JP2023133193A - ウィングを伴った通気ジャケット - Google Patents

Abstract

【課題】ウィングを有する通気ジャケットを提供する。【解決手段】通気ジャケットは、前側と後側とを有する胴体部分と、胴体部分から延びる袖部分２８と、ジャケットに出入りする空気の流れを可能にするように構成されている複数のベント開口を含む通気システムとを含む。通気システムは、第１端部４２と第２端部４６とを有する脇下ベント３８を含み、脇下ベントは胴体部分と袖部分との間の継ぎ目５０を横切って延びる。ジャケットはさらに、脇下ベントの後側によって確立された経路をたどるウィング５４を備えている。ウィングは、脇下ベントの第１端部に隣接する第１端部６２と、脇下ベントの第２端部に隣接する第２端部６６とを含む。脇下ベントから外側に延びるウィングは、袖部分が胴体部分から離れた伸長した姿勢で保持されている場合に、流入する空気を脇下ベントに導くように構成されている。【選択図】図３

Description

本発明は、通気システムを有するジャケット、例えばバイク用ジャケットに関する。

バイクの運転者（ｒｉｄｅｒ，ｍｏｔｏｒｃｙｃｌｉｓｔ，乗り手）は、バイクに乗っている場合に、特に、前フェアリングが一部しかない又は全くないバイクで、走行風に遭遇する。ジャケットは、バイクの運転者により、保護のために着用される場合がある。一層暖かい気象条件では、ジャケットは気流のために通気される場合がある。

１つの態様では、本発明は通気ジャケットを提供し、通気ジャケットは、前側と後側とを有する胴体部分と；胴体部分から延びる袖部分と；通気ジャケットに出入りする空気の流れを可能にするように構成されている複数のベント開口を含む通気システムであり、通気システムは、第１端部と第２端部とを有する脇下ベントを含み、脇下ベントは胴体部分と袖部分との間の継ぎ目を横切って延びる、通気システムと；脇下ベントによって確立された経路をたどり、脇下ベントの後側に位置するウィングとを備え；ウィングは、脇下ベントの第１端部に隣接する第１端部と、脇下ベントの第２端部に隣接する第２端部とを含み、ウィングは、脇下ベントから外側に延び、袖部分が胴体部分から離れた伸長した姿勢で保持されている場合に、流入する空気を脇下ベントに導くように構成されている。

他の態様では、本発明は通気ジャケットを提供し、通気ジャケットは、脇下ベントを、開放位置と閉鎖位置との間で、移動させるように構成されている、第１締結部材を含む脇下ベントと；前方ベントを、開放位置と閉鎖位置との間で、移動させるように構成されている、第２締結部材を含む前方ベントと；後方ベントを、開放位置と閉鎖位置との間で、移動させるように構成されている、第３締結部材を含む後方ベントと；脇下ベントの第１締結部材の後側に配置されているウィングであり、第１端部と第２端部とを含むウィングとを備え；ウィングは、脇下ベントに空気を導くブーメラン形状を有する。

さらに他の態様では、本発明は通気ジャケットを提供し、通気ジャケットは、前側と後側とを有する胴体部分と；胴体部分から延びる袖部分と；通気ジャケットに出入りする空気の流れを可能にするように構成されている複数のベント開口を含む通気システムであり、通気システムは、第１端部と第２端部とを有する脇下ベントを含み、脇下ベントは胴体部分と袖部分との間の継ぎ目を横切って延びる通気システムと；脇下ベントによって確立されたベント経路をたどり、脇下ベントの後側に位置するウィングであり、脇下ベントの第１端部に隣接する第１端部と、脇下ベントの第２端部に隣接する第２端部と、ベント経路に沿って胴体部分と袖部分とに固定された近位端と、ベント経路からスペースをおいた遠位端とを含むウィングとを備え；ウィングは、中央継ぎ目を含み、中央継ぎ目は、相互に反対向きの湾曲を有する非伸縮素材のピースを縫い合わせることで形成されている。

通気ジャケットの斜視図であり、胴体部分の前側を示す。 図１の通気ジャケットの斜視図であり、ウィングを露出する伸長した姿勢の一対の袖部分を有する。 図２のウィングの拡大斜視図である。 図２のウィングの正面図である。 図２のウィングの背面図である。 図５の断面線６－６に沿って得られた図２のウィングの断面図であり、横方向のダーツを形成するための縫製パターンの例を示す。 中央継ぎ目の典型的な縫製パターン方法を示す図２のウィングの拡大斜視図である。 図１の通気ジャケットの斜視図であり、胴体部分の後側を示す。

本発明のいずれかの実施形態について詳細に説明する前に、本発明は、その応用として、以下の記載で述べられ、又は以下の図面に示されるコンポーネントの構成及び配置の詳細に限定されないことを理解するものとする。本発明は、他の実施形態が可能であり、さまざまな方法で実施又は実行されてよい。

図１ないし８は、通気ジャケット１０、特にバイク用ジャケットを示している。通気ジャケット１０は、バイク（ｍｏｔｏｒｃｙｃｌｅ，オートバイ，二輪車）の運転中、またバイク以外の活動中に使用してよい。ジャケット１０は、胴体部分１４（身頃１４）を備え、胴体部分１４は、前側１８と、前側１８に対して反対側の後側２２とを有する。胴体部分１４の前側１８と後側２２との間には、一対の袖部分（即ち、ジャケット１０の左側を規定する左袖２７、及びジャケット１０の右側を規定する右袖２８）が延びている。ジャケット１０の下エッジ２４は、胴体部分１４の下部に規定され、ウエスト開口を形成する。首の開口２０は、胴体部分１４の頂部に位置する。下エッジ２４と首の開口２０とは、両方とも左袖２７と右袖２８との間に位置する。ジャケット１０を開放位置と閉鎖位置との間で切り換えるように構成された中央の締結部材３２が、胴体部分１４の前側１８に沿って延びている。中央の締結部材３２はジッパー（線ファスナー）であるが、他のタイプの締結部材を使用してよい。ジャケット１０は、皮革、合成皮革、ナイロン、ポリエステル、その他の繊維材料、又はそれらの組み合わせで作られている。任意には、ジャケット１０は、パッド又は防弾衣（ａｒｍｏｒ）を組み込んでよい。

通気ジャケット１０はさらに、通気システムを備え、通気システムは、ジャケット１０の各側面に、脇下ベント３８（ｕｎｄｅｒａｒｍ ｖｅｎｔ ３８）と、前方ベント９０と、後方ベント９４とを含む。各ベント（通気孔、ベントスリット）は、ジャケット１０を通気させるためにジャケット１０の中に規定された通気性開口（ベント開口）である。空気の流れは、開口を通過し、各ベントに任意に提供される通気性材料を貫通することができる。通気システムは、各ベントが空気の流れの入口ベント又は出口ベントのいずれかとして機能できるように、ジャケット１０に出入りする空気の流れを可能にするように構成されている。ある構造では、ジャケット１０は、ここに開示されている特徴に加えて、米国特許第９，３０１，５５６号に開示された特徴の一部又は全部を組み込むことができ、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。

図３及び４を参照すると、脇下ベント３８は、第１端部４２と、第１端部４２に対して反対側の第２端部４６とを含む。脇下ベント３８は、継ぎ目５０を横切って、胴体部分１４と袖２７，２８の各１つとの間に延びる。継ぎ目５０は、胴体部分１４と袖２７，２８の１つとの間を接続し、ジョイントを形成する。第１締結部材７８により、脇下ベント３８は、開放位置と閉鎖位置との間で移動するように構成されている。空気の流れは、第１締結部材７８が開放位置にあるときに脇下ベント３８を通過することが可能にされる。閉鎖位置では、第１締結部材７８は、空気の流れが脇下ベント３８を通過することを防止する。ある構造では、第１締結部材７８の長さは、２００ｍｍないし５００ｍｍ（例えば３４０ｍｍないし３６０ｍｍ）の範囲にある。

前方ベント９０は、胴体部分１４の前側１８に沿って延び、第２締結部材（図示せず）を含む。後方ベント９４は、第３締結部材８６を含み、胴体部分１４の後側２２に沿って延びている。前方ベント９０と後方ベント９４とは、胴体部分１４に沿って垂直方向に延びるように示されている。ただし、前方ベント９０と後方ベント９４とは、ジャケット１０を着用する向きに依存して、角度を持って延びてよい。第１締結部材７８と同様に、第２締結部材８２と第３締結部材８６とは、それぞれ前方ベント９０と後方ベント９４とを、空気の流れを許す開放位置と空気の流れを妨げる閉鎖位置との間で移動させるように構成されている。各締結部材はジッパーである。しかし、他の構造では、スナップ部材のような他のタイプの締結部材を使用してよい。

図２ないし５、７及び８を参照すると、ジャケット１０はさらに、ウィング５４（脇下まち５４，ｇｕｓｓｅｔ）を備え、ウィング５４は、脇下ベント３８の後側に位置し、脇下ベント３８によって確立された経路に沿って延びる。バイクに乗る間にジャケット１０を着用した場合に、図８に示すように、バイクの運転者の手がバイクのハンドルバーを握っているため、それぞれの袖２７，２８は胴体部分１４から離れる方向に延びている。この位置では、ウィング５４は走行風にさらされる。ウィング５４は、ジャケット１０の内部への通気を高めるために、空気を脇下ベント３８へ導き、脇下ベント３８へ空気の流量を増加させるように構成されている。

バイクから離れて着用した場合に、第１構成では、袖２７，２８はジャケット１０の胴体部分１４に沿って下に延びる。その後、図１に示すように、ウィング５４は中央部分で折り畳まれ、例えばウィング５４に形成された中央継ぎ目１１４で折り畳まれ、胴体部分１４とそれぞれの袖２７，２８の間に隠される。第２構成は、左袖２７と右袖２８とが胴体部分１４から少なくとも３０度の向きになった場合に、確立される。これは、バイクの運転者の乗車位置として例示されてよい。ウィング５４は、胴体部分１４と袖２７，２８の間に収容されず隠されなくなった場合に、一対の袖部分の向きがウィング５４をぴんと張って引っ張り、ウィング５４の位置を維持することで、ウィング５４は、展開されて気流にさらされる。この構成では、ウィング５４は、前方及び／又は後方から見てブーメラン形状を取ることができる。ブーメラン形状により、ウィング５４はジャケット１０の袖から胴体への領域の湾曲の下で、効果的にフィットして機能することができる。ブーメラン形状のウィング５４は、例えばバイクの走行中に、ジャケット１０の脇下領域付近を通過する空気の流れを捕捉し、脇下ベント３８に空気の流れを直接導くように構成されている。第１構成から第２構成へ、袖２７，２８が次第に上方に移動することにより、ウィング５４が与える抗力係数と通気する効果とが増加する。

図３ないし５を参照すると、ウィング５４は、前部１０６と、後部１１０と、第１端部６２と、第１端部６２に対して反対側の第２端部６６とを含む。ウィング５４の第１端部６２は、脇下ベント３８の第１端部４２に隣接し、脇下ベント３８の第１端部４２を超えて（例：少なくとも２５ｍｍないし５０ｍｍ超えて）延びている。ウィング５４の第２端部６６は、脇下ベント３８の第２端部４６に隣接し、脇下ベント３８の第２端部４６を超えて（例えば２５ｍｍないし５０ｍｍ超えて）延びている。脇下ベント３８を超えて延びているウィング５４は、脇下ベント３８に注ぎ込む（ｆｅｅｄｉｎｇ）前面面積を増加させる。次に、脇下ベント３８の入口圧力が追加の前面面積によって増加し、空気の流量が増加する。ウィング５４は、ウィング５４の第１端部６２と第２端部６６との間に延びる遠位端９８（末端９８）と、遠位端９８からスペースをおいた近位端１０２（基端１０２）を含む。近位端１０２は、脇下ベント３８の後側によって確立された経路に沿って、胴体部分１４とそれぞれの袖２７，２８とに固定される。取り付け端が、近位端１０２によって規定され、ウィング５４を通気ジャケット１０に取り付けるように構成されている。

図４を参照すると、ウィング５４の高さＨは、近位端１０２と遠位端９８との間の距離として特徴付けられる。高さＨは、脇下ベント３８の後側によって確立された経路に沿って移動するように構成された座標方向Ｓの関数として、変化する。高さＨは、座標方向Ｓに沿った各点で、近位端１０２から遠位端９８の最も近い点までの、距離として測定される。第１端部６２から第２端部６６まで座標方向Ｓに沿って横断するとき、高さＨは、増加し次に減少するように、変化する。高さＨの測定値は、第１端部６２と第２端部６６とで０であり、最大で約５０ｍｍないし９０ｍｍである。最大値が測定される領域は、中央継ぎ目１１４又はその近傍である。

ウィング５４は、空気を通さず、空気の流れがウィング５４を貫通することを防止する。ある構造では、ウィング５４は、天然皮革や合成皮革などの空気に対して不透過性の材料で形成されている。他の構造では、ウィング５４の前部１０６は、ナイロンや他の繊維材料などの第１材料で形成されている。ウィング５４の後部１１０は、皮革などの第２材料で形成されている。ウィング５４を通る空気の流れを防止することで、一層多くの空気の流れを脇下ベント３８に向けることができる。ウィング５４はまた、０％ないし５％の引き伸ばし範囲を有するように構成された１つ以上の非伸縮素材で形成される。一対の袖部分が胴体部分１４から延びるので、ウィング５４の材料が引き伸ばされる範囲は、ウィング５４の露出を維持するのに役立つ。

ある構造では、ウィング５４は、ウィング５４の遠位端９８に沿って延びる紐部７４（ｃｏｒｄ ７４）を含む。紐部７４は、一端で胴体部分１４に対して、他端でそれぞれの袖２７，２８に対して、固定することができる。紐部７４は、袖が胴体部分１４から離れた伸長した姿勢で保持されるときに、ウィング５４の遠位端９８をぴんと張って引っ張るように構成されている。例えばバイクに乗ったときに、風がウィング５４に接触した場合に、紐部７４は、ウィング５４がブーメランの形を維持することを可能にする。紐部７４は、ＰＴＦＥ（例えば、テフロン（登録商標））などのポリマー、金属ケーブル、一緒に形成された接着剤、又はその他の材料で形成されてよい。紐部７４の材料は、折り畳み、湾曲、又は異なる形状へのねじれを可能にして、胴体部分１４に対する袖２７，２８の可動性を可能にする一方で、引き伸ばしに対する高い耐性を有する。その結果、ぴんと張って引っ張られたときに風に対してウィング５４の形状を維持するのに役立つ。

ウィング５４を構成するには、第１縫製パターン方法又は第２縫製パターン方法のいずれかを使用してよい。第１方法は、図７に示すように、相互に反対向きの湾曲を有する２ピースの布を縫い合わせることを含む。２ピースの布は、ウィング５４の中央継ぎ目１１４と胴体部分１４との間に延びる第１部分１１８と、ウィング５４の中央継ぎ目１１４とそれぞれの袖２７，２８との間に延びる第２部分１２２とを含む。具体的には、第１部分１１８と第２部分１２２との端部は、相互に反対向きの湾曲を有し、図７の破線に沿って寄せられ、中央継ぎ目１１４を形成する。縫製プロセスでは、第１部分１１８と第２部分１２２とが引き伸ばされて引き締まるため、風の力に直面したときにウィング５４が変形に抵抗するようにする。第２方法は、図６の断面図に示されているように、ウィング５４の布がそれ自体に重なるように横方向のダーツ（つまみ縫い）を形成するために使用してよい。横方向のダーツを形成するには、１ピースの布に三角形の輪郭を描き、その中で形状の下部をつまんで、形状の上部に頂点を作る。その後、ピンを布に挿入してダーツを固定することができる。次に、下部から頂点まで、三角形の輪郭に沿って横方向のダーツを縫い合わせる。ウィング５４のブーメラン形状を実現し、一対の袖部分の湾曲の下にウィング５４をフィットさせるには、どちらの縫製パターン方法も使用されてよい。

第１縫製パターン方法と第２縫製パターン方法とは、中央継ぎ目１１４を生成し、中央継ぎ目１１４は、遠位端９８と近位端１０２との間でウィング５４を横断して、延びる。中央継ぎ目１１４は、風がウィング５４に接触した場合に、ウィング５４が後方に折り畳まれたり、それ自体で折り重なったりするのを抑止するように構成されている。言い換えれば、前述のように中央継ぎ目１１４が形成されることによって、ウィング５４に構造的な支持が加えられる。

脇下ベント３８に一層多くの空気の流れを導くことに加えて、さらに、ウィング５４は、ジャケット１０の通気システムに一層多くの操作バランスを与えることができる。脇下ベント３８とは異なり、前方ベント９０は、流入する風に直接さらされる。ウィング５４は、ウィング５４が流入する風を脇下ベント３８に導くように、前向きのベントをシミュレートすることによって、脇下ベント３８を通る流れを強化する。ウィング５４がない場合に、脇下ベント３８は、概括的に横方向に外側を向いているため、脇下ベント３８が完全に開いている場合でも、脇下領域は、相当に一層少ない気流しか受けない可能性がある。

本発明のさまざまな特徴及び利点は、以下の請求項に述べられる。

Claims (20)

1. 前側と後側とを有する胴体部分と、
   前記胴体部分から延びる袖部分と、
   通気ジャケットに出入りする空気の流れを可能にするように構成されている複数のベント開口を含む通気システムであり、通気システムは、第１端部と第２端部とを有する脇下ベントを含み、前記脇下ベントは前記胴体部分と前記袖部分との間の継ぎ目を横切って延びる、通気システムと、
   前記脇下ベントによって確立された経路をたどり、前記脇下ベントの後側に位置するウィングとを備え、
   前記ウィングは、前記脇下ベントの前記第１端部に隣接する第１端部と、前記脇下ベントの前記第２端部に隣接する第２端部とを含み、前記ウィングは、前記脇下ベントから外側に延び、前記袖部分が前記胴体部分から離れた伸長した姿勢で保持されている場合に、流入する空気を前記脇下ベントに導くように構成されている、通気ジャケット。
2. 前記ウィングは、空気に対して不透過性であり、前記袖部分が、前記胴体部分から離れた前記伸長した姿勢で保持されている場合に、前記ウィングは、ブーメラン形状を有する、請求項１記載の通気ジャケット。
3. 前記ウィングはさらに、中央継ぎ目を含み、前記中央継ぎ目は、相互に反対向きの湾曲を有する非伸縮素材のピースによって形成され、相互に反対向きの前記湾曲が縫い合わされて、前記ウィングのブーメラン形状を形成し、前記ウィングを前記脇下ベントの前記後側に沿ってフィットさせる、請求項１記載の通気ジャケット。
4. 前記ウィングはさらに、前記ウィングの遠位端に沿って配置された紐部を含み、前記紐部は、前記袖部分が前記伸長した姿勢で保持された場合に、前記ウィングの前記第１端部と前記ウィングの前記第２端部との間で張って延びるように構成されている、請求項１記載の通気ジャケット。
5. 近位端から遠位端まで測定した前記ウィングの高さは、前記ウィングの前記第１端部から前記ウィングの前記第２端部まで、増加し次に減少するように、変化し、最大で５０ｍｍないし９０ｍｍである、請求項１記載の通気ジャケット。
6. 前記ウィングの前記第１端部は、前記脇下ベントの前記第１端部から２５ｍｍないし５０ｍｍの範囲に位置し、前記ウィングの前記第２端部は、前記脇下ベントの前記第２端部から少なくとも２５ｍｍないし５０ｍｍの位置にある、請求項１記載の通気ジャケット。
7. 前記通気システムはさらに、前記胴体部分の前記前側に沿って延びる前方ベントと、前記胴体部分の前記後側に沿って延びる後方ベントとを含む、請求項１記載の通気ジャケット。
8. 前記ウィングは、横方向のダーツを含み、横方向の前記ダーツは、前記ウィングを形作り、前記ウィングを前記脇下ベントの前記後側に沿ってフィットさせるように構成されている、請求項１記載の通気ジャケット。
9. 脇下ベントを開放位置と閉鎖位置との間で、移動させるように構成されている、第１締結部材を含む脇下ベントと、
   前方ベントを開放位置と閉鎖位置との間で、移動させるように構成されている、第２締結部材を含む前方ベントと、
   後方ベントを開放位置と閉鎖位置との間で、移動させるように構成されている、第３締結部材を含む後方ベントと、
   前記脇下ベントの前記第１締結部材の後側に配置されているウィングであり、第１端部と第２端部とを含むウィングとを備え、
   前記ウィングは、前記脇下ベントに空気を導くブーメラン形状を有する、通気ジャケット。
10. 前記ウィングはさらに、前記ウィングの遠位端に沿って配置された紐部を含み、前記紐部は、前記ウィングの前記第１端部と前記ウィングの前記第２端部との間で、張って延びるように構成されている、請求項９記載の通気ジャケット。
11. 近位端から遠位端まで測定した前記ウィングの高さは、前記ウィングの前記第１端部から前記ウィングの前記第２端部まで、増加し次に減少するように、変化し、最大で５０ｍｍないし９０ｍｍである、請求項９記載の通気ジャケット。
12. 前記ウィングは、空気に対して不透過性である、請求項９記載の通気ジャケット。
13. 前記ウィングはさらに、中央継ぎ目を含み、前記中央継ぎ目は、相互に反対向きの湾曲を有する非伸縮素材のピースによって形成され、相互に反対向きの前記湾曲が縫い合わされて、前記ウィングのブーメラン形状を形成し、前記ウィングを前記脇下ベントの前記第１締結部材の前記後側に沿ってフィットさせる、請求項９記載の通気ジャケット。
14. 前記ウィングは、横方向のダーツを含み、横方向の前記ダーツは、前記ウィングを形作り、前記ウィングを前記脇下ベントの前記第１締結部材の前記後側に沿ってフィットさせるように構成されている、請求項９記載の通気ジャケット。
15. 前側と後側とを有する胴体部分と、
    前記胴体部分から延びる袖部分と、
    通気ジャケットに出入りする空気の流れを可能にするように構成されている複数のベント開口を含む通気システムであり、通気システムは、第１端部と第２端部とを有する脇下ベントを含み、前記脇下ベントは前記胴体部分と前記袖部分との間の継ぎ目を横切って延びる通気システムと、
    前記脇下ベントによって確立されたベント経路をたどり、前記脇下ベントの後側に位置するウィングであり、前記脇下ベントの前記第１端部に隣接する第１端部と、前記脇下ベントの前記第２端部に隣接する第２端部と、前記ベント経路に沿って前記胴体部分と前記袖部分とに固定された近位端と、前記ベント経路からスペースをおいた遠位端とを含むウィングとを備え、
    前記ウィングは、中央継ぎ目を含み、前記中央継ぎ目は、相互に反対向きの湾曲を有する非伸縮素材のピースを縫い合わせることで形成されている、通気ジャケット。
16. 前記袖部分が前記胴体部分から離れた伸長した姿勢で保持された場合に、前記ウィングは、ブーメラン形状を有する、請求項１５記載の通気ジャケット。
17. 前記ウィングは、空気に対して不透過性である、請求項１５記載の通気ジャケット。
18. 前記通気システムはさらに、前記胴体部分の前記前側に沿って延びる前方ベントと、前記胴体部分の前記後側に沿って延びる後方ベントとを含む、請求項１５記載の通気ジャケット。
19. 前記近位端から前記遠位端まで測定した前記ウィングの高さは、前記ウィングの前記第１端部から前記ウィングの前記第２端部まで、増加し次に減少するように、変化し、最大で５０ｍｍないし９０ｍｍである、請求項１５記載の通気ジャケット。
20. 前記ウィングはさらに、前記ウィングの前記遠位端に沿って配置された紐部を含み、前記紐部は、前記ウィングの前記第１端部と前記ウィングの前記第２端部との間で張って延びるように構成されている、請求項１５記載の通気ジャケット。

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