設けられているので、筐体の強度を向上させることができる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、シートを収容する収容部を、更に備えている。前記廃液タンクは、前記幅方向における前記筐体の側面から見たときに、前記収容部の少なくとも一部に重なる位置に配置されている。
上記の構成によれば、筐体の幅方向の側面から見たときに、収容部の少なくとも一部に重なる位置に廃液タンクを配置することによって、筐体の幅方向における収容部のスペースを利用することで、廃液タンクの搬送方向の長さを長くして、廃液タンクの容量を増大できる。これにより、液体吐出装置の高さ方向のサイズを小型化することが可能である。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記筐体の上側に配置され、対象物を読み取るための読取部を、更に備えている。前記読取部は、前記筐体に対して、ヒンジを回転軸として回動可能に設けられている。前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記ヒンジが設けられている。
上記の構成によれば、廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流にヒンジを配置することで、廃液タンクの搬送方向のスペースを有効に利用できる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、外部装置を接続するための接続口が配置されている。上記の構成によれば、廃液タンクの搬送方向に、外部装置を接続するための接続口を配置することで、廃液タンクに貯留された廃液が漏れて接続口へ流れることを防止できる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、シートを前記搬送方向に沿って搬送する搬送部と、前記搬送部を駆動するモータと、を更に備えている。前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記モータが配置されている。
上記の構成によれば、廃液タンクの挿抜方向が筐体の短手方向であるので、廃液タンクの搬送方向のスペースにモータを配置したとしても、モータが邪魔にならずに廃液タンクの交換を行うことができる。このため、廃液タンクの搬送方向のスペースを有効に利用できる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、シートが排出される排出部を、更に備えている。前記搬送部は、シートを搬送するローラを有している。前記廃液タンクと前記ローラとは、前記筐体の上方から見て互いに重なる位置に配置されている。
上記の構成によれば、廃液タンクとローラとが筐体の上方から見て互いに重なるように廃液タンクを配置することで、液体吐出装置の幅方向のサイズの小型化を図ることができる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記ローラの回転を検出するロータリエンコーダを更に備えている。前記廃液タンクと前記ロータリエンコーダとは、前記筐体の上方から見て互いに重なる位置に配置されている。上記の構成によれば、廃液タンクとロータリエンコーダとを、筐体の上方から見て互いに重なる位置に配置することで、液体吐出装置の幅方向のサイズの小型化を図ることができる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記液体吐出装置に電源を供給するための電源基板、を更に備えている。前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記電源基板が配置されている。
上記の構成によれば、廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に電源基板を配置することで、廃液タンクの搬送方向のスペースを有効に利用できる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記液体吐出ヘッドが搭載され、走査方向に移動可能なキャリッジと、前記走査方向に沿って延び、前記キャリッジを支持するガイドレールと、を更に備えている。前記廃液タンクと前記ガイドレールとは、前記筐体の上方から見て互いに重なる位置に配置されている。
上記の構成によれば、廃液タンクとガイドレールとが筐体の上方から見て互いに重なる位置になるように廃液タンクを配置することで、液体吐出装置の走査方向のサイズの小型化を図ることができる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記筐体の上下方向に延び、前記ガイドレールを支持する支持フレームを、更に備えている。前記廃液タンクは、前記支持フレームよりも前記幅方向の外側に配置されている。
上記の構成によれば、液体吐出装置の高さ方向の小型化を図ることができる。
また、本開示の一態様に係る液体吐出装置では、前記廃液タンクは、上面視において、前記キャリッジが走査方向に移動可能な範囲である移動範囲内の領域と、前記移動範囲外の領域との両方に跨るように配置されている。
上記の構成によれば、キャリッジの移動範囲及びキャリッジの移動範囲外に跨るように廃液タンクを配置することで、上記搬送方向及び走査方向の廃液タンクのサイズを大きくして、廃液タンクの容量を確保できる。
本開示の一態様によれば、筐体の強度を確保しながら、交換可能な廃液タンクを配置した液体吐出装置を実現できる。
本開示の実施形態1に係るインクジェットプリンタの外観斜視図の一例である。 実施形態1に係るインクジェットプリンタの内部構成を示す図である。 実施形態1に係るインクジェットプリンタの記録部の周辺を上方から見た図である。 実施形態1に係るインクジェットプリンタの廃液タンク及びフラッシングユニットの断面図である。 実施形態1に係るインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るインクジェットプリンタを左側面から見た模式図である。 図6のリブの周辺を拡大した斜視図である。 実施形態2に係るインクジェットプリンタを左側面から見た模式図である。
〔実施形態1〕
以下、本開示の実施形態1におけるインクジェットプリンタ1について、図1~図6を参照して説明する。
[インクジェットプリンタの概略構成]
図1は、インクジェットプリンタ1の外観斜視図の一例である。図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、筐体11と、読取部12と、操作パネル13とを備えている。筐体11は、略直方体形状を有している。
読取部12は、筐体11の上側に配置され、対象物として、例えばシートPに記録された画像を読み取る。読取部12は、筐体11に対して、ヒンジ18(図6参照)を回転軸として回動可能に設けられている。
操作パネル13は、筐体11の前面に設けられ、各種操作ボタン及び液晶表示部を有している。以下、図1の矢印に示されるように、インクジェットプリンタ1の上下方向、左右方向、及び前後方向を定義する。
インクジェットプリンタ1は、液体吐出装置の一例である。インクジェットプリンタ1は、印刷ジョブにより指定される印刷データを、インクLを吐出することにより、シートPに印刷するインクジェット方式のプリント機能を有する。インクLは、液体の一例である。シートPに印刷される画像は、カラー印刷が可能であってもよいし、モノクロ印刷専用であってもよい。シートPは、例えば、A4サイズの普通紙である。なお、シートPは、他にも、厚紙や薄紙等であってもよい。
インクジェットプリンタ1の前面には、開口20が形成されている。この開口20には、給送トレイ21及び排出トレイ22が、着脱自在に配置される。給送トレイ21は、複数枚のシートPを収容するための収容部であり、上面が開放している。排出トレイ22は、給送トレイ21の上方に配置され、印刷されたシートPが排出される排出部である。
また、筐体11の前面には、カバー14が設けられている。カバー14は、筐体11に対して回動可能に設けられている。カバー14の内部には、カートリッジケース140に装着されたインクカートリッジ141が配置されている(図3参照)。
筐体11の左側面には、廃液タンクカバー15が開閉可能に設けられている。廃液タンクカバー15は、筐体11に対して開閉可能に設けられている。廃液タンクカバー15を開閉することにより、筐体11から廃液タンク60を挿抜することが可能となっている。
なお、廃液タンクカバー15は、上記構成に限らず、例えば、廃液タンク60と、カバーを有する廃液タンク60の保持部とにより、着脱可能な廃液タンクユニットを構成してもよい。この場合、廃液タンクユニットを筐体11から抜き取ると、筐体11の左側面には、廃液タンクユニットの形状に対応する開口部151(図3参照)が露出する。また、露出した開口部151に廃液タンクユニットを挿入すると、廃液タンクユニットが有するカバーにより、露出した開口部151が塞がれる。
また、筐体11の左側面における前部には、外部装置を接続するための接続口16が配置されている。外部装置としては、例えば、USBメモリ、及びPC等が挙げられる。
[インクジェットプリンタの内部構成]
次に、インクジェットプリンタ1の内部構成について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、インクジェットプリンタ1の内部構成を示す断面図である。図2に示すように、インクジェットプリンタ1は、給送部3と、搬送路Rと、記録部4と、搬送部5とを備えている。
給送部3は、軸30と、給送アーム31と、給送ローラ32とを有している。給送ローラ32は、給送トレイ21に収容されたシートPを搬送路Rへ給送する。給送ローラ32は、給送アーム31の先端部に回転可能に支持されている。給送アーム31は、インクジェットプリンタ1のフレームに支持された軸30に回動可能に支持されている。
搬送路Rは、給送トレイ21の後端部から上方に延び、ガイド部材33で区画される領域にて湾曲し、記録部4の位置を経由して、排出トレイ22に至る経路である。給送ローラ32は、給送モータ107(図5参照)が駆動することで正回転し、給送トレイ21からシートPを1枚ずつ取り出す。給送トレイ21から取り出されたシートPは、搬送路Rに沿って、記録部4へ向けて搬送される。
記録部4は、給送部3の上方に配置され、シートPに画像を記録する。記録部4は、キャリッジ40と、液体吐出ヘッド41と、複数のノズル42と、プラテン43とを有している。キャリッジ40は、キャリッジモータ112(図5参照)の駆動力が伝達されることで、筐体11の左右方向、即ち走査方向に往復移動する。
キャリッジ40には、液体吐出ヘッド41が搭載されている。液体吐出ヘッド41の下面には、複数のノズル42が設けられている。複数のノズル42は、前後方向に配列されることにより、ノズル列を形成しており、ノズル面421には、走査方向に並んだ4つのノズル列が形成されている。
複数のノズル42からは、右側に位置するノズル列を形成するものから順に、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)のカラーのインクL、及びブラック(K)のインクLが吐出される。なお、ノズル列の配置順はこれに限られるものではなく、製品毎に適宜変更されてもよい。
液体吐出ヘッド41は、ピエゾ素子等の振動素子を振動させることによって、ノズル42からインク滴を吐出する。液体吐出ヘッド41の下方には、プラテン43が配置されている。プラテン43は、走査方向におけるシートPの全長に亘って延びている。プラテン43は、記録処理時に、シートPを下側から支持する。
プラテン43は、シートPが載置される矩形板状の部材である。プラテン43に支持されたシートPに対して、キャリッジ40が移動する過程において、液体吐出ヘッド41がインク滴を選択的に吐出することによって、シートPに画像が記録される。
搬送部5は、搬送ローラ50と、排出ローラ52とを有している。搬送ローラ50及び排出ローラ52は、前後方向において記録部4を挟むように配置されている。搬送ローラ50は、搬送モータ108によって駆動される。
搬送ローラ50の下方には、搬送ローラ50と対向する位置にピンチローラ51が設けられている。ピンチローラ51は、搬送ローラ50の回転に伴って回転する。搬送ローラ50及びピンチローラ51が正回転することにより、シートPは、搬送ローラ50及びピンチローラ51に挟持されながら、搬送路Rに沿って記録部4へと搬送される。
搬送路Rにおける記録部4よりも下流には、排出ローラ52が設けられている。排出ローラ52の上方には、排出ローラ52と対向する位置に拍車ローラ53が設けられている。排出ローラ52は、搬送モータ108によって駆動される。拍車ローラ53は、排出ローラ52の回転に伴って回転する。排出ローラ52及び拍車ローラ53が正回転することにより、シートPは、排出ローラ52及び拍車ローラ53に挟持されながら、排出トレイ22へ排出される。
搬送路Rにおける搬送ローラ50の上流側には、レジセンサ110が設けられている。レジセンサ110は、シートPの前端又は後端が搬送ローラ50との当接位置を通過することを検知するセンサである。レジセンサ110としては、シートPが当接することで揺動するアクチュエータを有するセンサや、光センサ等を用いることができる。
レジセンサ110は、シートPがレジセンサ110の位置を通過している状態でオン信号を出力し、シートPがレジセンサ110の位置を通過していない状態でオフ信号を出力する。即ち、シートPの前端がレジセンサ110の位置に到達したタイミングからシートPの後端がレジセンサ110の位置を通過するまでの間はオン信号を出力し、それ以外の間はオフ信号を出力する。レジセンサ110による検知信号は、制御部100(図5参照)へ出力される。
また、搬送ローラ50には、搬送ローラ50の回転を検出するロータリエンコーダ120が設けられている。ロータリエンコーダ120は、搬送ローラ50の回転に応じてパルス信号を制御部100へ出力する。ロータリエンコーダ120は、エンコーダディスク121と、光学センサ122とを有する。エンコーダディスク121は、搬送ローラ50の回転と共に回転する。光学センサ122は、回転するエンコーダディスク121を読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部100に出力する。
図3は、インクジェットプリンタ1の記録部4の周辺を上方から見た図である。図3に示すように、記録部4には、インクカートリッジ141から供給チューブ142を介して、インクLが供給される。インクカートリッジ141から供給されたインクLは、記録部4のバッファタンク(図示省略)に収容される。バッファタンクの内部は、複数のノズル42と連通している。
バッファタンクには、チューブジョイント143が一体的に設けられている。チューブジョイント143には、4本の供給チューブ142の一端が、それぞれ着脱可能に接続されている。4本の供給チューブ142の他端は、4つのインクカートリッジ141にそれぞれ接続されている。
図3に示すように、プラテン43の上方には、走査方向(図3の左右方向)に平行に延びる2本のガイドレール91,92が設けられている。キャリッジ40は、2本のガイドレール91,92に取り付けられている。キャリッジ40は、プラテン43と対向する領域において、2本のガイドレール91,92に沿って、走査方向に移動可能に構成されている。なお、ガイドレールは、1本だけでもよい。
2本のガイドレール91,92の下側には、2つの支持フレーム93,94が配置されている。2つの支持フレーム93,94は、筐体11の上下方向に延び、走査方向に間隔をあけて配置されている。支持フレーム93は、2本のガイドレール91,92の左端部側、及び搬送ローラ50及び排出ローラ52の左端部側を支持する。支持フレーム94は、2本のガイドレール91,92の右端部側、及び搬送ローラ50及び排出ローラ52の右端部側を支持する。なお、支持フレームは、1本だけでもよい。
また、キャリッジ40には、駆動ベルト(図示省略)が取り付けられている。駆動ベルトは、2つのプーリ(図示省略)に巻き掛けられた無端状のベルトである。一方のプーリは、キャリッジモータ112(図5参照)に連結されている。キャリッジモータ112の正転又は逆転の駆動によって、キャリッジモータ112に連結されたプーリが回転し、駆動ベルトが走行する。これにより、キャリッジ40が走査方向に往復移動する。このとき、キャリッジ40に搭載された記録部4も、走査方向に往復移動する。
[メンテナンスユニットの構成]
図3に示すように、プラテン43よりも右側には、メンテナンスユニット8が配置されている。メンテナンスユニット8は、キャップ部80と、ポンプ81と、廃液チューブ82とを有している。メンテナンスユニット8は、メンテナンス処理として、ノズル42内のインクL等の廃液を吸引するパージ動作を実行する。
キャップ部80は、例えばゴム材料からなる。キャップ部80は、メンテナンス処理時に、液体吐出ヘッド41と対向するように対面するように配置され、ノズル42から排出された廃液を受ける。ポンプ81は、図示しないモータにより駆動されて、ノズル42内のインクL等の廃液を吸引する。
廃液チューブ82は、キャップ部80からポンプ81を経由して廃液タンク60に至る。ポンプ81により吸引された廃液は、廃液チューブ82を介して、廃液タンク60へ排出される。
[フラッシングユニットの構成]
図4は、廃液タンク60及びフラッシングユニット70の断面図である。図4に示すように、フラッシングユニット70は、廃液ガイド71と、ガイド固定枠72とを有している。フラッシングユニット70は、フラッシング処理時にノズル42から排出されるインクLのミスト飛散を防止すると共に、廃液タンク60へインクLを案内する。
フラッシング処理とは、キャリッジ40をフラッシングユニット70と対向する位置に移動させた状態で、液体吐出ヘッド41を駆動させることにより、シートPに向けたインクLの排出とは別に、複数のノズル42から廃液ガイド71に向けてインクLを排出させる動作である。
廃液ガイド71は、フラッシング処理により排出されるインクLのミストの飛散を防止するために、インクLの排出方向である上下方向に対して交差するように傾斜面710を有している。フラッシング処理により排出されたインクLは、廃液ガイド71の傾斜面710に沿って、廃液タンク60の廃液吸収体62へ案内される。
ガイド固定枠72は、廃液ガイド71を保持するための部材であり、平面視において略矩形の形状により構成されている。ガイド固定枠72は、例えばネジ締結されることにより、筐体11に対して固定される。
[インクジェットプリンタ1の電気的構成]
図5は、インクジェットプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。図5に示すように、インクジェットプリンタ1は、上述した各部に加え、制御部100と、給送モータ107と、搬送モータ108と、キャリッジモータ112と、通信インターフェース(I/F)130とを備えている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、EEPROM(登録商標)104、及びASIC105を有し、これらが内部バス106によって接続されている。
ROM102には、CPU101が各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。RAM103は、CPU101が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、又はデータ処理の作業領域として使用される。
EEPROM104には、電源オフ後も保持すべき設定情報が格納される。制御部100は、ROM102から読み出した制御プログラムに基づいて、給送モータ107、搬送モータ108、キャリッジモータ112、及び液体吐出ヘッド41等を制御する。
ASIC105には、給送モータ107、搬送モータ108、キャリッジモータ112、液体吐出ヘッド41、レジセンサ110、ロータリエンコーダ120、操作パネル13、及び通信I/F130等が接続されている。
ASIC105は、給送モータ107、搬送モータ108、及びキャリッジモータ112に駆動電流を供給する。制御部100は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって、給送モータ107、搬送モータ108、及びキャリッジモータ112の回転を制御する。
また、制御部100は、液体吐出ヘッド41の振動素子に駆動電圧を印加することによって、ノズル42からインク滴を吐出させる。また、制御部100は、レジセンサ110から出力される検出信号に基づいて、シートPが搬送ローラ50との当接位置を通過したことを検知する。また、制御部100は、ロータリエンコーダ120から出力されるパルス信号に基づいて搬送ローラ50の回転量を検知する。
通信I/F130は、LAN等のネットワークに接続され、インクジェットプリンタ1用のドライバが組み込まれたPC等の外部装置との接続を可能にしている。インクジェットプリンタ1は、通信I/F130を介して、印刷ジョブを受信可能である。
シートPへの記録時において、制御部100は、搬送部5によってシートPを搬送方向に搬送しつつ、キャリッジ40と共に液体吐出ヘッド41を走査方向に移動させながらインクLを吐出させることにより、シートPに画像を記録する。
[廃液タンクの構成]
次に、廃液タンク60の構成について、図3、図4、及び図6を参照して説明する。図6は、インクジェットプリンタ1の左側面図である。図4に示すように、廃液タンク60は、廃液ケース61と、廃液吸収体62と、接続部63とを有し、廃液を貯留するものである。廃液には、ノズル42から排出されたインクLや、インクL以外の洗浄液、出荷調整液等の液体も含まれる。
廃液ケース61は、合成樹脂材料等からなり、上方が開放された矩形箱状のケースである。廃液ケース61の内部には、廃液吸収体62が配置されている。廃液吸収体62は、例えば、廃液を吸収することができる不織布、スポンジ、又は綿等で構成されている。廃液タンク60は、廃液吸収体62が廃液を吸収することによって、ノズル42から排出された廃液を収容する。
接続部63は、廃液ケース61に対して、廃液チューブ82を接続するための部分である。接続部63は、廃液ケース61における右側面に突設されている。接続部63の外周に廃液チューブ82の内周が接続されることで、廃液ケース61の内部と廃液チューブ82の内部とが連通する。これにより、メンテナンス処理時において、メンテナンスユニット8から排出された廃液が廃液タンク60内に貯留される。
廃液タンク60は、フラッシングユニット70よりも下方に配置され、上述したフラッシング処理時において、ノズル42から排出された廃液が廃液ガイド71に案内されて、廃液タンク60内に貯留される。なお、図3に示すように、接続部63は、廃液ケース61の右側面に設けるものとしたが、これに限らず、例えば、廃液ケース61の前側及び左側等の側面に設けてもよい。
廃液タンク60は、例えば、矩形箱状のタンクである。廃液タンク60の幅方向の長さL2は、廃液タンク60の搬送方向の長さL1よりも短くなっている。廃液タンク60の搬送方向の長さL1は、例えば、キャリッジ40の搬送方向の長さよりも長くなっており、更に、ガイドレール91とガイドレール92との間の距離よりも長くなっている。また、廃液タンク60の搬送方向の長さL1は、搬送ローラ50と排出ローラ52との間の距離と同じ程度の長さになっている。
そして、廃液タンク60は、筐体11の左側面に形成された開口部151から、左右方向に沿って挿抜可能に配置されている。即ち、廃液タンク60は、筐体11の左側面から、図3の矢印に示されるように、廃液タンク60の走査方向に沿って挿抜可能に配置されている。なお、廃液タンク60の形状は、矩形箱状に限らず、他にも多角形の箱状や円柱状であってもよい。
開口部151は、筐体11の幅方向における左側の側面にある第1位置X1と、第1位置X1と搬送方向、即ち前後方向に離れた位置にある第2位置X2との間に形成されている。なお、第1位置X1と第2位置X2との間の搬送方向の長さは、廃液タンク60の搬送方向、即ち長手方向の長さL1よりも長くなっている。
廃液タンク60は、支持フレーム93よりも幅方向の外側に配置されている。筐体11の上方から見て互いに重なる位置に配置されている。これにより、インクジェットプリンタ1の高さ方向のサイズの小型化を図ることが可能である。
そして、廃液タンク60は、図3に示すように、上面視において、キャリッジ40の移動範囲Aの内側の領域と、キャリッジ40の移動範囲Aの外側の領域との両方に跨るように配置されている。これにより、廃液タンク60の前後左右方向のサイズ、即ち底面積を大きくして、廃液タンクの容量を確保することができる。
また、廃液タンク60は、図6に示すように、筐体11の左側面から見たときに、給送トレイ21の少なくとも一部に重なる位置に配置されている。即ち、廃液タンク60は、給送トレイ21と走査方向に並んで配置されている。
また、廃液タンク60とガイドレール91,92とは、筐体11の上方から見て互いに重なる位置に配置されている。具体的には、廃液タンク60は、ガイドレール91,92の下方に配置されている。これにより、インクジェットプリンタ1の左右方向、即ち幅方向のサイズの小型化を図ることができる。
また、図3に示すように、廃液タンク60と搬送ローラ50及び排出ローラ52とは、筐体11の上方から見て互いに重なる位置に配置されている。具体的には、図6に示すように、廃液タンク60は、搬送ローラ50及び排出ローラ52の両方の下方に配置されている。
また、廃液タンク60は、ロータリエンコーダ120の下方に配置されている。このように、搬送ローラ50、排出ローラ52、及びロータリエンコーダ120の下方のスペースに廃液タンク60を配置することで、インクジェットプリンタ1の走査方向、即ち幅方向のサイズの小型化を図ることができる。
[廃液タンクの周辺部材]
図6に示すように、廃液タンク60の搬送方向の上流、即ち廃液タンク60の後方において、搬送モータ108よりも上側には、ヒンジ18が設けられている。ここで、ヒンジ18には読取部12の荷重がかかるので、ヒンジ18の下方には補強部材が配置されていることが好ましい。そこで、本実施形態では、ヒンジ18の下方に、補強部材として、複数のリブ17a,17bが配置されている。
図7は、図6のリブ17a,17bの周辺箇所Cを拡大した斜視図である。図7に示すように、筐体11は、インクジェットプリンタ1の外観を構成するカバー部材11aと、インクジェットプリンタ1の底部を構成する樹脂部材11bとを有している。リブ17bは、樹脂部材11bの上面から上方へ突設されている。また、リブ17aは、リブ17bに取り付けられており、樹脂部材11bの上面から上方へ突出するように配置されている。
このように、廃液タンク60の後方に、リブ17a,17b及びヒンジ18を配置することで、廃液タンク60の後方のスペースを有効に利用できる。なお、リブ17a,17bは、廃液タンク60の搬送方向の下流、即ち廃液タンク60の前方に配置されていてもよい。また、カバー部材11aの内側の面に、リブが設けられていてもよい。また、補強部材には、図示しない壁部等が含まれる。
また、廃液タンク60の搬送方向の上流、即ち廃液タンク60の後方には、搬送モータ108が配置されている。このように、廃液タンク60の搬送方向のスペースに搬送モータ108を配置したとしても、廃液タンク60の挿抜方向が筐体11の左右方向、即ち廃液タンク60の短手方向であるので、廃液タンク60の交換時に搬送モータ108が邪魔にならない。このため、廃液タンク60の後方のスペースを有効に利用できる。
また、廃液タンク60の搬送方向の下流には、USB、LANケーブル等の外部装置を接続するための接続口16が配置されている。このように、廃液タンク60よりも搬送方向の下流に接続口16を配置することで、廃液タンク60に貯留された廃液が漏れて、接続口16側へ流れて漏電することを防止できる。なお、廃液タンク60の搬送方向の上流に接続口16が配置されていてもよい。
また、廃液タンク60の搬送方向の下流には、矩形板状の電源基板19が配置されている。電源基板19は、インクジェットプリンタ1に電源を供給するためのものである。このように、廃液タンク60の搬送方向の下流に位置するように、電源基板19を配置することで、廃液タンク60の搬送方向の下流、即ち廃液タンク60の前方のスペースを有効に利用できる。なお、電源基板19の配置箇所は、廃液タンク60の前方に限らず、例えば廃液タンク60の後方であってもよい。また、電源基板19の外形形状は、矩形状に限らず、他にも、例えばL字状であってもよい。
[実施形態1の効果]
以上説明した実施形態1のインクジェットプリンタ1によれば、図3及び図6に示すように、筐体11の左側面における第1位置X1と第2位置X2との間に形成された開口部151に、廃液タンク60が挿抜可能に配置されている。これにより、廃液タンク60の後方における筐体11の角部に、リブ17a,17b等の補強部材を設けることで、筐体11の強度を確保できる。
更に、図3に示すように、筐体11の開口部151から廃液タンク60を挿抜する際に、挿抜方向が廃液タンク60の短手方向になっているので、挿抜のストロークが短くなり、廃液タンク60を交換し易くできる。このようにして、筐体11の強度を確保しながら、容易に交換可能な廃液タンク60を配置することを可能としている。
また、図6に示すように、廃液タンク60は、筐体11の左右方向から見たときに、給送トレイ21の一部に重なる位置に配置されている。このため、給送トレイ21の走査方向のスペースを利用することで、廃液タンク60の搬送方向の長さL1を長くして、廃液タンク60の容量を増大できる。これにより、インクジェットプリンタ1の上下方向、即ち高さ方向のサイズを小型化することができる。
〔実施形態2〕
次に、本開示の実施形態2に係るインクジェットプリンタ1Aについて、図8を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図8は、実施形態2のインクジェットプリンタ1Aを左側面から見た模式図である。図8に示すように、実施形態2のインクジェットプリンタ1Aの廃液タンク60Aは、筐体11の左側面から見た外形形状が逆L字状であり、搬送方向の長さL1Aが廃液タンク60の搬送方向の長さL1よりも長くなっている点が、実施形態1と異なる。
具体的には、廃液タンク60Aは、段差部61Aを有している。段差部61Aの上方には、搬送モータ108が配置されている。廃液タンク60Aの挿抜方向は、図3に示すように、筐体11の左右方向であるので、廃液タンク60Aを挿抜する際に、搬送モータ108が邪魔にならない。このため、廃液タンク60Aの上方のスペースを有効に利用できる。
以上説明した実施形態2におけるインクジェットプリンタ1Aにおいても、実施形態1のインクジェットプリンタ1と同様の効果を得ることができる。特に、図8に示すように、廃液タンク60Aの外形形状を側面視にて逆L字状として、搬送方向の長さL1Aを廃液タンク60の搬送方向の長さL1よりも長くすることで、廃液タンク60Aの容量を、実施形態1の廃液タンク60よりも増やすことができる。
〔その他の実施形態〕
上記した実施形態1,2では、廃液タンク60,60Aが、筐体11の左側面に配置されているものとしたが、これに限らず、筐体11の右側面に配置されていてもよい。また、メンテナンスユニット8が、プラテン43よりも右側に配置されているものとしたが、これに限らず、プラテン43よりも左側に配置されていてもよい。
また、上記した実施形態1,2では、液体吐出装置がインクジェットプリンタ1であるものとしたが、これに限らず、他にも、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファックス機能等の複数の機能を備えたMFP(Multi-Function Peripheral)であってもよい。
また、上記した実施形態1,2では、インクジェットプリンタ1,1Aは、キャリッジ40を走査方向に移動させながら、ノズル42からインクLを吐出するシリアル式のインクジェットプリンタであるとしたが、これに限定されない。例えば、インクジェットプリンタ1,1Aは、液体吐出ヘッド41が筐体11に対して固定され、走査方向におけるシートPの全長に亘って延びたライン式のインクジェットプリンタであってもよい。
また、上記した実施形態1,2では、廃液タンク60,60Aは、搬送ローラ50及び排出ローラ52の両方の下方に配置されるものとしたが、これに限定されない。例えば、廃液タンク60,60Aは、搬送ローラ50及び排出ローラ52のうちいずれか一方の下方に配置されていてもよい。また、搬送ローラ50及び排出ローラ52の上方に、廃液タンク60,60Aが配置されていてもよい。
また、上記した実施形態1,2では、廃液タンク60,60Aは、2本のガイドレール91,92の下方に配置されているものとしたが、これに限定されない。例えば、廃液タンク60,60Aは、2本のガイドレール91,92のいずれか一方の下方に配置されていてもよい。また、廃液タンク60,60Aは、2本のガイドレール91,92の上方に配置されていてもよい。
また、上記した実施形態1,2では、廃液タンク60,60Aは、メンテナンスユニット8によるメンテナンス処理時、又はフラッシングユニット70によるフラッシング処理時において、ノズル42から排出された廃液を貯留するものとしたが、これに限定されない。
例えば、インクジェットプリンタ1,1Aは、フラッシングユニット70を備えていなくてもよい。この場合、廃液タンク60,60Aをプラテン43よりも右側に配置してもよい。また、メンテナンスユニット8を備えていなくてもよく、廃液タンク60,60Aに接続部63がなくてもよい。また、メンテナンスユニット8及びフラッシングユニット70とは別のクリーニング部材を使用した際に生じる廃液を、廃液タンク60,60Aに貯留するようにしてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる構成についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1A インクジェットプリンタ
4 記録部
5 搬送部
11 筐体
12 読取部
40 キャリッジ
41 液体吐出ヘッド
42 ノズル
43 プラテン
50 搬送ローラ
52 排出ローラ
60、60A 廃液タンク
91、92 ガイドレール
93、94 支持フレーム
120 ロータリエンコーダ
130 通信I/F
151 開口部
L インク
X1 第1位置
X2 第2位置

Claims (12)

  1. 筐体と、
    液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面と平行で、且つシートの搬送方向と直交する幅方向における前記筐体の側面にある第1位置と、前記第1位置に対して前記搬送方向に離れた位置にある第2位置との間に形成された開口部から挿抜可能に配置され、廃液を貯留する廃液タンクと、
    を備え、
    前記廃液タンクは、
    前記搬送方向の長さよりも前記幅方向の長さが短く、前記廃液タンクの前記幅方向に沿って、前記筐体の前記開口部から挿抜可能に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記筐体を補強するための補強部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. シートを収容する収容部を、更に備え、
    前記廃液タンクは、前記幅方向における前記筐体の側面から見たときに、前記収容部の少なくとも一部に重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  4. 前記筐体の上側に配置され、対象物を読み取るための読取部を、更に備え、
    前記読取部は、前記筐体に対して、ヒンジを回転軸として回動可能に設けられ、
    前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記ヒンジが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  5. 前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、外部装置を接続するための接続口が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  6. シートを前記搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送部を駆動するモータと、
    を更に備え、
    前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記モータが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  7. シートが排出される排出部を、更に備え、
    前記搬送部は、
    シートを搬送するローラを有し、
    前記廃液タンクと前記ローラとは、前記筐体の上方から見て互いに重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記ローラの回転を検出するロータリエンコーダを更に備え、
    前記廃液タンクと前記ロータリエンコーダとは、前記筐体の上方から見て互いに重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記液体吐出装置に電源を供給するための電源基板、を更に備え、
    前記廃液タンクの前記搬送方向の上流又は下流に位置するように、前記電源基板が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  10. 前記液体吐出ヘッドが搭載され、走査方向に移動可能なキャリッジと、
    前記走査方向に沿って延び、前記キャリッジを支持するガイドレールと、
    を更に備え、
    前記廃液タンクと前記ガイドレールとは、前記筐体の上方から見て互いに重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  11. 前記筐体の上下方向に延び、前記ガイドレールを支持する支持フレームを、更に備え、
    前記廃液タンクは、前記支持フレームよりも前記幅方向の外側に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
  12. 前記廃液タンクは、
    上面視において、前記キャリッジが走査方向に移動可能な範囲である移動範囲内の領域と、前記移動範囲外の領域との両方に跨るように配置されていることを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
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