JP2007062247A - 記録液カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インク袋に充填する容量に応じて異なる種類のケースを作製しなければ、落下や衝撃によるインク袋の破損を防止することができない。
【解決手段】 インクカートリッジ10は、インクを充填したインク袋111と、このインク袋111を着脱可能に内部に収納する外装としての第1ケース112Aと第2ケース112Bとで構成したケース112を備え、第1、第2ケース112A、112Bのない壁面には、収納されるインク袋111を2つの収容部分111a、11bに略分割する突起壁113A,113Bを設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は記録液カートリッジ及び画像形成装置に関し、特に記録液を吐出する記録ヘッドを備えた画像形成装置及び記録液を収容保持する記録液カートリッジに関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像形成装置として知られているインクジェット記録装置は、記録ヘッドから被記録媒体(以下、用紙というが材質を紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、また、記録媒体、記録紙などとも称されるものを含む。)に、記録液であるインクを吐出して記録を行うものであり、特に、多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易である。
このようなインクジェット記録装置においては、液滴を吐出する記録ヘッドに対する記録液の供給系として、記録ヘッドを搭載したキャリッジに直接インクを供給するインクカートリッジを着脱自在に装着する方式のもの、記録ヘッドを搭載したキャリッジには記録ヘッドにインクを供給するサブタンクを搭載し、装置本体側に交換可能に装填されるメインの記録液カートリッジであるインクカートリッジとサブタンクとを可撓性チューブ(パイプなどを含む)などで連結し、サブタンクのインク容量が減少したときにインクカートリッジからインクを供給(補給)する方式のものがある。
そして、後者のサブタンク方式のインクジェット記録装置で用いられているインクカートリッジとしては、特許文献1に記載されているように、インク供給口部及び封止されたインク充填口部を有する保持部材を備えたインク収納手段であるインク袋と、このインク袋の保持部材を保持するための保持手段を有する第1筐体と、この第1筐体と外形形状が相似の第2筐体と、第1筐体と第2筐体とを合わせた状態で第1筐体及び第2筐体のインク供給側前面に嵌め込まれる第3筐体とを備え、第1、第2、第3筐体は分解及び組立て可能であるように構成されたインクカートリッジが知られている。
特開2004−195962号公報 特開2005−014437号公報
ところで、インク袋内にインクを保持するインクカートリッジにおいては、落下による衝撃、輸送中の振動によるインク袋の破損を防止しなければならない。
そこで、従来、特許文献2に記載されているように、インク袋の一方の面をケースに接着し、他方をインク袋の外形形状に相当するリブによって支えるようにしたものがある。
特公平8−230204号公報
また、特許文献4ないし6に記載されているように、インク袋を収納する外装(筺体)をインク袋の外形形状に倣った形状にして、インク袋を面全体で保持するようにしたものがある。
特公平6−65492号公報 特開2001−105619号公報 特開2002−3316841号公報
ところで、インクカートリッジに対する要望として、インク容量の異なるカートリッジ、例えばLサイズ、Mサイズ、Sサイズなどのインクカートリッジが要望されることがある。これは、印刷の使用頻度の高い場合には容量が大きい方がカートリッジ交換回数を減らすことができて手間を減らせるが、逆に、印刷の使用頻度が低い場合には大容量のインクカートリッジではインクの消費期限が来ても大量のインクが残っていて資源の無駄になることなどが挙げられる.
このようにインク容量の異なるインクカートリッジに対応するためには、インク袋へのインクの充填量を増減することが考えられる。しかしながら、インク袋への充填量の多い場合と少ない場合とでは、当然、インク袋の外形形状が変わることになる。
そのため、上述した従来のインクカートリッジにあっては、インク袋に対するインクの充填量に合わせた形状のリブや面を持つケースが必要になる。例えば、外形形状は同じでも、ケースのリブの配置などを、例えば、Lサイズ、Mサイズ、Sサイズ用にしたケースが必要になる。
しかしながら、このように収容するインク容量に応じたケースを揃えることは、扱う部品種類が増加し、生産管理の手間が発生し、コストが高くなることになる。また、部品リサイクルの面からもできるだけ共通の部品を用いたほうが部品ごとの分類の必要が少なくなり再使用しやすいが、このようなリサイクルにも対応し難いという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、落下による衝撃や振動に対する耐性の向上を図りつつ、記録液収容袋への収容容量が異なっても対応することができる記録液カートリッジ及びこの記録液カートリッジを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る記録液カートリッジは、ケース内には記録液収容袋を複数の部分に略分割する突起壁が設けられている構成とした。
ここで、記録液収容袋を3つ以上の部分に略分割していることが好ましい。また、突起壁がケースに対して着脱可能であることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る記録液カートリッジを交換可能に備えるものである。
本発明に係る記録液カートリッジによれば、ケース内には記録液収容袋を複数の部分に略分割する突起壁が設けられている構成としたので、落下時の衝撃や振動の影響が各分割単位ごとに分散されるため記録液収容袋が破損しにくく、また、記録液容量によってケース側を変える必要がないため部品種類を減らせる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る記録液カートリッジを備えているので、装置本体内での液漏れを防止できるとともに装置全体でのコストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図、図2は同記録装置のカートリッジ装填部の前カバーを開いた状態の斜視説明図である。
このインクジェット記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、前面から装置本体1の前方側に突き出し、上面よりも低くなったインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なる記録液(インク)、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数の本発明に係る記録液カートリッジであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「インクカートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6を開閉可能に設けている。また、インクカートリッジ10k、10c、10m、10yは縦置き状態で横方向に並べて装填する構成としている。
また、操作/表示部5には、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの装着位置(配置位置)に対応する配置位置で、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの残量がニアーエンド及びエンドになったことを表示するための各色の残量表示部11k、11c、11m、11yを配置している。さらに、この操作/表示部5には、電源ボタン12、用紙送り/印刷再開ボタン13、キャンセルボタン14も配置している。
さらに、カートリッジ装填部4の前カバー6は、全体が、この前カバー6を閉じた状態で、カートリッジ装填部4内に装填されている複数のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yを外部から視認することができる透明又は半透明の部材で形成されている。なお、インクカートリッジ10k、10c、10m、10yを外部から視認することができれば一部が透明又は半透明の部材で形成されている構成とすることもできる。
また、前カバー6の上側一端部には前カバー6の開閉を検知するためにカートリッジ装填部4の内部に設けられた図示しない開閉検知手段である検知センサによって検知される突起部(センサ片)16を設けている。
次に、このインクジェット記録装置の機構部について図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は同機構部の全体構成を説明する側面概略構成図、図4は同機構部の要部平面説明図である。
フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図4で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、前述したようにイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)22を介して接続している。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。この各色のサブタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット24が設けられ、また、インク供給チューブ36は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに係止部材25にて保持されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。この搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
そして、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ローラ52はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト51の中抵抗層(裏層)と接触配置され接地している。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してガイド部材57を配置している。このガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ52とテンションローラ53)の接線よりも記録ヘッド35側に突出させることで搬送ベルト51の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングベルトを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図4のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図4に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナ85で除去されたインク、空吐出受け84に空吐出されたインクは図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、図4に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によってACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置のインクカートリッジ(記録液カートリッジ)10として使用する本発明に係る記録液カートリッジの第1実施形態について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は同インクカートリッジの分解斜視説明図、図6は同インクカートリッジの断面説明図である。なお、図1などとは異なって外形形状を簡略化して示している。
このインクカートリッジ10は、インクを充填した記録液収容袋であるインク袋111と、このインク袋111を着脱可能に内部に収納する外装としてのケース112を備えている。このケース112は、二分割された外形状が略相似な第1ケース112Aと第2ケース112Bとを備え、これらによってインク袋111の側面を保護するとともにこのインクカートリッジ10の外装を構成している。
インク袋111は、例えば、2枚のアルミラミネートフィルムの周囲を融着して構成した略四角形状(ここでは長方形状)の可撓性を有する袋本体121に、記録液(インク)を排出する(装置本体1に供給する)インク排出口部(供給口部)122を設けたものである。
そして、ケース112を構成する第1、第2ケース112A、112Bのない壁面には、収納されるインク袋111をインク供給方向と直交する方向で2つに略分割する突起壁113A,113Bを設けている。
このように構成したので、インクカートリッジ10は、インクを収容したインク袋111をケース112内に収納した状態とき、図6に示すように、インク袋111は略中央部分が突起壁113A、113Bによって両側から押さえられて括れた状態になり、収容部部分111a、111bに略分割(ただし、内部で収容部部分111a、111bが連通している)された状態になる。
これにより、例えば図7に示すように、インク供給口部122を下にして記録液カートリッジ10が落下した場合、突起壁113A、113Bの壁面113a、113bが受け面となることで衝撃が分散する。
このように、ケース内には記録液収容袋を複数の部分に略分割する突起壁が設けられていることで、落下時の衝撃や振動の影響が各分割部分単位ごとに分散されるため記録液収容袋が破損しにくくなり、また、記録液収容袋に充填する記録液容量によってケースの形状を変更する必要がなく、部品種類を減らすことができる。
次に、本発明に係る記録液カートリッジの第2実施形態以降について図8以降を参照して説明する。
まず、図8に示す第2実施形態では、突起壁113A、113Bのインク袋111との当接部(先端部分)を曲面形状にしたものであり、このように構成することでインク袋111を突起壁113A、113Bが損傷するおそれが低減する。
図9に示す第3実施形態では、突起壁113A、113Bのそれぞれの高さを異ならして非対称形状に形成している。また、図10に示す第4実施形態では、一方のケース112A側の突起壁113Aのみを設け、他方のケース112B側の突起壁113Bを設けていない。
この第4実施形態のように構成することで、インクカートリッジ10を横置きで使用する場合のインクの使い残しを低減することができる。つまり、第1実施形態のようにインク袋111に対して両側から突起壁113A、113Bが突出する構成にした場合には、インクカートリッジ10を図11に示すように横置きで使用すると、インク供給口部122から遠い側の収容部分111bで残ったインクの重さに引っ張られ、突起壁113Bでくびれ125が発生し、十分にインクを吸い出せない可能性がある。これに対して、第4実施形態のように構成することで、インクカートリッジ10を横置き状態で使用しても、他方の突起壁113Bがないのでくびれが発生せず、十分にインクを吸い出すことができる。
図12に示す第5実施形態は、2箇所に突起壁113A、113Bと113C、113Dを設けることで、インク袋111を3つの部分に略分割するようしたものである。サイズの大きいインク袋111などを用いる場合、3箇所以上で略分割することによって衝撃の分散単位を細かくすることができる。
図13に示す第6実施形態は、第1、第2ケース112A、112Bの突起壁113A、113Bを対向させないで、互い違いに設けたものである。
図14に示す第7実施形態は、上記各実施形態と異なって、インク供給方向に沿う方向に突起壁113A、113Bを設けたものである。なお、これ以外にも、斜め方向に設けることもできる。
次に、本発明の第8、第9実施形態について図15、図16を参照して説明する。なお、各図は各実施形態の第2ケースの斜視説明図である。
図15に示す第8実施形態は、第2ケース112Bに設ける突起壁113Bを第2ケース112Bとは別体で形成し、この突起壁113Bを両面粘着テープ115で第2ケース112Bの内壁面に着脱可能に取り付けたものである。なお、第1ケース112Aに設ける突起壁113Aについても同様に構成している。
また、図16に示す第9実施形態は、第2ケース112Bに設ける突起壁113Bを第2ケース112Bとは別体で形成し、この突起壁113Bを第2ケース112Bの内壁面に形成したガイド116に沿わせて挿入することで、第2ケース112Bの内壁面に着脱自在に取り付けたものである。なお、第1ケース112Aに設ける突起壁113Aについても同様に構成している。
つまり、大容量のインクカートリッジを構成する場合には、突起壁があるとそれだけケースの容積的に見て損失となる。そこで、大容量のインクカートリッジについては、突起壁を設けず、少ない容量のときのみ突起を設けるようにする方が、インクカートリッジの容量ごとにケースを異ならせる必要がなく、しかも、容量損失をなくすることができる。これらの各実施形態のように構成することで、1つの種類のケースから大容量と小容量の作りわけが可能になる。また、両面粘着テープを剥離可能なものにしておけば、使用済みのカートリッジを回収し部品としてリサイクルするときにも大容量と小容量いずれにも作り分けが可能になる。
次に、本発明の第10実施形態について図17を参照して説明する。
上記実施形態においては記録液カートリッジのケースが2分割されている構成としていたが、この実施形態は、箱状のケース本体131とこの箱状のケース本体131の開口を覆う蓋部材132とでケース130を構成し、ケース本体131及び蓋部材132の内面側の少なくとも一方に突起壁113B、113Aを設けたものである。
また、上記実施形態においては、画像形成装置がプリンタ構成のもので説明しているが、ファクシミリ装置、複写機、プリンタ/ファックス/コピアの複合機能を持つものなどにも同様に適用することができる。また、上記実施形態においては、サブタンク方式で用いるインクカートリッジで説明しているが、これに限るものでもない。
本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の前方側から見た斜視説明図である。 同記録装置のカートリッジ装填部の前カバーを開いた状態の斜視説明図である。 同装置の機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同装置で使用する本発明の第1実施形態に係るインクカートリッジの分解斜視説明図である。 同インクカートリッジの断面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係るインクカートリッジの断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係るインクカートリッジの断面説明図である。 本発明の第4実施形態に係るインクカートリッジの断面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する第1実施形態のインクカートリッジを横置きで使用した場合の断面説明図である。 本発明の第5実施形態に係るインクカートリッジの断面説明図である。 本発明の第6実施形態に係るインクカートリッジの断面説明図である。 本発明の第7実施形態に係るインクカートリッジの分解斜視説明図である。 本発明の第8実施形態に係るインクカートリッジのケースの斜視説明図である。 本発明の第9実施形態に係るインクカートリッジのケースの斜視説明図である。 本発明の第10実施形態に係るインクカートリッジの断面説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
4…カートリッジ装填部
10k、10c、10m、10y…インクカートリッジ
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
35…サブタンク
36…インク供給チューブ
51…搬送ベルト
111…インク袋
112…筺体
112A…第1筐体
112B…第2筺体
113A…突起壁
113B…突起壁
122…インク排出口部(インク供給口部)

Claims (4)

  1. 記録液を収容する記録液収容袋をケース内に収納した記録液カートリッジにおいて、前記ケース内には前記記録液収容袋を複数の部分に略分割する突起壁が設けられていることを特徴とする記録液カートリッジ。
  2. 請求項1に記載の記録液カートリッジにおいて、前記記録液収容袋を3つ以上の部分に略分割していることを特徴とする記録液カートリッジ。
  3. 請求項1又は2に記載の記録液カートリッジにおいて、前記突起壁が前記ケースに対して着脱可能であることを特徴とする記録液カートリッジ。
  4. 記録液の液滴を吐出する記録ヘッドと、この記録ヘッドに供給する記録液を収容保持した記録液カートリッジとを交換可能に備える画像形成装置において、前記記録液カートリッジが請求項1ないし3のいずれかに記載の記録液カートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
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JP2011136426A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Konica Minolta Ij Technologies Inc インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタ用インク供給装置
JP2012206370A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Brother Industries Ltd 流体カートリッジ
JP2019130805A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 株式会社リコー 液体カートリッジ、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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